2009年11月16日 (月)

夢のシネマパラダイス340番シアター:人間を引き裂いていく戦争

蟻の兵隊

Ari 出演:奥村和一

監督:池谷薫

(2005年・日本・101分)CS

内容:終戦当時、中国山西省にいた日本兵のうち約2600名が中国国民党軍に編入させられ、共産党軍との内戦参加を強要され中国に残留していた。やがて帰国できた彼らを日本政府は脱走兵とみなし、恩給資格を剥奪、日本軍司令官と中国国民党軍との間に密約があったという残留兵たちの主張を退けていた。残留兵として中国内戦を戦った奥村和一らは、戦後補償を拒み続ける国を相手に裁判で今も闘い続けている・・・。そんな奥村老人にカメラを向け、真相解明に奔走する姿を追ったドキュメンタリー。

評価★★★★/80点

戦争において加害と被害は合わせ鏡のように表裏一体でつながっており、その両面から見なければ戦争の何たるかは見えてこないとはよくいわれる。

しかし、その中で、唯一の被爆国として激烈な被害をこうむった一方、アジア地域に多大の加害を与えた日本において、加害の記憶というのはスッポリ抜け落ちてしまっているといわなければならない。

映画なりドラマなり加害というのを真正面から捉えた作品というのはついぞ見たことがないのだから。

その点で、中国で戦った日本兵・奥村和一を通してあの戦争の加害と被害を両面から見据えることになったこのドキュメンタリー映画を見れたことは、自分にとっては重く貴重な映画体験になったと思う。

補聴器を付け、杖をついた老人が語る生々しい記憶と「殺害現場」を訪れる記憶の道程には息をのむ思いがしたけど、その中でも、処刑した中国人の息子さんに贖罪の思いで面会した奥村氏が、一転して旧日本兵としての顔を垣間見せる場面は圧巻だった。

戦時中の軍事教育がいまだに身体の中に残っているのだ、と言う奥村氏の言葉には衝撃を受けたけど、戦争というのは人間を人間でなくすものなのだということをまざまざと実感させられた映画だったと思う。

オイラの父方の祖父は、シベリア抑留を経験し、祖母は満州から1年半もかけて命からがら日本に引き揚げてきたと聞いたことがあるけど、本人の口からは詳しいことを聞くことなく祖父は亡くなり、祖母は寝たきり状態。

ただ、祖父が抑留時につづった日記が遺品としてあって、でもロシア語で書かれていて内容が分かんないんだよね。親父は常々、誰か翻訳してくれる人いないかなって言ってるけど。

戦後60年以上経って薄れゆく戦争の記憶、祖父母世代の孫にあたるオイラにして既にバトンが渡っていない状態なのだから、どんどん風化していってしまうんだろうな・・。

せめてこういう映画やドラマを見て戦争について知っておかないと。。

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プラトーン

Mp202 出演:チャーリー・シーン、トム・べレンジャー、ウィレム・デフォー

監督・脚本:オリヴァー・ストーン

(1986年・アメリカ・120分)NHK-BS

評価★★★★/80点

内容:アカデミー賞で作品・監督賞など4部門を受賞したオリヴァー・ストーンの話題作。1967年、両親の反対を押し切って志願してベトナムへやって来たクリスは、最前線の戦闘小隊(プラトーン)に配属される。苛酷な環境と過度の緊張が彼の精神をぼろぼろにしていく中、班長のエリアスだけは彼に優しく接し、無益な殺人にも反発を感じている。隊長のバーンズ軍曹はエリアスとは対照的に冷酷無比な男で、2人はことあるごとに対立を繰り返していた・・・。

“オリヴァー・ストーン爆死!!”

戦場の3大要素である虐殺、略奪、レイプをジャングルの蒸し暑さとともにまるでやけのやんぱちのごとく描ききったオリヴァー・ストーン。

彼のマグマのような熱い情熱に彼自身の理性もちょっと壊れちゃったんじゃなかろうか。そうじゃないとたった54日間でこの映画撮れないだろフツー。

どうりで映画にチョイ役で出てきたと思ったら速攻で爆死しちゃうわけだ(笑)。

いや、オリヴァー・ストーン、オイラは認めるよアンタのこと。

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パール・ハーバー

Ph 出演:ベン・アフレック、ケイト・ベッキンセイル、ジョシュ・ハートネット、キューバ・グッティングJr.、アレック・ボールドウィン、ジョン・ボイト

監督:マイケル・ベイ

(2001年・アメリカ・183分)MOVIX仙台

評価★★/40点

内容:第二次世界大戦直前のアメリカ。兄弟同然に育ったレイフとダニーは少年の頃からの夢でもあるアメリカ空軍のパイロットに志願する。視力検査で引っ掛かったレイフは担当看護士のイヴリンに嘆願し、なんとか合格の判をもらうことに成功。とともにイヴリンのハートを射止めようと猛烈アタックを開始する。が、1941年、現地時間12月7日・・・。パール・ハーバーは一瞬にして深紅に染まり、戦争は突然の嵐のように彼らの青春に襲い掛かった。

“1億3500万ドルかけて特攻しかけたこの映画にある意味拍手を送りたい。”

まず正直に白状せい。

監督2人おるやろ。そうやろ。そうとしか言いようがないでこれは。オイラの目は節穴じゃなかよ。

日本人として笑っていいものかどうか、、でも笑うしかないっしょこれ・・・。

燃料満タンで飛び立ったと思ったら実は片道とちょっと分しか入れてなくて、あえなく息切れそのままドボンてなかんじ?

おいおい、製作費1億3500万ドルかけて特攻しかけたのかよこの映画は、、、無残やな。

ついでにこれも言っとく。

戦争の罪より、あのオナゴの罪の方が身近で恐いよ。。。

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カジュアリティーズ(1989年・アメリカ・113分)Video

 監督:ブライアン・デ・パルマ

 出演:マイケル・J・フォックス、ショーン・ペン、ドン・ハーベイ、ジョン・C・ライリー、ジョン・レグイザモ

 内容:1966年、ベトナムの戦場で上官、同僚の4人がベトナム人少女をレイプし射殺するのを目撃した兵士エリクソン。基地に戻った彼は上官らを告発するが・・・。

評価★★★/65点

良く言えばこういう映画をちゃんと作れてしまうアメリカの懐の深さ。悪く言えばいまだに独善を振りかざして世界で罪を犯しまくっているアメリカ、いいかげんやめれ。

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さよなら子供たち(1987年・仏/独・103分)NHK-BS

 監督・脚本:ルイ・マル

 出演:ガスパール・マネッス、ラファエル・フェジト、フランシーヌ・ラセット

 内容:12歳のジュリアンは、パリ郊外のカトリック寄宿学校に疎開している。そこへ3人の転校生がやって来るが、彼はそのうちの1人ジャン・ボネのロッカーをこっそり覗き、ジャンがユダヤ人だと知る。寄宿生活を送るうちに、ジュリアンとジャンは次第に親しくなるが、料理番がゲシュタポに密告し、ジャンら3人の転校生と彼らをかくまった神父が連行され、学校は閉鎖されてしまう・・・。ナチス占領下のフランスを舞台に、子供たちの友情が戦争に巻き込まれていくさまを描いた、ルイ・マル監督の自伝的ともいえるドラマ。ヴェネツィア国際映画祭作品賞受賞。

評価★★★★/75点

“映画を珠玉の価値にまで一気に高めた永遠のラスト。”

少年の瞳に永遠に刻みつけられた別れと光景。

散発的でつながりもまとまりもなかったエピソードの数々の積み重ねが、ラストの少年の表情により一気に意味をもったものになった。

ラストのカットだけはルイ・マルも対象に相当肉薄して思い入れを込めて撮ったと思う。凄いよあの演技は。

ラストを際立たせるがための淡々描写に徹したといえるのかもしれない。

誰かが殺されるわけでもない、戦場でもない。

でも戦争の影、それは人間が隠し持っている憎悪や恐れと不安、が着実に普通の日常生活に侵食してくる。淡々とした画面の節々にそれらがトゲのように突き刺さっていくのが感じられ心が痛くなった。

「蝶の舌」のラストも強烈さと静寂さの中で永遠に刻みつけられたラストとなっているが、この映画もそういう表現がピタリと当てはまるような強いインパクトを残したと思う。

2009年11月15日 (日)

夢のシネマパラダイス339番シアター:おくりびと

おくりびと

20080916_327104 出演:本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子、吉行和子、笹野高史

監督:滝田洋二郎

(2008年・松竹・130分)2009/03/01・盛岡ピカデリー

内容:オーケストラのチェロ奏者として生きてきた大悟は、所属していた楽団の解散を機に、妻の美香とともに故郷の山形へ帰ることに。さっそく職探しを始めた大悟は、“旅のお手伝い”という求人広告を見て面接に行き、採用は即決する。が、旅行代理店だと思ったその仕事は、死出の旅立ちのお手伝いをする納棺師だった。大悟は、妻にも言い出せないまま、納棺師の見習いとして働き始めるのだったが・・・。アカデミー外国語映画賞など数々の映画賞を受賞。

評価★★★★/80点

どこかしこに散りばめられた間の抜けた演出、、浅~く広~く大衆受けする映画といえば聞こえはいいけど、実質全体的に重量感のないチープな出来、、ようするに映画監督には珍しく作家性というものを恐ろしいくらいに持ち合わせていない監督。

それが滝田洋二郎といえば真っ先に思い浮かぶ印象で・・・。

そんなだから、本作の賞レースでの快進撃には、にわかには信じがたいものがあったのだけど、アカデミー外国語映画賞獲ったどーーっ!ということで、突然変異でも起こしたのかぁ!?という思いで見た次第。。

