お気に入り

最近のトラックバック

« 夢のシネマパラダイス63番シアター:マイレージ、マイライフ | トップページ | 夢のシネマパラダイス174番シアター:ゲテモノ殺人選手権 »

2012年7月10日 (火)

夢のシネマパラダイス257番シアター:神秘のエキゾチ~ックアドベンチャー!

プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂

127484520762616231138_princeofpersi 出演:ジェイク・ギレンホール、ジェマ・アータートン、ベン・キングズレー、アルフレッド・モリナ、スティーブ・トゥーサント

監督:マイク・ニューウェル

(2010年・アメリカ・117分)WOWOW

内容:古代ペルシャ。孤児だったダスタンは、友人を救うための勇敢な行動が王の目にとまり、養子として王宮へ迎え入れられる。そして15年後、“ペルシャのライオン”と異名をとるほどの勇者に成長した彼は、兄のタス王子や叔父ニザムと共に聖なる都アラムートを攻め落とし、そこで1本の短剣を手に入れる。しかし、父王に贈った戦利品に毒が塗られていたことから王が絶命、暗殺の濡れ衣を着せられてしまう。アラムートの姫タミーナに助けられ逃走に成功するが、実はタミーナの目的はダスタンが手に入れた短剣にあった。それは、時を巻き戻す力を秘めた伝説の“時間の砂”を操る唯一無二の代物だったのだ・・・。

評価★★★/65点

オイラは中央アジアから地中海沿岸にかかる地域の歴史や文化(特に中世)が好きで、サマルカンド-バグダード-ダマスカス-コンスタンティノープル-エルサレム-カイロ-アレクサンドリア-トリポリというラインはオイラにとって魅惑のエキゾチック街道

ナウシカの影響なんかもあるかもしれないけど、神秘的でエキゾチックでオリエンタリズムなところ、またキリスト教から見た際の異教の地に魅力を感じるのかもネ。

そんなこれ以上ない舞台で、これ以上ないアドベンチャーが繰り広げられるのかと思いきや、、異常に高まってしまった期待値を超えられるものは見れなかった、かなぁ・・。

TVゲームばりのお遊び感覚で見られるとっつきやすさは全然悪くないのだけども、見せ場を適当に並べただけのような繋ぎの荒さと、時をさかのぼることができる能力をストーリーの中でイマイチ使いこなせていない印象は気になるところで、見終わった後に何にも残らない・・・(笑)。

まぁでも、マイク・ニューウェルが監督?ん?、、ジェイク・ギレンホールが主役?ん?、、という畑違いじゃなかろうかという視点でみればこれはこれで面白い。けど、どんな作り手を持ってこようがジェリー・ブラッカイマーの手にかかれば全部同じ色に染まっちゃうんだよねぇ・・w

 -----------------------

アデル/ファラオと復活の秘薬(2010年・フランス・107分)WOWOW

 監督・脚本:リュック・ベッソン

 出演:ルイーズ・ブルゴワン、マチュー・アマルリック、ジル・ルルーシュ、ジャン=ポール・ルーヴ、フィリップ・ナオン

 内容:1911年パリ。紀行作家のアデルは、生死の境を彷徨う最愛の妹の命を救うため古代エジプトの“復活の秘薬”を求めてエジプト王家の谷へ。やがて、カギを握るラムセス2世に仕えた医師のミイラに辿り着くのだが・・・。

評価★★★/60点

雑然としたネタ帳をそのまま思いつきで撮っちゃったような映画は、ターゲット層もイマイチ不明w

ジャンルも、、これってコメディ!?

