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2016年1月24日 (日)

夢のシネマパラダイス347番シアター:ルパン三世

ルパン三世 カリオストロの城

200505_img_5声の出演:山田康雄、島本須美、増山江威子、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗

監督・脚本:宮崎駿

(1979年・東宝・100分)DVD

評価★★★★★/100点

内容:人気テレビアニメの劇場版第2作。宮崎駿が初めて手掛けた劇場用長編アニメとしても知られている。カジノから盗んだ札束が精巧なニセ札であることに気付いたルパンは、ニセ札の出所と思われるヨーロッパの小国・カリオストロ公国に相棒の次元とともに潜入する。カリオストロでは大公家の孫娘クラリスが、権力を独占しようと画策する摂政のカリオストロ伯爵から結婚を迫られていた。。

“ウソは泥棒の始まり!ならぬウソは宮崎アニメの真骨頂!”

宮崎アニメの真骨頂。

それはアニメの作劇術におけるウソのつき方だと思う。

例えば、ルパンと次元がローマ水道を泳いでカリオストロ城内に侵入しようとする場面で、急流の滝にルパンが押し流されながらも必死こいて泳ぎ登ろうとするシーンがある。

このシーンだけを取り上げると、どう考えても現実的にはありえないシーンなのだが、しかし観ている最中はありえなくもないと思わせてしまう。

それはつまり滝を泳いで上れるなんて実際不可能でリアリティがないということと、滝の流れに逆らおうとする必死さと意志は可能でリアリティがあるということ、すなわち不可能と可能のバランス感覚とそれをアニメで表すという宮崎駿の演出力が図抜けているということだ。

特に、なさそうでありそうだという表現がピッタリのバランス感覚はもの凄いと思う。

簡単そうで実は難しい、マネできそうでマネできない、これは天性のものなのかもしれない。

それが宮崎アニメを他のアニメと隔絶させている1つの大きな要因だと思う。

そしてTVアニメ「未来少年コナン」と、それから遅れること約1年で公開されたカリオストロの城にこそ宮崎アニメの真骨頂が原液そのままで表されているわけで、それはもう★5つ以外に評価のしようがないわけでっす。

カリオストロでいうと、他に分かりやすいシーンは、冒頭のカーチェイスでのフィアットの崖登りシーン“まくるゼーー!”

同じくルパンとクラリスが乗った車が崖から落っこちるシーンで、ルパンがワイヤーを木に投げてぶら下がるシーン。どう考えても人間2人を支えきれるわけがないのだが、ここでルパンのバックルに小道具的な装置を付け、さらにハンドルをキコキコ回して上に昇るのかと思いきや下へ降りていくという心憎い演出を見せてしまう、、、さっすが宮崎駿。

そしていわずもがなの全速直滑降ダッシュ&ジャンプでベタッと塔の壁面にへばりつく有名なシーン。あと、重傷を負ったルパンの食い意地も付け加えときましょうかね。

そうそう、宮崎アニメに出てくる食い物って美味そうだよねぇホント。

分厚い肉にぶっ太いソーセージ、ボリュームたっぷりスパゲティにフルーツ盛り合わせ、、ありゃ傷も癒えるわ。銭形が食ってるカップラーメンまで美味しそうなんだもん。

また、ストーリーテリングについては、未来少年コナンの設定と話のつくりをそっくりそのまま持ってきてますね。

ルパンと銭形という追う者と追われる者というルパン三世を成立させている大前提を逆転させることさえ意に介していないという点では、これはルパン映画ではなく完全に宮崎アニメの文法そのもの。

まぁこの点については全然OKなんだけども。

面白いからといえばそれまでだけど、そもそもルパン三世というアニメは、TVシリーズなり劇場版なりでやることはやってしまったという感もあるからね。それでもさらにルパン映画を作っていくという時にそれまでと同じことをまたやっていくのか。。。

なんかそれだと作り手としても見る方としてもモチベーションみたいなものがなかなか上がっていかないんじゃないかな。

ドラえもんの劇場作品でのび太とジャイアンが手を取り合うような、TVシリーズとは違う劇場版ならではの特別な気風が感じられた方が心にも残りやすいと思う。

その点でもこのカリオストロは出色の出来。

P.S. 宮崎アニメは緑も豊か。宮崎アニメの真骨頂その2。

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ルパン三世 ルパンvs複製人間(1978年・東宝・102分)金曜ロードショー

 監督:吉川惣司

 声の出演:山田康雄、小林清志、増山江威子、井上真樹夫、納谷悟郎、西村晃

 内容:峰不二子におねだりされ、エジプトのピラミッドから“賢者の石”を盗み出したルパンだったが、何者かに命を狙われるようになる。実は不二子の裏で謎の大富豪マモーが糸を操っていたのだ。そしてマモーに捕らえられ、賢者の石が不老不死の力を得るために必要な秘宝だと知ったルパンは、なんとか脱出して逃亡するが、次元、五右衛門とケンカ別れしてしまう・・・。

評価★★★/60点

カーチェイスひとつとっても宮崎駿お子様ランチには到底かなわないのが正直なところ。

しかしまぁ、2001年宇宙の旅でラストかと思ったら三波春夫へバトンタッチという荒技には一気に気抜けというかなんというか・・。

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ルパン三世

Lupinthemovie_2014_title出演:小栗旬、玉山鉄二、綾野剛、黒木メイサ、浅野忠信、ジェリー・イェン、キム・ジュン、ニック・テイト

監督:北村龍平

(2014年・東宝・133分)WOWOW

内容:古代ローマで「その所有者は世界を統べる」といわれた幻の秘宝“クリムゾン・ハート”が、アジアの闇社会を牛耳るプラムックの手に渡った。そして世界最強の鉄壁セキュリティに覆われた要塞に封印してしまう。それに対し、ルパン一味は秘宝奪還に乗り出すが・・・。

評価★★/40点

まったくもってツマラなかった。

それ以上でも以下でもないんだけど、ものの開始5分でこれはダメだなと思った(笑)。安っぽい香港映画じゃんこれ。。

なんだろなぁ、、アジアの力を結集して面白いアクション映画を作ろうっていうヤル気は買うけど、ルパンでやる企画じゃないんだよなぁ

ルパン三世と香港映画はイメージ的にもつながらないし。。

あと、なんか中身の方もアジア版ミッション・インポッシブルな趣だったけど、アップを多用し無用なカメラワークで騙しだまし繰り出されるアクションシーンのちゃちさが本家との比較でさらに際立って、目に余ってどーしょーもないw

まぁ、そもそもルパン三世にとってアクションの質はそんなに重要ではないとはいえ、例えばカーチェイスでふた回り以上もデカい敵のハマーに体当たりを受けてボッコボコになっているはずなのに、フィアットの車体に傷ひとつ付いていないとか思わず目を疑ってしまうようなガサツなディテールが随所にあって、映画のレベルを著しく下げている。

あとはなんといってもキャスティングw

ここにケチをつけたらキリがないんだけど、やっぱりルパン三世で最も重要なのはコミカルな作風とそれに合うキャラクターなんだよね。そこもこの映画は圧倒的に弱い・・・。

で、ルパン三世ってコミカルでちょっとエッチで肝心なところはハードボイルドで締めるという大人テイストな作品なわけで、やっぱりコメディ感覚を持った監督と演者じゃないとそのルパン三世の色って出ないと思うわけで。

それを考えると、ルパンは大泉洋が適役なんじゃないかな。

峰不二子は米倉涼子、次元が阿部寛、五右衛門が江口洋介、銭形が佐藤浩市、役所広司、生瀬勝久あたり。で、監督・脚本は三谷幸喜。これぞ最強w

夢のシネマパラダイス303番シアター:猿の惑星

猿の惑星

T02200314_0336048012557580982 出演:チャールトン・へストン、キム・ハンター、モーリス・エヴァンス、リンダ・ハリソン、ロディ・マクドウォール

監督:フランクリン・J・シャフナー

(1968年・アメリカ・113分)1999/04/06・シネヴィヴァン

評価★★★★★/100点

内容:ケープ・ケネディから打ち上げられた宇宙船は、1年6ヵ月後に不思議なくらい地球によく似た惑星に不時着した。船から脱出した飛行士のテイラーたちは、高度な文化を持って発達した猿が、原始人のような姿の人間を支配している光景に愕然となる。猿のジーラ博士はテイラーの知能指数が高いことに驚き、次第に彼の味方になっていく。

“この映画をつくったのがキリスト教圏の人々であったことにまずは驚く。”

バチカンがつい最近まで人間はサルから進化したのだというダーウィンの進化論を認めていなかったことは有名な話(1996年だったかに認めたらしいが)で、この映画が公開された1968年ならなおさら異端だったはず。

いやもしかして今でも敬虔なキリスト教信者は認めていないかも。だってアメリカでは進化論を教えていない学校がまだ多いらしいし。

学生時代にアパートで一人暮らしをしていた頃によくキリスト教関係の宗教の勧誘が来て小冊子を置いていったことがあるんだけど、中身を見ると本当に進化論は正しいの?とか、サルから人間へ進化する過程でミッシングリングがあるということはご存知でしょうかとか、こんなにある進化論の矛盾だとかいかにもな記事が目白押しだったのを覚えている。

へぇ~まだこんなことクソ真面目にやってるんだと逆に感心しちゃいましたが。

さて、それ以上に感心してしまったのが、この映画。

なんてったって人間は下等な動物サルから進化したというならまだしも、サルが下等な動物ニンゲンから進化したのだという凄まじい社会を作り上げてしまったのだから。キリスト教もブッ飛びですな。

しかもコーネリアスが唱えている人間からサルへの進化説が完全にサル社会の中で異端となっているところがまた面白い。ザイアスは愚かな進化論だと一蹴してるわけっしょ。

しかもこのサル社会には神がいて、聖書があって、異端尋問まである。

ここに人間の文明社会への痛烈な皮肉と風刺が縁取られるわけで。

だって今までの人間の歴史は、宗教の名のもとに魔女狩りや虐殺、そして戦争まで平気でやってきているわけだから。ていうか今も相変わらずやってるんだよね・・・。

しかも宗教の対立となると、どちらも一歩も引かないから。やってる本人たちは真剣そのもの。どっちかが滅びるまで殺り合うしかないのか・・・。

そんなこと何年、何十年、いや何千年もやってきてホントにあんたら天国に行けるのかいとツッコミ入れたいけど、ラストのテイラーの台詞、、、人間なんかみんな地獄に落ちるがいい!という言葉が痛烈というよりも虚しく響いて聞こえてくるのがなんとも悲しい。

このセリフの直後にパッと画面が変わって静寂なエンドロールが流れるからなおさら。。

この映画が内在している人間の文明社会への皮肉と風刺を宗教に絞って書いてしまったけど、それはもちろん宗教だけに限ったことではない。

例えばどことも知らない惑星、まぁ地球だったわけで、に不時着したテイラーたちが宇宙船を後にする時に、小さい星条旗をそこに掲げていくシーンがあって意味ありげにその星条旗がクローズアップされるんだけど、それもまたラストの自由の女神像で強烈な皮肉となってしまう。

ザイアスに言わせれば、人間とはあらゆるものに戦いを挑む好戦的な生き物である。その代表ともいうべきアメリカ。

しかもアメリカってどこかしこに星条旗をこれ見よがしに掲げるのが好きだから。

あのラストはそんな人間自身への強烈なアッパーカットでもあったわけだ。

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続・猿の惑星(1970年・アメリカ・96分)NHK-BS

 監督:テッド・ポスト

 出演:ジェームズ・フランシスカス、キム・ハンター、モーリス・エヴァンス、リンダ・ハリソン

 内容:前作の主人公テイラーの後を追ってやって来たもう一人の宇宙飛行士ブレントは、西暦3955年の猿の支配する惑星・地球にたどり着いてしまう。そして禁断地帯と呼ばれる地下で埋没したニューヨークの街を発見するが、そこには放射能の影響によってミュータントと化した人類がコバルト爆弾を神と崇め、地上復活を企んでいた。しかし、そこへ猿軍団が侵攻、猿族vs人間の最終戦争の火蓋が切って落とされようとしていた!

