2009年11月11日 (水)

夢のシネマパラダイス510番シアター:世界最速の走り屋ども

世界最速のインディアン

2ce2a_2出演:アンソニー・ホプキンス、クリス・ローフォード、アーロン・マーフィ、クリス・ウィリアムズ

監督・脚本:ロジャー・ドナルドソン

(2005年・ニュージーランド/米・127分)DVD

評価★★★★★/95点

内容:ニュージーランド南端の町に独りで暮らしている63歳の初老バート・マンローは、1920年代製のオンボロバイク“インディアン”を自ら改造し、ひたすら速く走ることに人生を捧げてきた。そんな彼の夢は、ライダーの聖地、アメリカはユタ州のボンヌヴィル塩平原で行われる記録会に出て世界記録に挑戦することだった!

“人に会ったら名乗って握手。これ鉄則!”

こういう純度120%の善人映画を見せられると逆にあざとさが透けて見えてツッコミを入れたくなってしまうことがままあるのだけど、今回のこの映画についてはどこまでも素直に見ることができた。

なにより25年間夢を追い続けてきた爺さん、バート・マンロー(A・ホプキンス)の人柄に見てるこっちが自然に惹かれてしまうのだから。

デヴィッド・リンチの「ストレイト・ストーリー」に出てくる頑固ジイちゃんを想起させるキャラクターだけど、あっちが時速数キロのトラクターでくるならこっちは時速300キロのモンスターバイクじゃい!

、、、と気を吐いたかどうかは知らないが、1920年ものの熟成ウイスキーならぬタイヤは割れ目だらけフォークはオシャカ寸前の40年以上乗り続けてきたオンボロバイクを、台所のドアの蝶つがいやブランデー瓶のコルクをつぎはぎして改造。もともと時速85キロまでしか出ないマシンを時速300キロのマシンへ生まれ変わらせてしまう。。

この18歳の心を持った御年63歳、心臓に持病有り&尿道つまり気味のジイちゃんの夢を追う一途な姿に、人々は自然に魅かれ、従順になっていく。

うら若きバアさんがベッドに連れ込むくらいだからね、言っとくけど(笑)。

とにもかくにもこのジイちゃんに名乗られ、握手しちゃったらもう終わり。どんな気難しい人間も心優しき人間になって後押ししないではいられなくなるのだから。

ゲイ、インディアンなどのマイノリティから白人に至るまで、まさにアメリカたるところのアメリカ人が、ある意味現実味のないおバカな夢を追う地球の裏側からやって来たニュージーランドの田舎ジジイを無条件で応援する。

日本の格差社会など足下にも及ばないほどの厳しい現実社会が横たわる現代アメリカにおいてアメリカンドリームはもはや過去のものとなっているのかもしれないが、1960年代への郷愁も含めてそれを信じ続けていたいというアメリカの希望と良心があらわになっていると言ったら言い過ぎだろうか。

何十年も夢を追い続けてきてなおかつ60数年も生きてきた人間は、ちょっとやそっとのハプニングが襲ってきても動じない。車輪がポロッと取れても、車体がドテッと横転しても人生とはそういうものなのだと泰然自若として笑顔で受け入れる。

まるで生死にまで動じないかのごときバート・マンローの姿は、しかし死を意識しているからこそ生きることの重みと幸せを噛みしめているのだ。

映画というものはどうあったって人間を描くことしかできないのだということを思い知らされるとともに、それが最良の形で観る者に伝わってくる。

これをおとぎ話だとは言いたくない。

最良かつ最高の映画だと言いたい。

 -----------------------

スピード・レーサー

20080718_194009 出演:エミール・ハーシュ、クリスティナ・リッチ、マシュー・フォックス、スーザン・サランドン、ジョン・グッドマン

監督・脚本:アンディ&ラリー・ウォシャウスキー

(2008年・アメリカ・135分)WOWOW

内容:レース界に彗星のごとく現れた若き天才、スピード・レーサー。彼を引き抜くべく巨大スポンサーのローヤルトンは高額のオファーを提示するが、スピードはレース中に命を落とした兄レックスの遺志を継ぐべく、今まで通り父が率いる家族経営の会社を選択する。が、その結果ローヤルトンの執拗な脅しに遭うハメに。スピードは、家族と恋人トリクシーに支えられながら、正体不明のレーサーXと手を組み、兄の命を奪ったクロスカントリーレースに挑む・・・。日本製アニメ「マッハGo!Go!Go!」の実写映画化。

評価★★★/65点

日本のオリジナルアニメはほとんど見たことがなくて、懐かしのアニメ特集といったテレビでかじった程度なんだけど、ふ~ん、、こんな内容だったんだww

という程度の感想しか思いつかないんだけど、まぁ「スパイキッズ」(2001)のレーシングカー版といったかんじで、家族の絆を前面に出してくる構成は微笑ましく楽しみながら見られるんだけど、決定的にレーシング場面に魅力を感じられなかったのが痛い。

ライブ・アクション・カートゥーンと銘打った新次元映像らしいけど、まるで氷上のスケートリンクをスラーッと流れていくかのようで、そこに重力を感じ取ることができないのだ。

それはつまり摩擦抵抗もなければ遠心力も感じられない世界で、端的にいえばスピードを感じ取ることができない。

その中でめまぐるしいカット割りとド派手な視覚映像の洪水がジェットコースターのように流れ込んでくるので、とにかく目ぇ疲れる×2・・wobbly

マッハ号に仕込まれた数々の特殊機能は面白かっただけに、レース映像には疑問符をつけざるをえない。

そういう意味では実写でありながら、どこまでもアニメ的な映像世界の構築にこだわっていて、それはかなりの面で成功していると思うんだけど、それを見て別段心が躍らされることがなかったというのが正直なところ。

でも、ヒップホップ調の主題歌はめちゃカッコ良かったし、大好きな海外ドラマ「LOST」に出てるマシュー・フォックスが重要な役どころで出てくるのも見所で、全体として見れば好きが嫌いを上回ったかんじかな。

それにしても、真田広之、、出る意味あったのか!?

 -----------------------

デイズ・オブ・サンダー(1990年・アメリカ・108分)NHK-BS

 監督:トニー・スコット

 出演:トム・クルーズ、ロバート・デュバル、ニコール・キッドマン

 内容:ストックカーレースに情熱のすべてを燃やす若者の友情や恋を、迫力のレースシーンとガンズ・アンド・ローゼス、ジェフ・ベックなど豪華アーティストのサウンドに乗せて描く。

評価★★/40点

やりたい、見せたい、描きたいところだけをただ箇条書きにして羅列する。典型的なアイドル映画といえば聞こえはいいが・・・。

 -----------------------

トルク(2004年・アメリカ・84分)WOWOW

 監督:ジョセフ・カーン

 出演:マーティン・ヘンダーソン、アイス・キューブ、モネット・メイザー、ジェイ・ヘルナンデス

 内容:無二のスピードとテクニックを持ちながら、身に覚えのない嫌疑をかけられ姿を隠していたライダー、フォードが街に戻ってきた。が、またしても無実の罪で命を狙われることに・・・。

評価★★★/60点

荒馬をバイク馬鹿に換えただけで、基本的に西部劇と変わらない。

ただ、単刀直入な物言い(おバカ一直線と言いなさいw)は嫌いになれない。

 -----------------------

ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT(2006年・アメリカ・104分)DVD

 監督:ジャスティン・リン

 出演:ルーカス・ブラック、バウ・ワウ、千葉真一、サン・カン、北川景子

 内容:カリフォルニアの高校生ショーンは、大の車好きが高じてチューンナップした車を爆走させてたびたび警察の厄介になっていた問題児。が、ある日ついに大事故を起こしてしまい、少年院送りが確実となってしまう。それを逃れるため、ショーンは軍人の父親を頼って日本へやって来る。そこで彼は、日本が生んだ超絶技、ドリフトレースを初めて目の当たりにするのだった。。。

評価★★★/60点

“妻夫木の「GO!」をもう一回撮り直した方がいい。。”

軽っるぃーーんだもん、あの演技(笑)。

というのはさておき、ショーンが日本に着いた途端、駅の宣伝看板にM.C.ハマーが貼られているという時代錯誤など、いろいろツッコミどころ満載の日本描写だったけど、あたかも実際に渋谷で撮影したかのようなカーチェイスシーン(ロスで撮影し、渋谷の街をハメ込み合成しただけらしい)や首都高を疾走するシーンなど、カーアクションに関しては見所も多く、深く考えないで見れば普通に楽しめる映画になってはいる。

だって映画開始10分後の大クラッシュで、あれはどう見ても即死やろっていう(笑)。ノリで見ないとダメだなこれは。

あ、あと日本では180キロ以上のスピード出してる車は警察は追わないというのはホンマかいな。。

 -----------------------

頭文字<イニシャル>D THE MOVIE

Id 出演:ジェイ・チョウ、鈴木杏、エディソン・チャン、ショーン・ユー、アンソニー・ウォン

監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック

(2005年・香港・109分)2005/09/25・盛岡フォーラム

内容:豆腐屋を営む父と2人暮らしの高校生・藤原拓海は、父のハチロク(AE86)で豆腐を毎日配達するうちに、いつしか完璧なドライビングテクニックを身につけていた。そんな彼はやがて、峠攻めのスペシャリストを自負する走り屋たちに次々にバトルを申し込まれる・・・。しげの秀一のベストセラーコミックの映画化。

評価★★★/65点

“え゛ーーっ!?で、、、結局・・・”

鈴木杏は援交少女のままジ・エンド!??あの終わり方はないやろう、いくらなんでも(笑)。しばし立ち上がれなかったよ・・・。

拓海となつきのわけの分からん恋愛パートをはじめとして、ストーリー展開としてはB級のどうでもいいかんじの出来なのだけど、しかし一転、峠バトルに関してはAAA級をやってもいいくらい見応えがあり、このてのレーシングバトル映画としては見応えは十分といっていい。

、、、が、それもあのいい加減な尻切れトンボのような終わり方に一気に雲散霧消してしまった。

スポーツ万能、勉強オール1、てかんじ・・。

 -----------------------

(番外編)

レーシング・ストライプス(2004年・アメリカ・102分)WOWOW

 監督:フレデリック・デュショー

 出演:ブルース・グリーンウッド、ヘイデン・パネッティーア、ダスティン・ホフマン(声)、ウーピー・ゴールドバーグ(声)

