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2012年4月23日 (月)

レアル・マドリー狂想曲第80番:クラシコ劇勝!

先週、カンプノウクラシコで9割9分負けると豪語してたのはどこの誰だ~い?

アタシだよっww!!

Mejores_imagenes_clasico5 ←ブラウグラーナ一色のカンプノウ

レアル勝ち点85とバルサ勝ち点81で迎えた天王山、カンプノウクラシコ。

10万人収容のカンプノウに足を踏み入れられたマドリディスタはたったの600人(笑)。この完全アウェイでバルサに勝つのはまさに至難の技。カンプノウでレアルが勝ちを収めたのは90年代以降でみるとたったの2回(03-04、07-08シーズン)。

ましてやモウリーニョ就任からの2年で10回も対戦したクラシコは1勝4分5敗(11得点21失点)とまさにさらし者状態。また、モウリーニョ自身今までカンプノウで9回戦って一度も勝ちなし・・。

そんな経緯の中でカンプノウで勝つなんて9割9分ないだろと思っていた気の弱いオイラは、わざわざ朝の3時に起きて虐殺を見るハメになるのは鬱になるだけなので、録画して引き分け以上だったら見ようとセコイ考えに至り、前日床に入った。

、、のだけど、やはり気になって気になって仕方なかった優柔不断なオイラは、放送時間きっちり2時45分に目が覚めてしまった。そして、バルサが先制点を取ったらソッコー寝ようと思いつつ見始めたのだが・・・

まずはスタメン。。

                 カシージャス

           ぺぺ           Sラモス

 アルベロア                          コエントラン

           ケディラ         アロンソ

  ディマリア          エジル            ロナウド

                 ベンゼマ

 VS      VS      VS      VS     VS    VS

  テージョ                          Dアウベス

                  メッシ

       イニエスタ              シャビ

             チアゴ     ブスケツ

      アドリアーノ   マスチェラーノ     プジョル

                  バルデス

Mejores_imagenes_clasico7 ←スタメンを外れたピケとセスク

レアルは左ラテラルにマルセロではなく、守備重視のコエントランを入れた以外は同じメンバーの4-2-3-1。それに対しバルサは予想外のメンバー&布陣で臨んできた。ピケではなくマスチェラーノ、セスクではなくチアゴ、アレクシス・サンチェスではなくテージョ、、正直バルサのスタメンを聞いたときはこの試合に対する恐怖感と不安感の7割くらいが消し飛んだ(笑)。

ミッドウィークに行われたチェルシーとのCLから中2日という過密日程を考えてのターンオーバーだったのだろうとは思うけど、憎っくきピケとセスクがいないというのは大きい。といってもピケは最近スタメン外れてることが多いんだけど、パフォーマンス悪いのかな。

しかし、テージョというのは誰も頭になかったんじゃなかろうか。。リーガでの先発は3試合だっけ?

なぜサンチェスやペドロじゃなかったのか。あるいはイニエスタをここに持ってきてセスクを中盤に置くというのもありだろう。

また、中盤がダイヤモンド型ではなく、イニエスタとシャビが横並びだったのも意外で、フツーならメッシの下にイニエスタが入ってシャドー的にメッシと入れ代わり立ち代わり飛び出していき中央突破を図るのだけど、今回はメッシを基点とするコンビネーションからイニエスタ&シャビが飛び出して仕掛けていく作戦だったのだろうか。または3バックでは個を押し出すレアルの攻撃陣に対処しきれないと考えドブレピボーテありきから導き出された布陣だったのかもしれない。

が、このシステムは主導権は握れど決定打を生み出すには至らなかった。

空いたスペースに人が動きそこにパスを通し、また空いたスペースに人が動きパスを通し、、を繰り返し相手を足止めさせていく中で、決定的パスやドリブルで中央を崩していくのがバルサ流だとすれば、今回は足下へのパスが多かったかんじはする。3人目の動きというのがあまり見られなかった。

それだけチームの運動量が落ちていたのかもしれないが、イニエスタは左に張ったテージョへの繋ぎ的な働きしかできず、シャビの飛び出しもなかなかコンビネーションとして連動していかない。前半にシャビが前線への飛び出しをしてメッシのスルーパスから決定的シュートを放ったのが1回あったけど、試合を通してそれくらいしかなかったはずだ。

Mejores_imagenes_clasico1

それは逆にいえばメッシが有効なコンビネーションの基点として機能していなかったことを意味する。バイタルにいるメッシにパスが出た瞬間、Sラモスあるいはぺぺがすかさずチェックにいき、メッシにそういう働きをさせなかった。

クラシコでは必ずといっていいほど問題を起こしてきたぺぺは最後まで冷静だったし、Sラモスは間違いなく現代最高のセンターバックへの道を進んでいる仕事を披露した。

1335034933_extras_albumes_0_2 チームとしては、ピボーテ以下2ラインは無理にチェックをかけていかないリトリート戦略でバルサにボールを持たせるかわりにスペースを埋め、エジル、ディマリア、ベンゼマがしっかりフォアチェックをかけてパスコースを限定。バイタルにパスが入ったらその受け手に対し厳しいチェックをかける。これを90分続けたわけだ。

また左右に張っているテージョ、アウベスもアルベロア、コエントランがしっかり封鎖。

クラシコ3日前のCLでチェルシーがバルサ相手に零封した試合からレアル陣営もかなりインスピレーションを得たのではないかと思われるけど、90分集中力切らすことなく実践した選手たちは拍手ものだ

Mejores_imagenes_clasico2 そんな中、前半17分にCKからケディラが押し込んでレアルが先制!

