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2013年8月19日 (月)

夢のシネマパラダイス470番シアター:ロボジー

ロボジー

D70f9790fe0d83683c64404fc86ac72f 出演:五十嵐信次郎、吉高由里子、濱田岳、川合正悟、川島潤哉、田畑智子、和久井映見、小野武彦

監督・脚本:矢口史靖

(2011年・東宝・111分)WOWOW

内容:家電メーカー“木村電器”に勤める3人の社員は、ワンマン社長から二足歩行ロボットの開発を命じられる。ところが、お披露目まで1週間となったある日、製作中のロボットが大破してしまう。切羽詰まった3人はロボットの製作を諦め、ロボットの着ぐるみでごまかそうとするのだが・・・。

評価★★★★/80点

笑える映画だ。

しかも、素直に笑える映画だ。無理に笑かそうとしてないのがイイ。

じゃあ、なんで笑えるかというと間の取り方がとにかく絶妙で、コメディシチュエーションが日常風景の中にしっかりと構築されているからだ。

例えば三谷幸喜作品も素直に笑える部類だけど、その笑いは限定された舞台空間の中でキャラクターのアンサンブルをダイレクトに笑うパターンが主で、これはつまり本が絶妙に上手いということにつきる。

一方、笑うのにベストなペースと間で日常に笑いを溶け込ませる矢口史靖の作品はコメディセンスと磨き上げられた演出力がものをいう。それは例えばオープニングのロボット転落死wシーンの秀逸さをみれば明らかだろう。ここのシーンだけ抜粋してコメディの教科書にしたいくらいだww

まぁ、ジャンルとしてはオッサンが女装してギャングから逃げ回るビリー・ワイルダーの「お熱いのがお好き」とか、ロビン・ウィリアムズがこれまた女装してベビーシッターになりすます「ミセス・ダウト」、はたまた子供が大人に入れ替わってしまうトム・ハンクスの「ビッグ」などと同様の生っ粋のなりすまし型コメディで、ありふれた古典的なお笑いジャンルなのだけど、ヨボヨボのおじいちゃんがロボットになりすます設定というのははっきりいってありえない(笑)。

しかし、人をバカにするのもいいかげんにしろ!と白ける一歩手前で踏みとどまれるバランス感覚の良さと、わざとらしさがマイナスにならない絶妙な間の取り方、そして人の必死さが織り成す可笑しみをとらえる抜群のコメディセンスがこの作品をほのぼのと楽しいものにしている。

ロボット工学のイロハなんて露知らずの文系人間でも楽しめるアナログ的な間口の広さも好感度大だし、ダメ社員3人の奮闘姿は少年時代に読み漁っていたズッコケ三人組を想起させて最高だった。

CGやVFXを使わずとも抱腹絶倒な面白い映画が作れちゃうんだもん♪

日本的大衆娯楽映画を何のてらいもなく作ってしまう稀有な監督、矢口史靖のセンスに今さらながらにベタぼれです。。

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ショートサーキット(1986年・アメリカ・98分)NHK-BS

 監督:ジョン・バダム

 出演:スティーブ・グッテンバーグ、アリー・シーディ、ブライアン・マクナマラ

 内容:軍事用に開発されたロボットが落雷によってショート、人間的な感情を持ち始める。ナンバーファイブと名付けられたそのロボットは基地から脱走。偶然そこで出会った女性との交流をからめたロボット版E.T.

評価★★★☆/70点

表情がないのがなんとも惜しい。せめて口を付けてほしかったな。

レアル・マドリー狂想曲第84番:2013-14シーズン開幕!

不甲斐ないシーズンを過ごした昨シーズンから気分一新、新シーズンが幕を開けてこちらのテンションもうなぎ上り!!

