2009年12月 7日 (月)

夢のシネマパラダイス152番シアター:グーニーズ

グーニーズ

Mp229 出演:ショーン・アスティン、ジョシュ・ブローリン、ジェフ・コーエン

監督:リチャード・ドナー

(1985年・アメリカ・111分)NHK-BS

評価★★★★★/100点

内容:落ちこぼれ少年団“グーニーズ”の7人の面々は、屋根裏で海賊ウィリーが隠した宝の地図を発見。彼らはさっそく冒険に繰り出す。くねくね曲がりくねった洞窟の迷路いっぱいに仕掛けられた海賊たちの罠が次々と7人に襲い掛かり・・・。

“問答無用の★5っつ!”

インディ・ジョーンズが秘境を舞台にしたオジさんの冒険映画だとすれば、この映画は身近な町を舞台にした悪たれガキ仲間の冒険映画といえるわけで、公開当時、より自分とシンクロさせて観ることができたわけです。

ましてや小学生の時に観てるんだからなおさら。

「スタンド・バイ・ミー」+「インディ・ジョーンズ」。面白くないはずがないッス。

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センター・オブ・ジ・アース

C_o_t_e 出演:ブレンダン・フレイザー、ジョシュ・ハッチャーソン、アニタ・ブリエム、セス・マイヤーズ

監督:エリック・ブレヴィグ

(2008年・アメリカ・92分)WOWOW

内容:地質学者のトレバーは、10年前に行方不明になった兄マックスの遺志を継ぎ、地球内部に関する研究を行っていたが、研究室の閉鎖が決まってしまう。そんなある日、兄の13歳になる息子ショーンを預かることになったトレバーは、ショーンの愛読書『地底旅行』の中に兄のメモを発見する。それが兄の失踪と関連があると考えたトレバーは、ショーンを連れてアイスランドへ向かう・・・。

評価★★★/60点

90分とコンパクトな尺の中で、穴があったら入りたいとばかりに前置きもそこそこに即行で地中に潜っていくあたり、完全に3Dを意識したアトラクションムービーという体裁になっているのだけど、中身があってないようなものだと割り切って見ればそこそこ楽しめる作品にはなっていると思う。

つくりが80年代ぽくてチープなんだけど、「グーニーズ」や「インディ・ジョーンズ」を見て育ったオイラには、なんか懐かしくて逆に良さげな感触だったし。

爆走トロッコといい、ラストのキスシーンといい、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」まんまじゃんww

最後の振りでアトランティスの話が出てきたし、続編ありかもね。

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ザ・コア(2003年・アメリカ・134分)WOWOW

 監督:ジョン・アミエル

 出演:アーロン・エッカート、ヒラリー・スワンク、デルロイ・リンドー、スタンリー・トゥッチ

 内容:地球は中心にある核(コア)の回転によって磁場を発生させ、生物を宇宙放射線から守っている。しかし、そのコアが突然停止!このままでは人類は1年以内に滅亡してしまう。選ばれたテラノーツ(地中潜行士)たちは核爆弾で再びコアを動かすため、地下3000kmのミッションに出発する・・・。

評価★★★/60点

“最凶の実験台!!”

、、って、地球かよっおい。

2009年10月18日 (日)

夢のシネマパラダイス434番シアター:真実のとき

真実の瞬間<とき>

2 出演:ロバート・デ・ニーロ、アネット・ベニング、ジョージ・ウェント

監督・脚本:アーウィン・ウィンクラー

(1991年・アメリカ・104分)NHK-BS

評価★★★☆/70点

内容:1950年代にハリウッドを吹き荒れた赤狩りの嵐に、敢然と立ち向かった1人の映画監督の姿を描く人間ドラマ。1951年9月、売れっ子監督のデイヴィッド・メリルは、20世紀フォックスの代表ダリル・F・ザナックから、非米活動委員会の共産主義者のリストに自分の名が挙げられていることを聞かされた。助かるために誰かを告発するよう勧められたメリルは、「友人を売れるかバッキャロー!」と一蹴し、そのため撮影所への立ち入りを禁止されてしまう・・・。

“Shame on you!Shame on you!”

こういうことを労力をかけてわざわざ映画にしなくてもいいような時代と社会であってほしい。

映画という媒体には観る者に思考と議論を呼び起こし、“真実”に対する理解を促す、そういう力が備わっているのは百も承知なのだけど、それ以前に本来映画というのは夢を売るものなのだから。

それを夢と親友を強制的に天秤にかけさせることを平然とやってのけていた時代があったなんて・・。デ・ニーロの「恥を知れ!」という言葉が深く耳に残る。

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大いなる陰謀

Lions_lambs_2_1a 出演:ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、トム・クルーズ、マイケル・ペーニャ

監督:ロバート・レッドフォード

(2007年・アメリカ・92分)WOWOW

内容:対テロ戦争の持論を展開している共和党のホープと謳われる上院議員アーヴィング(トム・クルーズ)は、世論の支持を得てポイントを稼ごうとベテラン女性ジャーナリスト(メリル・ストリープ)の単独インタビューを行う。だが、アーヴィングが掲げた戦略の裏に“仕組まれた真実”が潜んでいると確信した彼女は、その真相を明らかにしようとする。そんな中、大学教授(レッドフォード)の教え子である2人の若者は戦地アフガニスタンで新たな作戦に就こうとしていた・・・。

評価★★☆/50点

映画見終わったあと、“大いなる陰謀”という大仰な題名をつけるほどの映画なのか!?と疑問に思ってしまったが、しかし少なくともオイラにとっては常識中の常識であることを、かの国の人々からすれば大いなる陰謀として目に映ってしまうのだとしたら、アメリカという国はほとほと救いようがないと言わなければならない。

例えば、ヒスパニックと黒人の学生が奨学金目当てに志願兵にならざるをえない現実、つまりは貧困層やマイノリティが戦場に駆り出される現実というのはベトナム戦争から何にも変わっていないわけで、それこそトム・クルーズが20年前に主演した「7月4日に生まれて」(1989)なり「プラトーン」(1986)などでさんざん描かれてきたことだろう。

あるいは、マイケル・ムーアの「華氏911」(2004)で描き出される現実の方がよっぽど苛酷で真に迫ってくる。

それをこの映画では、ネオコンの論理を能弁と語りつくす共和党上院議員と結果的には風見鶏と化してしまうジャーナリスト、そして椅子にカッコ良く佇むだけのリベラルなインテリ教授というステレオタイプのキャラクターに、三者三様のこれまたステレオタイプな会話劇をおっかぶせるだけで描こうというのだから、作り手のストレートな真摯さがかえってあざとく見えてしまいなんとも薄っぺらいものとしか感じられなくなってしまう。

大学院に進みたいと思いながらも、そのために銃を手に取り国のために戦わなければならないマイノリティの学生と、その対極にいるような裕福な環境に恵まれながら無気力と無関心の塊の白人学生の対比など、その言わんとするところは分からなくはないのだけども、こんなありきたりなレベルの描写じゃ考えさせられるところまではいかないわな。。

まぁ、これだけの大スターを揃えたからなんとか体を保っていられる作品だといえると思うけど、でも、この「大いなる陰謀」って邦題だったのね。って配給会社の陰謀だなこれはww。

原題は「子羊に率いられたライオン」か。こっちはこっちで意味深な題名に内容が追いついていないと思うんだけど・・・。

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海と毒薬(1986年・日本・123分)NHK-BS

 監督・脚本:熊井啓

 出演:奥田瑛二、渡辺謙、田村高廣、神山繁、成田三樹夫、西田健、岸田今日子、根岸季衣

 内容:昭和20年5月、大学医学部の研究生・勝呂は連夜の米軍による空襲の下、鬱屈した日々を送っていた。医学部では部長の死去により、後任の座を第一外科の橋本教授と第二外科の権藤教授が争っている。劣勢の橋本は失地回復を焦り、軍から委嘱された米軍捕虜8名の生体解剖を受け入れた。肺切除の限度と絶命との関連を調べる名目の手術に臨んだ勝呂は、動揺を隠せなかったが、同僚の戸田はためらいなく役目をこなしていくのだった・・・。第二次世界大戦末期に実際に起きた、米軍捕虜に対する生体解剖実験を題材にした社会派ドラマ。

評価★★★★/80点

グロい手術シーンを見てるとき、20数年看護婦やってるウチのオカンが言った一言、、、

「あ、これ豚の内臓だわね。あ、こっちは絶対マグロのだわ。」と何事もないかのように、あっけらかんとした表情で言うオカン。。

オカン、あちら側の人間になっちゃってたのね・・・shock

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キリング・フィールド

01killing_fields 出演:サム・ウォーターストン、ハイン・S・ニョール、ジョン・マルコヴィッチ

監督:ローランド・ジョフィ

(1984年・英/米・141分)NHK-BS

評価★★★★/80点

内容:70年代初頭、ベトナム戦争の戦火は隣国カンボジアにも飛び火し、アメリカが支援するロン・ノル政権と革命勢力ポル・ポト派の過激派クメール・ルージュによる内戦は激化の一途をたどっていた。ニューヨーク・タイムズ紙の特派員であるシドニー・シャンバーグは、現地通訳のプランとともに取材を続けていた。しかし、1975年にクメール・ルージュが首都プノンペンを制圧すると、シャンバーグは国外退去を余儀なくされ、プランとの音信は途絶えてしまう。一方、プランは、想像を絶する虐殺を行うクメール・ルージュの苛烈な支配を逃れて、決死の逃避行を繰り広げていた・・・。アカデミー助演男優賞を受賞したハイン・S・ニョールは実際にポル・ポト政権の恐怖政治を体験したカンボジア難民。しかし、1996年にNYで何者かによって射殺された。

“戦争にはヒーローやヒロインなんていないんだという冷徹な視点が、映画に重みとリアリティを与えている。”