これで完全に寝れなくなったオイラ・・

そのまま基本バルサが主導権を握るものの、レアル守備網に引っかかりを繰り返し、レアルも有効なカウンターを繰り出せないままジリジリヒヤヒヤした展開が続くが、後半24分にシャビ⇔サンチェスと交代して、メッシの位置にサンチェス、でメッシが中盤に下がったことで途端にバルサに本来の動きが戻ってきてしまい、そのわずか1分後に怒涛の攻撃でサンチェスが押し込み同点・・。

Mejores_imagenes_clasico4 はぁ~、いつもの逆転劇を喰らうのかぁ、、と思いきや、同点にされた3分後にカウンターからロナウドが決勝点!!

静まり返るカンプノウ!

サッカーは何が起こるか分からない、どう流れが変容していくか分からないことを象徴するような一撃だった。

その後はレアルの時間稼ぎ作戦wが功を奏し逃げ切り成功!

1335045016_extras_albumes_0 ←レアルファンのお祭り騒ぎ会場として有名なマドリードにあるシベーレス広場。深夜にもかかわらず歓喜に湧く!

なななんと勝ってしまいまつた~

リーガで勝ったのは4年ぶり!?長かった・・。しかもカンプノウで勝つなんて夢のよう。

1335044942_extras_albumes_0 ←シベーレス広場その2

ボールポゼッションではバルサの70%という数字を叩き出されたものの、シュート数は同じ14本ずつ。しかし、枠内シュートはバルサ2本に対しレアルは6本と最近のカンプノウクラシコでは考えられないスタッツとなった。

1335033812_extras_albumes_0 とはいえ、この重要な一戦で超攻撃的3-4-3を敷いてくるペップ・グアルディオラのバルサイズムには敬意を表しないわけにはいかない。試合終了後にカンプノウが拍手に沸いたけど、バルサは最後まで自分たちのサッカーを貫徹しようとし、対するレアルもやるべきことを最後までやりきった。素晴らしい一戦だった。

ま、勝ったから言えることだけど・・w

守備的と揶揄されるレアル・モウリーニョサッカーだけど、109得点でシーズン得点記録を塗り変えたし、優勝したのにバルサには負けたとコケにされることもこれでなくなった(笑)。

しかし、ここ数年の対戦成績をみれば10回戦ってレアルが勝つのはやっと1、2回というのが現状だったわけで、カンプノウクラシコでの勝利はホンモノなのかどうか、、スタイルは違えどレアルはバルサに追いつくことができたのか、、それを知る機会はすぐそこにある!

一発勝負のCL決勝という最高の舞台が用意されているのだが、両者そこまでたどり着けるのか・・!?

まぁ、正直、、CL決勝クラシコは見たくないけど

レアル×チェルシーの決勝でお願げぇしやす。ペコリ。

1335044523_extras_albumes_0 ←試合終了後の記念写真!イェイ!

エジルパンツ一丁ってww

試合には出れなかったけどヴァランにとっても最高の経験になったことだろうネ。

しかし、悪の権化ぺぺがこのクラシコではクールだったねぇw

チーム全体が変にヒートアップすることなく冷静に集中して90分戦い、禍根を残すことなく笑顔でカンプノウを後にすることができた。チームは確実に成長している。

この勢いで、CLバイエルンとの第2戦に臨んで、決勝に進んで欲しい!

祈ってるぜマドリー!           

2012年4月21日 (土)

夢のシネマパラダイス405番シアター:稀代のお伽噺作家ティム・バートン

アリス・イン・ワンダーランド

20091217181943_00_400 出演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ、クリスピン・グローヴァー

監督:ティム・バートン

(2010年・アメリカ・109分)WOWOW

内容:不思議の国での記憶をすっかり失くしていた19歳のアリス。ある日、好きでもない相手からのプロポーズに困惑していた彼女は、かつて目にしたことがある白うさぎを見つけて追いかけているうちに穴に落ちてしまう。辿り着いたのは、あの不思議な国ワンダーランド、、じゃなくてアンダーランドだった・・。

評価★★★/60点

うーん、、ティム・バートンが撮ったというのは一目瞭然に分かるんだけど、それ以上でも以下でもないというか、あまりにもオーソドックスかつお手軽なハリウッド色に染まってて、ちょっと肩透かしだったかな。

果てなき妄想をおとぎ話に具現化することにかけては右に出る者がいないバートン特有のブラック&ダーク、哀愁チック、それに加えてマイノリティへの温かな視点までもがあっさりテイストになっていて違和感ありあり・・・。

このての世界観ならそれこそ「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」とか「スリーピー・ホロウ」「チャーリーとチョコレート工場」などでとくと強烈なものを見せられているわけだから、それらに比べても今回は印象が薄いよねぇ。。

しかし、ここまでハリウッドのメインストリームを堂々と歩いてしまうなんて、、バートンどうしちゃったんだい

でもまぁ、ケバケバしい映像は水準以上だし、フツーに面白いっちゃあ面白いんだけども。バートンが監督だけにどうしてもそういうレベルで見ちゃうから・・。

「PLANET OF THE APES/猿の惑星」もそうだったけど、借り物フォーマットとバートンは相性が悪いのかもしれないな。

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ビッグ・フィッシュ

Big_fish_l 出演:ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー、ビリー・クラダップ、ジェシカ・ラング、ヘレナ・ボナム=カーター