評価★★/40点

映画の作り手までもがサルなみになってしまった・・・。

地底人たちの異形以上に醜い姿が想像されて仕方ない。

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PLANET OF THE APES/猿の惑星

Pa 出演:マーク・ウォルバーグ、ティム・ロス、ヘレナ・ボナム・カーター

監督:ティム・バートン

(2001年・アメリカ・120分)MOVIX仙台

評価★★/40点

内容:近未来、宇宙を探検する人類の忠実な手足となって働くのは、遺伝子操作により知能を強化されたチンパンジーやゴリラなどの類人猿たち。しかし、宇宙飛行士レオが遭難した星では、猿が巨大な都市を築き、人間が周辺の森の中でひっそりと生活を送っていた・・・。鬼才ティム・バートンによるリメイク作。

“サルと人間という「種」の違いではなく、白人、黒人、猿人といった単なる「人種」の違いになっちゃってることにまったくもって興ざめ。。”

人間がちゃんと言語を話す能力を有していて(=文化を持てる)、言葉も通じちゃうわけだから、要は力があるかどうか、特に殺傷力のある武器を持っているかどうかに全てが集約されちゃう。

だから映画の展開もいやでもそこに向かって突き進んでいくしかないわけで・・・。

それゆえ例えば、ペットとして飼われているらしい人間の少女が檻の中に入れられているシーンなどはもはやお笑いにしか見えないというか見れないわけ。

そう、お笑いというスタンスでしかこの映画は見られない。。

例えば「ライトスタッフ」で、宇宙飛行士の代わりに、実験用のモルモットに過ぎないサルを乗せてロケットを飛ばすというプロットをそのまま借用してくるところなんかは、ブラックな皮肉も効いてて笑えるのだけど、はっきりいってこの映画、それ以外にサル(猿人)を出してくる必要も意味も全くない。

人間のみでいいわけでしょ。

どうせなら白人、黒人、黄色人種(イエローモンキーっつうくらいだからさ)でやった方がより面白いんちゃう?

その方がブラックな笑い満載でいいと思うんだけど。ねえ。

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猿の惑星:創世記(ジェネシス)

Img_954561_35640057_0 出演:ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴー、ブライアン・コックス、トム・フェルトン、アンディ・サーキス

監督:ルパート・ワイアット

(2011年・アメリカ・106分)WOWOW

内容:サンフランシスコにある製薬会社でアルツハイマー治療の研究をしているウィル。動物実験でチンパンジーに開発中の新薬を投与したところ、チンパンジーの知能が驚異的に発達したことを確認するが、思わぬアクシデントからそのチンパンジーは射殺されてしまう。ウィルは、そのチンパンジーが産んだばかりの赤ん坊を秘かに引き取り、シーザーと名付けて育てることにするが、シーザーは母親からの遺伝により驚異的な知能を有していた・・・。

評価★★★☆/70点

不純物をいっさい含まない娯楽映画だ。

スタートからゴールまで寄り道をせず最短距離を脱兎のごとく駆け抜ける。

その爽快感たるや、これは王道娯楽映画ですよ!と割り切ったつくりになっているのだけど、しっかりオリジナル猿の惑星とリンクしたシーンもチョチョイと入れていて心憎い。

しかし、ゴールに着いてふと後ろを振り返ったとき、そこにカタルシスがあったかというとちょっと怪しくなってくる。

虐げられた奴隷が絶対権力に反旗を翻すというプロットはキューブリックの「スパルタカス」的だけど、歯向かう相手が保護施設の飼育員で魔法を使えないドラコ・マルフォイってのがスケールの小ささを如実に示していて(笑)、ちょっとパンチ力に欠けるかなと。。

なんか終わってみればSF大作というより、こじんまりとした品の良いパニック映画を見せられたかんじ・・。

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猿の惑星:新世紀(ライジング)

__2出演:アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル、トビー・ケベル

監督:マット・リーヴス

(2014年・アメリカ・131分)盛岡フォーラム

内容:シーザーが自由を求めて立ち上がり、人類への反乱を起こしてから10年。シーザーをリーダーとする猿たちは高度な知性をさらに進化させ、森の奥にコミュニティを築いて暮らしていた。一方人類は、ウイルスの災禍により90%が死滅し、わずかに生き残った者は、荒れ果てた都市の一角で身を潜めるように暮らしていた。しかしそんな中、人間側が電力を得るために山中のダムの水力発電を利用しようと技術者たちを向かわせるが、そこは猿たちのテリトリーだった・・・。

評価★★★★/80点

1968年のオリジナル作の原作者ピエール・ブールは、第二次大戦時に日本軍の捕虜となった苛酷な体験をもとに「戦場にかける橋」とこの「猿の惑星」を書いたことは有名な話。

映画では猿=日本人という露骨なニュアンスはほとんどないものの、人間社会への痛烈な風刺や社会批評を捉え、現実世界の合わせ鏡としての働きをもつSF映画の本領を強烈に発揮した作品となった。

その点でみると、今回のプリクエル2作目は、オリジナルの性格を最もしっかりと受け継いだ作品になっていたと思う。

つまるところそれは人間とエイプの争いを通して、戦争はどのようにして始まるのかということをシニカルな寓話として描き出した点にある。

お互い共存できると思っていたはずなのに、ほんの些細なことから肥大化していく恐怖、不安、疑念、憎しみ。それらが強力な軍事力と結びついた時、やられる前にやらなければならないという先制攻撃主戦論が幅を利かせてついには暴発してしまう。

そんな戦争原理に現代の資源獲得競争や領土問題、民族問題、文明と文明の対立といったメタファーを込め、現実の人間社会の業をうまく描き出していたと思う。

モーション・キャプチャーやフェイシャル・アニメーション技術などの最新技術が生み出した猿の表現力も驚異的で、映画のクオリティを二段くらい押し上げていたし、十二分に見応えのある作品になっていた。

あるテレビ番組で人間は放置していたら戦争する生き物なのだとどこぞの脳科学者が言っていたけど、文明を生み出す知恵をなんとか戦争しない方に使わなければならないのに、歴史を繰り返してしまうのが人間の業なんだよね・・・。

さあ、この後どうやって自由の女神が海岸に打ち捨てられる惨状につながっていくのか楽しみでならない。

2016年1月23日 (土)

うたばん狂想曲第32番:第24回オイラ的日本レコード大賞in2015

音楽情報のツールがもはやミュージックフェアとゲオだけになってしまい、どんどん自分のストライクゾーンの選択肢が先細りになっていく今日この頃。それでも自分だけの音楽シーンは続いていく!

それでは、満を持して月間ランキングからどうぞー。

1月

 1位 ナオト・インティライミ          Ready Set Go

 2位   Superfly             愛をからだに吹き込んで 

     Mr.children                 足音

 3位 EXILE ATSUSHI           Precious Love

    ナオト・インティライミ              LIFE

2月

 1位   木村カエラ          TODAY IS A NEW DAY

 2位   浜崎あゆみ                 Zutto...

       Salley                   冬が咲く

 3位   シェネル                   Happiness

       Aimer                 broKen NIGHT

3月                                                                                                                                                                                                                                                                                    

1位   KAT-TUN              Dead or Alive

 2位    Salley                  冬が来る   

      安室奈美恵               BRIGHTER DAY

 3位     ねごと                 アンモナイト

        BoA                        FLY

4月

 1位    Dream                 希望の光

 2位    JUJU              Hold me,Hold you

        コブクロ                   Twilight

 3位    Flower               さよなら、アリス

        Dream                 こんなにも

5月

 1位   チャットモンチー             ときめき 

 2位    臼澤みさき                おかえり

       東方神起               君のいない夜

 3位    JUJU              始まりはいつも突然に 

     EXILE ATSUSHI            桜の季節

6月

 1位    AAA             ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女

 2位 Every Little Thing          ANATA TO    

     ナオト・インティライミ          いつかきっと

 3位   コブクロ                  信呼吸 

        AAA                  Lil’Infinity

    BUMP OF CHICKEN       Hello,world!

7月

 1位  クリスタルケイ             THE LIGHT

 2位  クリスタルケイ            My Heart Beat

        B’z                   RED

 3位  クリス・ハート          Always there for you

       May J.            Wishes come true

8月

 1位   西野カナ           もしも運命の人がいるのなら                                

 2位  いきものがかり               キラリ

       ねごと                  DESTINY 

 3位   Flower               Blue Sky Blue                                                                                                                                   

      フランプール            とある始まりの情景  

      浜崎あゆみ              Summer diary

9月

 1位   May J.                 Sparkle

 2位  back number               Sister

      Superfly               On Your Side

 3位  3代目JSB             Summer Madness

     いきものがかり              マイステージ

10月

 1位  Ms.OOJA                  翼

 2位   JUJU                  Eternally

     クリスタルケイ             REVOLUTION

 3位  いきものがかり               あなた

       ねごと                 夜風とポラリス

11月

 1位   西野カナ                  トリセツ

 2位  浜崎あゆみ               Step by step

       miwa                    夜空

 3位   E-girls             Dance Dance Dance

      Ms.OOJA               NEW DAY

12月

 1位   西内まりや                Save me

 2位    YUKI                     fly

       中島美嘉                   花束

 3位  サカナクション                新宝島

       秦基博                    Q&A

つづいて各賞の発表です!

ベストニューカマー賞       

 Dream、ナオト・インティライミ、西内まりや

優秀パフォーマンス賞

 西野カナ、クリスタルケイ、浜崎あゆみ

大賞

 JUJU

以上でッス。

夢のシネマパラダイス294番シアター:特集:爆走族!

ニード・フォー・スピード(2014年・アメリカ・131分)WOWOW

 監督:スコット・ウォー

 出演:アーロン・ポール、ドミニク・クーパー、イモージェン・プーツ、ラモン・ロドリゲス、マイケル・キートン

 内容:自動車修理工場を営むトビーは、週末になると公道レースに熱を上げる凄腕ドライバーだが、かつてレース対決で親友を死なせた罪を着せられ服役した過去があった。親友を死に追いやった本当の張本人ディーノへの復讐を誓うトビーは、非合法ストリート・レースへの参加を決意するが・・・。

評価★★★☆/70点

知った顔がほとんどいないこともあって何の気なしに見ていたら、いつの間にか夢中になって映画を楽しんでいる自分がいた。

復讐劇と逃走劇に加えロードムービー的要素も加味されたプロットは、単純すぎるきらいはあれど最低限のテンションは持続できているし、それよりも何よりも本気度120%のカーレースとカーアクションを見ぃーや!という自信に満ちあふれた映像が130分の長尺を飽きることなく牽引できていて楽しめた。

クラシックなアメ車からスーパースポーツカーまでより取り見取りなかっちょいいクルマたち、市街地の公道からハイウェイ、荒野から峠道に至るまで様々なロケーションに富んだカーバトルがてんこ盛りで、ネタを出し惜しみすることなく見せきった爽快感があって良かったと思う。

あと、イモージェン・プーツがめちゃくちゃキュートで必見の価値があったことも付け加えておこう

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60セカンズ

60sec 出演:ニコラス・ケイジ、アンジェリーナ・ジョリー、ジョバンニ・リビージ、デルロイ・リンドー

監督:ドミニク・セナ

(2000年・アメリカ・118分)WOWOW

内容:かつて高級車専門の伝説的窃盗犯として名を馳せたメンフィスは、今は田舎で子供たちと戯れる日々。しかし、窃盗組織から弟を救うため、弟に代わって再び現役に復帰するはめに・・・。超高級車ばっかりが次々とクラッシュする様には思わず指をくわえて見入ってしまう。。。

評価★★/45点

“だから、、、欲張りすぎなんだよ50台なんて

「25台は大丈夫だ。問題は残りの25台だ。」ってロバート・デュバルも言っとるやん。

この時点で25台いらねえじゃん(笑)。

その半分の12台でいいよはっきりいって。

もっと削いで削いでシンプルなつくりで良かったと思うんだけどな。

しかし、けなげな兄弟愛があれば警察も許してくれるのネ、、っておいおい・・・。

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ル・ブレ

2002077 出演:ジェラール・ランヴァン、ブノワ・ポールヴールド、ジョセ・ガルシア、ロッシ・デ・パルマ

監督:アラン・ベルベリアン

(2002年・フランス・108分)朝日生命ホール

評価★★★★/75点

内容:服役中のモルテスが看守に購入を依頼した宝くじが、なななんと1500万ユーロの大当たり!しかし、看守の妻は当たりくじを持ったままアフリカへ。モルテスは看守を拉致して脱獄し、アフリカを目指す。警察や殺し屋までもが入り乱れるパリ~アフリカ間宝くじ争奪カーチェイスの幕が切って落とされた!

