2009年11月22日 (日)

夢のシネマパラダイス267番シアター:20世紀少年

20century_2_1bs 監督:堤幸彦

出演:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨、石塚英彦、宇梶剛士、宮迫博之、藤木直人、佐々木蔵之介、ユースケ・サンタマリア、木南晴夏、生瀬勝久、小日向文世、佐野史郎、森山未來、小池栄子、ARATA、片瀬那奈、福田麻由子、竹内都子、津田寛治、古田新太、及川光博、六平直政、光石研、竜雷太、竹中直人、研ナオコ、石橋蓮司、吉行和子、中村嘉葎雄、黒木瞳

20世紀少年-第1章-終わりの始まり(2008年・東宝・142分)2008/09/15・盛岡フォーラム

内容:1969年。小学生のケンヂは、同級生のオッチョ、マルオ、ヨシツネ、モンちゃん、ユキジたちと原っぱに秘密基地を作り遊んでいた。彼らはそこで、20世紀の終わりに人類滅亡を企む悪の組織とそれを阻止しようとする正義の味方が闘うという空想をめぐらせ、それを“よげんの書”に書き記して楽しんでいた。1997年。ケンヂはコンビニを経営しながら、失踪した姉キリコの赤ん坊カンナの面倒を見ていた。しかし、お得意先の一家の謎の失踪、そして同級生ドンキーの突然の訃報とケンヂの周りで異変が起こり始める。そしてその頃、巷では謎の教団を率いる正体不明の教祖“ともだち”が出現。やがて、数々の異変が少年時代の“よげんの書”にそっくりなことに気付いたケンヂだったが・・・。

評価★★★☆/70点

漫画原作が大好きなオイラは、“ともだち”の正体知りたさに納得できるまで何度も読み返して、このブログでも「20世紀少年再読」なるマイ企画まで立ち上げたりなんかして。

で、結局いくら頑張っても納得できる答えは出せなかったもののww、これほどまでにのめり込んで楽しめた漫画は今までなかったなと。

そんな浦沢直樹の描く壮大な物語を三部作で実写映画化すると聞いたときは、ドッシェーーッsign03と仰天するとともに、抑えきれない高揚感に駆られたけど、はたしてホントに実写化できるのかという難しさも十二分に実感できる原作なだけに、一抹の不安も抱いてしまったわけで。

しかし、そんな中で発表された、まるで当て書きしたかのように各キャラクターにそっくりなキャスト陣の顔ぶれを見たときにその不安の大方は払拭された。

石塚英彦のマルオや宮迫博之のケロヨンはもちろんのこと、石橋蓮司の万丈目を見たときには、これはキタぞーー^^ッとうれしい笑いがこみ上げてきてしまい~happy02の、そしていざ鑑賞!

さぁ、その結果は、、、

はいっ!及第点!それ以上でも以下でもないっ!

以上っ!

、、って、これ、最大のホメ言葉だからね(笑)。

まずもって、50年にわたる過去、現在、未来の時間軸が複雑に行き来する緻密なプロットを換骨奪胎して再構築するなんて、はなっから無理に決まってるんだから、原作マンガの完全コピーを目指したという製作姿勢は100%納得できるし、それ以外に作りようがなかっただろうと。

原作のコマを使った絵コンテを用いて、アングルや人物配置など細かいところまで原作通りに撮ろうという徹底ぶりはかなり伝わってきたし、しかもそれがしっかり映画的になっているのはスゴイ。

まぁ、浦沢マンガがモンタージュやカットバックなど映画的な文法を意識的に多用し、もともと映画向きだったのもあると思うけど、それをちゃんとすくい取って映像化した堤幸彦もなかなかのもの。

ちょっとスリム&スマートに整頓されすぎてて、ダイナミズムに欠けるというきらいはあるものの、原作ファンにとっては、完コピというスタンスによる今回の実写化は最も幸せなものになっていると思う。

いや、よく作ったよホントに。

どうやら聞くところによると、マンガとは違う終末になるという話もあるらしいけど、、、せめて映画では納得のいく答えを出してもらいたいものだなぁw

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20世紀少年<第2章>最後の希望(2008年・東宝・139分)2009/02/20・盛岡フォーラム

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20世紀少年<最終章>ぼくらの旗(2009年・東宝・155分)2009/09/24・盛岡フォーラム

2008年8月31日 (日)

20世紀少年再読:解けない謎・・

昨年2007年10月から11ヶ月かけて漫画20世紀少年を全巻すみずみまで読み直してきたこの一大企画(笑)、20世紀少年再読。

とにかく1巻1巻の構成が過去・現在・未来を行ったり来たりするので、分かりやすく整理してまとめるのが大変で、逆に浦沢直樹の凄さを実感した次第です。正直今はこの企画から解放された安堵感と達成感で一杯っス。

最終巻で、フクベエに成り代わった新“ともだち”はカツマタ君だったという、自分の記憶の片隅にさえ残っていない人物だったことから始めた20世紀少年再読ですが、一生懸命読み直しても結局解けない謎は残ってしまいました・・・。それを箇条書きしてみます。

謎①1971年(小6)、理科室の水槽の電源を入れ忘れたモンちゃんが、ケロヨン、コンチ、ドンキーを引き連れて夜中に学校に行く。

そして、一人入って行ったドンキーがそこでフクベエの首吊りを見るわけだが(第14巻)、第1巻では校庭に入っていくコマで5人のシルエットが描かれているのだが、この5人目の人物はいったい誰だったのか?

→カツマタ君というのが最も合理的なのだが。。

*関連巻:1巻・14巻・16巻

謎②同じくこの理科室のシーンで、ドンキーが窓から飛び降りた後、フクベエの首吊りトリックの仕掛けが外れてしまう(第16巻)のだが、この後の詳しい描写がない。

果たしてその場にいたヤマネとナショナルキッドの少年(この人物が誰だったのかも謎だが、カツマタ君だと思う)はどう対処したのか?フクベエが隠したかったこの時の真実とは?

→まず、カツマタ君が“死んだ”日=存在を消された日は1970年の夏休みに、駄菓子屋ジジババで宇宙特捜隊のバッヂの万引き犯人扱いされ、フクベエに「おまえは今日で死にました。」と言われた日(21世紀少年上巻)。

この理科室事件はそれからほぼ1年後に起こっている。フクベエに恨みを持っていたカツマタ君はこの時とばかり、フクベエに復讐をしようとして飛びかかったか何かしたのではないかor意識を失ったフクベエを蘇生させ、フクベエとの力関係を対等に持っていった、あるいは逆転させた!?

*関連巻:14巻・16巻

謎③第16巻の謎。

新“ともだち”カツマタ君がヴァーチャルアトラクション(VA)の記憶をインストールしているが、この時のVAでの1969年~1971年までの記憶が基本的にフクベエ視点になっているのはなぜか?そして時おり出てくるのっぺらぼうは何なのか?

→のっぺらぼう=カツマタ君だと思うのだが、となるとどこかしこにカツマタ君視点が混在している可能性があり、ますますわけが分からなくなってきてしまう・・・

謎④秘密基地のある原っぱがボウリング場建設(建てたのは神様)で取り壊されることになり、タイムカプセル(カンカラ)を埋める(1970年の秋ごろ)が、その場面に11人いることが確認できる(第1巻)。

21世紀少年上巻から、ケンヂ・マルオ・ヨシツネ・オッチョ・モンちゃん・ケロヨン・コンチ・ユキジ・ドンキーの9人は確定できる。では残りの2人は誰だったのか?

→21世紀少年下巻から、カンカラに木製のリモコンを入れた人物=カツマタ君の可能性が高いのではないだろうか。残りの1人はフクベエなのか・・・なぁ。

*関連巻:1巻・21世紀少年上下巻

謎⑤フクベエとサダキヨが秘密基地で出会った年が1年ズレているのはなぜか?