 内容:農場主に拾われたシマウマの赤ちゃん。ストライプスと名付けられ、のびのびと育った彼は、自分を競走馬だと信じ、競馬に出ることを夢見るようになっていくが・・・。

評価★★★/60点

100パー先が読めてしまう安心お気楽映画だが、日本語吹き替えのハマリ方にはさすがだなと感心。

特に関西弁しゃべくりまくるグースにはホレボレしちゃった。

2009年10月27日 (火)

夢のシネマパラダイス254番シアター:新世紀エヴァンゲリオン

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に

Eva28 声の出演:緒方恵美、三石琴乃、山口由里子、林原めぐみ、宮村優子

総監督・原作・脚本:庵野秀明

監督:摩砂雪、鶴巻和哉

(1998年・東映・160分)DVD

評価★★/45点

内容:21世紀の第3新東京市を舞台に、人類と謎の生命体“使徒”との壮絶な戦いと、使徒を倒すべく造られた汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンを操る少年少女の苦悩を描いた長編アニメーション。1995年からテレビ放映されて話題を呼んだ連続アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の劇場版で、全26話のうち第24話までの総集編に新作カットを加えた「DEATH」編と、第25話と最終話を新たにリメイクした「REBIRTH」編の2部から成る『シト新生』が1997年に製作されたが、製作作業の遅れから「REBIRTH」編は未完成のまま公開された。そこで4ヵ月後にその完全版として、「第25話・Air」「最終話・まごころを、君に」で構成された劇場版のパート2となる『Air/まごころを、君に』が公開。さらに、1998年に『シト新生』の「DEATH」編を修正した「DEATH(TRUE)2」と、「Air/まごころを、君に」を併せた劇場版の本来の形というべき作品が公開されるに至った。

“タイタニックにはフィーバーしたが、エヴァにはフィーバーしなかった。そういうごくごくフツーの日本人です、オイラは(笑)。”

エヴァのアニメ放送の時は盛岡で高校生をやっており、エヴァブームなど露知らず。やっとのことでエヴァブームが飛び火してきたのが97年、大学2年のことだ。

レンタル屋でビデオを借りまくって見たのだが、最初の頃はイジイジしてヘタレな主人公シンジのキャラが逆に新鮮だったのと、“死海文書”“ロンギヌスの槍”“使徒”といった聖書に関連させた謎めいた用語の氾濫に象徴される壮大に広げた大風呂敷の魅力にひきこまれて見入ってしまっていた。

特に、シンジがエヴァ乗務を放棄し家出をして電車にあてもなく乗り続けるエピソード(第四話「雨、逃げ出した後」)など、全く正義のヒーロー然としていないばかりか、世界を救うエヴァに乗ることで逆に悩み苦しむ姿をさらけ出してしまう悲劇のヒーロー像というのは目から鱗ものだった。またそんな中で、突発的にキレてしまうような過激で残酷な暴力性があらわになる戦闘シーンもまた非常に印象的だった。

が、しかしである・・・。

だんだん回が進むにつれて、一向に成長していかずに幼児的ともいえる内的引きこもりに陥っていくシンジにイラッannoyとしてきて、あげくの果てに風呂敷たたむ前に逃亡してしまうような収め方に愕然。

、、、と、ここでオイラの中のエヴァブームは一気に冷めて、エヴァ劇場版には目もくれず長蛇の列に恋人と並んで「タイタニック」を2回も観てしまったのだった。

あれから10年、完全に忘却の彼方へ消えてしまっていたエヴァだったが、突如降って湧いたように「ヱヴァンゲリオン新劇場版」が公開されると聞いて10年ぶりにレンタルして再見してみることにした。

さて、10年ぶりに見た感想は、学生気分のぬるま湯にドップリ浸かっていた10年前と、社会に出て幾度となく挫折を経験するうちに下流層の最果ての地でジタバタしている今とでは、、、大した違いはなかった(笑)。。。

“気だるい平和”“途方もない日常”といった、モノがあふれかえり豊かすぎる社会が陥る目的意識を失った閉塞感が自らの実感としてなんとなく分かるようになってきた今日この頃だけど、そういう社会的バックボーンの時代的要請とエヴァがシンクロしているとまでは理解できず・・・。

ようするに今見てもよう分からんってこと。

“世界の命運”をたった14歳の肩に託し背負わせるにはあまりにもその肩はか弱すぎるという視点は面白いのだが、守らなければならない肝心の“世界”が描かれていない、またそこから派生する社会や大人の内面に対する想像力が決定的に欠如していると言わざるを得ないってことは今回見てより強く再確認したというかんじ。

その点で好対照をなすといえるのが、全然さえない高校生ピーター・パーカーが主人公のハリウッド映画「スパイダーマン」シリーズだと思うんだけど、これほど人間臭い主人公キャラもいないというくらい等身大のヒーロー像を提示してくれた。

一方、エヴァはサブキャラに至るまで全員何らかのトラウマやコンプレックスを抱え、三人称の世界とつながろうとせずに自己の存在理由をただただ自問自答しつづけ、決定的に自分自身が嫌いという病的なまでのナルシスティックなヒーロー像を描いてしまった。

しかも、ピーター・パーカーが苦悩と葛藤を経てヒーローとしての孤独を受け入れそこから自立・解放へと向かっていくのに対し、シンジの方は逆に苦悩から絶望へと足を踏み入れてしまい、あげくの果てにTVアニメ版では自閉症の極致で終わるという空しさだけが残る結末となってしまった。

一方、劇場版ではラストで、「やっぱり自分の殻に閉じこもって逃げていてはダメで他者としっかりと向き合うしかない」と、アスカの首を絞めながらとってつけたように言う。

それ自体、薄気味の悪いものだったが、そこに至るTVアニメ前半のあっけらかんとしたスタイルから監督の青くさいマスターベーションへと変容していくプロセスもまさに「気持ち悪い!」としか言いようのないものだった。

終わってみれば、生理的にダメwobblyの一言。。。

なんだろ、美味そうなお菓子だなと思って口に入れたら、ミルクリキュールの洋酒が入っていてお口に合わないといったかんじだろうか。

とかなんとかいって「ヱヴァンゲリオン新劇場版」も怖いもの見たさで見ちゃうんだろうけど・・・。

 ----------------------

ヱヴァンゲリオン新劇場版:序

Gam0810060714000p1 声の出演:緒方恵美、三石琴乃、山口由里子、林原めぐみ、立木文彦

総監督・脚本:庵野秀明

監督:摩砂雪、鶴巻和哉

(2007年・日本・98分)CS

内容:2015年、第3新東京市。内向的な14歳の少年・碇シンジは、3年ぶりに父・碇ゲンドウと再会する。彼はそこで、極秘裏に開発された汎用人型決戦兵器“人造人間ヱヴァンゲリオン”初号機を見せられ、謎の敵“使徒”との戦いを強要される。最初は反発するシンジだったが、代わりに乗務することになった少女・綾波レイの重傷を目の当たりにして、自ら出撃を決意する・・・。

評価★★★/65点

エヴァにそんな思い入れもないオイラからすると、これで何回目の劇場版やねん!よう飽きないなぁ、というかキモイよこのオッサンww、、と思っちゃって、またREBUILDだとかわけの分からん看板をつけやがって、、、、

、、と観る前からバカにしてた本作だったけど、いざフタを開けてみたら、キモイ臭は消えてて、あれっ?意外にイケちゃうくち?と感じてしまうほど見やすいというか、とっつきやすい作品になっていてオイラ的には好印象。

まぁ、TV版の一話~六話までを誰が見ても分かるようにスタンダードに手堅くまとめたといえばそれまでだけど、TV版の映像を丹念に精査修正し、強化したというだけあって、かなりクオリティの高い映像になっていて、いやでも見入ってしまうほどの見応え感はあったように思う。

人物については、TV版でキモチ悪いくらいの内面描写をさんざん見せつけられてきたので、はっきりいってどうでもいいんだけど(笑)、古臭さや懐かしさよりも全体的に新鮮なかんじで見れたのは、これもまた意外だったかも。

ここらへんは、やはりエヴァや使徒のデザインなど細かな部分がリファインされ、メカ重視というロボットアニメ本来の立ち位置に戻って足を着いているのが大きいのだと思うけど、これが中編“破”、後編“急”“?”でどうブレブレに揺れて壊されていくのか気がかりではあるわな。

怖いもの見たさで行くっきゃない!?ゲロ吐くかもしれないけど・・・(笑)。。

2009年10月26日 (月)

夢のシネマパラダイス318番シアター:ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

Twb 出演:ダニエル・デイ=ルイス、ポール・ダノ、ケヴィン・J・オコナー、キアラン・ハインズ、ディロン・フレイジャー

監督・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン

(2007年・アメリカ・158分)2008/05/06・盛岡フォーラム

内容:20世紀初頭のカリフォルニア。石油の生み出す莫大な富に取り憑かれた男ダニエル・プレインヴュー。孤児であるHWをパートナーとして連れ歩く彼は、次々と土地を買い叩いていく。そんなある日、ポールという青年から自分の故郷の土地に油田があるはずだとの情報を得る。すぐさま土地の買い占めに乗り出すプレインヴューだったが、彼の前にポールの双子の兄弟で牧師のイーライが立ちはだかる・・・。

評価★★★★/80点

耳をつんざくような不協和音とともに映し出される砂と石と岩だけの荒涼とした大地。そして、その中でたった独り、黙々と採掘に明け暮れる男。

情熱、忍耐、孤独、欲望、信念、競争心、エゴイズム、無感情といったこの映画の全ての要素=ダニエル・プレインヴューという男の全てを表したセリフのないオープニング15分間の圧倒的な画力に一気に引き込まれてしまう。

このオープニングにキューブリックの「2001年宇宙の旅」(1968)を想起したといったら言い過ぎだろうか。。

その後も物語は、常に周囲との不協和音を鳴り響かせながら他を寄せつけない男のむき出しになったまま燃えさかる火柱のように強烈な個性を描きながら進んでいくわけだが、重厚な人間ドラマの体を成してはいるものの、それはまるでホラーのようでもあり、ラストに至っては壮大なコメディとさえ思えてきてしまう。。

なにより、このダニエル・プレインヴューのつき果てることのない事業欲の目的が見えてこないのが恐ろしいところで、それは暗に現代アメリカの構築した資本主義の破壊的で破滅的な暴走を示唆しているともとれる。