“見ながらゲラゲラ笑ってたけど、自分の身になって考えてみると、ホントあいつがそばにいたら厄介だよな・・・。”

続編を切に希望いたします(笑)。

キャラがすごく立ってるからシリーズにしやすいんじゃないかな。

モンキー・パンチがルパン3世みたいだと言ってたらしいけど、ほんとそれくらいキャラがそれぞれ際立ってる。

黒人に変装したレジオが入れ歯を便器の中に落としてしまい、洗ってまた付けようとしたときに、モルテスがもう付けなくていいからここでちょっと待ってろと言うんだよね。

犯罪してるわりにすごく優しいのねこのオッサン。

うん、これやっぱ見たいわまだ。

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激突!

P0000307 出演:デニス・ウィーヴァー、ティム・ハーバート

監督:スティーヴン・スピルバーグ

(1971年・アメリカ・90分)

評価★★★★/80点

内容:山道を車で走っていた平凡なサラリーマンのデイヴィッドは、途中、大型タンクローリーに進路を阻まれた。彼はいらいらしてこれを追い抜くが、そのタンクローリーはなぜかデイヴィッドを執拗に追い回し、ついには彼の命までも狙う。。。スピルバーグが監督したテレビ・ムービーで、日本では劇場公開もされた。

“最凶の嫌がらせ!”

そりゃ谷底に落として飛び跳ねて喜びたい気持ちも分かるわなぁ。

ちなみにジョジョの奇妙な冒険第3部に出てくる“運命の車輪(ホイール・オブ・フォーチュン)”は、そっくりそのままこの映画からもじってるね。

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ミニミニ大作戦

47014192 出演:マーク・ウォルバーグ、シャーリズ・セロン、エドワード・ノートン、ジェイソン・ステイサム

監督:F・ゲイリー・グレイ

(2003年・アメリカ・110分)DVD

内容:窃盗のプロ、チャーリーは50億円相当の金塊強奪を計画するが、仲間の裏切りで金塊のみならず、チャーリーが慕っていたジョンも失ってしまった。1年後、ジョンの娘を新たに仲間に加え、金塊の再奪取を計画。それはミニ・クーパーを使った大掛かりなプロジェクトだった。。

評価★★★★/75点

原題がThe Itarian Jobって。まんまやん・・・。

この愛着すら湧いてくる邦題のつけ方は心憎いばかり。

ミニミニ、、、イイなぁ

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ミシェル・ヴァイヨン

00000542544l 出演:サガモール・ステヴナン、ダイアン・クルーガー、ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ

監督:ルイ=パスカル・クヴレア

(2003年・フランス・104分)WOWOW

内容:フランスで50年近く人気を保ってきた大ベストセラーコミックを、リュック・べッソンの脚本で映画化。天才レーサーのミシェルを擁するチーム、ヴァイヨンと勝つためには手段を選ばないチーム、リーダーの戦い!レースシーンが実際にル・マンに参戦して撮影されたことでも話題になった。

評価★★★/65点

青い瞳、青い車体、蒼い空、青白い氷の結晶、青い炎、青いジャケット、碧いアスファルト、、、演出も、青かった

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ドリヴン

00000448155l 出演:シルベスター・スタローン、キップ・パルデュー、エステラ・ウォーレン、ジーナ・ガーション、バート・レイノルズ

監督:レニー・ハーリン

(2001年・アメリカ・116分)仙台フォーラム

評価★★★☆/70点

内容:ある日、元レーサーのジョーに、チームに戻る気がないかという話が舞い込む。彼はまたとないこの機会に飛びつくが、彼の役目はランキングから落ちてしまった新人レーサーを返り咲かせることだった・・・。

“スタローンのはじけた笑顔を久々に見れてスゴクうれしくなった。”

1等賞しか受け付けなかったスタローンが、3等賞でホントにウレシそうな笑顔を見せてくれた。

もうNo.1にならなくていいんだよスタローン、今度は特別なオンリーワンを目指していってほしいと思います。

「信念てのはタチの悪い伝染病みたいなもんさ。信念をもった奴の隣にいるとそれが自分にもうつっちまうんだ。」

スタローンの口からこんなシブい言葉が出てくるなんて。

とにかくこの映画のスタローンを見て妙に感慨深くうれしくなっちゃいました。

2016年1月18日 (月)

夢のシネマパラダイス464番シアター:恐るべしスカーレット・ヨハンソン!

LUCY/ルーシー

T0017709q1出演:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク、アムール・ワケド、アナリー・ティプトン

監督・脚本:リュック・ベッソン

(2014年・フランス・89分)WOWOW

内容:台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれてしまったごく普通の女性ルーシーは、身体に新種の麻薬が入った袋を埋め込まれ、運び屋として利用されてしまう。ところが、お腹を蹴られた際に袋が破れ、その麻薬が体内に漏れ出してしまう。そしてその後、彼女の脳内に異変が。なんと通常の人間は脳の潜在能力の10%しか活用できないが、ルーシーの脳はそれを凌駕した覚醒を始めたのだという。マフィアの追手が迫る中、脳科学者ノーマン博士と会うべくパリへと向かうルーシーだったが、その間にも脳の覚醒は進行していき・・・。

評価★★★/60点

まるでX-MENのいちキャラクターの誕生秘話といっても通用するような映画だったけど、期待してたのとはちょっと違ったかな。。

自分がイメージしていたのは、90年代にアクション映画で活躍したジーナ・デイビスのような体当たり演技でスクリーンの中をド派手に動き回る王道アクションのカッコ良さと、類まれな美貌とスタイルを持つスカヨハのあふれんばかりのお色気フェロモンを満喫できる90分だったのだけど、まさかワンピースのルフィのような覇王色を身にまとったスカヨハが悠然と歩く中を敵が勝手に吹っ飛ぶサイキック映画になっているとは・・・。全然お腹いっぱいにならないんですけど

生命が誕生して10億年、生命進化の最強形態スカーレット・ヨハンソンを堪能するには物足りない出来だったことはたしかだ。

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真珠の耳飾りの少女

P308 出演:スカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース、トム・ウィルキンソン

監督:ピーター・ウェーバー

(2003年・イギリス/ルクセンブルク・100分)バウスシアター

評価★★★★/80点

内容:画家フェルメールが描いた1枚の絵をめぐって繰り広げられる歴史ドラマ。1665年のオランダ。一家の家計を支えるため、フェルメールの家で奉公することになった少女グリート。優れた色彩感覚をもつ彼女は画家に認められ、2人はやがて特別な関係になるが・・・。

“愛憎と嫉妬うずまく気位は高いが零落した疑似伏魔殿VSスカーレット・ヨハンソン”

前もって雑誌でポスターを見たときは、こりゃ「ピアノ・レッスン」ばりの愛欲乱舞が展開するのかななんて思ったのだが。

フェルメールがグリートのスカートの股ぐらに顔を突っ込んで、ただでさえ神妙で困惑した表情がますます苦悶にもだえるのかぁっ、スカーレット・ヨハンソンっ、と展開していったのは自分の脳内妄想だけだったのね

あるいは「薔薇の名前」に漂うような閉所恐怖症的な異様な雰囲気とにおいに包まれているのか、なんてことも想像してたのだけども、いい意味で裏切られたかんじ。

まるでカトリック修道院に仕える敬虔な修道女そのままのグリートの清貧なにおいが、疑似伏魔殿を文字通り修道院に変えてしまったような、そんな錯覚さえ覚えてしまった。

あの祖母はさしずめ修道院長といったところか。

その中で、他とは隔絶されたフェルメールのアトリエ部屋は、その過ぎゆく時間と光と陰が織り成す空間とが相まって不思議で魅惑的な小宇宙を醸し出していた。

しかし、とにかくはスカーレット・ヨハンソンをベタ褒めしないわけにはいくまい。

たった一人で敵を向こうに回して苦悩の表情を浮かべながら映画のバランスを保った、その真摯な姿はあのジャンヌ・ダルクでさえも太刀打ちできないだろう。

恐るべしスカーレット・ヨハンソン。

いつかはマリー・アントワネットまたはルクレチア・ボルジア、いやいやブランヴィリエ侯爵夫人なんかどうでしょう。そんな悪女を演じる姿を見てみたいものだ。

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マッチポイント

Ohevwkwcsm 出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン、エミリー・モーティマー、ブライアン・コックス

監督・脚本:ウディ・アレン

(2005年・米/英/ルクセンブルグ・124分)仙台チネ・ラヴィータ

評価★★★★/80点

内容:イギリスのロンドン。元プロテニスプレイヤーのアイルランド人青年クリスは、会員制テニスクラブのコーチとして働き始める。英国の上流階級に憧れる彼は、やがて実業家のボンボンであるトムと親しくなり、その妹クロエと付き合い始める。やがて、彼女と結婚し、義父の会社の重役として迎えられ順風満帆な人生が始まるかと思いきや、、トムのフィアンセでアメリカ人の女優の卵ノラを一目見るや、その官能的な魅力にイチコロになってしまい・・・。

“負け組人生にドップリ浸かっているオイラはクリスになれるのか!?”

ポテッとした唇と吸い込まれるような肉感を持った肢体を完備する、男を夢中にさせ決して後悔させない女サラ。

一方、上流階級への入口にはもってこいのお金に困ることもない、安定した人生・家族設計は約束されたようなもの、大企業経営者の娘で英国上流階級のお嬢様クロエ。

このSEXしまくりたい女と、幸せで安定した家庭を築ける女との二重生活という男の永遠の妄想を現実化した夢のようなお話、、、いやいや現実はそうそうストレートインにはいかなかったというお話を、ヒッチコック風サスペンスの単純明快さと従来のウディ・アレンのシニカルな残酷世界を織り交ぜて、笑いのタッチをかなり抑えた正攻法で描いていく。

個人的には、分かりやすすぎるくらいに分かりやすい内容とテーマ(例えば作中にも出てきたドストエフスキーの「罪と罰」のモチーフや、モンゴメリー・クリフトの「陽のあたる場所」やアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」を彷彿とさせる展開etc..)で、非常にとっつきやすく、またスカーレット・ヨハンソンの妖艶さにメッロメロになってしまいスクリーンに釘付け状態になってしまった。

そして、“マッチポイント”を起点にした古典的かつ単純なプロットとシナリオをこれほど深みのある人間劇へと昇華させてしまうウディ・アレンの手腕には脱帽するほかないし、こういう分かりやすい映画で、よりウディ・アレンの才を再確認できたことは大きかった。

オープニングシーンで、テニスコートのネットにボールが当たり、向こう側のコートにポトリと落ちれば勝ち、しかしこちら側に落ちれば負けという主人公クリスの独白を伏線として印象付けさせておいて、大団円でクリスが証拠隠滅のために川に投げた指輪が橋の欄干に当たり、川ではなくこちら側に落ちてしまう。

見る側はこれは完全にクリスの怒涛の転落人生の始まりかと予想を立てるわけだが、運命とは皮肉なもので、その指輪を拾ったジャンキーが犯人とされ(しかも死人)、クリスはまんまと完全犯罪を成し遂げてしまう。

このプロットのオチにはかなりヤラレたし、ラストで好運な人生を手に入れたはずのクリスの表情が全っ然幸せそうじゃないという皮肉がまた効いていて、非常に印象的な映画になっていたと思う。

人の一生は、テニスボールがネットに当たり、向こう側に落ちるかこちら側に落ちるかという運・不運の危うい選択=マッチポイントを日々日常の中で繰り返しているといっても過言ではない。けど、負け組人生にドップリと浸かっている自分としては、いかに運を引き寄せるか、それにはぶっちゃけ努力よりも行動が大事なんだと、この映画を見て思わされた一方、あんまり運・不運にとらわれ過ぎてても幸福になれるとはかぎらず、決められた幸福ではなく、自分なりの幸福を探し求めていくことが大事なのだとウディ・アレンは言っているような気がした。

ま、、不倫する勇気も人殺しする勇気も自分にはないけどね・・。それくらいの事しないと強力な運は向いてこないのかいな

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それでも恋するバルセロナ(2008年・スペイン/米・96分)WOWOW

 監督・脚本:ウディ・アレン

 出演:ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソン、パトリシア・クラークソン、ケヴィン・ダン、レベッカ・ホール

評価★★★/65点

 内容:婚約者と結婚間近のヴィッキーと自由奔放なクリスティーナ。親友同士のアメリカ人2人は、ひと夏のバカンスを過ごすためバルセロナに降り立つ。そこで色男の画家フアン・アントニオと出会った2人の前に、さらに彼の元妻マリア・エレーナが現れ・・・。

“アブナいけど憎めない、そんな映画です。”

恋がしてぇーーッ!!