そしたっけば、かなり良質な小品に仕上がっているではありませんか。

生と死という普遍的なテーマを決して大仰に見せびらかそうとはせず、ただ淡々と見つめようという姿勢には好感がもてたし、その上で日本人に古代から深く根付いたケガレ意識(簡単な例を挙げれば、自分の箸を他人が使うのは汚らわしいからイヤだという意識。スプーンやフォークといった西洋食器はいいのに箸や茶碗はダメといった日本人特有の感覚で、その中でも最も忌み嫌われたのが死のケガレ=死穢、つまり死体に触れることだった。ひと昔前にあった部落差別もこれに起因している。)といった重さと、ユーモアを散りばめたコミカルな軽さが絶妙なバランスを保っていて、それに加えて映画の舞台となっている山形県庄内平野の移ろいゆく季節の背景が伝統的な日本の歴史と風土を違和感なく溶け込ませていて、自然と映画の世界に入っていける親しみやすさにあふれていて見やすいのも良かった。

また、思わずヨダレが出てきそうなほどグルメを色濃く映し出しているのも、死と対極にある生を象徴的に描き出すには適格であっただろうし、主人公をチェロ奏者にした設定も、“冷静かつ正確で、静謐な優しい愛情にあふれていて、全ての行いが美しい・・・”納棺師の指さばきが、芸術家のそれに匹敵し、生き方にもつながってくるというのも巧く、オーソドックスでシンプルなつくりになっているものの単なるハウツーものには終わらない優しい香りと情感あふれる真摯な映画になっていたと思う。

まぁ、これが伊丹十三だとか強烈な個性を持った監督さんだとエグイ性を描き出してくる可能性が非常に高い題材だと思うんだけど、広末涼子の「こんな所じゃ恥ずかしいよ・・」の一言でお腹一杯ッスよもう(笑)。

しかし、広末涼子の嫁さん姿ははっきりいって萌え~lovelyだったんだけど、もうちょっと大人な女優さんの方がこの映画にとってはよかったような気も・・・。

でもとにかく、企画段階から関わっていた本木雅弘の型と形を超えたところまで持っていった流れるような美しい所作、ベテラン納棺師を演じた山崎努の最高のアクセント、笹野高史の渋味のある演技など、実力派キャストの出来栄えも充実で、それらが滝田洋二郎のベタベタに陥る演出の一歩手前でしっかりと地に足を着かせ、久々に日本映画らしい日本映画を見ることができたように思う。

滝田洋二郎の力量にはまだ疑問符だけど、、、困ったことにこれは美味しくて良い映画なんだわさww

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オールウェイズ(1989年・アメリカ・123分)NHK-BS

 監督:スティーブン・スピルバーグ

 出演:リチャード・ドレイファス、ホリー・ハンター、オードリー・ヘプバーン、ジョン・グッドマン

 内容:腕のいい森林消火パイロットのピートが友人を助けようとして事故死する。幽霊となった彼は、恋人ドリンダに未練タラタラでまとわりつくが彼女は気付かない。一方、彼女の方もピートのことが忘れられず、青年パイロットとの新たな恋の一歩を踏み出せずにいた・・・。

評価★★★★/80点

スピリチュアルでありながらどこかノスタルジックな雰囲気を漂わせているのは、オードリー・ヘプバーンとオールディーズの名曲「煙が目にしみる♪」によるところが大きいと思うけど、そんな本作は同時期に公開された『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990)よりは『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)の方に相通じるものがあるように思う。

さらにそこに、あまり深刻に事を考えないノー天気さと、コミカルな連帯感が加わり、非常に心地良い空気感に包まれているのがミソ。

それがつまりは80年代の幸せな空気感だと思うのだけど、それを恥ずかしげもなく素直な形でスクリーンに映し出せるのは、子供のような純粋な心を永遠に持ち続けるスピルバーグだからこそ可能なのかもしれない。

このての映画にありがちな正者が死者の姿を見ることができるというこれ見よがしな泣かせ演出もなく、ことさら感傷的じゃないのもいいし、死者の声が生者の意識下の思いになるという設定も粋でイイ。

オイラ的には、スピルバーグの監督作品の中でもかなり上位にくる良品でっス。

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奇蹟の輝き(1998年・アメリカ・113分)DVD

 監督:ヴィンセント・ウォード

 出演:ロビン・ウィリアムス、キューバ・グッティングJr.、アナベラ・シオラ

 内容:お互い支えあっていた夫婦が、子供2人を同時に失い、妻はそのショックから自殺未遂を起こすが夫の献身的な介抱で立ち直る。しかし、今度は夫が事故死してしまい、天国へ旅立つ。そして妻は絶望で自殺し、地獄へ送られてしまう。そこで夫は妻を探しに地獄へ向かうのだが・・・。

評価★★★/65点

映像は近年稀にみる奇蹟的な輝きを放っているが、いかんせんストーリーに全く輝きがないプラマイゼロ映画。

2009年10月18日 (日)

夢のシネマパラダイス434番シアター:真実のとき

真実の瞬間<とき>

2 出演:ロバート・デ・ニーロ、アネット・ベニング、ジョージ・ウェント

監督・脚本:アーウィン・ウィンクラー

(1991年・アメリカ・104分)NHK-BS

評価★★★☆/70点

内容:1950年代にハリウッドを吹き荒れた赤狩りの嵐に、敢然と立ち向かった1人の映画監督の姿を描く人間ドラマ。1951年9月、売れっ子監督のデイヴィッド・メリルは、20世紀フォックスの代表ダリル・F・ザナックから、非米活動委員会の共産主義者のリストに自分の名が挙げられていることを聞かされた。助かるために誰かを告発するよう勧められたメリルは、「友人を売れるかバッキャロー!」と一蹴し、そのため撮影所への立ち入りを禁止されてしまう・・・。

“Shame on you!Shame on you!”

こういうことを労力をかけてわざわざ映画にしなくてもいいような時代と社会であってほしい。

映画という媒体には観る者に思考と議論を呼び起こし、“真実”に対する理解を促す、そういう力が備わっているのは百も承知なのだけど、それ以前に本来映画というのは夢を売るものなのだから。

それを夢と親友を強制的に天秤にかけさせることを平然とやってのけていた時代があったなんて・・。デ・ニーロの「恥を知れ!」という言葉が深く耳に残る。

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大いなる陰謀

Lions_lambs_2_1a 出演:ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、トム・クルーズ、マイケル・ペーニャ

監督:ロバート・レッドフォード

(2007年・アメリカ・92分)WOWOW

内容:対テロ戦争の持論を展開している共和党のホープと謳われる上院議員アーヴィング(トム・クルーズ)は、世論の支持を得てポイントを稼ごうとベテラン女性ジャーナリスト(メリル・ストリープ)の単独インタビューを行う。だが、アーヴィングが掲げた戦略の裏に“仕組まれた真実”が潜んでいると確信した彼女は、その真相を明らかにしようとする。そんな中、大学教授(レッドフォード)の教え子である2人の若者は戦地アフガニスタンで新たな作戦に就こうとしていた・・・。

評価★★☆/50点

映画見終わったあと、“大いなる陰謀”という大仰な題名をつけるほどの映画なのか!?と疑問に思ってしまったが、しかし少なくともオイラにとっては常識中の常識であることを、かの国の人々からすれば大いなる陰謀として目に映ってしまうのだとしたら、アメリカという国はほとほと救いようがないと言わなければならない。

例えば、ヒスパニックと黒人の学生が奨学金目当てに志願兵にならざるをえない現実、つまりは貧困層やマイノリティが戦場に駆り出される現実というのはベトナム戦争から何にも変わっていないわけで、それこそトム・クルーズが20年前に主演した「7月4日に生まれて」(1989)なり「プラトーン」(1986)などでさんざん描かれてきたことだろう。

あるいは、マイケル・ムーアの「華氏911」(2004)で描き出される現実の方がよっぽど苛酷で真に迫ってくる。

それをこの映画では、ネオコンの論理を能弁と語りつくす共和党上院議員と結果的には風見鶏と化してしまうジャーナリスト、そして椅子にカッコ良く佇むだけのリベラルなインテリ教授というステレオタイプのキャラクターに、三者三様のこれまたステレオタイプな会話劇をおっかぶせるだけで描こうというのだから、作り手のストレートな真摯さがかえってあざとく見えてしまいなんとも薄っぺらいものとしか感じられなくなってしまう。

大学院に進みたいと思いながらも、そのために銃を手に取り国のために戦わなければならないマイノリティの学生と、その対極にいるような裕福な環境に恵まれながら無気力と無関心の塊の白人学生の対比など、その言わんとするところは分からなくはないのだけども、こんなありきたりなレベルの描写じゃ考えさせられるところまではいかないわな。。

まぁ、これだけの大スターを揃えたからなんとか体を保っていられる作品だといえると思うけど、でも、この「大いなる陰謀」って邦題だったのね。って配給会社の陰謀だなこれはww。

原題は「子羊に率いられたライオン」か。こっちはこっちで意味深な題名に内容が追いついていないと思うんだけど・・・。

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海と毒薬(1986年・日本・123分)NHK-BS

 監督・脚本:熊井啓

 出演:奥田瑛二、渡辺謙、田村高廣、神山繁、成田三樹夫、西田健、岸田今日子、根岸季衣

 内容:昭和20年5月、大学医学部の研究生・勝呂は連夜の米軍による空襲の下、鬱屈した日々を送っていた。医学部では部長の死去により、後任の座を第一外科の橋本教授と第二外科の権藤教授が争っている。劣勢の橋本は失地回復を焦り、軍から委嘱された米軍捕虜8名の生体解剖を受け入れた。肺切除の限度と絶命との関連を調べる名目の手術に臨んだ勝呂は、動揺を隠せなかったが、同僚の戸田はためらいなく役目をこなしていくのだった・・・。第二次世界大戦末期に実際に起きた、米軍捕虜に対する生体解剖実験を題材にした社会派ドラマ。

