お気に入り

最近のトラックバック

« 夢のシネマパラダイス134番シアター:風立ちぬ | トップページ | 夢のシネマパラダイス564番シアター:シャーロック・ホームズ »

2014年2月 2日 (日)

夢のシネマパラダイス563番シアター:はやぶさ三番勝負/宇宙兄弟

Hayabusa_ex1024_768 2003年5月に打ち上げられ、2005年に小惑星イトカワに到達。そして2010年6月13日、数々の困難と60億kmの旅を終え地球に奇跡の帰還を果たした小惑星探査機はやぶさを題材に20世紀FOX(2011年10月公開)、東映(2012年2月公開)、松竹(2012年3月公開)がそれぞれ映画化した。主人公はFOX版がプロジェクトの広報担当の女性、東映版がプロジェクトマネージャー、松竹版がプロジェクトの若手エンジニアとなっている。

はやぶさ/HAYABUSA(2011年・日本・140分)

 監督:堤幸彦

 出演:竹内結子、高嶋政宏、鶴見辰吾、市川実和子、山本耕史、筧利夫、佐野史郎、西田敏行

評価★★★/60点

ロケットや科学衛星のイロハから日本の宇宙開発の歴史に至るまで説明テロップや講演シーン、さらに<はやぶさ>の擬人化など徹底した素人目線を貫くことで分かりやすい内容になっているのはたしか。

しかし、それがイコール映画としての面白さになかなか繋がっていかないのは悩ましいところ。。

やはり宇宙に行くのが有人ではなく無人機なため人間ドラマを描出しにくいというデメリットは意外に大きかったか。

さらに素人目線のカラーを打ち出すための舵取り役を任された映画オリジナルキャラの竹内結子も着眼点としては面白かったけど、引き立て役としての働きが皆無なのでJAXAの面々の影が薄まってしまい、せっかくの豪華キャストも宝の持ち腐れになってしまった感は否めない。

まぁ、子供にも通用する親切さを求めてみれば良作であることには違いないのだけども、人間ドラマを求めてみれば臨場感に乏しい作品というかんじかな。

 -----------------------

はやぶさ 遥かなる帰還(2012年・東映・136分)

 監督:瀧本智行

 出演:渡辺謙、江口洋介、夏川結衣、小澤征悦、中村ゆり、吉岡秀隆、石橋蓮司、藤竜也、山崎努

評価★★★/60点

ジジ臭くて真面目な東映とお手軽感覚で悪ふざけも辞さないFOXというカラーの違いが如実に出ているのは面白い。

まぁ、いろいろなアプローチがあるのはいいことだけど、今回のは真面目で淡々としすぎていて映画としてはビミョーなかんじ。。

やはり宇宙に対するロマンといった映画的興奮とそれを押し立てる人間ドラマがないと、ただ時系列順に事実をフツーに追っていくだけではせっかくの骨太な役者陣も宝の持ち腐れになってしまう。って同じことをさっきも言ったような・・

例えばものの開始5分で何の変哲もない打ち上げシーンを描かれてはロマンもヘッタクレもあったものではない。

しかも、はやぶさや宇宙開発技術に関する知識が皆無に等しい自分みたいな人種にとってはこの映画程度の説明ではまだまだ分かりづらかったし、そういう点ではこのエンジニア視点の理系はやぶさはちょっと肌に合わなかったかなと。。

でもあれだな。NHKのドキュメンタリーをしっかり見ておくべきだったなぁとはちょっと後悔したかも・・・w

 -----------------------

おかえり、はやぶさ(2012年・松竹・114分)

 監督:本木克英

 出演:藤原竜也、杏、三浦友和、前田旺志郎、森口瑤子、田中直樹、大杉漣、中村梅雀

評価★★★/60点

はやぶさシリーズ3作目ともなると予習も完ぺきなため緊張感もヘッタクレもあったもんじゃないんだけど(笑)、父子の絆の回復と、母親の病気の回復を願う息子という二つの親子ものエピソードを通して描いているため、3作品の中では1番なじみやすかったかもしれない。

まぁ、この作品だけが唯一3Dで作られたようだけど、3作もの競作というのはやっぱやめてもらいたいですわ

 -----------------------

宇宙兄弟

6221 出演:小栗旬、岡田将生、麻生久美子、濱田岳、新井浩文、井上芳雄、森下愛子、益岡徹、塩見三省、堤真一

監督:森義隆

(2012年・東宝・129分)WOWOW

内容:NASAの宇宙飛行士・南波日々人(ヒビト)は、月面ミッションのクルーに日本人として初めて選ばれ、世界中の注目を集めていた。一方、ヒビトの兄・六太(ムッタ)は自動車会社に勤めていたが、子供の頃に兄弟で一緒に宇宙に行くという夢を諦めきれずにいた。そんな中、ムッタはヒビトが内緒で応募したJAXAの宇宙飛行士選抜試験を受けることに・・・。

評価★★★/60点

もったいないなというのが第一印象。。

20巻近くある原作コミックを2時間という枠の中に無難にまとめた構成は悪くはなく、これを失敗作と呼ぶ気はない。

夢を諦めないで追うことのカッコ良さや、共に夢を追う人、夢をサポートする人、それを見守る人、そして兄と弟との心温まる絆という宇宙兄弟の世界観のエッセンスはさわりだけでも描けていたとは思う。

しかし、駆け足で話を追うだけに終始し、わざわざ映画化するに足る特別な何かが描けていたとは到底思えず、全体的な印象はかなり浅いものになってしまった感は否めない。

宇宙兄弟の魅力は人と人のつながりを丁寧に描いたサイドストーリーにあると思うのだけど、時間の制約があり兄弟2人にしかスポットライトを当てられない中、成長というベクトルに話を向けられなかったのが平板に感じてしまった要因のような気がする。

あとは小栗旬のムッタが、、うーん、、アフロ田中の松田翔太のようなハジケっぷりはなかったかなぁと。大泉洋だったら一発だったのに・・w

これはもうドラマ化するしかないっす。

 -----------------------

遠い空の向こうに(1999年・アメリカ・107分)DVD

 監督:ジョー・ジョンストン

 出演:ジェイク・ギレンホール、クリス・クーパー、クリス・オーウェン、チャド・リンドバーグ

 内容:’50年代、アメリカの炭坑町。ソ連が人工衛星をアメリカより早く打ち上げたことが話題になっていたが、学生のホーマーは、夜空を飛ぶ衛星を見て自分もロケットを作りたいという夢を抱く。しかし、炭坑で働く父親はこれに猛反対。ホーマーは、友人とロケット製作に励むのだが・・・。のちにNASAのロケット・エンジニアになったホーマー・ヒッカムの自伝の映画化。

評価★★★★☆/85点

“近年稀にみる素晴らしい邦題。よく「ロケット・ボーイズ」にしなかったもんだ。。”

最初はお笑いだったのが、話が進むにつれて加速度的に求心力を増していく。

おそらく何らかのフィクションを加えなければこのようにはまとまらないとは思うのだが、それでも良しとしたい気分だ。

いやはや遠い空の向こうからやっとで自分のもとへ舞い落ちてきてくれたライリー号に拍手!

« 夢のシネマパラダイス134番シアター:風立ちぬ | トップページ | 夢のシネマパラダイス564番シアター:シャーロック・ホームズ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 夢のシネマパラダイス134番シアター:風立ちぬ | トップページ | 夢のシネマパラダイス564番シアター:シャーロック・ホームズ »

2021年2月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            
無料ブログはココログ