カンボジア人の通訳兼ガイド、ディス・プランの必死で生き抜こうとする姿、真実を伝えようとする姿が戦争という残酷な実態を淡々と、しかし力強く暴き出していく。

こういう戦争映画も珍しいと思うのだけど、アメリカではなくイギリスの作品という面が影響しているのかも。

それにしても年端も行かぬ少年たちや少女までもが銃を構えている姿には心が痛む。

そして、子供たちが兵士にされている現実はベトナムから40年近く経った今も変わっていない・・・。

現在世界には40カ国で約30万人の児童兵が戦場で働かされているという(2004年作品の「イノセント・ボイス-12歳の戦場」より)。

銃と殺戮ではなく、夢と笑顔を与えられる世界になることを願うのみです。

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グッドナイト&グッドラック

Good 出演:デヴィッド・ストラザーン、ジョージ・クルーニー、ロバート・ダウニー・Jr

監督・脚本:ジョージ・クルーニー

(2005年・アメリカ・93分)2006/05/10・盛岡フォーラム

評価★★★★/80点

内容:1953年、米ソ冷戦が激しさを増す中、アメリカ国内ではマッカーシー上院議員を旗頭に、国内の共産主義者の徹底した排除活動「赤狩り」の嵐が吹き荒れ、アメリカ全土を覆っていた。共産主義者とみなされた者はどんな職業であろうと容赦なく職を奪われていく。そんな中、CBSの人気キャスターであるエド・マローとプロデューサーのフレッドは報道番組「シー・イット・ナウ」の中で、マッカーシーこそがアメリカの自由の敵であると訴える内容の放送に踏み切るのだが・・・。

“その男、監督につき、その名はジョージ・クルーニー”

正直心を突き動かすような激しい情動と荒ぶる波動に乏しく、どこまでも一定の周波数で描かれ、モノクローム映像や当時のドキュメンタリー映像ともあいまって落ち着きすぎの感は否めない。

その忍耐限界ギリギリの90分弱で収めたのは大正解だろう。

しかし、その90分を通して貫かれるエドワード・マローの静かなる目線は決してブレることなく、その眼光は熱く煮えたぎっていた。

おそらくこの鋭い眼光が見据える先にあるのは、国際社会で強引な手法で暴走を続ける今現在のアメリカなのだろう。もっと突っ込んで言えば、ブッシュその人なのだろうと思う。そして9.11以降の恐怖を煽るような偏ったジャーナリズムにも・・・。

これは今、作っておかなければならない、そして観ておかなければならない映画なのかもしれない。

激しく揺れ動く現代情勢において、この恐ろしいまでに堅実で落ち着き払ったモノクロームの映像世界がやけに重くのしかかってくる。

ジョージ・クルーニー。確かな監督である。

次回作が楽しみだ。

(初記)2006/05/11

2009年10月15日 (木)

夢のシネマパラダイス255番シアター:魔法にかけられて

魔法にかけられて

N0013780_l_2 出演:エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、スーザン・サランドン、ジェームズ・マースデン

監督:ケヴィン・リマ

(2007年・アメリカ・108分)CS

評価★★★★/75点

内容:魔法の王国アンダレーシアに暮らすジゼル姫。彼女はエドワード王子との結婚を控えていたが、義母のナリッサ女王の陰謀により井戸に突き落とされてしまう。が、彼女が目を覚ますと、そこは現実世界のニューヨークだった!彼女はバツイチの離婚弁護士ロバートに助けられるが・・・。

“この残酷な世界では、ハトはゴキブリを食べるんです。。”

現実の世界からおとぎの世界へ行くというのがファンタジー映画の定型だと思うんだけど、おとぎの世界の住人が現実世界へやって来てしまうという今回の作品。

テレビは魔法の箱に、シャワーは魔法の泉に、デートは魔法の体験に、怒りは魔法の感情に様変わりしてしまう現実世界。

ディズニーランドが人々にとっての夢の国であるように、おとぎの国の住人にとっての夢の世界が、ドブネズミとゴキブリが跋扈する喧噪の大都市NYという逆転の発想は奇抜で、その中で繰り広げられるディズニー映画のセルフパロディと、白馬の王子様とのキスを夢見る古典的なヒロイン像から脱皮し多面的な人物になっていくお姫様というストーリーラインは誰が見ても面白いものに仕上がっている。

さらにそこに、「サウンド・オブ・ミュージック」や「メリー・ポピンズ」を連想させる開放的なミュージカルが華を添え、最後はドラゴンとの大格闘で締めて、終わってみれば非常に優れたファンタジーになっているのもヨロシイ。

そういう意味では様々な要素が入り混じっている型破りな映画ではあるんだけど、ディズニーの王道路線が基本としてしっかりあるので安心して見ていられるし、なんといってもおとぎの国のお姫様役のエイミー・アダムスの一挙手一投足が完璧な説得力を持っているのも特筆もの。

エンディングのない現実世界と、永遠の幸せがつづくファンタジー世界の素晴らしい融合、、、オイラはこの映画、買いですsign01

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カラー・オブ・ハート

Pleas19 出演:トビー・マグワイア、リース・ウィザースプーン、ジョアン・アレン、ジェフ・ダニエルズ、ウィリアム・H・メーシー

監督:ゲイリー・ロス

(1998年・アメリカ・123分)WOWOW

評価★★★★/80点

内容:1950年代のホームドラマ“プレザントヴィル”に夢中の内気な男子高校生デイビッド。ある日、双子の姉ジェニファーとテレビのチャンネル争いをしていた彼は、ふとしたことから姉とともにTVの世界に入ってしまう。その白黒の世界は暴力もセックスもないアットホームで完璧にコントロールされた清潔な世界。しかし本能のままに行動する現代ッコの姉によって、白黒の世界は次第に色づき始める・・・。

“素晴らしい人生讃歌の映画だと思って見ていたら・・・”

メアリー・スーのお母さんがお風呂でお試し初体験をする場面で、オイラの彼女の4歳になる姪御ちゃんに、なんであのママお風呂でアーン、アーンって言ってるの?と訊かれて何と答えればいいのか窮してしまったじゃんかよ・・・(笑)。

でも、お風呂に入ったときに、いい湯だな~アハハーン♪いい湯だーな~アハハーン♪って歌うじゃん。そのアハハーンの部分を言ってるんだよ、と苦しまぎれに答えたら納得してくれた。

お義姉さんにも後で誉められた。

これでまた勝ち点を稼いだオレ。フッwink

<追記> 後に彼女とは破局しました・・・。フッ・・・weep

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ハート・オブ・ウーマン(2000年・アメリカ・127分)DVD

 監督・脚本:ナンシー・マイヤーズ

 出演:メル・ギブソン、ヘレン・ハント、マリサ・トメイ、アラン・アルダ

 内容:ある日、バスルームで転倒し感電したことをきっかけに、突然女心が聞こえるようになった男と、広告代理店に勤める彼の上司でもある孤独なキャリアウーマンとの恋愛劇。

評価★★★★/75点

女心がつかめないから男としちゃ燃えるわけじゃん。そして時には恐っろしい面も垣間見せたりする・・・。

、、、感電してまでオイラは知らなくていいです、ハイ。

ま、他人事だと思って映画見ながらゲラゲラ笑ってたけどねw。。

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千年女優(2001年・日本・87分)DVD

 監督:今敏

 声の出演:折笠富美子、小山茉美、荘司美代子、飯塚昭三

 内容:映像製作会社社長・立花源也は、かつて一世を風靡した大女優・藤原千代子の半生を振り返るドキュメンタリー制作を依頼された。千代子の大ファンだった立花は若いカメラマンを引き連れ、30年前に人気絶頂の中、忽然と姿を消した千代子の屋敷へ向かった。そして70を越えた千代子は自らの人生を語り始める。それは、女優になる前、女学生の頃に恋した名も知らぬ男性を、生涯をかけて追い求める壮大なラブストーリーだった。。

評価★★★/60点

女優という人間がもつ業をアニメが描いてしまうとは・・・。

“未来永劫恋の炎に身を焦がす”女の恐ろしいほどに一途な想いを、彼女が女優として出演した映画の劇中劇という形で描き出しているのがなんともユニークで、昭和初期の女学生、宇宙飛行士、戦国時代のお姫様、くノ一、、と銀幕の世界から時空を超えた一大ラブロマンスへと昇華させているのがこの作品のスゴイところ。

ただ、この初恋に囚われつづける女に共感できるかといえば、、オイラ的にはかなり疑問符で、逆に怖いくらいで・・。純愛も度を過ぎると怖さ倍増ってか。ある意味ホラーです。。

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ニューヨークの恋人(2002年・アメリカ・118分)MOVIX仙台

 監督・脚本:ジェームス・マンゴールド

 出演:メグ・ライアン、ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー、ブレッキン・メイヤー

 内容:キャリアウーマンのケイトは、1876年のNYからやって来たレオポルド公爵と出会う。2人は時と文化のギャップを超えて惹かれあっていくが、レオポルドが現代にいられる時間は残りわずかで・・・。

評価★★★/60点

タイムスリップものとしても恋愛ものとしても見せ場となるネタがあちこちに散らばっているのに、それらには一切目もくれずラブコメの王道を突っ走る。

ある意味卑怯です(笑)。

寸止めでもいいから、せめてネタを拾おうとする姿勢くらいは見せてもいいのに・・。

その姿勢すら見せないことを潔いというのか無知というのかは人それぞれだろうけど、場が煮詰まってくるとメグの笑顔で切り抜けようとするのはもうそろそろどうなんだろうと・・・。

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星に願いを。(2002年・東宝・106分)WOWOW

 監督:富樫森

 出演:竹内結子、吉沢悠、高橋和也、中村麻美、牧瀬里穂、國村隼

 内容:北海道の函館。笙吾は3年前の交通事故で失明し声も失って以来、心を閉ざしていたが、担当看護師の青島カナに献身的に支えられ生きる勇気を取り戻していく。そして2人は恋仲になっていくが、その矢先、笙吾が車にはねられ亡くなってしまう。しかし、流星のはからいで別人の身体として自分の正体を決して明かさないことを条件に再び数日間の命を与えられた笙吾は、戸惑いながらもカナのところに会いに行くのだが・・・。

