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2015年11月 2日 (月)

夢のシネマパラダイス595番シアター:映画通が必ず通る道ウォン・カーワイ

2046

2046small出演:トニー・レオン、木村拓哉、コン・リー、フェイ・ウォン、チャン・ツィイー、カリーナ・ラウ

監督・脚本:ウォン・カーワイ

(2004年・香港・130分)仙台コロナ

評価★★★/65点

内容:1967年の香港。記者あがりの作家チャウは、とある古びたホテルの2046号室に泊まることに。彼は、ホテルのオーナーの娘ジンウェンが日本人のビジネスマンと恋に落ちていることに触発され、近未来SF小説「2046」を書き進める。それは、2046年が舞台で、失われた愛を取り戻すことができるという“2046”へ向かう、美しいアンドロイドたちが客室乗務員を務める謎の列車の物語だった・・・。

“ウォン・カーワイ映画写真展を美術館でやったら絶対見に行くのに。。”

しかもその写真は自分に選ばせて欲しい。自分が編纂してやるから、ていうかオレにやらせろ(笑)。

タバコは吸えないのだけど、「カイロの紫のバラ」みたいにこの映画の中に入っていってタバコをくゆらせてみたいと真剣に妄想してみた・・・。

ただ、物語の中に入って身を委ねたいということでは決してないということは付け加えておかなければなるまい。

あくまでもウォン・カーワイの映像世界の中、しかも時の静止したひとつの画像のワンフレーム内に入って最高のパフォーマンスを焼き付けてみたい、ただそれだけだ。

はっきりいってこの映像世界の中を歩いてみたいとも思わない。

ウォン・カーワイの映像世界その一瞬のきらめきの中に吸い込まれてみたい、ただそれだけなのだ。

なぜなら彼の映像世界の全てに没入したくないから、その全てをくまなく知りたいとは思わないから。

知った途端につまらなくなりそうで恐い・・・。

それだけ自分の世界とは全く異なる言語しか使ってこないウォン・カーワイという男。

しかも、その言語で語られる物語は、時折眠気をもよおす

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欲望の翼(1990年・香港・97分)DVD

 監督・脚本:ウォン・カーワイ

 出演:レスリー・チャン、アンディ・ラウ、マギー・チャン、ジャッキー・チュン、カリーナ・ラウ、トニー・レオン

 内容:サッカースタジアムの売店で売り子をしているスーは、お客のヨディから交際を迫られ最初は断っていたものの、やがてゾッコンに。しかし、気ままな遊び人のヨディはクラブダンサーのミミと関係を持ってしまう。そして傷心で夜の街をさまようスーは巡回中の若い警官から声をかけられる。一方、ヨディの親友サブはミミに思いを寄せていて…。

評価★★★☆/70点

雨に打たれて歩きたい。

この映画を見た後、無性にそう思った。

もはやあるはずのない昔懐かしの電話ボックスを求めて雨に打たれて彷徨いたいとさえ思ったw

それくらい映像に酔いしれてしまったのだ。

あんな湿気ったヨディ(レスリー・チャン)のアパートに住みたいとはこれっぽっちも思わなかったけど、映像からそこはかとなく漂ってくる色気は一体全体何なんだろう。映画を見て数日経つのにあの異空間の残り香はかえって強まるばかりだ。

ストーリーははっきりいってもうどうでもいい(笑)。

レスリー・チャンの妖しい色香とマギー・チャンの昭和の薫りだけでご飯3杯!

1998年7月14日午後6時11分、オレはたしかにそう思った。

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恋する惑星

10004出演:トニー・レオン、ブリジット・リン、フェイ・ウォン、金城武、チャウ・カーリン

監督・脚本:ウォン・カーワイ

(1994年・香港・101分)NHK-BS

内容:香港の重慶マンションとその周辺を舞台に、2組の男女の出会いとすれ違いを描くウォン・カーワイの新感覚ラブストーリー。ドラッグの売人をしている金髪の女に恋をした刑事223号を主人公とする「重慶マンション」と、刑事633号の部屋の合鍵を手に入れたウェイトレスのフェイが、彼の部屋に忍び込んで次々と模様替えしていく「ミッドナイト・エキスプレス」の2編から成る。

