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2015年12月 1日 (火)

夢のシネマパラダイス209番シアター:ジャック・ライアンシリーズ

レッド・オクトーバーを追え!

Phma101312_l出演:ショーン・コネリー、アレック・ボールドウィン、スコット・グレン、サム・ニール

監督:ジョン・マクティアナン

(1990年・アメリカ・135分)NHK-BS

内容:CIAの分析学者ジャック・ライアンが活躍するトム・クランシーの冒険小説シリーズの最初の映画化。ソ連の最新型原子力潜水艦レッド・オクトーバーが突然姿を消す事件が起きた。艦長のラミウスはレーダーで探査することのできない原潜を駆って、アメリカ東海岸のすぐ近くまでやって来る。アメリカへの攻撃か、はたまた亡命か、艦長の真意が分からず苦悩するCIAは、レッド・オクトーバーを追うアメリカの潜水艦ダラスにジャック・ライアンを送り込む・・・。

評価★★★★/80点

潜水艦の構造といった詳しい知識は自分自身ほとんど皆無。しかも米ソ両側から描いているためネタバレが常時浸水してくる。

それなのにこの面白さは一体何なんだ

潜水艦ものは余程のヘマをしでかさないかぎりハズレることはないということを示した典型的作品。

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パトリオット・ゲーム

Patriot_games出演:ハリソン・フォード、アン・アーチャー、パトリック・バーギン、ショーン・ビーン

監督:フィリップ・ノイス

(1992年・アメリカ・117分)NHK-BS

内容:妻子の目の前で、英国王室一家をIRA過激派テロの襲撃から守ったジャック・ライアンはナイトの称号を授与される。しかし、テロ集団の恨みを買ってしまい、家族の命が狙われることに・・・。 

評価★★★/65点

前作が国家レベルなら今回は個人レベル、、っておいおい随分スケールが小さくなったな。

単なる個人の復讐譚と化しちまってるじゃんかよ。しかも理性のかけらもない暴走男。

「ケープ・フィアー」見るためにこの映画見たんじゃないんですけど・・・。

前作のスケールと緊迫感は何処へ。。

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今そこにある危機

56850906_1出演:ハリソン・フォード、ウィレム・デフォー、アン・アーチャー、ホアキン・ド・アルメイダ

監督:フィリップ・ノイス

(1994年・アメリカ・141分)NHK-BS

内容:麻薬撲滅の指令を受け、南米コロンビアの麻薬カルテルを調査していたCIAのライアンは、アメリカ軍による非合法の軍事作戦の陰謀をつかむのだが・・・。

評価★★★★/75点

合衆国大統領をロクデナシ大統領として描いたのはこの映画のささやかな反抗ではある。

しかし、アメリカにとって麻薬カルテルの撲滅は絵空事であるどころか、麻薬そのものが“今そこにある危機”というよりも、既にあきらめがついているというのが現実なのだろう。。

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トータルフィアーズ(2002年・アメリカ・124分)WOWOW

 監督:フィル・アルデン・ロビンソン

 出演:ベン・アフレック、モーガン・フリーマン、ジェームズ・クロムウェル

 内容:CIA長官の右腕に抜擢された新米分析官のジャックは、ロシアの核兵器に関する調査を始めたが、捜査中にスーパーボウルの会場で核爆弾が爆発してしまう・・・。

評価★★★/55点

“原爆をお気楽にエンターテイメントで使うのはやめて下さい。”

「ターミネーター」はまだ許せる。

しかしこの映画でのお気楽レベルは目に余るものがあり、笑うにも笑えない状況・・。

アメリカとイスラエルの関係など、非常に挑戦的なテーマをも内包している面白い題材だっただけに残念だけど、どうもゲーム感覚の域を出ていない気がしたな。

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エージェント・ライアン

Poster2_2出演:クリス・パイン、ケヴィン・コスナー、ケネス・ブラナー、キーラ・ナイトレイ

監督:ケネス・ブラナー

(2014年・アメリカ・106分)WOWOW

内容:ウォール街の銀行で若き経済アナリストとして名を上げていたジャック・ライアンは、CIAに分析員としてスカウトされる。そんな中、世界恐慌を狙う大規模テロ計画がロシアで発覚。CIAは真相を暴くために現場経験ゼロのジャックをモスクワへ送り込むが・・・。

評価★★☆/50点

このてのスパイアクション映画って、ご都合主義やストーリー上の矛盾から逃れられない運命にあるものだけど、アクションの質や人物のキャラクター造形など細かいディテールにリアリティを付加することでツッコミ所を納得させるレベルのつくりが求められる。しかし、そこで粗がリアリティを越えてしまうと一気に作り物感が前面に押し出て白けてしまう。

で、今回、久々にその感覚を味わった(笑)。

まず、リアリティという点で最も大きくつまづくのが、恋人キーラ・ナイトレイがライアンの浮気を疑ってモスクワまで飛んできてしまうくだりだ。若い二人だけにそれだけの関係性と時間経過が描かれていたとも思えず、その中で映画の半券見つけたってだけで浮気!?でわざわざモスクワ!?ありえねーだろww

ここで4割くらい白けた

せめてここは夫婦設定の方がまだ分かりやすい気がしたけど・・。

あと、せっかく殺しもスパイ経験もゼロなホワイトカラーの金融アナリストを主人公設定にしたんだからもっとヘタレに描けよって話(笑)。

オリジナリティがゼロなんだよなぁこれ。。

今どき米ソの対立なんていう古臭いモチーフを持ち出してくる勇気があるなら、男女の痴話ゲンカなんてチープな話ではなく、もっと骨太な男の映画を見たかったよ・・。

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