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2015年9月26日 (土)

夢のシネマパラダイス231番シアター:ジャンゴ繋がれざる者

ジャンゴ 繋がれざる者

T0014006q出演:ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、ドン・ジョンソン

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ

(2012年・アメリカ・165分)WOWOW

内容:1858年、アメリカ南部。賞金稼ぎのドイツ人歯科医キング・シュルツは、お尋ね者の賞金首の顔を知る黒人奴隷ジャンゴを買い取る。そしてその腕を見込んだシュルツは、ジャンゴの生き別れた妻ブルームヒルダを探すことを約束する。やがて、彼女が大農園を経営するカルビン・キャンディに売り飛ばされたことを突き止めるのだが・・・。たジャンゴとシュルツ。2人はキャンディに近づくため、ある周到な作戦を準備するのだが・・・。

評価★★★★★/90点

なんとタランティーノとはキル・ビル以来10年ぶりの邂逅である。

あれっそんなに見てなかったっけというかんじだけど、しかし今回久方ぶりに見て驚愕した。

タランティーノのまるで円熟を極めた噺家さんのような淀みのない語り口に大いにのめり込んでしまった。

見終わっても体内時計的には1時間45分しか経っていない印象で、本来ならそれくらいの尺が適当な作品なのだと思う。じゃあ、残りの1時間は何かといえば本筋にくっついてくるどうでもいいような枝葉末節であり、しかもこれがいちいち面白いのである。

単純明快な復讐劇を2時間45分もの大作に仕上げてしまうのも並々ならぬことだけど、今までならその脱線ぶりにはタランティーノ特有のくどさがあった。

しかし、今回はそういうしつこさも全くなく、ツルン!と心地よく完食できてしまう。濃密なトマトソースに生のバジルの葉とありったけの鷹の爪を加えたようなどぎつい見た目からは想像できないくらいの美味なるスパゲッティウエスタンに舌鼓を打った。

味を成す細かなディテールの計算しつくされたこだわりーアメリカの大自然を写し取ったロケーション、口八丁手八丁の会話劇、血湧き肉躍るガン・アクション、ハマりまくりの役者陣、キメの構図を熟知したカメラーは言わずもがな、なんといっても最強だったのが音楽♪

ヒップホップにブルースにクラシックにあらゆるジャンルの音楽が適材適所で流れるハイセンスな選曲にはただただ脱帽するばかり。サントラ買いに行こっと(^^♪

しかし、タランティーノを甘く見てたなぁ~、こんな強烈で完璧な映画を撮ってくれるなんて。10年も離れてしまって後悔(笑)。

あとは役者陣にも触れておきたい。

これまた恥ずかしながらクリストフ・ヴァルツをこの映画で初めて見たのだけど、ケレンとユーモアと胡散臭さが混然一体となった存在感は完全に主役を食っていて、いんぎんな物言いで口から出まかせを操り、とぼけた顔で物事の本質を語るシュルツに引き込まれてしまった。

このドイツ人が豪快に撃たれてブッ飛んだ時点で映画は幕を引いたようなものといってよく、その後の大銃撃戦は添え物みたいなもので、それくらい彼の魅力は際立っていたと思う。

もち気狂いディカプリオも腹黒サミュエル・L・ジャクソンもお茶目な(ラストだけw)ケリー・ワシントンも良かったよ。

あれっ、主役は、、えーと、、あっ!ジェイミー・フォックスね1番影が薄いw

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トゥルー・グリット

3121 出演:ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン、バリー・ペッパー、へイリー・スタインフェルド

監督・脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン

(2010年・アメリカ・110分)WOWOW

内容:父親が雇い人のトム・チェイニーに殺されたとの報せを受けた14歳の少女マティ・ロス。彼女は自ら遺体を引き取りにオクラホマ・フォートスミスへ向かうが、犯人のチェイニーは法の及ばないインディアン領に逃げ込んだ後だった。そこでマティは、隻眼で酔いどれの連邦保安官コグバーンに犯人追跡を依頼。別の容疑でチェイニーを追っていた若きテキサス・レンジャーも加わり、チェイニー追跡の旅が始まる・・・。1969年のジョン・ウェイン主演作「勇気ある追跡」のリメイク。