評価★★★/65点

“金城武編は猛烈な睡魔との真っ向勝負、フェイ・ウォン編は猛烈な高揚感との真っ向勝負、まるでドラッグでもやったかのようなハイ&ロー状態にもうグッタリ・・・。”

この映画のほとんどは“夢のカリフォルニア”と“夢中人”で出来上がっているといっても過言ではないほど音楽ありきの映画なのだけど、この2曲とも後半で流れるように、金城武&ブリジット・リンの前半とフェイ・ウォン&トニー・レオンの後半とでは、圧倒的に後半の印象しか残らない。

その点からみても作劇としてなぜ前後半を絡ませなかったのか解せないところだけど、まとまった脚本を書かないことで知られているウォン・カーワイだけに即興性の方が重視されたということなのか。。

けど、好きな男の部屋に忍び込んでベッドで虫眼鏡を頼りに男の彼女の髪の毛を見つけて狂喜乱舞するストーカーってどうあったって怖いはずなのに、なんでこんなシーンを微笑ましく見てられるんだろう自分

西洋と東洋の混じり合うヴィヴィッドな香港の街並みと、ジュークボックスの中で煌めくレコード盤が印象的なポップな世界観、その中で踊りまくるキュートなフェイ・ウォンが中性的なことが大きかったのかもしれない。

ま、いうほど悪くない100分間だったw

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天使の涙(1995年・香港・96分)盛岡フォーラム

 監督・脚本:ウォン・カーワイ

 出演:レオン・ライ、ミシェル・リー、金城武、チャーリー・ヤン、カレン・モク

 内容:そろそろ足を洗おうと思っている殺し屋と、彼のパートナーである美貌のエージェントは、仕事に私情を持ち込まないのが流儀で、めったに会うこともなかった。エージェントが根城としている重慶マンションの管理人の息子モウは、5歳のときに期限切れのパイナップル缶を食べ過ぎて以来、口がきけなくなっている。ある日、彼は失恋したばかりの女の子に会って初めての恋をした。一方、殺し屋は街で出会った金髪の女と互いのぬくもりを求め合うようになる・・・。香港の光と闇の中で生きる5人の若者たちの青春群像劇。

評価★★☆/50点

殺し屋レオン・ライに仕事を卸している女エージェントのミシェル・リーは、仕事のパートナーでありながらFAXのやり取りしかしたことがなく会ったことがない。妄想力たくましい彼女は殺し屋にひそかな想いを抱き、彼の部屋に忍び込み、ゴミを漁ったり勝手に模様替えしたり、果てはベッドの上で自慰行為にふけったりしている。一方、殺し屋の方は行きずりの金髪女カレン・モクと再会し、ここに奇妙な三角関係が生まれる。

しかし、殺し屋は二人との関係を断ち切り、稼業から足を洗おうとするが、パートナーの解消と捨てられることを受け入れられない妄想女は、彼を永遠に葬ることを決断する・・・。

というあまりにも魅力的なプロットにもかかわらず、なんであんなしっちゃかめっちゃかな映画になっちゃうのかなぁ

で、やっぱこれはどう見たって、頭のネジが吹っ飛んでいる金城武のパートがかなり余計なんだと思うw豚の屍の上でいくらアドリブをかまそうがそんなの関係ねえ

まぁ、演劇性を排した即興とセンスだけで撮るカーワイスタイルを存分に味わえるという点ではこれ以上ない作品なんだろうけどね・・。

こりゃあれだな。同じプロットでリュック・ベッソン版とかマイケル・ベイ版とかいろんな監督で撮ったの見てみたいなw

ちなみに題名は原題通り「堕落天使」の方がいい。「天使の涙」だとますますもって上っ面なかんじがしてよう好かん。。

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楽園の瑕(1994年・香港・100分)NHK-BS

 監督・脚本:ウォン・カーワイ

 出演:レスリー・チャン、レオン・カーフェイ、ブリジット・リン、トニー・レオン、マギー・チャン

 内容:砂漠で旅籠を営む“西毒”こと陽峰は、殺し屋の元締めもしている。陽峰は高名な剣士となる野望のために恋人を捨て、残された彼女は彼の兄と結婚した。そんな中、毎年3月6日になると訪ねて来る親友の“東邪”薬師が今年も現れ、酔いつぶれたあげく翌日旅立っていった。しかしその後、容燕という謎の剣士がやって来て、陽峰に薬師の殺しを依頼する・・・。