監督:ティム・バートン

(2003年・アメリカ・125分)2004/05/20・MOVIX仙台

評価★★★★☆/85点

内容:婚約指輪を餌にして巨大魚が釣れたとか、、とにかくそういう根も葉もないようなホラ話ばかりの父エドワード(アルバート・フィニー)を全く理解できず、疎遠に生きてきた息子のウィル(ビリー・クラダップ)。母親サンドラから父の死期が迫っていることを告げられ渋々帰郷したウィルだったが、病床にあっても相も変わらずホラ話を披露する父親にウンザリするばかり。が、若き日のエドワード(ユアン・マクレガー)の虚実入り交じる冒険譚に次第に引き込まれていくウィル・・・。

“2人のティム・バートンvsオレ”

闇とダークと奇々怪々好きオタクのT.バートンは、闇夜になると狼男に変身するサーカス団の団長その人であり、また、幻想の夢の中が好きなT.バートンは、様々なホラ話を語って聞かせるエドワードその人なのだ。

そして、エドワードの息子ウィルは、現実の代表者であり、この映画を観る自分その人なのだ。

この映画が個人的に今までのT.バートン映画の中で1番好きな理由はそこにある。

つまり、映画の中に自分もちゃっかり参加することができてしまうからだ。

今までのT.バートン映画ではこの2人のT.バートン、サーカス団の団長とエドワードが他人の目も顧みず好き勝手に暴走してくれた。

それはあまりにも現実からかけ離れた異色さと独特さであり、その世界が好きな人もいれば肌に合わない人もいるだろう。

個人的にはいつもある種の恐いもの見たさで半歩下がった距離でT.バートン映画を眺めていた気がする。

が、この映画ではウィルの姿と目を借りて現実の代表者として自分も映画の世界に等距離で参加することができたのだ。

しかもそれがすこぶる気持ち良かった。

映画の中で、「氷山は、海面上に見えているのはほんの少しで、大部分は海面下にあって見えない」という会話があったが、まさに今までのT.バートン映画で半歩下がっていたため見えなかった部分がはっきりと感じられ見ることができた。

なんだかありのままのT.バートンを見れた気がして嬉しくなってしまった。。

かくして同じ土俵の上で繰り広げられた、分身の術を使ってきたおとぎの国の総帥T.バートンの幻影vsオレ!!

結果はエドワードを超える感動的な大ホラ話でT.バートン側に寝返ったウィル当人によりオイラの負けに終わった。。。

、、かに思えたが、すんでのところでT.バートンが土俵際で心ある勇み足をみせてしまい、あくまでも現実側の方に絶妙の着地をしてくれた。

この幻想と現実のバランスを絶妙なかたちでつけてくれたT.バートンに乾杯(完敗)!

物言い取り直しの一番は次作に持ち越し。楽しみだ。。

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スリーピー・ホロウ(1999年・アメリカ・105分)MOVIX仙台

 監督:ティム・バートン

 出演:ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ、ミランダ・リチャードソン

 内容:アメリカでは誰もが知っているというW・アービング原作のおとぎ話を、T・バートンとジョニデが3度目のコンビを組んで映像化。1799年、ニューヨーク市警の若き捜査官イカボット・クレーンが、オランダ系移民の村スリーピー・ホロウで起こった馬に乗った首なし騎士が関連する殺人事件の捜査に乗り出す。。。

評価★★★☆/70点

星条旗がはためいていなかったら到底アメリカだとは感じられない情景。

この映画観るとハリポタの監督させたいと切に思う。

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ティム・バートンのコープスブライド

Pka54 声の出演:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、エミリー・ワトソン、トレイシー・ウルマン

監督:ティム・バートン

(2005年・イギリス・77分)2005/11/02・盛岡フォーラム

評価★★★★☆/85点

内容:19世紀ヨーロッパのとある村。貴族の娘ビクトリアとの結婚を間近に控えた青年ビクターは、ある日森の中で地面から突き出ている人の指のような棒切れを見つける。彼は結婚式の練習のつもりでその棒に結婚指輪をはめ、誓いの言葉を述べた、、、とその途端、突然地面の中から花嫁衣裳を着た白骨化した女性が現れた・・・!ティム・バートンがロシア民話を題材に描いたストップモーション・アニメ。

“コープスブライドがお笑いコンビのハリセンボンの箕輪はるかに酷似していて、ああ、世の中にはやっぱり自分に瓜二つの人が3人はいるんだなぁ、、、ってなんじゃそりゃっ・・・。”

ストップモーションアニメが醸し出す手作り感触が、コープスブライドの動きにそれこそ「リング」の貞子のカクッ、カクッという不自然でぎこちない動きに似た要素を付加させていて、ある一瞬ゾゾゾゾォ~~ッと肌寒くなったりして、逃げるビクターを追ってくるところなんかホント恐かったけど、しかしてその箕輪はるか似のコープスブライドが時間が経つごとになにかいじらしく見えてくるのだから、、、人間の順応性ってスゴイね(笑)。

でも、よくよく考えてみたらスゴイ話だよなこれって。

とある井戸の前で誓いの言葉の練習をしていたら、井戸から小枝のようなものがヌッと出てきて誤って指輪をはめたら、それは山村貞子の手で、その手に引っつかまれて井戸の中へ一気に引きずり込まれ、、、バシャーン、、、ブクブクプク、、トポッ、、どんよりした真っ黒な井戸の底を抜けると、そこにはカラフルなカラーに彩られ、ガイコツや腐りかけた死体が歌って踊る世にも騒々しい死者の世界だった、、、って。。誰が思いつく、こんな話。。