この映画を見て真っ先に思ったこと。

恋がした~~いよ~~

つーか、日本に来た外国人の若い女のコに、「盛岡に連れて行ってあげるから、わんこそばと清酒を楽しんで、セックスしよう!」って誘ったらノコノコとついて来るのかよっっちゅう話・・・w。

ありえねーだろ!!

でも、これが情熱の国スペインのバルセロナでワイルドな画家相手だと話は違ってくるらしい、、、が、ちょっと待てよ、この画家の正体は「ノーカントリー」のおかっぱモンスターだぞww

さらにはこのモンスターとキチガイ妻とアバズレ女が奇妙な3P生活をおっ始める始末で、自分にとっちゃ非現実的この上ない話なのだけど、これがウディ・アレンの手にかかれば平和で幸せな小品になってしまうのだから恐れ入る。

といってもスカーレット・ヨハンソンのはちきれんばかりのボディに釘付けになったのが飽きずに見れた最大の要因だけどもねww

ただ、ひと夏のアバンチュールというには、あまりにも性欲>恋愛、アンモラル>モラルの振れ幅が大きすぎて共感の入り込む余地が少ないのがイタイ。

ま、オトコ目線から見ればなんとも羨ましいかぎりだけど・・・。

で、、最後に行き着くところは、、、やっぱ恋がしてぇーーッ!!

夢のシネマパラダイス271番シアター:るろうに剣心

るろうに剣心

T0010720q 出演:佐藤健、武井咲、吉川晃司、蒼井優、青木崇高、綾野剛、須藤元気、奥田瑛二、江口洋介、香川照之

監督・脚本:大友啓史

(2012年・日本・134分)盛岡フォーラム

内容:幕末の混乱期に人々を殺め“人斬り抜刀斎”と恐れられた剣客がいた。そして明治維新から10年後。再び抜刀斎が惨殺を繰り返し世間を騒がせる。そんな中、手配書に見入るひとりの浪人がいた。その名は緋村剣心。自ら立てた“不殺の誓い”に従い、斬れない刀を手に流浪の旅を続けていたのだ。そんなある日、亡き父の道場を引き継ぐ女剣士・神谷薫を抜刀斎を名乗る男から助けた剣心は薫の道場に居候することになるのだが・・・。

評価★★★☆/70点

*原作漫画は未読

ジャンプ漫画の実写化はドラゴンボールや北斗の拳など、ことハリウッドの実写化ではロクなことにならないのは周知の通りw

しかし、今回は幕末という史実のリアリティをベースにした世界観の中で、荒唐無稽な漫画のエッセンスをファンタジックに寄りすぎないレベルで巧みに織りまぜ、躍動感とケレン味あふれる本格時代劇アクションとなっている。

これはもはやジャンプ漫画の実写化という枠を超えたクオリティというにふさわしいテイストで、さすが自分と同じ盛岡出身の大友啓史監督だけのことはあるw

大河ドラマ「龍馬伝」での陰影のある映像の質感や長回しを用いた演出にハマッていた者としては今回も期待以上の画づらを見せてくれてまずは満足。

ただ、不満点がないわけではない。

話がめっぽうツマラナイのだ(笑)。

キャラクターに深みがないのが最大の要因だと思うのだけど、そのくせにせわしなくバトルシーンが続くので、映画のテンションとこちらのテンションが微妙にかみ合わない。

物語の運び方をもうちょっと丹念に煮詰めていって、状況説明の先にあるキャラクターの心情に寄り添ってちゃんと感情移入させてほしかった。

、、って、脚本書いたのも大友啓史だったのかい

まぁ、続編あったらもち見るけど、音楽もちょっとウザかったので今度は控え目でお願いします。。

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るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編

O0390052513068472391出演:佐藤健、武井咲、伊勢谷友介、青木崇高、蒼井優、神木隆之介、江口洋介、藤原竜也、小澤征悦、土屋太鳳、滝藤賢一、田中泯、福山雅治

監督:大友啓史

(京都大火編・2014年・日本・139分/伝説の最期編・同・135分)WOWOW

内容:明治11年。幕末に“人斬り抜刀斎”と恐れられた緋村剣心。今は東京の神谷道場で女師範の薫らとともに穏やかな日々を送っていた。しかしその頃京都では、剣心の後釜として幕府側の影の人斬り役を務めていた志々雄真実が暗躍していた。維新後、口封じのために明治新政府によって暗殺されたはずだったが、実は生きていて、復讐するために京都で恐るべき軍団を作り上げたという。危機を察した政府上層部の大久保利通は、剣心に志々雄の討伐を要請するが、その矢先に大久保は志々雄一派に暗殺されてしまう。そして剣心は京都へ向かうことを決断するが・・・。

評価★★★☆/70点

まずもってアクション演出にかけては最高点。

古今東西あるチャンバラ活劇&剣戟アクションの中で今作の殺陣のアクション演出ほど極みに達したものはないだろう。

アングル、カット割り、スピード感、即興性すべてにおいて言うことなしだし、例えば中国の武侠映画でよく見られるワイヤーアクションの飛翔感や浮遊感が生み出す優美性とは異なる身体性を強調したライブ感が、アクションシーンに圧倒的な迫力を生み出していたと思う。

また、時代劇の定石では、クライマックスにもってくるであろう一大決闘シーンを序盤からつるべ打ちのごとく畳みかけてくるのもエンタメ度全開でお腹いっぱいで、その点では大満足。

ただ、逆にいえば、良質な時代劇が持ちうる静の中に宿る緊張感や叙情性、また感情の奥行きを生み出す余韻や余白には絶対的に乏しく、それを大音量の音楽でとにかく埋め合わせているのがこの映画ともいえる。

前後編4時間半近く見ても一向にキャラクター(特にサブキャラ)に深みが感じられなかったのもある意味スゴイww

まぁしかし音楽のウザいこと×2セリフも聞き取れないくらいだったな・・。

P.S.歴史好きの戯れ言としていえば、ペリーの黒船がなしえなかった江戸砲撃を志々雄の鋼鉄船で見たかったような

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五条霊戦記//GOJOE

Gojo1 出演:隆大介、浅野忠信、永瀬正敏、岸部一徳、國村隼

監督:石井聰互

(2000年・東宝・137分)仙台第一東宝

評価★★★☆/70点

内容:平安末期、平家が支配する闇の時代。源義経こと九郎義経は山にこもり日々武術や妖術の鍛錬に明け暮れていた。五条大橋で平家武者を次々と斬って捨てるその姿は鬼と恐れられ、近寄るものはほとんどいない。しかし、神から鬼を退治せよとの啓治を受けた武蔵坊弁慶は、義経を討つべく身の丈ほどもある刀を担いで乗り込んでいった。。

“雰囲気は好き。”

中世、闇の時代というオープニング字幕が示すように、この時代の雰囲気を出すことにこだわっていてそれがよく伝わってくる出来栄えだったと思う。

仙頭武則がプロデューサーだった効果はあったんじゃないかな。萌の朱雀なんかで見せた畏怖の自然を余すところなく見せていて、その点では成功していたと思う。

中世が闇、暗黒の時代だったかは別にしても、あの時代明らかに人々の観念の中に鬼や物の怪は存在していたわけで。タタリもざらにあったでしょう。

アニメ「もののけ姫」でも描かれていた通り、しかし、もののけ姫の色づかいよりもさらに深遠な森、誰も立ち入ることのできない場所というのは絶対あったはずで、そういう雰囲気はこの作品の中でよく出ていたと思う。

が、しかし、この映画、残念でならなかったのがカメラ。

バトルが見せ場なのに、ほとんど近いアングルからしか撮ってない!

こだわりすぎじゃないかってかんじで。

カメラは引くどころか近寄りすぎーー。。目ぇ疲れるーー。。剣と剣がぶち当たるとこしか写ってなーーい、火花バチッ×2

昨今は接近アングルが流行りなのかしらんけど、遠近織り交ぜてやった方が・・・。

サイバーバトルにこだわるのは別にいいのだが、、惜しい。

あと、浅野忠信の義経ってのもなんか妖艶さが足りなくて物足りなかったなぁ。。

Posted at 2000.10.20

2016年1月17日 (日)

夢のシネマパラダイス313番シアター:舞妓はレディ

舞妓はレディ

Poster3出演:上白石萌音、長谷川博己、富司純子、田畑智子、草刈民代、渡辺えり、竹中直人、高嶋政宏、濱田岳、岸部一徳、妻夫木聡、津川雅彦

監督・脚本:周防正行

(2014年・東宝・135分)WOWOW

内容:京都の歴史ある花街・下八軒の老舗お茶屋にある日、16歳の春子が舞妓になりたいと訪ねてきた。しかし、鹿児島生まれで青森育ちの彼女は薩摩弁と津軽弁丸出しで、女将さんから最初は門前払いを受ける。が、そこに偶然居合わせた言語学の教授が春子に興味を持ち、舞妓になれるかどうかで呉服屋の社長と賭けをすることになった。そのおかげで、なんとか仕込み(見習い)として置いてもらえることになった春子は、先輩舞妓から芸や立ち居振る舞い、そして教授から京ことばを教わり修行の日々を送っていく・・・。

評価★★★/60点

昭和30年代の集団就職で上野駅に降り立った地方の田舎少女にしか見えないオープニングと、可憐で凛とした舞妓はんにしか見えないラストとではまるで別人のような主人公(上白石萌音)の変貌ぶりは、成長の証を写し撮ったものといえるのだけど、不思議とそれを感じられなかったのはなぜだろう・・・。

と考えると、話の基本設定はオードリー・ヘプバーンの「マイ・フェア・レディ」を完コピしてるんだけど、それに照らし合わせてみれば、やはり主人公のキャラが弱いかなと。

要は、えっ!?この子ホントに舞妓になれるの!?無理だろーwと思わせるミッションインポッシブル感がなかったということ。地元でブーブー言わせてた田舎のヤンキー娘だったらまだしも、津軽の純粋培養娘じゃあやっぱり弱いんだよなぁ。。

あと行き着くところは、なぜにミュージカル!?ってところ(笑)。

ミュージカル仕立ての映画は嫌いではないけど、これは自分の中ではかなり合わなかった

北野武の「座頭市」みたいに、ラストで全員で舞妓はレディ音頭を歌い踊って締めという形にした方が良かったと思う。

花街の文化に対するノウハウやトリビアといった新味にも乏しく、全体的に中途半端な映画だった。

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シコふんじゃった(1991年・東宝・103分)DVD

 監督・脚本:周防正行

 出演:本木雅弘、清水美砂、柄本明、竹中直人、田口浩正

 内容:何でも要領よくすり抜けてきた大学4年生の秋平は、卒業するのに必要な単位をもらうために、教授が監督を務める相撲部に入部しなければならなくなってしまう。しかし、肝心の相撲部は、部員が大学8年生!!の青木ただ1人という有り様だった・・・。

評価★★★★★/100点

こちらの隙をうかがって思わぬところから笑いのツボをおさえた攻撃をしかけてくる。

まさに立ち合いからバランスを崩されまくりで心地よく押し切られてしまう快作!