評価★★★★/80点

コーエン兄弟の描く西部劇は一筋縄でいくシロモノではないだろうなと身構えてはいたけど、父を殺された娘が敵討ちをするという筋立ては意外に単純。

しかしだ。早撃ち対決、馬車を追っかける悪党一味、酒場と女、襲いかかってくるインディアン、お尋ね者と賞金稼ぎの因縁合戦など西部劇の定番シーンというべき見せ場をことごとくスルーしていくのがコーエン流。

荒野と馬と保安官とライフルという必要最低限のフォーマットがあればコーエン兄弟には十分なのだった。

ありていにいえば、西部劇の体をなしたロードムービーというかんじで、しかもその主体は延々とつづく会話劇なのだけど、これがすこぶる味があって引き込まれてしまうし、しかもその会話劇の7割方がただのムダ話というのがコーエン節炸裂というかんじで面白い。

これはつまるところ、それだけキャラ立ちがしっかりしているということでもあると思うのだけど、なにせ主人公は14歳の女のコ。

荒れ馬を乗りこなし死体安置所で平気で寝れてしまう強心臓の持ち主であることはもとより、黒柳徹子も真っ青のマシンガン口撃で西部の荒くれどもをねじ伏せるさまは痛快そのもの。

しかして、このかわいくない女のコに対する荒くれ男の武器がお尻ペンペンというのが大いに笑わせてくれる。

また、隻眼の保安官(ジェフ・ブリッジス)にしろテキサスレンジャー(マット・デイモン)にしろ表看板を張るようなキャラではない胡散臭さがまた可笑しげで、いい年こいたオッサンどもが14歳の少女の執念にズルズルと引っ張られていくのも滑稽だし、彼らが追っかけるチェイニーも悪役らしからぬ人物造型で、そういうところでもことごとくハズしてくるのだから恐れ入る。

しかし会話劇を表とするならば、一方で人の生き死にの生々しさを躊躇なく描いていく演出が裏の顔としてあり、それは皮膚感覚にまで届く凄みがある。

カタルシスも何もない結末とあわせて、なにか「ノーカントリー」(2007)に通じるところもあり、暴力の果ての虚しさがジワジワと尾を引いていく。

思えば「ノーカントリー」は80年代を舞台にした西部劇というべきテイストの作品だった。

オリジナル作はジョン・ウェインの「勇気ある追跡」(1969)だけど、「ノーカントリー」からつづくテーマ性という点では、西部劇の終焉を描いたイーストウッドの「許されざる者」(1992)のコーエン流焼き直しとみた方がいいのかもしれない。

なにはともあれ、噛めば噛むほど味の出る高品質な映画だった。

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シェーン

Shane 出演:アラン・ラッド、ジーン・アーサー、ヴァン・へフリン、ブランドン・デ・ワイルデ

監督:ジョージ・スティーブンス

(1953年・アメリカ・118分)NHK-BS

評価★★★★/80点

内容:1890年初夏。ワイオミングの開拓地の草原にふらりと1人の旅人シェーンがやって来る。開拓者のリーダー、スターレット家に立ち寄ったシェーンは、一家の少年ジョーイと仲良くなる。ジョーイの父ジョーは、土地をめぐって対立している牧畜業者ライカーの圧迫に悩まされていたので、冬までここで働いてくれないかとシェーンに依頼。シェーンはこれを聞き入れるが・・・。

“主題曲が流れる中、雄大な背景が映し出されるオープニングクレジットから一気に映画の世界に入っていける。「スター・ウォーズ」の冒頭に通じるものを感じた。とにかく最初のオープニングでこの作品はめちゃめちゃイケてるということを確信できる。”

オープニングがシェーンがやって来る大俯瞰シーンなら、ラストも同じく俯瞰によるシェーンが去っていく遠景ショットなんだよね。これは上手いと思う。

とにかくオープニングの最初のショットにもの凄く魅かれちゃう。だって次のショットが男の子ジョーイがシェーンを見つけて、家に走っていって、もう次のショットでシェーン到着っしょ。考えてみると、これってスゴイ早業でっせ。

普通ならスターレット家の暮らしぶりから入っていきそうなものを、ものの数分で人物配置をパッと提示して済ませちゃうんだから。なのに観てる方は何の違和感もなく映画に入っていける。

