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2014年4月29日 (火)

夢のシネマパラダイス568番シアター:ツリー・オブ・ライフ

ツリー・オブ・ライフ

Img_0 出演:ブラッド・ピット、ショーン・ペン、ジェシカ・チャステイン、フィオナ・ショウ、ハンター・マクラケン、ララミー・エップラー、タイ・シェリダン

監督・脚本:テレンス・マリック

(2011年・アメリカ・138分)WOWOW

内容:成功した実業家ジャック・オブライエンは人生の岐路に立ち、テキサスの田舎町で3人兄弟の長男として育った自らの少年時代に思いをはせていた。強圧的な父親と神の恵みを説く愛情深い母親の狭間で葛藤を抱えながら過ごした日々を・・・。

評価★★☆/50点

テレンス・マリックの映画は他の凡百の映画とは異なる時間の流れを有している。

常に締め切りとの格闘を余儀なくされる日常生活を駆け抜けるせわしない時間とは別に、人間のあずかり知らない頃から流れている悠久の時の流れだ。

それは欲望に憑かれた愚かな人間の行いとは全くお構いなしに何千万年も繰り返されてきたであろう自然の営みであり、それが風となって、また陽射しとなって頬をかすめ耳元でささやく時、そこに神の御手が降りてきた瞬間を垣間見るのだ。

そして、そのたゆたうような時の流れに身を任せてみれば心地良く感じられることもあれば、退屈きわまりなく感じてしまうこともあるのだけれど、今回はその神の御手をあからさまに、しかも執拗に視覚化してきて、その鬱陶しさに正直萎えた。

この押し付けがましさはもはやKYの域を超えている。

映画を見るつもりが教会で牧師の独り言を延々聞かされることになるとは思いもよらなかった・・

しかも、神の啓示を語るのに、フツーの家で当たり前に繰り広げられる物語にもならないような小さい話を持ち出してくるのだから恐れ入る。

例えば、巨人の星で星一徹がちゃぶ台返しをすることとオーバーラップして宇宙創成のビッグバンから太古の恐竜時代をめぐる叙述詩を描いちゃえ!なんて誰が考えつく(笑)!?

これはさすがについて行けない。

しかし、見所もあるといえばある。

役者陣は子役も含めて健闘していて、なかでもブラピの役者としての存在感には思わず目を見張るものがある。

郷愁と兄弟の愛憎を描いた「リバー・ランズ・スルー・イット」(1992)から20年。今や兄弟の弟の方ではなく、兄弟の厳格な父親を演じるまでになったことに何か感慨を抱いてしまうけど、なにより斜め後ろから見た姿がマーロン・ブランドそっくりなことに驚いてしまった。

かの作品でレッドフォードの再来と呼ばれ1作ごとにスター街道を駆け上がっていくのをリアルタイムで見てきた自分としては、今度は真の名優への階段を登っていくのを見れるかと思うと楽しみでならない。

2014年4月20日 (日)

レアル・マドリー狂想曲第87番:その名は“ギャレス・ボルト”

1397676880_456432_1397686241_album_ まずは一冠獲ったどーーッ!!

先日行われたスペイン国王杯決勝で宿敵バルセロナを2-1で下して3年ぶり19回目の優勝を果たした我が愛しのレアル・マドリー。

リーガ、チャンピオンズリーグ、コパの3冠を獲れる位置にいる中で、まずは1冠目を手中に収め喜びもひとしお!

