夢のシネマパラダイス612番シアター:ファンタスティック・ビーストシリーズ
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
出演:エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストーン、ダン・フォグラー、サマンサ・モートン、ジョン・ヴォイト、コリン・ファレル
監督:デヴィッド・イェーツ
(2016年・英/米・133分)WOWOW
内容:ホグワーツ出身の魔法動物学者のニュート・スキャマンダー。トランクひとつで世界中を旅して魔法動物を集めている彼はNYへやってきた。ところが、人間のジェイコブとトランクを取り違えてしまい、中に入っている大量の魔法動物が逃げ出してしまった。人間世界に魔法の存在を知られてはいけない中、アメリカの魔法議会に勤める魔法使いのティナやクイニーらと協力して魔法動物たちをとらえようとするが・・・。
評価★★★☆/70点
映画「ハリーポッターと賢者の石」とともに幕を開けた21世紀はハリポタとともに歩みを進めてきたといっても過言ではない。
途中からは半ば義務感の方が先行してしまい、新刊が出るたびにまた分厚い前後編かよ~と嘆いたりもしたけど、小説→映画のルーティンを10年以上続けて楽しむことができたなんて後にも先にももうないだろうなぁと思う。
そんなハリポタシリーズ「死の秘宝PART2」から5年。目まぐるしい日常生活にハリポタの記憶がオブリビエイトされかえていた矢先、今回のオープニングであの聴きなれたヘドウィグのテーマ♪が流れた途端に一気にハリポタの世界観に舞い戻ることができた。
しかも、今回は現実の人間世界が舞台となっているので、魔法の持つ非日常性が強調されていて、ハリポタとは異なる味わいがあったし、特にひょんなことから魔法使いのドタバタ劇に巻き込まれるノーマジの愛嬌あるオッサンキャラのジェイコブ視点が入ったことで格段に面白くなったと思う。
でも、なんかスーパーマンが悪を倒すために街を破壊したかどで人類の中でスーパーマン脅威論が幅を利かせ、迫害されるに至るマイノリティーな存在というベクトルに乗っかっていくのかと思ったけど、魔法でオブリビエイトした上に破壊された街を元に戻しちゃうってのは反則でしょと思ったのは自分だけ(笑)?
あと、、とりあえずヒロインの顔がすでに思い出せないのも自分だけ(笑)?
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
出演:エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストーン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、ゾーイ・クラヴィッツ、ジュード・ロウ、ジョニー・デップ
監督:デヴィッド・イェーツ
(2018年・アメリカ・134分)WOWOW
内容:史上最強といわれる黒い魔法使いグリンデルバルドが脱獄して逃げ出した。英国魔法省はホグワーツの教師ダンブルドアに協力を求めるが、かつて親友だったグリンデルバルドと互いに戦わないという血の誓いを立てているため協力できない身だった。そこでダンブルドアは、教え子だったニュート・スキャマンダーにグリンデルバルドの追跡を依頼する。しかしその頃、パリでグリンデルバルドが暗躍を始めていた・・・。
評価★★★/65点
前作は文字通りファンタスティックなビースト(魔法動物)たちが生き生きと動き回るコミカルなハリポタ番外編という趣だったけど、今作はまるで一見さんお断りなくらい一転してレベルが上がってハリポタの本流に引き戻されたかんじ。
クリーデンスの母を訪ねて三千里絶望バージョンw、ダンブルドアとグリンデルバルドの一筋縄ではいかない関係、魔法使いクイニーと人間ジェイコブのゼクシィ問題、ニュート&リタ&テセウスの三角関係につまはじきにされるティナ、さらにどっかで聞き覚えのある“レストレンジ”、これまたどっかで聞いたことのある“ナギニ”、、と2時間弱に3時間以上を無理やり詰め込んだようなせわしなさ。。
前作はただのレクリエーションだったかw。。
ハリポタ原作者J・K・ローリングが脚本を担っているようだけど、小説と映画脚本をごっちゃにしてもらったら困るなぁ・・。
漫画ワンピースほどの熱さをハリポタには持っていない者にとっては、この先攻略本必須で見ないとついて行けないかも😵
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