とにかく、事業を成功させて名声を得たいだとか、金持ちになりたいだとか、家族や愛する人との幸せな暮らしのために稼ぎまくりたいといった目的のためではなく、この人間不信の塊である男の最終目標は、「金を貯めたら誰もいない所に行って暮らしたい・・・」なのだ。

そして、ラストに映し出される、だだっ広い屋敷の中で、集めた骨董品を的にライフル銃をブッ放す余生を送る男のなんとも虚しい姿は、まさにホラーでもありコメディだ。

また、このダニエル・プレインヴューという男、強欲の塊でありながら、女への欲が皆無なのも恐ろしいところで、ヘンリーと名乗るニセの弟と夜遊びに出かけても何の関心も示さない。

それどころか、女遊びにうつつを抜かすだらしないヘンリーを憮然とした表情で見ていたダニエルは、その直後ヘンリーを殺害してしまうのだ。

そこらへんの「人間を嫌悪し、長年にわたって少しずつ憎悪を積み重ねてきた」「他人に価値を見出すことができない」というダニエルのキャラクターの背景がほとんど語られないところが、彼のストイックな欲望を際立たせて不気味だし、逆に引き込まれてしまうゆえんなのでもあろうが、かといって彼をそういう人間にさせるに至った背景なんて別に知りたいとも思わないわけで(笑)。

ともかく、今までの自分の映画人生の中で、“孤高の狂人”というのを初めて見せられたような気がする。

雄弁とファミリーの絆を説きながら絶対的な個人主義のもと家族を一切持とうとしない男、家族はファミリーではなく単なるパートナーという役割としか考えていない男。

奇しくも、20世紀初頭の同じ頃、アメリカに降り立ったもう一人の男がいた。

イタリア・シチリア島から渡ってきたその男は、家族を守るという信条のもと一大ファミリー帝国を築いていく。

そう、その男とは「ゴッドファーザー」(1972)のビト・コルレオーネだ。

犯罪行為に手を染めながら神のように慕われていくビト・コルレオーネと、神をも恐れぬ悪徳に手を染めながら周囲を徹底的に排除していくダニエル・プレインヴュー。

神聖な教会の洗礼も、前者においては家族の絆を深めるためのものであるのに対し、ダニエルにとっては事業のためだけの屈辱的なものでしかないところなど好対照なところも興味深い。

ま、オイラは断然「ゴッドファーザー」の方が好きだけどねw。

 -----------------------

ジャイアンツ(1956年・アメリカ・201分)NHK-BS

 監督:ジョージ・スティーヴンス

 出演:エリザベス・テイラー、ロック・ハドソン、ジェームズ・ディーン、サル・ミネオ、デニス・ホッパー

 内容:わずか3本の主演作を残してこの世を去ったジェームズ・ディーンの遺作。1920年。テキサスの大牧場主ビックは、東部の名門令嬢レズリーと出会い、恋に落ちた。2人は結婚し、59万エーカーという途方もない広さの牧場で新婚生活を始めるが、レズリーを待っていたのは想像を絶する苛酷な生活だった。そんな彼女に、孤独でひねくれ者の牧童ジェットは恋心を抱くが・・・。

評価★★★☆/70点

“エリザベス・テイラーって凄い女優さんだったんだ、、、”

西部開拓時代を思わせる大牧場の雄大な光景、そこにポツンとしかし悠然と構える大邸宅は、まるで「風とともに去りぬ」を思わせる風格。

しかし、その光景の中をタンクローリーが走っていくシーンの奇妙さに象徴されるように、1920年代から50年代中頃という、アメリカがまさに“アメリカンナイズ”されていく急激な時代背景の移り変わりの中で、ひとつ取り残されたように佇む大牧場の大邸宅は、まるで置き去りにされた存在のように映っていく。

それはつまり近代化という名の物質文明の波に開拓時代の古き良きアメリカが押し流されていく光景なわけで、この映画で描かれた時代より約60年前を舞台にした「風とともに去りぬ」なんかとは全く異なる移ろう時代の混在した面白さがこの映画にはある。

ラスト近くに出てくるドライブイン風レストランなんてまさにアメリカンナイズされた象徴なわけで、そこで牧場主ビック(ロック・ハドソン)と店主が殴り合う壮絶なシーンには、メキシコ人への人種差別に対する怒り以上の何かを感じずにはいられなかった。

しかしまぁ、人種差別問題にまでテーマが拡散していくとは思いもしなかったし、石油成金ジェームズ・ディーンのキャラもかなりのキワモノで、下手をすると中途半端になってしまうリスクもあったと思うのだけど、大家族ドラマという軸がブレずにしっかり根を張っていたので3時間という長尺をほとんど感じさせない安定感のつくりだったのは、さすがハリウッド往年の名作映画というかんじ。

そして、その中で夫ビックに「90歳になっても君を理解できないだろう」と言わせしめる妻レズリー(エリザベス・テイラー)の存在感は圧倒的な魅力にあふれていて非常に印象に残る。

エリザベス・テイラーってやっぱスゴイ大女優さんだったんだなと初めて実感できたような気がした。今の御姿からは想像もつかないけど・・・ww。

2009年10月25日 (日)

夢のシネマパラダイス344番シアター:ボルベール<帰郷>

ボルベール<帰郷>

Volv 出演:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ブランカ・ポルティージョ

監督・脚本:ペドロ・アルモドバル

(2006年・スペイン・120分)CS

内容:失業中の夫と15歳の一人娘パウラを養うため、せわしなく働くライムンダ。そんなある日、夫がパウラに関係を迫るも抵抗したパウラに刺し殺されてしまう。愛娘を守りたい一心で夫の死体処理に奔走するライムンダ。その最中、今度は伯母の急死の報せが届き・・・。

評価★★★☆/70点

オンナのただでは転ばないたくましさと無尽蔵の生命力を、情熱の国スペインを象徴する赤の色彩美とライムンダ(ペネロペ・クルス)の豊満な胸の谷間に凝縮させてムンムンに感じさせてくれ、そのパワーに思わず圧倒されてしまうほどオトコの入り込む余地のない映画。

しかも、オトコが脇役どころか添え物にすらなっていないというトンでもなオンナ映画なのだけど、オトコの妄想にまみれた「トーク・トゥ・ハー」(2002)よりは断然マシ。

さらに、サスペンスや人情ドラマ、幽霊話のミステリーにコメディのスパイスまで効かせて、まるでスペイン名物のパエーリャのごとくより取り見取りのエピソードをふんだんに使ったつくりでありながら、味は見かけほど濃くなく、程よくさっぱりなのもイイ。

普通、これだけ風呂敷を広げるとエピソードを回収できなくて中途半端な印象を与えがちだけど、これは全てに答えを用意しないことで逆に観る側に彼女たちの人生の愛の深さ、苦しみや悲しみの深さ、つまりは年輪の深さというものを想像させるとともに、決して癒されない悲しみを抱えながら、しかしそれを力強くはね返してこれからも彼女たちの人生は続いていくのだという余韻を感じさせるものになっていて、巧いつくりになっていると思う。

二代にわたる近親相姦、親父の冷凍庫詰めなど、一見するとヘビーでエグイ映画になりそうなところをサラリと見せてしまうペドロ・アルモドバル。今回は当たりと出たみたい。

といっても毎回怖いものみたさで恐る恐る見ちゃう監督には違いないんだけど・・・。

しかし、ペネロペ・クルスはいつの間にこんなバリバリの存在感オーラを出す女優さんになっちゃったんだ?

小悪魔的なペネロペちゃんが貫禄たっぷりの姐さんになっちゃってて、ちょっとビックリしちゃったんだけど、これは二代目ソフィア・ローレン襲名の日も近い!?

 ----------------------

オール・アバウト・マイ・マザー(1998年・スペイン・101分)NHK-BS

 監督・脚本:ペドロ・アルモドバル

 出演:セシリア・ロス、マリサ・パレデス、ペネロペ・クルス、カンデラ・ぺニャ

 内容:事故で一人息子を失ったマヌエラは、行方知れずになった夫を探しに青春時代を過ごしたバルセロナに旅立つ。そこで彼女は、女装の男娼やレズの舞台女優たちと出会い、自分自身の生き方を見つめ直していく。。

評価★★★☆/70点

結婚していない、子供はもちろんいない、ましてやフツーのノーマルな男である自分が、この映画を本当に理解し、どうこう言うのは笑止千万かもしれないというのが見終わった後の率直な感想。。。

 ----------------------

グッドナイト・ムーン(1998年・アメリカ・125分)NHK-BS

 監督:クリス・コロンバス

 出演:ジュリア・ロバーツ、スーザン・サランドン、エド・ハリス、ジェナ・マローン

 内容:NYで活躍する気鋭の女性写真家イザベル(Jロバーツ)は弁護士のルーク(エド・ハリス)と恋に落ち、同棲を始めた。彼女は、ルークの前妻ジャッキー(Sサランドン)との間に生まれた2人の子供と打ち解けようとするがうまくいかず、完璧な母親ぶりを見せるジャッキーの存在もプレッシャーになっていく。が、そんなある日、ジャッキーに苛酷な運命が訪れ・・・。

評価★★★★☆/85点

相当広い屋敷中に響き渡るというイザベルの夜の営みの雄叫びを聞いてみたいと思わなくもない気がしないでもないというか、、スっんゴク聞いてみたい!