1397751390_609666_1397751534_notici ←あれから数日経ったにもかかわらず、まだ脳裏に焼きついて離れないベイルの60メートル独走弾!大外から爆走してきたディープインパクトというかんじかなww

しかしまぁホント新たな伝説を目撃してしまったな。

ベルナベウで全盛期のロナウジーニョにラモスらDF陣がチンチンにしてやられた時の衝撃をふと思い出しちゃったけど、それと同じくらいの見たことのないゴールを見ちゃったかんじ。

1397676880_456432_1397683589_album_ 当初はパスを受けてもバックパスするばかりで孤立する場面が見受けられチームにフィットしているとは言いがたい状況が続いていたのだけど、年が明けてからコンビネーションも形になってきて、急速に存在感を増してきた中でのタイトルに直結するスーパーゴールだった。

加入1年目で得点も20の大台に乗せ、アシストも10を超えており、移籍金120億のうち50億分の元は取れたかなww。残りはリーガ奪取とCL悲願のデシマ達成で納得しましょ。

1397676880_456432_1397687575_album_ ←メッシを慰めるロナウド

しかし、この試合、バルサが同点に追いついた後はどっちに転がってもおかしくない展開だったし、バルサのポゼッションはいつも通りに高かったけど、それでもどこかチグハグな“らしくない”バルサを見てちょっと驚いてしまった。

バルサがボールをポゼッションしても攻め手が定石通りというか、レアルの守備網の想定内に収まっていて、逆にレアルはボールを相手に持たせているというふうに見えるくらい余裕があって。わずか数シーズン前には考えられない状況だし、バルサって実際ここまで劣化してるんだぁと改めて実感してしまったかも。

なので、レアルを応援しながら試合を見る一方で、バルサの活きの悪さは何が原因なんだろうと思いながら見ている自分もいてw

で、その原因はやっぱりメッシが元気がないことが最大要因なのかなと思った。

先のCL準々決勝アトレティコに敗戦したバルサの中でメッシの走行距離がキーパーと同じくらい少なかったことが槍玉に挙げられてて、でもその記事内容だけでは実感ができなかったのだけども、この試合を見て消えてる時間長すぎだろとビックリこいた次第。。

超絶技巧冴え渡るバルサのメッシではなく、本領発揮できないアルゼンチン代表のメッシにバルサでもなりつつあるといった印象を持った。

1397676880_456432_1397686344_album_ まぁ、バルサがどうなろうと知ったこっちゃないけど(笑)、盛者必衰の理をあらわすという言葉の通り、長すぎるバルサ時代にようやく終焉が訪れるのか、、でもタレント力は大きいだけに急速な大崩れは考えにくいけどね。緩やかな下降線を辿っていくのかな。かわりにレアル時代が到来してくれることを願うばかりだけど。。

でもその中で最も気にかかることはカシージャスの動向。

リーガではディエゴ・ロペスがファーストチョイスで、カップ戦要員となっている今季の状況に対し移籍を考えるのかどうなのか。不安です・・。聖カシが別なチームでプレイしてるところなんて見たくない~。

1397736882_extras_albumes_0 ←良い写真だねぇ

ジダンが現場に入ったことは予想以上に大きかったのかもね。でも、試合中にピッチ横で審判にブチ切れてイエローもらうジダンも見てみたいな、なんてww

このメンツが来シーズンも主力になることは間違いないけど、ディマリアの中盤センター起用が大吉と出たことによってケディラは微妙な立場だね。

1397737050_extras_albumes_0 ←トットナム時代からの旧知の仲、ベイル&モドリッチ

今季のチームMVPを選ぶとしたら自分だったら間違いなくモドリッチを推すね。それくらい今季のパフォーマンスは凄かったと思う。シーズン当初のエジル不在の不安もどこへやらw

プレミアからリーガに来る選手ってそんな上手さを感じる選手って少ないと思うんだけど、モドリッチの上手さは2年目にして度肝を抜かれた。

リーガの中でも今季のベストMFはモドリッチで間違いないんじゃないかな。

1397737069_extras_albumes_0_2 ←ラモスの携帯画面に写るは怪我で今季絶望のへセ

いやぁ~これも嬉しい一枚。

今シーズン大ブレイクを果たしたヘセ・ロドリゲス。怪我さえなければW杯メンバーにサプライズ選出される可能性もあったのだけど・・。早く治して頑張ってもらいたいね。

さあ!お次はCL準決勝バイエルン戦!!

