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2016年8月28日 (日)

夢のシネマパラダイス23番シアター:ジュラシック・パーク

Pa_jyura 出演:サム・ニ-ル、ローラ・ダ-ン、ジェフ・ゴールドブラム、リチャード・アッテンボロー、サミュエル・L・ジャクソン

監督:スティーヴン・スピルバーグ

(1993年・アメリカ・126分)盛岡ピカデリー

評価★★★★/80点

内容:コスタリカ沖の孤島に建設されたテーマパーク「ジュラシック・パーク」。そこでは、化石化した琥珀に入っていた蚊から恐竜の血のDNAを抽出することに成功し、そこから作り出されたクローン恐竜が闊歩し放し飼いにされている驚異のテーマパークだった。ところが、コンピューターのトラブルから制御不能になったテーマパークは文字通り肉食恐竜の棲む驚異のジャングルへと変貌を遂げるのだった・・・。

“スピルバーグは結局ハモンドなのだ、と思った。そして彼はキートンをこよなく愛するらしい”

様々な映画へのオマージュが散りばめられている中で、「キートンの船長」へのオマージュといえる場面が少なくとも2ヶ所はあった。

それがどうしたと言われれば別にどうでもないことなのだが、スピルバーグはやはりサイレントの連続活劇をはじめとする古典映画が純粋に好きなのだ、とつくづく思う。

そして敬意を表して拝借するのだ。最新のSFXと結びついて。

しかもそのやり方、見せ方が心憎いほどに巧い。

やはりこの監督、顧客第一主義で撮らせたら右に出る者はいない。「ジョーズ」で既に実証済みではあるが、この作品でも緻密な計算に基づいて作られていることがよく分かる。

オープニングでラプトルの檻に引きずり込まれる男、しかもラプトルを映さない。「ET」も最初はそうだっけか。

とにかく一気に映画の中に引きずり込ませておいて、あとは徐々に徐々に小出しにして引っ張っていくわけだ。

オープニング後の発掘現場でも太った子供に対してグラントがラプトルの獰猛、狡猾性をホラーを語るかのように教える場面が出てきて、後々こういうシーンが出てくるのか?と思わせる。

島に着いてもアッと驚く草食恐竜を見せるが、餌の牛は見せても檻の中のラプトルは依然として見せない。しかし、相当な喰いっぷりからなんか凄そう、、と思ってしまう。

太古の恐竜が現代によみがえるシステムを見せる施設もテーマパーク的感覚で見せてくれ、この時点で完全にジュラシック・パークの世界に入り込んでいる自分。

そうしてようやっと上映1時間後にコップの水が揺れる衝撃振動とともにTレックス登場!

むむむっ、やはりスピルバーグという男、決して数学者マルカムタイプではないね。

ハモンドその人じゃん、と思ってしまうのだ。マルカムの警鐘なんて見てる自分には関係ないのさ、とすぐに頭の隅に追いやられてしまう。

観客の心を手玉に取るように掴んでしまう上手さ、特に構成の上手さはホント心憎い。

でも、忘れてはならないのはSFXの力なくしてこの映画は成り立たなかった、ということだろう。

これに気をよくして次々にCGをふんだんに使った映画が量産されている現在。

「ジュラシック・パーク」を見たジョージ・ルーカスがスターウォーズの新たなシリーズ(エピソード1)では最新SFXを大量投下してやる!と鼻息荒く意気込んだそうだが、あんまり使いすぎてもねぇ・・・。最凶キャラのジャージャービンクスとか(笑)。

マルカムの言葉を借りれば、“CGIの力は、いまだかつてスクリーン上に存在した中で最も恐るべき力だ!なのにアンタ等はそれを父親の拳銃を見つけた子供みたいに振り回している。”といったところか。

最近のハリウッド映画を見るとどうしてもそう思っちゃうな。

P.S. 

 DNA操作でコントロールされ、コンピュータで完全管理されている生態系。

 その存在そのものが実は生命の本来にはそぐわない。

 どんなにみじめな生命であっても生命はそれ自体の力によって生きていく。

 この星では生命はそれ自体が奇蹟なのだ。

 世界の再建を計画した者たちがあの行動をすべて予定していたというのか。

 それ自体が生命への最大の侮蔑と気づかずに・・・・・

                    -「風の谷のナウシカ」第7巻より参照-

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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク

Image3110 出演:ジェフ・ゴールドブラム、ジュリアン・ムーア、ピート・ポスルスウェイト、リチャード・アッテンボロー、ヴィンス・ヴォーン

監督:スティーブン・スピルバーグ

(1997年・アメリカ・129分)仙台第1東宝

評価★★★/65点

内容:前作の惨事から4年、イアンはジュラシック・パークの創始者ハモンドから、イスナ・ソルナ島に遺伝子工場が置かれており、人知れず恐竜たちが生き延びて繁殖しているという事実を聞かされる。イアンは恋人の古生物学者サラとともに島の調査に向かう・・・。

