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2013年5月 3日 (金)

夢のシネマパラダイス130番シアター:探偵はBARにいる

探偵はBARにいる

9451出演:大泉洋、松田龍平、小雪、西田敏行、田口トモロヲ、竹下景子、吉高由里子、石橋蓮司、松重豊、高嶋政伸

監督:橋本一

(2011年・日本・125分)WOWOW

内容:札幌のススキノで相棒の高田と探偵稼業を営む“俺”。俺への唯一の連絡手段は、行きつけのBARにある黒電話だ。そんなある夜、コンドウキョウコと名乗る女から、ある男に会い伝言を伝えてほしいという依頼が舞い込む。簡単な依頼だなとそれを引き受けた俺だったが・・・。

評価★★★☆/70点

大泉洋の天性の三枚目キャラが男前なハードボイルドの香りを中和している不思議な口当たりをどう見るかがこの映画の評価の分かれ目だと思うけど、個人的には面白かったと思う。

例えば雪穴に生き埋めにされそうになる絶体絶命のシーンですらなぜか笑えてしまうのは映画にとっては本来マイナスになるはずなのだけど、これを笑いに変えてしまうというのは、無茶ぶりを振れば振るほど味が出る大泉洋の才あってこそのものであり、演出の方向性は何ら間違っていない。

なにより、命乞いをする探偵というのは今までいただろうか(笑)。

大泉洋にしかできないキャラクターとしてこの探偵役は買いだろう。しかも、三枚目でありながら時折ビシッとキメるところも一瞬あったりしてw

一方、相方の松田龍平の飄々としたゆるキャラは「まほろ駅前」とだだかぶりだったけど、ウザい大泉洋とは好対照をなしていて、文字通り凸凹コンビとしてウマが合っていたと思う。

ただ、映画としては後味の悪さはさすがの大泉洋でも消しきれなかったねぇ・・。しかも結婚式でウェディングドレスを着た花嫁が銃乱射して自殺するって、、北野映画でもお目にかかれないようなあり得なさだろ

切なさも一気に吹き飛ぶ締め方だけは気になったな・・。

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探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年・東映・119分)WOWOW

 監督:橋本一

 出演:大泉洋、松田龍平、尾野真千子、田口トモロヲ、波岡一喜、ゴリ、松重豊、渡部篤郎

 内容:札幌のススキノでみんなから愛されていたオカマのマサコちゃんが何者かに殺された。数か月経っても一向に捜査が進まない中、マサコちゃんに恩があるというバイオリニストの弓子の依頼を受けた探偵の俺は、相棒の高田と犯人探しを始める。やがて、事件の背後にカリスマ的な人気を誇るある政治家の影が見え隠れするのだが・・・。

評価★★★/60点

時速30キロくらいしか出ていないように見えるカーチェイスにしろチンチン電車の中でのヘッポコ乱闘劇にしろユルユルすぎて、もはやなんちゃってハードボイルドの域にさえ入らない“ごっこ映画”になっちゃってる感は否めず・・・。

依頼主の電話の声が小雪だと丸分かりだった前作のようなミステリーの放棄はないものの、今回は逆に引っ張りすぎて真相が知れたときは完全に脱力ww

原発問題というタイムリーなネタもややスベリなかんじで、プロットの弱さはいかんともしがたい・・・。

70,80年代のコミカル&チープさを意識した撮り方は決して悪くはないのだけど、シリアスなハードボイルド感とのバランスをしっかり取ってほしかった。

泣けない「砂の器」になるとは思わなかったけどね・・

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まほろ駅前多田便利軒

Img_390535_8900855_0 出演:瑛太、松田龍平、片岡礼子、鈴木杏、本上まなみ、柄本佑、大森南朋、松尾スズキ、高良健吾、岸部一徳

監督・脚本:大森立嗣

(2011年・日本・123分)WOWOW

内容:東京のはずれにあるまほろ市。その駅前で便利屋を営むバツイチ男・多田啓介。ある日、中学時代の同級生・行天春彦と出会うが、ひょんなことから事務所に居座られ、奇妙な共同生活が始まってしまう。そんな2人は、まほろに暮らすひとクセもふたクセもある依頼者たちを相手に仕事をこなしていくのだが・・・。

評価★★★☆/70点

行天の走り方がツボにハマッた。

というか、手をブラブラさせるトコトコ走りって「バッファロー’66」のヴィンセント・ギャロのフェミニン走りと似てるじゃんと思って、行天というミステリアスな人物像に一気に愛着が湧いた。

まほろのローカルぶりが全く伝わってこないのは興を削がれるけど、多田&行天の全然ポップじゃない飄々としなおかつユルいコンビっぷりがバディものとしては逆に新鮮で面白かった。

ひとりだけのキャラだったら暗くて地味なだけなのだけど、2人合わさると軽妙な化学反応を起こすというかんじで、不思議な味わいがある。

妻の浮気と妊娠が同時期に発覚、生まれた子を我が子として受け入れるも自らの不注意で亡くしてしまった多田。一方、過去に親から虐待を受けていた行天は、レズカップルに精子提供をするために形式的な結婚・離婚をし、生まれてきた子にも会ったことがない。

この2人が背負った一筋縄ではいかないバックグラウンドが重石となっていて、それが誰かから必要とされたい、誰かの希望になりたいという願いとなり行動原理になっているのも共感が持てるし、タバコをあれだけスパスパしさえしなければもっと高得点あげてもよかったかもww

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行きずりの街(2010年・東映・123分)WOWOW

 監督:阪本順治

 出演:仲村トオル、小西真奈美、南沢奈央、窪塚洋介、佐藤江梨子、谷村美月、杉本哲太、石橋蓮司

 内容:郷里の丹波篠山で塾講師をしている波多野(仲村トオル)は、東京で失踪した教え子のゆかり(南沢奈央)を捜すため上京する。そして、彼女が住んでいたマンションで不審な男たちの襲撃に遭う。追跡をかわした波多野は、彼女が働いていたクラブを訪れるが、そこにいたのは別れたかつての妻、雅子(小西真奈美)だった・・・。

評価★★★/60点

人捜しという探偵ものミステリーから幕を開けるものの、当初の目的とは裏腹な自分探しネタに奔走し、蛇足だけで話が進んでいくかんじ。

役者と演出がしっかりしているので支離滅裂の一歩手前で踏みとどまれているけど印象は薄い。

その中で最も印象的だったのは小西真奈美かな。元生徒、元妻、クラブのママと、お嬢からしっとりとした大人の女性まで演じ分け、かなりイイです

しかし、、黒板の上に木刀があるってどーゆーこと!?銃を使おうよ銃を

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コメント

記事を拝読しました。佐藤江梨子さんは、映画に出演したのですか。

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