レアル・マドリー狂想曲第93番:クラシコ勝利!夢の始まり第1章か!?
ここ5年以上クラシコでは常にバルサにサッカーの内容・質で2馬身以上の差をつけられてきたレアルが、ついにバルサを完全に凌駕する日が来た!
クラシコでこんな穏やかなサンチャゴ・ベルナベウは見たことない(笑)。
ここ数試合で奇跡的なバランスを獲得し、01-02を彷彿とさせるベストゲームを連発しているレアルが、バルサ相手にどこまで通用するのか、期待と不安と少しの猜疑心が入り混じった中で見始めた。
しかし、前半早々にネイマールにあっけなく先制。
あ゛ーっ!これは大虐殺の始まりだーと見つづけることに挫折しそうになったけど、次第に自分たちのペースを取り戻し、バルサゴールに迫るさまを見て、レアルのサッカーは間違ってない!バルサにも通用するぞ!と確信。
そして、その確信がリーガで驚異の無失点を続けていたバルサから3点取って勝利するというこれ以上ない結果をもたらすことになった。まぁ、ザル守備の悪癖はまだまだ改善の余地ありで、逆に3点取られていてもおかしくなかったという意味では出来すぎな結果だったけどw
さて、今日のスタメンは以下の通り。システムは4-4-2。ベイルは代表戦の負傷で出場回避。
ロナウド ベンゼマ
イスコ ハメス
クロース モドリッチ
マルセロ カルバハル
ラモス ぺぺ
カシージャス
シーズン開幕当初は昨季に引き続き4-3-3で入ったものの、3試合で6失点を喫し、これでは守備がもたないと新たなバランスの模索と再構築に迫られたアンチェロッティの決断は想像以上に早かった。
スタートと守備時に4-4-2、攻撃時に4-3-3を使い分け、高速カウンターの鋭さは残しつつポゼッションの精度を高めるハイブリッド型に進化したといえばいいだろうか。
少なくとも前節レバンテ戦、CLリバプール戦、今回のクラシコの3試合を見れば、まさに最先端のトレンドをパフォーマンスしているといっていい出来だったと思う。
まぁ、それを真に証明するにはペップバイエルンとCLでやる以外にないんだけど
しかし、バルサを沈めたのは今回も高速カウンターだったけど、バルサのお株を奪うようなパス回しで遅攻も繰り出せたのは、速攻レアルvs遅攻バルサという今までのクラシコの図式とは異なる印象を与えたように思う。
ポゼッション率はバルサの58%とそこだけ見ればいつも通りなんだけど、その58%の質の劣化と、レアルの42%の質の向上がいつもとは異なっていたといえばいいだろうか。特に後半に関してはレアルの一方的な試合展開だったし。
そこがマドリディスタとしては1番嬉しかったことかも。
クラシコでバルサ相手にオーレ!コールが出るなんて何年ぶりだよー最高!!
で、従来のクラシコのもうひとつの大きな図式は、フィジカル重視のレアルvsテクニカルなバルサだったと思うんだけど、この点でもバルサに肉薄する要素を兼ね備えてきたように思う。
特に、モドリッチ、クロース、ハメス、イスコ、マルセロ、ベンゼマなどボールを受けてからのトラップ・クイック・パスの一連動作が非常に巧みなのとスムーズな連係・連動性で相手プレッシャーをいなして前を向ける状況を作り出せているのが大きい。
そこで最も大きなポイントになるのは、ちょっと前までは考えられなかったモドリッチ&クロースのドブレピボーテの採用で、ここがしっかり基点となって試合をコントロールできているのが大きい。
この際、守備面でのデメリットは4-4-2のサイドに置くハメスとイスコがカバーし、最後の砦のラモス&ぺぺが体を張った守りで立ちふさがる。
まぁ、ザル守備といえばそうなんだけどw、そのデメリットを補ってあまりあるメリットがあることを、今回のクラシコで実践証明してみせたように思う。
ここ数試合の最大MVPといえるイスコの覚醒で有効的なバリエーションが増えたし、ここにベイルも入るっしょ。
敵なしだぜ!おい~~~!
って、、この慢心が最大の敵なことはシーズン当初に経験してるわけで、チームがそんなこと百も承知であることをしっかり認識していることを願うばかりだ。格下相手の取りこぼしが1番怖いからね。。
あとは引き続きロナウドに68ゴールペースで量産してもらうとして(笑)。
この人の怪我も怖いよねぇ・・・。
わずかひと月前までは終わりの始まりだと心折れてたけど、ここまで上昇気流に乗るとは正直思わなんだ。
リーガも上位陣が団子状態になってきたから、クラブW杯で過密日程にさらされるけど、ホント頑張ってもらいたい!アッラ・マドリー!!
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