バルサに代わり現在最強と呼ぶに相応しい勢いのある無敵のバイエルンにレアルはどう立ち向かうのか。昨季バルサが衝撃的な大敗を喫したような悪夢の再来だけにはなってほしくないけど

実際期待よりも不安の方が大きかったり・・ww

とにかく頑張れマドリーー!

2014年4月14日 (月)

夢のシネマパラダイス148番シアター:ダラス・バイヤーズクラブ

ダラス・バイヤーズクラブ

537718008a97b出演:マシュー・マコノヒー、ジャレッド・レト、ジェニファー・ガーナー、デニス・オヘア、スティーヴ・ザーン

監督:ジャン=マルク・ヴァレ

(2013年・アメリカ・117分)WOWOW

内容:1985年、テキサス州ダラス。酒・女・ドラッグとやりたい放題の日々を送るマッチョな電気技師ロン・ウッドルーフ。ある日、体調を崩した彼は、突然医者からエイズと診断され余命30日と宣告される。最初はゲイ野郎がかかる病気になんで俺がとブチ切れるロンだったが、図書館で猛勉強し、エイズに対する認識を改める。そして、アメリカでは認可された治療薬が少ないことを知り、有効な未承認薬を求めて病院を脱走、一路メキシコへと向かうが・・・。

評価★★★★/80点

アカデミー主演&助演男優賞W受賞というトピックがなければ正直手が伸びなかったであろう作品だったけど、純粋に見てよかったと思える良作だったと思う。

よくアカデミー賞では体重を極端に増減させる身体を張ったいわゆるデニーロアプローチが評価されて演技賞を獲りやすいといわれる。

しかし、今回はそういう見た目の役作りを超えたところにあるロン・ウッドルーフというジャンキー人間の内面が生み出すリアルな実存感こそが役者魂の真の力量なのだということをあらためて実感させてくれた。

その内面とは、露骨な人間性とただでは転ばない生命力といえるけど、このまま死んでたまるかと生への執念に燃えて行動あるのみの主人公のタフネスキャラが、難病ものにありがちな情緒に訴えるお涙頂戴の同情スタイルではない作劇を生んでいることも大きい。

それは、バリバリの差別主義者が一転して差別される側に回ってしまう、あるいはバリバリの保守派が一転して権力に立ち向かっていく立場の逆転劇の面白さにも表れているけど、当の本人はそれを全く意に介さないばかりか自分が反体制なことにも無自覚なところが変にクサくなくて良い。

とにかく、生きるためなら何だってやってやるという負けん気の強さが反骨精神として昇華されているのだ。いや、世界を股にかける商魂たくましさといった方がいいかw

余命30日のはずが7年も生き延びたんだからホントすごいよね。自分同じ状況になったら20日ともたないだろうな

しかし、このてのアメリカ映画でいつも悪役になり下がる医療・製薬業界の言い分てのも聞いてみたいな。

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50/50 フィフティ・フィフティ

B28d25067b85956d9b1270636579e50e 出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、セス・ローゲン、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストン

監督:ジョナサン・レヴィン

(2011年・アメリカ・100分)WOWOW

内容:シアトルのラジオ局で働く27歳の青年アダムに突然下されたガン宣告。5年後の生存率は50%だという。闘病生活に入るアダムに対し、彼を取り巻く環境は一変。恋人のレイチェルはじめ腫れ物を触るような気遣いに居心地の悪さを感じてしまうアダムだったが、能天気な悪友カイルだけはそれまでと変わらない態度で接してくれた。そんなカイルや少々頼りない新米セラピストのキャサリンのサポートを受けながら病気に立ち向かおうとするが・・・。

評価★★★/65点

このての闘病映画のシリアスなセオリーをことごとく外してくる作劇には意表をつかれるが、なにか腰の据わりの悪さが感じられてしまっていまひとつついて行けなかったかも・・。

27歳にしては極めて冷静沈着な主人公の病気に対するどこか他人事な距離感しかり、下ネタ全開でガンを出汁にナンパしまくるデリカシーのない親友のウザイ距離感しかり、ガンだと告白するやその重荷に耐えられず浮気に走ってしまう彼女の献身からは程遠い距離感しかり、なにか自分の中でカチリとハマってこなくてイマイチだった。

