夢のシネマパラダイス193番シアター:往年名作劇場11番館
動く標的(1966年・アメリカ・121分)NHK-BS
監督:ジャック・スマイト
出演:ポール・ニューマン、ローレン・バコール、ジュリー・ハリス、ジャネット・リー
内容:ロス・マクドナルドの同名小説を原作に、ポール・ニューマンがタフな探偵に扮して大富豪の失踪事件を追うハードボイルド。
評価★★/45点
女には絶対手を出さないキザな男、しかし調査で忍び込んでも絶対見つかってしまうアホな男。
探偵ものとしてもハードボイルドとしてもイマイチ見れない中途半端な作品だけど、そんなこたぁどうだっていい。
オイラの標的はミランダだっ!
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アルジャーノンに花束を(1968年・アメリカ・104分)NHK-BS
監督:ラルフ・ネルソン
出演:クリフ・ロバートソン、クレア・ブルーム、リリア・スカラ、レオン・ジャーニー
内容:知的障害を患う青年チャーリーは、脳手術によって一般人を上回る知能を手に入れる。そして実験用のネズミ、アルジャーノンと仲良しになる。だがある日チャーリーは、彼と同様の手術を施されたアルジャーノンの死を目撃してしまう。恐怖に駆られたチャーリーは、手術前の状態に戻ることを希望するが・・・。
評価★★★/60点
題名だけが一人歩きしているような、そんなレベルの映画だった。
他の映画と比較するのは本末転倒かもしれないけど、個人的にはデ・ニーロの「レナードの朝」の方が印象に残る。
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セルピコ(1973年・アメリカ・130分)NHK-BS
監督:シドニー・ルメット
出演:アル・パチーノ、トニー・ロバーツ、ジャック・キホー、ビフ・マクガイア
内容:希望と理想に燃えて警察官となったセルピコは、同僚たちの収賄やサボタージュなど日常化されたNY市警の腐敗を目の当たりにする。麻薬課に配属された彼は、ヒッピー風のスタイルで麻薬の売人や中毒者を追い始めるが、どこへ行ってもワイロが飛び交い、それを拒絶するセルピコへの視線は冷たい。彼は市長に報告するが取り合ってもらえず、最後の手段として警察の現実をマスコミに訴えるが・・・。
評価★★★☆/70点
強烈な個性を放つ熱血熱演型俳優がスターとして大手を振って歩けた最後の時代、70年代。
その最終兵器ともいえる男アル・パチーノの瞬間瞬間から目が離せない!
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アメリカン・グラフィティ(1973年・アメリカ・112分)NHK-BS
監督:ジョージ・ルーカス
出演:リチャード・ドレイファス、ロン・ハワード、チャールズ・マーティン・スミス
内容:ドラッグもベトナム戦争もまだなかった1962年の夏、東部の大学へ入るため翌朝には街を去らなくてはならないカートとスティーブは、最後の夜を楽しもうと親友らとともにお気に入りの車を飛ばし、ガールハントへと繰り出した。けんか、カーレース、恋人との別れ。それぞれの思いを胸に、やがて旅立ちの朝がやって来る・・・。当時29歳のルーカスが自らの思い出を重ね合わせて綴った青春映画。
評価★★/45点
片側2車線の道路を車で走っていて、信号で先頭に止まった時、隣の車に乗っている人をチラ見する癖がついたのは、この映画によるところが大きい、、って、なんじゃそりゃw
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ロンゲスト・ヤード
出演:バート・レイノルズ、エディ・アルバート、エド・ローター
監督:ロバート・アルドリッチ
(1974年・アメリカ・121分)NHK-BS
評価★★★★/75点
内容:金持ち女のヒモをしている元プロフットボールの花形クォーターバック、ポールは、ひょんなことから州立刑務所へ入れられてしまった。刑務所の所長は配下の看守たちのフットボールチームを全米チャンピオンに仕立てようと考え、ポールにコーチを命じる。一度は断ったポールだが、結局、看守チームの練習台となる囚人チームの育成にあたることになり・・・。
“その男、凶暴につき。”
元花形選手ポール。情け容赦なく女をブッ倒す。とにかく横暴・・・。
刑務所長。情け容赦なく囚人を撃ち殺そうとする。とにかく横暴・・・。
凶暴男の意地をかけた対決が幕を開ける!
野球部や剣道部の部室の臭いとも違う“男”フェロモンが蔓延!しかもそれをベタベタで押しまくる“男”アルドリッチ。
しかし、忘れることなかれ。アルドリッチはベタじゃないと面白くない!
その点でみれば非常に優れたアルドリッチ映画ですた。
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ビッグウェンズデー
出演:ジャン=マイケル・ヴィンセント、ウィリアム・カット、ゲイリー・ビジー、リー・パーセル
監督・脚本:ジョン・ミリアス
(1978年・アメリカ・120分)NHK-BS
内容:1962年、カリフォルニアの海岸町でサーフィンと恋に明け暮れる3人の青年が夢見るのは、何年かに一度の伝説的な大波“ビッグ・ウェンズデー”に乗ることだった。しかし、ベトナム戦争が激しさを増し、彼らの1人ジャックや他の仲間も出征することになる。10年の月日が流れ、“ビッグ・ウェンズデー”が訪れた海岸には、サーフボードを抱えたもう若くはない3人の姿があった。
評価★★★★/80点
“サザンの曲でいえば、この映画は「勝手にシンドバッド」でも「チャコの海岸物語」でもなければ「波乗りジョニー」でもない。これは「夏をあきらめて」だ。”
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マンハッタン(1979年・アメリカ・96分)NHK-BS
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ウディ・アレン、ダイアン・キートン、マリエル・ヘミングウェイ
内容:テレビライターのアイザックはテレビの仕事に嫌気がさし、小説家に転向しようと考えていたが、小説の方は一向にはかどっていなかった。妻のジルは、こともあろうに女性と浮気をして別居中。さらにアイザックの今の恋人は17歳の女子高生トレイシー。おいおいド変態オヤジ。。親友の浮気相手であるジャーナリスト、メアリーのことが気になりだしたアイザックは、やがて彼女と一夜を共にし、トレイシーに別れ話を切り出すが・・・。
評価★★★/60点
素晴らしい街を素晴らしく撮るのは結構だが、醜男のセックス話と変態趣味を歯切れよく描かれてもいささか辟易してしまう。
恋人だったミア・ファローの養女に手をつけたかどで児童虐待で訴えられたウディ・アレンそのものの姿がこの映画にすでにあったとは。。最強の私映画だな・・・。
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