評価★★/40点

微妙にズレまくっている映画。

笙吾のキャラがまずは嫌い。國村隼よく殴った!!てかんじ。

あと失明してたはずの笙吾が初めてカナを見たときの映画的感動を全く描いていない。おっぱいビビビッのクソガキよりも描かなければならないことをしっかり描きや。

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フォーエヴァー・ヤング/時を超えた告白(1992年・アメリカ・102分)CS

 監督:スティーブ・マイナー

 出演:メル・ギブソン、ジェイミー・リー・カーティス、イライジャ・ウッド

 内容:恋人が事故で植物人間になったことに絶望した空軍パイロットが冷凍睡眠装置の実験台になる。50年後目覚めた彼は恋人が生きていることを知り、会いに行こうとするのだが・・・。

評価★★★☆/70点

極度の閉所恐怖症のオイラには、冷凍睡眠なんざ到底耐えられるものではない・・・。

2009年9月25日 (金)

夢のシネマパラダイス446番シアター:隠し砦の三悪人

Poskakushi 出演:三船敏郎、千秋実、藤原釜足、上原美佐、藤田進

監督・共同脚本:黒澤明

(1958年・東宝・139分)

評価★★★★★/100点

内容:目的達成のために難関を潜り抜けていく男たちの脱出行を、スリルとサスペンスとユーモアたっぷりに描いた痛快娯楽アクション。戦国時代、隣国の山名家と戦って敗れた秋月家は、世継ぎの雪姫を擁して隠し砦にこもった。姫の護衛を務める秋月の侍大将・真壁六郎太は、近くの泉に隠しておいた軍資金200貫を取り出して、同盟国の早川領へ脱出を計る。六郎太は近くの沢で2人の貧しい農民、又七・太平と出会い、雪姫の身分を隠した上で、彼らを脱出に利用することを思いつくが・・・。ちなみに漫才コンビのような2人の農民(千秋実と藤原釜足)はあの「スター・ウォーズ」のC-3POとR2-D2のモデルになっているといわれている。

“「又七ぃ、仲良ぐすべぇなぁ。」「んだぁ。仲良ぐすべぇ」”

もう最っ高です。

最近「雨あがる」を観たのだけど、槍を振り回すお殿様と主人公(寺尾聰)のおちゃらけ腕試し試合などほんの一瞬で霞んでしまうくらい、もっのスゴイ六郎太と田所兵衛の一騎打ちをはじめとして見所は満載!

何が凄いって、この一騎打ちの場面に象徴されるように、命をかける荒い息遣いがヒシヒシと伝わってくるのが黒澤映画の凄いところだ。

そしてなによりあの一騎打ちの場面では、武士の作法に則らずに、負けた田所兵衛の首を討たないで「また会おう!」と言い残して颯爽と立ち去る六郎太の姿に自分の血は踊りまくるのである。

黒澤映画に出てくる人間は皆生きることに必死だ。一生懸命だ。それはこのような娯楽大作においても変わらない。

生きることに必死なその分かりやすい形として、果てることのない欲に捕われつづける又七と太平のコミカルな人物造型も出色の出来栄え。

雪姫はなんだかオーバーヒート気味のロボットを見てるみたいだったけど、それもまた良し。楠田枝里子の若かりし頃だったりして(笑)。。

何度でも言ったる。ホント最高っス!

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隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

488 出演:松本潤、長澤まさみ、椎名桔平、宮川大輔、甲本雅裕、高嶋政宏、阿部寛

監督:樋口真嗣

(2008年・東宝・118分)盛岡フォーラム

内容:時は戦国時代。とある地方に秋月、早川、山名という3つの国があった。ところが、秋月が山名に攻め入られ脆くも陥落。しかし、山名勢が秋月の城を血眼になって探しても秋月の莫大な軍資金である黄金百貫はもぬけの殻だった。そんな折、その軍資金探しの強制労働をさせられていた武蔵(松本潤)と新八(宮川大輔)は隙をみて逃走、すると偶然にも滝のほとりで黄金を見つける。が、そこに六郎太という男が現れ・・・。

評価★★☆/50点

黒澤明のオリジナル作はオイラの中の邦画ベスト5に必ず入ってくるほど大好きなので、そのリメイクとなるとどうしても辛口にならざるを得ないんだけど、そう思う間もない駄作だったというオチ・・・(笑)。

滅亡の危機にある秋月家の姫君御一行が、お家再興を目指して軍資金を持って敵領内を通って同盟国に脱出するという設定は面白くならないはずがないので、このリメイクのキモは映像面、特に監督がCG特撮畑の樋口真嗣だけに、どんだけスケール感たっぷりのスペクタクル映像を見せてくれるのかと期待していたのだけど。

が、、フタを開けてみたら、満足度はかろうじて50%に届くか届かないかといったところ・・・。と同時に、いかに黒澤オリジナル作が素晴らしくスゴイ映画なのかということを実感できたという点では意義のある今回のリメイク作だったのかもしれない。。

まずは肝心の映像面だけど、例えば冒頭、武蔵(松本潤)と新八(宮川大輔)が雪姫(長澤まさみ)を追って岩山を駆け上がると眼下に隠し砦があるというシーン。

オリジナル作では、かなり傾斜のキツく見える瓦礫の小山を農民の又七(藤原釜足)と太平(千秋実)がヒィヒィ言いながら、時おり足をとられて滑り落ちたりして、そしてなんとかてっぺんまで登ると思わずのけぞってしまうほどの眼下に隠し砦が小さく見えるという、とにかくこのシーンひとつとっても、CGなどない時代でも創意工夫によってスケール感とダイナミックさが出せることを如実に示していて、そこは例えば「天国と地獄」(1963)なんかでも顕著なんだけど、望遠レンズの使い方や俯瞰ショットの構図など奥行きや広がりを意識した空間の切り取り方と見せ方がハンパなく上手いんだよね。

ところがだ、今回の映画ではちょちょいのチョイで岩山を登っちゃうんだ、、、そこで観てるこっちとしてはあれっ?と思っちゃうわけ。。

んで、この映画はそういうあれっ?て思うシーンのオンパレードなのよ(笑)。

オリジナル作でも見せ場だった、六郎太の凄みがあらわになる疾駆する馬上での殺陣シーンも作りもの感が否めず、大団円に出てきたドでかい第二の隠し砦でのあくせくしたアクションも含めて、生の息遣いが聞こえてこないただのアトラクションにしかなってないのには正直ガックリきた。

さらにだ、面白くならないはずがないストーリー設定を面白くなくしてしまう芸当にもただただア然・・・。

オリジナル作ではコメディリリーフ役を担っていた又七・太平のうち片方を若い主人公にすることで、視点を変えてきたのは悪くはないのだけども、ストーリーを転がしていってくれるコメディリリーフ役不在の補填となるべき物語の強度は脆弱そのもので、まさか高嶋政宏のホモ代官に笑いの要素を全部詰め込んだわけでもなかろうにww。

まぁ、この監督さんが人間ドラマを描けないのは以前から分かってたことだけど、主人公を代えたことで主となるはずの雪姫と武蔵のラブストーリーになんのカタルシスも生み出せないのだからもうどうしようもないわな。

“裏切り御免”ならぬ“斬り捨て御免!”だな。。

2009年8月18日 (火)

夢のシネマパラダイス488番シアター:この素晴らしき世界

アース

Ear_po 監督:アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド

出演:46億歳、地球。

(2007年・英/独・96分)2008/01/15仙台チネ・ラヴィータ

内容:英国BBCが、地球の大自然の驚異を捉えたネイチャー・ドキュメンタリー。日本でも06年にNHKスペシャルで放映された「プラネットアース全11集」の映像素材を劇場用として再構成した。

評価★★★★/80点

NHKスペシャルでやった「プラネットアース」の総集編というかんじで、ほとんど見たことのある映像だったけど、これをスクリーンという大画面を前に見れたのは、ウチのTVで見るのとは全く異なる圧倒的かつ感動的な体験をすることができて大変にヨロシかった。

どんな統計的な数字の羅列で地球温暖化を語るよりも雄弁な映像にただただ言葉も出ず。

この美しい青い星地球とそこで生けるもの全ての命運を握ってしまった人類。

先日、某バラエティ番組で、地球から人類がいなくなったら、はたして地球はどうなるのか!?というのをやってたのだけど、それによると、人類がいなくなって5年後に世界中の道路が植物にとって代わられ(ウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」と同じような光景?)、100年後に橋などが崩壊、200年後にほとんどの建造物が倒壊し、そして1000年後には都市や街が水と緑の森の大自然によって跡形もなく消え去るという。

そして1万年後、、、人類の痕跡はピラミッドや万里の長城、アメリカのラシュモア山など、石で造られたわずかなものしか残らない。失われたすべての自然を取り戻し、あらゆる生物が生命を謳歌する世界、地球は本来の姿に戻るのだという・・・。

これがホントの失楽園?