それはつまるところ死に対する切実な恐怖感が感じられないということに繋がってくるんだけど、“死”と相対するものとして“性”ばっかり描かれてもねぇ

まぁ、アナ・ケンドリック演じる新米セラピストと主人公の距離感は絶妙だったとは思うけど、痴呆症の父を抱える家族との距離感とか病気療養仲間との交流とかそっちの方をもうちょっと突っ込んで描いてほしかったかなと。

こう整理してくると、そっかぁこの映画は人と人、生と死という微妙な“距離感”を描いた映画だったんだなとちょい納得。。

ひと昔前だったら、ジム・キャリーが主人公だったらよかったんじゃないかなって思ったんだけど。

でも、音楽の使い方だけは特筆に良かった♪

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フィラデルフィア

Philadelphia 出演:トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン、ジェイソン・ロバーズ

監督:ジョナサン・デミ

(1993年・アメリカ・125分)NHK-BS

評価★★★☆/75点

内容:フィラデルフィアの一流法律会社に勤めるアンドリューは、エイズと宣告され、それが原因で解雇されてしまう。不当な差別に怒ったアンドリューは訴訟を決意するが、次々と弁護を断られ、以前に敵同士として渡り合った弁護士ミラーを訪ねる。

“「これは映画ではないのです。ドラマティックな証言があるわけでもない。これは事実なのです。」byジョー・ミラー、、、、たしかにそうなのかもしれない。社会の偏見の冷徹な事実が厳然としてあることを改めて考えさせられる。そして自分も偏見に加わっている1人なのだと・・・。”

原告側、被告側の冒頭陳述が陪審員に向かって語られるシーンでは陪審員の姿は写さず、カメラに向かって、つまり映画を観る側に語りかける形をとっている。観客にしっかりと考えてもらいたいということの映画の意思表示なのだろう。

であるからD.ワシントン扮するミラーの言葉は特に意味があるものだと思ったのだ。

実際ドラマティックな証言もなかったし、ドラマティックな新証拠もなかったし、評決の決め手もはっきりいって弱い。

見るからにただ痛々しいアンディの姿と、訴えられた事務所連中の仏頂面が際立っていくばかりなのだ。

しかし、この映画では、それで十分なのだと思う。

見ごたえのある裁判劇よりもこの裁判の根底にあるエイズ患者や同性愛者への偏見、差別という核心を突いて観る側に訴えかける、あるいは問いかけることがこの映画の目的意識だと観ていて感じた。

この映画は観る側の見識や考え方を問い、自ら考えさせることを目的とした映画なのだと思う。

かくいう自分もそういう意味では考えさせられてしまった。

同性愛者は大っ嫌いだ!とジョーは断言していたが、そこまでの嫌悪感は個人的にはないものの、やはり同性愛者に対する偏見や差別意識は自分の中にあるんだなぁと、この映画を観て気付かされたのは事実だ。

普段の生活でもゲイがTVに出てくればほとんど笑いの対象になってるし、それを見て自分もバカにしたように笑って見ちゃってるし。。そういう目で見てることが当たり前になってた自分になんかハッと気付かされたというか。

例えば、トム・ハンクス扮するアンディが10歳くらいの少年だったらどうだったか。

この場合まず同性愛者ということはないだろうから、輸血による感染だろう。

すると真っ先に思い浮かぶのが「マイ・フレンド・フォーエバー」だ。

実はこの作品で描かれた2人の少年の物語には、なりふり構わず大泣きしたクチなのだ。

なのに同性愛を扱っているこの映画では全然泣けない・・・。

もちろん両作の目的意識というのは全く別のベクトルを向いてるけど、どこかに自業自得じゃんという薄ら冷めた気持ちが自分の中にあるのだと思う。。

今回の映画を観てもあまりそういう気持ちが劇的に変わっていないことに、なんかそれでいいのかよ自分!と思っちゃう。

でも何日か経ったらそういうことも忘れちゃって、また笑ってテレビ見ちゃうんだろうな・・。う~ん、、なんだかなぁ・・・。

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ちゃんと伝える(2009年・日本・108分)NHK-BS