しかもあげくの果てには地縛霊がキラキラした蝶の一群になってきれいな夜空へ飛び立っていきましたとさ、、って「ゴースト/ニューヨークの幻」の名ラストシーンを超えたと理解しちゃったぞオイラは・・・。だって泣けてきたもん。あんな美しいシーン見たのも久方ぶり。恐ろしいくらい骨の髄まで取り憑かれちゃった気がする。

ヤバイ、魅かれちゃったよ、この毒気タラタラかつ実はあまりにも純真すぎて清浄すぎて常人には胸が痛くなってしまうようなティム・バートン産毒入りワインに。。

77分、珠玉の時間を過ごさせていただきました。ご馳走様でした

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チャーリーとチョコレート工場

Allposter_jpg_300px 出演:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デヴィッド・ケリー、ヘレナ・ボナム=カーター、ノア・テイラー

監督:ティム・バートン

(2005年・米/英・115分)2005/09/21・盛岡フォーラム

内容:産業スパイに製造技術を盗まれて全社員が解雇されてから15年間誰一人出入りしたことがないにもかかわらず、世界一のチョコレートを作り続ける謎に包まれたチョコレート工場。ある日、工場の経営者ウィリー・ウォンカ氏は、全商品のうち5枚だけに入っているゴールデン・チケットを引き当てた者にだけ特別に工場の見学を許可すると驚くべき声明を発表した。工場のすぐそばにあるボロ家に住む貧乏ヒマなしの少年チャーリーは1年に1枚しかチョコを買えないが、奇跡的に幸運のチケットを手にし、晴れて工場へと招かれるのだが・・・。

評価★★★/65点

“ウンパ・ルンパがウチのバァちゃんにそっくりで、これはただごとじゃないなと思った・・・”

だってバァちゃんが何十人も出てきて奇声を発しながら歌って踊ってるんだよ。実際恐いって・・・。

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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年・アメリカ・76分)DVD

 監督:ヘンリーセリック

 声の出演:クリス・サランドン、キャサリン・オハラ、ダニー・エルフマン

 内容:奇妙で愛すべき住民が暮らす街ハロウィンタウン。カボチャ大王ジャックは最高のハロウィン演出家として市長や市民から愛されつつも、毎年ハロウィンの準備に明け暮れることに嫌気がさしていた。彼はある日、クリスマスタウンに足を踏み入れてしまい、違った世界に驚く・・・。恐怖と怪奇に彩られた異世界で、愛や優しさと無縁に育った青年が本当の愛に目覚めるまでを描くファンタジー・アニメーション。原案はティム・バートン。

評価★★★/65点

え゛っ!ティム・バートン、監督じゃなかったの??

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シザーハンズ(1990年・アメリカ・98分)DVD

 監督:ティム・バートン

 出演:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト

 内容:老発明家の博士によって作られた人造人間エドワードは、完成直前に博士が急死したため、両手がはさみのままだった。山奥の屋敷から街へ下りてきたエドワードは、化粧品セールスをしているペグの家に居候することになり、生け垣を刈る技術が認められたり、美容師よりも器用に女性の髪を切るのですっかり近所の人気者になる。やがてエドワードはペグの娘キムに恋をするのだが・・・。

評価★★★★/75点

ハデハデ女ジョイスの料理もできそうにないくらい伸ばしてる爪を深づめするくらい切ってやりたい(笑)。。

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ビートルジュース

Beetlejuice_1_1a 出演:マイケル・キートン、ジーナ・デイヴィス、ウィノナ・ライダー

監督:ティム・バートン

(1988年・アメリカ・92分)NHK-BS

評価★★★★/75点

内容:自分たちが死んでいることに気が付いていない幽霊の夫婦・アダムとバーバラは、霊界入りせずに、いまだに家に住み着いていた。売りに出されたその家に越してきたチャールズ一家を、アダムとバーバラは何とか追い出そうと脅すが効果ナシ。業を煮やした2人は、新人死者ハンドブックを頼りに霊界待合所に行くが、そこは順番待ちの幽霊で一杯だった。。

“好き、嫌い、好き、嫌い、、好き、、嫌い、、、好きっ!”

スプラッターかと見まがうほど悪趣味かつ残酷な造型と、クモさえ殺さない優しさの奇妙な融合がなんともクセのある不可思議な世界を現出させる。

フツーでないものを無視したがる人間、しかし、T・バートンにはそれができない。無視できないどころか、T・バートンの目には気色の悪い下品なゴミ箱などではなく、明るくあどけないオモチャ箱として映ってしまうのだ。

そして、そのオモチャ箱をひっくり返して、無限のイマジネーションで作り出されたお人形遊びセットの中で、やりたい放題遊びまくる。

そこには現実なんてものは存在しない。まさに創造力と夢の世界。

オイラが子供の頃、キン肉マン消しゴム(通称キン消し)の様々なキャラクターで遊んでた時のような、やめたくてもやめられない脳内妄想、そんな嬉々とした精神世界を見栄えの悪いオッさんになっても強烈な形で生み出すことができるなんて・・。

オイラは激しく嫉妬する(笑)。。

そして、そんなT・バートンがやはり大好きなのです・・

2012年4月20日 (金)

夢のシネマパラダイス251番シアター:踊る大捜査線THE MOVIE

Rap2  出演:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、いかりや長介、水野美紀、ユースケ・サンタマリア、小泉今日子、北村総一郎、小野武彦、斉藤暁