評価★★★★/80点

グロい手術シーンを見てるとき、20数年看護婦やってるウチのオカンが言った一言、、、

「あ、これ豚の内臓だわね。あ、こっちは絶対マグロのだわ。」と何事もないかのように、あっけらかんとした表情で言うオカン。。

オカン、あちら側の人間になっちゃってたのね・・・shock

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キリング・フィールド

01killing_fields 出演:サム・ウォーターストン、ハイン・S・ニョール、ジョン・マルコヴィッチ

監督:ローランド・ジョフィ

(1984年・英/米・141分)NHK-BS

評価★★★★/80点

内容:70年代初頭、ベトナム戦争の戦火は隣国カンボジアにも飛び火し、アメリカが支援するロン・ノル政権と革命勢力ポル・ポト派の過激派クメール・ルージュによる内戦は激化の一途をたどっていた。ニューヨーク・タイムズ紙の特派員であるシドニー・シャンバーグは、現地通訳のプランとともに取材を続けていた。しかし、1975年にクメール・ルージュが首都プノンペンを制圧すると、シャンバーグは国外退去を余儀なくされ、プランとの音信は途絶えてしまう。一方、プランは、想像を絶する虐殺を行うクメール・ルージュの苛烈な支配を逃れて、決死の逃避行を繰り広げていた・・・。アカデミー助演男優賞を受賞したハイン・S・ニョールは実際にポル・ポト政権の恐怖政治を体験したカンボジア難民。しかし、1996年にNYで何者かによって射殺された。

“戦争にはヒーローやヒロインなんていないんだという冷徹な視点が、映画に重みとリアリティを与えている。”

カンボジア人の通訳兼ガイド、ディス・プランの必死で生き抜こうとする姿、真実を伝えようとする姿が戦争という残酷な実態を淡々と、しかし力強く暴き出していく。

こういう戦争映画も珍しいと思うのだけど、アメリカではなくイギリスの作品という面が影響しているのかも。

それにしても年端も行かぬ少年たちや少女までもが銃を構えている姿には心が痛む。

そして、子供たちが兵士にされている現実はベトナムから40年近く経った今も変わっていない・・・。

現在世界には40カ国で約30万人の児童兵が戦場で働かされているという(2004年作品の「イノセント・ボイス-12歳の戦場」より)。

銃と殺戮ではなく、夢と笑顔を与えられる世界になることを願うのみです。

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グッドナイト&グッドラック

Good 出演:デヴィッド・ストラザーン、ジョージ・クルーニー、ロバート・ダウニー・Jr

監督・脚本:ジョージ・クルーニー

(2005年・アメリカ・93分)2006/05/10・盛岡フォーラム

評価★★★★/80点

内容:1953年、米ソ冷戦が激しさを増す中、アメリカ国内ではマッカーシー上院議員を旗頭に、国内の共産主義者の徹底した排除活動「赤狩り」の嵐が吹き荒れ、アメリカ全土を覆っていた。共産主義者とみなされた者はどんな職業であろうと容赦なく職を奪われていく。そんな中、CBSの人気キャスターであるエド・マローとプロデューサーのフレッドは報道番組「シー・イット・ナウ」の中で、マッカーシーこそがアメリカの自由の敵であると訴える内容の放送に踏み切るのだが・・・。

“その男、監督につき、その名はジョージ・クルーニー”

正直心を突き動かすような激しい情動と荒ぶる波動に乏しく、どこまでも一定の周波数で描かれ、モノクローム映像や当時のドキュメンタリー映像ともあいまって落ち着きすぎの感は否めない。

その忍耐限界ギリギリの90分弱で収めたのは大正解だろう。

しかし、その90分を通して貫かれるエドワード・マローの静かなる目線は決してブレることなく、その眼光は熱く煮えたぎっていた。

おそらくこの鋭い眼光が見据える先にあるのは、国際社会で強引な手法で暴走を続ける今現在のアメリカなのだろう。もっと突っ込んで言えば、ブッシュその人なのだろうと思う。そして9.11以降の恐怖を煽るような偏ったジャーナリズムにも・・・。

これは今、作っておかなければならない、そして観ておかなければならない映画なのかもしれない。

激しく揺れ動く現代情勢において、この恐ろしいまでに堅実で落ち着き払ったモノクロームの映像世界がやけに重くのしかかってくる。

ジョージ・クルーニー。確かな監督である。

次回作が楽しみだ。

(初記)2006/05/11

2009年9月22日 (火)

夢のシネマパラダイス17番シアター:人は泣き、笑い、叫び、そして歌う

エディット・ピアフ~愛の讃歌~

Lavieenrose_2_1a 出演:マリオン・コティヤール、シルヴィー・テステュー、パスカル・グレゴリー、エマニュエル・セニエ

監督・脚本:オリヴィエ・ダアン

(2007年・仏/英/チェコ・140分)WOWOW

内容:1915年、フランス・パリ。第一次大戦に出兵中の父、路上で歌を歌い日銭を稼ぐ母のもとに生まれた少女は、その後祖母が経営する娼館に預けられた。やがて兵役から戻った父に引き取られると、路上で大道芸をする父の手伝いをする中で、自らも人前で歌うことを覚える。そして1935年、彼女はパリ市内の名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレにスカウトされ舞台に立ったことで大きな転機を迎えることになる・・・。伝説のシャンソン歌手エディット・ピアフ、彼女の47年間の激動の生涯を綴った伝記映画。アカデミー主演女優賞を受賞。

評価★★★☆/70点

晩年のエディット・ピアフと若かりし頃のエディット・ピアフをランダムにクロスオーバーさせた構成はあまりにも拙く、伝記映画としては下手な部類に入ると思うのだけど、マリオン・コティヤールの圧巻の演技が全てをわしづかみにしていったかんじで、終わってみれば映画の中に引きずりこまれっぱなしの140分だった。

とにもかくにもマリオン・コティヤールのバケモノ演技は必見で、エディット・ピアフはどういう人物でどういう人生を送ったのか、それすら途中からどうでもよくなってくるほどだ。

普段の下卑た声と話し方から一転、歌いだすと天性の歌姫に変貌する様は、自分の世代からいうと美空ひばりよりは浜崎あゆみと通じるものがあるように思うのだが、歌うことをやめたら自分を信じられなくなる鬼気迫る姿を全身で表現し、身を震わせて歌うという言葉を文字通り体現したエディット・ピアフ=マリオン・コティヤールに圧倒され、思わず涙してしまった。

特に、彼女の初コンサートシーンで、あえて歌声を流さず、ステージ上での彼女の一挙手一投足のパフォーマンスのみを静謐に捉えた演出は白眉で、ただただスゴイの一言。

どうやら歌のシーンはほとんどがピアフ本人の本物の歌声を吹き替えしてるそうだけど、それにしたってマリオン・コティヤールの演技は絶賛されてしかるべきで、アカデミー賞獲ったのも納得できる。

音楽映画では、ビョークの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000)以来の衝撃を味わわせてもらった。

それにしても「TAXi」シリーズで、ことあるごとにエッチをすっぽらかされるコメディエンヌぶりとエロ可愛さが印象的だったマリオン・コティヤールが、こんな怪演を見せるなんて思いもしなかったなぁ・・・。

女優って、凄い。。

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サラフィナ(1992年・南ア/英/独・97分)NHK-BS

 監督:ダレル・ジェームス・ルート

 出演:ウーピー・ゴールドバーグ、レレティ・クマロ、ミリアム・マケバ

 内容:1968年、アパルトヘイト政策下の南アフリカ。ソウェトの黒人居住区に住むサラフィナはスターになることを夢見る高校生。担任でもあり、アフリカの真実の歴史を教え込む良き歴史教師のメリー先生のもとで楽しい学校生活を送っていた。そんな学校生活で1番の目玉は学園祭。そしてその学園祭でサラフィナたち生徒はメリー先生の指導のもと、出し物にネルソン・マンデラを主人公にした創作ミュージカルをやろうとするのだが、、、そんなある日、子供たちに危険思想を植え付けたとしてメリー先生が警察に連行されてしまう。。。学生によるアパルトヘイト抵抗運動「ソウェト蜂起」をテーマにした同名ブロードウェイミュージカルの映画化。

評価★★★☆/70点

“人は泣き、笑い、叫び、そして歌う”

単なるメッセージ映画としか言いようがない出来なのが惜しいが、この映画にみなぎるパッションとエネルギーにはもの凄いものがある。

それゆえミュージカル仕立てにした真意も空回りしてしまっているのだが。。

しかし、対話の中で歌ほど人の心に届きやすいものはないわけで。ただの言葉よりも。

絶望と希望の狭間でうごめく人々、その人間性の最後の拠り所として歌ほど大きい力はないのはたしかなのだ。

2009年9月21日 (月)

夢のシネマパラダイス183番シアター:相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン

B03000002197 出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、高樹沙耶、岸辺一徳、平幹二朗、西田敏行

監督:和泉聖治

(2008年・東映・117分)WOWOW

評価★★★/65点

内容:山中の電波塔で起きた不可解な惨殺事件。一方、特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が警護した代議士(木村佳乃)を狙って発生した爆弾テロ。現場に残されたナゾの記号から同一犯による事件であることを突き止めた2人は、犯人の次なるターゲットを割り出すことに成功する。しかしその標的となったのは、出場者3万人、観衆15万人の東京ビッグシティマラソンだった・・・。

“チェスじゃなくて将棋やろ・・・”

阿部寛&仲間由紀恵のトリックシリーズ以外ほとんどテレ朝系ドラマを見たことがないオイラは、相棒シリーズも全く見たことがなく・・・。

しかし、水谷豊が紅白に出るまでに再ブレイクさせたこのドラマは気になってはいて、今回の劇場版で相棒デビュー!

