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2014年8月23日 (土)

夢のシネマパラダイス576番シアター:奇想天外ボリウッドムービー

きっと、うまくいく

554614_181365315349665_1042122788_n 出演:アーミル・カーン、カリーナ・カプール、R・マドハヴァン、シャルマン・ジョシ

監督・脚本:ラージクマール・ヒラニ

(2009年・インド・170分)WOWOW

内容:超名門工科大学ICEに入学したファルファーンとラジュは、そこでバカと天才は紙一重の自由人ランチョーと出会う。彼らは、一緒にバカ騒ぎを繰り返し、3バカとして札付きの問題学生となっていく。その後3人はなんとか大学を卒業するが、ランチョーが忽然と姿を消してしまう・・・。

評価★★★/65点

見終わった結果としては面白かったという感想なんだけど、それにしたってとにかく長っい。

1時間半で着けるところをその倍かけてのんべんだらりといろいろ寄り道するので、正直うんざりな面も・・

大体前フリに1時間以上かけるってありえないっしょw

インド映画は3時間がスタンダードみたいだけど、ベタの上塗りだけで成り立つ長尺は胸焼け起こしちゃって・・・。

でも、学校で受験のためだけの暗記勉強しかしてこなかった自分にとっては、学ぶことの本質や周りに流されず自分の足で立って今を生きることこそ有意義な人生なのだと説くランチョーの言葉は耳が痛かったなww

しかし、インドの若者の自殺率が高いというのはちょっと驚き。

急激な経済成長の中、学歴競争社会のレールからはみ出したり、ふるい落とされる者は悪いんだという画一化された価値観がゆがみをもたらしていくのは先進諸国に共通する課題だと思うのだけど、インドもそういうところまで来てるんだ。。

「自分の好きなことをして生きればいい」という言葉ほどある意味無責任なものはないし、それを体現して生きるというのは非常なる勇気と覚悟がいることだと思うのだけど、それができるランチョーという男はこの世で最も正直で誠実で、なおかつ必死に生きている人間なのかもしれない。

まぁ、でも家族や恋人や仕事や社会や様々なしがらみがある中で、それらを解き放って自由に生きるなんて、んなことできるわけねーだろと思ってしまう自分もいたりして・・・

ダメだよねぇ、、いや、ダメなのか(笑)?

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ロボット

4988111842480_1l 出演:ラジニカーント、アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン、ダニー・デンゾンパ

監督:シャンカール

(2010年・インド・139分)DVD

内容:天才工学博士バシーは長年の研究の末に、高性能二足歩行型ロボットの開発に成功する。博士と瓜二つでチッティと名付けられたロボットは、人間を凌駕する能力を発揮するが、人間の細やかな感情を理解できないという欠点があった。そこで、感情もプログラムすることに成功するのだが、あろうことかチッティは博士の恋人サナに恋してしまう・・・。

評価★★★☆/70点

一言では言い表すことのできない映画である。

コメディ~?アクショ~ン?ホラ~?SF~?ミュージカルゥ~?そんなの関係ねぇ~!

とばかりにやりたいことを全てやりつくし、ジャンルだとかB級であるとかそういう枠を超越したトンでも映画だ。

ドタバタコメディがいつのまにかターミネーターに変貌してしまう支離滅裂さも、街のチンピラの持ってる武器がこん棒や石斧というチグハグ感も、火災現場から救い出した裸の女のコの顔から下がモザイクかかってるのも、ウォーリーを探せ!ならぬ蚊を探せ!も、これだけツッコミどころが突き抜けてると逆に楽しめてしまう。

そのカオスな世界観に衝撃と笑撃を受けた恐るべしインド映画である。

といっても、胸焼け起こしたんで1年くらいもう見る気ないけどね(笑)。

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