第10巻のサダキヨの回想では1970年で、これはサダキヨが転校してきた年なので辻褄が合う。しかし、第16巻のVA内では1969年になっている・・。

→16巻のVA内での出来事は、先に指摘したようにカツマタ君視点が混在している可能性があるので、かなり信憑性は下がるとは思うのだが、しかし、10巻のシーンでは2人とも顔が描かれていないのに対し、16巻のこのシーンのコマにはしっかりとフクベエとサダキヨの顔が描かれているのがなんとも・・・イジワル(笑)。。

ただ、突っ込んだ推理をすれば、この第10巻のサダキヨが出会った少年はフクベエと読者にすり込ませるミスリードで、この人物は実はカツマタ君だったのかも。すなわち、サダキヨが秘密基地で出会ったのはフクベエではなくカツマタ君だった!?

一方、1969年の方は、フクベエとカツマタ君が出会ったシーン、、と強引にこじつけてみる・・。う~ん・・・・(笑)。

*関連巻:10巻・16巻

謎⑥1970年8月29日、首吊り坂の屋敷のお化け事件で、テルテル坊主のシーツの中にいる2人の少年の会話が微妙に違うのはなぜか?

第8巻の小泉響子が入ったVA内(1970年の出来事なのにこのVAは1971年と1年意図的にズラされている)では、右側の少年(サダキヨ)と左側の少年(フクベエ?)は対等に話している。一方、第16巻のVA内(年代のズレはない)の方ではフクベエが一方的に命令口調で話している。

→分かりません。

*関連巻:8巻・9巻・16巻

こんなとこでしょうか。。分かんねぇ~~・・。

他にも、例えば謎⑤でサダキヨが出会ったのがカツマタ君だった可能性が真実だとするならば、21世紀少年上巻でのサダキヨとカツマタ君の会話(サダキヨが転校を伝えるシーン)からしても、サダキヨにとっての“ともだち”は最初からカツマタ君だった可能性があることなど、深読みすればいくらでも答えが出てきてしまう・・・。

また、新“ともだち”カツマタ君と旧“ともだち”フクベエの関係というのもイマイチ分からんし。

はぁ~あ。

もうこうなったら、最後の手段。いいようにこじつけてやる(笑)!

そのこじつけは、考えがまとまったら載せたいと思います。今は無理ポ・・。ガクッ。

2008年8月29日 (金)

20世紀少年再読:年表

一応1巻~最終巻までで分かりうるかぎりの年表を作ってみちゃったり。。

1959年・・・・ケンヂ生まれる

1967年(小2)

   ・初めて姉キリコに連れられて喫茶店「さんふらんしすこ」に入る。この喫茶店の隣にあったのがスナック「ロンドン」。1997年、最初に謎のウイルス感染が起こった所がサンフランシスコとロンドンだった・・。

1968年(小3)

   ・“私は死にました”と10回言うと生き返る遊び(ケロヨン考案?)が流行る。蛙帝国の逆襲。

1969年(小4)

   ・秘密基地完成(オッチョ、ケンヂ、ヨシツネ、マルオ)

   ・ケンヂによって“よげんの書”完成

   ・秘密基地でフクベエとサダキヨ出会う。*ただしヴァーチャルアトラクション内・第16巻(サダキヨの回想だと1970年)

   ・7月20日・・アポロ11号月面着陸

   ・しんよげんの書がヤマネによって作られる。

   ・夏の終りにヤン坊マー坊に秘密基地を壊される。

1970年(小5)

   ・一学期、サダキヨ転校してくる

   ・秘密基地でフクベエとサダキヨ出会う。

         (*サダキヨの回想・第10巻)

   ・夏休み中、大阪万国博覧会

   ・ナショナルキッドの少年=カツマタ君が、駄菓子屋ジジババで宇宙特捜隊のバッヂを万引きしたとババァに犯人扱いされる(本当の犯人はケンヂ)。それを見たフクベエが「おまえは今日で死にました。」と嘲る。→カツマタ君がその存在を消された(死んだ)日!?

   ・この後、この万引き事件は瞬く間に広まり、ナショナルキッドの

    少年が道端で同級生にボコボコにされている。

   ・8月29日深夜1時頃・・首吊り坂の屋敷事件

   ・サダキヨ、一学期終了後、夏休みが終わる前に転校していく。

   ・秋。イカサマ露天商のチャック万丈目と出会うフクベエ。

   ・ボウリング場建設のため立ち入り禁止になった秘密基地の原

    っぱにケンヂたちがタイムカプセルを埋める。

   ・フクベエと山根が理科室でしんよげんの書のウイルス計画について話していると、ナショナルキッドの少年(フクベエらはサダキヨと言う)が入ってきて、仲間に入れてもらう。(ただし、1971年の冬~春先の可能性もあり)

1971年(小6)

   ・春あたり・・スプーン曲げ事件

   ・夏休みには既にボウリング場が営業しており、秘密基地は取

    り壊されている。

   ・8月31日・・万丈目からオレと組まないかと言われたフクベエ

   (山根・ナショナルキッドの少年もいる)は名刺を渡される。

   ・8月31日・・理科室お化け事件

   ・小学校卒業

1972年(中1)

   ・TV番組「万国ちびっこビックリショー」にスプーン曲げの少年が出演するが、インチキだと判明し、打ち切りになる。その少年をテレビ局に紹介したのはチャック万丈目。(1972年の出来事だが、4月以前だとまだ小学校卒業前の小6ということになる)

   ・ケンヂ、4千円のクラシックギターを買う。

1973年(中2)

   ・ケンヂ、第4中学校に初めてロック(T-REXの20センチュリ

   ーボーイ♪)を鳴り響かせる!

   ・同日、ナショナルキッドの少年=カツマタ君が屋上から飛び降

    り自殺を図ろうとするが、ケンヂが鳴り響かせた曲を聴いて思

    いとどまる。

1979年(大学2年)・・・ケンヂ、ギタリストくずれ

1980年・・・・万丈目の事務所に、ハットリと名乗る青年が現れ、例の計画を実行しようともちかける。

1989年・・・キリコの恋人、諸星を線路に突き落として死なせたロンゲ男(高校生)とケンヂが出くわす。

1994年(ケンヂ35歳)・・・・姉キリコの恋人、諸星が駅のホームから突き落とされて死亡。

1995年・・・・鳴浜町で全身から血が吹き出る謎の病気が発生するが、“ともだち”が経営する鳴浜病院に勤めていたキリコがワクチンを使って沈静化。鳴浜町は来たる血の大みそかに向けての実験場だったと思われる。

1997年(38歳)

   ・カンナ生まれるが、母親であるキリコはカンナをケンヂに預け

    て失踪してしまう。

   ・ドンキー死亡。

   ・チョーさん、ともだちの正体を突き止めた矢先に同僚のヤマさ

    んに殺害される。

   ・サンフランシスコ、ロンドンで謎の病原体発生。細菌テロ。

   ・9月19日・・第169回ともだちコンサートでケンヂ、ともだちと

           対面。

   ・“ともだち”のロボット会議(娘を人質にとられた敷島教授が同

    席)で原子力ロボットを作ることが決定される。

   ・クラス会でフクベエ(=ともだち)と再会するケンヂはクラス会後、フクベエをマンション(606号室)まで送っていき、3人の子供にケンチャンライスをご馳走してあげる(3巻)。しかし、後に(2015年)、マルオはフクベエがこの部屋の住人ではないことをつきとめる(12巻)。

   ・羽田空港爆破。

   ・ケンヂの家兼コンビニ(キングマート)が放火されて全焼。

2000年(41歳)

   ・12月21日・・国会議事堂爆破事件

   ・12月31日・・世界同時多発テロ、血の大みそか。テロリスト集団ケンヂ一派(ケンヂ、オッチョ、ヨシツネ、マルオ、ユキジ、モンちゃん、フクベエ)が引き起こしたこととされる。

   ・フクベエ、ビルから転落して死亡。(もちろん替え玉)

2001年・・・・NY国連本部で世界を救ったとして盛大に迎えられる友民党幹部たち

2002年

   ・病魔に冒されたモンちゃん、病床でしんよげんの書のコピーをユキジに見せる。その後、病院から姿を消したモンちゃんはサダキヨに会いに行き、ともだちの正体に関する証言を聞きだすが、サダキヨに殺害される。