漫画版の「風の谷のナウシカ」で、腐海が浄化した後の世界(青き清浄の地)に人間が足を踏み入れると血ヘドを吐いて死んでしまうという絶望的な秘密には度肝を抜かれたものだが、ユートピアってそういう世界なのかもしれないな。存在それ自体が汚れてしまった人間の住めない世界・・・。

だとしたら傲慢な人類の一員であるオイラに今できることって何だろう、、と劇場を出て、ビルに囲まれた小さな青い空を見上げたらなんだか悲しくなってきてしまった。。

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皇帝ペンギン

Pen 監督・脚本:リュック・ジャケ

声の出演:ロマーヌ・ボーランジェ、シャルル・ベルリング

(2005年・フランス・86分)某ラブホにて。。

評価★★★/65点

内容:南極大陸の厳しい大自然を舞台に、皇帝ペンギンの親子たちがどのようにして命をつないでいくのか、その生死の軌跡を丹念に、心あたたかく綴った動物ドキュメンタリー。動物行動学の研究者でもあるL・ジャケが、膨大な量のフィルムを回して撮影した。

“トトロが何千匹もいる。。”

絶対的な孤独を背に懸命に生きるペンギンの姿。

室温25度のラブホの部屋でふんぞり返って見るオイラ。

よーし、これからガンガりまっすcoldsweats02!、、って、いや、人生を頑張りますってことだからね、ハイ。

でも、厳しい環境の中でペンギンも人間も一人じゃ生きていくことはできないんだよね。信じ信じられ温め合える愛する者が必要なんだってこと。

そういう点では擬人化は決して間違いというわけではないと思う。

ちなみに、、ラブホで観るのも決して間違いというわけではないと思う(笑)。。

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ディープ・ブルー(2003年・英/独・91分)ヒルズ

 監督:アラステア・フォザーギル、アンディ・バイヤット

 内容:製作に7年をかけ、撮影したロケ地は200ヶ所。クジラから見たこともない深海の生物まで、海と生を映し出す海洋ドキュメンタリー。圧倒的な映像美に、ベルリン・フィルハーモニーの音楽が彩りを添えている。

評価★★★★/80点

海にも、空ってあるんだ。しかも星空までshine。。

灯台下暗し。自分の住む星について何にも知らない自分。。

エイリアンは、たしかに、いた。我々が見ようとしていないだけだった・・・。

「ファインディング・ニモ」fish+ホラーshock

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WATARIDORI(2001年・フランス・99分)DVD

 総監督:ジャック・ぺラン

 監督:ジャック・クルーゾ、ミシェル・デバ

 出演:100種類以上の渡り鳥

 内容:3年と20億円をかけ、渡り鳥の生態を捉えたドキュメンタリー。繁殖のため北極へ向かい、ヒナが成長すると再び元の地へ旅立つ鳥たちの姿を、ただ淡々と映し続ける。卵の段階から人間の声と機械の音に慣れさせたため、航空機と熱気球による接近撮影に成功。迫力満点の映像に圧倒される。

評価★★★★/80点

“素晴らしすぎる映像に感動して見入っていたときにオカンに言われた痛烈な一言。”

「アンタ、鳥が趣味なの・・・」

モンサンミシェルに逝ってたオイラは一気に我が家に舞い戻らされてしまった・・・。

おいっ、よく聞けっimpact

オイラは映画が趣味なんだーーッ!

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ミクロコスモス

Microco 監督・脚本:クロード・ニュリザニー、マリー・プレンヌー

(1996年・フランス・73分)NHK-BS

内容:夏の日の1日、大自然に生きる数十種の昆虫や鳥、植物などの姿をキメ細かに、生き生きとユーモアを交えて捉えたドキュメンタリー。蝶の変態、アブラムシを食べるてんとう虫、カタツムリが愛を交わす場面など、ミクロの世界を活写した労作。

評価★★★☆/70点

“それでもオイラは虫が嫌い。”

大の昆虫嫌いのオイラが絶対安全距離で昆虫のドアップを見続けるというのは、いわばホラー映画を見たり、お化け屋敷に入っていく感覚とほとんど同じなのだけど、この映画の中で流れる不安を煽るような音楽がそれを倍増させてなんかイヤだった・・・(笑)。

毛虫王蟲に蛾のデイダラボッチに、オープニングはラピュタの雲ときたもんだ。

でも、1番はやはりマーロン・ブランド&マリア・シュナイダーも真っ青のカタツムリの濃厚な愛の絡みだろうね。。

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沈黙の世界(1956年・フランス・85分)NHK-BS

 監督:ジャック・イヴ・クストー、ルイ・マル

 内容:海中の世界を神秘的にとらえたドキュメンタリー映画。海中探検隊の一行が、数々の近代設備を施したカリプソ号に乗り込み、地中海、紅海、インド洋、ペルシャ湾を回って深海の謎に挑む。カンヌ国際映画祭で作品賞受賞。

評価★★/45点

“こいつら残虐・・・”

船をクジラにぶつけてそのクジラの悲鳴を笑いながら聴くかと思えば、モリを投げてみたり、挙句のはてに船のスクリューに子クジラをからませて殺してしまうとは・・・。

しかも、その子クジラをエサにしてサメ軍団をおびき寄せて子クジラを食わせちゃう、、かと思いきや、子クジラを食いちぎったそのサメたちに、さぁ子クジラの復讐だぁ!と言ってサメ狩りを始めるクルーたち。。

狂ってるよコイツら・・。

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ココシリ(2004年・中/香・88分)WOWOW

 監督・脚本:ルー・チューアン

 出演:デュオ・ブジエ、チャン・レイ、キィ・リャン

 内容:中国奥地、崑崙山脈の海抜4700メートルに広がる無人地帯ココシリ。ここに棲息するチベットカモシカは毛皮目当ての密猟で100万頭いた数が激減、絶滅の危機に瀕していた。そのため地元では有志による山岳パトロール隊が結成され、密猟者を取り締まる命がけの活動を続けていた。そんなある日、北京から調査取材のためやって来た記者のガイは、パトロール隊に同行することになるが、過酷な自然が容赦なく襲い掛かってくるのだった・・・。

評価★★★/65点

海抜4700メートル、空気の薄さが地上の3分の1という世界で、どこまでいっても人物に感情移入させてもらえない過酷な映像体験。

渡り鳥が空を飛ぶ空撮映像だけならかくも美しい世界なのだろうが、地上に降りてみればかくも凄絶な自然の恐ろしさが観る側にまで吹きすさんできて途中で辛く苦しくなってくる。

それはまるで生と死の領界を分かつ扉の前でガタガタ震えて立ちすくんでいるかのようなものだ。

チベットといえば宮崎アニメの原風景ともいえる世界観で覆われていて好きなのだが、今回は人と自然の生死を賭した闘いに思わず尻込みしてしまった。

とはいえ、映画を観終わってみれば、抜き差しならない人間の生きざまがしっかり刻みつけられていることを否応なく確認させられたという意味では、観るべき価値はあったといえるのかもしれない。

でも、2回観るのは厳しいかなぁ。。

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不都合な真実

E4b88de983bde59088e381aae79c9fe5ae9 出演:アル・ゴア

監督:デイヴィス・グッゲンハイム

(2006年・アメリカ・96分)DVD

評価★★★★☆/85点

内容:民主党クリントン政権下で副大統領を務め、2000年の大統領選挙でアフォブッシュに敗れたアル・ゴア氏。その後は自身のライフワークである環境問題、地球温暖化への対策の緊急性を訴え世界各地で精力的な講演活動を続けている。本作はそんなゴア氏の講演活動の日々に密着したドキュメンタリー。

“知っているようで知らなかった真実。ようするに自分がこれまで無関心を装っていたかもしれない真実に目を見開かせてくれた。この映画を広めよう。”

スライドが映し出す事実の積み重ねによる豊富なデータとアル・ゴアのユーモラスな語り口によって地球温暖化の驚くべき現状が素直に伝わってくる。

さらに、今そこにある危機に目覚めさせた原因になったアル・ゴア自身のパーソナルな問題―息子の生死の境をさまよった交通事故、姉のタバコによる肺ガン―を並行して描くことで、ことさらに悪者を仕立て上げて事をヒートアップさせようとする態度ではなく、宇宙船地球号に乗り込んでいる全世界の人々の意識に訴えかけてくるような問題意識のもと、非常に説得力のある真摯なドキュメンタリー映画になっていたと思う。

ちょうどDVDでこれ観た次の日に田原総一郎の朝生で地球温暖化を取り上げていて食い入るように見たのだけど、やはりこの問題は最後は政治家、そして行政の決断というところに行き着くということが分かった。アル・ゴアも同じこと言ってたし。

政治家が“不都合な真実”から目をそむけているかぎりは問題解決には一歩も前進しないということ。

例えばロンドンでは2025年までにCO排出を60%削減する目標を立て、低炭素都市への大転換を行政が先頭に立ち(渋滞税など)、企業も取り込んで着々と進めている。

先進国と発展途上国で考えてみれば、今後発展途上国のCO排出量が増えていくのは避けられないわけで、やはり相対的に先進国が率先して減らしていかなければならないのは自明の理。

しかし、その中で排出権取引など、環境問題の解決が国際間の熾烈なマネーゲームへといつの間にか取って代わられてしまっては元も子もない。

そういう点でも、国家単位よりも都市単位、地域単位で事にあたっていく方が有効的なのかもしれないが、市民1人1人の問題意識はもちろんだけど、やはり先頭に立つべき政治家がしっかりしてくれないと。

地球温暖化の問題を話していると、まるで夢のない話に陥ってしまいがちなのだけど、どうせなら夢のある話にしたいよね。

核兵器が“悪性の脅威”なら地球温暖化は“良性の脅威”だといわれる。

重症のメタボリック症候群にかかり悲鳴を上げている青い星、地球のために、そこで生きる人間社会が工夫してダイエットにいそしむことはやりすぎて拒食症になったとしても地球環境には逆に良いことなわけだから。

とにかく今オイラに出来ることは周りの最低20人にこの映画を広げること!やるで!

2009年5月23日 (土)

夢のシネマパラダイス245番シアター:クローズZERO

クローズZERO

Crowszero_1 出演:小栗旬、やべきょうすけ、黒木メイサ、桐谷健太、岸谷五朗、高岡蒼甫、山田孝之

監督:三池崇史

(2007年・東宝・130分)WOWOW

評価★★★☆/70点

内容:偏差値最低&最凶最悪の不良学生の巣窟、私立鈴蘭高校。いまだかつて鈴蘭を制覇した者がいない中、現在は芹沢(山田孝之)率いる最大派閥を最右翼として日々抗争が繰り広げられていた。そんな鈴蘭にある日、暴力団組長の息子である滝谷源治が転入してくる・・・。

“笑撃のバカ映画”

頭スッカラカンにして何も考えずに楽しめる偏差値最低のバカ映画って日本映画にあまりないんだけど、今回の三池映画はそのド真ん中をいくようなクソバカ映画だった。最大のホメ言葉だからねこれw。

群雄割拠と下克上が支配する鈴蘭高校を舞台に繰り広げられる超ワルどものてっぺんを目指す天下布武への道!