とにかくなんだかよく分からないノリで、アデルの入浴シーンで湯船から乳首が出ちゃってるのを見たときは、何なんだこの映画は!?と引いちゃったけど、アデルのコスプレ七変化など面白くもなんともなく、オイラの目にはセンス悪い映画としか映らなかった・・・。

怪鳥を乗りこなそうとするところは「アバター」!?ミイラは「ハムナプトラ」!?はてはタイタニックかいw

久々にリュック・ベッソンの名前聞いたと思ったら、、ヘンテコな映画作る腕は今も衰えてなかったな(笑)。

しかし、駄作つくるにしても「フィフス・エレメント」みたいな突拍子もない超大作つくってもらいたいわなw

 -----------------------

ハムナプトラ/失われた砂漠の都

Mp235 出演:ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ、アーノルド・ヴォスルー、ジョン・ハナー

監督・脚本:スティーブン・ソマーズ

(1999年・アメリカ・124分)仙台第1東宝

評価★★★★/80点

内容:古典的名作「ミイラ再生」(1932)をI.L.M.の驚異のSFXを駆使してリメイクしたスペクタクル・アドベンチャー大作。紀元前1290年、エジプト王に仕える高僧イムホテップは、王の愛妾アナクスナムンと禁断の愛に落ちてしまう。2人は密会を見てしまった王を殺害。王の護衛に捕らえられたイムホテップは、死者の都ハムナプトラで生きたままミイラ化されるという究極の刑“ホムダイ”に処せられる。しかし、3000年後呪いが解き放たれる!眠りから甦り、悪鬼と化したイムホテップと、若き冒険家リック&エヴリンがエジプトを舞台に戦いを繰り広げる。

“普通は欲を出して身の丈に合わない背伸びをしてしまうものなのだが、この映画にはそれが一切ない。まるで開き直ったかのように嬉々としてB級に徹している。その潔さに感化されてこっちも開き直って観るとマジで面白いんだわこれが。”

作り手がああも開き直っちゃう理由というのは、作り手自身にも一理あるとは思うのだけど、映画を取り巻く今の時代性にも大きく起因するところがあるような気がしてならない。

その点についてはインディ・ジョーンズシリーズの拙レビューで述べてるので、ここでは省略~ww

ちなみにハムナプトラ2は、、、完全に背伸びしまくっちゃってます。トホホ。

 -----------------------

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド

Mp369 出演:ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ、ジョン・ハナー、アーノルド・ヴォスルー

監督・脚本:スティーブン・ソマーズ

(2001年・アメリカ・140分)MOVIX仙台

評価★★★☆/70点

内容:死者の都ハムナプトラから生還し、幸せな結婚生活を送っていたリックとエヴリン。しかし、その頃、大英博物館にミイラとして納められていた邪悪の主・イムホテップが、謎の軍団によって再び解き放たれる!

“アナャァクゥスナモゥゥンン!”

1作目からずっと感じていたことだったんだけど、イムホテップがアナクスナムンを呼ぶときの発音が妙に耳に心地よい・・・(笑)。

数千年ぶりにやっとで再会できた喜びのアナャァクゥスナモゥゥン!

彼女が助けに来てくれないことからあまりの悲しみに打ちひしがれたときの消え入りそうなアナャァクゥスナモゥゥン・・・。

バカかオレは・・・(笑)。

てことはさておき、この映画、1作目はすごく好きだった。

変に肩肘を張らずに開き直ってB級に徹していたことが観る側の自分にとっては逆に微笑ましく感じられ楽しく観れたのだ。

これは裏を返せば、例えば古典、クラシックのもつ古典的要素とCGやSFXといった新しい要素が程よくバランスされていたインディ・ジョーンズのような映画は今現在もはや作られるというのは不可能だということも示唆していた。

ともかく「ハムナプトラ」は古典的要素と新しい要素のバランスが崩れている今の時代の流れに何ら逆らうことも抗うこともせずに、まさに開き直って好き勝手に作られていた。

結果観る側の自分としてもその流れの中に自然に入っていけ、身を任せることができるという、何の不安も心配もせずに観れてしまう奇妙な安息に包まれてしまうのだ。

しかしその流れは堕落へのカウントダウンに他ならないわけで・・。

その流れの行き着く先、いや堕ちる先は今の映画が抱えるダークサイド、例えばCGを使えば使うほど客が入るという観客をバカにしたようなCG神格主義による濫用と中毒、ボックスオフィス最優先主義による創造力と個性の抹殺といったようなことなわけで、案の定2作目となった今作は完全に堕ちちゃってしまったね。