   ・夏、キリコが廃墟となった鳴浜病院にやって来て何かを捜して

    いた。

2003年

   ・ヤマネの研究室(大福堂製薬)をキリコが訪れる。

2014年 

   ・都立新大久保高校に通っているカンナは常盤荘というオンボロ

    アパートで一人で暮らしている。

   ・海ほたる刑務所からオッチョ、漫画家の角田が脱獄。その後

    ヤマネの居所を捜し出す。

   ・神永球太郎こと神さま、日本人初の民間宇宙観光旅行

   ・カンナの同級生の小泉響子、ともだちランドでヴァーチャルアト

    ラクションを体験。

   ・カンナ、ローマ法王暗殺を阻止するために、新宿歌舞伎町のタ

    イマフィアと中国マフィアの歴史的和解を仲介する。

   ・小泉響子、カンナのクラスの新担任サダキヨの顔がヴァーチャルアトラクションで見てしまったともだちの顔そのままだったことに失神。その後、サダキヨの車に乗せられ、ともだちの家へ(ともだち博物館)。そして当時の担任、関口先生のいる老人施設へ。

   ・カンナ、校長先生から“ともだち”が父親であることを告げられ

    る。

   ・カンナ、鳴浜町で母親キリコの足跡をたどり、キリコが映ったフ

    ィルムを見る。

   ・12月28日・・西アフリカで全身から血が吹き出す伝染病発生

2015年

   ・元日・・ともだち=フクベエであることをつきとめるヨシツネや

    マルオ

   ・元日の夜・・ともだち=フクベエ、ヤマネに拳銃で撃たれて心

    配停止状態に陥る。ヤマネもともだちの部下に射殺される。

   ・世界各地でウイルス感染による大量の死者が発生

   ・感染症被害の出た世田谷区と、北海道・室別町が封鎖。

   ・ローマ法王来日。

   ・万博開会式セレモニーで“ともだち”生き返り、ローマ法王暗殺

    を身を挺して救う。

   ・1週間後、ともだちは完全復活を遂げる。

   ・アメリカ、ミシガン湖畔のMGC製薬の工場が爆発。そこにいた

    キリコをケロヨンが救出する。

   ・世界各地で、防毒マスクにスーツ姿のセールスマンが最凶

    ウイルスを散布する。

ともだち暦3年

   ・サナエ、カツオ姉弟のもとでオッチョがかくまわれる。

   ・各地でラジオからケンヂの歌がかすかに流れてくるようにな

    る(DJコンチが北海道から発信している)。

   ・オッチョ、カンナと再会。8月20日の武装蜂起を事前に察知され、2人は万丈目のもとに連行されるが、万丈目から“ともだち”を殺してほしいと依頼される。それは、今の“ともだち”は別人だからだと万丈目は言う。

   ・北方の検問所に矢吹丈と名乗る宇宙人=ケンヂが現れ、検問を突破して警備に当たっていた蝶野とともに東京へ向かう。

   ・東村山のケロヨンの秘密基地“カエル帝国”でキリコが最終ウイルスのワクチン生成に成功する。

   ・“ともだち”府に乗り込むカンナ、オッチョ、ユキジ。カンナは“ともだち”と対面。オッチョ・ユキジはマー坊に助け出される。カンナも脱出に成功。

   ・万丈目が高須に殺害される。

   ・壁の中の東京に空飛ぶ円盤が現れる。

   ・“ともだち”がテレビで、「予言なんてウソで、全部自分がやったことだ。1週間でこの世界を終わりにします。」と宣言する。

   ・“ともだち”府がヨシツネに率いられたゲンジ一派や都民らによって無血開城、占拠される。

   ・“ともだち”がリモコンで敷島教授が作り直したロボットを動かし、小学校の校庭でついにケンヂと対峙。

   ・空飛ぶ円盤が3機とも撃墜される(2機はオッチョが撃ち落し、1機は田村マサオがヘリで激突)。その残骸に押しつぶされて、“ともだち”死亡。サダキヨ重傷を負う。

   ・万博会場で史上最大のロック・フェス開催

   ・日本に国連軍が進駐してくる。

   ・万博会場の太陽の塔の内部に反陽子爆弾と思われる巨大風船が浮いているのが見つかる。

   ・ケンヂ、国連軍の要請で反陽子爆弾について調べるため、ヴァーチャルアトラクションに潜入する。

   ・常盤荘の前で停止していたロボットが、反陽子爆弾のスイッチを踏みつけようと動き出すが、現実世界に帰還したケンヂが乗り込み横転させる。

   ・ケンヂ、やり残したことをやるために(転校していくサダキヨときちんとお別れすること及びバッヂを盗んだことをババァとカツマタ君に謝ること)、再びヴァーチャルアトラクションに入る。

   ・危篤状態に陥っていたサダキヨが、カンナやヨシツネらに見守られながら病院で亡くなる。

   ・国連総会にヨシツネらが招かれ、人類を未曾有の危機から救ったとして、ローマ法皇から祝福される。

   ・オッチョはタイに、カンナと蝶野将平はアフリカで救済活動を続けるキリコに会いに行く。

   ・ケンヂ、、ユキジにプロポーズ!

   ・ケンヂ、ベースのビリー、ドラムのチャーリー(春波夫)3人組バンドが世界ツアーに出発!?          

2008年8月28日 (木)

20世紀少年再読:21世紀少年下巻

つ、ついに最終巻まできました。。映画公開日前に間に合ったどーー!!

ヴァーチャルアトラクション(VA)内、、、(1970年、夏)

大人のケンヂが道を歩いていると、ナショナルキッドの少年が同級生に踏みつけられいじめられている。

「やっぱ犯罪者は死刑だよな。」と、すでに駄菓子屋ジジババでバッヂを万引きしたということが広まっている(実際に万引きしたのはケンヂ)。

それを大人のケンヂが止めに入り退散させる。

ケンヂ「大丈夫か?おまえ、サダキヨか?それとももう一人の方の、、ともだちか?あのさ、、おまえ反陽子ばくだんって知ってるか?」

ナショナルキッドの少年「ククク、、、まだ早いよ。ここのルールが分かってない。やんなきゃいけないこと他にあるんじゃないの?ケーーンヂくーん。」

とお面をとった少年の顔は、のっぺらぼう・・・。「バハハーーイ」と走り去っていく。

「現実のようで現実じゃねえ、、、ここにはここのルールと辻褄があるってか、、どうすりゃいいんだ・・・」と途方にくれるケンヂ。

しかし、現実世界で、危篤状態のサダキヨの思念から反陽子ばくだんのリモコンの隠し場所が原っぱの秘密基地の中にあることを読み取ったカンナは、VA内のケンヂ少年の夢の中にテレパシーでそのことを伝えることに成功。

ケンヂ少年からそのことを聞いた大人のケンヂはさっそく秘密基地へ。

すると“反陽子ばくだんのリモコンはカンカラの中”と書かれたメモ用紙が。。しかし、秘密基地の中にはなくて、基地を出るケンヂ、、、と思いきや、なぜか1年後(1971年)、神様が建てたボウリング場(ガッツボウル)のレーンに出てしまうのだった・・・。

そこでケンヂ少年とモンちゃんと出くわした大人のケンヂは、ボウリング場建設前にカンカラ(タイムカプセルの缶)を埋めたことを思い出し(第1巻)、掘り返してみる。

するとカンカラの中には木製のリモコンが入っていて、“本物はテーマパークの秘密基地の中“とマジックで書かれている・・・。

それが、現実世界で“ともだち”が造ったケンヂたちの住んでいた昭和の町を復元したテーマパークであると分かったケンヂ。

オバケ万丈目が出てきて、その事実を現実世界のカンナに思念で伝え、万丈目はそのまま昇天し消えていく・・。

しかし、“反陽子ばくだんで世界は滅びるだろう”という文面のさらに先に、“巨大ロボットが秘密基地を踏みつぶしたとき、スイッチが押され、地球は大爆発”とあるのを見つけたケンヂ、、、「行っちゃだめだカンナ!!」

                 ・

                 ・

ケンヂはヘッドディスプレイを無理やり取って血ヘドを吐きながら強制的にVA内から離脱。速攻でテーマパークへ向かう。

が、万丈目からメッセージを受け取ったカンナはユキジとともにその場所へ一足早く向かっていた。そして復元されている秘密基地の地面の下にどでかいスイッチが埋め込まれているのを見つける。

一方、その頃、常盤荘の前で停止したままだったロボットが突然動き出し(敷島教授の娘がリモコンで動かしている)、テーマパークの秘密基地の方へ・・・。

ケンヂはロボットに乗り込み、なんとかロボットを横転させることに成功する。

さらにユキジは敷島教授の娘からリモコンを奪い返すことに成功。

地球と人類は救われる!!!