その理由として、オープニングの悠々たるショットの持つ意味合いというか効力は相当大きいものがあると思うわけで。オープニングシーンでこの映画の成功は決まったといっていいのではないかなと。

ところで、シェーンは死んだのかということについては、学生時代に授業で教授が言ってたところによると、うろ覚えだけど、この映画は傑作であるだけでなく神話的な映画なのだと言ってたっけ。

ようするにシェーンは神話における神々の側の存在で、それが下界に降りてきて人間の手助けをする。そして苦難に遭いながらもまた神々の世界へ戻っていくという図式。

そんな見方フツーしねえだろと思いつつw、今思い返してみるとナルホドなと思ったり。

要するに死んでないってことなのかな。。

まぁ人それぞれの見方があるのも一興があって良いと思います。

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マーヴェリック(1994年・アメリカ・127分)劇場

 監督:リチャード・ドナー

 出演:メル・ギブソン、ジョディ・フォスター、ジェームズ・ガーナー

 内容:1870年代、詐欺師のマーヴェリックと、美人詐欺師のアナベル、そして保安官のゼインは様々な妨害を経て、史上最大のポーカーゲーム大会へ出場するが・・・。1960年代の人気TVドラマを映画化したコメディ西部劇。

評価★★★/60点

ほとんど全てのキャラが浮かれすぎているというのはいかがなものか。それゆえ肝心のポーカー場面にも緊迫感など微塵もなく、魅力に欠ける。

「スティング」にはなれなかったな。

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ぺイルライダー(1985年・アメリカ・105分)NHK-BS

 監督:クリント・イーストウッド

 出演:クリント・イーストウッド、キャリー・スノッドグレス、マイケル・モリアーティ

 内容:ゴールドラッシュに沸くカリフォルニア。大鉱山主のラフッドは、手作業で砂金を掘っている開拓民たちを、金の豊かな谷から追い出そうと無法な圧迫を加えていた。そんな頃、開拓民の娘ミーガンの祈りに応えるかのように、牧師の格好をした流れ者が谷に現れる。開拓民たちは不思議な力を持ったこの男をプリーチャーと呼んで信頼を寄せる。そして、男はラフッドに戦いを挑む。。

評価★★★★/75点

“近すぎるっちゅうねん!”

ラストのプリーチャーとストックバーンの対決のシーンでプリーチャー近づきすぎ!

相手と2,3歩しか離れてないやん。

普通は砂塵巻き上がる中、画面の両端に2人が向かい合って緊迫感出すとかするのに、ズカズカ寄ってくんだもん。まあ、プリーチャーは銃をすでに手に持っていたからストックバーンが身動き取れなかったというのもあるけど。

しかしそこで銃をいったん腰に戻して決闘に臨もうってのがまたシブいというか超クールというか。とにかくあれだけの至近距離での早撃ち決闘は初めて見た。「椿三十郎」の洋画版ってか。。

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勇気ある追跡(1969年・アメリカ・129分)NHK-BS

 監督:ヘンリー・ハサウェイ

 出演:ジョン・ウェイン、キム・ダービー、グレン・キャンベル、ロバート・デュバル、デニス・ホッパー

 内容:父親を殺された少女マティは、凄腕の名保安官コグバーンを雇って犯人の追跡を始める。。。J.ウェインは本作で念願のアカデミー主演男優賞を受賞。

評価★★/40点

ジョン・ウェイン映画の既定の枠を超えるような映画としての勇気が皆無。

しかしその勇気が無かったからこそジョン・ウェインにアカデミー賞をもたらしたともいえる、、そんな映画です。

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クイック&デッド(1995年・アメリカ・105分)劇場

 監督:サム・ライミ

 出演:シャロン・ストーン、ジーン・ハックマン、ラッセル・クロウ、レオナルド・ディカプリオ

 内容:年に一度、12万3千ドルの賞金を賭けた早撃ちトーナメントを控えた西部の町に現れた女ガンマンのエレン。彼女の本当の目的は、トーナメントの開催者へロッドに殺された父親の仇を討つことだった。

評価★★★/65点

味も素っ気もないなんとも単純明快なストーリーになんとも贅沢なトッピング。

なんかアメリカの寿司バーに出てくるスシみたい。

そんでこれがまた何と言葉で形容すればいいのか分からん味なのよね・・

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