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ファンシイダンス(1989年・日本・101分)NHK-BS

 監督・脚本:周防正行

 出演:本木雅弘、鈴木保奈美、大沢健、彦摩呂、田口浩正、近田和正、竹中直人

 内容:塩野陽平は東京の大学生だが、実家の寺を継がなければならない宿命を背負っていた。それで住職の資格を得ようと1年間の禅寺修行のため弟の郁生と田舎の山奥の明軽寺に入ることになる。しかし安易な気持ちで構えていた彼を待っていたのは、先輩僧侶のシゴキや苛酷な修行の数々だった・・・。

評価★★★☆/70点

全体的に演出、演技ともにぎこちなさは残るものの、このわずか2年後の「シコふんじゃった」で完成形を迎える周防コメディの原型を見られるという点で見応えがあるし、しかもそれがすでに十分面白いのだから恐れ入る。

その型とは、一般には縁遠い業界をネタに、トリビア的な要素を絡めながらそこに飛び込んでいった素人人間の悪戦苦闘と人間模様をコミカルに描き出すものだけど、今作と「シコふんじゃった」、そして「Shall we ダンス?」までの3作はこのフォーマットを踏襲していて、娯楽性として見事にそれがハマっている。

まぁ、でもこの映画で1番ウケたのは、バブル時代のケバケバしい空気が存分に映し出されていたことだね。

鈴木保奈美の付けてるイヤリングがまるでインカ帝国で発掘された耳飾りみたいで笑えたww

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Shall we ダンス?

Shallwe83_839383x出演:役所広司、草刈民代、竹中直人、渡辺えり子、草村礼子、柄本明、徳井優

監督・脚本:周防正行

(1996年・東宝・136分)

評価★★★★/85点

内容:まじめなだけが取り柄でこれといった趣味もない平凡なサラリーマンの杉山は、ある日電車の中でダンス教室の窓辺に物憂げに佇む1人の女性を見かけ、その姿に目を奪われてしまう。数日後、彼女のことが忘れられない杉山はそのダンス教室を訪れて、生まれて初めて社交ダンスを習い始める。はじめは不純な動機で始めた社交ダンス。しかし、次第に彼はダンスそのものに純粋にのめり込んでいくようになり・・・。

“だからといってダンスをしたいとは思わない。”

やっぱこの映画は「フル・モンティ」であって、決して「リトル・ダンサー」ではない。

世間のしがらみやプライドに縛られる大人たち。そこにはどうしても羞恥心がつきまとってしまう。

どこまでも一途なガキんちょにはなれない。言葉では言い表すことができないけどとにかく好きだ!という一途さと情熱ははっきりいって持ち合わせていない。プロでもないかぎり。

だからこの映画にしろ「フル・モンティ」にしろコメディ要素を加味せざるを得ない。

というかクソまじめに描こうとしてもおそらく勝手に自然にコメディに傾いていくだろう。

そういう意味では、この映画はしっかりと、そしてほとんど確信犯的にコメディ要素のツボを押さえているといってよい。

単に竹中直人を出しとけばそれでよい、それで大丈夫だろうという曖昧な期待と推測はこの映画にはない。近年はそういう使われ方しちゃってることが多いけど、この映画では皆無。

こと周防監督作品の中では彼はちゃんと生きてる。

しかし、一方ではこのコメディ要素は諸刃の剣。

ゆえに冒頭で述べたように、面白かったからといってダンスをしたいとは思わない。心にググググッと迫ってくるところまでには至らなかった。それが諸刃の剣の悲しいさが。

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(おまけ)

Shall we Dance?シャル・ウィ・ダンス?

Shall 出演:リチャード・ギア、ジェニファー・ロペス、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ

監督:ピーター・チェルソム

(2004年・アメリカ・106分)2005/05/03・PLEX

評価★★★★/75点

内容:周防正行監督の「Shall we ダンス?」のリメイク。単調な毎日に空虚感を覚えていた弁護士のジョンは、ある日通勤電車の中から見かけたダンス教室の物憂げな美女が気になりだして・・・。

“別格のオリジナル版と比べちゃうとこのハリウッド版は気の抜けた炭酸といったかんじが否めないが、リメイクと思って見なければドライベルモットとラズベリーの入ったバラ色のカクテルといったかんじで十分まとまりのある味に仕上がっている。”

ダンスの上手い下手を夜のベッドテクニックの下ネタ話にするところなどは序の口としても、やはりラストのリチャード・ギアのタキシード姿withバラの花と奥さんとの濃厚キッスを出されたもんにゃこちらはもはやお手上げする他ない。

日本で正面切ってあれを絵にできる役者といったら、田村正和くらいしか思い浮かばない。

あと印象的だったのが、スタンリー・トゥッチ。

この人は自分の中では、「ペリカン文書」で最高裁判事をポルノ映画館でイヤらしい手つきで絞殺するハゲ男という印象がずっとあったのだけど、今作のスパークぶりでまた要危険人物の階段を一段上がったな。

日本で再リメイクするなら、リチャード・ギア役は田村正和、スタンリー・トゥッチは宇梶剛士ってとこかw

2016年1月10日 (日)

夢のシネマパラダイス404番シアター:神話の世界へようこそ

タイタンの戦い

T0007501p 出演:サム・ワーシントン、ジェマ・アータートン、マッツ・ミケルソン、レイフ・ファインズ、リーアム・ニーソン

監督:ルイ・レテリエ

(2010年・アメリカ・106分)WOWOW

内容:古代ギリシャ、神と人が共存していた神話の時代。人間の王の反旗に激怒した大神ゼウスは人間を滅ぼすため冥界の王ハデスを解放する。ハデスの暴虐により家族を殺されたペルセウスが立ち上がり、命知らずの戦士たちとともに打倒ハデスの旅に出る。

評価★★★/60点

ギリシア神話に何の傾倒ももたない自分からすると、アクションRPGのノリで見られてそこそこ楽しめたかなと。尺もちょうどいいレベルだったし。

クラーケン、ペガサス、メデューサなど魅力的なクリーチャーが怒涛の出演を果たし、はっきりいって見せ場だけで撮られたような映画w

ドラマもヘッタクレもあったもんじゃない。アクションRPGですよこれは。

この監督、相当なおバカさんだとお見受けしました。一応ホメ言葉だからね(笑)。

こういう映画はもう割り切って見るっきゃないッス。

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タイタンの逆襲(2012年・アメリカ・99分)WOWOW

 監督:ジョナサン・リーベスマン

 出演:サム・ワーシントン、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ、ダニー・ヒューストン、ロザムンド・パイク、ビル・ナイ

 内容:前作から10年後。勇者ペルセウスは、愛する一人息子と漁師として暮らしていた。一方天上界では、冥界の王ハデスの陰謀により巨神タイタン族の王クロノスが甦ろうとしていた。それを阻止せんと父親であるゼウスから協力を求められるペルセウスだったが・・・。

評価★★★/60点

ストーリーもヘッタクレもない、ただ闘って闘って闘いまくるだけの映画だけど、アクションシーンはじめ絵づらはけっこう好み。

炎を吐き出す魔獣キメラや阿修羅マンのような出で立ちで兵士をバッサバサと斬り捨てるマカイ、そしてペルセウスが乗る黒馬のペガサスなどCGクリーチャーも魅力的で、重量感もあって良かった。

また、バカでか溶岩巨神兵クロノスもロードオブザリングに出てくる火のたてがみと炎のムチを持つ怪物バルログを想起させたけど、溶岩を絨毯爆撃のようにバラバラと振りまいて圧倒的だった。

でも、これってほんとLOTRのデジャヴを見ているかんじだったな・・w

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300 スリーハンドレッド

P0001555  出演:ジェラルド・バトラー、レナ・へディ、デヴィッド・ウェンハム、ドミニク・ウェスト

監督:ザック・スナイダー

(2007年・アメリカ・117分)DVD

評価★★★☆/70点

内容:紀元前480年、大帝国ペルシアはスパルタを次なる標的に定め、ペルシア大王クセルクセスに服従の証を立てるよう迫ってきた。これに対し、戦闘国家スパルタの王レオニダスはそれを一蹴、100万の軍勢で迫ってくるペルシアと戦うことを決意する。そして、レオニダスのもとには300人の精鋭が集結した!ヘロドトスの「歴史」でも記されているテルモピュライの戦いを舞台に描いたフランク・ミラーのグラフィックノベルを映画化。

“嗚呼!!少年ジャンプ黄金時代!”

この映画を見ていて真っ先に思い浮かべたのが“北斗の拳”“花の慶次”だ。

ようするに原哲夫の漫画なのだが、荒ぶる「漢(おとこ)」気質とやたらに醜悪な敵キャラはそのまんまだし、「仲間たちとの絆は絶対にちぎれない」=友情、「苛酷な鍛錬と場数を積んで経験値を上げていく」=努力、「バリ3根性で戦えば例え己の命が尽き果てようとも決して負けることはない」=勝利という少年ジャンプ精神まで受け継いでいる始末。

ジャンプ黄金世代の匂いをこれほどまでにトレースしてくれた映画が今までにあっただろうか!?、、って製作者にそんな意図など100%なかっただろうけど

ホモッ気漂うクセルクセス王をイランのアフマディネジャド大統領になぞらえて、アメリカンフリーダムの精神のもと、健常者アメリカが蛮族イランに鉄槌を下すというプロパガンダとも容易にとれてしまうほど映画レベルとしては相当にエグくて低いのだが、単純に80年代少年ジャンプの世界観を堪能できたことを評価したいのでこの点数っス。。

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300<スリーハンドレッド>帝国の進撃(2014年・アメリカ・103分)WOWOW

 監督:ノーム・ムーロ

 出演:サリヴァン・ステイプルトン、エヴァ・グリーン、レナ・ヘディ、ハンス・マシソン、ロドリゴ・サントロ

 内容:テルモピュライの戦いで惨敗したペルシア帝国はそれでも侵略の手を止めなかった。美貌の女将軍アルテミシア率いるペルシアの大艦隊がエーゲ海を席巻し、ギリシャに迫っていた。それに対し、かの戦いで美しく散ったスパルタ軍の魂を受け継いだテミストクレス将軍率いるギリシャ連合軍が立ち向かい、圧倒的な戦力差がありながらも勇猛果敢に跳ね返していく。そんな中、ギリシャ人でありながら、ギリシャへの復讐に燃えるアルテミシアは、テミストクレスを取り込もうと画策する・・・。

評価★★/40点

前作は300人vs100万人というえげつないシチュエーションにテンションがアゲアゲになるんだけど、今回はそういう特異な要素もなく、ひたすら筋肉祭りに付き合わされる100分間は正直ツライ(笑)。

いや、見所となる要素もなくはないはずだった。

前作で壮絶な玉砕を遂げたレオニダスの遺志を継ぐギリシャ将軍テミストクレス、ギリシャ人でありながらペルシアの女将軍としてギリシャへの復讐の鬼と化すアルテミシア、その彼女の義弟で目前で父王をテミストクレスに射抜かれ親の仇に燃えるクセルクセスというトライアングルはシェイクスピアの四大悲劇に通じるキャラクタリゼーションを持っているのだけど、作り手の興味はマッチョと飛び散る血のりとスローモーションにしかないらしく・・

紅一点エヴァ・グリーンの蟻地獄のような妖艶さが筋肉バカ以上に突出していただけにもったいないなぁというのが正直な感想。

まぁでも、そんなこと言っても聞く耳もたないよねコイツらと思わせるほど“ギリシャ無双”ゲームに特化した作りは潔いというしかないのかな。。

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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(2010年・アメリカ・121分)WOWOW

 監督:クリス・コロンバス

 出演:ローガン・ラーマン、ピアース・ブロスナン、ユマ・サーマン、ショーン・ビーン、キャサリン・キーナー

 内容:母親と暮らす高校生のパーシー・ジャクソンは、ある日、“ゼウスの稲妻”を返せ!と叫ぶ化け物に襲われ、母までさらわれてしまう。そして彼はギリシャ神話の神々と人間との間に生まれた“デミゴッド”であること、そして父親は海王ポセイドンだという衝撃の事実を知らされる。さらに全能の神ゼウスの最強の武器である“稲妻”を盗んだ犯人にされたパーシーは、“稲妻”を探し出し母を救い出すため仲間と共に旅立つのだが・・・。

評価★★★/60点

“お笑い芸人モンスターエンジンのネタ、暇をもてあました神々の遊びを豪華ハリウッドリメイク!?”