                 ・

                 ・

一件落着、、、かと思われたが、ケンヂはやり残したことを、やるべきことをやってくるために再びVA内に入る。「俺、まだやんなきゃいけないことがあるんだ。」

再びVA内、、、1970年、夏、、、

大人のケンヂはケンヂ少年を、サダキヨのところに連れて行く。引っ越していく間際のサダキヨ。。

ケンヂ少年「あれ?引っ越しちゃうのか?向こう着いたら手紙くれよな。サダキヨ。」

サダキヨ「あ、あのさ、、僕たち、友達・・・・・」

大人のケンヂ「サダキヨ、、、おまえ、もうお面とれよ。」

はにかみながらお面をとるサダキヨとケンヂは笑顔で別れる。

「じゃあな!手紙くれよ。」「うん、絶対!じゃあね、またね!!」

時を同じくして、現実世界で危篤状態に陥っていたサダキヨは穏やかな表情で息をひきとるのだった。。。

大人のケンヂ「さてと、おまえにはあともうふたつ、やんなきゃいけないことがある。とぼけたってダメだ。一生悔やむことになるぞ。」と言って、ケンヂ少年を駄菓子屋ジジババに連れて行き、バッヂを盗んだことを謝らせる。

さらに、ナショナルキッドの少年にも謝らせる。

ケンヂ少年「本当ごめん!万引きしたのは僕です!」

                  ・

                  ・

同じくVA内。

21巻第11話の冒頭のつづきのシーン(21巻ではともだちの回想シーン)、、、中学生のケンヂが校内にT-REXの20センチュリーボーイ♪を響かせた日。

中学生のナショナルキッドの少年が屋上に上っていく、、、“今の世の中、、必要?必要じゃない?今の世の中は必要・・・?こんな世の中、、、いらない!!”

大人のケンヂが屋上に上がると、ナショナルキッドの少年が柵をよじ登って飛び降りしようとしている。

が、突然校内にT-REXの曲が鳴り響き、少年は飛び降りを思いとどまる・・。

と、そこに中学生のケンヂがやってきて、寝転がってラジオを聴きだす。すると、ナショナルキッドの少年が側にやってきて、「ねえねえ。今の曲聴いた!?」と声をかけてくる。

中学生ケンヂ「んー、ああ、、俺がかけたんだもんよ。」

少年「僕、、明日以降の予定が、、、ずっとずっと白紙だったんだ、、、ねぇ、僕と“ともだち”になってくれる?」

中学生ケンヂ「別にいいけどさ、、友達なんてなろうって言って、なるもんじゃないぜ。聴くか?ラジオでいい曲かかってるぜ。」と言うが、少年はスタスタと去っていく。。

そして屋上のドアの前に来たとき、大人のケンヂが声をかける。

「よお、おまえさ、、、カツマタ君だろ。」

少年はだまってちらっとケンヂを見て、ドアを閉めて出て行く・・・。

                   ・

                   ・

地球と人類を未曾有の危機から救ったとしてヨシツネら(マルオ・ケロヨン・コンチ・ヤン坊マー坊)は国連に招かれ、ローマ法王から祝福を受ける。

一方、オッチョはタイに行き、カンナと蝶野はキリコに会いにアフリカへ行く。。

神様と小泉響子は来るべきボウリングブームに備えてガッツボウルでストライク連発!

そして、、ケンヂは、ベースのビリー、ドラムのチャーリー(春波夫)とともに世界ツアーに出かけるらしい。

あ、そうそう、あとユキジにプロポーズしたんだ。

チャンチャン♪長かったぁ~~ん。

完。

ひととおり20世紀少年再読してみたけど、結局全ての謎が解決されたわけじゃないんだよなぁ・・・。理科室お化け事件の謎とか。

また、例えば、フクベエ少年はそのままフクベエだけど、大人のフクベエは実はカツマタ君だったとか勝手に推理してみたんだけど、どうしてもどっかで矛盾が生じちゃうんだよねぇ。

まぁとにかくだ。また、何か気付いたらちょくちょく手直しして更新していきたいと思いますわ。

じゃあ、、、バハハーーイ!

2008年8月23日 (土)

20世紀少年再読:21世紀少年上巻

校庭の上空で、田村マサオ操縦のヘリが円盤に激突!校庭に残骸が落ちてくる。サダキヨは重傷を負いながらもなんとかケンヂに救出される。

“ともだち”は残骸の下に押しつぶされている・・。ケンヂが覆面を取ると、、フクベエの顔だ。

マルオ「フクベエ、、そんなはずはない。整形か?お前は誰だ。」

ともだち「ケンヂが、、、知ってるよ。」と言いながら息を引き取る。

ケンヂ「お前が、こんなふうに死ぬとは思わなかったよ。ごめんな・・・」

マルオ「こいつが誰だか知ってるのか?」

ケンヂ「分からないけど、俺は・・・」

その後、別な円盤墜落現場で救出にあたっていたケロヨンと再会!ロボットのそばにへたり込んでいるオッチョとも合流。

カンナはサダキヨの看病につきっきりであたる。サダキヨは病床でうわ言のように「マンガが現実に、、仕掛けた、、あいつが、、あそこに、、反陽子ばくだん、、、」と言っている。

一方、蝶野将平は、東京拘置所に収監されている山崎元警察庁長官:ヤマさんの取調べをしている。

“ともだち”の遺体写真を見せる蝶野「間違いなくそれが“ともだち”ですか?」

ヤマさん「そっくりだが違うな。いや、俺が入信した時の“ともだち”じゃないってことさ。こいつは本当の“ともだち”が死んだ時にすりかわった。“ともだち”のコピーだよ。俺が信じたのはこいつじゃない。」

そして、チョーさんを絶交した後、チョーさんの残したメモを見たらそこにはすべての謎の答えが書いてあったという。あの時点ですでにともだちにすりかわった人物も突き止めていた・・・(第2巻)。(詳しくは“20世紀少年の最終回にボー然”および“20世紀少年再読②”にて

ともだち亡き後、日本に国連軍が進駐してくる。

そして、国連軍司令部は人類を未曾有の危機に追い込んだ“ともだち”の内面を調査する過程で、しんよげんの書の最終ページに“反陽子ばくだんで世界は滅びるだろう”と書かれているのが何を意味するのか調べるため、ヴァーチャルアトラクションにケンヂを送り込むことに。

その頃、万博会場の太陽の塔の内部にともだちマークの巨大な風船が見つかる・・・。

                 ・

                 ・

                 ・

ヴァーチャルアトラクション、、、1970年、、、

駄菓子屋ジジババのババァが宇宙特捜隊のバッヂが1個足りないのを見つける。「犯人は、、、誰だ。」

、、とナショナルキッドの少年が通り過ぎていく。胸にはバッヂが・・・。「あ、、あいつか~~。」

とそこに、当たりくじを持ったマルオがやって来て、バッヂと交換する。

                 ・

                 ・

(20巻第11話、キリコの回想と重なるシーン)

公園のベンチで本を読んでいるキリコ。そこにナショナルキッドのお面を付けたサダキヨが。一方、公園の片隅ではフクベエ・ヤマネ・ナショナルキッドのお面を付けた別な少年が何か話し込んでいる。