1376854822_extras_albumes_0 ←今季から指揮をとるアンチェロッティとアシスタントコーチ就任のジダン

昨季はピッチ上というよりもピッチ外でゴタゴタを振りまいたレアル・マドリーだったけど、その張本人といえるモウリーニョが古巣チェルシーに去り、新監督にパリ・サンジェルマンからアンチェロッティを招聘。モウリーニョにより植えつけられたレアルのダーティなブランドイメージは既に払拭された感がある。

さらにレアルならずサッカー界のレジェンド、ジダンがコーチに就任。誰かに頭突きすることはもうないと思うけどw、マドリディスモに品格と平和をもたらす役割としても十二分の働きをしてくれると期待してます!

しかし、それも肝心のサッカーで結果が出なければ意味がない。

で、今日の開幕試合、対ベティス。スタメンは、、

            ロナウド      ベンゼマ

   イスコ                         エジル

            ケディラ      モドリッチ

 マルセロ                         カルバハル

         セルヒオ・ラモス      ぺぺ

                ディエゴ・ロペス

ちなみに怪我で、シャビ・アロンソ、イジャラメンディ、ヴァランは召集外。

まずなによりキーパーがカシージャスではないというのが最大の驚きで、なにか昨季のモウリーニョとの確執を思い出しちゃうんだけど・・。

健全なポジション争いをさせるということではチームの活性化を図り新監督の色を出していくという意味では大変結構なことで、右ラテラルのカルバハルとアルベロアもそうだけど、でもキーパーはコロコロと代えられないポジションだからなぁ。次節以降どうなるか興味津々。。

1376856638_extras_albumes_0 さて、肝心の試合の中身の方は、、ヒヤヒヤもんでした

相手に先制を許して、前半にベンゼマのゴールで追いつくものの、後半なかなか攻めきれず。。昨季のバレンシアとの開幕戦の悪夢を思い出しそうな予感が、、という後半41分の土壇場でイスコが決めて逆転勝ち!

バルサの7発大勝とは対照的な、これからの茨の道を思わせる船出だったけどw、まずは勝って良かった。。

サッカー自体は、モウリーニョ時代の超絶カウンターは鳴りをひそめ、細かいパスをつないでポゼッションしていくサッカーを標榜しているかんじは見えたし、両サイドバックもかなり高めに陣取っている攻撃サッカーだったけど、そのかわり守備面はモウリーニョ時代を10とすると、今日は6くらい・・。

サイドを破られるリスクは今日の位置取りからすると致し方ない部分もあるけど、中央バイタルに簡単にボールを入れられて前を向かれるシーンが多くありピンチを迎えていたのは非常に気になった。

1376856680_extras_albumes_0 ←競り合うカルバハルー!!

ラモスを始めとするDFラインの軽い対応も気になったし、コーナーを8本くらい取られたのも異常だけど、セットプレー時も昨季と同様甘くてヒヤヒヤ・・。

プレシーズンでの評価が相当に高かったことからすると、今日の試合はなんか不安要素の方が大きかった気も・・。

プレシーズンではインテルやチェルシーなど互角相手が多かったことからすると、リーガでは引いて守ってくる相手の方が多いわけで、それをどう崩していき、そして攻め急ぎの中でどう相手のカウンターをいなしていくのか、攻守のバランスのサジ加減が求められていくところだ。まぁ、レアルがいつも抱える課題だけども・・。

さて、選手個々を見ていくと、まずは今季の選手の入れ替えからいうと、出て行ったのがイグアイン、カジェホン、アルビオルの3選手がナポリへ。エッシェンがチェルシーへ。カルバーリョがモナコへ。

一方、新加入はマラガからイスコ。ソシエダからイジャラメンディ。レバークーゼンからカルバハル。そして、、トットナムの至宝ガレス・ベイルは来るのかな!?