ということで見たんだけど、静の杉下右京と動の亀山薫の好対照なキャラクターはバディムービーとしてはかなり魅力的なものになっていて、相棒シリーズの人気の理由が分かった気がした。

普通、バディムービーといえば、2人とも足で稼ぐ行動派がほとんどなのだけど、これは片方を冷静沈着かつ頭脳明晰な知性キャラにすることで、本格的推理力という要素が加わり、今までありそうでなかった新機軸のバディ(相棒)ムービーになっていたと思う。

題名にそのものズバリの相棒と名付けただけのことはある。

また、肝心の中身の方も、映画だからデラックス化されてるのかもしれないけど、謎の暗号が導く連続殺人とその行き着く先にある無差別テロ、そして事件の裏に秘められた復讐の背景と事件後のエピローグ、、、と、なかなかテンコ盛りの内容になっており、飽きずに最後まで見ることができる。

が、しかし、、「踊る大捜査線」のようにキャラクターに深い思い入れが別段あるわけでもないオイラからすると、どうしても引っかかってしまうところが出てきて。。

特に、前半、パズルをはめ込むような理詰めで攻めてきた猟奇殺人犯が、後半、一転して情はさみまくりの犯人像になってしまうギャップの大きさと、どこまでも西田敏行でしかない西田敏行がこんな大罪を犯せるわけがない(笑)という根本的なディテールからして引っかかってしまうし・・。

西田敏行がチェス??どっからどう見たって将棋やろというw

その中で、イラク戦争で拉致された日本人ボランティアとその家族に対する自己責任バッシングという日本人なら身に覚えのあるであろう現実性と、非現実的な犯人像が乖離したまま大団円の東京マラソンを迎えるので、自分もランナー(=一般大衆)という対象者にされてしかるべきところもただの傍観者でいざるを得ず、突き刺さってくるべきメッセージがイマイチ伝わってこないのはイタかった。

まぁ、TV企画の娯楽映画という枠からすれば、このレベルがいっぱいいっぱいなのかもしれないけどね。。

2009年8月18日 (火)

夢のシネマパラダイス488番シアター:この素晴らしき世界

アース

Ear_po 監督:アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド

出演:46億歳、地球。

(2007年・英/独・96分)2008/01/15仙台チネ・ラヴィータ

内容:英国BBCが、地球の大自然の驚異を捉えたネイチャー・ドキュメンタリー。日本でも06年にNHKスペシャルで放映された「プラネットアース全11集」の映像素材を劇場用として再構成した。

評価★★★★/80点

NHKスペシャルでやった「プラネットアース」の総集編というかんじで、ほとんど見たことのある映像だったけど、これをスクリーンという大画面を前に見れたのは、ウチのTVで見るのとは全く異なる圧倒的かつ感動的な体験をすることができて大変にヨロシかった。

どんな統計的な数字の羅列で地球温暖化を語るよりも雄弁な映像にただただ言葉も出ず。

この美しい青い星地球とそこで生けるもの全ての命運を握ってしまった人類。

先日、某バラエティ番組で、地球から人類がいなくなったら、はたして地球はどうなるのか!?というのをやってたのだけど、それによると、人類がいなくなって5年後に世界中の道路が植物にとって代わられ(ウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」と同じような光景?)、100年後に橋などが崩壊、200年後にほとんどの建造物が倒壊し、そして1000年後には都市や街が水と緑の森の大自然によって跡形もなく消え去るという。

そして1万年後、、、人類の痕跡はピラミッドや万里の長城、アメリカのラシュモア山など、石で造られたわずかなものしか残らない。失われたすべての自然を取り戻し、あらゆる生物が生命を謳歌する世界、地球は本来の姿に戻るのだという・・・。

これがホントの失楽園?

漫画版の「風の谷のナウシカ」で、腐海が浄化した後の世界(青き清浄の地)に人間が足を踏み入れると血ヘドを吐いて死んでしまうという絶望的な秘密には度肝を抜かれたものだが、ユートピアってそういう世界なのかもしれないな。存在それ自体が汚れてしまった人間の住めない世界・・・。

だとしたら傲慢な人類の一員であるオイラに今できることって何だろう、、と劇場を出て、ビルに囲まれた小さな青い空を見上げたらなんだか悲しくなってきてしまった。。

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皇帝ペンギン

Pen 監督・脚本:リュック・ジャケ

声の出演:ロマーヌ・ボーランジェ、シャルル・ベルリング

(2005年・フランス・86分)某ラブホにて。。

評価★★★/65点

内容:南極大陸の厳しい大自然を舞台に、皇帝ペンギンの親子たちがどのようにして命をつないでいくのか、その生死の軌跡を丹念に、心あたたかく綴った動物ドキュメンタリー。動物行動学の研究者でもあるL・ジャケが、膨大な量のフィルムを回して撮影した。

“トトロが何千匹もいる。。”

絶対的な孤独を背に懸命に生きるペンギンの姿。

室温25度のラブホの部屋でふんぞり返って見るオイラ。

よーし、これからガンガりまっすcoldsweats02!、、って、いや、人生を頑張りますってことだからね、ハイ。

でも、厳しい環境の中でペンギンも人間も一人じゃ生きていくことはできないんだよね。信じ信じられ温め合える愛する者が必要なんだってこと。

そういう点では擬人化は決して間違いというわけではないと思う。

ちなみに、、ラブホで観るのも決して間違いというわけではないと思う(笑)。。

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ディープ・ブルー(2003年・英/独・91分)ヒルズ

 監督:アラステア・フォザーギル、アンディ・バイヤット

 内容:製作に7年をかけ、撮影したロケ地は200ヶ所。クジラから見たこともない深海の生物まで、海と生を映し出す海洋ドキュメンタリー。圧倒的な映像美に、ベルリン・フィルハーモニーの音楽が彩りを添えている。

評価★★★★/80点

海にも、空ってあるんだ。しかも星空までshine。。

灯台下暗し。自分の住む星について何にも知らない自分。。

エイリアンは、たしかに、いた。我々が見ようとしていないだけだった・・・。

「ファインディング・ニモ」fish+ホラーshock

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WATARIDORI(2001年・フランス・99分)DVD

 総監督:ジャック・ぺラン

 監督:ジャック・クルーゾ、ミシェル・デバ

 出演:100種類以上の渡り鳥

 内容:3年と20億円をかけ、渡り鳥の生態を捉えたドキュメンタリー。繁殖のため北極へ向かい、ヒナが成長すると再び元の地へ旅立つ鳥たちの姿を、ただ淡々と映し続ける。卵の段階から人間の声と機械の音に慣れさせたため、航空機と熱気球による接近撮影に成功。迫力満点の映像に圧倒される。

評価★★★★/80点

“素晴らしすぎる映像に感動して見入っていたときにオカンに言われた痛烈な一言。”

「アンタ、鳥が趣味なの・・・」

モンサンミシェルに逝ってたオイラは一気に我が家に舞い戻らされてしまった・・・。

おいっ、よく聞けっimpact

オイラは映画が趣味なんだーーッ!

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ミクロコスモス

Microco 監督・脚本:クロード・ニュリザニー、マリー・プレンヌー

(1996年・フランス・73分)NHK-BS

内容:夏の日の1日、大自然に生きる数十種の昆虫や鳥、植物などの姿をキメ細かに、生き生きとユーモアを交えて捉えたドキュメンタリー。蝶の変態、アブラムシを食べるてんとう虫、カタツムリが愛を交わす場面など、ミクロの世界を活写した労作。

評価★★★☆/70点

“それでもオイラは虫が嫌い。”

大の昆虫嫌いのオイラが絶対安全距離で昆虫のドアップを見続けるというのは、いわばホラー映画を見たり、お化け屋敷に入っていく感覚とほとんど同じなのだけど、この映画の中で流れる不安を煽るような音楽がそれを倍増させてなんかイヤだった・・・(笑)。

毛虫王蟲に蛾のデイダラボッチに、オープニングはラピュタの雲ときたもんだ。

でも、1番はやはりマーロン・ブランド&マリア・シュナイダーも真っ青のカタツムリの濃厚な愛の絡みだろうね。。

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沈黙の世界(1956年・フランス・85分)NHK-BS

 監督:ジャック・イヴ・クストー、ルイ・マル

 内容:海中の世界を神秘的にとらえたドキュメンタリー映画。海中探検隊の一行が、数々の近代設備を施したカリプソ号に乗り込み、地中海、紅海、インド洋、ペルシャ湾を回って深海の謎に挑む。カンヌ国際映画祭で作品賞受賞。

評価★★/45点

“こいつら残虐・・・”

船をクジラにぶつけてそのクジラの悲鳴を笑いながら聴くかと思えば、モリを投げてみたり、挙句のはてに船のスクリューに子クジラをからませて殺してしまうとは・・・。

しかも、その子クジラをエサにしてサメ軍団をおびき寄せて子クジラを食わせちゃう、、かと思いきや、子クジラを食いちぎったそのサメたちに、さぁ子クジラの復讐だぁ!と言ってサメ狩りを始めるクルーたち。。

狂ってるよコイツら・・。

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ココシリ(2004年・中/香・88分)WOWOW

 監督・脚本:ルー・チューアン

 出演:デュオ・ブジエ、チャン・レイ、キィ・リャン

 内容:中国奥地、崑崙山脈の海抜4700メートルに広がる無人地帯ココシリ。ここに棲息するチベットカモシカは毛皮目当ての密猟で100万頭いた数が激減、絶滅の危機に瀕していた。そのため地元では有志による山岳パトロール隊が結成され、密猟者を取り締まる命がけの活動を続けていた。そんなある日、北京から調査取材のためやって来た記者のガイは、パトロール隊に同行することになるが、過酷な自然が容赦なく襲い掛かってくるのだった・・・。