フクベエ「でさ、これがスゴイ計画なんだ。」

ヤマネ「教えてよ。“ともだち”が考えてることもっと知りたいよ。」

フクベエ「くくく、、、どうしようかな。」

お面の少年「ねえ、僕、夢見たんだ。君たち2人が出てきたんだ。学校の教室に2人がいてさ、君(ヤマネ)が、、君(フクベエ)を殺しちゃうんだ。」

ヤマネ「何ふざけたこと言ってんだ?おまえ、いつからそんな口きけるようになったんだ?」

フクベエ「山根行こう。理科の実験しない?」

ヤマネ「いいね、行こう。」

2人が立ち去った後、少年は何か独り言をつぶやいている。「円盤が飛んできて、巨大ロボットと対決だ。ドカーーン。人類の平和はそれで保たれました。ところが、、、これがすごい計画なんだ。くくく、、、最後の爆弾があるんだ。反陽子ばくだん、、それで世界は終わり。、、、て夢の中の大人の僕が言うんだ。」

                  ・

                  ・

夜、、、

神社の鳥居の前にケンヂ、マルオ、ヨシツネがいる。5組の河本と西尾が落武者みたいなオバケを見た(その正体はヴァーチャルアトラクションに入っている最中に高須に撃ち殺され、思念のみが残ってしまい現実に戻りたくても戻れなくてさまよっている万丈目)というので、確かめにやって来たのだった。

マルオは当たった宇宙特捜隊のバッヂを付けている。

ケンヂ「当たったんだ、それ・・・」

マルオ「えへへ、いいだろー。」

マルオとヨシツネは鳥居の前で尻込みし、ケンヂだけが石段を登って境内へ・・・。

、、とそこに、ヴァーチャルアトラクションに入った途端、オバケ万丈目にブン殴られて昏倒してしまった大人のケンヂとばったり出くわしてしまう。

大人のケンヂ「反陽子ばくだんって知ってるか?」

ケンヂ少年「うん。スーパージェッターだよ。あと、W3(ワンダースリー)にも出てくるよ。」

ケンヂ「ネタ元はマンガか・・」

ケンヂ少年「地球がいい星だったら爆発しないけど、悪い星だったら、、、一瞬でボン!!」

下でマルオとヨシツネが呼んでいる。

ケンヂ「あ、おまえさ、、、あの、、宇宙特捜隊の・・・」

ケンヂ少年「何?」

ケンヂ「あの、、宇宙特捜隊の、、、まぁいいや、行け。」

なんだよ・・・と言いながらケンヂ少年は走り去っていく。

、と後ろの暗がりからオバケ万丈目が現れる。

万丈目「助けてくれ。現実の世界に戻りたい。この世界に入って、出口が見つからない。」

ケンヂ「いきなり殴りつけといて、今度は助けてくれかい。無理だよ。あんた、もう戻れない。現実の世界じゃ死んじまったんだから。」

茫然自失となる万丈目をスナックロンドンに連れて行くケンヂ。

ケンヂ「あんたがスプーンを曲げさせていたのはフクベエか?」

万丈目「ああ、、ハットリだ。他にハットリの取り巻きがいたな。ヤマネ。あと、いつもお面かぶってる奴がいた。」

ケンヂ「サダキヨか?」

万丈目「知らねえ。お面かぶってんだからよ。」

ケンヂ「2015年にともだちが死んだ後、ともだちになりすましていた奴、、、あれは誰なんだ?」

万丈目「知らねえ。」

ケンヂ「元々よげんの書は俺が書いた。フクベエがそれをマネしてしんよげんの書を作った。そのフクベエのマネをした奴が、反陽子ばくだんとか言い出したわけだ・・・」

万丈目「マネのマネか、、昔、俺がガキにした話だ、、、思い出したよ。そのガキは妙に熱心にその話を聞いてた、、、マネのマネが世界を取る・・・」

                  ・

                  ・

道端でレトルトカレーをNASAが開発した宇宙食だとダマくらかして子供たちに売ろうとしている若き日の万丈目。しかし子供たちは皆去っていき、一人ナショナルキッドの少年だけが残っている。

少年「ようするに、、本物のマネのマネか・・・」

万丈目「そうだよ。オリジナルは損する。そのコピーをした奴はまだまだだ。世界をつかむのは決まってコピーのコピーだ。」

少年「ふーん。マネのマネならケンヂのまねのフクベエのまね、、、あいつらは細菌兵器って言ってたけど、僕はちょっと違うな。僕だったら反陽子ばくだん仕掛けるね。」

万丈目「反、、、なんだって?」

少年「仕掛けるところは決まりだ。“ばんぱくばんざい。ばんぱくばんざい。”」

                  ・

                  ・

ケンヂ「そのガキは反陽子ばくだんをどこに仕掛けるって言ったんだ!!」

万丈目「1970年っていったら決まりだ。万博の・・・・」

“あそこしかないね。”

                  ・

                  ・

セミの鳴き声の下、道を歩いているナショナルキッドの少年。

と、同じくナショナルキッドのお面をつけ、しかも全く同じ服のサダキヨと出くわす。

サダキヨ「僕、今度転校するんだ。」

少年「ふーん。フクベエは知ってんの?」

サダキヨ「ん、、、うーん、まぁ・・・」

少年「そうか。あのさ。いいこと思いついたんだ。反陽子ばくだんってどう思う?」

サダキヨ「どう思うって・・・」

少年がサダキヨに紙を渡す。「これ、あげる。大切なものの隠し場所。反陽子ばくだんの、、リモコン。」

                  ・

                  ・

駄菓子屋ジジババの店の前を通り過ぎるフクベエとヤマネ。理科室での実験について話していると、後ろで「こらーー!!」と怒鳴るババァの声が。。

「ついに捕まえたぞーー!!」とババァがナショナルキッドの少年をひっつかまえている。

少年「何もしてないよーー!!」

そこにヨシツネ、マルオも通りかかる。

ババァ「じゃあ、これは何だね!!」と少年の胸についているバッヂを取り返す。

少年「当たったんだよ。当たりが出たから、、おばあさんがお店にいなかったから当たり券を置いて・・・」(22巻第10話にそのシーンがある)

ババァ「バァさんだからってなめんじゃないよ!だいたいこんなお面なんかかぶって。」と、お面をひっぺがす。

顔を手で覆ってうずくまる少年。

周りに集まってきた子供たちは「あ~あ、犯罪者だー。」「ハイ、それまでよ~♪」と嘲っている。

そこにケンヂが「どうしたー?」とやって来る。

ヨシツネ「宇宙特捜隊のバッヂ万引きしたんだって。マルオは本当に当たったのか?」

マルオ「バカ言うな。俺はちゃんと当たりました!」

ヨシツネ「だいたいあれ、当たりが出なさすぎ。いくらガム買っても当たらねえの、俺もケンヂも、、、なぁ、ケンヂ、、、あれ?」

何食わぬ顔で見ていたケンヂ(22巻や21世紀少年下巻などから実は万引きした犯人はケンヂ)だったが、いつのまにかいなくなっている。原っぱに行ったんだろうとマルオ、ヨシツネも走っていく。

ババァ「いつまでも泣いてないで立ちな。名前は?何年何組?」

と、フクベエが「4組。こいつ5年4組だよな。」と言う。

うずくまりながら少年は「僕はやってない、僕はやってない!!」と泣き叫ぶ。

フクベエ「んーー?どこからか声がするけど見えないな~。」

少年「僕はやってない・・・」

フクベエ「あれー。見えないなぁ。こんな悪いことしたんじゃ、死刑だな。おまえは今日で死にました。」

ヤマネ「きゃはははは!!」

去っていくフクベエとヤマネ。

                  ・

                  ・

現在。。

病室で危篤状態に陥っているサダキヨのところに国連軍が反陽子ばくだんのことを聞きにやって来るが、自白剤まで使おうとする関係者をカンナが制止する。

「あたしが聞いてくる。」

サダキヨの思念がカンナに伝わってくる・・・。

ヴァーチャルアトラクション内、、、駄菓子屋の前でうずくまっている少年を路地裏の影でじっと見ているサダキヨ。

少年からもらった紙を持って走っていくサダキヨ「これ、隠すんだ。」

・・・現実に戻るカンナ。「分かったの、隠し場所。反陽子ばくだんのリモコンの隠し場所!原っぱの秘密基地!!」

最終巻へつづく・・・

2008年8月12日 (火)

20世紀少年再読22.