記憶に残るゴールを何度も決めてきたイグアインが去ったのは痛いけど、ベンゼマの真の意味での一本立ちとモラタの成長に期待するしかない。

加入組に関しては、3人ともスペインU-21代表世代ということでレアルらしくないw戦力補強となったけど、イジャラメンディなんて50億も払ってるんだから、、ボッタクリ!?いやいや、これからしっかりと育てていって世代交代を進めていってもらいたいものです。イジャラメンディはアロンソの、カルバハルはアルベロアの後釜になるだろうし、そういう意味ではホント楽しみな戦力補強といっていいと思う。

イスコは完全に主力ってかんじで、なんかスナイデルとか、あるいはレアル・マドリー版イニエスタといったら大げさかもしれないけど、今季の活躍が大いに期待できると思う。今日もいきなり1ゴール1アシストで結果出したし。

1376856656_extras_albumes_0 また、昨季からの伸びしろという点では、2年目のモドリッチがチームの主柱になりそうな期待が持てるし、昨季は怪我でシーズンを棒に振ったマルセロも期待大。

純粋なFWが2枚しかいないという不安はあれど、戦力的には昨季よりソリッドかつ強化されたと思うので、バルサに喰らいついていって頑張っていってもらいたいっス!

昨季バルサに水を開けられる所以になったアウェイでの戦い方が鍵をにぎると思うので、そこもしっかり見ていきたいです。

2013年8月18日 (日)

夢のシネマパラダイス395番シアター:そこのみにて光輝く

オーバーフェンス

F66f6589655c41f0474e15c75c54853b出演:オダギリジョー、蒼井優、松田翔太、北村有起哉、満島真之介、優香

監督:山下敦弘

(2016年・日本・112分)WOWOW

内容:函館の職業訓練校に通っている白岩は、妻子と別れてすっかり生きる意味を見失っていた。そんなある日、路上でダチョウの求愛行動の真似をしている女を見かける。その後、ホステスをしている彼女・聡とキャバクラで再会し、そのままベッドを共にするのだが・・・。

評価★★★★/75点

理想の結婚相手が蒼井優、特に山田洋次の映画に出てくる蒼井優である自分にとって、タバコすっぱーな直情径行キャバ嬢という今回の役どころはかなり新鮮。

また、「花とアリス」「フラガール」といえば蒼井優のバレエ&ダンスシーンを想起するほど鮮烈な印象を残している中で、今回のダチョウ求愛ダンスはめちゃくちゃ強烈。ましてやヌード(後ろ姿だけだったが)まで披露しているのだから、いつもとは違う情緒不安定な蒼井優を見れただけでもこの映画を見た価値は大いにあったというべき。

映画自体も佐藤泰志原作の函館三部作ということで、灰色のどんより空のオープニングからして暗いんだろうなぁと気構えて見たけど、ラストがスカッとした青空だったこともあって読後感は良かった。

まぁ、自分自身若い頃は、フツーに仕事してフツーに結婚してフツーに父親になって、そんなフツーな人生を歩んでいくんだろうなと漠然と思ってたけど、いつまで経ってもそのフツーな人生のルールに乗っかれない中で、地方のやるせない現実に押しつぶされて30代後半で地元を捨てて逃げるように上京するに至った者としては、いろいろ心に突き刺さってくるものはあったw

「この先面白いことなんて何もない」「失うものなんて何もない」とか上京前に自分にドンピシャで重なるセリフが胸に響いて切なくなったなぁ・・。

いつか自分もフェンス越えのホームラン打ちたい!

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そこのみにて光輝く

Poster2出演:綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉、高橋和也、火野正平、伊佐山ひろ子、田村泰二郎、あがた森魚

監督:呉美保

(2013年・日本・120分)WOWOW

内容:職場の採石場の事故で同僚を死なせてしまい、仕事を辞めて投げやりな毎日を送る達夫。ある日、パチンコ屋で知り合いになった前科持ちの拓児の住むバラック家で彼の姉・千夏と出会う。彼女は、寝たきりの父親に代わって家計を支えるために夜の店で売春までし、さらに仮釈放中の拓児の保証人である中島とも関係を強要されていた。自分の人生をとうに諦めている千夏に想いを寄せる達夫は、彼女と所帯を持ち採石場に戻る決心をするのだが・・・。

