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2012年11月19日 (月)

夢のシネマパラダイス337番シアター:“世界一運の悪い男”ブルース・ウィリス!

RED/レッド(2010年・アメリカ・111分)WOWOW

 監督:ロベルト・シュヴェンケ

 出演:ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、リチャード・ドレイファス、メアリー=ルイーズ・パーカー

 内容:元CIAエージェントのフランク。引退し田舎で一人暮らしをする今は、年金顧客係の独身女性サラと電話でチャットすることが唯一の楽しみ。が、そんなある日、フランクの家に謎の武装集団が侵入。難なく一味を仕留めた彼はサラの身の危険を案じ、彼女のもとへ馳せ参じるのだったが・・・。

評価★★★/60点

大御所たちのハチャメチャなノリは見ていて楽しめるが、ストーリーラインのハチャメチャなノリはややついて行くのをやめたくなる・・。

それはつまるところ話の展開として、巻き込まれ型ヒーロー、ブルース・ウィリスが事務のお姉さん(といっても46歳!)を巻き込んでいくというブルース視点の話になっているのだけど、ここはあくまでお姉さん視点に徹してほしかったという所に行き着く。

ブルースが陰謀に巻き込まれるというのはもう五万と見てきたわけで、これをメインにするのはあまりにも意外性に欠ける。

その点、顔も知らない年金受給者のオッサンの他愛もない話に付き合う46歳のオバハンという地味な設定をこそ活かすべきで、「ブリジット・ジョーンズの日記」のブリジット嬢の10数年後の姿を想起させつつ大変な事態に巻き込まれるという、いわばヒッチコックの巻き込まれ型サスペンスの王道を踏んだ方が断然面白かったと思う。

ここの軸がしっかりしていれば脇でいくらおフザケをしようとも話のまとまりはつくだろうし。

最初は46歳のオバハンだけを映しつづけて、ブルースは電話の声だけにしてさ、いきなりオバハンの部屋に現れるところでブルース登場!の方がインパクトもあると思うんだけどなぁ~。

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隣のヒットマン

2001038 出演:ブルース・ウィリス、マシュー・ペリー、ロザンナ・アークエット、マイケル・クラーク・ダンカン

監督:ジョナサン・リン

(2000年・アメリカ・99分)MOVIX仙台

内容:カナダのモントリオールで歯科医をしているオズ。経営は火の車で、妻との仲も冷え切っていた。そんなオズの家の隣に“チューリップ”の別名を持つ殺し屋ジミーが引っ越してきた。引退した彼の首には高額の賞金がかかっているというのだが・・・。

評価★★★/60点

そろいも揃ってバカだとこっちもバカになれるから安心して観れてしまう。

しかもひねりというものがないから記憶に引っかかることもないという・・・

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キッド

Kid 出演:ブルース・ウィリス、スペンサー・ブレスリン、エミリー・モーティマー

監督:ジョン・タートルトーブ

(2000年・アメリカ・105分)DVD

評価★★/40点

内容:39歳、優秀なイメージコンサルタントのラスは多忙な毎日を送っているが、他人も唯一の肉親である父親さえをも寄せ付けない男。そんな彼の前にある日、8歳の頃の自分が現れ、自分が何一つ子供の頃の夢を叶えていなかったことに気付かされる。。。

“未来へ敷かれた既知のレールのとおりに生きていくなんて、俺はイヤだ!”

で、いまだにお先真っ暗闇のレールを走っているわたくしなのでした・・。そろそろ視界が開けてきてもいいんでないかい

それにしてもいくら子役とはいえあれはひど過ぎ。

話のつくりにしてもさ、タイムパラドックスがないというのは自分本人同士が会っちゃうという設定からいうと納得できるのだけど、せめて話の落とし前としてあのガキは実は幻影だったとか、あのガキは他の人には実は見えていなかった、とかそういうふうにしてほしかったんだよなぁ。

なのに、え゛っ?何?さらに未来の自分まで出てくるのかよみたいな。ア然ボー然とはこのことよ・・・。

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マーシャル・ロー

Qtyugnvip 出演:デンゼル・ワシントン、アネット・ベニング、ブルース・ウィリス、トニー・シャルホウブ

監督・脚本:エドワード・ズウィック

(1998年・アメリカ・117分)WOWOW

評価★★★★/75点

内容:ブルックリンでバス爆破事件が発生。その後NYが連続爆破テロの脅威にさらされ、政府は戒厳令を発布する事態に・・・。過激派テロとFBI、謎のCIA職員、そして武力行使で弾圧する軍隊の息詰まる攻防戦が展開する社会派問題作。

“つくられた小細工めいたテロのオンパレードや戒厳令よりなにより、悠々と立っている貿易センタービルの姿がなんともいえない不気味さと悲しさを想起させてしまう。”

この監督が真摯な態度でこの映画に取り組もうとしているのはよく伝わってくるので一応この評点。

しかし、物足りなさを感じたのもまた事実。

自分たちの飼い慣らした犬に咬まれるというのはスーパーパワー・アメリカの本質をうまく突いているのはよいとしても、問題は一介の将軍にすぎないデヴローに罪をなすりつけて、アラブ系の市民たちが解放されて終わるいかにもなハリウッド映画らしいラストの描写。