必ず映画公開日までに終わらせてみせる!大団円22巻!

1週間でこの世界を終わりにします、という“ともだち”の予告から2日、暴動や略奪も収束し、壁の中の東京都民はウイルスから身を守るため、家の中に閉じこもってしまっている。

なんとか都民を万博会場に避難させようとするカンナは、放送局で北海道からヘリでやって来た田村マサオとDJコンチと出くわす。武装蜂起を呼びかけようとするマサオを制止して、万博会場で史上最大のロック・フェスティバルをやろうと決め、都民にラジオ放送で呼びかける。

ダミアン吉田が復帰したエロイム・エッサイムズの出演が決定。さらに春波夫はケンヂがやって来ることを信じ、ドラムの練習に打ち込む。

一方、マルオ、ケロヨン、キリコたちは東京に入る壁の前で地球防衛軍に足止めをくらい、逃げ込んだデパ地下で、ウイルスで親を亡くした子供たちと戯れるお面大王(ナショナルキッドのお面)=サダキヨと出会う。そして、サダキヨも連れて、壁をよじ登って東京に入る。

しかし、時を同じくして、ゲンジ一派に潜入したともだちスパイによって、敷島教授の作ったロボットのリモコンが“ともだち”の手に渡り、突如ロボットが動き出す。

敷島教授はその時の衝撃で崩れ落ちてきた足場につぶされて亡くなる。

オッチョはロボットを手動で止めようと、ロボットに飛び乗る。

その頃、ゲンジ一派に率いられた都民が蜂起し、“ともだち”府を無血開城で占拠。

そして、万博会場に続々とやって来る何万もの人々・・・。それを見て、満身創痍のカンナは昏倒し、新宿の常盤荘に戻り寝かされる。

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東京に入ったケンヂは一路、ある場所に向かう。

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少年時代、、、ジジババの店先で、当たりが出たら宇宙特捜隊のバッヂ(正義の証)がプレゼントされるウルティモマンのフーセンガム。その当たりくじを持った“ともだち”が店先でジジババを呼ぶが、店に誰もいないので仕方なく当たりくじを置いて宇宙特捜隊のバッヂを胸に付けて持っていく。

、、と、それを電柱の影から見ていたケンヂは、バッヂを盗んでしまうのだった・・・。

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“あれが、もうひとつの始まりだった。”

ケンヂが通っていた小学校の校庭でリモコンを操る“ともだち”と対峙するケンヂ。

ロボットはカンナのいる常盤荘の前に・・・。

ともだち「このリモコンをちょっと動かすと、、、どうなるかな?何が地球を救う男だ。何が正義を守る男だ。思い出せよ。お前こそ悪の大王じゃないか、ケンヂくん。思いださなきゃお前のかわいいカンナが踏み潰されるぞ!!」

が、カンナの「やめてーー!」という叫びとともに超能力が発動し、ロボットが制御不能になり動きを止めてしまう。

ケンヂ「俺、、全部覚えてる。俺、全然忘れたことなんかないよ。」

ともだち「え、、あれ?リモコンが、、お前が急に変なこと言うからリモコンの調子が・・・」

ケンヂ「ごめんな、、ずっと後悔してた、、ずっと心の奥で決着つかないままだった、、、ごめんな」

ともだち「なんで、お前、覚えてるんだよ!!お前が謝ったら全部終わっちゃうじゃないか!」

ケンヂ「全部話すよ。万博会場に集まった人たちの前で、俺がやったことを全部話す。それで全部終わりにしよう。」

ともだち「おしまいなんかさせるか、悪者め!このコントローラを押したらあの円盤は万博会場に飛んでいく。万博会場は血の海だ。」

、、、と、突然サダキヨが「僕はいい者だ、、一緒に死のう」とナイフを手に“ともだち”を後ろから羽交い締めにする。

円盤をロボットに装備された砲塔で2機撃ち落すオッチョ。残る1機に田村マサオが操縦するヘリコプターが校庭の真上で激突自爆し、残骸が校庭に落ちてくる・・・。

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万博会場で開かれたフェスにケンヂが登場。春波夫を含めた3人バンドで3曲演奏する。

カンナと抱き合うケンヂ。

つづく・・・。

2008年8月 9日 (土)

20世紀少年再読21

映画公開までに間に合いそうもない再読!?ささっと21巻。

北海道のラジオ局でケンヂの歌を流し続けるコンチことDJは、そのラジオ局をともだち一味に発見されてしまうが、菓子工場に3年間隠れていた“13番”こと田村マサオとともにヘリで逃亡する。

田村マサオはともだちに会いに行くという。「あの方は2015年に亡くなった、、今いるともだちの正体は、、たぶん、、」

東京を外界から隔てる壁の前で野営しているケンヂ、蝶野ら。

スペードの市が東京に入れる地下道を見つけてくる。いよいよ東京へ・・・。

時を同じくして、マルオ、ケロヨン、キリコも壁の中の東京へ向かう。

一方その頃、壁の中の東京では、各地に空飛ぶ円盤が現れ、赤いペンキを撒き散らしていた。ウイルスを撒き散らす本番の予行練習・・。

民衆は恐怖のあまり火星移住の手続きに火星移民局に押し寄せて暴動寸前の状態に。

カンナらは壁の中で唯一、円盤が飛んでこない所が万博会場であることを突き止める。

カンナ「避難場所が見つかったわ。都民全員を万博会場に」(ちなみに壁の中の人口は50~100万人)

そして、国連総会で新たな予言を発表する“ともだち”。

「地球に再び危機が訪れようとしています。今回は宇宙人の襲来です。宇宙人は史上最悪のウイルスを地球上にばらまくでしょう。我々人類が生き残る道はただ1つ。火星へ移住するのです。」

“ともだち”の記憶・・・

少年時代、、、フクベエの家で山根、ナショナルキッドの少年(ともだち)の3人でしんよげんの書を見ている。

ナショナルキッドの少年が、しんよげんの書に“世界大統領は火星移住計画を発表しました”と書き込んだことに対して、フクベエが「ダメだ。こんなの。」と言って、そのページを破り捨てる。

フクベエ「お前、何も分かってないよ。世界大統領は無敵になるんだ。」

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                ・

別な日、、、フクベエの家。山根がしんよげんの書を持ってきて、「これの最後見た?またアイツが書いたんだよ。」と見せる。

フクベエは最後のページを見て一瞬驚きの表情を浮かべるが、「こりゃないよ。」と言って一笑に付す。

フクベエの家の玄関前でジーッと立っているナショナルキッドの少年。と、その前をケンヂ、マルオ、ヨシツネが「ジジババにアイス食いに行こうぜ!」と走り過ぎていく。。

                ・

                ・

1973年(中2)中学生時代、、、ケンヂが昼休み時間にT・レックスの「20センチュリーボーイ♪」のレコードを流そうと放送室に行こうとする(第1巻オープニング)が、教室前の廊下でヨシツネに止められている。そこを通りかかる“ともだち”。

“また同じような毎日だ、、今の世の中、、必要、、僕は必要、、?必要じゃない、、?今の世の中は、、必要、、?必要じゃない、、?こんな世の中、、、”ナショナルキッドのお面をつけて屋上へ上がっていく・・・

                ・

                ・

現在。

しんよげんの書を見て、「最後のページ、、今日がその日だ。」

放送室にやって来る“ともだち”。

T・レックスの20センチュリーボーイをかける。

そして、、「やあ、みんな。2000年血の大みそか、、そして2015年、ウイルスで大勢の人が死んだね。全部僕の予言通りだったね。そして、今回は宇宙人が空飛ぶ円盤で襲来。全部僕の予言通りだったね。」