 ----------------------

スタンドアップ

Img56f08f818tirkw 出演:シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、ショーン・ビーン、リチャード・ジェンキンズ、ウディ・ハレルソン、シシー・スペイセク

監督:ニキ・カーロ

(2005年・アメリカ・124分)NHK-BS

内容:1989年、暴力夫と別れ、2人の子供を連れて故郷の北ミネソタに戻ってきたジョージー。子供を養うため、旧友に誘われてジョージーが選んだ仕事は鉱山労働者だった。しかし、男女比30対1という男の職場に飛び込んだ彼女を待っていたのは、男性従業員たちからの悪質な嫌がらせだった・・・。

評価★★★★/80点

宮崎アニメではとかく強い女性たちだが、現実は文字通り糞まみれの悲惨な状況だったというトンでもなお話。

どんどんエスカレートしていくえげつないセクハラとイジメはまるで小中学生のクソガキそのもので、開いた口がふさがらないとはこのこと。

しかも、このイジメの大元に、さらにレイプ&妊娠という過去つながりが出てきて、男からしてもかなりヘコむ内容になっているのだけど、役者陣の素晴らしさに引き込まれて思わず見入ってしまう。

特に、法廷劇としての要素がかなり低く、裁判のプロセスがほぼ無いに等しい中で、母親としての強さ、娘としての強さ、そして働く女としての強さを体現し、映画を引っ張っていくシャーリーズ・セロンの演技は圧倒されてしまうほど見事。

また、脇役陣もフランシス・マクドーマンドをはじめ素晴らしく、特にショーン・ビーンやウディ・ハレルソン、そしてジョージーの父親役リチャード・ジェンキンズの控え目でありながらも鉱山町の風景にしっかり馴染んだ地に足の着いた演技が印象的だ。

時代と社会の常識に安寧することなく抗っていこうとする名もなき女性のパーソナルな部分に焦点を絞っていく今回の映画は、観る者が思わずうなってしまうほど力強い表現力を見せる役者たちに拠るところが大きい作品であるともいえよう。

学生時代、SIT DOWN!(座れゴラァっ!)と言われつづけ、群れの中にいるのが楽でイイと感じるオイラが、ジョージーのように戦うために立ち上がれる日は、、、やって来ないだろうなぁ・・・。そういうオチかよっ・・

 ----------------------

(2002年・東映・111分)DVD

 監督:篠原哲雄

 出演:江角マキコ、豊川悦司、筧利夫、麻生久美子、寺脇康文、樹木希林

 内容:1999年初夏、作家の柳美里は妻帯者の男性との間に子供を身ごもってしまう。出産を迷う彼女は、かつての恋人で劇団主宰者の東由多加を訪ねる。東は自殺未遂などを繰り返す美里の作家としての才能を引き出し育てた恩人でもあり、今でも特別な存在だった。だが再会もつかの間、東がガンに冒されていることが判明する・・・。原作者・柳美里本人の実体験を綴った私小説の映画化。

評価★★/35点

どこから湧き出してくるのか、この映画のネガティブパワー。「重い」映画ならば受け入れ可能だけど、「暗い」映画は副作用が強いのであまり摂取したくありません。。

 ----------------------

プレイス・イン・ザ・ハート(1984年・アメリカ・112分)NHK-BS

 監督・脚本:ロバート・ベントン

 出演:サリー・フィールド、リンゼイ・クローズ、エド・ハリス、ジョン・マルコヴィッチ

 内容:1935年の不況時代のテキサス、保安官の夫を拳銃暴発事故で失ったエドナは、2児を抱えて一家の働き手となり、心細さに加えて家のローン返済を要求されて途方に暮れていた。やがて窃盗容疑の黒人浮浪者をかばって雇い入れたエドナは、彼の協力を受けて自分の土地に綿花を作ることにする・・・。

評価★★★★/75点

いざとなると男はすぐ逃げるが、女は逃げない。男のオイラが言うのだから本当だ!?

2009年10月18日 (日)

夢のシネマパラダイス25番シアター:セックス・アンド・ザ・シティ

セックス・アンド・ザ・シティ

Sexandthectiy 出演:サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン、クリス・ノース

監督・脚本:マイケル・パトリック・キング

(2008年・アメリカ・144分)WOWOW

評価★★☆/50点

内容:NY在住のセックス・コラムニストで、ベストセラーを連発し、プライベートでもミスター・ビッグと順調な関係を築いているキャリー。ヤリ手のセックスマシーンで年下の俳優スミスとロスに移り住んだサマンサ。夫ハリーとの間に子供ができず不妊症に悩んでいる永遠のお嬢様シャーロット。毒舌弁護士で仕事と家庭の両立に悪戦苦闘するミランダ。固い絆で結ばれた最強アラフォー4人組の赤裸々ライフを描いた大ヒットTVドラマの劇場版。

“個人的に「塗り絵」はじっくりヤルのが乙でッス。”

日本でも大ブームを巻き起こしたTVシリーズは、WOWOWの再放送で第3シーズン途中まで見たけど、オトコのオイラからすると引きつり笑い&ドン引きの連続のトンだドラマだったわけで・・・。

女性視点の下ネタは大っ好きだけど、そこにウィットの富んだユーモアがないとただのお下劣にしかならないと思うわけで、例えばアリー・my・ラブやブリジット・ジョーンズの日記、ラブ・アクチュアリーといったところはかなり下ネタ上等な作品だけど、あくまでユーモラスな笑いの範疇で見られる上質な作品だった。

が、フェラガモ、シャネル、プラダ、ヴァレンティノといったハイブランドに身を包んだ金とヒマを持て余すセレブにとってはそんなことはどうでもいいらしい。

野性のおもむくままにチ○ポをむさぼる、、もといオトコをむさぼる30代独身女の姿はともかく、何の恥じらいもなく放送禁止用語連発のぶっちゃけトークをランチレンストランで繰り広げる様は恐怖そのものww。

「恋人たちの予感」(1989)でメグ・ライアンがレストランで白昼堂々オーガズム演技を披露した名場面を軽く吹き飛ばしてしまうほどユーモアのかけらもない強烈さで満ちあふれている。

ザーメンの味が不味いなんて、知らねえよんなもんww。

まぁ、女性をモノとしか見ないオトコ目線の映画やドラマが数多い中で、その逆パターンともいえるSATCは強烈なカウンターパンチといえるのかもしれないけど。。

で、映画の方なんだけど、一言でいえば、、、長っい。。ロマコメで2時間半は禁じ手やろフツー。

腐れ縁のキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)とミスター・ビッグは、久本雅美とバナナマンの日村にしか見えないし(笑)、サマンサの女体スシ盛りには辟易だし、シャーロットの年齢に似合わないヒステリックぶりはウザイだけだし、ミランダの「早くエッチ終わらせて」は、、まぁ許すけどさ、、要するにもうどうでもいいんだよね、この4人のことなんかw。おいおい

アラフォーから50代にかけてのキャピキャピならぬカピカピの、アップで映るとかなりキツめの若作りをしたオバハンたちの頑張りは認めたいところだけど、、、それこそ60代になってベティ・デイヴィスみたいに白塗りのお化け顔になっても相変わらずギャーギャーわめいて頑張ってたら拍手喝采で見たるわ。

ま、オイラみたいなオトコ連中が見る映画じゃないってことだね、うん。。。

 -----------------------

ファースト・ワイフ・クラブ(1996年・アメリカ・110分)DVD

 監督:ヒュー・ウィルソン

 出演:ゴールディ・ホーン、ベット・ミドラー、ダイアン・キートン、マギー・スミス、サラ・ジェシカ・パーカー

 内容:女子学生時代に親友だった3人が、同級生の葬儀で久々に再会。が、熟年3人組には夫が若い女性と浮気中という共通の悩みがあった。そこで3人は夫から財産を奪うという反撃に打って出ることにする・・・。

評価★★★/65点

“どう考えてもカカア天下だろ、あのメンツは!”

このメンツは反則ですよ反則!男が勝てるわけねえじゃん(笑)。

 -----------------------

リアリティ・バイツ(1994年・アメリカ・98分)NHK-BS

 監督:ベン・スティラー

 出演:ウィノナ・ライダー、イーサン・ホーク、ジャニーン・ガラファロ、ベン・スティラー

 内容:大学では卒業生総代にもなったリレイナだが、今はTV局のADのつまらない仕事に不満な毎日。そんな彼女の部屋に同窓の男友達でバンド活動で職にも就かないトロイが転がり込んできて・・・。

評価★★★☆/70点

数多の映画でおバカっぷりを披露してきたベン・スティラーだけど、ものスゴイ才能の持ち主だったんじゃん・・・ww。これ見てちょっと見直したわ。

 -----------------------

シングルス(1992年・アメリカ・100分)NHK-BS

 監督・脚本:キャメロン・クロウ

 出演:ブリジット・フォンダ、キャンベル・スコット、マット・ディロン

 内容:カルチャー発信地であるシアトルを舞台に、マット・ディロン扮するロックミュージシャンや彼にぞっこんのブリジット・フォンダ演じる生真面目娘など、6人の気ままな独身男女たちの思いを綴った一品。

評価★★★★/75点

この映画にアリー・my・ラブをみた、、、というのはオイラだけ?

最初にリンダ(キーラ・セジウィック)の顔を見たとき、んっ?キャリスタ・フロックハートか?と勘違いしちゃったもんで。。

でも、1人1人のキャラの立ち方とか細かいとこまで笑わせる小ネタも満載で、特に恋愛の描き方、エピソードの作り方はまんまだったね。ビデオデートなんてエレインがやりそうだし。

とにかくこの映画、連続TVドラマシリーズでやっても十分楽しめる作品だ。

 -----------------------

プリティ・ウーマン(1990年・アメリカ・119分)WOWOW

 監督:ゲイリー・マーシャル

 出演:リチャード・ギア、ジュリア・ロバーツ、ローラ・サン・ジャコモ

 内容:ウォール街の大物エドワードは、不慣れなロスの道案内を行きずりの娼婦ヴィヴィアンに頼み、彼女の新鮮な魅力に魅かれた彼は1週間の独占契約を申し出る。やり手の実業家と1人の娼婦の出会いと愛を描いた現代版シンデレラストーリー。ジュリア・ロバーツを一躍スターダムに押し上げた作品としても有名。

評価★★/40点

 ピアノをぞんざいに扱っているのでその時点で★-1。それどころか映画の調律さえも合わされていないというほとほと音痴な映画。。。

 -----------------------

ボーン・イエスタデイ(1993年・アメリカ・100分)NHK-BS

 監督:ルイス・マンドーキ

 出演:メラニー・グリフィス、ジョン・グッドマン、ドン・ジョンソン

 内容:不動産王ハリーは、世間のことにまったく無頓着な愛人ビリーに家庭教師をつけ、インテリジェンスあふれるレディに仕立て上げようとするが、その家庭教師とビリーが親密になってしまい・・・。

評価★★★★/80点

“メグ・ライアンになれそうでなれない女、メラニー・グリフィスの一人舞台をとくとご堪能あれ。”

ビリーに2発も平手打ち喰らわせやがって、この糞ジョン・グッドマンっ。バーナーで丸焼きにしてやる(笑)!

