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2021年12月25日 (土)

夢のシネマパラダイス298番シアター:四月物語

四月物語

51arj15s7el 出演:松たか子、田辺誠一、加藤和彦、藤井かおり、光石研、江口洋介

監督・脚本:岩井俊二

(1998年・ロックウェルアイズ・67分)1998/03/20・シネ・アミューズ

評価★★★★/80点

内容:4月、北海道から東京の大学に進学した卯月。ただ単純に憧れだった山崎先輩と同じ大学に通いたいというだけの理由で上京した卯月は武蔵野で一人暮らしを始めた。同級生のさえ子やアパートの隣人の照子など個性的な友人たちとの交流の中で、卯月は東京での生活にも馴染んでいく。そして愛の奇跡を信じながら山崎先輩がアルバイトをする書店に通い続けるのだった。そんなある日、ついに山崎先輩は卯月のことを思い出す・・・。一人暮らしを始めた女子大生の日常をフィルム・エッセイ風に綴った青春物語。

“これはノスタルジーでもなければメルヘンでもない。”

リアルな物語。

4月のとある心象風景を柔らかく描き出したにしてもこれは実にリアルだ。

高校を卒業して田舎の盛岡から杜の都仙台の大学へ進学した自分にとってはホントにリアルな空気感。

春の陽光に包まれ、暖かくて甘酸っぱくて、桜の花びらの色みたいにポッと恥ずかしくて・・。心の中はまるで虹がかかっているかのように夢であふれている。

しかしこの空気感は、5月になるときれいさっぱり吹き飛んじゃうわけです。

ほのかな桜色はすっかり新緑へと変容をとげ、自分の心の中もすっきりと青空のごとく澄み渡る。

もはやそこに甘酸っぱい空気はない。新天地での一人暮らし、学生生活に完全に慣れてしまった自分がいる。

4月にしかない、新天地での4月でなければ味わえない独特な空気感。それをこの映画は巧く描き出してくれた。自分もこれと同じような空気を吸っていたんだよなぁと。

大学4年間自分の足となってフル稼働した自転車が出てくるのもなんか嬉しかった。

やっぱチャリンコでしょ。バイクじゃダメなんだよね。あの空気感は時速60kmじゃ味わえない。

それくらいほのかで微かな香り。しかし確実に自分の心、胸の中いっぱいに拡がっていく香り。

まぁあんなサービス悪い引っ越し屋さんには出会ったことないけどねw

ところで、大学に合格したのは愛の奇跡と呼びたい、というラストのセリフ。

あまりにも甘ったるくてイタイしカユイんだけど、ああいう理由で大学行ったヤツ何人も知ってます

ま、4月にはあんなセリフも言えちゃうし、そして許せてしまうんだよね。

5月になって言ってたらただのアホだけどさ。

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何者

O1080108014988234098出演:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之

監督・脚本:三浦大輔

(2016年・東宝・98分)WOWOW

内容:大学の演劇サークルで熱心に活動していた拓人も、今は就活に励む日々。拓人のルームメイトで、バンド活動をしている光太郎。その元カノで拓人が想いを寄せる真面目女子の瑞月。彼女の友人で意識高い系女子の理香。理香と同棲中で就活に否定的な隆良。彼らはひょんなことから理香の部屋を就活対策本部と名付けて定期的に集まるようになる。大学院生のサワ先輩に見守られ、就活に悪戦苦闘する5人だったが・・・。

評価★★★/65点

これだけの豪華若手陣を招集してこの出来かぁっていう腰砕け感の方がちょっと上回ったかんじ。

たぶん舞台演劇だったら面白かったんだろなぁと感じたけど、映画としてはテレビドラマの域を出ないレベル。

いやまぁ、自分も就活には良い思い出がなく、自己分析も中途半端なまま行き当たりばったりで臨んだものだから、結局中途半端なまま会社に入社して2年足らずで転職組に入っちゃったくちなので、あの頃の後悔とか苦い思い出がよみがえってきて何とも言えない気分になったけど・・。

さらに、自分が就活してた2000年ってネット就活の黎明期で、スマホもSNSももちろんなく、情報&他者評価依存に陥るなんてこともなかったので、そういう観点でみると今の若者はホントに大変なんだなと同情したくなった。

しかもツイッターすらやってないので、これ見てますますツイッターやる気なくしたw

で、この映画で1番共感できて刺さったのは、コータロー(菅田将暉)がミズキ(有村架純)と「実はオレら付き合うことになったから」と拓人(佐藤健)に告げるシーンの拓人の「えっ・・」て言うシーン。これと全く同じシーンが自分の記憶のカギをかけた箱の中にひっそりしまい込まれていることを思い出して、泣きそうになった・・。ガクッ

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