 監督・脚本:園子温

 出演:AKIRA、伊藤歩、高岡蒼甫、高橋惠子、吹越満、でんでん、奥田瑛二

 内容:地元タウン誌の編集部に勤める史郎の父親がガンで入院した。高校サッカー部の鬼コーチとして自分にもスパルタ指導を施していた父との間にわだかまりを抱えていた史郎だったが、父の余命がわずかであることを知り、毎日のように病室に足を運ぶようになる。そして、退院したら一緒に湖に釣りに行こうと約束するまでに2人の関係は修復する。ところがその矢先、史郎自身がガンを告知されてしまい・・・。

評価★★★☆/70点

噴出&暴走しすぎて受け止めきれないほどの自意識の塊を常に画面所狭しと投げつける園子温にしては珍しく穏やかなヒューマンドラマになっていて、身構えて見た自分にとっては良い意味で拍子抜け。肩の力を抜いて優しいまなざしで家族の物語を見ることができた。

このての難病ものにありがちな感動の押し売りになっていないところもさすが園子温だと思わせるつくりになっていて良い。

自分自身、思ったことを口に出すタイプではないので、共感ポイントも多くてなかなか身に染みるものがあったかも。

夢のシネマパラダイス566番シアター:鍵泥棒のメソッド

鍵泥棒のメソッド

45bd057b0194abd8777dd29787699b38 出演:堺雅人、香川照之、広末涼子、荒川良々、森口瑤子

監督・脚本:内田けんじ

(2012年・日本・128分)WOWOW

内容:自殺願望のある売れない役者の桜井はある日、財布に残っていたなけなしの入湯券を手に銭湯へ行く。そこで客のひとりが足を滑らせて転倒し気を失った現場に居合わせた桜井は、その男のロッカーキーを自分のとすり替え、思わぬ大金を手に入れる。一方、気を失っただけでなく記憶まで失ってしまったその男は、自分のロッカーの持ち物から売れない役者と思い込むほかなかったのだが、実は彼は伝説の殺し屋コンドウだった・・・。

評価★★★★★/100点

別人になり代わるというのはそれだけで多大なサスペンスをはらむ。

その前提として他の人にバレてはいけないというリスクがあるからだ。自分の足跡を念入りに消し、偽装を施して他人の人生を手に入れる。完全犯罪の極みである。

アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」や松本清張の「砂の器」、宮部みゆきの「火車」など鮮烈なインパクトをもたらす名作サスペンスは心をとらえて離さない。

一方、別人になり代わることにはもう一つのファクターがある。

それはなり代わった環境の変化に順応できるかどうかということで、「大逆転」の金持ちとホームレス、「仮面の男」の王様と囚人、「チャップリンの独裁者」の独裁者と床屋の主人、「デーヴ」の大統領とお気楽な一般人といったように両極端な身分の違いによるところが多い。

そういう視点で今回の映画を見ると、前者に関しては相手が風呂場で豪快に転んで記憶喪失になってしまうという文字通りのズッコケネタと、棚からぼたもちで入れ替わった当の本人が常に後ろめたさを感じている小心者であることによりサスペンス色は薄まり、ユーモア性の方が高まっている。

そしてこれは後者の視点につながってくることだけど、入れ替わりの醍醐味が身分ではなく性格の違いにあることがこの映画を革新的に魅力あるものにしている。

革新的とは大げさかもしれないけど、几帳面とズボラというA型とB型のそりの合わなさ程度のことでありながら最も身近で分かりやすい要素をしっかりキャラクターに投影し、抱腹絶倒の立場逆転劇にしているのがこの映画の肝だ。