  監督:本広克行

(1998年・東宝・119分)DVD

評価★★★★/80点

内容:若い刑事、青島俊作の所属する湾岸署管轄内で猟奇殺人事件が発生。時を同じくして署内窃盗事件と警視庁副総監誘拐事件も偶発し、湾岸署史上最悪の3日間が幕を開ける。署には室井管理官ら本庁のエリート捜査官が乗り込み、所轄刑事を誘拐事件の捜査から締め出した。青島たちは猟奇殺人犯の行方を追うが、2つの事件は次第に接点を現していく。。空き地署と呼ばれる警視庁湾岸署を舞台に、サラリーマンとしての刑事の情熱と行動を描いたエンターテイメント。

“青島刑事より先に気付いたウチの親に初めて映画で負けたと思った瞬間。そしてある恐怖体験アンビリバボー。”

「あ、天国と地獄だッ!」と親が何やら変なことを呟いている。

と、その直後に青島が「アッ、天国と地獄だッ!」と叫ぶではないか。

和久さんが少年たちに殴られ放り込まれた小屋、その煙突から赤い煙が噴き出しているシーン、しかもここだけモノクロときたもんだ。

と、後で親が「黒澤明の<天国と地獄>やろ、アンタそんなのも分からんの」と人を見下したように言いよる。

黒澤の「天国と地獄」なぞオイラだって知っとるわ、、、こ、こんなシーンあったっけ

「天国と地獄」に★5つ付けてる自分は大変に悔しい思いをしたのでありました。。

まぁ「羊たちの沈黙」で倍返ししてやったけどね、フフン。

、、、と思ったらなに?バックドラフト!?

と、それはさておき、この映画で思い出したことをひとつ。

この映画を初めて観た時だからもうかれこれ10年以上前か、とにかくその時にこの映画に関連する某サイトを覗いてみたところ、そこの掲示板だったかにイヤァァな投稿が載ってて。

この映画は最悪だと書いてたのもあってよく覚えてるんだけど、ラストに青島がイビキをかいて寝てしまうのはおかしいと。刃渡り10cmはあった包丁でズブリと刺されて寝れるというのはありえないと。

そして実際やってみたらどうなるのか試せば分かるだったか試してみたいだったかそんなことが書かれてあって・・。

ウワーなんやこれはと背筋がゾクゾクきて、キョンキョンの不気味な笑顔を見たとき以上にゾワゾワした

だって現実の世界でっせアータ。こんなヤツ世の中にやっぱいるんだ、、と。

通り魔事件が頻発し、少年がナイフを簡単に携帯している今の世の中。その闇の部分、TVのニュースや新聞を通して一時的に、しかも自分には遠い存在としてしか感じることができなかった冷たい存在に触れてしまった、、そんな怖さがあの文を読んで押し寄せてきた。

しかもパソコン買って間もない頃で、ネットというのも始めたばかりだったからなおさら怖かった。

まぁそう考えるとこの映画にはインターネットも出てくるし、同時代性という点ではまさに的を射ているとは思う。

けど、TVなどでまた観た時、キョンキョンのあの笑顔を見るたびにネットで触れてしまったあのイヤァァな生々しい感じと怖さが甦ってくるんだよねぇ。。ゾゾゾゾ・・・。

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踊る大捜査線THE MOVIE2~レインボーブリッジを封鎖せよ~

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出演:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀、ユースケ・サンタマリア、真矢みき、岡村隆史、いかりや長介

監督:本広克行

(2003年・東宝・138分)仙台第1東宝

評価★★/45点

内容:あれから5年。空き地だらけだったお台場は、おしゃれなスポットで埋めつくされた一大観光地へと変貌していた。湾岸署では、道案内や迷子、交通整理などあふれる観光客相手の地味な業務に忙殺されていた。そんな時、久々に青島らを奮い立たせる凶悪事件が立て続けに発生、さらには猟奇的な殺人事件まで起き、ついに湾岸署に特別捜査本部が設置された。特捜本部長には、初の女性キャリア、沖田が任命され、室井がそのサポートにつくことに。しかし、青島らの必死の捜査もむなしく第2の殺人事件が発生してしまう。

“TV時代から自分の体内に刻み込まれている踊る大捜査線のリズムと、このヘンポコリン映画のリズムが全く合わない。だから全く踊れない。”

本広克行と君塚良一におもいっきり噛み付きたい気分。

そういえば話は変わるけど、TVドラマの第1話で、起きた殺人事件について対策本部のネーミング(○○殺人事件対策本部etc..)を決めるときに署長がレインボーブリッジという言葉を絶対入れたいと言い張ったんだよね。

でも結局レインボーブリッジという語句は入らなかったわけで。今回の事件は署長の策略かこりゃ。

それにしては笑えないし、おもいっきりスベりまくってるし、、、やっぱすべての元凶は署長だわww

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踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!(2010年・東宝・141分)WOWOW

 監督:本広克行

 出演:織田裕二、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤敦史、内田有紀、寺島進、小栗旬、小泉今日子、柳葉敏郎

 内容:お台場、湾岸署では、新しいセキュリティシステムを導入した新湾岸署への引越しの真っ最中。係長に昇進したばかりの青島刑事が責任者として陣頭指揮をとっていた。が、その最中に湾岸署管内で次々と事件が発生、ついには署内で保管されていた拳銃が3丁紛失してしまう・・・。

評価★★★/60点

“数々のスピンオフでEXILE状態になったはいいものの、肝心の主役であるセンターボーカルが進化していないんじゃ元も子もないよね、、ってレベル”

