夢のシネマパラダイス224番シアター:致死率100%!?死出の旅路か宇宙船・・
2001年宇宙の旅
出演:ケア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター
監督・脚本:スタンリー・キューブリック
(1968年・アメリカ・139分)NHK-BS
評価★★★★/75点
内容:木星に向かう宇宙船を舞台に、反乱を起こしたコンピューターと人間との戦いを、難解な描写と科学性に裏打ちされた綿密なリアリズムで描いたSF映画史の金字塔。400万年前の人類創世期から、人類の知恵の進歩を暗示するかのようにそびえる謎の黒石板モノリス。その謎を解くために木星へ向かった宇宙船ディスカバリー号では、コンピューターの「ハル」が乗組員に対して反乱を起こしていた。人工冬眠カプセルの故障で科学者たちが次々と死んでいく中、ボーマン船長はようやくハルを制圧するが、そんな彼の眼前に突然モノリスが出現する。。。
“プレステ2を縦置きにすると、、、なんとなくモノリスに似ている。。”
しっかし、映画の途中で入った約30秒のintermission(休憩)からも目をそらすことができなかった映画はこれだけだよ(笑)。
自分の五感がやけに研ぎ澄まされたような感覚、その緊張感がずっと映画の終盤まで張り詰めていました。なにせ映画を観てた時、居間にあった時計の針の音がチクタク聞こえてきたくらいだったからなぁ。。
その張り詰めた緊張感にやや疲れてきたところにラストの凄っげえ映像がダイレクトに襲ってくる。
もうどこかプッツン切れちゃいましたわ頭の回路が。
観終わった後はまるで臨死体験でもしちゃったかのように抜け殻のようにただボーッとしてました。いやはやなんか疲れちゃいました正直な話。
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2010年(1984年・アメリカ・113分)NHK-BS
監督・脚本:ピーター・ハイアムズ
出演:ロイ・シャイダー、ヘレン・ミレン、ジョン・リスゴー、ボブ・バラバン、アーサー・C・クラーク
内容:9年前に行方不明となった宇宙船ディスカバリー号。その原因調査のため、アメリカ人科学者らを乗せたソ連の宇宙船レオーノフ号が木星へ向けて送り込まれる。隊員は不思議な光景を次々に目の当たりにしていく。そして、ディスカバリー号船長のボーマンも幻影として姿を現し、「何か素晴らしいことが起ころうとしている。」というメッセージを残すのだった。。「2001年宇宙の旅」の続編なのか番外編なのか、とにかくピーター・ハイアムズが渾身の力を振り絞って作った作品。
評価★★★/60点
“2010年、ソ連が復活している・・・。”
「2001年宇宙の旅」が人智を超えた神の領域にまで深化していたとするならば、今作はフツーの人間の思考能力の範疇のド真ん中を狙った作品。
ま、狙ったのかどうかは分からないけども、米ソの対立という分かりやすい時代背景を取り入れた時点で「2001年~」と同じ道は歩けないということくらい分かってたはず。
しかし、今となっては米ソ冷戦なんて遺物でしかないからなぁ・・・。
「2001年~」が無限に続く道を今もたどっているとすれば、これはもう途中で道が行き止まりになっちゃってそれ以上前に進めなくなってるかんじ。
だから「2001年~」が時代とともに評価を上げたりすることはできても、この映画は完全に固定評価から抜け出せない。僕の場合はずっと★3っつのままってことだね。。
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サイレント・ランニング(1972年・アメリカ・90分)NHK-BS
監督:ダグラス・トランブル
出演:ブルース・ダーン、クリフ・ポッツ、ロン・リフキン
内容:地球から緑が消えて久しい未来。植物は宇宙ステーション内のドームでわずかに栽培されているにすぎなかった。しかし、ある日、地球からドームを爆破して帰還せよという命令が下る・・・。
評価★★★☆/70点
ひとつだけ納得がいかん。
ヒューイもデューイと一緒にドームに残してってくれよ。
海に流した瓶がいつか誰かのもとにたどり着くのだとしたら、同じように森のドームもどこかの星にたどり着くのを願ってたんだろ、ローウェルさんよ。そこで完全に直してもらえる可能性だってあるじゃないか。
なにもヒューイを道連れにしなくたって、、、と思うほどヒューイとデューイに愛着を感じてしまってた。だって、NHKのドーモ君に似てるし。ウサじいもちゃっかり出てるしさ。。
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イベント・ホライゾン(1997年・アメリカ・93分)NHK-BS
監督:ポール・アンダーソン
出演:ローレンス・フィッシュバーン、サム・ニール
内容:7年間も行方不明だった宇宙探査船から突然、SOSが届く。救助隊9人が現地へ飛ぶが、船内は無人。やがて隊員たちに謎の死が迫る・・・。
評価★★★/55点
“まさか羊たちの沈黙になっちゃうとは・・・”
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レッド・プラネット(2000年・アメリカ・107分)WOWOW
監督:アントニー・ホフマン
出演:バル・キルマー、キャリー・アン・モス、トム・サイズモア、テレンス・スタンプ
内容:2050年。地球環境は破壊され、人類は滅亡の危機を迎えていた。火星地球化計画が進められるが、ある日、交信が途絶えてしまう。探査のため6人のクルーが火星に向かうが・・・。
評価★★☆/50点
“夢がないSFは好かん!”
2050年、加速度的に進む環境破壊によってもはや地球は住める星ではなくなり、人類はその寄る辺を火星に求め、大量の藻を送り込み酸素を発生させるという火星地球化計画うんぬん、、、というプロローグ1分間はオイラの足りない知的好奇心を非常にかき立ててくれたのだが、、、フタを開けたら機械と人間のバトルかよっ。
オイラの足りない頭と同じレベルでこういう映画作らないでくれる(笑)。。ありきたりの脱出ものになっちゃってるしさ。
このてのSFはやっぱある程度の夢がないと個人的には楽しめないなぁ。唯一ロボットの造型は斬新で良かったけど。。
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サンシャイン2057(2007年・アメリカ・108分)WOWOW
監督:ダニー・ボイル
出演:キリアン・マーフィ、真田広之、ミシェル・ヨー、クリス・エヴァンス、ローズ・バーン
内容:2057年。太陽活動が急速に弱まったことによる地球寒冷化のため人類は困窮に瀕していた。人類に残された最後の望みは、太陽を再生させるための核爆弾を積んだ宇宙船イカロス2号。そこには船長のカネダをはじめ、8人のクルーが乗り込んでいた。が、やがて一行は、7年前に同じミッションに向かったまま消息を絶ったイカロス1号の救難信号を受信する・・・。
評価★★/40点
“「クライシス2050」の二番煎じという点ですでに終わっている・・・。”
最後にゾンビ出してきちゃうんだもん・・・。トーシロには何やってんだかサッパリ分からんかったわ。
28日後、、、28週後、、、ときて今度は8分後、、、かよっ。なんじゃそりゃ。
そういえば題名からしても大駄作「クライシス2050」(1990)を想起させるんだけど、別所哲也が真田広之に代わってるだけでほとんど同じ出来というのもある意味笑える・・・。
全てが既出ネタというかんじで、新味もなく。。。
どうせなら新海誠に作らせてみたいよ(笑)。登場人物を少年少女にしてさ。そっちの方がまだ見れるやろ。
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