夢のシネマパラダイス309番シアター:真夏の納涼ホラー大会!!
REC/レック
出演:マヌエラ・ベラスコ、フェラン・テラッサ、ホルヘ・ヤマン・セラーノ、カルロス・ラサルテ
監督・脚本:ジャウマ・パラゲロ、パコ・プラサ
(2007年・スペイン・77分)WOWOW
内容:スペイン・バルセロナのローカルテレビ局レポーターのアンヘラは、スペイン版「プロフェッショナル仕事の流儀」のようなドキュメンタリー番組の収録のため、カメラマンのマルコスとともに消防署を訪ねていた。しかし、消防士の同行取材中に「老婆が叫んでいる」という通報があり、通報元のアパートへ向かうが・・・。
評価★★★/65点
手持ちカメラのPOV視点は、その場の臨場感や現実感を体感させる手段として有効的ではあるんだけど、同時に物語を紡ぎ出せないという欠点もある。
その点、今作は密室空間にシチュエーションを限定することで前者の利点を活かすことに成功しているとは思う。
しかし、結局これって富士急ハイランドの戦慄迷宮を別室でモニタリングしてるのと変わらないような絶対的安心感が一方ではあって、はっきりいってTVゲームのバイオハザードをプレイしてるよりも怖くなかった(笑)。
それに加えて、カメラマンの視野しか基本ない中で画角の狭さというのが逆に単調な怖さしか生み出せなくて見ていてだんだん飽きてきてしまった。
最後の暗視スコープ映像は別な恐怖感があってよかったけど、正味80分がまさに我慢の限界だったね
ああ゛ー、手ブレのめまいが止まらない~~
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仄暗い水の底から(2001年・東宝・101分)MOVIX仙台
監督:中田秀夫
出演:黒木瞳、小日向文世、小木茂光、徳井優
内容:5歳の娘・郁子の親権をめぐって別れた夫と争っている松原淑美は、新しい職場にほど近いマンションへ引っ越してきた。はじめは快適そうに見えたマンション暮らしだが、大きくなる天井のシミや、上階の子供の足音など、淑美の気にさわることが次第に増えていく・・・。
評価★★★☆/70点
力強く瞬く魂の底から湧き上がってくる黒木瞳の演技に思わず引きずり込まれてしまう佳作。
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the EYE〔アイ〕(2002年・香港/タイ・99分)WOWOW
監督・脚本:オキサイド・パン、ダニー・パン
出演:アンジェリカ・リー、ローレンス・チョウ、チャッチー・ルチナーレン
内容:幼少期に失明し、20歳になって角膜移植手術を受けたマンは、視力が回復するが、死者の姿や奇妙な夢が見えるようになる。その恐怖を運命として受け入れる決意をした矢先、あまりに衝撃的な事実に直面する・・・。
評価★★★/60点
通信簿ごときでメソメソすんなってあのガキに説教してやりたいけど、怖がり屋の自分が言えるわけございません。
しかしまぁ、シックス・センスを見てたはずがいきなりインディペンデンス・デイになって、と思ったらこんな哀しいラブストーリーはいかがですか、とサジを投げかけられた自分はなんだか消化不良。
冒頭にこの映画は海賊版ではないだとか、目をそらすなだとかいう字幕が出てきたけど、作り手はどれくらい本気なのだろう。半分くらいジョーク入ってるんだよね、ちゃうのw?
もし100%マジだったのであればこの映画の作り手と自分との間にあるデッカイ壁は永遠に取り払えないだろう。。
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ボイス
監督・脚本:アン・ビョンギ
(2002年・韓国・102分)WOWOW
評価★★/40点
内容:脅迫に悩まされ、携帯電話の番号を変えた女性記者ジウォン。ある日、誰も番号を知らないはずのその電話が鳴り、親友の娘ヨンジュが電話をとった。すると、ヨンジュは奇怪な叫び声をあげ、その時から人が変わったように異常な行動をとるようになっていく。果たしてその番号に隠された事実とは・・・?
“怨霊よりもお化けよりも祟りよりなにより、女同士の罵り合いといがみ合いと嫉妬の方が100倍恐いということをこの映画は死に物狂いで伝えたいらしい。”
とにかく映画の作り手に理路整然という言葉を死に物狂いで教えてあげたい気分。
にしても主人公は松たか子に似てたし、そしてなんといってもヨンジュ。
森山直太郎ちゃうの?
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感染(2004年・東宝・98分)WOWOW
監督・脚本:落合正幸
出演:佐藤浩市、高嶋政伸、星野真里、真木よう子、木村多江
内容:経営危機に陥ったとある病院では、建物の老朽化も進み、医薬品も足りない劣悪な環境に院内感染すら引き起こしかねない惨状になっており、医者や看護士も大半が辞めていった。そして、残された従業員の心身も限界に達している中で起きた医療ミス。さらに、内臓が溶け始めた急患が運び込まれてきて・・・。
評価★★★/55点
ジョジョの奇妙な冒険の独特な擬音が頭ん中を駆け巡ってどうにも正常ではいられなくなった・・・。
ウジュルウジュルウジュルウジュル、、、ギランギロン、ベッローン、ミロン、メッにょ~~ん、、、ドゴゴゴゴゴゴゴドギャーーッ!ニニャァー、ヒク、、ヒク、、ヒク、、ビクッ、メシャッグッガボボボドローン、、ガボボン、、、ムルルオオオーーん
ズルリンドギョッボキョッグニャリ、、バッギョーーン、ドヒンドヒュドヒュンドピュ、、、ドッバー、ショアァアーッ、、、ウェルオオオオーーンズルリン、、、ズギュウウウウンッガオンズリュン!
た、助けて、、、ドバァーーーッ!
、、見事に感染いたしました。。
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予言(2004年・東宝・95分)WOWOW
監督:鶴田法男
出演:三上博史、酒井法子、堀北真希、小野真弓、山本圭
内容:妻と娘とともに車で帰省中の里見英樹。急ぎの仕事のため、途中で車を止めて電話ボックスに立ち寄った里見は、そこで古びた新聞記事の切れ端を見つける。そこには娘の死亡記事が載っていた。と、大型トラックが車に突っ込んできて・・・。
評価★★★/55点
無間地獄ってこういう所なんだろうなというイメージだけは強く頭に焼き付けられた。
「感染」と「予言」をオムニバス形式で一本にして、45分+45分の90分でやってくれたら★1つプラスしたのに。
、、ていうかTVドラマでええやんっていう話・・・。
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