不思議だ。

観てる間は楽しくてあっという間の2時間半だったのに、次の日にはスッポリ頭から抜け落ちている・・・。

まぁ、それだけ中身スッカラカンだったということなんだろうけどw、踊るオールスター感謝祭と銘打ったファンイベントと思えばオイラは許せちゃう、、かなぁ。。

でも、犯人がネットオタクといい、キョンキョンが主犯格として出てきたりと、まるで1作目を丸写ししたような質の悪さが気になったのはたしかで、もうほとんどキャラクターの持ちネタだけで引っ張ってるかんじ。

ドリフと同じだわこれ(笑)。踊るだよ全員集合!!てかw

今回の新キャラである小栗旬の役どころが肩透かしに終わっていなければ新味が出て幅が広がったと思うんだけど。。

まぁ、いずれにしても伸びしろが全くないので続編はもう作りようがないな。

、、ってまだ作るのかよっ

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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

E0201426_19343821 出演:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、北村総一郎、大杉漣、水野美紀、真矢みき、筧利夫、小栗旬、香取慎吾

監督:本広克行

(2012年・東宝・126分)盛岡フォーラム

内容:湾岸署管内で開催されている国際環境エネルギーサミットの会場で誘拐事件が発生、その後被害者が射殺体で発見される事件が発生する。しかも犯行に使われた拳銃は、警察が押収したものだった。警察の関与が疑われる事態に、すべての捜査情報は鳥飼管理官のもとに集められ、所轄捜査員には一切開示されないという異例の捜査体制が敷かれる中、第2の殺人事件が発生する・・・。

評価★★☆/50点

青島とすみれさんが夫婦で唐揚げ屋をやっている冒頭を見て、「男はつらいよ」のオープニングの定番である寅さんの夢オチを連想したのは自分だけではあるまい。

それは寅さんが打ち立てた“偉大なるマンネリ”を意識してのオマージュだったのだろうが、ここでいう“偉大なるマンネリ”とは、パターン化したストーリーとオチを踏襲しながら、観る側が神視点に立つことによって安心してその世界観を共有しお約束を楽しむことができる、いわば展開が分かっている上での面白さをもった作品だ。

その典型が寅さんなわけだけど、では踊る~が偉大なるマンネリといえるのかといえば、それは否。

バナナに例えていえばw、腐りかけていったバナナが、完全に腐りきってしまった、、そんな映画だったように思う。

まずもってオープニングが夢オチではなく、大掛かりな張り込みだったというところからしてそりゃあり得ないだろとツッコミ入れちゃったけど(笑)、余計なお遊びが多すぎて本流のサスペンスがないがしろになってしまった感が強く、はっきりいってプロットは杜撰そのもの。

話が湾岸署と警察庁の内輪から広がっていかず、「事件は会議室で起こってるんじゃない!」という1作目の名言を裏返したような、、事件は会議室で起きてるじゃんってそれってありww!?

しかも、警察内部に犯人がいるという虚々実々の駆け引きが約束されたような鉄板ものの計略戦が展開されるはずなのに、それまでスルーしちゃって、こんなん寄り道しなければ1時間で終わる話じゃないか

あげくの果てに、事件を解決するのは青島の“勘”だってさ(爆)。しかも、いつのまにか満身創痍になってるし。

素人目にみてもこれは犯罪レベルのいい加減さだ・・・。

刑事をサラリーマンとして描いたコメディタッチの斬新さも15年やってればマンネリのそしりを免れないわけだけど、ドラマの骨子とそこに肉付けされるディテールにリアリティがなければ偉大なるマンネリにはなり得ないのだということをイタく実感した・・・。

2012年4月16日 (月)

夢のシネマパラダイス25番シアター:セックス・アンド・ザ・シティ

セックス・アンド・ザ・シティ

Sexandthectiy 出演:サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン、クリス・ノース

監督・脚本:マイケル・パトリック・キング

(2008年・アメリカ・144分)WOWOW

評価★★☆/50点

内容:NY在住のセックス・コラムニストで、ベストセラーを連発し、プライベートでもミスター・ビッグと順調な関係を築いているキャリー。ヤリ手のセックスマシーンで年下の俳優スミスとロスに移り住んだサマンサ。夫ハリーとの間に子供ができず不妊症に悩んでいる永遠のお嬢様シャーロット。毒舌弁護士で仕事と家庭の両立に悪戦苦闘するミランダ。固い絆で結ばれた最強アラフォー4人組の赤裸々ライフを描いた大ヒットTVドラマの劇場版。

“個人的に「塗り絵」はじっくりヤルのが乙でッス。”

日本でも大ブームを巻き起こしたTVシリーズは、WOWOWの再放送で第3シーズン途中まで見たけど、オトコのオイラからすると引きつり笑い&ドン引きの連続のトンだドラマだったわけで・・・。

女性視点の下ネタは大っ好きだけど、そこにウィットの富んだユーモアがないとただのお下劣にしかならないと思うわけで、例えばアリー・my・ラブやブリジット・ジョーンズの日記、ラブ・アクチュアリーといったところはかなり下ネタ上等な作品だけど、あくまでユーモラスな笑いの範疇で見られる上質な作品だった。

が、フェラガモ、シャネル、プラダ、ヴァレンティノといったハイブランドに身を包んだ金とヒマを持て余すセレブにとってはそんなことはどうでもいいらしい。

野性のおもむくままにチ○ポをむさぼる、、もといオトコをむさぼる30代独身女の姿はともかく、何の恥じらいもなく放送禁止用語連発のぶっちゃけトークをランチレンストランで繰り広げる様は恐怖そのものww。