評価★★★/65点

海抜4700メートル、空気の薄さが地上の3分の1という世界で、どこまでいっても人物に感情移入させてもらえない過酷な映像体験。

渡り鳥が空を飛ぶ空撮映像だけならかくも美しい世界なのだろうが、地上に降りてみればかくも凄絶な自然の恐ろしさが観る側にまで吹きすさんできて途中で辛く苦しくなってくる。

それはまるで生と死の領界を分かつ扉の前でガタガタ震えて立ちすくんでいるかのようなものだ。

チベットといえば宮崎アニメの原風景ともいえる世界観で覆われていて好きなのだが、今回は人と自然の生死を賭した闘いに思わず尻込みしてしまった。

とはいえ、映画を観終わってみれば、抜き差しならない人間の生きざまがしっかり刻みつけられていることを否応なく確認させられたという意味では、観るべき価値はあったといえるのかもしれない。

でも、2回観るのは厳しいかなぁ。。

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不都合な真実

E4b88de983bde59088e381aae79c9fe5ae9 出演:アル・ゴア

監督:デイヴィス・グッゲンハイム

(2006年・アメリカ・96分)DVD

評価★★★★☆/85点

内容:民主党クリントン政権下で副大統領を務め、2000年の大統領選挙でアフォブッシュに敗れたアル・ゴア氏。その後は自身のライフワークである環境問題、地球温暖化への対策の緊急性を訴え世界各地で精力的な講演活動を続けている。本作はそんなゴア氏の講演活動の日々に密着したドキュメンタリー。

“知っているようで知らなかった真実。ようするに自分がこれまで無関心を装っていたかもしれない真実に目を見開かせてくれた。この映画を広めよう。”

スライドが映し出す事実の積み重ねによる豊富なデータとアル・ゴアのユーモラスな語り口によって地球温暖化の驚くべき現状が素直に伝わってくる。

さらに、今そこにある危機に目覚めさせた原因になったアル・ゴア自身のパーソナルな問題―息子の生死の境をさまよった交通事故、姉のタバコによる肺ガン―を並行して描くことで、ことさらに悪者を仕立て上げて事をヒートアップさせようとする態度ではなく、宇宙船地球号に乗り込んでいる全世界の人々の意識に訴えかけてくるような問題意識のもと、非常に説得力のある真摯なドキュメンタリー映画になっていたと思う。

ちょうどDVDでこれ観た次の日に田原総一郎の朝生で地球温暖化を取り上げていて食い入るように見たのだけど、やはりこの問題は最後は政治家、そして行政の決断というところに行き着くということが分かった。アル・ゴアも同じこと言ってたし。

政治家が“不都合な真実”から目をそむけているかぎりは問題解決には一歩も前進しないということ。

例えばロンドンでは2025年までにCO排出を60%削減する目標を立て、低炭素都市への大転換を行政が先頭に立ち(渋滞税など)、企業も取り込んで着々と進めている。

先進国と発展途上国で考えてみれば、今後発展途上国のCO排出量が増えていくのは避けられないわけで、やはり相対的に先進国が率先して減らしていかなければならないのは自明の理。

しかし、その中で排出権取引など、環境問題の解決が国際間の熾烈なマネーゲームへといつの間にか取って代わられてしまっては元も子もない。

そういう点でも、国家単位よりも都市単位、地域単位で事にあたっていく方が有効的なのかもしれないが、市民1人1人の問題意識はもちろんだけど、やはり先頭に立つべき政治家がしっかりしてくれないと。

地球温暖化の問題を話していると、まるで夢のない話に陥ってしまいがちなのだけど、どうせなら夢のある話にしたいよね。

核兵器が“悪性の脅威”なら地球温暖化は“良性の脅威”だといわれる。

重症のメタボリック症候群にかかり悲鳴を上げている青い星、地球のために、そこで生きる人間社会が工夫してダイエットにいそしむことはやりすぎて拒食症になったとしても地球環境には逆に良いことなわけだから。

とにかく今オイラに出来ることは周りの最低20人にこの映画を広げること!やるで!

夢のシネマパラダイス497番シアター:海を飛ぶ夢

Umiwo 出演:ハビエル・バルデム、べレン・ルエダ、ロラ・ドゥエニャス、クララ・セグラ

監督・脚本:アレハンドロ・アメナバール

(2004年・スペイン・125分)2005/04/22・シャンテシネ

評価★★★/60点

内容:事故で首から下の全身の自由を奪われ、28年間、寝たきりの生活を送るラモン・サンペドロ。彼は自分らしく生きるために尊厳死という選択をするのだが・・・。アカデミー賞外国語映画賞ほか、数々の賞を受賞した人間ドラマ。

“それでもオイラは言う”

「生きろ!」と。

だってそうだろラモンさん。

首から上は自由があるんだろって話よ。死んだら大好きな映画が金輪際観られなくなっちまうじゃないか!世界一スペクタクルなリーガ・エスパニョーラに心躍らせることがもう二度と出来なくなっちゃうじゃないか!我が愛しのレアル・マドリー、バルサにバレンシアにデポルに、、アンタ俺から言わせりゃ夢のような所に住んでんねんで。

それを心を解き放つ手段が死しかないとか御託を並べやがって、何を贅沢言ってやがんだい。映画観て、サッカー観て心を解放せい。アータ、甥っ子がTVでデポルの試合見たいと言っても興味がないからあっち行けみたいに言ってたけどね、アンタだめだよそれじゃ。

海まで飛んでいくのもいいがリアソールスタジアムまで一度ブッ飛んでこいや。いいもん見れるから。

フ~~、言ってやったpout。。。

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             ・

例えばラモンさんとは状況が違うかもしれないけど、半身不随でも世の中には凄い人がたくさんいるわけだよね。

サッカー解説で名を馳せてる羽中田昌氏なんかはホント尊敬しちゃうくらい。

中田ヒデの母校で名FWとして活躍して将来は日本代表入りかとも言われていた氏は、高校卒業後に交通事故に遭って下半身不随になってしまうんです。しかし、車いす生活になってもサッカーへの熱い思いを捨て去ることができずにサッカー留学のためにスペインへ渡ることを決意。

そしてサッカーコーチングを5年間学び、現在はJリーグ入りを目指している四国のサッカークラブの監督になるまでに至っているのです。サッカー史上初の車いす監督になるという氏の夢は叶えられたけど、ゆくゆくは海外で監督をしたいのだとか。スゴイ。

夢っていうのは未来なんだよね。想像の翼ってのは希望なんだよ。

それを死というものでシャットアウトしようとするなんて、ド不幸せなオイラでさえも理解の範疇を軽々飛び越えてしまって、頭が麻痺&フリーズ状態。

28年間寝たきりのあなたの心の地図には10年後、20年後の自分を思い描くことができなかったのかもしれない。

それは分からないではない。自分だってあなたのような状態になったら死を望むかもしれない。

でも、今の自分はこう言うことしかできないんだ。「今」を生きろよと。

五体満足の何も分かってない者の戯言と思ってもらって結構。それでもオイラは言いたい・・・。

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ところで、小学生くらいの時に読んだことがあるヒロシマを描いた漫画「はだしのゲン」が今でも強烈に、というかトラウマ的に脳裏に甦ってくることがあるのだが、今回の映画を観て思い出したくもないようなものがブワァッと来てしまった。

それは、被爆して全身ウジ虫がたかっているようなケロイド状態の画家志望の青年のことだ・・。

家族からは疎まれ隔離され、それでも少年ゲンと心を通わせていきながら生きようとする。そして、被爆地の惨状を写生しようとリヤカーに乗せられて街へ繰り出していく・・・。

生きるというのはかくも辛く苦しいことなのか、とただただ呆然と立ちつくすしかない。

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しかし、生きるという意志はすなわち自らをさらけ出すという意志でもあるわけで、その点でみればラモンは“死”を社会に宣言することで自らをさらけ出し“生きた”、正確に言えば生きた“証”を残したと言えるのかもしれない。

深い映画だとは思う。

しかし、自分はその波間に漂っていることしかできなかった。今の自分にはそれで精一杯だった。一応観た、ということだけにはしておいてほしい。今は。

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(追記):日本ではいまだに安楽死、尊厳死に関する法整備やルール作りが全くない状態だが、そんな状況の中、病院で末期患者の人工呼吸器を医師が外して患者が死亡するという事件が多発しているという現実もある。

また、04年8月には神奈川で筋萎縮性側索硬化症という全身の筋力がなくなっていく難病で自宅療養中の長男の人口呼吸器をを母親が止め、その男性が死亡するというケースがあった。

そして05年2月には、この母親が横浜地裁で殺人罪より法定刑の軽い嘱託殺人罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた。

判決では「長男が死にたいと懇願しており、病状悪化で意思疎通も困難になり、母親が懇願を受け入れた」とある。また、呼吸器を止める際も、長男は文字盤を目で追って「おふくろ、ごめん。ありがとう」と伝えたという。

苦渋の選択を迫られた母親の孤立感と絶望、悲しみは察してあまりある。

実は自分の祖父がこの病気になって数年前に亡くなったのだが、数年かけて段々筋力がなくなっていき、最後は完全な寝たきり状態で、自発呼吸さえできず喉から管を通して呼吸し、胃に直接栄養を送り込むというような状況だった。

病気の大変さとともに、何年にも渡って看護し続けた家族の大変さにも物凄いものがある。

そのような状況を社会的に支えてくれる公的支援がもっと充実していれば、先のケースのようなことは起こらなかったかもしれないとも思ってしまう。

一方では、いかに残された人生を豊かにするかが第一の目的でなければならないはずで、単にいかに長く生きてもらうかということをのみ目的とすることが、はたしてその患者にとって幸せなのかという問題もふと考えてしまう。そこに大変重い判断がつきまとうことは確かなのだけども。

