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2015年12月20日 (日)

夢のシネマパラダイス153番シアター:Let’s!Enjoy!スローライフ!

WOOD JOB!~神去なあなあ日常~

Poster2出演:染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、近藤芳正、光石研、柄本明

監督・脚本:矢口史靖

(2014年・東宝・116分)WOWOW

内容:大学受験に失敗し、彼女にもフラれた平野勇気。たまたま手に取った林業研修生募集のパンフレットの表紙に載っている美女に一目惚れした勇気は、彼女に会いたいがために応募し、1年間の研修プログラムに参加することに。こうして向かった先は、ケータイの電波も届かない山奥にある神去(かむさり)村。しかし、そこに待っていたのは常識外れの野蛮な山の男・飯田ヨキとあまりにも過酷な林業の現場だった・・・。

評価★★★★/80点

題材の組み合わせの意外性というユニークな切り口をオーソドックスなコメディに落とし込む矢口ワールドにとって、都会育ちのやる気のない若者とド田舎で林業という設定はまさに十八番企画というかんじで安心して楽しむことができる。

その中でも、林業という普段お目にかかることのない山男の仕事の流儀、そのプロフェッショナリズムのディテールの豊かさと、携帯は通じないけど全てが筒抜けという村落共同体の非常識、そのローカルなディテールの豊かさをライトな感覚で描き出しているのがこの映画のミソだろう。

排他的なムラ社会の伝統や因習、生活圏のすぐそばに神話的世界が拡がる自然信仰の神秘性、原初的な子孫繁栄の思想に裏打ちされた奔放な性の営み、とこれだけ見ると今村昌平の映画でイヤというほど見せつけられてきた題材なわけだけど、かの映画がそれらを閉鎖的で禁忌な秘め事という視点から描き、ドロリとした粘着質の汚らわしさに満ち満ちていたのに対し、肉食系が絶えて久しい現在は大らかでオープンマインドな視点でサラリと描く矢口監督の作風は今の時代に合っているのかもしれない。

あとは何といっても長澤まさみ

まさに神レベルで、男勝りでさばさばしたバイク女子に完全にホの字ですww

他にも染谷将太のヘタレっぷり、伊藤英明の山猿、優香のジャージ姿と役者陣も魅力的ですごい良かった。

まぁ、あそこに住みたいかっていわれると丁重にお断りしますけどね

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春を背負って(2014年・東宝・116分)WOWOW

 監督:木村大作

 出演:松山ケンイチ、蒼井優、檀ふみ、新井浩文、吉田栄作、仲村トオル、安藤サクラ、池松壮亮、石橋蓮司、小林薫、豊川悦司

 内容:東京で働く長嶺亨のもとに、立山連峰で山小屋を営む父・勇夫の訃報が届く。厳しかった父から距離を置いていた亨だったが、帰郷すると母・董や山仲間たちが出迎えてくれた。そしてその中にいた高澤愛という女性と出会う。彼女は山で遭難しかかっていたところを勇夫に助けられて以来、山小屋で働いているという。それを知った亨は自分が山小屋を引き継ぐことを決心。こうして愛とともに山小屋の経営に乗り出した享だったが、過酷な山での生活に悪戦苦闘の日々が続く・・・。

評価★★☆/50点

映画を見てる時のテンションが登山に例えれば4合目から上がっていかなかった・・・。

なにより主人公が春を背負ってどころか何も背負っていないように見えるのがこの映画の最大のウィークポイント。

東京でバリバリ働いていたビジネスマンが都会の喧騒から隔絶された大自然の中で忘れかけていた人のぬくもりや絆を取り戻し人として成長していくというプロットは、オーソドックスな鉄板ものだと思うんだけど、驚くことにそれが拍子抜けしてしまうくらいに描けていない・・・。

そもそも冒頭のプロローグで、少年時代に父親と登山していた主人公が誤って滑落しそうになった時に父親にビンタされる強烈なシーンがあるんだけど、それって父親への反発や葛藤というモチーフの伏線にならなければならないはず。それにより、社会人になっても仕事にかこつけて故郷の実家に帰ることを長らく敬遠していたという経緯にも説明がつく。

ところがこの主人公、そんなことはなかったかのように無条件で山暮らしを受け入れてしまうのだ。いやいやいやちょっと待て、そりゃないだろ

いくら父親を亡くしたからって仕事と東京を捨ててまで山に行くってのには抵抗してもらわないと(笑)、感情移入できないよねっていう。いや、それ以前に自分に置き換えてみればコンビニもTVもないような山小屋で暮らすなんて考えられないわけで。。例え蒼井優の朝シャンならぬ山シャンを間近で見れたとしても、、いや、やっぱそれは見たいww

まぁともかく、実直な映画であることには違いないし、徒労の上に人生が成り立っており、自分の足で歩いた距離だけが人生の糧になるというテーマは素晴らしいんだけど、肝心の“徒労”が描けないでは本末転倒ではなかろうか。