「恋人たちの予感」(1989)でメグ・ライアンがレストランで白昼堂々オーガズム演技を披露した名場面を軽く吹き飛ばしてしまうほどユーモアのかけらもない強烈さで満ちあふれている。

ザーメンの味が不味いなんて、知らねえよんなもんww。

まぁ、女性をモノとしか見ないオトコ目線の映画やドラマが数多い中で、その逆パターンともいえるSATCは強烈なカウンターパンチといえるのかもしれないけど。。

で、映画の方なんだけど、一言でいえば、、、長っい。。ロマコメで2時間半は禁じ手やろフツー。

腐れ縁のキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)とミスター・ビッグは、久本雅美とバナナマンの日村にしか見えないし(笑)、サマンサの女体スシ盛りには辟易だし、シャーロットの年齢に似合わないヒステリックぶりはウザイだけだし、ミランダの「早くエッチ終わらせて」は、、まぁ許すけどさ、、要するにもうどうでもいいんだよね、この4人のことなんかw。おいおい

アラフォーから50代にかけてのキャピキャピならぬカピカピの、アップで映るとかなりキツめの若作りをしたオバハンたちの頑張りは認めたいところだけど、、、それこそ60代になってベティ・デイヴィスみたいに白塗りのお化け顔になっても相変わらずギャーギャーわめいて頑張ってたら拍手喝采で見たるわ。

ま、オイラみたいなオトコ連中が見る映画じゃないってことだね、うん。。。

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セックス・アンド・ザ・シティ2(2010年・アメリカ・147分)WOWOW

 監督・脚本:マイケル・パトリック・キング

 出演:サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン、ジョン・コーベット、クリス・ノース

 内容:あれから2年。ミスター・ビッグと結婚2年目を迎えたキャリー。2度目の結婚にして悲願の出産を果たしたシャーロット。仕事と家庭の両立に悪戦苦闘するミランダ。そして、唯一独身生活を満喫していたサマンサ。彼女たちは、サマンサの元カレが出演する映画プロデューサーから招待され、中東アブダビへバカンスに向かうことに・・・。

評価★★★/60点

アメリカがアラブに送り込んだ最終兵器、その名は、、サマンサ!!絶倫爆弾炸裂

ってアホらし・・・。ていうかあの女、絞めちゃっていいよw

バカ女4人組のゴージャスな中東ハレンチ旅行はただ薄ら笑い浮かべることしかできなかったけど、憂さ晴らしの原因となった彼女たちのストレスは結婚、仕事、子育てと至極真っ当なもの(絶倫女の更年期障害は除外w)で、特にキャリーとミスター・ビッグの結婚観の違い、夫婦のあり方についての問題はなんか興味深く見ちゃったかも。

で、夫婦間、恋人間にしろ男女関係においてはいろんな色やオプションがあっていいのだというキャリーの結論は妙に納得できたな。

つーか、オイラもビッグみたいにソファに寝っ転がってTV見てたいタイプなんだよねw。仕事から帰ってきたらもう外に出たくないし。夫婦生活週休2日制てのもあっていいと思ったし。おいおい

でも結婚2年目でもキラキラしてたいというキャリーみたいな活発な人の方が嫁さんとしてはイイのかも、、あの顔をのぞけば(笑)。。

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ファースト・ワイフ・クラブ(1996年・アメリカ・110分)DVD

 監督:ヒュー・ウィルソン

 出演:ゴールディ・ホーン、ベット・ミドラー、ダイアン・キートン、マギー・スミス、サラ・ジェシカ・パーカー

 内容:女子学生時代に親友だった3人が、同級生の葬儀で久々に再会。が、熟年3人組には夫が若い女性と浮気中という共通の悩みがあった。そこで3人は夫から財産を奪うという反撃に打って出ることにする・・・。

評価★★★/65点

“どう考えてもカカア天下だろ、あのメンツは!”

このメンツは反則ですよ反則!男が勝てるわけねえじゃん(笑)。

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リアリティ・バイツ(1994年・アメリカ・98分)NHK-BS

 監督:ベン・スティラー

 出演:ウィノナ・ライダー、イーサン・ホーク、ジャニーン・ガラファロ、ベン・スティラー

 内容:大学では卒業生総代にもなったリレイナだが、今はTV局のADのつまらない仕事に不満な毎日。そんな彼女の部屋に同窓の男友達でバンド活動で職にも就かないトロイが転がり込んできて・・・。

評価★★★☆/70点

数多の映画でおバカっぷりを披露してきたベン・スティラーだけど、ものスゴイ才能の持ち主だったんじゃん・・・ww。これ見てちょっと見直したわ。

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シングルス(1992年・アメリカ・100分)NHK-BS

 監督・脚本:キャメロン・クロウ

 出演:ブリジット・フォンダ、キャンベル・スコット、マット・ディロン

 内容:カルチャー発信地であるシアトルを舞台に、マット・ディロン扮するロックミュージシャンや彼にぞっこんのブリジット・フォンダ演じる生真面目娘など、6人の気ままな独身男女たちの思いを綴った一品。

評価★★★★/75点

この映画にアリー・my・ラブをみた、、、というのはオイラだけ?

