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2015年1月 1日 (木)

夢のシネマパラダイス33番シアター:ホビット 思いがけない冒険

ホビット 思いがけない冒険

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 出演:マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミテージ、ケイト・ブランシェット、イアン・ホルム、クリストファー・リー、ヒューゴ・ウィービング、アンディ・サーキス

監督・脚本:ピーター・ジャクソン

(2012年・アメリカ・170分)WOWOW

内容:LOTRシリーズを遡ること60年。中つ国のホビット庄で平穏に暮らしていたビルボ・バギンズのもとにある日、魔法使いガンダルフとトーリン率いる13人のドワーフたちが訪れる。彼らは、恐ろしいドラゴン・スマウグに奪われたドワーフ王国を取り戻す旅に忍びの才能を持つビルボを誘いに来たのだった。思わず旅の仲間に加わったビルボだったが、彼らの前には予想を遥かに超える険しい道のりが待ち受けていた・・・。

評価★★★/65点

登場人物や種族、地名など数多のややこしい名称に四苦八苦したLOTRから10年。

それらの記憶が薄れかけてきたその時に再び幕を開けた大冒険、、ってマジかよ

と、かなり身構えて見始めたのだけども、いざ物語が始まりホビット庄のビルボの袋小路屋敷が出てきた途端、すんなりと映画の世界に入っていくことができた。

やはりLOTR3部作はまがりなりにも自分の身体に何かしらの下地を植えつけてくれたようだ。

かといって、そんなにのめり込んで見るようなテンションを与えてくれたわけでもなく、淡々と見てしまったかんじなのだけど、それはLOTRでフロドたちが辿ったのと同じような行程を進んでいくため、展開が似通っていて起伏に乏しいというのがあったからかもしれない。

また、旅を共にする15人もの大所帯もビルボやガンダルフ以外パッとしないのもイマイチだったし。。

ただ、霧ふり山脈の地下深くでビルボとゴラムが出会い、ビルボがどのように“ひとつの指輪”を手に入れたのかが明かされるところはさすがに興奮したw

まぁ、第2部、3部と見ていけばまた理解も深まっていくと思うけど。。今のところのテンションは★3つに届かないかなぁ・・・。

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ホビット 竜に奪われた王国(2013年・アメリカ・161分)WOWOW

 監督・脚本:ピーター・ジャクソン

 出演:マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミテージ、ベネディクト・カンバーバッチ、オーランド・ブルーム、エヴァンジェリン・リリー、ルーク・エヴァンス

 内容:魔法使いのガンダルフらとドワーフの王国を取り戻すために旅に出たホビット族のビルボは、途中で不思議な指輪を手に入れたことを黙ったまま旅を続けていた。幾多の危機を乗り越え、目指すはかつてドワーフの王国があったはなれ山。そんな道中である時、闇の森に迷い込んだ一行は巨大クモの化け物に襲われるが、レゴラス率いるエルフたちに助けられる。しかし、ドワーフとエルフは昔から犬猿の仲だった・・・。

評価★★★★/75点

LOTRより面白い。

もちろんそれはLOTRが築き上げた世界観が下地にあればこそだけど、いかんせんホビット族の主人公とその仲間たちが危険な冒険の旅に出るという話のつくりがLOTRの焼き直しにしか見えない中で、唯一の比較対照となりうるフロドとビルボを比べると、ビルボの方が断然魅力的だからだ。

それは指輪の持つ大いなる力や指輪を使うと冥王サウロンにバレてしまうといった制約にがんじがらめになるフロドと、忍びの者として何のためらいもなく指輪を使いまくるビルボの違いと言いかえることもできよう。

より主体的に行動し、ダークな一面をも受け入れる人間味あふれるビルボのキャラクターが、冒険活劇の主人公としては上回るということだ。

さらに今回はストーリーテリングが、追ってくるオークをかわしつつ様々なミッションをクリアしながら目的地に向かうパーティメンバーの冒険譚一本に集約されていて、よりシンプルなRPG的要素が際立っていたので見やすかったというのもある。

また、最も頼りになる大魔法使いガンダルフがそそくさとパーティを抜け出して行ってしまうので、13人の足手まといとドワーフのなんちゃって王子と小っちゃいホビットという人数のわりにレベルが格段に低いパーティwが独力で頑張らなければならないという面白さがあったと思う。

自分みたいにLOTRにさほどの思い入れがないwにわかファンタジー好きにとっては非常にとっつきやすい作りになっていた。

ラスボスであるドラゴン・スマウグとの最終バトルが終わったと思ったらスマウグが金色の竜になって復活!というラストも次が早く見たいと思わせる幕切れで良かったし、LOTRの時より確実にテンションが上がっている自分なのだった(笑)。。

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ホビット 決戦のゆくえ(2014年・アメリカ・144分)

 監督・脚本:ピーター・ジャクソン

 出演:マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミテージ、エヴァンジェリン・リリー、ルーク・エヴァンス、ベネディクト・カンバーバッチ、ケイト・ブランシェット、クリストファー・リー、ヒューゴ・ウィービング、オーランド・ブルーム

 内容:ガンダルフやビルボとともに過酷な旅を続けてきたトーリン率いるドワーフ一行はついにはなれ山のエレボール城にたどり着くが、そこに巣食う竜スマウグが怒り狂い近くの湖の町を火の海にしてしまう。しかし、エルフ族や弓の名手バルドの活躍でスマウグを倒し、竜に奪われた王国の奪還に成功する。が、トーリンは城の財宝に心を奪われ、城下町へ避難してきた湖の町の人々を拒絶、財宝の分配を要求するエルフとも一触即発の事態に陥ってしまう。三者の対立が激しくなる中、その隙をついてオークの王アゾグ率いる大軍が攻め寄せてくる・・・。

評価★★★/60点

竜スマウグを倒してエレボールを奪還した最初の15分で1作目に打ち立てられた目的は果たされているので、もう見るべきところもないんじゃないかと思ったけど(笑)、エレボールの財宝をめぐる利権争いがあったか、、って別にそんなの興味ねぇーーwwという点でこちらのテンションが低めからスタートしてしまったのが少々響いてしまったかも・・。

さらに、独占欲と猜疑心に取りつかれ暗黒面に堕ちていくトーリンを主軸に据えたことでビルボが脇役になっちゃって、、こちらとしてはビルボの頑張りと成長をこそ見たかったのに。。まぁ、1作目からトーリンに人間的魅力をあまり感じられなかったというのもあるんだけどね

なんか、2時間半もかけて描くまでの質量と肝心の中身が釣り合っていない印象を受けたかな。

スマウグという絶対的ラスボスに比べると、オーク軍団を率いるアゾグはチンピラレベルだし(笑)、はっきりいって見てて燃えないんだよね。。大鷹には乗りたいけど、一本調子な映画には乗れなかったというオチ。

せめてパッと出てきてパッと消えた巨大ミミズとのバトルシーンくらい見せろやと思ったのは自分だけw?

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