夢のシネマパラダイス320番シアター:そうだ 欧州、行こう。
ツーリスト
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップ、ポール・ベタニー、ティモシー・ダルトン、ルーファス・シーウェル
監督・脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
(2010年・米/仏・103分)WOWOW
内容:傷心を癒そうとひとり旅でイタリアへやって来たアメリカ人のフランクは、ヴェネチアへ向かう列車の中、美女エリーズと出会う。ソッコーで彼女にイチコロになってしまうフランクだったが、エリーズは逐一警察に監視されていた。実は警察は、逃亡中の犯罪者アレクサンダー・ピアースを追っていて、エリーズはピアースと深い関わりがあると読んでいたのだ。そんなこととはつゆ知らず、ヴェネチアでエリーズと楽しい時間を過ごすフランクだったが・・・。
評価★★★/60点
「ソルト」で大暴れしたアンジー姐さんとパイカリでジャック・スパロウという最強のオトボケキャラを手にしたジョニデ、これほど強烈なコラボはここ最近なかっただけにどんなものが見れるのかワクワクしていたのだけど、フタを開けてみたらあらビックリ。
それぞれの特性を薄味にしたような控え目キャラに加え、ジェイソン・ボーンやジェームズ・ボンドをコケにしたようなユルいアクションとかなりこじんまりとした映画になっている。
よくいえば5,60年代の往年のクラシック映画のテイストを押し出しているといえ、アンジーはキャサリン・ヘプバーン、ジョニデはジェームズ・スチュワートといった趣でみれば、パジャマ姿の腹の出たオッサンが必死に頑張ってる姿は思わず笑えるし、ボート上のかったるいアクションにも目をつぶれてしまう。
とはいえ、この豪華コラボでこのヌルさは、う~ん、、てかんじなんだよね。
ま、デートムービーには最適かもしれないけども・・。
あ、あと、2千万ドルかけて整形すればジョニデになれるってことだけはよく分かったww
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アンノウン
出演:リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー、ジャニュアリー・ジョーンズ、エイダン・クイン、ブルーノ・ガンツ、フランク・ランジェラ
監督:ジャウマ・コレット=セラ
(2011年・米/独・113分)WOWOW
内容:植物学者のマーティン・ハリスは学会に出席するため、妻エリザベスとベルリンを訪れる。しかし、ホテルへ着いたところで忘れ物に気付いた彼は妻を残し空港へ引き返すことに。が、乗ったタクシーが途中で事故に。4日後、昏睡状態から目を覚ました彼はホテルへ戻るが、妻は自分のことを全く知らないと言い、さらには自分の名を名乗る見ず知らずの男が妻のそばにいるという目を疑う状況に陥っていた・・・。
評価★★★☆/70点
アメリカ人がヨーロッパという異国の地で犯罪に巻き込まれ、さらに自分が自分であることを証明する困難にブチ当たるというのは、ハリソン・フォードがパリの街を彷徨するロマン・ポランスキー監督の「フランティック」を彷彿とさせる。
が、そういうサスペンス映画の醍醐味を味わわせてくれる暇もなく後半はジェイソン・ボーン風味のアクション映画に特化してしまい、あれっ!?てかんじw
でも、肝心のオチが読めない意外性とスピーディな展開もあって最後まで間延びせずに見れた。
また、マーティン(リーアム・ニーソン)の妻役ジャニュアリー・ジョーンズの美貌はもちろんのこと、ダイアン・クルーガーに今さらながらにホレてしまったのも大きな収穫だったかも
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フランティック(1988年・アメリカ・120分)WOWOW
出演:ハリソン・フォード、ベティ・バックリィ、エマニュアル・セイナー
内容:アメリカ人のウォーカー医師は学会出席のためパリへやって来る。そこで一緒に連れてきた妻がホテルの部屋から突然いなくなってしまう。空港で間違えたスーツケースを手掛かりに、言葉も地理も分からない中たった一人で失踪した妻を探すのだが・・・。
評価★★★★/80点
“H・フォードの妻の顔は思い出せないが、謎の妖しい女の顔は今でも覚えている。”
ディスコでその女が豹変して狂ったように腰振りながら踊るシーンが子供ごころに強烈だったのを覚えている。こいつ相当にアブナい女やなぁと。
妻は全身赤い服、謎の女は全身黒い服を纏っているというのも印象的。
この映画をまだ観たことがない人は、妻がいなくなるシーンまででいいから観てみてほしい。
あのシーンがこの映画の1番のキモであり、映画から途中で抜け出すのを思い留まらせるには十分すぎるほどの非常に印象的な絵だからだ。
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トスカーナの休日(2003年・米/伊・113分)NHK-BS
監督・脚本:オードリー・ウェルズ
出演:ダイアン・レイン、サンドラ・オー、リンゼイ・ダンカン、ラウル・ボヴァ、ビンセント・リオッタ
内容:離婚の傷を癒すためトスカーナを訪れたアメリカ人作家のフランシスは、この地に魅せられて衝動的に家を購入。古い家の修復に悪戦苦闘する中、彼女はハンサムな青年マルチェロと出会う・・・。
評価★★★★/80点
“「リトル・ロマンス」から20数年、再びベニスの水路をゴンドラで巡るダイアン・レインを目にできただけで至福のひととき。”
「リトル・ロマンス」のダイアン・レインの初々しさと可愛さには思わずため息がもれてしまったものだが、あれから20数年、綾小路きみまろの毒舌が出てくる隙などないほど素敵な年の取り方をしているダイアン・レインに垂涎
キュートで綺麗なダイアン・レインに今回もヤラれました。
しかし、かくいうオイラも年を取ったってわけだなぁ。。といっても彼女より15も年下だけど・・・(笑)。でもダイアン・レインのようなひとだったら15上でもストライクど真ん中だな。
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旅情(1955年・イギリス・100分)NHK-BS
監督・脚本:デイヴィッド・リーン
出演:キャサリン・ヘプバーン、ロッサノ・ブラッツイ
内容:オールドミスのアメリカ人女性ジェーンが憧れのヴェネチアにやって来る。たちまち孤独感に包まれた彼女は、骨董屋主人のレナートと知り合い、夏の恋の数日を過ごした。しかし彼には妻子があり、このままでは別れられなくなると悟った彼女は、ヴェネチアを後にするのだった。
評価★★/40点
プロットが云々どうこうよりも、キャサリン・ヘプバーンのダミ声が自分の腕の中で雑音として処理されてしまうんだよなぁ・・・。
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