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2010年3月23日 (火)

夢のシネマパラダイス287番シアター:フィクサー

フィクサー

9784904249000 出演:ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン、シドニー・ポラック

監督・脚本:トニー・ギルロイ

(2007年・アメリカ・120分)WOWOW

評価★★☆/50点

内容:NYの法律事務所に所属するマイケル・クレイトンは、公にできない案件を裏で処理するフィクサー=もみ消し屋を長年勤めていた。そんな中、大手製薬会社U・ノース社に対する3千億円にものぼる集団訴訟でU・ノース社の担当弁護士アーサーが、原告団との交渉中に突然全裸になって逮捕された。そこで上司から事態収拾を任されたマイケルだったが・・・。

“邦題にダマされた・・・”

NY最大の法律事務所で最も汚い仕事を担当する“フィクサー(もみ消し屋)”という題名から、例えばマイケル・マンの「インサイダー」(1999)や今作で製作総指揮に名を連ねているソダーバーグが一枚かんでいる「トラフィック」(2000)や「シリアナ」(2005)のような社会派ドラマ。あるいは今作で製作・出演をしているシドニー・ポラックが監督した「ザ・ファーム法律事務所」(1993)のようなサスペンスドラマをイメージして見たのだけど、、、

フタを開けてみたらバツイチ&ギャンブル狂&借金漬けの救えない中年男の冴えない再生物語にしかなってなくて思わずえ゛っ!?ナニコレと最後までノリきれず・・・。

今作と同じく農薬の薬害訴訟というテーマでいえばソダーバーグが描いた「エリン・ブロコビッチ」(2000)があるけど、かの映画のような底抜けに明るくたくましく破天荒な情熱もなければ、逆に「インサイダー」のような崖っぷちに追いつめられていく者の苦悩や葛藤、焦燥も感じられず、社会派ドラマにもなりきれていなければサスペンスにもなりきれていない中途半端な立ち位置の中で、ジョージ・クルーニーの二枚目顔だけが浮いて見えてしまう。

いくら十八番のニヤケ顔を封印しても全然くたびれた感のしないジョージ・クルーニーにはこの役は合わない気がする。根本的なことだけど・・・。

原題通りの「マイケル・クレイトン」だったらそれはそれとして見られたかもしれないけど、やはり物語の背景や人物造型に説得力を持たせるだけの掘り下げが浅すぎたのは致命的かと。

ちょっとオイラの求めてたものと作り手の求めてるものに違いがあったかんじだなぁ。。

撮り方次第ではもっとエンタメ方向に寄って作れたはずなのに、あえて地味に撮ってみました臭も鼻についたしww。トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントンの印象的な演技をもっとすくい取れたはずなのになぁ。

消化不良だな・・・w。

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エリン・ブロコビッチ(2000年・アメリカ・131分)盛岡ピカデリー

 監督:スティーブン・ソダーバーグ

 出演:ジュリア・ロバーツ、アルバート・フィニー、アーロン・エッカート、ピーター・コヨーテ

 内容:離婚歴2回、3人の子持ち、多額の借金あり、無学、無職のシングルマザー、唯一の武器は寄せて上げた胸と、機関銃のような口。その名はエリン・ブロコビッチ。そんな彼女が、アメリカの大企業から史上最高額の和解金を引き出すという、実話をもとにした破天荒極まりない物語。

評価★★★★/75点

“炭酸のすっげえ効いたコカ・コーラと苦っがいコーヒーを交互に飲み続け、喉はますますカラカラなのに、ラストに出された龍泉洞の水でのどごし爽やかスッキリ!みたいな?なんじゃそりゃ・・・

というわけ分からない第1印象は置いといて、まず、しがない個人事務所を開いて30年あくせく働いてきた努力と忍耐の男、しかし実はその根っこには腹黒いタヌキ親父という本性が、、、そんな憎めないジイチャンをさらりと演じたアルバート・フィニーに★6っつ!

一方、胸で稼ぎ、口で稼ぎ、頭で稼ぎ、足で稼ぎ、とにかく稼ぎまくったエリンにジュリアに★3~★7の間、、、っておい!

結局総合点は★4つです。

エリンに感情移入できそうなところもあればできないところもあったわけで。。

自分の個人的な経験上からいうと、あのての高慢ちきで勝ち気で独りよがりで感情的な女性と知り合うと(今まで確実に3人はいる)、初対面はとにかく最悪で嫌い!から始まる。んでそこからの超低空飛行期間が実に長い長い、少なくとも数ヶ月はフザケンなあの女はとか、あのクソババァとかグチりまくっている・・・。

と、ところが、これが毎度のごとく不思議なのだが、ひょんなことから一度打ち解けたり互いを認め合ったりすると強力な仲間や女友達へと一気に変貌をとげるのでっす。マジで。

恋人となると全く長続きしないことが玉に瑕だけど。

エリンを見ててずっとそのことが自分の体感ベースとして湧き上がってきてたわけで。

もちろんアカデミー賞レベルの演技という点では全く異論の余地はありません。間違いなく★5つです。

しかし、1人の女性としてエリンを認めるあるいは尊敬するというところまでいくには2時間という時間ではオイラにはなんとも短すぎるのです。

いくら演技が、カメラが、演出が良くても。。まだ自分の潜在意識の中は青信号にはなってなくて、まだ黄色信号のままなのです。

だからバンッと高得点付けたいんだけど、なかなか、ねぇ・・・。そういう自分がもどかしい。

恐るべし実体験だな。。

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