どっからどう見てもバカです・・・。話だけ聞けば、なんかワンピースと似たようなかんじだけどね(笑)。

なんかマンガの見開きのコマに擬音でズッドォーーンannoy!!と大見得を切ったようなシーンと迷いのないバカ台詞のオンパレードに、終始笑いのツボにハマッて面白おかしく見ちゃったな。

しかし、ラストの天王山大決戦で、黒木メイサの歌をかぶせてきたのにはまた別なサブッrainな笑いになっちゃったけど・・・。

でもこの超ワルども、なにげに手順をしっかり踏んでせっせと多数派工作に勤しんでるのよね(笑)。こいつら高校生ちゃうやんけーと思っちゃうけど。

ま、何も考えずに見るのが三池流だからいいんだけどさ。。ハリウッド行ってズドンと一発バカ映画を撮ってもらいたいな。タランティーノよ誘ってくれ。。

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火山高(2001年・韓国・108分)渋谷東急3

 監督・脚本:キム・テギュン

 出演:チャン・ヒョク、シン・ミナ、キム・スロ、グォン・サンウ、コン・ヒョジン

 内容:生徒達と教師が学園の覇権をかけて闘う異色アクション。17年間もの覇権争いが続く“火山高”。そこに転校してきたギョンスは、その強大なパワーに目をつけられ、武術の極意を記した秘伝書を巡る争いに巻き込まれていく。。

評価★★★☆/70点

“何が1番ウケるってMAX級のおバカ映画なのに、作り手の映画にかける情熱がビシバシと伝わってくること。少年ジャンプ黄金時代の正統な後継者は韓国にあり!!”

サッカーW杯での韓国の熱さ、まさに赤い悪魔・レッドデビルの熱狂と情熱の波を目の当たりにすれば、少年ジャンプ黄金時代のバカ正直な熱血さを今再現できるのは韓国しかありえない。

日本じゃ今となってはまず無理。

男を“漢”と書き、闘った相手を“友”と呼んだ、そんなことがお笑いにならずにまかり通った時代はもう過去のものとなった日本では。。

ジャンプ黄金時代に小・中・高校と過ごしてきたオイラでさえも思わず笑っちゃうシーン満載だった本作品。というか今のオイラにはお笑いおバカB級ムービーにしか見えないんだ、、、ああ、あの頃にはもう戻れない・・・。

今のジャンプはすっかり雰囲気変わっちゃってるしね。

ま、韓国映画の裾野の広さと情熱に乾杯!ゴチになりました。

<追記>*オイラにとってのジャンプ黄金時代とは、80年代中頃~90年代中頃だと思ってます。幽遊白書、スラムダンクの終了でジャンプ黄金時代は終わったかなと。

しかしこの火山高は80年代のマンガですね明らかに。

キン肉マン、北斗の拳、ドラゴンボール、キャプ翼、星闘星矢、魁!男塾、ハイスクール奇面組、シティハンター、こち亀、ジョジョの奇妙な冒険etc..とにかくものすごいラインナップだったなぁ。まさに熱血!

そんな時代の雰囲気も今回の火山高は見事に継承してくれました。

(初記)2002/12/26

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マルチュク青春通り(2004年・韓国・118分)WOWOW

 監督・脚本:ユ・ハ

 出演:グォン・サンウ、イ・ジョンジン、ハン・ガイン、イ・ジョンヒョク

 内容:軍事政権下にある1978年の韓国。新興住宅地カンナムでもガラの悪いことで評判のマルチュク通りにある男子高校に転校してきたヒョンスは、ブルース・リーに憧れる高校2年生。通学中のある日、上級生に絡まれていたウンジュという美少女を助けるが、一目で恋に落ちてしまう・・・。

評価★★★/60点

“迫り来るオバハン、悶えるサンウ!マル秘青春悶々通り・・・てか。”

原題が“マルチュク通り残酷史”というだけあって、残酷な時代背景とともに青春の残酷な一面を友情と恋愛と暴力をもって映し出していく。

青春には生傷が絶えないが、この映画で描かれる傷は深くて重い。

そして押さえつけられ鬱屈していたエネルギーが、ブルース・リーの形を借りて「タクシードライバー」のロバート・デ・ニーロばりに爆発し、「韓国の学校なんて最低でクソ喰らえ!」とブチ叫ぶヒョンスの姿がとにかく印象的だった。

しかし、中途半端なシークエンスの連続だけだったと感じられることも否めず、ひとつの映画作品としても残酷な一面をさらけ出してしまった気がする。惜しいと言うべきなのか・・・。

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凶気の桜(2002年・東映・122分)WOWOW

 監督:薗田賢次

 出演:窪塚洋介、RIKIYA、高橋マリ子、須藤元気、原田芳雄

 内容:若きナショナリストの山口ら幼なじみ3人は東条英機版ネオナチともいうべき結社“ネオ・トージョー”を立ち上げる。特注の白い戦闘服を身にまとった彼らは、育った町・渋谷から汚いゴミを一掃しようと、日々街中でチーマー狩りに勤しんでいた。そんな彼らを右翼系の政治結社・青修同盟の会長も一目置いていた。が、やがて3人は青修同盟と対立する暴力団との抗争の渦に巻き込まれていく・・・。

評価★★★/55点

まった叫んでるよアイツは、、、

お前だよ窪塚ァ!

お前なぁ、そのハゲ頭みがいてよく考えてみろ。美味そーを、まいうそーって言う連中のバカ頭と一緒によく考えてみろ。

渋谷だけが日本じゃねえんだよ!

岩手さ来てみれ!

何もねぇから・・・w。

2009年4月 8日 (水)

夢のシネマパラダイス285番シアター:突撃!隣のマイケル・ムーア!

華氏911

9111bigthumb 出演:マイケル・ムーア、頭のネジが2,3本吹っ飛んでいるジョージ・W・ブッシュ

監督・脚本:マイケル・ムーア

(2004年・アメリカ・122分)2004/10/02・恵比寿ガーデン

評価★★★★☆/85点

内容:イラク戦争を決行したブッシュ大統領を標的に、同時多発テロ時の彼の行動やブッシュ家とビンラディンの関係などを、痛烈に批判していく。カンヌ国際映画祭でパルムドールと国際批評家連盟賞を受賞。

“マイケル・ムーア流レジスタンス”

この世界を正常にするために小さき自分ができることをひとつ見ーっつけた。

この映画を知人友人に広めたるわ(ベターー・・・)。オレ流レジスタンス。

この映画がカンヌで賞を獲り、アメリカでも大ヒットだったにもかかわらずブッシュは再選されてしまったわけで、あと数年続いちゃうんだこんなのが・・・。

でも、ブッシュよ、アンタの政権が終わった後どころかアンタの死後にもこの映画は残っていきますからー残・念!

映画というのは主観が入っていて当然だし、それが例えドキュメンタリー映画といわれるものであっても。

そうじゃなきゃ映画じゃないと思うので、この映画のスタンスは個人的には全然OK。

これとは真逆のネオコン&ブッシュ命!映画も作ったらええやん。主観バンバン入れて。それでもドキュメンタリーとしての事実は事実なんだから。

映画てのはそういうもん。だと思う。

この点については「ブラックホーク・ダウン」のレビューでも述べてるのでここではこれ以上突っ込んではいきませんが。

ところで、この映画で1番印象に残ったのは、イラク人の母親とアメリカ人の母親が同じことを叫んだことだ。

米軍に家を爆撃され、子供親類を亡くした女性が泣き叫びながらアッラーに救いと復讐を求める、一方でイラクで戦死した息子の死を受け容れられないアメリカ人女性も泣き叫びながら神に救いを求める。

結局は同じ痛みと悲しみ、そして絶望の祈りを捧げなければならない。

んで政治家連中は高みの見物。

そんなに戦争したいなら、「西部戦線異状なし」で出てきたセリフのように、囲いの中に指導者を集めてその中で素手の殴り合いをさせて決着つければええやん。あるいは「トロイ」みたいに、1対1の決闘で勝敗をつけるとか(笑)。え?軍産複合体が許してくれない?

そうやなぁ・・・10年に1回デカイ戦争しないと国がまわらないシステムだからねアメリカって。

さぁて、次の標的はどこよ。。。

(初記)2004/10/04

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ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年・カナダ/アメリカ・120分)2003/02/19・恵比寿ガーデン

 監督・脚本:マイケル・ムーア

 出演:マイケル・ムーア、アブないマリリン・マンソン、キレてるチャールトン・へストン、人殺しが好きなジョージ・ブッシュ、マット・ストーン(誰だっけ)

 内容:マイケル・ムーアがアメリカ銃社会をなで斬りにし、カンヌやアカデミー賞などで多数の賞を受賞したドキュメンタリー。1999年4月20日、コロンバイン高校銃乱射事件が発生。なぜアメリカでは銃犯罪が多発するのか?ムーアは全米ライフル協会会長のチャールトン・へストンらに突撃アポなし取材を敢行していく。

評価★★★★☆/85点

“あ゛ーーー、またオイラにとって余計なトリビアが増えてしまった・・・。”

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シッコ(2007年・アメリカ・123分)CS

 監督・脚本:出演:マイケル・ムーア

 内容:先進国の中で唯一、国民皆保険制度を持たない国アメリカ。約4700万人が無保険のため高額の医療費を払えず、病院に行くことを我慢せざるをえない状態にある。一方、残りの国民の健康保険の大半は民間の保険会社に委ねられているが、はたしてこれらの保険会社は本当に満足のいく医療を提供しているのだろうか!?アメリカの医療の衝撃の実体が明らかになる。。

評価★★★★☆/85点

“ボランティア大国の裏の顔”