評価★★★★/75点

北海道の函館が舞台なのに冬の情景を描かないのはすごくもったいないなぁと思ったんだけど、気だるい夏の残照よりも物憂げな冬の陽光の方が合っているような気がしたし。ていうか鉱山って途中までここって九州?と思ってたくらいだから

ただ、原作が「海炭市叙景」の人と同じということで、生きることがまるで虚無に喰われてしまうかのように逃れようのない悲しみにとらわれてしまう閉塞感は痛いほどよく描けていて納得はできたけど。

しかし、この映画を語る上でそういう情景や演出はささいなことに過ぎないだろう。

なによりもこの映画は役者の力につきる。

主人公の綾野剛ももちろん素晴らしかったけど、虚無の充満する対岸に渡ってしまい、そこから傍観しているだけの主人公よりも、此岸の崖っぷちに踏みとどまって、どうしようもないけどもがくように生を営むしかない池脇千鶴、菅田将暉、高橋和也の3人の方が断然強烈なインパクトを残す。

特に「ジョゼと虎と魚たち」でもそうだったけど、濡れ場で乳首をしっかり見せられる体を張った演技のできる女優さんってエロ目線抜きにして稀少だし女優魂を感じられて引き込まれてしまった。

あと、全くの想定外だったのが菅田将暉の怪演だ。育ちの悪さとガラスのような純粋さを完璧に演じきった凄さに瞠目しっぱなし。正直自分の中でまだ知名度高くなかったんだけど、これで完全に脳にインプットされた。

しかし、海炭市叙景といい今回の映画といい、こうなったらもう函館行くしかないなw

Posted at 2015.3.12

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海炭市叙景

A0212807_12543642_2 出演:谷村美月、竹原ピストル、加瀬亮、三浦誠己、山中崇、南果歩、小林薫

監督:熊切和嘉

(2010年・日本・152分)WOWOW

内容:造船所をリストラされた青年とその妹。再開発地区にただ一軒残る古い家に住み、立ち退きを拒みつづける老婆。水商売の仕事を始めた妻との溝が深まるばかりの夫。家業のガス屋を継いだものの事業が行き詰まり苛立ちを募らせる夫と、夫の不倫を知る妻。東京で暮らす息子と再会する路面電車の運転手。北の港町、海炭市に暮らす人々の冬の情景を綴ったオムニバス。

評価★★★★/80点

尋常ではない既視感だ。

画面を自分が横切ったとしても何ら違和感がない情景。

これは自分の住む町ではないか。

東北の片田舎に暮らす自分だけではない、多くの成長することを止めた地方都市に共通するであろう既視感。

しかし、そこにはノスタルジーの欠片など何ひとつない。

しんしんと身に染みてくる師走の寒々しい空気の中に何か決定的なものが失われてしまった喪失感が満ち満ちているだけだ。

それは、変わりゆく街並みと時代の中で、置いてけぼりにされた日常にいつのまにか染みついてしまったやり場のない悲しみや苦しみだ。

それを振り払うためには今ある日常を捨てて出て行くしかないのかもしれないが、彼らはそこから逃れることができない。あるいはその自由がありながら逃れようとしない。

そのある種のあきらめこそが閉塞感を生み出していくゆえんなのだろうが、故郷という土地にがんじがらめになりながらもそこで生活を営みつづけるとはそういうことなのかもしれない。

優しく温かく懐かしく思いを馳せる代名詞ともいえる故郷とはかくも残酷なものだったのか。

日々流されている日々の中で見ないようにしていることを俯瞰でジィーッと見せられているようなかんじがして気が気ではなかった・・。

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ジョゼと虎と魚たち

B00014n7mi_09_lzzzzzzz出演:妻夫木聡、池脇千鶴、上野樹里、新屋英子、新井浩文

監督:犬童一心

(2004年・日本・116分)仙台フォーラム

評価★★★☆/70点

 

