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2010年7月20日 (火)

夢のシネマパラダイス227番シアター:男たちの挽歌

Bettertomorrow 出演:ティ・ロイ、チョウ・ユンファ、レスリー・チャン、レイ・チーホン

監督・脚本:ジョン・ウー

(1986年・香港・95分)DVD

評価★★★☆/70点

内容:香港マフィアの幹部・ホーは偽札の取引で台湾マフィアの罠にはめられ、警察に逮捕された。これに絡み父が殺されたことで、ホーの弟・キットは兄を激しく憎むようになる。ホーの相棒だったマークは、復讐のために台湾マフィアを皆殺しにしたが、その時に足を負傷してからは組織の雑用係に落ちぶれた。出所したホーはマフィアの世界から足を洗ってタクシー運転手になるが、刑事となったキットはマフィアを負い続け、ホーにも憎悪をむき出しにする。。苛酷な運命にさらされた兄弟の愛憎と、男同士の友情を痛快なアクションで描き、日本における香港映画ブームの基礎を築いた1作。

“時代に置き去りにされた男たちが再び輝ける場所を追い求める。これは香港版「明日に向って撃て!」だ。”

石の上にも3年、、、極道の世界では通用するはずもなかった。

偽札組織の幹部だったホー、そしてその相棒マークは、時代に取り残された。

3年の刑期を勤め上げた男と3年待ち続けた男。

3年の刑期を終えた男は言う。「こんな所で何してるんだ。もう俺たちの時代は終わったんだ。」と。

3年待ち続けた男は言う。「アンタを3年待ち続けたんだ。もう一度盛り返すんだ!」と。

そしてホーは、弟のために裏社会から足を洗いまっとうな道で自分が輝ける場所を探そうとする。一方、マークは、足を引きずる身体になりながらももはや裏社会から抜け出して生きていくすべを持たず、失った輝ける場所を再び同じ場所で見出そうとする。

そんな対照的な2人にあって、やはりマーク(チョウ・ユンファ)の方にギラギラとした男のプライドと破滅の美学を感じ取ることができるのだが、この映画、ホーと弟キットを主軸にしていて、マークがやや従の立ち位置にいることが初めて観たこともあってか相当意外だった。

輝ける場所を追い求めるために異なる道を選んだ(選ぼうともがいた)2人は、ラスト同じ点で結ばれ最後の扉を開けようとする。

そして結局マークは壮絶な最期を遂げるが、ホーは輝ける場所へとつづく道の扉を開けることができた。あまりにも失う代償は大きかったが・・・。

しかし、ホーはキットに言う。「お前の道こそ正しいのだ。」と。

そして兄のためにその道を閉ざされかけたかにみえたキットもようやく兄を許すことができた。

やはり、石の上にも3年、、、あり得るのか。。

「明日に向って撃て!」でブッチとサンダンスは決して人を殺そうとはしなかった。そこがこの蜂の巣状態の香港版との決定的な違いかな。。

そいえばマーク(チョウ・ユンファ)って、、、劇団ひとりに見えてきてどうしようもなかったんですけど。泣き方までそっくりだし。

あと、香港映画の音楽はどれも同じに聴こえる・・・。

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(おまけ)

あるいは裏切りという名の犬(2004年・フランス・110分)NHK-BS

 監督・脚本:オリヴィエ・マルシャル

 出演:ダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデュー、アンドレ・デュソリエ、ヴァレリア・ゴリノ

 内容:パリ警視庁の2人の警視、レオ・ヴリンクスとドニ・クラン。かつて親友だった2人は、女性関係のもつれで友情が崩壊し、今では次期長官候補として対立するライバル関係にあった。そんなある日、現金輸送車強奪犯のアジトを突き止めた警察はレオの指揮のもと包囲作戦を展開するが・・・。

評価★★★☆/70点

“この邦題に★5っつ!”

なんか北野映画と同じ気だるさを感じてしまったけど、全体的にはジョン・ウーを強く意識してるような匂いがしたかな。

ただ、ジョン・ウー節の香港ノワールから明け透けすぎなほど分かりやすい文法を取っ払って、不親切なまでの省略法をみせるのはやはり小難しいフランス映画らしいところ。

なのだけど、そのわりにドニ・クラン(ジェラール・ドパルデュー)の行動があまりにも短絡的だし、肝になるべきレオ(ダニエル・オートゥイユ)との過去も全くもって説明不足すぎて、多くを語らないことが映画にシブさを与えているとはいえ、感情移入しづらいことを考えるとこの文法はプラスアルファには決してなっていないような気がする。

ま、それがフランス映画なのかなww

なんか、デニーロとジョージ・クルーニーでハリウッドリメイクされるそうだけど、フランス映画とは対極にある説明過多なハリウッドの文法でも見てみたい。

とはいえ、このカッチョええ邦題ともども印象的な作品であったことはたしかだ。

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ザ・ミッション非情の掟(1999年・香港・81分)NHK-BS

 監督・脚本:ジョニー・トゥ

 出演:アンソニー・ウォン、フランシス・ン、コウ・ホン、ラム・シュー

 内容:香港マフィアの首領ブンは、殺し屋に命を狙われてしまう。そのため護衛として組織の腕利きの男たちを招集する。集められたのはそれぞれ境遇のまるで違う5人。彼らは衝突を重ねながらも、ブンを守るという任務を遂行するため行動をともにするのだったが・・・。

評価★★★/55点

SMAPに当てはめようと悪戦苦闘した甲斐もなく、、、

おとぎの国から出てきたような音楽にもどうにもノレず・・・。イマイチ。。

2010年7月13日 (火)

やっぱポテチっしょ!?

ブログネタ: 1年間、同じものしか食べられないとしたらどれにする? 参加数拍手

ラーメン、カレー、ハンバーガー、パスタ、お寿司の5択から選ばなきゃならないっつうことで、この中にポテチが入ってたらポテチなんだけどww。しかもコンソメパンチね。

冗談はさておき、真剣に考えてみると、まず、ハンバーガーとお寿司は真っ先にハズレ。

お米、麺、パン食の中でいったら、パンは1番嫌いだし。

お寿司もあまり好きじゃないので。。

んで、カレーは決勝進出として、問題はラーメンvsパスタの準決勝なんだよね。

ただ、ラーメンは種類はあれど、基本的に味噌しか食べたくない性質なので、絶対飽きちゃうよねっていう・・(笑)。

一方、パスタはナポリタン、カルボナーラ、ミートソースetc..レシピの種類でいったら料理本1冊分に入るくらい種類が豊富だし、肉・野菜も入れられるし、あと目玉焼きとかも乗せられるじゃん。

なので、ここはパスタの勝ち!

っつうことで、決勝はカレーvsパスタ

んで、結論からいうと、、、、パスタでっス!

カレーは、まぁ、これまた種類が豊富っちゃあ豊富だし、何よりお米を食べられるというのはデカイんだけど、やっぱいい加減飽きるんじゃないかなぁと。

種類が多いといったって、結局はカレーの味なわけだから・・ww。あと、絶対に腹がもたれると思うし。。

パスタは和風&洋風どっちでもいけるというのがポイント高いんだよねぇ。

ていうことで、1年間同じものしか食べられないとしたら、オイラはパスタにします

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