評価★★☆/50点

飲み会の席で片思いの人から君に妹がいたらその妹と付き合ってあげると言われ、真に受けた女は双子の妹になりすまして会う約束を取りつけるも、酔っ払った勢いで言った男はそのことをすっかり忘れている。そして約束をすっぽかされた女は捨てられたと先走り、アイツ殺したるわーと逆上、、ってこんな話コメディでしか通用しないはずなのに

正面切って不毛な愛の相克として描こうとしているから全くもって笑えないことに・・・。

ゆらめく陰影を夢幻的に描き出す映像美だけが見所といえなくもないけど、陶酔感さえ漂う静を捉えた素晴らしさと殺陣シーンをはじめとする動を捉えたツマラなさに圧倒的な落差があって、どうしてもなじめない。

チャンバラ活劇としての武侠映画を期待していただけに、かなり残念

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ブエノスアイレス(1997年・香港/日本・98分)WOWOW

 監督・脚本:ウォン・カーワイ

 出演:レスリー・チャン、トニー・レオン、チャン・チェン

 内容:南米アルゼンチン。香港からやって来たゲイのカップル、ウィンとファイは、関係修復のためにイグアスの滝へ向かって車を走らせていたが、道に迷って言い争い、それが原因で別れることに。その後しばらくして2人は、ブエノスアイレスのタンゴバーで再会し、ドアマンをしていたファイの部屋にウィンが居候することになるが・・・。

評価★★☆/50点

白いタンクトップとブリーフ一丁で時にはいちゃつき時には痴話ゲンカに明け暮れる男と男。

こんなもん、見ったくねぇーww

それを延々2時間繰り返したあげく、「気ままに旅できるのは帰る場所があるからだ。会いたいとさえ思えばいつでもどこでも会えることを確信した」と主人公ファイ(トニー・レオン)の独白で締められても正直困ってしまう(笑)。

全くもって届いてこないし、むなしく響いてくるだけだからだ。

それは故郷から地球の裏側までたどり着くも、“幸福”にも“一緒”にもなれない耐えがたい孤独とすれ違いを描いたウォン・カーワイのテーマをちゃんと受け取れているともいえるのだけど。って単なる屁理屈か・・

結局、あのイグアスの滝の幻想的な空撮も何だったんだかw

どうあっても満たされない男の心象風景を写し取ったかのような寒々しいモノクロ映像だけは買う。

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花様年華

Kayou2出演:トニー・レオン、マギー・チャン、スー・ピンラン、レベッカ・パン

監督・脚本:ウォン・カーワイ

(2000年・香港・98分)MOVIX仙台

内容:1962年香港。新聞社の編集者であるチャウ夫妻がアパートに引っ越してきた日、隣の部屋にも商社で秘書として働いているチャンが夫と引っ越してきた。2人とも忙しく夫や妻とはすれ違いが続く。やがて、チャウは妻がチャンの夫と不倫していることに気づく。怒るチャウは、復讐心からチャンに接近するのだが、やがて2人は密会を重ねることになっていく・・・。

評価★★★/60点

チャイナドレス、マギー・チャンのすらりとした肢体、煙草、長雨、アンコールワット、狭い路地、ポマード、鈍く光る街灯、スローモーション、朱色、ゆらりとした音楽。

見終わったあと、ほとんど時を経ずして話の筋立てを忘れてしまう。まるで夢でも見ていたかのように。

しかし、その夢の残り香はいつまでも消えることがない。

エロスは耽美な夢の中にある。ウォン・カーワイの真骨頂を垣間見た気がした。

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