自分自身そう簡単に結論は下せない。

しかし、28年間考え続けたラモンは結論を出した。

その下した結論をやはり尊重しなければならないのだろうか・・・。尊重しなければならないのかもしれない。難しいよ・・・sad

うーん、そうやってまずは考えることが大切なのかな。。

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潜水服は蝶の夢を見る

Yume 出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ

監督:ジュリアン・シュナーベル

(2007年・仏/米・112分)WOWOW

内容:ファッション雑誌エルの編集長ジャン=ドミニクは42歳の時、ドライブ中に脳梗塞で倒れてしまう。一命を取りとめ病室で目覚めた彼は、左目以外の自由を奪われたことを知り絶望に打ちひしがれる。しかし、やがて言語療法士アンリエットや理学療法士マリーらの協力で、左目の瞬きでコミュニケーションをとる方法を会得していく・・・。彼が20万回の瞬きで書き上げた自伝ベストセラーの映画化。

評価★★★☆/70点

円周率3.14159・・・と同じように、ウー・エス・アー・エーフ・イー・エンヌ・テ・ユ・エル・・・と耳について離れなくなっちゃったんだけど(笑)。と同時に、ジャンが瞬きするまで観てるこっちも瞬きしちゃいけないような気になってきて大変だった・・。

要は、左目のみの主人公視点に同化させられ、まるで悪夢のような疑似体験をさせられたわけで、その点ではヤヌス・カミンスキーのカメラワークは近年でもピカ一の斬新な映像表現だったと思う。

詩的かつ残酷、流麗かつユーモアあふれる映像が、ジャンのモノローグに生のリズムを加え、こう言ってはなんだけど大変にオシャレな映画になっていたと思う。

難病ものって特に日本映画だと安易な泣かせネタに使われちゃうことが多くて食傷気味なのだけど、ヨーロッパ映画だと生々しい人間であることを強調したひと癖もふた癖もある人間ドラマとして描かれているので印象的なんだよね。

しかも、このジャンの奴、モテまくりだし(笑)。

妻にしろ愛人にしろ言語療法士にしろ、みんな投げ出さないでひっついて離れないでやんの。こんなに愛されてる男、、、羨ましいゾ、おい!

妄想力オンリーで生き抜くオイラも、あんなちょいワル親父になったらモテんのかなぁ・・・。ガクッ・・despair

2009年8月 6日 (木)

夢のシネマパラダイス316番シアター:愛と憎しみという名の姉妹

イン・ハー・シューズ

20061231085807 出演:キャメロン・ディアス、トニ・コレット、シャーリー・マクレーン、マーク・フォイアスタイン

監督:カーティス・ハンソン

(2005年・アメリカ・131分)2005/11/20・MOVIX仙台

評価★★★★/80点

内容:まわりが羨むスタイルと美貌を持ちながらも難読症というハンディキャップがコンプレックスとなり、定職にも就かない奔放なマギー。一方、姉のローズは、弁護士として成功しているものの、自分の容姿に自信が持てず、恋愛にも慎重。そんなある日、ローズの家に居候していたマギーは、ローズの恋人に手を出してしまったことから家を追い出されてしまう。行く当てのないマギーは、仕方なくまだ会ったことのない祖母エラのもとを訪ねるのだが・・・。

“これが私の生きる道!”

むやみやたらとご立派な靴を買い集めては開かずのクローゼットに新品のまま所狭しと並べている姉ローズ(トニ・コレット)と、姉のお気に入りの靴だろうがお構いなしにむやみやたらと靴を履き替えては折れたヒールをチューインガムでくっつけてしまうようなトンでもな妹マギー(キャメロン・ディアス)。

仕事はバリバリだけど堅物で恋に不器用な姉と、プーだけどルックス抜群で姉のお気に入りのボーイフレンドだろうが所かまわずガンガンヤリまくるイケイケ女の妹。

靴のサイズが同じこと以外は全く好対照な姉妹の2人のキャラクターが非常によく描かれているのがこの映画のミソで、時には嫉妬し、時にはケンカし、時には信頼し、時には自慢し合い、時には抱き合い、時には涙し、、、そんな姉妹のキッてもキレない関係が丹念に描き出されていくとともに、2人の“これが私の生きる道”を見つけていく道のりが心地良く綴られていく。

そして家族の再生と、人間的に成長し歩き出していく2人の姿に心が暖められ、思わず笑顔で2人の背中を見送ってあげたくなる良作に仕上がっている。

特にキャメロン・ディアスは最近の作品の中では1番良かった。

ゴージャスなモデルボディーのみが売りだったような「マスク」から10年。大金持ちのお姫様でルックス以外能がないような、それでいて映画史に残る大音痴を披露して場をさらった「ベスト・フレンズ・ウェディング」から早8年。

しかし、そんなゴージャスかつフレッシュで元気溌剌な若さが売りだったキャメロンも他の勝負できる“これが私の生きる道”を見出さなければならない世代にさしかかった。

ローズがマギーに言い放つ「中年のアバズレは惨めなだけよ!」というキャメロン自身にはね返ってくるような生々しくて強烈なセリフが耳に残ったが、「マスク」から「チャーリーズ・エンジェル」までフルスロットルで走り続けてきた彼女が10年ひと区切りで次なるステージへとかけ上がっていくスタート・ラインに立ったということなのかな。

欠点なり弱点をキュートでプラスな側面に自然に変えられる持って生まれた稀有な才能を持っているキャメロン・ディアスは例えば一見お下劣な映画でも笑って許せてしまうような独特で能天気な雰囲気と味わいを添えることができる。

「メリーに首ったけ」では○液ヘアジェルを髪になすりつけ、今回の映画でもレストランでデカイ声で「ヴァギナ」を連発だからね。志村けんのバカ殿と共演させたいよホンマ(笑)。

硬軟バランスよく使い分けることのできる女優になっていってもらいたいけどね。

あ、トニ・コレットもホント良かった。あ゛っ、それ以上にシャーリー・マクレーンもね。

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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

20071004_451107 出演:佐藤江梨子、佐津川愛美、山本浩司、永作博美、永瀬正敏

監督・脚本:吉田大八

(2007年・日本・112分)CS

内容:石川県の片田舎。両親の訃報を受け、東京から戻ってきた和合家の長女、澄伽。4年前に女優を目指して上京したものの泣かず飛ばずの澄伽は、義兄の宍道に援助の強要を迫るわ、妹の清深をいじめ抜くわのやりたい放題。宍道の妻で度を越したお人好しの待子はその複雑な家族関係に右往左往するばかりだったが・・・。

評価★★★☆/70点

“和合”という日本人の本質を言い表しているような名字を持つ和合家の人々の救いのない醜態を面白おかしく見つめた物語は、最後まで飽きずに見れたのはたしか。

ただ、ラストに「やっぱお姉ちゃんは、最高に面白いよ。」と妹・清深(佐津川愛美)が姉・澄伽(佐藤江梨子)に鉄槌を食らわせるわけだけど、この1番印象的なセリフに十分な説得力を持たせるまでの描写がなされていたかというと、ちょっとビミョーで・・。

だって1番面白いネタになるのは待子(永作博美)>清深>宍道(永瀬正敏)>澄伽やんけ。

澄伽の人物造型を漫画的にもっと大胆にデフォルメしてアクの強さを前面に出してもよかったのかなとは思ったな。

そういう点では、永作博美にかなり助けられた作品だったと思う。

そばつゆがコンタクトレンズと角膜の間に入って失明しかけるというプロットなど細かいところまで随所に笑えるシーンはほとんどが待子がらみだったし、それを演じた永作博美の笑顔ふりまきながらの怪演ぶりは、清深が描くホラー漫画以上に怖いものがあった。

ニコニコしながら変な人形作ったり、宍道と合体しようと青アザ作りながら格闘したり、扇風機を念力で回そうとしたり、ホラーとユーモアの絶妙な同居を体現した演技力は女優としてホンモノなんだと確信。もっと前に気付けよ・・・

駄作と異色作の狭間で奮闘した永作博美に乾杯wineです!!

でも、話は変わるけど、100万金を貸すのにスタンプカード80回ぶんって、、、1回1万2500円やろ。安すぎだろww。せいぜい1回3万で計算しいや。そこが気になって気になってしょうがなかった・・・。おいおい。。

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何がジェーンに起こったか?

Nanigajaneniokottaka_aus 出演:ベティ・デイヴィス、ジョーン・クロフォード、ビクター・ブルーノ、アンナ・リー

監督:ロバート・アルドリッチ

(1962年・アメリカ・132分)DVD

評価★★★★/80点

内容:名声を失ったのは姉のせいだと思いこんだ往年の子役スターが復讐を企てるスリラー。6歳の時から舞台に立っていたジェーンが子役としての人気を失いかけていた頃、姉のブランチは映画スターとして人気者になっていた。しかしそんなある日、ブランチは自動車事故で下半身不随となり映画界から退く。数十年後、姉と2人で暮らすジェーンは、酒に溺れ異常な行動をとるようになっていた・・・。

“嫉妬と憎しみから解放されるカタルシスが一転して悲しみに変わったとき、、、しばし絶句し呆然とする以外にない。”

観終わって思い返してみるとちょっとした違和感は冒頭で感じてたんだよなぁ・・・。

妹が表舞台で盛大なスポットライトを浴びてる中、姉のブランチは舞台袖でくやしそうな顔をしている。

母親から、「あなたもいつかスターになれる。もしスターになったらお父さんや妹の面倒をみるのよ。忘れないでね。」と言われたブランチの返しが、「ええ、忘れないわ。絶っっ対に。。。」と言ったときの表情と言葉つきに並々ならぬものを感じたのだけど。でも、まさかなぁ、そんなことって、、ありなのかよ。。

