夢のシネマパラダイス401番シアター:トランスフォーマー
トランスフォーマー
出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、ジョン・ヴォイト、ジョン・タトゥーロ
監督:マイケル・ベイ
(2007年・アメリカ・144分)盛岡フォーラム
評価★★/45点
内容:ある日、中東カタールの米軍基地で軍用ヘリが突然変形し、無差別に攻撃し始めたのを皮切りに、世界各地で様々な機械製品が巨人に変身し一斉に牙をむいた。なんとそれらは、惑星サイバトロンから地球侵攻にやって来た悪の軍団ディセプティコンだったのだ。一方そんな中、高校生のサムは、父親に買ってもらったボロ車がいきなりロボットへ変形したもんだからビックリ仰天。が、このロボットは同じ惑星からやって来たディセプティコンに対抗する勢力オートボット軍団の戦士で・・・。
“泣けるロボット映画「アイアン・ジャイアント」の実写化に一体貸してやれ!”
マイケル・ベイの映画はとにかく何も考えずにスクリーンに映し出される映像をその場その場で楽しめばいいんだよ、そういう娯楽なんだから変な御託やツッコミをかましても意味ないの、という強引なこじつけを自分の脳に痛いほど刻みつけてから見るようにしているのだが、今回ばかりは度を振り切ってしまった(笑)。
もう行くとこまで行ったかんじ。
オレはトランスフォーマーの小芝居を見に行ったんじゃねぇよ。お庭でカクレンボって・・・。
ていうかどれが悪玉か善玉か見分けがつかないし。
焦らして見せないことで映画を盛り上げるスピルバーグと、見せまくることで映画を盛り上げるマイケル・ベイが変な風にドッキングしちゃったかんじで、もはや見てられなかったな。
え?映像ですか?
うーん、まぁスゴかったんじゃないスか。でも、だから何?ってかんじ。。
マトリックスシリーズでそういう映像技術の上限は見ちゃってるわけで、毎度毎度、“驚異の次世代映像をあなたは目撃する!”って言われるたんびに飽きが来る。
実際、今回のロボットの映像ってそんなにスゴイだろうか?変形ばっかりに気を取られてるのか、カット割りも下手クソだし、なんというか論理的じゃないんだよね撮り方がさ。
それぞれの要素要素が1つの絵として繋がっていかないんだわ。「レッド・プラネット」(2000)に出てくる凶暴ロボの方がまだマシだよ。
やっぱパート2はスピルバーグ撮ってー!
映像だけをメシに2時間半映画に付き合い続けなければならない苛酷さを今回ほど思い知らされたことはない・・・。
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トランスフォーマー/リベンジ(2009年・アメリカ・150分)WOWOW
監督・マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、ケビン・ダン、ジュリー・ホワイト
内容:あの激闘から2年。サムも大学生となり、地元を離れてキャンパスライフを始めることに。一方、米政府はディセプティコン残党の掃討部隊NESTを結成、オプティマスをはじめとするオートボット軍も共同戦線を張っていた。が、そんなある日、サムはあらゆる金属物をトランスフォーマー化するパワーを持つ“キューブ”の欠片を見つける・・。
評価★★/40点
“最凶のKY映画”
クソやかましくて、クソめまぐるしくて、クソ長ったらしい、、それしか感想が浮かばないクソつまらない映画だった。。
金かけてるってのはよく分かるんだけども、それがこちらの見たいショットにほとんど繋がっていかないという、2時間半ここまで繋がってこない映画も珍しい。
あとさ、、世界遺産を冒涜するのもいい加減にしいやw
KY映画=自慰映画ともいえるけど、まぁそれがハリウッド娯楽大作の醍醐味でもあるんだけどね。。それがピタリとはまって興奮する時もあれば全くはまらない時もあるってことか・・・。
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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
出演:シャイア・ラブーフ、ジョシュ・デュアメル、ジョン・タトゥーロ、タイリース・ギブソン、ジョン・マルコヴィッチ、フランシス・マクドーマンド
監督:マイケル・ベイ
(2011年・アメリカ・154分)WOWOW
内容:1969年、アポロ11号が月面着陸に成功した。しかし全世界が見守ったこの歴史的偉業の陰で、NASAとアメリカ政府はある事実をひた隠しにしてきた。実は月の裏側には、人類より先に未知の金属生命体であるトランスフォーマーの宇宙船が不時着していたのだった。そして、現代のシカゴ。社会人となったサムの前に、再びあの悪夢が甦る・・・。
評価★★☆/50点
小麦色に焼けたピチピチ姉ちゃんのプリンプリンのデカ尻から幕を開け、ボンクラ主人公と姉ちゃんの熱烈キスで幕を閉じる真夏のバーベキュー祭り!
見せ場のない前半から「宇宙戦争」を経て見せ場しかない後半へ強引に突き進むマイケル・ベイ節は今回も全開なので、年に1回はこのての頭スッカラカン映画を見るのもいいけど、150分も付き合えるほど自分はお人好しではない(笑)。
このシリーズって見終わったあとドッと疲れるんだよね・・。
しかしさー、マルコヴィッチもフランシス・マクドーマンドも無駄遣いもいいとこだろww
それより、主人公が飼ってる?C-3POとR2-D2みたいなコンビの掛け合いをもっと見たかったな。でもコイツら途中で行方不明になっちゃって画面から消えちゃうんだよね・・・。
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トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年・アメリカ・165分)WOWOW
監督:マイケル・ベイ
出演:マーク・ウォルバーグ、二コラ・ペルツ、スタンリー・トゥッチ、ジャック・レイナー、リー・ビンビン
内容:シカゴでの激戦から3年。政府は人類を守ったはずの正義の軍団オートボットへの弾圧を強めていた。そんな中、テキサスの廃品業者ケイドが、仕事で訪れた廃映画館で中古トラックを回収するが、実はそれはオートボットのリーダー・オプティマスだった。しかし、オプティマスを血眼になって捜し回る謎の組織の追っ手が迫り、さらに地球外からは悪のディセプコン軍団がまたもや襲来しようとしていた・・・。
評価★★☆/50点
伏せろ!撃て!逃げろ!ギャー!うわー!無事か!ありえねーよ!コラー!何やってるんだ!そこだー!急げー!捕まれー!
、、というセリフが160分延々続くだけの映画ww
いや、ホントこの映画からVFX取っ払ったらこのくらいのセリフしか残らないだろっていうくらいVFX映像のインフレーションと中国タイアップだけで成り立っているかんじで・・。
しかも無駄に長っいでしょ。15分で描けるところを50分かけちゃうんだから、もう拷問レベル
まぁ、このシリーズがCGクリエーターの技術進化を押し上げる一助になって、他の作品に良い形でフィードバックできることを願うのみ、、って実際その程度の映画だよこれは。。
いい加減、監督替えてほしいわ
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コメント
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「トランスフォーマーの小芝居」っていうか…
元々初代アニメが「登場人物の八割がロボットのタイムボカン」みたいな作品だったのでこの辺は仕方ないかと^_^;
(尤も、情操教育の観点から直接的な殺人といったシリアス描写が規制されていた時代の作品というのもあるのですが…)
実写版のサイバトロンは若干おカタ過ぎる気がするので、もうちょっとお茶目で人間味のあるシーンが欲しかったです。
修理パーツのお使いの帰りにゲーセンに寄り道したり…
みんなでバスケしたり…
基地のモニターで昼ドラ見ていたらニュース速報で邪魔が入って文句垂れたり…
投稿: ディスタ | 2011年2月27日 (日) 08時51分