同じくギリシア神話をモチーフにした「タイタンの戦い」を先に見ていたのだけど、3Dアクション大作とは打って変わって、児童文学を下敷きに現代風にアレンジした学園青春ファンタジーに生まれ変わった本作も見てるぶんにはそこそこ楽しめる作品に仕上がっていたとは思う。

エンパイアステートビルが神々の住処、ラスベガスが怠惰の象徴、ハリウッドが地獄の入口などアメリカの名スポットをうまく設定に盛り込んでくるあたりもなかなか面白い。

そこはファミリー映画の大王クリス・コロンバスの十八番なのだろうけど、まぁ全体としてみればあくまでティーン向けというかんじ。

そのわりに脇がものすごく豪華なんだけど(笑)。

続編ありきなのかな。ハリポタもクリス・コロンバスだったし、二匹目のドジョウを狙ったのか。。にしてはライトすぎて薄っぺらいような・・。

どうせなら聖おにいさんみたいなシュールなコメディにしちゃえばいいのにw

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トロイ(2004年・アメリカ・163分)MOVIX仙台

 監督:ウォルフガング・ペーターゼン

 出演:ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガー

 内容:古代ギリシャ。和平のためスパルタを訪れたトロイの王子パリス(オーランド・ブルーム)がスパルタの王妃へレン(ダイアン・クルーガー)に一目惚れ。あろうことかこのイケメン王子、ヘレンを口説き落として帰国してしまう。これにスパルタ王はブチギレ!ヘレン奪還を名目に全ギリシャ軍を挙兵し、ここにトロイvsギリシャの一大戦争が幕を開ける。

評価★★☆/50点

今から3200年前の話だけど、今から3200秒後の歴史にさえまずもって名を残さない映画だなw。

人物が全くもって多面的に描かれていないのがホントに致命的・・。なんたって何か問題が起きれば「すべては神々の思し召し」で片付けられちゃうんだから。

だからまぁパリスみたいな空っぽ一直線キャラになっちゃうのも当然といえば当然なんだけど。。

戦闘シーンが意外にも出色だっただけに、埋もれ忘れ去られていくにはちょっと惜しい気もするけど、致し方なしのポイ捨て映画。

夢のシネマパラダイス196番シアター:タイタニック

タイタニック

T0012774p出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼーン、キャシー・ベイツ

監督・脚本:ジェームズ・キャメロン

(1997年・アメリカ・195分)仙台第1東宝

評価★★★★★/95点

内容:1912年4月15日に起こった、1513人の死者を出すという史上最大の海難事故であるタイタニック号の沈没に、若い恋人たちのロマンスを絡めたスペクタクル超大作。ジェームズ・キャメロンが企画から完成まで5年の歳月を費やした執念の映画化であり、製作費2億ドル以上という映画人生を賭けた一世一代のブロックバスター映画となった。巷ではマイケル・チミノ監督の「天国の門」のように製作会社もろとも沈没するのではないかとも囁かれていたが、蓋を開けてみれば世界53カ国で歴代興行収入ナンバーワンを記録、98年秋には全世界で18億ドル以上の興行収入を上げた。さらにアカデミー賞でも作品賞など11部門でオスカーを獲得するという快挙を成し遂げた。

“タイタニックの映画チケットを手に入れたのは映画人生最高の幸運だった。”

そして、全く期待しないで映画を見に行ったおそらく最初で最後の映画なのではないかと思う。

自分の期待できそうな映画以外は絶対劇場では見ない性質の自分は、タイタニックも当初は劇場に見に行く気など毛頭なかった。公開直後にチケットを手に入れたにもかかわらずである。TVの懸賞で当たっちゃったんだよなぁこれが・・・。

とにかくチケットが手に入りタダで観れるのにもかかわらず自分は重い腰を上げて劇場に足を運ぶ気が全く起きなかったのだった。

理由は簡単。

約3時間という長さ、公開前、映画タイタニック号の沈没の予感を煽っていたマスコミ媒体を腐るほど目にしていたことによる映画そのものに対するネガティブ思考、ようするに面白くもなさそうな映画を3時間も固いシートに座って見てなきゃならないのかよ、てな思いにとらわれてしまったのだ。

ところが、事態は意外な方向に進む。

「タイタニック」がゴールデングローブ賞ドラマ部門で作品賞を獲ったというではないか。

え゛ッ?見事予想通りに沈没したんじゃなかったの?と「タイタニック」のことなど頭の片隅にも無かった自分にとっては驚くべきニュースだった。が、それでも見たいという気にならなかった凄んげぇ頑固な男

しかし、映画公開から1ヶ月くらい経ったちょうどこの頃から自分の周りでも「タイタニック」はスゴイ、泣ける、という声がちらほら聞こえてくるようになる。

そして遂に事態は予想をあまりにも超えた展開をみせてしまう。

アカデミー賞11部門受賞の快挙!

ってこりゃ快挙どころの話じゃないな、とやっとで重い腰を上げることを決意するに至る。しかし、まだ心のどこかにはこの映画に対する懐疑心がうずまいていたのはたしかだ。

ま、タダで見れるしな、、が、アカデミー賞後「タイタニック」フィーバーがさらなる盛り上がりをみせていたことなど当時の自分はこの時知るよしもなかった。

1998年4月某日、劇場に足を運ぶ。。がなんと、ちょ、ちょ、長蛇の列が。

え゛っ?映画公開から4ヶ月以上経ってるのに何なのこれ、とただ仰天呆然とするばかり。

結局東北随一の収容人員を誇るであろう館内は定員オーバーで、最後列の端に連れを座らせることはできたものの自分はその後ろで立ち見、、3時間もつのかオレ!?

考えてみりゃその前年の「もののけ姫」も立ち見、もっと遡ると「スピード」も立ち見なんだなこれが。。

「タイタニック」風にいえば、自分はいっつも3等船客で根無し草なのさ、座席に縛られることもなく自由気ままに映画を見ることができるんだいww

そして開演・・・ムムムッ、こ、これは。

セピア調で始まる冒頭を見てこの映画の凄さを一瞬にして肌で感じることができた。

そのまま自分は映画とともに深海800メートルまで吸い込まれていった・・・。なんとも単純なヤツなんだなぁ我ながら。

そして結局ふたを開けてみれば、瞬く間の3時間。劇場が涙の洪水で見事沈没してしまいましたとさ、、という素晴らしいオチまでつく始末。かくいう自分もがむしゃらに泣きじゃくる立ち見のオバサンを見て、人前であんなに泣けるなんてスゴイねと他人事のように感じていたら、不覚にもラストで涙腺の防波堤決壊・・・。

涙腺攻撃の第1波、2波まではなんとかこらえていたのに、ホントなんともあざといラストの演出にしてやられた。

海底に沈んでいる朽ち果てたタイタニックにカメラが迫り、なめるように内部を進む、と画面横から光が射し込み、当時の美しいタイタニックの姿に変わる。するとカメラがドアの方に曲がり、ドアマンがドアを開けて中に招き入れる。中にはタイタニック号を設計したアンドリュースをはじめとして大勢の人が。

そして階段の上の時計台にはジャックが。カメラはそのままジャックの方へ向かう、と画面がグルッと回転、ローズが階段をかけ上がる姿が写る。

ここでこのカメラはローズの目線だったのかということが分かる。

そしてキス。まわりは万雷の拍手。船長やローズの母親ルースといった姿も見える。てか出演者全員っしょあれって。憎っくいねえあの演出。

この場面にかぎらずCGとベタオーソドックスな古典恋愛の見事な融合というべきか、心憎い演出が随所に見られる。

さらに憎っくいということで忘れてはならないのがキャルね。

この恋敵、ローズに腐れ人間とまで言われる悪役キャルがいなければこの映画にどっぷり浸かることもできなかったはずだ。目を吊り上げたときの眉の上がり方なんかは悪役造型としては最高。ローズに食らわせる瞬発ビンタ、「子供がいるんだ!子供がいるーーッ!」と何食わぬ顔で救命ボートに乗り込む男。

ま、こいつも哀れでかわいそうな男ではあるんだけど。ムカツキ度で上をいくのは間違いなくローズのオカンであるルースだし。とにかく悪役ビリー・ゼーンに拍手。

ほとんど期待もせずに見た映画で感動してしまうことほど嬉しいことはないし、映画体験として心にも残りやすい。

まさに自分は氷山で頭をぶん殴られるような衝撃をこの映画に受けたのです。

沈みゆくタイタニックで奏でられる悲しいバイオリンの旋律を今でも忘れることができない。

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ポンペイ

164464_01出演:キット・ハリントン、キャリー=アン・モス、エミリー・ブラウニング、ジェシカ・ルーカス、ジャレッド・ハリス、キーファー・サザーランド

監督:ポール・W・S・アンダーソン

(2014年・アメリカ・105分)WOWOW

内容:西暦79年、イタリア中部の都市ポンペイ。かつてローマ軍に滅ぼされたケルト人騎馬民族の唯一の生き残りであるマイロは、奴隷に身を落としながらも、復讐を胸に秘め、グラディエーターとして生き永らえていた。そんなある日、マイロは街の有力者の娘カッシアと出会い、やがて2人は身分違いの恋に落ちていく。しかし、ローマの元老院議員コルヴスの横やりが入り、コルヴスはマイロを抹殺しようとするが、そんな中、近隣にあるヴェスヴィオ火山が大噴火する・・・。

評価★★☆/50点

身分違いの恋を描くメロドラマと、一大都市を丸ごとひとつ滅ぼしてしまう大噴火のディザスタームービーと、古代ローマを舞台にした歴史劇という3要素を取り入れた欲張り映画。

つくりとして第2の「タイタニック」あるいは「グラディエーター」を狙ったのかどうかは知らんけど、フタを開けてみたらどれもがそれぞれの良さをつぶし合ってしまった中途半端な映画に・・・。

もっといえば、人間の復讐劇の怒りの大噴火と、ベスビオ火山の大噴火を重ね合わせて描こうとした構図ともいえるけど、どうあったってちっぽけな前者と後者が釣り合うわけがないんだから土台無理があるんだよね

それよりもポンペイの一般市民の暮らしぶりをもっと丁寧に描いてほしかったし、見る側の期待値としては歴史的にみてもポンペイといえば火山の噴火なのだからそっちをメインに見たかった。

まぁ恋愛劇ひとつとったって肝心の男女2人のキャラに魅力がないんだからどうしようもないんだけどね。。

キーファーが出てるんだから、どうせだったらジャック・バウアーの「24」ベスビオ火山から市民を守れ!の方を見たいww

2016年1月 8日 (金)

レアル・マドリー狂想曲第95番:吉と出るか凶と出るか・・!?ジダン監督就任

14519218698005←何かを見据えるジダン新監督と何やら思慮深げなペレス会長

2015-16シーズンも折り返し地点に来て、我が愛しのレアル・マドリーは、11勝4分3敗勝ち点37で、首位バルサ(1試合未消化だけど、それに勝つとして)から勝ち点5差、2位のアトレティコから勝ち点4差の3位につけている。