「世界はずっと僕の才能を認めなかった。僕は必要だけど、この世の中は必要じゃない。」

「予言なんてウソだよ。全部僕がやったことだ。神は1週間でこの世界を作られた。だから僕は1週間でこの世界を終わりにします。さようなら、みんな。」「ケーンヂくーん。あーそーびーまーしょ。」

空飛ぶ円盤が現れる・・・。

2008年8月 6日 (水)

20世紀少年再読⑳

今日は20巻。あと一息・・。

ともだち暦3年、、、

厳道館道場というところで館長をしているユキジのところに、ともだちと決着をつけに行くというカンナ、オッチョ、ヨシツネがやって来る。

ユキジはカンナに、母親キリコと会うべきだと言う。

2015年、アメリカのミシガン湖畔のMGC製薬の工場が爆発し、そこでウイルスのワクチンを開発していたキリコは、駆けつけたケロヨンにより救出され、今現在は、東村山のケロヨン主宰の“カエル帝国”という共同体に匿われ、そこの研究施設で最終ウイルスのワクチンを生成している。

そこにマルオは向かっているという。

しかし、カンナはもうそんな時間はないと言って、“ともだち”本丸に乗り込んでいくのだった。

万丈目派の親友隊(地球防衛軍は現在の“ともだち”が率いる組織で、両者は対立している)の導きで“ともだち”タワーにすんなり入ることができたカンナ、オッチョ、ユキジ(ヨシツネは留守番)だったが、一人で決着をつけようとするカンナは、オッチョとユキジを地球防衛軍側に引き渡し、単独でともだちの元へ向かう。

そして覆面をつけたともだちと遂に対面するカンナ。が、とっさにこれは別人だと見抜く。

カンナ「あなた、、、誰?」

ともだち「何を言ってるんだい。ホンモノだよ。君のお父さんだよ。」

カンナ「あなたみたいな影武者が何人いるの?整形でもしてるの。」

ともだち「思った通りだ。頭のいい子に育った。そういう子に育つように、君のお母さんには妊娠中にいろいろ秘薬を投与して試したからね。」

カンナ「まさか、、、この力もそのせいで。。」とスプーンを超能力で曲げてしまうカンナ。

ともだち「僕の力が遺伝したんだ。偉大な力が・・・」

カンナ「ともだちがやったことは全部嘘よ!嘘!嘘!嘘!全部嘘!」

と激昂するカンナにともだちは「この娘、絶交」と言い放つ。

カンナは手榴弾を手にともだちを人質にとり、エレベーターに乗り込む。

ともだち「万博へは行ったかい?開幕してから3年、いまだに大勢の人々がやって来る。子供の頃、1970年の万博、行きたくて行きたくて行きたくて、、、人類の進歩と調和、本当にその通りだよね。万博は永遠に続くんだ。あれが人類の文明の完成形だ。そして、すべての文明が滅んだあと、あれだけが残るんだ。」

エレベーターを降りたカンナ「あなたは殺さないわ。本物の“ともだち”じゃないから。あなたは誰?」

ともだち「僕が誰だかケンヂが知ってるよ。僕が、僕こそが20世紀少年だ。」

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一方、残されたオッチョとユキジは、高須に連れられて万丈目のもとへ。

が、万丈目は高須により殺害されていた。

高須「あなた方が万丈目を暗殺した。それでクーデターを計画した親友隊のこともうやむやになる。すべて丸くおさまるわ。」

オッチョ「お前、万丈目にとってかわる気か、、」

高須「とんでもない。私は“せいぼ”になるのよ。それより脱出路を教えてあげる。あなた方には生きていてもらわないと。なにしろ地球を侵略するインベーダーなんだから。」

そして、地下へ逃げ込んだオッチョとユキジはそこで空飛ぶ円盤を見つける。

オッチョ「宇宙人襲来、、地球防衛軍、、火星移住計画、、最終戦争、、いつもの自作自演、、。」

空飛ぶ円盤が地球に侵略してきて、ウイルスを降り注ぎ地球は滅亡。人類は火星に移住するというともだちの最終計画・・・。

と、そこに科学技術省長官のマー坊が。。

万丈目派のマー坊は、2015年のウイルスで会社(Y&Mコーポレーション:ともだちと軍需産業と結びついて世界的大企業になった)創設以来ずっと一緒にやってきた長塚という仲間を亡くし、“ともだち”に反旗を翻したのだと言う。

そして彼らは2000年血の大みそかの時のロボットを制作した敷島教授のもとへ。

するとそこには新たなロボットが・・。

ともだちの予言を思いっきりひっくり返すために、ロボットで空飛ぶ円盤を撃墜する作戦!

マー坊「血の大みそかの仇討ちだ。」(お前が言えた義理かw)

オッチョ「あのロボットに乗る資格があるのは、ケンヂ以外いない。。」

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その頃、マルオはケロヨンと再会。ケロヨンは2000年血の大みそかの時に、ケンヂらに協力しなかったことをずっと悔やんでいたのだという。

マルオ「俺たちと戦おう。」

マルオとケロヨンは、別棟の研究施設にいるキリコのもとへ。

>キリコの記憶

カンナを産んだキリコの病室を訪れる父親「なんて可愛い子なんだ。人類が絶滅してもこの子だけは・・・」

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            ・

数ヵ月後

キリコ「サークル?あなたいつもサークルに出かけるっていうけど、いったい何なの?」

「別にたいしたことじゃないよ。ちょっとした友達の集まりだよ。あ、、君が作った例のワクチンなんだけどね、、厚生省の認可が遅れているんだ。じゃあ、行ってくるよ。」

不審に思ったキリコは後を追い、その集会で覆面をつけた“ともだち”が壇上で「西暦2000年、人類は滅亡します。でも私と共にある皆さんは救われます。」と言う異常な光景を目の当たりにしてしまう。

キリコはすぐ赤ん坊のカンナをケンヂに預け、失踪(1997年)。そして、“ともだち”の団体の資料を警察に持っていくが、それに対応したのはともだち一味のヤマさんだった・・・・・・・・・・・。

研究施設にマルオとケロヨンがやって来る。キリコは、自分を人体実験として、最終ウイルスのワクチンの効果を調べている。24時間経って何も起こらなければ成功。。。

マルオ「カンナの父親は、本当に“ともだち”なんですか?ともだちはフクベエ?」

キリコ「ええ。」

しかし、アメリカから帰国後、会った“ともだち”は別人だと言う。「声も姿もフクベエにそっくりだけど、あれは別の誰か・・・」

<注>この一連の場面により、大人のフクベエは実はカツマタ君であり、整形したのはカツマタ君の顔に似せたフクベエの方だった、というオイラの勝手で大胆な推理にはかなりの無理があることになる(笑)のだが、、、強行策のオイラはまだこの推理を捨てきることができない・・。

マルオ「オッチョが3年前に確認した遺体、、、フクベエはあの時死んだ、、、じゃあ、今いるあのともだちは誰なんです?誰か心当たりはいませんか。フクベエに代わって“ともだち”になりすます人間は・・・」

キリコ「“ともだち”のサークルの初期に、彼は誰かある人によく電話してたわ。同い年くらいの友人と話してるみたいな。。それより・・・あのコは誰・・・?」

>キリコの記憶

中学生か高校生のキリコが公園のベンチで微生物に関する研究書を読んでいると、フクベエ・山根・ナショナルキッドの少年が通り過ぎて、公園の片隅で何やら話しこんでいる。

、、と、キリコの前にもう一人、ナショナルキッドのお面をつけた少年がやって来て、「何読んでるの?ふーん、ミジンコの勉強してるんだ。」と言ってくる。

キリコ「お面くらいとりなさいよ。」

お面をとると、それはサダキヨだった。

「じゃあ、あそこにいるナショナルキッドの少年は、誰・・・?」

<注>このキリコの回想場面で、ヴァーチャルアトラクション以外で初めてフクベエの少年時代の顔が正面から描かれている。これで少年時代のフクベエはやはりこの顔でいいということになる。が、さっきも述べたように、相当の無理はあるかもしれないが、大人のフクベエの顔はカツマタ君だと思う。そっちの方が面白いし。。おいおい・・

