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2013年9月13日 (金)

夢のシネマパラダイス361番シアター:マネーボール

マネーボール

Poster 出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン、ロビン・ライト、クリス・プラット、ケリス・ドーシー、スティーヴン・ビショップ

監督:ベネット・ミラー

(2011年・アメリカ・133分)WOWOW

内容:MLBで最も貧乏な弱小球団アスレチックスのゼネラルマネージャーに若くして就任したビリー・ビーン。02年のオフ、相も変わらず主要選手が移籍していく中、選手獲得に四苦八苦していたビリーは名門イェール大経済学部卒の青年ピーターと出会う。彼のデータを重視した選手評価をもとに、安い選手を買って勝てるチームをつくる独自の経営戦略を打ち立てていくビリーだったが、その常識破りの手法は、ベテランスカウトや監督との軋轢を生んでいく・・・。

評価★★★☆/70点

ひと頃、携帯のソーシャルゲームで野球ゲームにハマッたことがある。プロ野球12球団の実名選手の中から自分仕様のチームを編成してリーグ戦を戦い最強チームを目指すものなんだけど、これがなかなか奥深くて、自チームの資金内でどの選手を獲得してチームを強化していくか、あーでもないこーでもないと頭を悩ませることになるわけで。

同じようにサッカーゲームでもオーナー・監督目線で楽しめるシミュレーションゲームがあるけど、実はこのてのゲームで一番燃えるのが資金に乏しいチーム初期段階だ。ほとんど無名の選手を使わざるをえない中で、費用対効果の高い選手、つまり移籍金や年俸が安いながら能力が高い選手を引っ張ってきてチームを強化していく、そのやりくりが実に面白いのだ。

また、本来はサードの選手を1塁手で使ったり、サッカーなら守備的MFをサイドバックで使ったり、チームの台所事情が厳しい中ではコンバートもいとわず、やりくり上手にならなければならない。

思えば野村克也が率いて90年代に黄金時代を謳歌したヤクルトは野村ID野球とか野村再生工場と呼ばれたものだけど、正捕手だった秦真司を外野手に、控え捕手だった飯田哲也をセンターにコンバートし、新人の古田敦也を正捕手にしたのは有名な話だし、小早川毅彦、吉井理人、近年では山崎武司など他球団で戦力外となった選手やトレードで移籍してきた選手を再生させる手腕はまさに野村マジック。

野村監督ってホントにすごい名将だったんだ、、って今回の映画見て実感した次第。。

で今回の映画は、アメリカにも野村監督のような人がいるっていう話(笑)。しかもその風体は古ダヌキならぬイケメンちょい悪オヤジ風w、、ってことは置いといて、近年、野球でもサッカーでも金持ちチームと貧乏チームの格差が大きくなりすぎてジャイアントキリングが起きにくい状況になっている中、総年俸が超大金持ちヤンキースの4分の1以下の弱小チームを強豪に変革していくこの男のやりくり上手な手腕・ノウハウは見ていて痛快だったことはたしか。

まぁ、えてしてGMが現場に口を出すとロクなことにならないわけだけど

そういう点ではシーズン中でも試合終了後にチームメートに別れのあいさつをするヒマなく荷物をまとめて別なチームに行かなければならないシビアな現実や、選手を数値化して分析するゲーム感覚は、なんか人と人のやり取りじゃなくて人が単なるモノになっちゃってて、義理人情の入り込む余地のない(現にビリーは情が移ってしまうから敢えて試合は見ない)そのスタンスはちょっとイヤなかんじも・・・。

メジャーリーグはいまやアメリカ人だけでなく日本人にとっても夢を与えてくれる世界になったし、“ボールパーク”と呼ばれる球場の雰囲気は一度味わってみたいと思ってるけど、夢の世界の残酷な現実を垣間見てしまった。

あと、バント&盗塁禁止というのも、日本お得意のスモールベースボール信者からすると相容れない考え方であまり共感はできなかった。

ただ、いつも敵役に回ることが多い球団GMを主人公にしたビジネス視点は新鮮だったし、手段を選ばずただひたすら勝利にこだわり続ける夢もノスタルジアも入り込む余地のないストイックな中年男をブラピが地味に演じていてこれまた新鮮でよろしかった。

まぁ、ベースボール映画といえばロバート・レッドフォードの「ナチュラル」(1984)とか「オールドルーキー(2002)、「フィールド・オブ・ドリームス」(1989)など野球愛と夢を魅せる映画の方がやっぱり好きではあるんだけどもね・・ww

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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

4150 出演:前田敦子、瀬戸康史、峯岸みなみ、池松壮亮、川口春奈、西田尚美、大泉洋

監督:田中誠

(2011年・東宝・125分)WOWOW

内容:入院中の親友に代わり弱小野球部のマネージャーを引き継いだ女子高生の川島みなみ。彼女は野球部を甲子園に連れて行くと宣言するが、部員たちは練習をサボってばかり。引っ込みがつかなくなった彼女はマネージャーについて書かれた本を求めて書店に立ち寄る。店員に世界中のマネージャーが読んでいるという『マネジメント』を勧められるが、その本は実は経営学のビジネス本で・・・。

評価★★★/65点

映画の定義が観客を感動させることにあるとするならば、その役割は無難にクリアしているといっていいのではなかろうか。

まぁ、ベタもベタな青春高校野球映画になっていて、ドラッカーの『マネジメント』なんて全く頭に入ってこなかったけど・・・w

ただ、この長髪野球チームから野球センスがほとんど感じられないのはどうしたことだろう。投球フォームも守備もまるでなっていない・・・。

精神論や根性論を“真摯”という爽やかな一言にまとめ上げてスポ根ものから距離を置き、論理的戦法で展開させる(それがノーボールノーバント作戦というのも非現実的だけど・・)のは新機軸ではあるのだけど、野球の基本ベースは最低限ラインとしてしっかり見せてほしかったなぁ。

でも、前田敦子のバッターの構えは女のコにしてはなかなか良かったかもw

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