なにより人が人っ子ひとり死なないところが良い。凄腕の殺し屋を描いているのに、だ(笑)。そのかわりに見てるこちら側がノックアウトされてしまうとはねww

人間味をベースにしている映画はやはり強い。

一流を手に入れることより愛する人に出会えることこそが人生最大の幸せかぁ。

10年以上鳴っていないオレのキュンキュンセンサー、、錆びついてどうにもならない場合はどうすればいいんでしょうか・・・

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アフタースクール(2008年・日本・102分)NHK-BS

 監督・脚本:内田けんじ

 出演:大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、田畑智子、山本圭、伊武雅刀

 内容:母校の中学で教師をしている神野(大泉洋)をある日、同級生だった島崎(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。島崎は、同じく同級生だった木村(堺雅人)の行方を追っていた。ちょうどその日の朝に木村に車を貸していた神野は、んっ??と思いながら島崎の木村捜しに付き合うのだが・・・。

評価★★★★/80点

鍵泥棒のメソッド経由で見たけど、内田けんじに完全にハマってしまったかもw

映画を見ていてダマされることに無類の快感を覚える自分にとってはまさにドンピシャで、鍵泥棒より置いてけぼり感は強いもののw、こっちの方が2度見て美味しいという点では上かも。

さらに堺雅人、大泉洋、佐々木蔵之介というノリにノッてるアンサンブルキャストも絶妙で魅力的だったし。

しかし、よく練られた脚本である。

なにせこちらの先入観や思い込みをことごとくひっくり返すのだから。

具体的にはこの手のどんでん返し映画によく見られる時間軸の操作などは極力控えた奇をてらわないつくり、そして伏線を伏線と思わせないミスリードの仕方などシンプルに見せかけて騙しの手口を巧妙に覆い隠している。

つまり、ごくありふれた探偵もののミステリー調として見せていく作りになっているため、自分みたいに前知識なしで見た者にとってはこんな反転構造を持った話だとは思わずに見れてしまうわけだ。

それはタネ明かしを見せられても、えっ、そういう映画だったの!?と飲み込むまでに時間がかかってしまうほど巧く出来すぎていて、正直終盤はアポーン状態で見ていた(笑)。

どうあってもこれは2回見ることを前提にした映画である。なのに嫌味なかんじは全くせず、お得感の方が勝ってしまうのがこの映画のシナリオの上手さということなのだろう。

そしたっけ後で知ったことだけど、DVDのオーディオコメンタリーで見るとさらに面白いらしくて。

え゛ーっ!?3回見なきゃダメで、しかも面白さが倍々になっていく映画って、そんなのありかー!?

しかし、こういう手の込んだ映画ばっかり作ってネタ尽きないんだろうかw

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大逆転

1108355074_1   出演:ダン・エイクロイド、エディ・マーフィ、デンホルム・エリオット、ドン・アメチー

 監督:ジョン・ランディス

(1983年・アメリカ・117分)NHK-BS

 評価★★★★/80点

内容:ルイスはハーバード大学出身で、商品仲買会社のエリート。一方、ビリーは盲目のベトナム帰還兵を装う詐欺師で、警察に連行されていた。ルイスの会社の会長である老兄弟が、そんな2人を実験台に、金持ちは貧乏人に、貧乏人は金持ちになれるかどうかの賭けをする。釈放されたビリーはルイスの邸宅に連れて行かれ、一方のルイスは車の窃盗で逮捕された上に、戻っても家に入れなかった。やがて2人は会長兄弟の賭けを知り、力を合わせて復讐に乗り出す。。。

“脱ぐ映画を間違えてるような気がするんだけど、、ジェイミー・リー・カーティスww”

2014年4月13日 (日)

うたばん狂想曲第30番:第22回オイラ的日本レコード大賞in2013

2014年も3分の1が過ぎ去ろうとしている中で、遅ればせながら昨年2013年度のマイ音楽シーンを回顧していきたいと思います!

