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2018年1月 2日 (火)

夢のシネマパラダイス136番シアター:旧スターウォーズ3部作

スターウォーズ 新たなる希望

050823sta 出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アレック・ギネス

監督・脚本:ジョージ・ルーカス

(1977年・米・121分)1997/06/04・仙台セントラル劇場*(観賞作は「スターウォーズ特別編」)

評価★★★★/80点

内容:昔むかし、はるか、はるか彼方の銀河系で、、、銀河全域に独裁体制を敷く銀河帝国の打倒を目指すレイア姫は帝国軍に捕らえられ、親衛隊長ダース・ベイダーの拷問を受ける。脱出カプセルで逃げ出していたC-3POとR2-D2の2体のロボットは、小惑星タトゥイーンでダース・ベイダーに父を殺された若者ルークと出会い、元共和国の老騎士オビ・ワン・ケノービとともにレイア姫の救出に向かう。ケノービはさらに密輸船長のハン・ソロを仲間に引き入れる。“スター・ウォーズ”サーガの記念すべき第1作。

“製作費14億円。それから22年後10倍の製作費を投じて作られたエピソード1。いかに初代スター・ウォーズがスゴイかが分かるってもんだ。”

製作費10倍かけて何か変わったか?C-3POの歩く速度が変わらないのと同じようなレベルだと思うんだけど、ってちょっとしたイヤミw

個人的にはお金も時間も無い中で創意工夫でやり繰りしていかなければならなかった状況、そこから滲み出てくる手作り感覚というのがスゴイ好きで。CGで作られた高級感あふれる質の良い宇宙船よりも、味のあるファルコン号の方が好きなのだ。だってホント見るからにボロいもんあのファルコン号。

でもそこが良いんだよね。

帝国軍の兵士のダラダラした走り方、崖から落ちてくる岩石のいかにも軽そうな質感、R2-D2のぎこちない進み方、、全然高級じゃないしはっきり言ってB級だけど、なんか制作現場の匂いがすごく感じられるんです。そういうところが好きなんだよね。

そしてそのような点も全て含めて好きになれる、映画にすんなり入っていける要因というのは、オープニングの延々と続くテロップとその直後の長~い宇宙船、これに尽きると思う。

どちらも画面下から出てきて画面上にスクロールしていくかんじで伸びていくわけだけど、壮大な奥行きを出すうまい演出方法。デビッド・リーン監督の「アラビアのロレンス」なんかの影響は多分にあると思うんだけど、とにかくこの冒頭だけでスケールは超ド級だということが分かる。

そういう壮大な世界観が最初にバーンと提示されているからこそ全体を通して見れる映画だと思うな。

正直薄っぺらな中身からすると(笑)、この冒頭というのははったりを利かせたやり方だなとは思うのだけど、作り手側の上手さと創意工夫を感じるんだよね。

あとは音響。

映画全体が冒頭のスケール感に引っ張られているとすれば、その中身を側面から支えているのは音響ではないかなと。映像だけでは絶対支えきれなかったと思うし、それだけだったら完全に低級に陥っていただろう。

ライトセーバーの音、ダース・ベイダーの呼吸音、チューバッカの声、R2-D2の声(?)などなどどれも独特なもの。一見普通に聞いてるけど、けっこう実はすごい効果だと思うんだよね。

そういう様々な創意工夫を活かして出来上がった映画が“スター・ウォーズ”という作品なんだと思う。そしてそれが見ているこちら側にダイレクトに伝わってくる。

悲しいことに最近はそういう映画が少なすぎる。この映画がとかく伝説的作品などというキャッチフレーズで呼ばれるのもなんだか腹が立って(笑)。

まぁ、後の映画に与えた影響は大きいし、自分が生まれる前の映画だけども・・。でもそんなことは関係ない。映画技術の進歩はスター・ウォーズ以降飛躍的な進歩を遂げたことは違いない。しかし、その反面、製作費の高騰、必然性のないCG技術の濫用などで逆に沈没しちゃってる映画が多すぎる。

スター・ウォーズが作られた時代がもう既に古き良き時代になってしまったことが悲しい。。

ま、当のジョージ・ルーカスがその先頭に立っているのは皮肉なことではあるけれどね・・・

Posted at 1997/06/06

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スター・ウォーズ 帝国の逆襲

 監督:アーヴィン・カーシュナー

 出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アレック・ギネス

(1980年・米・124分)1997/07/28・仙台第1東宝(観賞作は「スターウォーズ帝国の逆襲/特別編」)

 評価★★★☆/70点

 内容:レイア姫がリーダーシップをとる反乱軍は、氷の惑星ホスを基地にするが、そこへダース・ベイダーが帝国軍を率いて逆襲を開始。反乱軍の勇者ルークは湿地帯の惑星ダゴバへ向かい、老師ヨーダのもとで修練を積む。一方、劣勢を強いられたレイア姫らは、味方のハン・ソロの親友が総督を務める雲の惑星べスピンへ向かうのだが・・・。

“帝国軍の提督にだけはなりたくないもんだ。。”

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スター・ウォーズ ジェダイの帰還

050825jed 出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、ビリー・ディー・ウィリアムズ、アレック・ギネス、フランク・オズ

監督:リチャード・マーカンド

(1983年・米・133分)1997/07/29・セントラル劇場(観賞作は「スターウォーズジェダイの帰還/特別編」)

評価★★★★/75点

内容:前作のラストで冷凍化されたハン・ソロを救出するため、ルークたちは惑星タトゥイーンへ行くが、そこに待ち受けるはジャバ・ザ・ハットと巨大なアリ地獄!なんとか脱出に成功したルークは、惑星ダゴバへ向かいヨーダと再会する。しかしそこでヨーダは衝撃の事実を告げ、息を引き取るのだった・・・。

“恐るべし!レイア姫。”

何と言えばいいのか言葉に詰まってしまうビキニ姿で鎖に繋がれている画も異様だったが、ジャバ・ザ・ハットを絞め殺すわ機関銃撃ちまくるわ、鬼気迫るご活躍!

さすがルークの妹だけはある。フォースをしっかり受け継いでいたわけですね。

って引くっちゅうねん、あの形相

しかし、昔見た時はあまり気にならなかったけど、ヨーダってあっけなく死ぬねんな。

続編が作られていくごとに“感動”という二文字がどんどん急速に欠落していくのも、浅く広~く描くこのシリーズでは致し方ないのか。

そして文字通り地に落ちたともいうべきエピソード1。が、しかし、エピソード2、エピソード3と急激な上昇曲線を描いていくことなどこの時まだ知るよしもなかった。つづく・・・

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