ところが、先日行われた新年明けおめ試合のバレンシア戦を2-2で分けた翌日、7か月前に涙の就任会見を開いたラファエル・ベニテス監督が解任され、ジダンが新監督に就任した。

ベニテス解任の噂はここ遠い日本まで届いていたけど、まさかホントにそうなっちゃうとは・・。

14519261852627バレンシア戦でコバチッチが退場し1人少ない中でベイルが勝ち越しゴールを上げたけど、もしその1分後に失点せずにそのまま勝っていても今日のシナリオは決まっていたのだろうか・・・。

ここでベニテス体制の7カ月を振り返ってみる。

8月末の開幕から1カ月はCL含めて5試合連続完封とほぼ絶賛スタートを切ったのだけど、10月に入ると第7節アトレティコ戦(1-1)を皮切りに9節の絶好調セルタ戦(3-1)、11月1試合目のCLパリ・サンジェルマン戦(1-0)など薄氷の勝利は収めるものの、試合内容の質は徐々に低下。

そして11節セビージャ戦で2-3完敗、続く12節クラシコで0-4の歴史的大敗を喫し、12月は初っ端から国王杯失格処分の憂き目を見て、15節ビジャレアル戦0-1、そして1月に入り先日のバレンシア戦で2-2ドローで解任となった。

こう見てくると、強豪相手のビッグゲームでことごとく低調な試合をさらけ出していて、今季はジリ貧のまま終わることが目に見えているのは確かなのだけど、ここでバトンを手渡された方もたまったもんじゃないよねっていう(笑)。

ただ、ベニテスを擁護するとすれば、怪我人が週替わりで出て、チーム作りに支障が出たのはあると思う。まず第2節後の代表ウィークでハメス・ロドリゲス(2カ月弱・12試合)とダニーロ(1カ月半・7試合)が離脱。CL1節でセルヒオ・ラモス(3週間・4試合。その後コンスタントに5回負傷離脱。延べ2カ月・7試合)とベイル(3週間・4試合後に復帰も直後の8節にまたまた負傷しさらに3週間・4試合離脱)。5節にペペ(1か月弱・6試合)。7節にカルバハル(1か月半・6試合)。直後の代表ウィークでベンゼマ(1か月半・6試合)。CL4節にマルセロ(3週間・1試合。クラシコで復帰も負傷しさらに3週間離脱・4試合)。13節に再びカルバハル(復帰時期未定・6試合)etc..と、よくまぁここまで怪我に祟られたもんだ

この野戦病院状態の中で上手くやり繰りしていたとは思うんだけど、前半戦最大の山場となる11節セビージャ戦&12節クラシコで悪い方に出ちゃったと・・。

セビージャ戦は直前のCLでマルセロが負傷離脱して左ラテラルに穴が空いたことが大きいし、セビージャ戦とクラシコの間が代表ウィークで1週開いて調整できたとはいえ、クラシコで長期離脱明けのハメスとベンゼマを試合勘そっちのけでスタメンで使い、負傷明けでも万全ではなかったマルセロも使わざるをえなかった(結局再発し途中交代)ことが大敗を招いた要因だともいえると思う。

しかもそれまで怪我人の穴を懸命に埋めていたイスコがクラシコで脇に追いやられた(途中出場するも一発レッドを食らって2試合出場停止処分w)ことでベニテスへの不満がくすぶり始め、15節ビジャレアル戦ではっきりと顕在化(メディアにすっぱ抜かれた)し、その後3試合は完全に干されている・・。

こう見てくると、ベニテスの最大の誤算はハメス・ロドリゲスの長期離脱(2節のベティス戦で最高のパフォーマンスを見せただけに直後の代表戦で負傷したのはあまりにも痛かった)だし、フロントの最大の失敗は本職がマルセロしかいない左ラテラルのバックアッパー補強をしなかったこと(こうなることは初めから分かっていたw)だろう。

ベニテスの采配については、戦術の目玉としてベイルをトップ下に置く形をプレシーズンに試していたけど、それも相次ぐ怪我人続出により頓挫、結局昨シーズンと同じ4-3-3に落ち着いた。が、昨シーズンよりも創造性に欠けてたし、バランスも悪いし、、やっぱベニテスはレアル向きではないな、ってのも最初から分かってたことなんだよね

いや、それ以前にアンチェロッティを更迭したこと自体馬鹿げた行為だったんだよなぁ・・。

14519362448987←フロレンティーノ・ペレス会長体制2期12年で11人監督が代わった・・。左端上から、1期目(99-00~05-06シーズン)はデルボスケ(3年半)、カルロス・ケイロス(1年)、カマーチョ(4カ月)、ガルシア・レモン(2カ月)、ルシェンブルゴ(1年)、ロペス・カロ(半年)。2期目(09-10~現在)はペジェグリーニ(1年)、モウリーニョ(3年)、アンチェロッティ(2年)、ベニテス(7カ月)、ジダン(??)。。

さてさてどうなることやら・・。国王杯がなくなったことで日程的にはかなり余裕があるし、怪我人も戻ってきてるし、ジダンのやりたいことはできる状況にはあるけど、まぁ気長に見ていきますか。って、それが出来ないのがレアルというクラブ・・

091e052083f54a4b853577290980cc92←ルイス・エンリケvsジダンww

2人の監督対決も楽しみだけど、キレやすいことで超有名なジダンだけに心配ではあるね。審判に頭突き食らわせて退場ってのもあったりして(笑)。

しかし、これだけ怪我人が出てる中でほぼフル出場のロナウドってある意味スゴイ。けど、パフォーマンス的には緩やかに下降曲線を描いていってるなという印象。ペレスの頭の中からソロバン弾く音が聞こえてくるなw

2016年1月 2日 (土)

夢のシネマパラダイス487番シアター:P.S. I LOVE YOU

her/世界でひとつの彼女

24036_l出演:ホアキン・フェニックス、スカーレット・ヨハンソン(声)、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド、クリス・プラット

監督・脚本:スパイク・ジョーンズ

(2013年・アメリカ・126分)WOWOW

内容:近未来のロサンゼルス。他人に代わって手紙を書く代筆ライターのセオドアは、妻キャサリンと離婚調停中。そんなある日、最新の人工知能型OSを購入したセオドアは、さっそくPCにアップデートする。すると起動した画面からサマンサと名乗る女性の声が話しかけてきた。実体はないものの、ユーモラスかつセクシーでバイタリティーに満ち溢れるサマンサに魅了されたセオドアは、毎日会話を重ねていくうちに恋に落ちていくのだが・・・。

評価★★★/65点

腕時計、メガネ、リストバンド、指輪など身につけられる次世代の携帯機器として注目を集めるウェアラブル端末。コンピューター技術を“身につける”ことが現実的になった今、ハード・ソフトともに進化していき、社会に定着し生活を変えていくであろうことは想像にかたくない。

その点で本作を見ると、インナーイヤホンをつけて超小型モバイルPCと会話方式で通信し様々な機能を利用できることをはじめとして、あと5年後10年後には実現しているんじゃなかろうかと思える手の届きそうな近未来社会が描かれ、違和感なく映画の世界に入っていくことができる。

その意味で人工知能を搭載した次世代OSに恋をするというのも、主人公となるプレイヤーが異性のキャラクターと恋に落ちる恋愛シミュレーションTVゲームを一歩進めたような未来設定であり、これまた将来ありそうかもと思わせてくれる。

しかし、肝となるのはコンピューターに自我があるという点なんだけども、その発想と着眼点が視覚情報を完全に遮断した会話劇以上の何か、新次元の驚きに導いてくれたとはいいがたく・・・。

要はテレクラとかチャットと変わんないよねっていう

果てはデリヘル呼んで3P!?っていうのもオタクの妄想としてありがちだしw

まぁ、サマンサはもともとユーザーの好みに最適化されたOSなだけに、理想の恋人と思い描いた通りの恋愛ができるという、いわば二次元恋愛の妄想の具現化といえるわけだけど、自我をもったサマンサがユーザーの束縛から自立していくのは納得のいく展開ではあるんだけどね。。

ただ、非モテ男子の自分からすると、サマンサが自分の他に640人の彼氏がいるとかってかなりショックで(笑)。

それだったら、自分に一途になったサマンサが最恐の電脳ストーカーになるホラー話の方がよっぽど見たかったかなぁww

さて、ところでサマンサ役で声だけ出演のスカヨハの評価がすこぶる高かったそうだけど、吹き替え好きの自分はそっちの方で見たのでスカヨハのセクシーなハスキーボイスに触れることはできなかった。

でも、吹き替え版の方のサマンサもめちゃくちゃ良くて。落ち着いた大人の女性のしっとり感と色気たっぷりの包容力にメロメロになって妄想力も大開放!

で、声をあてたのが林原めぐみだと知ってまたビックリ。綾波レイがアラサーになるとこうなっちゃうんだっていうw

いやぁ、こういう声だったら自分もこの次世代OS欲しいわ。

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ロング・エンゲージメント

013 出演:オドレイ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル、ジャン=ピエール・ベッケル、ドミニク・べテンフェルド

監督・脚本:ジャン=ピエール・ジュネ

(2004年・フランス・133分)MOVIX仙台

評価★★★/65点

内容:時は第一次世界大戦。故意に負傷しサボタージュを図ったという罪で5人のフランス兵が軍法会議で死刑を宣告された。その中にはマチルドの幼なじみの婚約者マネクの名も。しかし、マチルドは「マネクは絶対に生きている」と直感し、私立探偵を雇い、彼の捜索を続けるのだった。。

“冒頭でいきなり電話線に足を引っ掛けてズッ転んだ自分は、置いてきぼりをくらってペースをつかむことができないまま鑑賞を終えようとしていた。。”

戦争のリアリズムと“アメリ”ファンタジーが共存した映像美と、これはフランス版「初恋の来た道」だという自分の直感だけを頼りになんとか見続けていたわけで、それはもはやヤケのやんぱち状態といってもよかった。

その中でかろうじて抱いた感想は、戦争を舞台にしたミステリー仕立てという今まであまり味わったことのない題材に、ある種の戸惑いと違和感を覚えてしまったということと、弾が飛び交う戦場という残酷なまでのリアリズムを軽く凌駕してしまうマチルド=オドレイ・トトゥワールドの不思議な魅力しか印象に残らなかったということだ。

しかし、この彼女の一途な魅力がなければ2回も劇場に足を運ぶことはなかっただろう。

そして、2回目の鑑賞と相成ったわけだが、登場人物の顔と名前が一致して話についていきながらミステリーの謎解きも理解できるに至っても、やはり1回目のときに抱いたのと同じ感想しか持てなかったのだった・・。

なんと言えばいいのか、うまく言葉が浮かばないが、同じような映画で「戦火の勇気」はフツーに何の違和感もなく見られるのに、略してロンゲーの方には違和感を抱いてしまうわけで。

人物が複雑に入り乱れてわんさか小道具が出てくるわりに、フタを開けてみれば何てことはないミステリーだったし、そもそものところミステリーにする必要があるのかという疑問も湧いてきてしまう。

なにか複雑にこんがらかった糸をただ単に一本に引き伸ばしただけで、知恵の輪を外す時のような発想の転換、角度の転換といった醍醐味が感じられなかったのが大きいのかもしれない。

一見無秩序に配置された人物たちがマチルドの直感の糸で結ばれていく様は、まるで紙の上で始点と終点を鉛筆で線を引き、その線上に後からなぞっていくような、そんなインチキ臭さを覚えてしまった。

しかし、このインチキ臭さをマチルド=オドレイ・トトゥの不思議で圧倒的な存在感とピュアな魅力が完全に消し去ってしまっているのがなんともズルイ。

しかも、、、それにまんまと取り憑かれてしまった自分は思ったほどイヤなかんじはしなかったわけで、いやそれ以上に爽快かつ心が暖まる余韻でもってこの映画を見終えたのがまたなんとも不思議でならないのだ。

しかし、また見たいかと言われれば、、、うーむと黙りこくってしまう以外にない自分がいて、二律背反にさいなまれてしまっている・・。こういうのを本当の意味で、良くもなく悪くもなくと言えばいいのかな。。