内容:雀荘でアルバイトをしている大学生の恒夫がある日、オーナーの犬を散歩させていると、我が目を疑うようなモノを目撃してしまう。いきなり坂の上から乳母車が爆走してきて、ガードレールに激突!しかもその乳母車に乗っていたのは包丁を片手に握り締めた19,20歳と思われる女のコだった。。自らをジョゼと名乗る彼女は生まれつき足が不自由で、外に出るときはいつも乳母車に乗って祖母に押してもらっているのだという。こうして出会った2人はやがて恋に落ちていくが・・・。

“とにかく腹減った。。”

サルモネラ菌入り!?のダシ巻き卵とモリモリご飯とワカメいっぱいお味噌汁と匂いプンプン焼き魚。セフレとヤッた後にツネオが自分で作って食べる妙にからまったスパゲティミートソース。

ジョゼが椅子からダイブする音、押し入れの戸を閉める音、八つ当たりで投げた本がガラス窓に当たる音、かなえにビンタされる音。

ジョゼの小ぶりのおっぱい。

風を切る乳母車。ジョゼの重さ。ツネオがジョゼの目にかかった前髪をかき分けてやる仕草。

これらホンモノたち。

乳母車が坂道から転がり落ちてくるありえねー、学食でフェラの真似する女のコありえねー、何よりツネオみたいな奴とジョゼが付き合うこと自体ありえねー、ラストでかなえの前で泣くツネオありえねー、ついでに板尾創路の異様ビミョーな存在感も、、そんなありえねーことがホンモノたちを前にすると極めて従順になってしまうのがこの映画の凄んげぇところ。

しかし、ちょっと見ていて実にイタイというか。ツネオと自分が妙に重なってしまってなんだか見てるのがイヤになってしまった。

ホンモノたちに良くも悪くもやられちゃったな。

自分自身、過去のことを良い思い出として回想できるくらいの心の余裕ができたときにまた見てみたいです。

2013年8月 8日 (木)

夢のシネマパラダイス276番シアター:MW-ムウ-

MW-ムウ-(2009年・日本・130分)WOWOW

 監督:岩本仁志

 出演:玉木宏、山田孝之、山本裕典、山下リオ、風間トオル、石田ゆり子、石橋凌

 内容:孤島・沖之真船島で島民全員が一夜にして虐殺される謎の事件が発生した。だがこの時、2人の少年が奇跡的に助かっていた。16年後。そのひとり、賀来は神父として生きていたが、もうひとりの生き残りである結城は、エリート銀行員の顔を持ちながら復讐の鬼と化し、事件の当事者を手にかけ続けていた・・・。

評価★★☆/50点

冒頭のタイでの誘拐シーンの逃走劇を見て、のっけからこれはダメだなと直感。で、そのまま終わっちゃったかんじ・・。

これは絶望的なまでのユルさと軽さに彩られたアクションエンタメとして撮られるべき作品ではないだろうに。

まぁ、そもそものところ、結城の復讐劇をメインに据えた時点でこうなってしまうのは致し方なかったともいえるけど、結城がただのテロリストにしか見えないのが痛すぎる。

逆に神父という聖職についていながら悪に手を貸してしまう賀来を主軸にした方が断然骨太な人間ドラマになったと思うんだけど、作り手は安直なとこに走っちゃったな・・。

なにか7,80年代角川映画のトンでも感を想起しちゃったけど、あそこまでブッ飛ぶ覚悟もないらしく、どこまでも中途半端。。手塚治虫も天国で泣いてるよ・・・w

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野性の証明

040701_aii_2 出演:高倉健、薬師丸ひろ子、中野良子、夏木勲、三國連太郎、舘ひろし

監督:佐藤純彌

(1978年・東映・143分)NHK-BS

評価★★/40点

内容:東北の寒村で大量虐殺事件が発生。唯一生き残った少女・長居頼子はショックから記憶喪失となっていたが、当時山中でサバイバル訓練を行っていた自衛隊員・味沢岳史に養女として引き取られることになる。退役した味沢は、地方都市・羽代市で保険外交員として頼子と平穏な生活を送っていたが、羽代市を牛耳っている大場総業会長の巨大な謀略に巻き込まれてしまう・・・。