ヤル気ないのでとっとと行きますww

まずは月間ランキングからどーぞー♪

1月

 1位   西野カナ            Always

 2位   MISIA            DEEPNESS

      工藤静香          キミがくれたもの

 3位   柴咲コウ         My Perfect Blue

       西野カナ        Love you,Miss you

2月

 1位 EXILE ATSUSHI       MELROSE

 2位   中島美嘉             初恋

       ねごと             greatwall

 3位 EXILE ATSUSHI   Living in the moment

      ケツメイシ           moyamoya

3月

 1位   KAT-TUN          EXPOSE

 2位   倖田來未            恋しくて

       加藤ミリヤ        LOVERS partⅡ

 3位   倖田來未            Alone

       miwa             ホイッスル

4月

 1位   ジェイミン          If You Want

 2位   ジェイミン           Cry Baby

      Ms.OOJA            30

 3位 MONKEY MAJIK         If

        ゆず             REASON

5月

 1位   臼澤みさき            名前

 2位 Every Little Thing     ハリネズミの恋

 3位    MISIA         back in love again

       ジェイミン          Heart Theater

6月

 1位    絢香             beautiful

 2位    JUJU             Dreamer

 3位  KAT-TUN          DRAMATIC

       スピッツ             さらさら

7月

 1位   泉沙世子             手紙

 2位 SEKAI NO OWARI       RPG

 3位   ケツメイシ            月と太陽

       EXILE            Flower Song

8月

 1位   Salley               赤い靴

 2位   小柳ゆき            君がいた夏

 3位   福原美穂            BEYOND

      Ms.OOJA           ANSWER

      加藤ミリヤ      SUMMER TIME LONELY

9月

 1位 サザンオールスターズ     ピースとハイライト

 2位 サザンオールスターズ       栄光の男

       コブクロ            ダイヤモンド

 3位    YUKI             STARMANN

     サザンオールスターズ        蛍

10月

 1位   西野カナ             Story

 2位   日笠陽子         美しき残酷な世界

       中島美嘉        僕が死のうと思ったのは

 3位   SCANDAL          下弦の月

       SCANDAL         HARUKAZE

      RAM WIRE         あいだじゅう

11月

 1位   奥田民生           風は西から

 2位   SCANDAL        OVER DRIVE

       斉藤和義            かげろう

 3位    ゆず           友~旅立ちの時~

       EXILE            No Limit

       DEEN             二十歳

12月

 1位   西野カナ            さよなら

 2位   大塚愛            Hello me

       Salley           その先の景色を

 3位   JUJU             Distance

      フランプール      Belief~春を待つ君へ~

つづいて各賞の発表!!

師勲賞    SCANDAL

            ジェイミン 

            Salley

敢闘賞     EXILE

         サザンオールスターズ

           Ms.OOJA

 大賞     西野カナ

優秀曲     柴咲コウ     My Perfect Blue

            ジェイミン      If You Want

            Salley         赤い靴

        サザンオールスターズ  ピースとハイライト

            西野カナ        Story

まず2013年を一言でいえば、祝サザン復活!といっていいっしょ。

2008年に活動休止してから5年ぶりに活動再開ということで、夏以降はWOWOWでライブ中継も見られてテンションアゲアゲ♪生きる希望が湧いてきましたww

しかし、それを押しのけての大賞は、やはり西野カナで決まり。なんと2010年から4年連続での入賞、しかも大賞は2回目。これで大塚愛とJUJUに並んだ。

9月には2枚組ベストアルバムをリリースし、メジャーデビュー5年の区切りをつけた。

はぁ~誰と結婚するんだろ(爆)。。

あとは、JUJUに代わり台頭してきたMs.OOJAとどこかでいまだに敬遠しつつもw安定株になったと認めざるをえないEXILEは昨年につづく入賞。

そして、実は毎年最も楽しみな師勲賞。

2013年も楽しみな3組が登場した。

まずはジェイミン。全くのノーマークだった韓国出身の女性歌手がまさかの前半戦MVP級のインパクトを残し、そして風のように去って行った(笑)。BoA2世になるかと思ったけど、知名度を上げていくのは今の嫌韓世情では難しいかなぁ。でも、曲と声ともにめちゃくちゃタイプ