底辺に生きる者への対し方でどんな社会か知れるという・・・。

なりふり構わない規制緩和と市場開放による新自由主義が国民の生命に関わる医療を握ったとき、その行き着く先にあったのは、、、

誰も助けてくれない社会だった・・・。

なんという悲しい現実。

弱者が捨てられていく目を覆いたくなるような惨状に思わず涙してしまった。

しかし、市場原理主義ももちろんだけど、その底流にあるアメリカ人のものの考え方の偏り方にはあっけにとられたというか、、、究極の個人主義と自己責任論、そして社会主義はおろか社会民主主義でさえも受けつけない徹底した嫌悪感というのは計り知れないものがあるのだなと思った。根本的に価値観が違うというかね・・。

世界の隅々まで自由と民主主義を行き渡らせようと大変な努力(笑)をしているアメリカ、しかし“私”が“私たち”のために、“持てる者”が“持たざる者”のために物事を考えることができない社会こそ最も危険な恐ろしい国ではなかろうか。

政府が国民を恐れるのではなく、国民が政府を恐れてしまうという“ビョーキshock”にかかってしまったら世も末か、、、って日本は大丈夫なのだろうか。。

アメリカの年次改革要望書に沿って動いている日本の行く末にあるものとはどんな社会なのだろうか・・・。ブルッ・・

とにもかくにも、この映画を見て感じたのは、医療や教育、介護といった国民生活を最低限保障するサービスに関しては、営利を旨とする民間機関ではなく、やはり国と政府にしっかりしたものを提供してもらわなければならないということ。

もちろん、そのためにはスウェーデンなどのヨーロッパ諸国なみとはいかないまでも、かなりの税負担と社会保険料を代償として払わなければならないだろうけど、払った分だけ国民生活に徹底して還元される社会であればそれも許容できるのではなかろうか。

そのためにも政府が国民を恐れる国、つまり国民と政治が密着し、真の意味で国民が政治を取り仕切る国にならなければならないのだと思う。それが本当の民主主義なのだ。

翻って、日本は、、、、down

まずはとにかく、民間を参入させて市場開放すれば国民にとっても選択肢が増えて良いという論は医療には当てはまらないということだけはよ~く分かった。

2009年4月 5日 (日)

夢のシネマパラダイス83番シアター:第三の男

第三の男

844greene08 出演:ジョゼフ・コットン、アリダ・ヴァリ、オーソン・ウェルズ、トレヴァー・ハワード

監督:キャロル・リード

(1949年・イギリス・105分)NHK-BS

評価★★★☆/70点

内容:第二次世界大戦直後、アメリカ・フランス・イギリス・ソ連の4カ国に分割占領されたオーストリアの首都ウィーン。そこでアメリカ人の作家ホリーは、訪ねる予定だった親友ハリーの事故死を知らされ呆然とする。彼の突然の死を不審に思ったホリーは、恋人のアンナや知り合いたちにハリーについて聞きまわる。そして、ハリーの正体が闇市場の黒幕で、粗悪なペニシリンの売買によって多くの犠牲者を出している事実を知らされる・・・。イギリスの代表的作家グレアム・グリーン書き下ろしの原作、アカデミー撮影賞受賞の白黒映画、アントン・カラスの音楽など、あらゆる点で高く評価されているサスペンス映画。カンヌ国際映画祭で作品賞受賞。

“ラスト、キムタクだったら、、、”

ラスト、並木道に佇むホリーの前を、ハリーの恋人で想いを寄せるアンナが悠然と立ち去っていく場面。

ホリーがキムタクだったら、、、

「おい、チョッ待てよ。ていうか何シカトしてんだよ。」

とキレる。

中居正広だったら、、、

「チョチョチョチョチョなに通り過ぎてんのチョット。」

「なに通り過ぎてんのかって聞いてんの。おい、おいっ・・・!!何か言えよ。。。無視?はぁ?何これ・・?フザケンなよ。なにカッコつけてんだよ。ていうかオレがただバカなだけじゃんこれって。オレが悪いのかよ。ていうかめちゃくちゃカッコ悪いじゃんオレ、、、ブツブツブツブツブツ・・・。」

と一人文句をたれつづける。

稲垣吾郎だったら、、、

「やぁ、これからワインでもどう、、、ですか、、あれっ?あのー、あれっ、行っちゃうんですか。あのー、ちょっと・・・。何なんだよ。。。

「フッw、はぁ~そっか。フッww、そうか、そうだよな。」

と一人で無理やり納得しようとする。

草彅剛だったら、、、

「あ、どうも僕です。あっ、あの、ちょっと待って下さい。。ちょっと僕の話を聞いて下さい。お願いします。僕の話を聞いて下さい。」

「ちょっと待てって言ってるじゃんannoy。なんで無視するんだよ。お願いだから待ってくれよweep。なんで僕の話を聞いてくれないんだ。なんでなんだよーー。。」

とその場にへたり込む。

香取慎吾だったら、、、

「うわっ、通り過ぎてくぅ。うわっ、完全無視。ヤッベェ、これって完全にフラれた。ヤッベー。」

「ウワッハ(笑)。ヤベェーこれって空しいぞ今。うわーー(笑)、、スマステられた、、ヤベェ頭おかしくなってきたぞ。今すぐ草彅くんと話したい。」

と一人でやけにテンション上がって興奮する。

さて、あなたは??主人公ホリーみたいになれるかな?

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カサブランカ

Img64 出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン

監督:マイケル・カーティーズ

(1943年・アメリカ・103分)NHK-BS

評価★★★/65点

内容:1940年、カサブランカはアメリカ亡命を願うヨーロッパ人たちの寄港地だった。酒場を営むリックの店へある日、通行許可書を求め、反ナチス運動の大物ラズロ夫妻が訪れる。その妻イルザはリックの元カノだった。2人は昔の想いを甦らせるが、ドイツ軍将校に追われる夫妻の窮状を知ったリックは、彼らを逃がす手助けをする。。第二次世界大戦下の仏領モロッコを舞台に、男と女、正義と悪のドラマが展開するロマンス映画。アカデミー作品・監督・脚本賞を受賞し、日本でも終戦直後に公開されて大ヒットを記録した。

“表向きはスタンダード、しかし実体は平凡のボン。。”

見るのが60年遅かったという一言に尽きる。

ボガートはカッコいいし、バーグマンの瞳に乾杯!だし、いろんな要素が詰まっているテーマを併せ持った映画なのは確かで、意外にユーモアにあふれていたりするのには良い意味で驚いた。

しかし、いかんせん単調に過ぎ、奥ゆかしさが足りない。

当時としてはドンピシャのタイムリーな企画だったと思うのだけど、今見ると平凡にしか見えない。

これって脚本が撮影に間に合わずに即興のシナリオを現場で作りながら撮影していたともいうし、今風にシナリオ変えてリメイクしたらけっこう良い作品になるんじゃないかなぁと思ったりもするけど、、、というのは、ソダーバーグの「さらば、ベルリン」(2006)で見事に裏切られちゃったけど・・。

それはそうと絶対リックとイルザは酒場の2階でメイクラブしちゃってるよねw。当時はそこらへんの表現規制も強かったんだろうけど。

リメイクはそこの部分をクローズアップして、、ってお前は何を見たいんじゃ・・・。

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さらば、ベルリン

20060921_126770 出演:ジョージ・クルーニー、ケイト・ブランシェット、トビー・マグワイア、ボー・ブリッジス

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

(2006年・アメリカ・108分)WOWOW

内容:1945年、ベルリン。ポツダム会談の取材のためベルリンにやって来たアメリカ従軍記者ジェイク。彼は専属運転手となったタリーが非合法に出国させようとしていた娼婦レーナと顔を合わせて驚愕する。戦前、ベルリン駐在記者時代にジェイクは、人妻のレーナと不倫の関係にあったのだ。その彼女の変貌ぶりに戸惑いを隠せないジェイクだったが、その矢先、タリーが謎の死を遂げる・・・。

評価★★☆/50点

グレタ・ガルボはたまたマレーネ・ディートリッヒを彷彿とさせるレーナ(ケイト・ブランシェット)の独壇場といった作品で、ラストのシーンなんかも「カサブランカ」を相当に意識したかんじになっているし、全体的にも「第三の男」なんかを連想させてそれなりに見応えはある。

しかし、観終わってみると、結局この監督は何をやりたかったんじゃ!?というのがよく分からんわというのが正直なところ。。

外側のパッケージだけカッコ良く見繕っても、オレはこれが撮りたいんだ!というメッセージが伝わってこないスカスカの中身だったら何の意味もない。

もし、オレはこれを言いたいんだ!というところが、昔の映画をオレは作れちゃうんだぜ!ということなのであれば、それは単なるエゴ以外の何ものでもない。

3DCGで塗りたくられたスカスカのアニメ映画と同じ範疇の映画を作ろうとしたわけではなかろうに・・・。

明快なコンセプトによるデザインのオールドファッションを着こなすファッションショー、、、しかし服は繕えてもそれを着こなすファッションモデルを作り上げることはできなかったようだ。。

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ダーク・ブルー(2001年・チェコ/英・112分)DVD

 監督:ヤン・スヴェラーク

 出演:オンドジェイ・ヴェトヒー、クリシュトフ・ハーディック、タラ・フィッツジェラルド

 内容:1939年、第二次大戦下のチェコ。チェコ空軍教官のフランタとその部下で親友のカレル、英国人女性のスーザン。3人をめぐる友情と恋を軸に、戦争や全体主義体制の不条理さをも浮き彫りにした戦争ドラマ。宮崎駿も絶賛した(そのためジブリcinemaライブラリーの1本となっている)、「コーリャ愛のプラハ」のヤン・スヴェラーク監督作。

評価★★★/55点

へぇ~、、宮崎駿って少女が表に出てこない映画も好きなんだぁ・・・(笑)。。

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シャーロット・グレイ(2001年・イギリス・121分)WOWOW

 監督:ジリアン・アームストロング

 出演:ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ、マイケル・ガンボン、ジェームズ・フリート

 内容:第二次大戦中、看護婦のシャーロットは、列車で知り合った役人リチャードとあるパーティへ出向き、そこで出会ったパイロットのピーターと恋に落ちる。しかし、彼は戦地へ赴き、フランスで行方不明になってしまう。彼の身を案じるあまり彼女は、諜報員になることを決意。堪能なフランス語を活かしてフランスへ潜入するが・・・。

評価★★★/65点

顔のアップが映し出されると、どっからどう見たってLOTRのガラドリエルなのだ!