ヒッチコックの古典「レベッカ」と見比べてみても面白いかもね。

見えない強烈な存在感と、見える見える見えすぎてケバイ強烈な存在感と。レベッカに対抗しうるのはあの姿形のベティ・デイヴィスということなのか・・・。

いやはや凄すぎます。。

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とらばいゆ(2001年・日本・118分)NHK-BS

 監督・脚本:大谷健太郎

 出演:瀬戸朝香、塚本晋也、市川実日子、村上淳、鈴木一真、大杉漣

 内容:姉妹そろって女流棋士という姉・麻美(瀬戸朝香)と妹・里奈(市川実日子)。麻美は大企業に勤めるサラリーマンの一哉(塚本晋也)と結婚したが、途端にスランプに陥ってしまい、結婚早々ケンカばかり。一方、恋多き里奈は、弘樹(村上淳)という売れないミュージシャンの彼氏がいたが、里奈の浮気がバレて険悪な状態に。そして恋愛と勝負師という仕事の両立に悩む姉妹の関係もこじれてしまい・・・。

評価★★★★/75点

“将棋の指し方にはその人の性格が出るというけど、そういう意味でいえばオイラは簡単に分かる。詰めが甘い!押しが弱い!人生においても、、恋愛においても、、ガクッ。”

と、半うつ状態になったところでこの映画の感想を。

まず、いじっぱりで強情で素直じゃない麻美のような女性ははっきりいって好みじゃない。

だって、良かれと思って買ってきた妻の大好物であるニコニコ亭の酢豚弁当を、「こんなのいらない!」と投げ捨てるねんでアータ。オイラだったら速攻ブチ切れるわ。

なのにこの肩身のせまそうな夫といったらキレるわけでもなく、「やめて下さい。。」の一点張り。温厚で優しくニコニコニコニコ。。オイラにはできひん(笑)。妹・里奈の恋人と合わせて、なんつう男は弱いんだと男どもに喝を入れたい気分にもなったのだが。

しかし、決して自分の弱みを見せない麻美が夫の前で涙を見せたとき、夫婦関係の真実が露わになるさまに思わず愕然。

夫・一哉の包容力と優しさが妻を支えていたという真実。

恋愛は“刺激”と“熱情”、結婚は“忍耐”と“寛容”とはよく聞くが、いまだ恋愛しか経験したことのないオイラにとって夫婦関係の深淵を理解するには、その思考回路はスイッチの切り替え方を知るすべもないほどに単純すぎるのかもしれないな・・。

でも、それをテンポ良いコメディタッチに落とし込んだ日常の会話劇として垣間見ることができたのは、ただ見るぶんには面白おかしかったけど。

しかし実際、あんな都合のいい男なんていったいぜんたい居るのかね??

里奈の恋人・弘樹のような大らかさにさえかなり妥協しないと迫れないオイラには、おとぎ話のような世界かも。。

ただひとつ、取るに足らないことからケンカになっていく様子は妙にリアルで、そこだけは120%自分と重ね合わせることができて、思わず笑わずにはおられなかった。

女がオトコ化し、男がオンナ化している今の時代、社会の矢面に立たされている女性とうまく付き合っていくには、男には癒しの能力が求められ必要とされているのかもしれない。

オイラには・・・・sleepy

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ハンナとその姉妹(1986年・アメリカ・106分)NHK-BS

 監督・脚本:ウディ・アレン

 出演:ウディ・アレン、マイケル・ケイン、ミア・ファロー、ダイアン・ウィースト

 内容:女優として成功して夫エリオットとの家庭生活も円満なハンナ、ハンナの妹で売れない女優のホリー、年の離れた画家と同棲している末妹のリー。NYで暮らす三姉妹の人間模様を描いた人間ドラマ。

評価★★★★/75点

“ダイアン・ウィースト、、細いっ!”

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若草物語(1994年・アメリカ・118分)NHK-BS

 監督:ジリアン・アームストロング

 出演:ウィノナ・ライダー、スーザン・サランドン、サマンサ・マシス、クリスチャン・ベール

 内容:『若草物語』4度目の映画化。

評価★★/40点

このての映画がいまいち好きになれないのは、コスチュームものが好みではない他に、見てるだけでウザったい女性陣の髪形にも一因があることがこれ観て判明した(笑)。

ついでに言えば、大林宣彦の映画が性に合わないオイラには、この映画、、なんか同じ匂いがした。。

2009年7月 6日 (月)

夢のシネマパラダイス542番シアター:ベスト・フレンズ・ウェディング

Bestfriends 出演:ジュリア・ロバーツ、ダーモット・マルロニー、キャメロン・ディアス、ルパート・エヴェレット

監督:P・J・ホーガン

(1997年・アメリカ・105分)仙台セントラル劇場

評価★★★★/80点

内容:大学時代の恋人から結婚すると知らされたキャリアウーマンのジュリアン。花嫁の付添い人となって、彼の心を再び引き戻そうと画策するのだが・・・。

“こんなに面白おかしく、ちょびっツ切なく哀しく、しかしもの凄く心が暖まって感動できる失恋映画をオイラは他に知らない。”

ハリウッドで勝ち組街道を邁進し、映画で共演した男優を落としまくり、まさにハリウッドの女王の座に君臨するまでに至ったジュリア・ロバーツは映画の中でも負けを知らない男勝りの女王そのもので通してきた。

今回の作品より時代は下るけど、「エリン・ブロコビッチ」(2000)でバツ2の子持ちで預金残高16ドルという社会的弱者&負け組下流女性に扮し、寄せて上げた胸とデカイ口をフル活用して、まくし立てにじり寄っていきながら勝利を勝ち取る姿にアカデミー賞が贈られたのはいわば自明の理であった。

そんな負けをも力ずくで勝ちにしてしまう女王ジュリア・ロバーツが、今回の映画においては、元カレの結婚を破談させようとアノ手コノ手で妨害破壊工作を展開するという、女王の風格に似つかわしくない大人げない作戦に打って出るという設定がまずは面白い。

しかも、その恋敵はジュリアになりかわって女王の座につくことになるキャメロン・ディアス!

新旧ロマコメ女王対決といってもいいゴージャスな配役であり、ジュリアとキャメロンが同じフレーム内に収まっているのを見るだけでも嬉しくなってしまう。特にジュリアン(J・ロバーツ)とキンバリー(C・ディアス)の初対面シーンは絶品です。

さらに、この映画がうまかったなと思うのは、キャメロン扮するキンバリーを気立ての良いお嬢様天然系として描いたこと。勝ち気で口八丁手八丁な猛者であるジュリアンを、ジャイアンも耳をふさいでしまうくらいの音痴な歌で制圧しちゃうのだからタダ者ではない(笑)。

日本でいったら、さしずめ篠原涼子vs蛯原友里といったところか。でも、話が進むにつれ篠原涼子が杉田かおるに見えてくるのがこれまた最高なんだよね。

新旧女王対決、数々の妨害工作がことごとく裏目に出て結果では負けたけど、内容ではボロ勝ちだったジュリアの勝ちーー!

いや、しかし、キャメロンも捨てがたい・・・。というか付き合うなら断然キャメロン。。

あ、そうそう、裏MVPはレストランでバート・バカラックの「小さな願い」を熱唱して店中大合唱にさせてしまったジョージ(ルパート・エヴェレット)に決定!

なにげにミュージカルな映画だったのもヨロシイ。

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幸せのポートレート(2005年・アメリカ・103分)NHK-BS

 監督・脚本:トーマス・べズーチャ

 出演:サラ・ジェシカ・パーカー、ダイアン・キートン、クレア・デーンズ、ダーモット・マルロニー

 内容:NYマンハッタンでバリバリに働くキャリアウーマンのメレディスは、クリスマスに恋人エヴェレットの実家に招かれることに。が、なかなか馴染めず家族に気に入られないメレディスは、妹のジュリーを呼び寄せるが・・・。

評価★★★/60点

そりゃサラ・ジェシカより断然クレア・デーンズの方だろ。その一言に尽きるわ、この映画は(笑)。

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理想の恋人.com(2005年・アメリカ・98分)WOWOW

 監督・脚本:ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ

 出演:ダイアン・レイン、ジョン・キューザック、エリザベス・パーキンス、クリストファー・プラマー

 内容:幼稚園の先生をする30代後半でバツ1の女性サラ。男っ気のなくなった彼女に家族たちは何かと縁談を探そうと躍起になり、姉と妹が勝手にサラになりすまして出会い系サイトにプロフィールを登録してしまう。しかし、それが功を奏してか、デートの申し出が次々と舞い込んでくるのだが、まともな相手が一向に現れず・・・。しかし、そんな時、ジェイクという好感の持てそうな男性とめぐり会う。

評価★★★/65点

“コンドーム調達に狂ったように東奔西走するダイアン・レインに5万点!”