アルバムが2014年1月にリリースされて、CDショップのK-POPコーナーでたった1枚あって即買い!しかも聴いたらめっちゃイイ!やはり自分のアンテナは間違っていなかったw

お次はSalley。なんと13年5月にデビューしたてのまさに新人が堂々の入賞となった。女性ボーカル&ギターの2人組グループで、自分の中ではポストELTかDoAsInfinityといったところ。

しかし、ピッカピカの1年生が1stシングル2ndシングルといきなり自分の琴線に引っかかるというのもビックリだけど、ヨーロッパの異国的なアイリッシュ感と、ボーカルのうららちゃんの透明感ある歌声が、なーんかジワジワと来るんだよね。

最低でも5年は息の長い活動を続けてほしいっす。

最後はガールズバンドとしてプリンセスプリンセスの正真正銘の後継者現るーっ!と断言できるSCANDAL

Salleyとは違いメジャーデビューは2008年と遅咲きで16thシングル曲で一気に来た。

プリプリが正味10年の活動期間だったことを考えると、SCANDALはすでに5年経っており、ちょっとその点では不安はあるけどw、まだまだ頑張ってほしいね。

なんかこう書いてくると、5年という期間頑張って生き残れるかがひとつの指標なのかな。

2014年4月 7日 (月)

自分もタモロスなことに気付いた・・

Bkdkfw8cyaah1_t あれからちょうど1週間経ちました。

そう、笑っていいともが終わってから1週間。

お昼がツマラねぇーーッ!!

ちょうど仕事のお昼休み中なのでイヤでもテレビつけてるわけだけど、いいともの後発番組もツマラナイし、裏もツマラナイしw

まさかここまでいいともに依存していたとは・・。いいともが終わるって知った時は、別にいいんじゃないのって思ってたけど、いざ終わってみるとねぇ。。

いや、バイキングが面白かったらまだいいよ。ところがこれがまたヒルナンデスの二番煎じみたいなかんじでツマラナイの一言。

フジってなんでここまで企画力なくなっちゃったんだろう・・。フジテレビほんとに見なくなっちゃったもんなぁ~w

さんまのホンマでっかと、とんねるずのみなさんのおかげでしたくらいしか見てないし・・。

いいとものグランドフィナーレで今年のフジはお役目終了じゃないすか(笑)。

だってそれくらいの事しちゃったんだからw

今さら言うまでもないけど、明石家さんま、ダウンタウン、ウンナン、とんねるず、爆笑問題、ナイナイが一同に会した共演は、おそらく2014年を振り返った時のマイニュースベスト10の第1位に入ることは確実なくらいスゴイもん見ちゃったわけで。

201404010758490ab 演出やヤラセが入り込む余地のない生放送ということもあって、ほんとにハラハラドキドキしながら見入ってしまった。

このグランドフィナーレが放送される1週間くらい前から自分の中でも、えっ!?もしかしてとんねるずとダウンタウン共演あるかも!?と思って情報探しのためにネット検索してたんだけど、特にそういうネタは上がってなかったんだよね。

で、いざ番組が始まって、タモリがさんまの家に勝手に上がりこんでこたつに入っていたという話を30分近く面白おかしく続けていたさんまの時間延ばしがあっての、ダウンタウンの松ちゃんが「このままじゃとんねるず来てネット荒れちゃうよー」という大フリあってのとんねるず乱入だったんだよね。

やっぱ行き着くところはさんまはスゴイってことだな(笑)。とんねるずとの絡みをもっと見たかったけど、CM明けにいなくなっちゃってたのが残念だったなぁ。

でも1番のハイライトは、席についた貴さんと爆問の太田のチャチャに浜ちゃんがマジギレした時だったね

あと柳沢慎吾の小ネタ劇場がいい緩衝材になっててグッジョブだった

もうこれだけのお笑い怪獣の一触即発w劇場を見れることはないんだろうなぁ。。

生じゃないとダメだから、そう考えるとやっぱ27時間テレビに期待するか。

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