“映画の作り手が全員揃いにそろって半狂乱している。”

バクテリアウイルスとやらに感染しているのは頼子(薬師丸ひろ子)の親父じゃなくて、監督をはじめとする映画の作り手じゃないのか!?

頼子は元祖貞子だし・・・。

みんなウイルスに感染して、ある者はランボーになってみたり、ある者は仁義なき闘い、またある者は華麗なる一族はたまた八つ墓村か、、、またある者はルパン3世の音楽かけてみたり、みんなめちゃくちゃな方向を向いちゃって錯乱状態のごっちゃごちゃ。

いいとこ取りを全部口の中に入れたあげく、のどに詰まらせて窒息死。。。

それでも映画になるんだということは一応証明されたけど。ある意味スゴイわ。

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蘇える金狼(1979年・東映・131分)WOWOW

 監督:村川透

 出演:松田優作、風吹ジュン、佐藤慶、成田三樹夫、小池朝雄、岩城滉一、千葉真一

 内容:浅倉哲也は表向きは平凡なサラリーマンだが、夜はボクシングジムで身体を鍛え、巨大資本乗っ取りを企むという別な顔を持っていた。ある日、現金輸送車を襲って得た1億円で麻薬を仕入れた浅倉は、上司の愛人である永井京子を麻薬漬けにして手なずけるが・・・。

評価★★★/60点

“サブリミナルのように一瞬キムタクの幻影が現れてどうにも・・・。”

食欲、性欲、物欲にまみれるトンでも男なのに、なんでこんなに男前でカッコええんやろ。もう男にとっての憧れ以外のなにものでもないわな。オッパイあんなに揉んじゃって・・・。ってそこかい!

しかし、メシほお張りながらSEXするのはやめろや(笑)。。

でもラスト、生命力の塊のような男の壮絶な死にざまの美学には恐怖すら感じちゃったね。やっぱ松田優作という役者さんはスゴかったんだなぁということを実感。

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君よ憤怒の河を渉れ(1976年・日本・151分)WOWOW

 監督:佐藤純彌

 出演:高倉健、原田芳雄、池部良、中野良子、大滝秀治、西村晃、岡田英次、倍賞美津子、田中邦衛

 内容:東京地検検事の杜丘は、新宿の雑踏で見知らぬ女から強盗呼ばわりされて緊急逮捕されてしまう。隙をみて逃走した杜丘は警察の追っ手をかわしつつ、自分を罠にかけた真犯人を探すべく東京から北陸、そして北海道へ向かうが・・・。

評価★★☆/45点

高倉健の映画に対してこんな言葉を使うことになるとは思わなかったけど、どう見たって駄作でしょっ!ていう(爆)。

まさか終始失笑と苦笑の連続で150分過ぎてしまうとは・・・。

絶望的に困難な道程を思わせる題名の重厚さと硬派な高倉健のイメージからすると、例えば「人間の條件」や「飢餓海峡」のような人間の本能と業に圧倒される映画をイメージしていたのだけども、最悪の肩透かし。。

まずもって憤怒には程遠い、まるでピクニックにでも行くかのようなズッコケ音楽だけでマイナス30点(笑)。1番ありえない音楽だろww

他にも挙げたらきりがないけど、ディテールも幼稚すぎるし、なんていうかよくハリウッドが変に描いちゃうニッポン映画と同じ味がするんだよね(笑)。

なんでこんな凡作を超えたトンでも作が中国で歴史的ヒットになったんだろう・・。

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