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2014年3月24日 (月)

夢のシネマパラダイス565番シアター:ラブ・アゲイン

ラブ・アゲイン

Jppubmposterclv 出演:スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ジュリアン・ムーア、エマ・ストーン、マリサ・トメイ、ケヴィン・ベーコン

監督:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア

(2011年・アメリカ・118分)WOWOW

内容:真面目だけがとりえの中年男キャル・ウィーバーは、幸せな家庭を築き理想的な人生を送ってきた。ところが、突然25年連れ添った妻から離婚を切り出されてしまう。野暮なバツイチに成り下がってしまったキャルだったが、独身市場でも買い手なし。。そんなある夜、ひとり寂しくバーで飲んでいたキャルは、プレイボーイのジェイコブと知り合う・・・。

評価★★★☆/70点

“ダーティ・ダンシングやれるようにするため、ジムに通うことにしましたw”

妻から三行り半を突きつけられたサエないオッサンがプロのナンパ師から厳しいレッスンを受けてモテ男に変身していくという逆マイ・フェア・レディなプロット、オッサンの息子が4つ上の女の子にゾッコンになりこの恋は永遠だーッ!と突っ走るのは「リトル・ロマンス」、その女の子がオッサンにゾッコンになるのは逆「アメリカン・ビューティ」、オッサンにはもったいない美魔女の妻が不倫してしまうのは「ことの終わり」(ちなみにジュリアン・ムーアがレイフ・ファインズと不倫する)、プロのナンパ師がオッサンの娘と付き合ううち真実の愛に気付くのは逆「クリスティーナの好きなコト」、オッサンが変態女教師wと一夜を共にしたため窮地に追い込まれるのは「危険な情事」、、と、より取り見取りのエッセンスがテンコ盛りで、大団円の敵味方入り乱れる顔合わせはまさに笑撃的カオス!

ラブ・アゲインというスマートな邦題とは似ても似つかわない、まさにクレイジーでお馬鹿な男と女の悲喜こもごもが繰り広げられるのだけど、最後は収まるところに収まっていて、こういうの見るとアメリカンラブコメの裾野の広さを実感できて感心してしまう。

キャストもかなりの豪華メンツだし。個人的にはやっぱりマリサ・トメイの暴走っぷりがツボにハマッたけど(笑)。

はぁ~そっかぁ、、魂の伴侶かぁ・・。一生の探し物だな

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マイ・フェア・レディ

4933 出演:オードリー・ヘプバーン、レックス・ハリソン、スタンリー・ホロウェイ

監督:ジョージ・キューカー

(1964年・アメリカ・173分)NHK-BS

評価★★★★/85点

内容:バーナード・ショーがギリシャ神話をもとに書いた戯曲「ピグマリオン」を原作とする世界的ヒット・ミュージカルの映画化。言語学者のヒギンズは、ロンドンの劇場の前で花を売っていた貧しい娘イライザのひどい訛りを、研究のために観察していた。友人ピカリング大佐と賭けをしたヒギンズは、6ヶ月のうちにイライザを社交界最高の貴婦人に仕立て上げると約束する。その日から、ヒギンズは邸にイライザを住み込ませ、厳しいレッスンの日々が始まった・・・。アカデミー賞では作品・監督・主演男優賞など8部門で受賞。舞台版ではイライザ役はジュリー・アンドリュースだったが映画化に際して、有名ではないということでオードリーに役を奪われる形となった。しかし、奇しくもこの年のアカデミー主演女優賞をジュリー・アンドリュースが映画デビュー作「メリー・ポピンズ」で受賞するという雪辱を果たす結果となったことは有名。ちなみにオードリーは歌唱部分が吹き替えだったこともあってアカデミー賞にはノミネートすらされなかった。

“ヒギンズのでかい声と笑い声と喚声の方がよっぽどお下品!”

しかもでけー声で「お母ーさーん!」て叫ぶかよマザコン野郎(笑)!

このとき御年56歳のレックス・ハリソン。

どうもことあるごとにヒギンズが鼻につくんだよなぁ。生理的にイヤ・・

だってこのジイさん結局賭けの対象としかイライザを見てなかったじゃん。

“腐ったキャベツ女”から“ハンガリーの王女”へと変身させ、大使館の舞踏会で大成功を収めた時の下品な大笑いは何なんだ。

しかもイライザのその後の処遇についても、ただ家に置いとくだけって、、もうねあれは生きた着せ替え人形遊びとしか言いようがないっしょ。金持ちによくいるような変態だよあれ(笑)。

それなのにラストでめでたく結婚ときたもんだよアンタ。

あのヒギンズという男、、、♪なぜ女は男と違う~~ラララ~♪なんていう歌を歌って妄想に耽りながら街を徘徊してるような男なんだぞ。女心なんてこれっぽっちも分かっちゃいないんだぞ。いいのかよイライザ。

親父にも「お前には金ビタ一文やらん。自分の力で生きていけ!」って言われてたじゃないか。

この親父さんが1番真っ当だった気がする。

なのになにも底意地の悪いマザコンジジイに身を尽くさなくったって・・・。

ああ~、エディ・マーフィの「大逆転」じゃないけど、一発ガツンとしっぺ返ししてもらいたかったなぁ。。

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プリティ・プリンセス(2001年・アメリカ・115分)WOWOW

 監督:ゲイリー・マーシャル

 出演:アン・ハサウェイ、ジュリー・アンドリュース、へクター・エリゾンド

 内容:地味で内気な女子高生のミアは、突然、某国の王位継承者であることを告げられ大仰天。女王としてのレッスンを重ね、美しく変身していくが・・・。

評価★★★/60点

まずはとにもかくにもアン・ハサウェイの大変身が1番の見所だろう。

業務用のモップ雑巾を5枚くらい重ね合わせたようなボサボサの髪形に、こち亀の両さんに負けず劣らずのゲジ眉の典型的ブサイク女子が、カリスマ美容師の手にかかりスイート&ビューティにドレスアップする劇的ビフォーアフターには思わずがく然としてしまう。

メイクアップ技術ってスゲェー、、の一言。。

映画としては基本的にオードリー・ヘプバーンの「マイ・フェア・レディ」の焼き直しともいえる作りになっているけど、あのオリジナルに比べるとゆるゆるの安っぽい学園アイドルものになっちゃっているのはちょっとガッカリ。

しかし、「マイ・フェア・レディ」の舞台版で粗野な花売り娘から上品な貴婦人に成長する主人公イライザを演じて名声を博したにもかかわらず、映画版でオードリーに役を奪われてしまったジュリー・アンドリュース(しかし同年公開の「メリー・ポピンズ」に出演した彼女がオードリーを差し置いてアカデミー主演女優賞を受賞した)が、アン・ハサウェイのプリンセス教育の指南役として、なおかつ気品漂う女王役で出演しているのはキャスティングの妙が垣間見えて面白い。聞けば「メリー・ポピンズ」以来のディズニー映画への出演らしいし。

ジュリー・アンドリュースが出てなかったら、ここまでの評価にはならなかっただろう。

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