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エターナル・サンシャイン

Eternalsunshine2704regus 出演:ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルスティン・ダンスト、マーク・ラファロ

監督:ミシェル・ゴンドリー

(2004年・アメリカ・107分)DVD

評価★★★★/80点

内容:バレンタインを目前にしたある日、ジョエルの元に謎の通知が届く。それは、喧嘩別れした彼女クレメンタインが彼の記憶をすべて消してしまったというものだった。別れの辛い気持ちを体験するくらいなら、最初から出会わない方が良かったのか?彼は自分も彼女の記憶を失くそうと、記憶除去を専門とするラクーナ社を訪れるが・・・。記憶の中に残る共に過ごした日々を辿っていくユニークなラブストーリー。アカデミー賞で脚本賞受賞。

“この映画の両輪が逆回転しているように見えたのは、実は目の錯覚だった。そう、高速で回転している車のタイヤを見たときのように。”

逆回転しているように見えたが、実は前に進んでいたんだね。

再スタートというやり直し地点に立ったジョエルとクレメンタイン。しかし、その再スタート地点は最初のスタート地点よりもはるか前方に進んだ地点に確かにあった。

重層的にまとめられているようで、何ものにも侵すことのできない愛と想いの強さという一本太っとい芯が通っているのがこの映画に絶妙なバランスをもたらしていた。

文字通りどこから見ても逆回転したままの「メメント」はもう見ることはないだろうし、見る気も起きないが、この映画は同じ逆回転でもまた見てもいいと思わせてくれる映画だ。

運命の赤い糸に導かれて・・・。

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キューティ・ブロンド(2001年・アメリカ・96分)NHK-BS

 監督:ロバート・ルケティック

 出演:リース・ウィザースプーン、ルーク・ウィルソン、セルマ・ブレア、マシュー・デイビス

 内容:大学一の人気者エルは明るいブロンド美人だが、ブロンドゆえ恋人にフラれてしまう。エルは「金髪は頭が悪い」というレッテルを解消しようと猛勉強し、ハーバードのロー・スクールに進むが・・・。

評価★★★/65点

一貫して偏差値40で描かれたエル。しかし彼女の人間力は痛快なまでのオンリーワンだった!

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幸せになるためのイタリア語講座(2000年・デンマーク・112分)NHK-BS

 監督・脚本:ロネ・シェルフィグ

 出演:アンダース・W・ベアテルセン、ピーター・ガンツェラー、ラース・コンルード

 内容:コペンハーゲン近郊の街。それぞれの事情で日常に疲れていた独身男女6人が、週1回のイタリア語講座で出会い、次第に人生と恋への希望を取り戻す。。ベルリン映画祭で銀熊賞ほか全4部門を受賞。

評価★★★/65点

“結局、髪切ってくれない美容師さん。。”

6人の男女の痛みや喪失、愛を描いた物語がやや散文的な乏しさで語られちゃってて、ハンドカメラの効用がやや意味のないものに陥ってしまっているのは否めない。

でも、中年オジさんオバさんたちが幸せになるために悩み傷つき孤軍奮闘する様は見る側の心にもちゃんと迫ってきた。

やっぱ恋しないとな、オレ・・・

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ウィンブルドン(2004年・英/仏・99分)WOWOW

 監督:リチャード・ロンクレイン

 出演:キルスティン・ダンスト、ポール・ベタニー、ニコライ・コスター=ワルドウ、ジョン・ファブロー

 内容:「ブリジット・ジョーンズの日記」の製作陣が手がけたロマンチック・ラブストーリー。テニス選手としてのピークを過ぎたピーターは、引退を決意。一方、リジーは将来が有望視される上り調子の若手プレイヤー。テニスの聖地ウィンブルドンで2人が出会ったとき、恋の天使が微笑み、運命が動き出す!

評価★★★★/75点

“カジュアルウィンブルドンも悪くない。”

小・中・高とテニスをやっていた自分から見ると明らかに試合シーンは作りもの感が強いのがありありで、あくまでも“らしく”見える程度でしかない。

しかし、その“らしく”見せる演出がまるでラケットの真芯に当てて最適なコースに打ち返すかのごとく的確にツボを押さえていて、受け止める方の自分は、作りもの感に辟易してしまうどころか、ウィンブルドンのセンターコートで固唾を飲んで観戦している感覚にさえなってしまう。そこが凄く上手いと思う、この映画は。

曇天と格式のウィンブルドンを、降りしきる雨でさえも明るいリズムで弾けてしまうほどカジュアルに描いたことには最初は少々面食らったけど、ポール・ベタニー&K・ダンストのキャラクターも相まって非常に楽しく見ることができた。

それにしてもテニスでも試合前のエッチ問題ってあるんだね。。おいおい・・

いや、サッカーのW杯って1ヶ月間くらい開催期間があるじゃん。そしたっけ南米のとある強国で、規律に厳しい監督が選手たちの奥さんを同伴させることを禁止したの。そしたら選手たちが鬱憤たまり過ぎて試合でいいパフォーマンスが出なくて敗退。これを教訓にその国は奥さんも派遣することにしたというウソのようなホントの話。

いや、どうでもいいんだけどね、こんな話(笑)。。

2016年1月 1日 (金)

夢のシネマパラダイス401番シアター:トランスフォーマー

トランスフォーマー

N_608pdsz112981rpl 出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、ジョン・ヴォイト、ジョン・タトゥーロ

監督:マイケル・ベイ

(2007年・アメリカ・144分)盛岡フォーラム

評価★★/45点

内容:ある日、中東カタールの米軍基地で軍用ヘリが突然変形し、無差別に攻撃し始めたのを皮切りに、世界各地で様々な機械製品が巨人に変身し一斉に牙をむいた。なんとそれらは、惑星サイバトロンから地球侵攻にやって来た悪の軍団ディセプティコンだったのだ。一方そんな中、高校生のサムは、父親に買ってもらったボロ車がいきなりロボットへ変形したもんだからビックリ仰天。が、このロボットは同じ惑星からやって来たディセプティコンに対抗する勢力オートボット軍団の戦士で・・・。

“泣けるロボット映画「アイアン・ジャイアント」の実写化に一体貸してやれ!”

マイケル・ベイの映画はとにかく何も考えずにスクリーンに映し出される映像をその場その場で楽しめばいいんだよ、そういう娯楽なんだから変な御託やツッコミをかましても意味ないの、という強引なこじつけを自分の脳に痛いほど刻みつけてから見るようにしているのだが、今回ばかりは度を振り切ってしまった(笑)。

もう行くとこまで行ったかんじ。

オレはトランスフォーマーの小芝居を見に行ったんじゃねぇよ。お庭でカクレンボって・・・。

ていうかどれが悪玉か善玉か見分けがつかないし。

焦らして見せないことで映画を盛り上げるスピルバーグと、見せまくることで映画を盛り上げるマイケル・ベイが変な風にドッキングしちゃったかんじで、もはや見てられなかったな。

え?映像ですか?

うーん、まぁスゴかったんじゃないスか。でも、だから何?ってかんじ。。

マトリックスシリーズでそういう映像技術の上限は見ちゃってるわけで、毎度毎度、“驚異の次世代映像をあなたは目撃する!”って言われるたんびに飽きが来る。

実際、今回のロボットの映像ってそんなにスゴイだろうか?変形ばっかりに気を取られてるのか、カット割りも下手クソだし、なんというか論理的じゃないんだよね撮り方がさ。

それぞれの要素要素が1つの絵として繋がっていかないんだわ。「レッド・プラネット」(2000)に出てくる凶暴ロボの方がまだマシだよ。

やっぱパート2はスピルバーグ撮ってー!

映像だけをメシに2時間半映画に付き合い続けなければならない苛酷さを今回ほど思い知らされたことはない・・・。

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トランスフォーマー/リベンジ(2009年・アメリカ・150分)WOWOW

 監督・マイケル・ベイ

 出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、ケビン・ダン、ジュリー・ホワイト

 内容:あの激闘から2年。サムも大学生となり、地元を離れてキャンパスライフを始めることに。一方、米政府はディセプティコン残党の掃討部隊NESTを結成、オプティマスをはじめとするオートボット軍も共同戦線を張っていた。が、そんなある日、サムはあらゆる金属物をトランスフォーマー化するパワーを持つ“キューブ”の欠片を見つける・・。

評価★★/40点

“最凶のKY映画”

クソやかましくて、クソめまぐるしくて、クソ長ったらしい、、それしか感想が浮かばないクソつまらない映画だった。。

金かけてるってのはよく分かるんだけども、それがこちらの見たいショットにほとんど繋がっていかないという、2時間半ここまで繋がってこない映画も珍しい。

あとさ、、世界遺産を冒涜するのもいい加減にしいやw

KY映画=自慰映画ともいえるけど、まぁそれがハリウッド娯楽大作の醍醐味でもあるんだけどね。。それがピタリとはまって興奮する時もあれば全くはまらない時もあるってことか・・・。

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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

Original 出演:シャイア・ラブーフ、ジョシュ・デュアメル、ジョン・タトゥーロ、タイリース・ギブソン、ジョン・マルコヴィッチ、フランシス・マクドーマンド

監督:マイケル・ベイ

(2011年・アメリカ・154分)WOWOW

内容:1969年、アポロ11号が月面着陸に成功した。しかし全世界が見守ったこの歴史的偉業の陰で、NASAとアメリカ政府はある事実をひた隠しにしてきた。実は月の裏側には、人類より先に未知の金属生命体であるトランスフォーマーの宇宙船が不時着していたのだった。そして、現代のシカゴ。社会人となったサムの前に、再びあの悪夢が甦る・・・。

評価★★☆/50点

小麦色に焼けたピチピチ姉ちゃんのプリンプリンのデカ尻から幕を開け、ボンクラ主人公と姉ちゃんの熱烈キスで幕を閉じる真夏のバーベキュー祭り!

見せ場のない前半から「宇宙戦争」を経て見せ場しかない後半へ強引に突き進むマイケル・ベイ節は今回も全開なので、年に1回はこのての頭スッカラカン映画を見るのもいいけど、150分も付き合えるほど自分はお人好しではない(笑)。

このシリーズって見終わったあとドッと疲れるんだよね・・。

しかしさー、マルコヴィッチもフランシス・マクドーマンドも無駄遣いもいいとこだろww

それより、主人公が飼ってる?C-3POとR2-D2みたいなコンビの掛け合いをもっと見たかったな。でもコイツら途中で行方不明になっちゃって画面から消えちゃうんだよね・・・。

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トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年・アメリカ・165分)WOWOW

 監督:マイケル・ベイ

 出演:マーク・ウォルバーグ、二コラ・ペルツ、スタンリー・トゥッチ、ジャック・レイナー、リー・ビンビン

 内容:シカゴでの激戦から3年。政府は人類を守ったはずの正義の軍団オートボットへの弾圧を強めていた。そんな中、テキサスの廃品業者ケイドが、仕事で訪れた廃映画館で中古トラックを回収するが、実はそれはオートボットのリーダー・オプティマスだった。しかし、オプティマスを血眼になって捜し回る謎の組織の追っ手が迫り、さらに地球外からは悪のディセプコン軍団がまたもや襲来しようとしていた・・・。

評価★★☆/50点

伏せろ!撃て!逃げろ!ギャー!うわー!無事か!ありえねーよ!コラー!何やってるんだ!そこだー!急げー!捕まれー!

、、というセリフが160分延々続くだけの映画ww

いや、ホントこの映画からVFX取っ払ったらこのくらいのセリフしか残らないだろっていうくらいVFX映像のインフレーションと中国タイアップだけで成り立っているかんじで・・。

しかも無駄に長っいでしょ。15分で描けるところを50分かけちゃうんだから、もう拷問レベル

まぁ、このシリーズがCGクリエーターの技術進化を押し上げる一助になって、他の作品に良い形でフィードバックできることを願うのみ、、って実際その程度の映画だよこれは。。

いい加減、監督替えてほしいわ

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