と思わせるほど見入っちゃってたわけだオイラ。。。

 -----------------------

恋人たちの予感(1989年・アメリカ・96分)NHK-BS

 監督:ロブ・ライナー

 出演:メグ・ライアン、ビリー・クリスタル、キャリー・フィッシャー

 内容:大学を卒業したばかりのハリーとサリーは、一緒に出かけた旅の途中で、エッチした男女がプラトニックな友達になれるかどうかで意見が対立し、そのまま別れてしまう。5年後、2人はNYで偶然再会するのだが、またもや恋愛論で意見が食い違う。さらに5年を経て・・・。

評価★★★☆/70点

初対面でいきなりSEXの話で盛り上がっちゃうというのは、、やっぱ相性が良いってことなんだろうなぁ、この2人。。

でも、エッチした男女が友人に戻れるのか?という命題はオイラ的には「否!」「無理!」としか言いようがないわな。自分の経験上・・・。

その男女が酸いも甘いも知りつくした夫婦だったら有りなのかもとは思うけど。。

だから、オイラが大学時代に大ヒットした海外ドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」なんて、仲間内グループでみんなヤリまくって、それでも友達でいられる関係が続くって理解しがたいものがあったんだけど(笑)。

ちなみに男と女の友情は絶対あると思う。これも経験上w。。

2009年7月16日 (木)

夢のシネマパラダイス211番シアター:13F

13F

13f_sml 出演:クレイグ・ビアーコ、グレッチェン・モル、ヴィンセント・ドノフリオ、アーミン・ミューラー=スタール

監督・脚本:ジョセフ・ラスナック

(1999年・アメリカ・100分)DVD

内容:コンピュータ・ソフトの開発者ホールは、ヴァーチャル・リアリティの技術を使ってコンピュータ内に1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた。ところが上司が殺害される事件が起こり、ホールが容疑者となってしまった。しかも彼にはアリバイがないどころか、犯行時間の記憶さえ失っていた。やがて彼は、殺害された上司が研究の過程で、1937年の仮想世界と現実世界を行き来していたことを知る・・・。

評価★★★☆/70点

こういう隠れたB級SFを見つけるとすごく嬉しくなっちゃうけど、まさか仮想と仮想の二段オチで来るとは想定外で、うまくダマされてしまいますた・・・。

なんか、「マトリックス」よりは、鈴木光司の小説「ループ」(リング・らせんの続編)の方を思い浮かべたんだけど。

あと、地味ぃ~な映画にあって存在感を出してた女優さんも色気があってグー!

ただ、“地の果て”をバカ分かりやすく描いちゃうところなど、稚拙なところも見受けられるのが難点で、、、まぁ、B級と思って見ればフツーに楽しめる作品だからいいんだけどさ。。

すでに人の一生は天によって決められている運命、、実は高次の存在(=神)に操られているちっぽけな存在の現実世界。こういう妄想!?の映画化って実は大好き(笑)。

昔はよくそんなこと妄想してたけど、、今は現実を生き抜くので一杯いっぱいだわさ・・・。

でも、こういうヴァーチャル・アトラクションがあったら面白いだろうなぁ、、って考えてみれば面白い映画を観て、その世界の中に浸るってのもいっぱしのヴァーチャル・アトラクションなんだよね。

よし!これからもめくるめく映画体験を楽しむでー!

 ----------------------

ニルヴァーナ(1996年・フランス・113分)NHK-BS

 監督:ガブリエル・サルヴァトレス

 出演:クリストファー・ランバート、ディエゴ・アバタントゥオーノ

 内容:2050年のクリスマス。ジミーは多国籍企業オコサマ・スター社のゲームクリエイター。彼が作り出したゲーム「ニルヴァーナ」は発売を3日後に控えていた。しかし、突然、ゲームのキャラクターであるソロがコンピューターウイルスに侵され、独自の感情“自我”を持ち始める。ソロは、何度も繰り返し殺される人生を送るのはイヤだと、自分自身のデータを消去し仮想世界から自分を自由にしてほしいと訴える・・・。

評価★★/40点

ジミーさん、そんなに頑張らなくたって大丈夫だって。あんなゲーム誰も買わないから(笑)。。

 ----------------------

アヴァロン(2000年・日本・106分)CS

 監督:押井守

 出演:マウゴジャータ・フォレムニャック、バディスワフ・コヴァルスキ、イエジ・グデイコ

 内容:失われた近未来。現実世界で生きる希望を失った若者たちは仮想戦闘ゲーム“アヴァロン”に熱中していた。それは時に脳を破壊し、現実に戻れない未帰還者をも生み出す危険な非合法ゲーム。そんなアヴァロンで注目を集める孤高の女戦士アッシュ。日増しにレベルを上げていくアッシュの前にある日、彼女のプレイを模倣し彼女を挑発する謎の戦士が現れる。アッシュはこの男の正体を探り始めるが・・・。押井守が実写とアニメをデジタル化しコンピュータで再現した革新的SFアクション。全編ポーランドロケを敢行し、戦争シーンではポーランド軍の全面協力を仰いでいる。

評価★★★/60点

エセ実写というフィールドに転職していくにはまだ経験値が低いし、ゴールドもまだまだ足りないんじゃないスかとしか言いようがない出来・・。

旧態依然としたものへの反逆なのか、新しもの好きの実験なのかどうかは知らんが、そういうこと以前に映画の文法が旧石器時代的な拙さに覆われているのだから呆れ返って言葉も出ないわな。

それでも異国の不可思議なオーラ漂う映像と印象的なスコアによって最後まで見れる風にはなっているんだけど、後には何も残らないという・・。

押井さん、自分のフィールドにお戻りなさい。あーた下手すると未帰還者になっちゃいますよ。ご忠告。。

 ----------------------

リターナー(2002年・東宝・118分)DVD

 監督:山崎貴

 出演:金城武、鈴木杏、樹木希林、岸谷五朗

 内容:依頼者からの情報をもとに闇の取引現場に潜入し、ブラックマネーを奪還、寸分無く依頼者にその金を送り戻す“リターナー”ミヤモトは、少年時代に親友を殺した男・溝口を見つけ出したものの、激しい銃撃戦の末に取り逃がしてしまう。だが、その現場に居合わせ、自分は82年後の未来から時空を超えてやって来たという謎の少女ミリから、地球存亡に関わる重大なモノの奪還を依頼される・・・。

評価★/25点

アメリカで公開すればパロディ映画間違いなし。

香港で公開すればなにかの海賊版間違いなし。

韓国で公開すれば日本映画ショボっと思われること間違いなし。

万国共通の理解、、、、奥行き狭まっ。。

 ----------------------

サウンド・オブ・サンダー(2004年・アメリカ・102分)WOWOW

 監督:ピーター・ハイアムズ

 出演:エドワード・バーンズ、キャサリン・マコーマック、ベン・キングスレー

 内容:西暦2055年、人類はタイムトラベルを実現していた。そしてシカゴの旅行代理店は、6500万年前の白亜紀にタイムトラベルして恐竜狩りを楽しむというツアーを主催していた。が、ある時、ツアー客の一人が気付かぬうちにごく小さな何かを過去から持ち帰ってしまったため、タイムトラベルの三原則<変えない・残さない・持ち込まない>が破られ、地球上の進化が大きく狂ってしまう。そして6500万年分の進化の波が地球に押し寄せてくるのだった・・・。

評価★★/40点

せめて十数年前の「ジュマンジ」(1995)並みのCG技術は使ってほしかったな(笑)。まっさか中学校の文化祭レベルでやって来ようとは思いもよらなかった・・・。

進化の波が次々に襲ってくるプロットを扱っていながら映画技術は退化かよっ。。

絶対にビッグ・バジェットを狙えるネタなのに、おもいっきりB級だし、そもそも恐竜狩りツアーって・・・。なんかよく分からんわ、この製作陣の頭中。。

 ----------------------

JM(1995年・アメリカ・105分)CS

 監督:ロバート・ロンゴ

 出演:キアヌ・リーブス、北野武、ディナ・メイヤー、ドルフ・ラングレン

 内容:電子化が極限まで進んだ西暦2021年、人類は電子機器から発せられる電磁波により“NAS”という奇病に苛まれていた。特定の情報を脳に埋め込まれたチップに記憶させる情報の運び屋ジョニーは、北京である情報を記憶するが、それは全人類の命運を賭けるものだった・・・。

評価★★★/55点

半径200mの世界で何やらちょこまかやってるというかんじ。。

 ----------------------

サイバーネット(1995年・アメリカ・105分)WOWOW

 監督:イアン・ソフトリー

 出演:ジョニー・リー・ミラー、アンジェリーナ・ジョリー

 内容:ウォール街のコンピュータに侵入して壊滅させた11歳のテイド。高校生になった彼を、大企業の陰謀に荷担する悪徳ハッカー“ブレーク”が罠にはめた。テイドは、世界中のネットワーカーの助けを借りて電脳戦に挑む。

評価★★★/60点

コンピュータのなまじ知識がないから、観ていて面白そうとは思えてもはっきり面白いと断言するところまでいくことができない。。

 ----------------------

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年・東宝・98分)ANIMAX

 監督・脚本:押井守

 声の出演:平野文、古川登志夫、藤岡琢也、神谷明、千葉繁

 内容:友引高校の学園祭を明日に控え、あたる達は泊り込みで準備に大忙しだった。ラムも飛び入りしてのドタバタ騒ぎが続く中、なぜかあたる達は翌日も学園祭の準備を繰り返している。同じ毎日が延々と続いているらしいと気付いた教師のサクラは、生徒たちを校内から追い出して謎の解明に乗り出した・・・。高橋留美子の原作漫画のキャラクターを借りながら、大胆なオリジナル・ストーリーを展開した押井守の作家性が高く評価された劇場版第2作。

評価★★★/65点

生まれて初めてうる星やつらを見た自分が、この映画についてとやかく言うのはやめといた方がよさそう・・。そもそもこのTVアニメって、いつやってたの?全く見た覚えがないんだけど・・。

小・中学でドラゴンボールを見て育ったまさにドラゴンボール黄金世代のオイラには、うる星やつらのうの字も出てこないわけで・・。

原作も読んだことないし、TVアニメも見たことないわけだから映画と比較するべくもないんだけど、ただ押井ワールドの原点を垣間見れたという点においてのみ有意義な時間を過ごせたかな、と。。

2009年6月29日 (月)