            ・

            ・

そして、24時間が経過し、ワクチンの人体実験は成功する。

2008年8月 1日 (金)

20世紀少年再読⑲

今の“ともだち”はフクベエではないと言う万丈目。

万丈目「頼む、、あいつを殺してくれ。」とカンナとオッチョに言う。

そして、カンナとオッチョはヨシツネのもとへ行き、ともだち殺害を決意する。

一方、その頃、北の検問所を突破したケンヂと、一緒について来た蝶野は、東北と関東を隔てる関所にやって来る。ちなみに関所の向こう側の街は埼玉県熊谷。

その関所は関東軍が取り仕切っていて、通行手形がないと関所は通過できない。しかも、関所の外の街に居座るアウトロー・スペードの市の話によると、この3年間、1人を除いて3千人が偽造手形で関所越えを試みて撃ち殺されているという。

さっそくケンヂはその偽造手形を作っていた漫画家の氏木常雄(かつて常盤荘のアパートでカンナの隣の部屋に住んでいたウジコウジオの片割れ)に手形を作らせ関所の突破を図る。

関所に悠々とそびえ立つハリボテ城には、キリコの恋人・諸星を殺したロンゲ男が総統として君臨していたが、城に潜入したケンヂに見透かされ圧倒されてスペードの市らに取り押さえられ、関所は占拠される。

2008年7月24日 (木)

20世紀少年再読⑰&⑱

ササッと17巻&ザクッと18巻。。

淀橋テレビセンターから逃走したオッチョ、サナエ、カツオは、神様の案内で地下に入る。そこで子供しか入れない大きさの通路を通って、サナエは氷の女王のアジトへ。

一方、カツオは歌舞伎町教会へ行き、仁谷神父をボウリング場で待つオッチョの所に連れて来る。

氷の女王(カンナ)一派のアジトであるソバ屋・喜楽庵で、サナエはカンナと出会い、8月20日の武装蜂起は敵に筒抜けになっているので、中止するようにという伝言を伝える。

が、カンナたちの意志は変わらない。

、、と、カンナのカセットから聴こえてくるケンヂの歌を、サナエはラジオで聴いたことがあった。そして、カンナからケンヂの歌が録音されているカセットがたくさん入ったカバンをもらって店を出る。

アジトから戻ったサナエから話を聞いたオッチョは、喜楽庵へ行きカンナと再会。ケンヂが生きている可能性があることを伝え、8月20日の武装蜂起を中止するように言う。

それでも言うことをきかないカンナにオッチョは、ラジオから流れてくる、カンナのカセットとは別バージョンのケンヂの歌を聴かせる。

それを聴いたカンナは、作戦中止の命令を出す。

が、カンナはケンヂを捜しに、オッチョはヨシツネを捜しに行こうとした矢先、アジトが地球防衛軍に急襲され、カンナは投降を勧告されてしまい、親友隊に見つかった2人は万丈目のもとへ連行される。

しかし、万丈目は、カンナの仲間の命と引き換えに“ともだち”を殺してほしいと依頼するのだった。

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1972年、テレビ番組「万国ちびっこビックリショー」は、イカサマスプーン曲げによって打ち切られ、スプーン曲げの少年を紹介した芸能プロダクション経営の万丈目は仕事を全部失くしてしまった。

フクベエ(の顔をしているが、おそらくカツマタ君)「イカサマなんかじゃない。みんなにテレビに出るって言ったのに、いつテレビに出るんだ、嘘つきっていじめられた。新聞に出てたあの児童Aってお前だろっていじめられた。例の計画実行するからね。僕を嘘つき呼ばわりした奴、僕をインチキ呼ばわりした奴、僕をいじめた奴に復讐する。実行する時は連絡するからね。例の計画。世界征服と人類滅亡計画。」

1980年、万丈目の事務所にハットリと名乗る青年(年齢でいうと21歳・大学3年だと思われる)が訪れる。

ピエール一文字のサークル活動(宗教団体)に入っているというが、ピエール先生のやり方ではダメだと言う。→21世紀少年上巻のチョーさんメモから、この青年はカツマタ君であることが推測される。となると、やはり大人のフクベエの顔をした人物はフクベエではなく、カツマタ君であるという個人的推測はますます強くなる。すなわちカツマタの顔に似せて整形したのはフクベエの方。

テーブルの上に忍者ハットリくんのお面、ナショナルキッドのお面、ともだちマークの覆面を置いた青年は、ハットリくんのお面を付けて「例の計画にとりかかろう。」と言う。

、、、そして、集会の壇上でワイヤーに宙吊りになって浮かぶ“ともだち”を見て、奇跡を目の当たりにしている陶酔、恍惚と尊敬の眼差しを向ける観衆。お前と組むとろくなことがない、と言っていた万丈目もこの光景を見て驚愕する。

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オッチョ「2015年の元日、小学校の理科室、奴はオレの目の前で撃ち殺された。お面をはずした遺体の顔は間違いなく、フクベエだった。」

「そう、服部だった、、、あれは服部の死体だった。」と言ってカタカタと震え始める万丈目。

3ヶ月前の定例会議で、ウイルス感染による被害が予想よりも小さいという報告がなされ、それを聞いた“ともだち”は、「そんなに生き残っちゃったのかぁ、、、もう一回何かやらなきゃダメかな・・・」と言い、そして小さな声でつぶやいたという。

「フクベエだったら、どうしただろう・・・」

今のともだちは、フクベエではない!?

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その頃、小泉響子は、街の路上でエロイムエッサイムズのダミアン吉田が一人で路上ライブをしているところに出くわす。

彼の歌っていた歌は、3年前、2015年のある日、西日暮里の十字路で、ある男から教えてもらったのだという。それは近頃各地で受信されているラジオから流れてくるケンヂの曲と同じものだった。

ダミアン吉田の話を聞いたマルオと春波夫は、2015年時点でケンヂは生きていたと確信。

そして、ラジオの曲を流している放送局を確かめるため、テレビ局に出向いた2人は、馴染みのアシスタントプロデューサーから発信地は、政府発表ではウイルスで全滅したと思われていた北海道(コンチと思われるDJがたった一人でケンヂの歌を流し続けている)だと知らされる。

さらに、そのスタッフから、『ローラーゲーム』という番組(1968年~70年、1972年~75年までテレビ東京で実際に放送されていた番組)のVTRを見ていたら、その中に見てはいけないものが映っていたという。

それは怪しげな興行主のチャック万丈目。

ハーバード卒業後、一流企業の経営コンサルタントをしていたという経歴の万丈目がなぜ出ているのか。

さらに、1972年放送の「万国ちびっこビックリショー」のVTRにも出てきて、番組の予告で「来週はスプーンを曲げる念力少年が登場します。」と言う万丈目の姿が。

しかし、児童Aによるスプーン曲げがインチキであることが判明し、番組が打ち切りになったという新聞の小さな記事まであったことが判明。

重大な事実をつかんだマルオと春波夫。

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一方、その頃、蝶野将平は、最果ての北方の地の検問所で、北から攻め込んでくる宇宙人の襲来から守るためという警備要員として配属されていた。

北朝鮮の金正日似のチョージャ様の圧政に苦しむ村人たちは、夜ごとラジオから流れてくる不思議な歌(ケンヂの歌)を聴いている。

そして、ある日、矢吹丈と名乗るバイクに乗った宇宙人がやって来て、フェンスを越えて中に侵入。

警備隊に取り囲まれる中、ギターを抱えた矢吹丈は、いきなり歌を歌い始める。カンナがカセットで聴かせてくれた歌だと気付く蝶野。

一発撃たれても起き上がってグータララ~~noteスーダララ~~noteと歌い続ける矢吹丈は、「歌、歌ってる奴を撃つな。」と言って、警備隊を圧倒。

、、とフェンスが破られ、大挙して“ヒッピー”が押し寄せてきて、もはや収拾のつかない事態に。

そして、ケンヂはバイクにまたがって、東京の家に帰るという。それを蝶野はチャリンコでついて行く。

2009年12月
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