監督ぅ、、ここをぼかしちゃダメっすよ。

デヴローの背後に広がる軍産複合体という広大な闇。それこそがスーパーパワー・アメリカの真の本質なのだから。

ま、いかに反骨精神ハリウッド&アメリカの良心といえどもそこまで足を踏み入れるのは危険すぎるか。

その領域はマイケル・ムーアにまかせるしかないってか(笑)。

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フィフス・エレメント

Pda914 出演:ブルース・ウィリス、ゲイリー・オールドマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ

監督・脚本:リュック・べッソン

(1997年・仏/米・127分)仙台第1東宝

評価★★★/65点

内容:2214年のNY。正体不明の有機体が地球に接近し、それが5000年に一度地球にやって来る邪悪な反生命体であることが判明した。その頃、元統一宇宙連邦軍の精鋭で今はタクシー運転手のコーベンは、謎めいた少女リールーと出会う。やがて2人は武器商人のゾーグやマンガロワ人に妨害されながらも、人類を救うため宇宙へと旅立った。

“こんなにケバくて騒々しい「アニメ」観たことない。。”

ド派手な原色カラーの鉄板にイマジネーションをとにかく何でも放り込んで、べッソン&ゴルチエ爆走バーナーでバンバンはじけさせたトンでもアニメ。

頭ん中すっからかんにして観てもこの評価が限界です・・・。

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パルプ・フィクション

00000447781l 出演:ブルース・ウィリス、ジョン・トラヴォルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ティム・ロス

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ

(1994年・アメリカ・154分)

評価★★★★/80点

内容:『レザボア・ドッグス』で一躍世界から注目される存在となったタランティーノが、アメリカのB級犯罪小説であるパルプマガジン的なストーリーを目指して、交錯するギャングの一味とその周辺の人々の3つのエピソードをバイオレンスあり、コメディありで描いていく異色作。ボスの留守中にボスの若い妻ミアの食事の相手を命じられたヴィンセントの悲喜劇、八百長試合を請け負いながらそれを裏切るボクサーのエピソードなどが重なり合っていく・・・。カンヌ国際映画祭作品賞、アカデミー賞でも7部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。

“カンヌ受賞の壇上で平然と中指をおっ立てたのはこの男が最初で最後だろう。その意味でも歴史に残るであろうこの三文小説を一度は手にとって観るべし。”

あるいは、「デスペラード」にこの男が出演したときに、劇中飲み屋のバーでバーテンダーに自慢げに語るこの男がいうところのジョーク、、、

男「ここから何メートルも離れたコップに俺のションベンを一滴残さず入れることができるんだけど、できるかできないか300ドル賭けをしないか。」

バーテンダー「よっしゃ、できない方に賭ける。」

男「グヘヘヘ・・・・。そうくると思った。実は外にいる連中とも賭けをしていて、アンタが今の賭けに乗ってくるかこないかで500ドル賭けてたんだ。ようするに俺は200ドル儲けちゃうわけだ。グヘヘヘ・・・。ジョークだよ旦那。」

、、こんなレベルの男が作った映画としては上出来すぎるくらい上出来な映画パルプ・フィクションをやはり一度は摂取してみるべきだろう。

その結果、ハイになるか気分を害するか、二つに一つだが・・。

この男の名は、クエンティン・タランティーノ。

いびつな顔をしているこの男の映画も、またいびつだった。。

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ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003年・アメリカ・121分)WOWOW

 監督:アントワン・フーワク

 出演:ブルース・ウィリス、モニカ・ベルッチ、コール・ハウザー、イーモン・ウォーカー

 内容:『ダイ・ハード』4作目の企画から転じた戦争映画。内戦下のナイジェリア。米海軍特殊部隊SEALのウォーターズ大尉率いる米軍部隊がアメリカ人女医リーナの救出に向かい、難なく彼女を助け出すことに成功。が、リーナは難民を置き去りにして任地を離れることに激しく抵抗。1度は現地を飛び立ったものの、あまりの惨状にウォーターズは任務に反して難民の救出を決意し、たった8人で300人の敵兵を突破しようと試みる・・・。

評価★★★/55点

“映画を観終わった後ははっきりいって徒労感しか残らない。”

最初っから救出してろよっつう話だろ。

それを120分見せられつづけるハイテンションで付き合わされ、それから解放されたときに残るのはなんともいえない徒労感のみ。誰かオイラの肩を担いでくれ。。

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ホステージ(2005年・アメリカ・113分)WOWOW

 監督:フローラン・シリ

 出演:ブルース・ウィリス、ケビン・ポラック、ジョナサン・タッカー

 内容:元ロス市警の人質解放交渉人だったジェフは、ある事件で失敗し、現在は小さな町の警察署長になっていた。そんなある日、若者3人組が会計士ウォルターの住む郊外の豪邸に侵入する立てこもり事件が発生。ジェフはすぐに交渉に向かうが、そこには思いもよらない運命が待ち受けていた・・・。

評価★★★/65点

“これをビッグマック戦術という・・・。”

J.フォスターの「パニック・ルーム」を「パニック・ハウス」にグレードアップしてみたり、「ホーム・アローン」からコメディ&おトボケ要素を完全剥離してみたり、「ダイ・ハード」の奥さん&娘救出バージョンに、あげくの果てに「シックス・センス」の切なそうな抑え目演技のB.ウィリスなど、あの手この手の手練手管を用いて体裁を整えようとしているのが見え見え。

なのだが、それらのイイとこ取りなので味は思ったほど悪くはないんだな。。

マクドナルドのビッグマックなみに詰め込んだボリューム感はあるけど、サクッと消化できてしまうのが売りかもね、これは。そのかわり所詮はファーストフードレベルだから記憶には残りそうにないけど・・・。

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