夢のシネマパラダイス604番シアター:プライドと偏見

プライドと偏見

20051222_119385 出演:キーラ・ナイトレイ、マシュー・マクファディン、ドナルド・サザーランド、ブレンダ・ブレシン、ジュディ・デンチ

監督:ジョー・ライト

(2005年・イギリス・127分)CS

内容:18世紀末のイギリス。田舎町に暮らすベネット家の5人姉妹。女性には相続権がない時代、娘たちを路頭に迷わせまいと両親は彼女たちの結婚相手探しに躍起になっていた。そんなある日、ビングリーという大富豪が近所に越してきた。そして舞踏会の夜、次女エリザベスは、ビングリーの親友ダーシーと出会うが、彼の高慢な態度に嫌悪感を募らせていく・・・。ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」の映画化。

評価★★★/65点

コスチュームプレイは大の苦手なオイラ。

しかし、今回は結婚という普遍的なテーマのもと、女性の権利や自由が制限されていた時代的制約の中で、決められた結婚を平気でブチ破るなど、当時としては破天荒な気の強い女性像のエリザベスが、現代のフツーの女性の生き方に難なく通じるところがあって、また彼女を生き生きと演じたキーラ・ナイトレイも素晴らしく、何の抵抗感も抱かずに最後まで見れてしまった。

ここらへんは、現代版「プライドと偏見」ともいえる『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)の製作陣が関わっているのが大きいのかもしれない。

また、舞踏会シーンの画作りの上手さや、「恋におちたシェイクスピア」(1998)をはじめとしてチョイ役でも重厚な存在感を醸し出してしまうことにかけては右に出る者がいないジュディ・デンチはもとより、女ばかり一家の中で温かみのある父親像を演じたドナルド・サザーランドが近年では出色の演技を披露していて、全体としてみても出来の良い作品に仕上がっていると思う。

ただ、最後までフツーに見れてしまったがゆえ、逆に欲が出てくるというか、さくさくとテンポよく進んでいくのはいいんだけど、もうちょっとエリザベスとダーシーの心の機微というのを掘り下げてもらいたかったような・・。

2時間ちょいの映画だけど、あと20分延ばしてもらってもよかったかなぁ。

 ----------------------

シルク(2007年・加/仏/伊/英/日・109分)WOWOW

 監督・脚本:フランソワ・ジラール

 出演:マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイ、役所広司、芦名星、中谷美紀

 内容:19世紀のフランス。絹商人の青年エルヴェ(マイケル・ピット)はエレーヌ(キーラ・ナイトレイ)と結婚し、幸せの只中にいた。そんな中、アフリカ産の蚕が疫病で全滅し、彼の村の製糸工場が打撃を受けてしまう。それを打開するため、彼は最高品質の蚕の卵を買い付けに日本へと赴くことに。蚕業の有力者・原十兵衛(役所広司)に迎えられたエルヴェは、そこで絹のように美しい肌を持つ少女(芦名星)と出会い魅せられていく・・・。

評価★★★/65点

フランスからヨーロッパを縦断し、酷寒のシベリアの平原をひたすら進み、ウラジオストクから日本海を渡り、山形の酒田港から最上川を上り、いくつもの峠を越え、信濃の山奥の村へたどり着くという厳しい道程が、まるでドラえもんのどこでもドアの向こう側にすぐ日本があるかと見紛うくらいあっさりと描かれていて、しかもそれを3往復もしちゃうんだから、そこにあまりリアリティというものを感じられなかったのは否めない。

しかし、これは多分に監督の意図したところなはずで、現実に生きる妻エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)への愛を合わせ鏡のように湯煙わき立つ幻想の世界に生きる言葉を発しない美しい女性(芦名星)に仮託して描き縒り合わせることで、神秘性や寓話性といったものを表現したかったのかもしれない。

しかし、絹のような感触の繊細な映像美に彩られてはいるものの、そこには決定的に抑揚というスパイスがない。

大ざっぱなストーリーとの差し引きゼロで、フランス産ワインとお茶漬けの組み合わせは、なんとも印象の薄っすい味に仕上がっちゃったかんじ。

容れ物は大作仕様だっただけに、よりいっそう薄味が際立ってしまったような・・・。

もうちょっと重みと深みとコクのある説得力のある演出をしてほしかったなぁ。

そんなオイラはやっぱコテコテのハリウッドテイストの方が好みやわ。。

 ----------------------

恋におちたシェイクスピア

Mp278 出演:グィネス・パルトロウ、ジョゼフ・ファインズ、ジェフリー・ラッシュ、ジュディ・デンチ、コリン・ファース、ベン・アフレック、ルパート・エヴェレット

監督:ジョン・マッデン

(1998年・アメリカ・123分)仙台フォーラム

内容:1593年、芝居熱盛んなエリザベス朝のロンドン。人気戯曲家シェイクスピアはスランプに悩んでいた。ある日、客席の片隅で詩を口ずさむ美しい女性ヴァイオラに目を留めた彼は、歯止めのきかぬ恋に落ちていく。バルコニーでの逢瀬、婚約者のいるヴァイオラとの人目を忍ぶ激しい恋は、シェイクスピアのペンを走らせ、傑作「ロミオとジュリエット」の誕生につながっていくのだった。。

評価★★★★☆/85点

“★4っつまでしか点数を付けられない自分が口惜しい。”

映画でしかシェイクスピア作品に触れたことがない、、しかも『十二夜』ってほとんど知らないんです・・・。

そんな自分がまがりなりにもこの映画の面白さの全てを堪能したとは言いがたいのであって。。ていうか言いたくないんだな、悔しいから。

ただの恋愛映画としても十分楽しめるけど、もっともっと深く味わえる作品なのだから。

綿密な時代考証、虚実入り混じった登場人物の魅力的な造型、言葉の魔術師シェイクスピアの映画に相応しいめくるめく言葉のパワーと、本当によく出来た映画だし、本当は満点にしたい!

でも、シェイクスピア作品をより深く味わってからこの映画をいつかまた観るときのために今は★4っつにしときます。

 ----------------------

華の愛(2001年・香港・120分)NHK-BS

 監督:ヨン・ファン

 出演:宮沢りえ、ジョイ・ウォン、ダニエル・ウー

 内容:1930年代の中国。美しき歌姫ジェイド(宮沢りえ)は大富豪の貴族に5番目の妻として嫁ぎ、何不自由なく暮らしていた。しかし、贅を尽くした豪華な生活も、夫の愛が冷めた後は、ジェイドにとっては何の慰めにもならなかった。そんな彼女の哀しみを癒してくれたのは夫の従姉妹との同性愛にも似た関係とアヘンだった。しかし、栄華を極めた貴族の家にも没落の時が近づいていた・・・。

評価★☆/30点

どこの国の映画に出ても華になる確かな力を秘めた宮沢りえの魅力に酔う、そのただ一点突破のみで作られたような映画。

 ----------------------

鳩の翼(1997年・イギリス・101分)NHK-BS

 監督:イアン・ソフトリー

 出演:ヘレナ・ボナム=カーター、ライナス・ローチ、アリソン・エリオット

 内容:1910年のロンドン。没落した上流階級の娘ケイトは、因習と支配的な叔母によって、貧しいジャーナリストのマートンとの結婚を禁じられていた。そんな時、ケイトは富豪のアメリカ人女性ミリーに出会い、彼女の寛容さに心惹かれる。一方、ミリーはマートンに心を奪われていた。。

評価★☆/25点

18,9世紀のパリやロンドンを舞台にした映画の印象。。

その1.全体的にかったるい

その2.気だるいSEXとヌード

この映画もその例に漏れず・・。

 ----------------------

レジェンド・オブ・フォール(1994年・アメリカ・132分)NHK-BS

 監督:エドワード・ズウィック

 出演:ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンス、アイダン・クイン、ジュリア・オーモンド、ヘンリー・トーマス

 内容:戦いの記憶から逃れるため、モンタナの深い山奥の牧場でひっそりと生活を送る元騎兵隊の父と3人の息子たち。時は流れ、息子たちはそれぞれの思いを胸に人生を模索していくが、やがて第1次世界大戦にアメリカが参戦。父の思いとは裏腹に3兄弟は志願してヨーロッパ戦線へと出征していく。

評価★★/40点

バカでかいギョーザの皮を使っているのに、食べてみたら肝心の具が無くて皮の味しかしないってやつ・・。そんな映画。。

 ----------------------

ジョイ・ラック・クラブ(1993年・アメリカ・138分)NHK-BS

 監督:ウェイン・ワン

 出演:キュウ・チン、ツァイ・チン、リサ・ルー

 内容:移民として中国からアメリカに渡り、苦難の人生を送ってきた母親たちと、アメリカ人として生まれ育った娘たちの世代間の相違と心の絆を描いた群像劇。

評価★★★/65点

自分の価値が因習によってがんじがらめになっている事ほど悲惨なものはない。女性ならなおさらだろう。

今ならはっきり言える。一家を仕切るのは、オカンなのだ!、、と。

2009年6月17日 (水)

夢のシネマパラダイス603番シアター:アイ・スパイ

グッド・シェパード

Goodshepherd 出演:マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、アレック・ボールドウィン、ビリー・クラダップ、ロバート・デ・ニーロ

監督:ロバート・デ・ニーロ

(2006年・アメリカ・167分)CS

内容:第二次大戦間近のアメリカ。イエール大学に通うエドワードは、秘密結社に加入したことを機に、対敵諜報機関である戦略事務局「OSS」の設立に加わり国の諜報活動に従事していく。そして、戦後OSSを改編し新たに設立されたCIAの幹部になったエドワードだったが、仕事に没頭するあまり家庭との溝は深まっていく・・・。

評価★★★/60点

CIAの任務と家族との狭間で揺れる苦悩という点ではスピルバーグの「ミュンヘン」(2005)をほうふつとさせる内容だけど、しかしどこまでも表情を変えない主人公エドワード(マット・デイモン)の冷めた存在感に最後までノリきれず・・・。

話の構成として時間軸を交錯させるなど工夫をこらしてはいるのだが、いかんせん人物に魅力がないし、絵でいちいち説明しすぎるシーンが目立つのも鼻につく。

また、子持ちの父親役にはたして童顔のマット・デイモンが適役だったのかも、う~む、、とならざるを得ないし、強烈な存在感が逆に浮いたかんじになってしまったアンジーも、なぜあんな男にホレたのかイマイチ分からんし。。

そういう人物設定で説明してほしいところをスーと通り過ぎていって、飛行機から女スパイを突き落とすシーンなんかをこれ見よがしに撮ってしまう始末。もうダメ・・・。

まぁ、動のジェイソン・ボーンと対比してみれば、マット・デイモンかなり頑張ってたのは認めるけど、でも、女装が予想以上にキモかったのでダメ(笑)。。

しかし、ここまで感情のない映画を見せられるというのもあまりない経験やなぁ。。

 ----------------------

リクルート(2003年・アメリカ・115分)WOWOW

 監督:ロジャー・ドナルドソン

 出演:アル・パチーノ、コリン・ファース、ブリジット・モイナハン、ガブリエル・マクト

 内容:エリート学生のジェイムズは、CIAの採用担当者ウォルターにスカウトされる。が、施設での過酷な訓練は、敵と味方、虚構と現実の区別を困難にしていく。やがて、ジェイムズは内部の陰謀に気付くのだが・・・。

評価★★★/60点

こんなアケスケで見え透いたダマし合いを繰り広げるくらいCIAって、、、暇なの??

