夢のシネマパラダイス135番シアター:バンテージ・ポイント
バンテージ・ポイント
出演:デニス・クエイド、マシュー・フォックス、フォレスト・ウィテカー、サイード・タグマウイ、シガニー・ウィーバー、ウィリアム・ハート
監督:ピート・トラヴィス
(2008年・アメリカ・90分)WOWOW
内容:スペインのサラマンカでテロ撲滅の国際サミットが開催される。記念式典が行われる広場では、米大統領によるスピーチが行なわれるため、多数の観衆とTVカメラが集まっていた。ところがその矢先、大統領が狙撃されたのに続き爆発も発生、一瞬にして広場はパニックに陥る。シークレット・サービスのトーマスとケントは狙撃犯の捜索に奔走するが・・・。
評価★★★★/80点
大統領の狙撃&爆弾テロの現場を複数視点からリピート構成していき事件の真相を明らかにしていく手法、それを90分にコンパクトに収める練られたシナリオ、そして偏差値50の分かりやすさと、ドンピシャで自分好みの映画だった。
ひとつの事象を複数視点から捉える“藪の中”方式はサスペンスミステリーにおいて使われてきた手法だけど、これをアクション映画に用いてきたのが新鮮だったし、偏差値50の分かりやすさといった通り、“真実はひとつ”に導いていく収め方も後味が良かった。
しいて難点を挙げれば、犯人視点を早々に出してきちゃったことだろうか。
8人なら8人の目撃者の視点でパズルをはめていき最後に犯人はコイツだ!!という作り方もあったと思うのだけども。けど、それだと90分は優に越えちゃうかw
まぁ、お茶漬け感覚な映画を最近求めていたので良しとしよう(笑)。
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