最初にリンダ(キーラ・セジウィック)の顔を見たとき、んっ?キャリスタ・フロックハートか?と勘違いしちゃったもんで。。

でも、1人1人のキャラの立ち方とか細かいとこまで笑わせる小ネタも満載で、特に恋愛の描き方、エピソードの作り方はまんまだったね。ビデオデートなんてエレインがやりそうだし。

とにかくこの映画、連続TVドラマシリーズでやっても十分楽しめる作品だ。

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プリティ・ウーマン(1990年・アメリカ・119分)WOWOW

 監督:ゲイリー・マーシャル

 出演:リチャード・ギア、ジュリア・ロバーツ、ローラ・サン・ジャコモ

 内容:ウォール街の大物エドワードは、不慣れなロスの道案内を行きずりの娼婦ヴィヴィアンに頼み、彼女の新鮮な魅力に魅かれた彼は1週間の独占契約を申し出る。やり手の実業家と1人の娼婦の出会いと愛を描いた現代版シンデレラストーリー。ジュリア・ロバーツを一躍スターダムに押し上げた作品としても有名。

評価★★/40点

 ピアノをぞんざいに扱っているのでその時点で★-1。それどころか映画の調律さえも合わされていないというほとほと音痴な映画。。。

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ボーン・イエスタデイ(1993年・アメリカ・100分)NHK-BS

 監督:ルイス・マンドーキ

 出演:メラニー・グリフィス、ジョン・グッドマン、ドン・ジョンソン

 内容:不動産王ハリーは、世間のことにまったく無頓着な愛人ビリーに家庭教師をつけ、インテリジェンスあふれるレディに仕立て上げようとするが、その家庭教師とビリーが親密になってしまい・・・。

評価★★★★/80点

“メグ・ライアンになれそうでなれない女、メラニー・グリフィスの一人舞台をとくとご堪能あれ。”

ビリーに2発も平手打ち喰らわせやがって、この糞ジョン・グッドマンっ。バーナーで丸焼きにしてやる(笑)!

と思わせるほど見入っちゃってたわけだオイラ。。。

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恋人たちの予感(1989年・アメリカ・96分)NHK-BS

 監督:ロブ・ライナー

 出演:メグ・ライアン、ビリー・クリスタル、キャリー・フィッシャー

 内容:大学を卒業したばかりのハリーとサリーは、一緒に出かけた旅の途中で、エッチした男女がプラトニックな友達になれるかどうかで意見が対立し、そのまま別れてしまう。5年後、2人はNYで偶然再会するのだが、またもや恋愛論で意見が食い違う。さらに5年を経て・・・。

評価★★★☆/70点

初対面でいきなりSEXの話で盛り上がっちゃうというのは、、やっぱ相性が良いってことなんだろうなぁ、この2人。。

でも、エッチした男女が友人に戻れるのか?という命題はオイラ的には「否!」「無理!」としか言いようがないわな。自分の経験上・・・。

その男女が酸いも甘いも知りつくした夫婦だったら有りなのかもとは思うけど。。

だから、オイラが大学時代に大ヒットした海外ドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」なんて、仲間内グループでみんなヤリまくって、それでも友達でいられる関係が続くって理解しがたいものがあったんだけど(笑)。

ちなみに男と女の友情は絶対あると思う。これも経験上w。。

2012年4月13日 (金)

レアル・マドリー狂想曲第79番:運命の1週間

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前回の更新から2ヶ月。2位バルサに勝ち点10差をつけての独走状態だった我が愛しのレアル・マドリーだったが、第28節マラガ戦から1ヶ月経たないうちに勝ち点4差まで迫られてしまった。残りは7試合。

来週カンプノウでのクラシコで大方負けることを想定すると実質勝ち点差はたったの1。もはや引き分けすら許されない状況に陥ってしまった・・。

そんな中で迎えた今節33節のマドリードダービー。ここ10年以上カモにしているアトレティコ相手とはいえ、破られるためにある記録がここで途切れるかも、、と戦々恐々としながら見たビセンテ・カルデロンでの一戦。

1334186817_extras_albumes_0 ←クリロナのスーパーブレ球無回転シュート!

アトレティコの積極的なチェイス&チェックになかなか自分たちのサッカーができないレアルだったが、前半25分クリロナの直接FKが火を噴いた!

キャプ翼もビックリの超弾道にキーパーは身動きひとつできず・・。流れの中からのスーパーミドルはよく決めるものの、FKはなかなか決まらなかったけど、この重要な一戦でやってくれた。

1334186765_extras_albumes_0 ←黄金の右足!!

さらに、同点にされたあとの後半23分にはスーパーミドルをブチ込み、その後もPKを決め、さらに4点目のお膳立てまでしてハットトリック1アシストと大爆発まさに千両役者!

終わってみれば4-1の圧勝

ひとまず首の皮一枚つながってホッと一安心となったわけだけど、あまり喜んでもいられない。

なぜならこのサッカーの質・内容ではカンプノウクラシコでは大虐殺も十分ありうると思われるからだ。正直これではバルサには勝てん・・。9割9分負けると思う。

問題はクラシコでの負け(おそらく大敗)のショックを引きずらずに勝ち点1差を守りきる精神力を取り戻すことができるかどうか。モウリーニョの手腕に賭けるしかないけど、CL準決勝バイエルン戦の結果次第では一気に全てを失う可能性もある。

クラシコの次がセビージャ戦というのも危険で、まさに綱渡り状態。さらにセビージャの次がサン・マメスって、、おいおいホントに地獄ロードだよw

アウェイバイエルン戦にクラシコとつづく来週は至福の1週間となるのか、それとも悲劇の1週間となってしまうのか、、見るのが怖くて怖くて仕方ない・・

バイエルン、クラシコともにドローで御の字なのだけど。。頼むマドリー!

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