 ----------------------

ジョニー・イングリッシュ(2003年・イギリス・87分)DVD

 監督:ピーター・ホーウィット

 出演:ローワン・アトキンソン、ナタリー・インブルーリア、ベン・ミラー、ジョン・マルコヴィッチ

 内容:英国諜報局の絶望的に無能なダメ事務員ジョニーは、ミスでエージェント全員を死なせてしまう。おかげでエージェントに任命された彼は、気分だけは凄腕なものの、何もかも完璧に失敗し・・・。

評価★★★/65点

民放の映画枠の格好のヘビーローテーション映画だなww

 ----------------------

コンフェッション(2002年・アメリカ・113分)WOWOW

 監督:ジョージ・クルーニー

 出演:サム・ロックウェル、ドリュー・バリモア、ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ

 内容:70年代アメリカにおいて、伝説の名プロデューサー兼司会者だったチャック・バリスが自らCIAの秘密工作員として殺し屋をしていたと語った衝撃の告白本をもとに、ジョージ・クルーニーが初監督に挑んだサスペンスドラマ。脚本は「マルコヴィッチの穴」のチャーリー・カウフマン。

評価★★/40点

ザ・いけ好かない男でSHOW!

緊張感が全く感じられないのは、チャック・バリス本人の自伝がすでに十分すぎるほど脚色めいているからか・・。

 ----------------------

アイ・スパイ(2002年・アメリカ・97分)WOWOW

 監督:ベティ・トーマス

 出演:エディ・マーフィ、オーウェン・ウィルソン、ファムケ・ヤンセン、マルコム・マクダウェル

 内容:アメリカが極秘開発した最新戦闘機が盗まれ、武器商人ガンダーズの手に渡った。国家保安局のアレックスは、無敗のボクシング王者ケリーとコンビを組み、戦闘機の奪回を目指すが、ケリーはすっかり浮かれてしまい・・・。

評価★★/40点

スパイアクションものとしても、ドタバタコメディとしても必要最低限のタガが完全にゆるんでしまっている雪崩を打つツマラなさ。

 ----------------------

スペシャリスト(1994年・アメリカ・110分)盛岡中劇

 監督:ルイス・ロッサ

 出演:シルベスター・スタローン、シャロン・ストーン、ジェームズ・ウッズ、ロッド・スタイガー

 内容:謎の女メイから両親を殺された復讐を果たしたいと、犯罪組織のボスら3人の殺しを依頼された元CIAの爆破専門工作員レイ。彼は確実に標的を捉えていくが・・・。

評価★★/35点

いくつも舞い込んできたであろう似たようなオファーからこの作品を選んだというのは、他のオファーはこれよりもっと悲惨な内容だったってことだろうな(笑)。サブッrain

 ----------------------

スパイ・ゾルゲ(2003年・東宝・182分)2003/06/21・渋東シネタワー4

 監督:篠田正浩

 出演:イアン・グレン、本木雅弘、椎名桔平、上川隆也、葉月里緒菜、小雪

 内容:第2次世界大戦前夜、自らの理想を信じ8年間に渡って日本とドイツの最高機密情報を盗み出してソ連に送り続け、独ソ戦最大の戦い・スターリングラードの戦いにおけるソ連の大勝利を呼び込むに至った国際スパイ、リヒャルト・ゾルゲの実像に迫るサスペンスドラマ。1930年代、ナチス党員のジャーナリストになりすましたソ連の諜報員ゾルゲは、特派員として日本に来日し、ドイツ大使館に潜り込んでいく。やがて彼は上海で面識のあった朝日新聞記者の尾崎秀実と再会。その尾崎ら彼の理想に共鳴した者を協力者に取り込み、ゾルゲ諜報団と呼ばれる一大スパイ組織を着々と作り上げていく・・・。

評価★★/40点

資料VTRとしては活用できるが、スクリーンに映し出された一本の映画としては何ら価値を見出せない。

相撲でいえばまさに死に体な映画。それを3時間見せられるのだから、よくもまぁオイラも辛抱強く最後まで付き合ったと思うよ・・。

初心者に分かりやすく細部まで大げさで余計なくらいご丁寧に描いているのはまさに資料向け。そりゃ3時間かかるわな。

それにしても監督、、演技ヘタ。。

2009年4月 8日 (水)

夢のシネマパラダイス285番シアター:突撃!隣のマイケル・ムーア!

華氏911

9111bigthumb 出演:マイケル・ムーア、頭のネジが2,3本吹っ飛んでいるジョージ・W・ブッシュ

監督・脚本:マイケル・ムーア

(2004年・アメリカ・122分)2004/10/02・恵比寿ガーデン

評価★★★★☆/85点

内容:イラク戦争を決行したブッシュ大統領を標的に、同時多発テロ時の彼の行動やブッシュ家とビンラディンの関係などを、痛烈に批判していく。カンヌ国際映画祭でパルムドールと国際批評家連盟賞を受賞。

“マイケル・ムーア流レジスタンス”

この世界を正常にするために小さき自分ができることをひとつ見ーっつけた。

この映画を知人友人に広めたるわ(ベターー・・・)。オレ流レジスタンス。

この映画がカンヌで賞を獲り、アメリカでも大ヒットだったにもかかわらずブッシュは再選されてしまったわけで、あと数年続いちゃうんだこんなのが・・・。

でも、ブッシュよ、アンタの政権が終わった後どころかアンタの死後にもこの映画は残っていきますからー残・念!

映画というのは主観が入っていて当然だし、それが例えドキュメンタリー映画といわれるものであっても。

そうじゃなきゃ映画じゃないと思うので、この映画のスタンスは個人的には全然OK。

これとは真逆のネオコン&ブッシュ命!映画も作ったらええやん。主観バンバン入れて。それでもドキュメンタリーとしての事実は事実なんだから。

映画てのはそういうもん。だと思う。

この点については「ブラックホーク・ダウン」のレビューでも述べてるのでここではこれ以上突っ込んではいきませんが。

ところで、この映画で1番印象に残ったのは、イラク人の母親とアメリカ人の母親が同じことを叫んだことだ。

米軍に家を爆撃され、子供親類を亡くした女性が泣き叫びながらアッラーに救いと復讐を求める、一方でイラクで戦死した息子の死を受け容れられないアメリカ人女性も泣き叫びながら神に救いを求める。

結局は同じ痛みと悲しみ、そして絶望の祈りを捧げなければならない。

んで政治家連中は高みの見物。

そんなに戦争したいなら、「西部戦線異状なし」で出てきたセリフのように、囲いの中に指導者を集めてその中で素手の殴り合いをさせて決着つければええやん。あるいは「トロイ」みたいに、1対1の決闘で勝敗をつけるとか(笑)。え?軍産複合体が許してくれない?

そうやなぁ・・・10年に1回デカイ戦争しないと国がまわらないシステムだからねアメリカって。

さぁて、次の標的はどこよ。。。

(初記)2004/10/04

 -----------------------

ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年・カナダ/アメリカ・120分)2003/02/19・恵比寿ガーデン

 監督・脚本:マイケル・ムーア

 出演:マイケル・ムーア、アブないマリリン・マンソン、キレてるチャールトン・へストン、人殺しが好きなジョージ・ブッシュ、マット・ストーン(誰だっけ)

 内容:マイケル・ムーアがアメリカ銃社会をなで斬りにし、カンヌやアカデミー賞などで多数の賞を受賞したドキュメンタリー。1999年4月20日、コロンバイン高校銃乱射事件が発生。なぜアメリカでは銃犯罪が多発するのか?ムーアは全米ライフル協会会長のチャールトン・へストンらに突撃アポなし取材を敢行していく。

評価★★★★☆/85点

“あ゛ーーー、またオイラにとって余計なトリビアが増えてしまった・・・。”

 -----------------------

シッコ(2007年・アメリカ・123分)CS

 監督・脚本:出演:マイケル・ムーア

 内容:先進国の中で唯一、国民皆保険制度を持たない国アメリカ。約4700万人が無保険のため高額の医療費を払えず、病院に行くことを我慢せざるをえない状態にある。一方、残りの国民の健康保険の大半は民間の保険会社に委ねられているが、はたしてこれらの保険会社は本当に満足のいく医療を提供しているのだろうか!?アメリカの医療の衝撃の実体が明らかになる。。

評価★★★★☆/85点

“ボランティア大国の裏の顔”

底辺に生きる者への対し方でどんな社会か知れるという・・・。

なりふり構わない規制緩和と市場開放による新自由主義が国民の生命に関わる医療を握ったとき、その行き着く先にあったのは、、、

誰も助けてくれない社会だった・・・。

なんという悲しい現実。

弱者が捨てられていく目を覆いたくなるような惨状に思わず涙してしまった。

しかし、市場原理主義ももちろんだけど、その底流にあるアメリカ人のものの考え方の偏り方にはあっけにとられたというか、、、究極の個人主義と自己責任論、そして社会主義はおろか社会民主主義でさえも受けつけない徹底した嫌悪感というのは計り知れないものがあるのだなと思った。根本的に価値観が違うというかね・・。

世界の隅々まで自由と民主主義を行き渡らせようと大変な努力(笑)をしているアメリカ、しかし“私”が“私たち”のために、“持てる者”が“持たざる者”のために物事を考えることができない社会こそ最も危険な恐ろしい国ではなかろうか。

政府が国民を恐れるのではなく、国民が政府を恐れてしまうという“ビョーキshock”にかかってしまったら世も末か、、、って日本は大丈夫なのだろうか。。

アメリカの年次改革要望書に沿って動いている日本の行く末にあるものとはどんな社会なのだろうか・・・。ブルッ・・

とにもかくにも、この映画を見て感じたのは、医療や教育、介護といった国民生活を最低限保障するサービスに関しては、営利を旨とする民間機関ではなく、やはり国と政府にしっかりしたものを提供してもらわなければならないということ。

もちろん、そのためにはスウェーデンなどのヨーロッパ諸国なみとはいかないまでも、かなりの税負担と社会保険料を代償として払わなければならないだろうけど、払った分だけ国民生活に徹底して還元される社会であればそれも許容できるのではなかろうか。

そのためにも政府が国民を恐れる国、つまり国民と政治が密着し、真の意味で国民が政治を取り仕切る国にならなければならないのだと思う。それが本当の民主主義なのだ。

翻って、日本は、、、、down

まずはとにかく、民間を参入させて市場開放すれば国民にとっても選択肢が増えて良いという論は医療には当てはまらないということだけはよ~く分かった。

2009年1月31日 (土)

夢のシネマパラダイス108番シアター:変身/欽ちゃんの仮装大賞ボツ作品!?