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ラブ・アンド・ウォー(1996年・アメリカ・114分)Video

 監督:リチャード・アッテンボロー

 出演:サンドラ・ブロック、クリス・オドネル、マッケンジー・アスティン

 内容:第一次大戦末期の北イタリアで、傷病兵運搬の運転手をしていた米国人新聞記者アーネストが、爆撃を受けて赤十字病院に担ぎ込まれ入院。そしてそこの看護婦アグネスと恋に落ちる。。文豪ヘミングウェイの若き日の恋を、彼の残した手記や友人達の証言などをもとに映画化。

評価★★/40点

戦争と恋愛。ドラマティックかつ映画的に結びつきやすいテーマ。

、、が、まったくの時代遅れな描き方にほとほと閉口してしまう。

まぁ、この監督さんの特徴というか、初期の頃から良くも悪くもほとんど進化してないんだよね。また、それに輪をかけたようにキャスティングも最悪なんだわ・・ww。

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コンフィデンス 信頼(1979年・ハンガリー・106分)NHK-BS

 監督:イシュトバン・サボー

 出演:イルディコ・バンシャーギ、ペーター・アンドライ

 内容:第二次世界大戦末期、ナチス統治下のハンガリーのブダペストを舞台に、夫がレジスタンスとして地下に潜ったために独り身になった妻と、偽装のために彼女にあてがわれた仮の夫との微妙な心の動きを描く。。

評価★★★/60点

ああいう極限状況だと燃えるんだなぁ、、、究極の不倫!

2009年3月29日 (日)

夢のシネマパラダイス281番シアター:攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL

Mainvisual 声の出演:田中敦子、大塚明夫、家弓家正、山寺宏一

監督:押井守

(1995年・松竹・80分)

評価★★/40点

内容:2029年の企業集合体国家に、謎の天才ハッカー“人形使い”が出現。精鋭サイボーグによる特殊部隊・攻殻機動隊がその捜査にあたった。隊長の草薙素子は、電脳に侵入し人格まで操作してしまう人形使いの能力を知って、自らの存在意義に疑念を抱き始める・・・。近未来の超高度ネットワーク社会を舞台に、公安警察の特殊部隊の活躍を描いたサイバーパンクアニメ。アメリカでビデオチャートの1位を記録したことでも有名。

“自分の知識欲を刺激し、煽る映画は好きだが、知識欲を麻痺させる映画を観るのははっきりいって嫌い。”

この作品を始めて観たのは公開数年後、大学に入ってからだったと思う。

原作マンガを読んでいなかったとはいえ、おバカなオイラなんかは「ろっか」というところだけですでにな、何?みたいな・・・。

ロッカなのか六家なのか六課なのか、、、と思ったら「きゅうか」という言葉が。。

旧家?九課?

もうよほどレベルが低かったんだね、、、我ながら。。

まぁそんなところで立ち止まってしまうぐらいだから、内容にもほとんどついていけず、デジタル技術の海の中で創造されたアニメ、そのデジタル情報の渦の中でただただ溺れているだけだったのです。

でもまぁやっぱり原作マンガを読んでから見るべきものだったのかなという感じはする。

なんてったって士郎正宗だからなぁ。

押井守には悪いけど、この映画もまた士郎正宗の“攻殻機動隊”の1つのパーツとしてみるべきものなのかな、とは感じた。

1個の独立した作品としてはなんだか見れへんなあと。

自分がおバカなのを加味してもちょっとこの映画は情報量が少なすぎる。

だからまぁ何回か観ないと分からないのかもとは思うのだけど、これって士郎正宗のマンガの読み方とは全く逆じゃないだろうか。

後に攻殻を読んだりしても思うけど、士郎正宗の印象はとにかく情報量が多い。欄外に注釈がわんさか書かれてるし、絵の情報量もあふれていて1ページ読むのにけっこう時間がいるんだよね。読めば読むほど理解が深まるというかんじで。

情報量が多いから何回も読む、しかし映画の方は情報量が少ないから何回も見るというそういう違いがあると感じたかな。

あと士郎正宗マンガの楽しみ方って「アップルシード」なんかだとデータブックとかイラスト集などの副読本も出てて、それらを見ることによってさらにそのマンガの世界を楽しめてしまうといういわば副教材になってるわけで。

だからそういう副教材を含めて1つの作品世界として楽しむ、それが士郎正宗マンガの独特の面白さだと思うのですが。

なんかこの映画を観ると、これも士郎正宗攻殻の副教材の1つなんじゃないかなと、逆にいえば副教材にしか見えないということをすごく感じてしまったのだった。

それがいいのか悪いのかといえば★2つ付けてるくらいだから言わずもがなだけど。

ただどうなんだろう。押井守の側からすると、この作品は単なる実験的な作品だったのかもしれない。押井守自身はまだ過渡的な段階にいるのかなぁなんてことを当時はふと思っていた・・・。

ま、「イノセンス」観てその思いは見事に裏切られたけどね(笑)。

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イノセンス

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声の出演:大塚明夫、田中敦子、山寺宏一、竹中直人

監督:押井守

(2004年・東宝・99分)2004/03/16・MOVIX仙台

評価★★☆/45点

内容:2032年の日本。世の中は、人とサイボーグ、そしてロボット(人形)の共存が進んでいた。と同時にテロも各地で続発。そんな犯罪を取り締まる政府直属の機関・公安九課の刑事バトー。彼は、身体全体がサイボーグで、純粋な部分はわずかな脳だけ。そして彼を人間たらしめているのは、かつて想いを寄せていた草薙素子の記憶と、愛犬バセットハウンドへの無償の愛情だけだった。そんなある日、暴走した少女型のロクス・ソルス社製の愛玩用ロボットが所有者を惨殺する事件が発生。さっそく相棒トグサとともに捜査に乗り出すバトーだったが、その過程で彼の脳を攻撃する謎のハッカーの妨害に見舞われていく・・・。

“この映画からは魂(ゴースト)を感じない。それゆえこの作品を観る意味という根源的なところで何も見出すことができない。”

「マトリックス・リローデッド」でも感じたことだけど、娯楽としての映画に、より強いエンタメ性を付加しなおかつ補強していくものが、作り手と観客の相互理解の強化のためのストーリーと映像のバランス取りと補完性ではなく、徹底した圧倒的映像体験の強化なのだとすれば、それは自分の感性とは本質的に合わない。

というかもともと自分の好みではなくて、あまりやってもらいたくない手法だということは前もって言っておく。

観てる時は面白いが、それは決まって一過性で、結局心の中に何も残していかないのだから。

そして、攻殻もそうだし、本作イノセンスもまたしかり。と個人的には感じてしまったのだった。

まずもってこのシリーズからは“情”を感じることができない。

人間と機械の境界が曖昧になっている世界観とそこから来る自分という存在定義への言い知れぬ不安を描こうとしているのは、特に前作よりも顕著で、そのため“情”が定まらないというのも無理やり理屈づけて考えれば分からないでもない。。

そうでなくとも本作では、ゴーストを持たないロボットの暴走事件を扱っているわけで、その愛玩ロボット「ハダリー」に“情”がないのは言うまでもない。

そして、そこから我々が認識し得るものは、ただ恐怖それのみである。

だが、この映画のある意味信じがたい点は、「ハダリー」が我々の内に呼び覚ます恐怖というただ一面でのみ完全に立ち止まっているところで、この愛玩ロボット「ハダリー」を作ったヤツも出てこなければ、所有するヤツも出てこないという欠陥を平然とやってのけている。

魂(ゴースト)がないのではなく、魂(ゴースト)を描いていないのだ、と自分勝手に解釈させてもらった。

では、“情”の対極にある“理”はどうかといえば、これがまた悲惨そのもの。

孔子やら何やらいろいろご立派な比喩やら理屈やらの数々を次々にひけらかしてくるが、それらが自分の中に残すものは空虚と倦怠だけ。

この映画はあれなのか?人間と機械の境界線というよりか、理屈と屁理屈の境界線を彷徨う映画を目指しているのか?

しかもこの決められたような通り一遍の“理”が、不器用なバトーやトグサの微かな“情”の灯を消してしまいもはや風前の灯だし、1つの型に嵌めてしまい自分の中で何も震えず。

オイラは映像よりもまずストーリーとキャラクター重視、“情”と“理”の融合と“魂”を見たいタチなので、この点は看過できない。

しかし、ただひとつ、映像だけはスゴイことは認めよう。

映画のオープニングでヴィリエ・ド・リラダンの「未来のイヴ」の一説が引用されているが、この「未来のイヴ」に出てくる人造人間ハダリーの、まだ髪の毛や人工肉、皮膚が付着される前の内部系統。また、その製作者であるエディソンのハダリー内部の身体組織の詳細な驚くべき解説などから想起される造型描写を見事に再現してくれた。

とはいっても、1880年代にこの「未来のイヴ」を書き上げてしまったリラダンの魔術師ぶりには到底かなわない。

ちなみに前作で、ネットの海に消えた草薙素子の本作における守護天使ぶりも、「未来のイヴ」でものの見事に表現されている。

さすがにネットという概念は出てこないけど、それに似たものとして、神経流体や流体電導網といった言葉でソワナ(本作にも名前だけ出てくる)の魂と意志が距離を無視して飛んでいくといった驚きの描写がなされている。