結局見つからず、、、そしたっけば、え?サ、サランラップをかぶせるんですか、、、いや、巻くの(笑)?ローション使わないと入らないだろ・・・そこらへんでやめておけオレww。。。

あ、それ以外はいたってシンプルなラブコメでございました。。

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ラブソングができるまで(2007年・アメリカ・104分)NHK-BS

 監督・脚本:マーク・ローレンス

 出演:ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア、ブラッド・ギャレット、キャンベル・スコット

 内容:80年代に一世を風靡したバンドの元ボーカル、アレックス。アイドル的人気も今は昔、現在ではすっかり忘れられた存在となっていた。そんな彼のもとに、今をときめく人気歌姫コーラからラブソングの新曲提供を依頼される。が、作詞が大の苦手のアレックスは悪戦苦闘。そんなある日、観葉植物の手入れに来ていたアルバイトのソフィーが口ずさむフレーズを耳にしたアレックスは、これだ!と確信、渋るソフィーをなんとか説得し曲作りをスタートさせるが・・・。

評価★★★☆/70点

「ラブコメができるまで」に題名を変えた方がいいのではないかというくらいの王道中の王道、また男女に扮するのもヒュー・グラント&ドリュー・バリモアという鉄板中の鉄板ということで、ハズレなしの安心して見ていられる作品になるのは当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。

ドリューはもちろんのこと、80’sポップカルチャーを自虐ネタに歌い踊るヒュー・グラントは最っ高の一言。

まだまだ引き出し持っとるやんこの男(笑)。しかも歌うまいのねぇ。サントラ思わず聴いたくなっちゃったわな。

人気アイドルのコーラや、ドリューの姉もよさげなキャラで面白かったし、まさにハズレなしのラブコメですた。

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イルマーレ(2006年・アメリカ・98分)NHK-BS

 監督:アレハンドロ・アグレスティ

 出演:キアヌ・リーヴス、サンドラ・ブロック、ショーレ・アグダシュルー、クリストファー・プラマー

 内容:静かな湖畔に建つ一軒家。ここに住む女医のケイトは、シカゴの病院に着任することになり引っ越すことに。彼女は次の住人に自分宛の手紙の転送を頼もうと、郵便受けにメッセージを残した。そして、それを受け取ったのは建築家のアレックス。しかし、ここにはもう何年も誰も住んでいないはず・・。やがて2人は、お互いが2006年と2004年にいるということを知る・・・。

評価★★★☆/70点

孤独と情緒がキーワードのオリジナル作がハリウッドに行くとこうなっちゃうのかという点ではかなりのギャップを感じてしまうし、タイムパラドックスを完全無視したガサツな展開には少々面食らってしまうけど、個人的には受け身のオリジナル作より押しの強いハリウッド作の方が好きかも。

さらに、なにより「スピード」(1994)のベストカップルであるキアヌとサンドラの共演を再び見れたことだけでも一見の価値があり、キアヌが「スピード2」(1997)出演を蹴って、すれ違ってしまった2人が12年もの時を経て再会を果たしたというのは、ファンとしては感慨深いものがあり。

そういう点も含めて、オイラにとってはこの映画、買いでっス。

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パンチドランク・ラブ(2002年・アメリカ・95分)NHK-BS

 監督・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン

 出演:アダム・サンドラー、エミリー・ワトソン、ルイス・ガスマン、フィリップ・シーモア・ホフマン

 内容:ロスの倉庫街でトイレの詰まりを取るための吸盤棒を販売しているバリー・イーガンは、情緒不安定でキレやすい性格の持ち主。そんな彼の関心事は食品会社のマイレージ特典でタダで飛行機に乗ることで、そのことばかり考えている。そんなある日の朝、出社した彼は、隣の修理屋へ車を預けにきたという女性レナと出会う。。

評価★★★/60点

かなり好き嫌いが分かれる作品だと思うけど、オイラはちょっとこういうのは食わず嫌い・・。

映像と音楽の高質なエッセンスの抽出に彩られた演出の上手さはピカイチだし、情緒不安定な主人公もアダム・サンドラー以外に考えられないハマリっぷりだし、エミリー・ワトソンも不思議系と大人系の狭間で絶妙なバランスをとっていたし。そういうディテールは細かいとこまで唸らされるんだけど・・。

なんだけど、ひねくれてるんだかひねくれてないんだか、複雑なんだか単純なんだかすらあやふやなシナリオにあまりノリきれなかったんだよなぁ。。いまいちハジケてくれないというか・・・。

こういう小品はヴィンセント・ギャロあたりに任せて、PTAにはやっぱ3時間くらいの映画がお似合いなんじゃないかしらw。

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あなたが寝てる間に・・・(1995年・アメリカ・103分)NHK-BS

 監督:ジョン・タートルトーブ

 出演:サンドラ・ブロック、ビル・プルマン、ピーター・ギャラガー

 内容:地下鉄の改札で働く明るいシングルウーマンが憧れの男性の命を偶然助け、彼の家族に婚約者だと勘違いされる。そのうち彼の弟と親しくなりお互い惹かれ合うが・・・。

評価★★★/60点

根っから明るいサンドラ・ブロックとアメリカの古き良き家庭像が結びついて、素直に心温まる映画になっていたとは思うが、いかんせん男優陣に魅力がないのがイタイ。。

ビル・プルマンはナヨってしてるし、ピーター・ギャラガーはゲジ眉だし。そりゃ家族がセットでもれなく付いてこないと見れんわなぁw。

いや、クリスマスあたりに見るぶんには最適な映画であることには違いないんだけどさ。

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フォー・ウェディング(1994年・アメリカ・118分)NHK-BS

 監督:マイク・ニューウェル

 出演:ヒュー・グラント、アンディ・マクダウェル、クリスティン・スコット=トーマス

 内容:自分の気持ちを素直に表現することが苦手なイギリス人のチャールズは、32歳の独身男で、ハンサムで女性にもモテモテなのに結婚となると逃げ腰になってしまう。ある日、友人の結婚式に招かれたチャールズは、アメリカ人女性キャリーと出会い、ひと目で恋に落ちるが・・・。

評価★★★/60点

アタシの名前はキャリーですnoteモデルで美人のアメリカ人note富豪と婚約!人生バラ色!男性経験豊富なのnoteアタシの自慢教えてあげるnoteどんな男も一夜でコロス33人斬り凄いでしょって、、、、言うじゃな~~いnote

でも、アンタ、33人斬りしたおかげで、日頃から明らかなスケベ顔になっちゃって、誰も寄りついてきませんからーー残・念!

男というエサを漁るタレ目に注意ーー斬りッ!!

2009年2月20日 (金)

夢のシネマパラダイス597番シアター:アイ・アム・レジェンド

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出演:ウィル・スミス、アリシー・ブラガ、ダッシュ・ミホク、チャーリー・ターハン、サリー・リチャードソン

監督:フランシス・ローレンス

(2007年・アメリカ・100分)2007/12/25・盛岡フォーラム

評価★★★/65点

内容:2012年のニューヨーク。殺人ウイルスの猛威により66億人が絶滅した世界で、おそらくただひとり生き残った男ロバート・ネビル。科学者だった彼は、唯一の話し相手である愛犬サムとともに廃墟と化したNYで絶対的な孤独と闘う日々を送っていた。自分以外の生存者を探して、毎日無線電話で呼びかけるものの3年間応答はなく・・・。

“すごくもったいない映画”

不気味なまでに静まり返り、人っ子ひとりいないゴーストタウンと化したNYの街の光景だけをとっても、この映画を観た甲斐はあったとは思うし、ただのドンパチ映画かなと思っていた予想に反して、たった一人生き残った主人公の日常の孤独や絶望感にかなりの割合でスポットを当てていたのは逆に新鮮だったし、至極丁寧なつくりに見えた。

、、、のだが、中盤以降はまるで何かから逃げるかのような拙速につぐ拙速の展開で、ラストもイマイチ飲みこめず・・・。

まぁ、そもそものところ、ロバート・ネビル(ウィル・スミス)が、愛犬が鹿を追って入り込んだ建物の奥でモゾモゾとひしめき合っている“感染者”たち・ダークシーカーズを見つけた時点で、え゛ッ、これってそういうジャンルなの?とガクッとなっちゃったんだけど。

「サイレント・ヒル」や「28日後...」で十分見たやんていう。。

しかもこの“感染者”たち、ロバートを罠にかけて狂犬を放ったりだとかかなり組織的だし、リーダー風の男もいたりするんだけど、映画ではそこらへんのことに全く触れてないんだよね。

ラストに関しても、DVDに収録されている別バージョンではロバートの罠にかかって実験体にされた女性が実はリーダーの恋人で、彼らは彼女を取り返しに来ただけで、取り戻したら彼らはそのまま去っていくというある種の希望に満ちたものなんだけど、そっちの方が納得いくし、なんで今回自爆エンディングの方を採用したんだろう・・・。

どこの世界でも自爆しないとレジェンドにはなれないってことなのだろうか・・ww

あと、どうやって彼のみが生き残っていき、NYが廃墟と化していったのか、、断片的すぎてその過程をもうちょっと丹念に描いてもらいたかったかな。

まぁ、1時間40分枠だと、これがギリギリなのだろうけど、別に2時間半でもええのよ(笑)。

なんだかそれ考えると、すごくもったいない映画だったなぁ・・・。

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(おまけ)

イーオン・フラックス(2005年・アメリカ・93分)WOWOW

 監督:カリン・クサマ

 出演:シャーリズ・セロン、マートン・ソーカス、ジョニー・リー・ミラー、フランシス・マクドーマンド

 内容:西暦2011年、人類は新種のウイルスにより99%が死滅。科学者トレバー・グッドチャイルドが開発したワクチンのおかげで生き残った500万人は、汚染された外界から隔てられた都市ブレーニャで暮らしていた。それから400年後、西暦2415年。グッドチャイルド家の圧政に対抗するべく、反政府組織モニカンは、最強の女戦士イーオン・フラックスに君主暗殺を命じるのだが・・・。

評価★★☆/50点

“藤原紀香で撮ったの見たいーー!”

黒髪に染めて黒づくめのコスチュームを身にまとった青い瞳のシャーリズ・セロン姐を見るぶんには楽しめる作品だが、映画としてはイマイチはじけず、ノレない・・・。

日の丸に番傘に桜吹雪とかなり和風テイストだったのに加えて、あげくの果てに水盾の術まで出てきて、えっ何これ実は忍者映画なの?と思っちゃったけど、そのわりにアクションシーンが迫力ないし。

SFの設定もそれだけとれば面白いんだけど、イマイチまとめ切れていない印象。

いっそのこと藤原紀香で撮った方が良かったんじゃないか(笑)?

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28日後...(2002年・英/米/蘭・114分)WOWOW

 監督:ダニー・ボイル

 出演:キリアン・マーフィ、ナオミ・ハリス、クリストファー・エクルストン

 内容:事故による昏睡から目覚めたジムは、無人と化したロンドンを目撃する。人々は、凶暴性ウイルスに冒されて互いに殺しあっていたのだ。ジムは非感染者とともに生き延びる方法を探るが・・・。

評価★★★/55点

“本当にあった2階から目薬eye!!”

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