昭和30年頃だったら通用しそうな映画だったね

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プロヴァンスの贈りもの

Agoodyear 出演:ラッセル・クロウ、マリオン・コティヤール、フレディ・ハイモア、アルバート・フィニー

監督:ラッセル・クロウ

(2006年・アメリカ・118分)WOWOW

内容:ロンドン金融界の豪腕トレーダーとして多忙な日々を送っているマックス。そんな彼のもとにある日、南仏プロヴァンスでワイン造りを営む叔父の死の報せが届く。遺産相続者となっていたマックスは、ブドウ園やシャトーを全て売却するつもりで現地に向かうことに。しかし、プロヴァンスでしばし時を過ごすうちに懐かしい少年時代の思い出が甦ってきて・・・。

評価★★★/65点

エンディングロールでリドリー・スコットの名が出てきて、エエーーッ!?と思わずのけぞってしまったんだけど、まさかリドリー・スコットがラブコメ撮っちゃうとは・・・。

そう驚いちゃうくらいこの監督の器用さというのは認めてしかるべきで、胸の谷間を上品に見せてくれる映画ははっきりいって好きです(笑)。おいおい

また、漢(おとこ)ラッセル・クロウも芸域の幅を感じさせていて良かったし、プロヴァンスの豊潤な薫り漂う映像も素晴らしい。

、、のだけど、全体としてみると可もなく不可もなくというかんじで、人一倍無神経でイヤな男と、人一倍鼻っ柱の強い女というせっかくの魅力的なキャラクターが映像の方に流されちゃうばかりで、イマイチ活かされてないかなと。

脇のキャラが良かっただけにちょっと残念。

でもまぁ、午後のひと時にはちょうどイイ映画かもね。

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グリーン・フィンガーズ(2000年・イギリス・91分)NHK-BS

 監督・脚本:ジョエル・ハーシュマン

 出演:クライブ・オーウェン、ヘレン・ミレン、デビッド・ケリー、ウォーレン・クラーク

 内容:人生を諦めていたコリンが移送されてきたのは、高い堀も鉄条網も監視カメラもない、自由な規律の更正刑務所。庭造りを命じられたコリンはしぶしぶガーデニングを始めるが、なんと彼には天才庭師の素質があった!実話をもとにしたヒューマンドラマ。

評価★★★★/75点

2,3年遅れでオイラのもとで花を咲かせるイギリス映画たち。桜前線ならぬエゲレス映画前線随時北上中!!

殺しの場面を描いた方がよかったのでは、と頭の片隅で思うも、この監督のタッチでも十分納得。だって純粋に良いものは良いんだもの。

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クリクリのいた夏(1999年・フランス・115分)NHK-BS

 監督:ジャン・ベッケル

 出演:ジャック・ガンブラン、ジャック・ヴィルレ、マルレーヌ・バフィエ

 内容:1930年代初頭のフランス。とある沼地に少女クリクリの一家が住んでいた。この地に住む人々はちょっと変わった人ばかりだったが、自給自足の優雅な生活を送っていてみんな大満足。しかしそんな平穏な日々もつかの間、クリクリの父リトンの失敗のせいで、大変な事件が一家を襲う・・・。

評価★★★/65点

NHK教育が好みそうな作品。

大草原の小さな家とか、アボンリーへの道とかね。

ただ、都会の毒っ気なしではもはや生きていくことができなくなっている自分は、あの沼地に住みたいか、といわれると、、、丁重にお断りさせていただきます、ハイ。

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モンタナの風に抱かれて(1998年・アメリカ・167分)WOWOW

 監督:ロバート・レッドフォード

 出演:スカーレット・ヨハンソン、ロバート・レッドフォード、クリスティン・スコット=トーマス

 内容:13歳のグレースは、乗馬中に巻き込まれた事故で右足を失い、彼女の愛馬も事故のショックで人間になつかない暴れ馬になっていた。グレースの母アニーは、娘の心を癒すためには愛馬の全快が必要だと考え、モンタナで馬専門のクリニックを開業しているトムのところへ娘と愛馬を連れて行く。。

評価★★★★/75点

アメリカ版「北の国から’98再生」

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パッション・フィッシュ(1992年・アメリカ・135分)NHK-BS

 監督:ジョン・セイルズ

 出演:メアリー・マクドネル、アルフレ・ウッダード、デヴィッド・ストラザーン、アンジェラ・バセット

 内容:昼メロドラマの人気白人女優メイは、交通事故で半身不随になってしまい、リハビリするために故郷ルイジアナに戻ったものの酒びたりの毎日を送って自暴自棄に陥っている。面倒を見る看護士もことごとくサジを投げる始末。そんな中、過去に麻薬中毒だったことのある黒人看護士シャンテルがやって来る。。

評価★★★/65点

南部の草の匂いがほのかにたちこめてくる。音楽が無いのもよい。

しかし、だからこそもっと強いパッションが欲しかった気がする。それがないとただ冗長なだけになってしまう。

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