自分も1作目でその流れに完全に身を任せた以上、映画もろとも堕ちるしかなかったわけで。。

しかしそれはこっちも予想していたことで、いわば折りこみ済み。

このハムナプトラというデッカイ船に乗ってひと時のクルーズを楽しめたのもまた確かなことなのだ。

しかしまぁ今の映画にとっては、なんともはかない無常な時代を迎えてしまったものだなぁと悲しくもなってしまうオイラなのでありんした。

 -----------------------

ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝(2008年・アメリカ・112分)WOWOW

 監督:ロブ・コーエン

 出演:ブレンダン・フレイザー、ジェット・リー、マリア・ベロ、アンソニー・ウォン、ミシェル・ヨー

 内容:1946年。ロンドンで幸せに暮らすリックとエヴリンのオコーネル夫妻は、外務省から、持ち主を不死の泉へと導くとされるブルー・ダイヤ“シャングリラの眼”を上海の博物館へ戻しに行く任務を託される。現地に飛んだ2人は、そこで2千年前の皇帝陵を発掘していた息子アレックスとばったり出くわす。が、一家がその皇帝のミイラを見に行った博物館で皇帝が生き返ってしまい・・・。

評価★★☆/50点

北京オリンピックにあやかろうとしたかどうかは分からないけど、中国とThe Mummyって全然結びつかないやろww。

中国を舞台にするならミイラからは離れてほしかったような。あるいは敦煌などシルクロードを前面に出してくるならまだしも、始皇帝の兵馬俑でっせアータ。土で出来てるのよあれは(笑)。

そういう根本的なところからして引っかかってしまって、かなり冷ややかな目で見てしまった・・・。

さらに、ジェット・リーをCGで終始コーティングしまくっているのも致命的で、せっかくの彼の魅力が台無しになっているし、また、リック(B・フレイザー)とエヴリン(レイチェル・ワイズに代わってマリア・ベロ)の夫妻の子供が大学生になっているのもえ゛っ!?てかんじだし、B・フレイザーがその親父というのもイマイチしっくりこない。

ようするに、しっくりこないんだわ、今回の映画・・・。

唯一の見所はジェット・リーvsミシェル・ヨーのドリームマッチだったけど、どうせだったらジャッキーも出せばよかったのに、、って「ドラゴン・キングダム」やんww

とにかく4作目の続編作るなら、もういい加減The Mummyという看板は取っ払ってほしいわ。もう飽きた。。

 -----------------------

スコーピオン・キング(2002年・アメリカ・92分)WOWOW

 監督:チャック・ラッセル

 出演:ザ・ロック、マイケル・クラーク・ダンカン、バーナード・ヒル

 内容:5千年前の古代エジプト、戦乱に明け暮れるゴモラの都。邪悪なパワーを使って他民族を殲滅しようとする支配者メムノンの前にスコーピオン・キングという男が立ち上がる!「ハムナプトラ2」でCG出演したザ・ロックを主人公に据えた番外編。

評価★★/40点

“シュワちゃんの後釜の座を虎視眈々と狙う男ザ・ロック。こんなヤツが20年後に知事になってしまうのか、、と思うとゾッとする・・・。”

シュワちゃんのコナン・ザ・グレートをつい思い浮かべてしまいますた。。

« 夢のシネマパラダイス63番シアター:マイレージ、マイライフ | トップページ | 夢のシネマパラダイス174番シアター:ゲテモノ殺人選手権 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 夢のシネマパラダイス63番シアター:マイレージ、マイライフ | トップページ | 夢のシネマパラダイス174番シアター:ゲテモノ殺人選手権 »

2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