押井はリラダンになれるのか。。

概念や世界観は今までの作品で飽きるほど見てきた。

今度はこちらが身震いするほどの“魂”をもしっかり描いてみせてもらいたい。

一応は期待しとるのよ・・・。

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アップルシード

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声の出演:小林愛、小杉十郎太、松岡由貴、藤本譲

監督:荒牧伸志

(2004年・東宝・103分)DVD

評価★★☆/45点

内容:西暦2131年、世界中を巻き込んだ非核大戦は人類に大きな爪あとを残して集結した。そんな荒廃した世界の中で、人々に唯一の希望を与えたのは、最後の理想郷“オリュンポス”。だが、その人口の50%は、ヒト社会の安定を目的に造られたクローン人間“バイオロイド”が占めていた。そのオリュンポスに大戦を生き抜いた若き女性兵士デュナン・ナッツが連行されてくる。そして彼女の前には大戦で死んだはずの恋人ブリアレオスが現れる。しかし、彼は戦争で重傷を負った体の大半を機械化されており、かつての面影をなくしていた・・・。「攻殻機動隊」の原作者としても知られる士郎正宗の「アップルシード」を3Dライブアニメという世界初の手法で映像化した近未来SFアクション。

“最初は新鮮な映像に引き込まれるが、所詮はゲームショウの特設ブースで初体験映像として流してた方がまだマシなレベル。”

手塚治虫の「火の鳥 未来編」に出てくる電子頭脳ハレルヤを想起してしまったけど、その点においても本作は描写が致命的に浅い。

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べクシル2077 日本鎖国(2007年・松竹・109分)WOWOW

 監督:曽利文彦

 声の出演:黒木メイサ、谷原章介、松雪泰子、朴路美、大塚明夫

 内容:バイオ&ロボット技術で市場を独占していた日本は、国際協定に反発し国際連合を脱退、ハイテク技術を駆使した完全なる鎖国を開始する。それから10年後の2077年、日本を牛耳る企業・大和重鋼の暗躍を危惧した米国特殊部隊SWORDは潜入作戦を決行する。そして女性兵士べクシルが潜入に成功し、レジスタンスを率いるマリアと行動を共にするが・・・。

評価★★☆/50点

1ヌキ2スジ3ドウサ(映像・シナリオ・演技)という映画の評定マニュアルに照らしてみると、、、映像、スゴイ。シナリオ、薄っぺら。演技、大根・・・。

プレステ3でメタルギアソリッドやってる方が断然面白いっちゅうレベルです。。

なんつーか、作り手の技術屋として志向するベクトルと、観る側が求めるベクトルというのがかなりかけ離れちゃってるなと。「ファイナル・ファンタジー」もそうだったけど。

3DCGなどの専門的なことがホメられて、それがいい映画とか完成度の高い映画なんだというベクトルじゃなくて、自分にとって、また誰かにとって好きな映画、愛すべき映画というのを作ってもらいたいんだわなぁ。。

クールじゃなく子供っぽくていいから、そんな映画を観たいんだよオイラは。

ま、だから、ピクサー映画は大好きなんだけどさ。そんなオイラがこの“大人な”映画を語る資格なんてないのかもしれないけど、大丈夫かなと思っちゃうよジャパニメーションの将来・・・。

しかし、、「砂の惑星」のサンドワームをここで見ることになるとはね(笑)。

2009年3月 2日 (月)

夢のシネマパラダイス338番シアター:“グローリー・トゥ・ザ・フィルムメーカー”北野武vol.2

キッズ・リターン

Kids 出演:安藤政信、金子賢、石橋凌、森本レオ、山谷初男、寺島進、丘みつこ

監督・脚本:北野武

(1996年・日本・108分)仙台フォーラム

評価★★★★/75点

内容:偶然に再会したシンジとマサルの高校時代の回想から物語は幕を開ける。2人はいつも授業をさぼって悪ふざけをしていたが、けんかで負けたことをきっかけにマサルはボクシングを始める。が、素質を見出されたのは彼にくっついて入門したシンジの方だった。マサルはボクシングをあきらめ、ヤクザの道に進む。それぞれに成功をつかんだ2人だったが、やがて運命に引きずられるようにして転落していった。。

“親が出てこないのが少々気になるくらい。”

まぁ、先公があのバカ共はほっとけとサジを投げてるくらいだから、それ以前に親は投げ出しちゃってるはずなんだろうけども。

でも、家庭を描かないことでこの映画がパーソナルな映画になっているかといえばそうともいえない。

なぜなら同じかていでも過程の方も描いていないわけだから。

その手法が北野流といえる特徴ともいえるし、北野映画の独特な味と色を醸し出していて個人的には好きなのだけども、ただあのラストの「まだ始まってねえよ。」という決め台詞。

少なくとも彼らが家庭・ファミリーと過程・プロセスを顧みることをしなければ同じことの繰り返しにしかならない何の意味も成さない言葉になってしまうことだけは確かだ。

まぁ北野映画には一貫して家庭の影が皆無だし、過程に関してもいかに排除し省略していくかが第一にあるから、北野映画の手法も諸刃の剣ではあるのかもしれない。

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菊次郎の夏

Kikujiro 出演:ビートたけし、関口雄介、岸本加世子、吉行和子、細川ふみえ

監督・脚本:北野武

(1999年・日本・121分)1999/06/12・ルミエール1

評価★★★★/80点

内容:浅草で祖母と暮らす小学3年生の正男は、夏休みを利用して写真でしか見たことのない母に会いに行くことを決意。そんな正男を心配した近所のオバハンは、無職でブラブラしている夫・菊次郎を同行させることにする。嫌々引き受けた菊次郎は、正男との旅も右往左往でいい加減。だがそんな2人の間にもやがて交流が生まれ、ついに正男の母と対面の時を迎えるが・・・。

“映画監督北野武とお笑い芸人ビートたけしのバランスが加速度的な崩壊をみせていくのにもかかわらず、物語は破綻するどころか加速度的な面白さと求心力をみせていく。”

お笑いのネタやセンスだけを取り上げればはっきりいって古臭いのだが、ビートたけしだからこそ許される、ビートたけしだからこそ笑えるギャグの数々が映画の中でほとんど暴走気味といっていいくらいに発揮されている。

まぁようするに面白いんですわ。

しかも映画がちゃんと成立しちゃってるんだもんなぁ。

実は暴走しているかに見えたビートたけしは、映画監督北野武の手のひらでちょこまか動き回っているにすぎなかったと、そういうことなのかもね。

笑いのセンスは言わずもがな、映画のセンスもやっぱ相当あるわなと再実感。。

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あの夏、いちばん静かな海。

Anonatsu 出演:真木蔵人、大島弘子、河原さぶ、藤原稔三

監督・脚本:北野武

(1991年・東宝・101分)NHK-BS

評価★★★★/75点

内容:耳が不自由な青年と少女の淡い恋を、台詞の少ない簡潔な映像や、北野監督独特の編集技術で描き出したラブストーリー。清掃車のアルバイトをする聴覚障害者の茂は、壊れたサーフボードを拾ったのを機にサーフィンを始めた。同じ障害者で茂の恋人の貴子は、いつも浜辺で彼を見守っている。やがて茂はサーファー仲間とも親しくなっていき、大会にも出場するようになったのだが、夏が終わるとともに茂の姿は海辺から消えていた・・・。

“オレンジの皮むきならオイラにまかせろ!”

だって下手なんだもんあの人たち。

ま、そんなことよりこの映画はあれだな、記録には残らないけど記憶には絶対残る映画だな。

バックグラウンドで波の音ってのはすごく好きだし。だからサザンの“チャコの海岸物語♪”も好きなのです、、映画と関係ねぇー。

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その男、凶暴につき

Sonootoko 出演:ビートたけし、白竜、岸部一徳、川上麻衣子、芦川誠、佐野史郎

監督:北野武

(1989年・松竹富士・103分)WOWOW

内容:人気タレントのビートたけしが本名の北野武名義で初監督に挑戦した暴力性みなぎるハード・バイオレンス。マイペースゆえに署内でも孤立している刑事の吾妻は、同僚の刑事を巻き込んだ麻薬組織の暗躍を知り、後輩の菊池とともに事件の真相を追った。売人を締め上げて、表向きはレストランの経営者である黒幕の仁藤に接近した吾妻は、仁藤が差し向けた殺し屋の清弘に命を狙われる。。。

評価★★★☆/70点

まるでしなった鋭利な刃の上をヒタヒタと進むようなヒンヤリとした緊張感、そして静寂と暴力の不思議で刺激的な共存。

危険な美的世界。

1作目から北野映画たる世界観を完璧に確立してしまえるというのはやはりただ者ではない。しかし、当時それを見抜いていたのは淀長だけだった・・・。

夏祭り、海、車の後部座席、、、北野映画のベースがすでに詰まっているのも見所。

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ソナチネ

Sonatine 出演:ビートたけし、勝村政信、大杉漣、寺島進

監督・脚本:北野武

(1993年・松竹・93分)DVD

評価★★★/65点

内容:北嶋組の幹部・村川は、友好団体の中松組の助っ人をすることになり、弟分の片桐やケンらを連れて沖縄を訪れた。中松組と敵対する阿南組は村川たちが来たことでかえって刺激され、抗争はますます激化。村川たちは中松組幹部の上地とともに、海の近くの廃家に身を隠す。何もすることがなくなった村川たちはダラダラとした日々を過ごすが・・・。

“ダウンタウンのガキ使ばりの幼稚で過激な内輪遊びと夏休みごっこ。そこに死臭漂うフィルターをかぶせると身もすくむような美しさと熱さと冷たさが意味もなく押し寄せてくる。”

熱いものに触れて、パッと手を引いたら実はそれは異常に冷たいものだった。。

冷酷な凶気と内なるパッションは表裏一体。

それを燦々と太陽が照りつける灼熱の沖縄に焼き付ける。

暑いはずなのに、そぞろ寒い悪寒に襲われて見ていて怖くなってくる。

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BROTHER(2000年・日/英・114分)WOWOW

 監督:北野武

 出演:ビートたけし、オマー・エプス、真木蔵人、大杉漣

 内容:ヤクザ同士の抗争で組織を追われた男がアメリカのロスに移住し、そこで腹違いの弟と出会う・・・。北野映画おなじみのバイオレンス・アクションが繰り広げられる北野監督第9作目。

評価★★★/55点

世界標準という言葉が耳に痛い。指詰めより腹切りより何よりこの言葉が痛ぇーーwobbly。。

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