“初めて東京ドームに行った時の感覚と同じものを感じた。”

小学生の頃、東京ドームでやってる野球をテレビ観戦するたびになんてスケールのでかい球場なんだろうと25インチのテレビ画面を通していつも感じていた。

中学の時初めて訪れるまでテレビ画面から伝わってくるその感覚は全く変わらなかった。

が、しかし、初めて行ったときに感じたのは、、小っちぇーー&狭ーーい。野球場ってこんなに小っちゃかったっけ。テレビで見てイメージしてたのとは全然違うなぁと。

、、と同じことをこの映画でも感じてしまった。町に出たTレックスを見て・・・。

それまではスクリーンの中で所狭しと暴れまくり咆えまくっていた恐竜どもが生き生きと映り、それがスケールのでかさにもつながっていたのに。

サンディエゴの町という現実に直面するやいなや、いきなりショボくなってしまった感覚。いや、あれはもうお笑いの域に達しちゃってるよね。

冒頭、島に着いたときに誰かがまだ見ていない恐竜のことを「でっかいトカゲだろう。」と言うシーンがあって、イアンがその言葉をあざ笑うかのように、「君たちは全然分かってない」と言うけど。

でもさ、町を徘徊するTレックスは間違いなく「でっかいトカゲ」だった。

まぁそんなこといっても、かくいう自分こそ都会の町でTレックスが暴れたらさぞかしスゴイんだろうなと想像してしまったクチなのだけど・・・。

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ジュラシック・パーク3(2001年・アメリカ・93分)MOVIX仙台

 監督:ジョー・ジョンストン

 出演:サム・ニール、ウィリアム・H・メーシー、ティア・レオーニ、アレッサンドロ・ニヴォラ、トレヴァー・モーガン

 内容:恐竜発掘資金を調達するために、アラン博士は実業家夫妻に依頼を受け、イスナ・ソルナ島の上空をガイドする。しかし、そこはインジェン社が恐竜たちを蘇らせた“サイトB”と呼ばれる島だった!今回から翼竜が初登場。

評価★★★★/75点

登場人物のアホ度(少年は除く)にはほとほと頭が下がるが、無駄な描写を省いてイイとこ取りに特化した点は買う。

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ジュラシック・ワールド

Cd61mabvaaasaa7出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ヴィンセント・ドノフリオ、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン

監督:コリン・トレヴォロウ

(2015年・アメリカ・125分)盛岡フォーラム

内容:ジュラシック・パークでの惨劇から20年。新たな経営者と最新システムの下、同じコスタリカ沖の孤島にジュラシック・ワールドとして生まれ変わった恐竜テーマ・パークは、1日2万人が訪れる盛況を見せていた。そんなある日、パーク全体を監督するクレアの甥っ子2人が来園するが・・・。

評価★★★★/80点

「ジュラシック・パーク」で驚異のCG技術が映画史を変える瞬間を目撃し、「ロスト・ワールド」で商魂たくましいハリウッドのズッコケスペクタクルに落胆し、「ジュラシック・パークⅢ」の頃にはスケールダウンした怪獣映画がひっそりと公開しているくらいにしか思わなくなっていた・・・。そしてあれから14年。

3作目の印象しかない中での公開とあって最初は興味薄だったのだけど、まさかの世界的特大ヒットを受けてミーハー映画通の自分は俄然見る気満々になり、3Dメガネ持参で映画館へ駆け込んだ(笑)。

で、作りとしては1作目を下地として、2作目の密林、3作目の翼竜とそれぞれのエッセンスを取り入れた過去3作のリブートといっていいかんじになっているのだけど、生きた恐竜を目の当たりにする驚きと感動、自分もあのテーマパークに行ってみたいと思えるドキドキワクワクに包まれた時点で満足度はかなり高かったし、なにより映画は見るものから体験するものへ変わったことを実感させるには十分の出来栄えだったと思う。

特に体験するという意味では恐竜の生身のリアリティが半端なくて、例えばパドックに収容され口枷を装着されたラプトルの顔をなでるシーンがあるんだけど、そのクローズアップされたラプトルのうごめく皮膚感や鼻息、息づかい、まばたきに至るまでどこをとっても本物の恐竜にしか見えなくて、映画の求心力を一段と高めていたと思う。

その点では、ラプトルみたいな小型恐竜をあと1、2種出してほしかったけど、それは次作に期待かなw!?

でも今から22年前の「ジュラシック・パーク」のフォーマットが今でも通用するというのは、かの作品がいかに偉大かってことだよね。スピルバーグには小難しい映画はいいから子供から大人まで楽しめるような活劇に回帰してほしい。

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