ゴーストライダー

1018969_m 出演:ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ウェス・ベントリー、サム・エリオット、ピーター・フォンダ

監督・脚本:マーク・スティーヴン・ジョンソン

(2007年・アメリカ・110分)WOWOW

評価★★★/65点

内容:17歳の時に、病気の父親の命を救うため、悪魔メフィストに魂を売る契約を交わしたジョニー。それから13年後、バイクスタントショーで人気を博す天才ライダーとなっていた彼の前に、メフィストが再び現れる。メフィストは契約履行を要求し、魔界の反逆者ブラックハートを退治するよう命じるのだった。ジョニーは地獄の炎に包まれたゴーストライダーとなり、悪魔軍団を追いつめていくが・・・。

“長っげえプロローグ!?”

あちら側の世界にイキまくるブチギレ演技が十八番といってもいいニコラス・ケイジにとって、悪魔と契約し、顔面を紅蓮の炎に燃えたぎらせながら突っ走るという完全にあちら側の世界にイッちゃってるキャラクターというのは適役そのもので、そういう面ではすんなり映画の世界に入っていくことができる。

しかし、このてのアメコミヒーロー系の映画の中では薄味のかなりすんなりとしすぎなストーリー展開であることに加えて、敵の悪魔軍団がこれまたかなりすんなりと倒されて見かけ倒しで弱すぎということもあって、思ったほど印象に残らない映画かな、と。

そういう点では、続編作ってもらってN・ケイジにはもっとスパークしてもらいたいなと思う。

プロローグとして見るならば良い出来。。

 ---------------------

ゼブラーマン

Aqolxeszzm 出演:哀川翔、鈴木京香、渡部篤郎、大杉漣、岩松了、柄本明

監督:三池崇史

(2003年・東映・115分)WOWOW

評価★★★/65点

内容:2010年、横浜市八千代区に住む小学校のオタクダメ教師・市川新市。学校では学級崩壊、さらに家庭も崩壊とグッダグダ。そんな新市の憧れは34年前、視聴率低迷で7話で打ち切りになった幻のヒーロー“ゼブラーマン”。記憶を頼りに自作のコスチュームまで作り、夜な夜な通りを練り歩いていた。ところがちょうどその頃、八千代区では様々な異変が起こり始めていた・・・。哀川翔主演百本記念映画!ドーン!

“西のスパイダーマン、東のゼブラーマン!どうだ、文句あっか。”

「ジュース買いに行っちゃおうかな、この格好で。」「ヤバイッ、浅野さんに見せたい。」はドツボにはまった。

『GO』(2001)での「オレにもしゃぶしゃぶさせろよー」に匹敵するセリフだった(笑)。

でも面白かったのはせいぜいこのセリフが出てくる前半から、鈴木京香が一段大女優への階段を登ったゼブラーナース参上までで、本気度を出してきた後半はちと白けた。

 ---------------------

ハルク(2003年・アメリカ・138分)2003/08/09・MOVIX仙台

 監督:アン・リー

 出演:エリック・バナ、ジェニファー・コネリー、サム・エリオット、ジョシュ・ルーカ

 内容:遺伝子学者のブルースが、実験中の事故で大量のガンマ線を浴びる。それ以来、彼は怒りを制御できなくなると、巨人ハルクに変身して破壊行為を繰り返すようになってしまう。ハルクを止めるべく、やがて軍が動き出すが・・・。マーヴェルが生んだ人気ヒーローを、アン・リー監督が映画化。

評価★★☆/50点

そもそもなところ、アン・リーとアメコミにどうしてもつながりを見出すことができない・・・。

鑑賞後も、、、やはりつながらない。

 ---------------------

マスク

00000583254 出演:ジム・キャリー、キャメロン・ディアス、ピーター・リーガート

監督:チャールズ・ラッセル

(1994年・アメリカ・101分)盛岡中劇

内容:さえない銀行マンのスタンリーは、ある日、ナイトクラブのセクシーな歌姫ティナと出会い、ひと目で恋に落ちた。その日の帰り道、スタンリーは川で古ぼけた仮面を拾う。さっそく家に帰ってその仮面を付けてみると、、仮面はゴムのように顔に張り付き、スタンリーは緑色の顔に黄色のド派手なスーツを着た怪人に変身した・・・。人間の潜在的欲望を引き出す古代の仮面をつけた青年が、謎の怪人マスクとなって活躍するアクションコメディ。

評価★★★☆/70点

ふと自分は今までどのくらいの仮面を被って生きてきたんだろうと思い悩んでしまった、、アフォな見方をしてしまいますた。。

マスクマンが勢いよく走り出すときの体勢が好きでよくマネしたっけ(笑)。

 ---------------------

CASSHERN(2004年・松竹・141分)WOWOW

 監督:紀里谷和明

 出演:伊勢谷友介、麻生久美子、寺尾聰、樋口可南子、及川光博、唐沢寿明

 内容:70年代前半に人気を博したTVアニメ「新造人間キャシャーン」を、VFXやCGを駆使して実写映画化したSFアクション。監督は宇多田ヒカルの元夫、宇多田は主題歌なんて歌っちゃってます。。

評価☆/10点

ハイ、この映画に憎しみを抱きましたpout。それほどツマラなかった。

いつ、どこで、誰が、何を、どのようにして、、、なぜこんなことも出来ないのだ。オール1!

 ---------------------

デアデビル(2003年・アメリカ・104分)WOWOW

 監督・脚本:マーク・スティーブン・ジョンソン

 出演:ベン・アフレック、ジェニファー・ガーナー、マイケル・クラーク・ダンカン、コリン・ファレル

 内容:少年期に視力を失ったかわりに、超人的な聴力と身体能力を手に入れたマット。昼は盲目の弁護士として弱者を救い、夜は謎のヒーロー“デアデビル”として法で裁けぬ悪を討つ!ってか・・。マーヴェルコミックの人気ヒーローの実写映画化。

評価★☆/35点

ドッタドッタドッタドッタ、、、走り方をなんとかしろ。

 ---------------------

インビジブル(2000年・アメリカ・113分)DVD

 監督:ポール・バーホーベン

 出演:ケビン・ベーコン、エリザベス・シュー、ジョシュ・ブローリン、キム・ディケンズ

 内容:人間を透明化するという国家機密プロジェクトを指揮する天才科学者セバスチャン。自ら実験台となり、透明化に成功したものの、元の姿に戻る作業に手間取っているうちに、次第に透明であることの魔力に魅入られていく・・・。

評価★★★/60点

夢を創り出して売るのがハリウッド。でもこんな男の妄想にまで手をつけてご丁寧に売り出さなくてもいい・・。

ハリウッドのネタ切れも末期的やな。AVの企画ものならまだしも・・。

いや、でもバーホーベンであることを考えれば、ごくごく真っ当な映画か(笑)。。

 ---------------------

ジキル&ハイド(1996年・アメリカ・108分)WOWOW

 監督:スティーヴン・フリアーズ

 出演:ジュリア・ロバーツ、ジョン・マルコヴィッチ、ジョージ・コール、マイケル・ガンボン

 内容:19世紀末のロンドン。高名な医師ジキル博士の屋敷で奉公しているメイドのメアリー・ライリー。2人は次第に惹かれあっていくが、博士の助手だという粗野な男ハイド氏が屋敷に出入りするようになって事態は一変する・・・。

評価★★☆/50点

マルコヴィッチはハマリ役というかんじで、さすがの怪演ぶりだったけど、ジキルとハイドの差をもっとつけてほしかった気も。

また、華がないのは暗いトーンの作風として致し方ないとしても、エロスが全く皆無なのはいただけない。

ジュリア・ロバーツじゃなくて、スカーレット・ヨハンソンだったらなぁ・・・。

全体的にはイマイチ。

 ---------------------

ザ・ファントム(1996年・豪/米・100分)テレ朝日曜洋画劇場

 監督:サイモン・ウィンサー

 出演:ビリー・ゼーン、クリスティ・スワンソン、トリート・ウィリアムス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

 内容:海賊に父親を殺された少年が、成長して正義のヒーローとして活躍するさまを描いたアメコミの映画化。

評価★☆/30点

どう見ても白馬に乗ったモジ男くんにしか見えなかった。

そして、しまいにはビリー・ゼーンが保毛男田保毛男に見えてきて笑いが止まらなくなった・・・。

 ---------------------

スピーシーズ 種の起源(1995年・アメリカ・109分)テレ東木曜洋画劇場

 監督:ロジャー・ドナルドソン

 出演:ベン・キングスレー、マイケル・マドセン、アルフレッド・モリーナ

 内容:20年前のNASAのメッセージに対する答えである不思議なDNA配列記号。それを人類のDNAに結合する実験をするが、生まれた女のコはやがて皮膚が隆起し、鋭い触覚が伸び、美女からグロテスクな恐ろしいクリーチャーに変身してしまう・・・。

評価★★/40点

早漏ウェルカム女のドタバタチン道中に、さすがのエロオレも途中から食傷気味に・・。

 ---------------------

レディ・ホーク(1985年・アメリカ・121分)WOWOW

 監督:リチャード・ドナー

 出演:マシュー・ブロデリック、ルトガー・ハウアー、ミシェル・ファイファー

 内容:中世ヨーロッパを舞台に、呪いのために鷹と狼に変えられ、互いに手を触れることも出来なくなった恋人たちが悪の司祭に立ち向かうファンタジー。

評価★/20点

香港映画として十分通用するレベルじゃないスか、、アハ・・・。

より以前の記事一覧

2009年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック