夢のシネマパラダイス362番シアター:交渉人
崖っぷちの男
出演:サム・ワーシントン、エリザベス・バンクス、ジェイミー・ベル、アンソニー・マッキー、キーラ・セジウィック、エド・ハリス
監督:アスガー・レス
(2011年・アメリカ・102分)WOWOW
内容:マンハッタンの高級ホテルの21階で脱獄犯による立てこもり事件が発生。犯人は30億のダイヤ横領の罪で服役していた元警察官ニックだった。やがて彼は無実を主張するため、窓枠を乗り越え飛び降りを図ろうとする。野次馬や警官隊が集まり、街中が騒然とする中、ニックは交渉人に女性刑事リディアを指名する。一方、同じ頃、ニックの指示を受けた若い男女によってある計画が秘かに進行していた・・・。
評価★★★/65点
ウラもオモテもないワンシチュエーションものは金曜ロードショーにもってこいの見やすさで、ベッドに寝転がって見るぶんには最適。
野次馬の歓声で爆発音消すとか無理だろwとか、あんな口パクしてたら外部の人間と連絡取り合ってることにマスコミや警察フツー気付くだろとかツッコミどころ満載なのもご愛嬌、それらも含めて楽しめるテンポの良さと適度な緊張感の持続がこの映画を支えている。
この手のどう考えても傑作になりえない陳腐な娯楽映画(笑)をひと月に1本は見たい自分にとってはまさにドンピシャの作品だった。
これだからハリウッド映画はやめられないww
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交渉人
出演:サミュエル・L・ジャクソン、ケビン・スペイシー、デビッド・モース、ロン・リフキン、J・T・ウォルシュ、ポール・ジアマッティ
監督:F・ゲイリー・グレイ
(1998年・アメリカ・139分)盛岡フォーラム
評価★★★★/80点
内容:ダニー・ローマンは、シカゴ警察で抜群の腕を持つ人質事件の交渉人。だが、年金にからむ汚職と同僚を殺害した事件の犯人として濡れ衣を着せられたダニーは、内務捜査局のオフィスに乗り込んだあげく、局員を人質に篭城してしまう。これまでの経験から人質篭城のノウハウを知っているダニーは、他地区の凄腕交渉人クリスを窓口役として逆指名。真犯人を探し出せと要求するのだった・・・。
“出演者の過去の作品を伏線として使ってくる確信犯。出演者交渉にあたったキャスティングディレクターこそこの映画の真の交渉人だ。”
確固たる信念のもとで何事にも動じない他を寄せつけないような突飛な行動をとることにかけては右に出る者はいない「評決のとき」のサミュエル・L・ジャクソン。
何食わぬ顔で真実を語る稀代の口達者「ユージュアル・サスペクツ」のケビン・スペイシー。
全くノーマークのところから現れた衝撃の異常者「12モンキーズ」のデビッド・モース。
なんてったってこれ見よがしに意味ありげなデビッド・モースのカットを何発も入れてくるという憎々しいまでの演出にはもう笑うしうかない。
いやはやこれは絶対確信犯だよ。
おかげで観てる方の緊張感が勝手に何倍にも増幅されちゃいましたがな。
ようするに、それだけめちゃくちゃ面白かったということを言いたいのでっす!
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ネゴシエーター(1997年・アメリカ・118分)日曜洋画劇場
監督:トーマス・カーター
出演:エディ・マーフィ、マイケル・ラバポート、マイケル・ウィンコット
内容:人質事件で人質の安全な救出を目指すネゴシエーター“交渉人”のプロと、彼に逮捕された復讐を企てる凶悪犯の対決を描くアクション。
評価★★/40点
マシンガントークの天才にして口八丁手八丁の神エディ・マーフィを交渉人に仕立て上げようとした着眼点は認めるが、それが全く活かされていない凡作。
コテコテのコメディにしないと土台ムリやろっつーに、なぜに生命線であるコメディ色を一生懸命消そうとしてんねん!
しかも、交渉なんて全然してねえし(笑)。。
企画段階からやり直さないとダメだろこりゃ・・。
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