レアル・マドリー狂想曲第67番:因縁ヘタフェ戦
9月30日のCLマルセイユ戦で足首を負傷した(というか相手タックルで負傷させられた)クリスティアーノ・ロナウドが戦列を離れて1ヶ月。
リーガ、CLに加えて代表戦もあるわ国王杯も始まるわで、週2試合の過密スケジュールが続く中、10月はリーガ第6節でセビージャに完敗を喫し、CLミラン戦ではホームで惨敗、さらに国王杯では3部チーム相手に0-4の失態を演じ、にわかにぺジェグリーニ解任という話まで飛び出し、まさに風雲急を告げた10月。
11月はサンシーロでのミラン戦、ビセンテ・カルデロンでのマドリードダービー、そしてカンプノウでのクラシコと重要な決戦が続く・・・。
そんな中、ぺジェグニーニの進退に関わる重要な一戦となったホームでのリーガ第9節ヘタフェ戦!ヘタフェ戦といえば、昨シーズンにぺぺが相手選手を蹴り上げてしまい、10試合の出場停止処分を喰らってしまった因縁の一戦。。。
布陣は、、、、
ベンゼマ
イグアイン
カカ
マルセロ
シャビ・アロンソ ラス
アルベロア Sラモス
アルビオル ぺぺ
カシージャス
ベンゼマ&イグアインの2トップ気味ともいえる立ち上がり。ヘタフェが高くDFラインを設定していることもあったが、2人とも常に裏を狙う動きが見られ、前線に活発さが見られたのは好印象だった。
また、左ラテラルに安定感のあるアルベロアを置いて、マルセロを1枚上げたのは今シーズン初めての試み。
守備に難のあるマルセロをサイドハーフで使うというのは昨シーズンにファンデ・ラモスが行ったことでもあり、しかもそれはかなりプラスの効果を生み出しているという前例もあり、個人的には早く試して欲しかったんだけども。
が、その合否を見ようという矢先に、アルビオルが前半27分に一発レッドで退場となってしまう・・。この判定は厳しすぎ。。試合後にさっそくレッドカードの撤回を求めてリーガの大会委員会に提訴したようだけど、たぶんイエローに修正されるんじゃないかな。
これで10人で戦わざるをえなくなったレアルは、CBにSラモスを入れ、アルベロアを右ラテラルに、マルセロを左ラテラルに下げて対処。前線の選手を代えることなく、ピッチ上でポジション修正できたのは不幸中の幸いで、アルベロアをスタメンで出したのが奏功した形となった。
一人少ない中、獅子奮迅の働きを見せたのがラス。中盤スペースを就いてくる相手攻撃陣に休みなくチェイス&チェックをかけ続け攻撃の芽を摘み取るかと思えば、シャビ・アロンソも顔負けのパスでチャンスを演出。背番号10に相応しい活躍を見せた。なんか、家族の問題とかでフランスに戻ってたみたいだけど、そんな不安を払拭させるパフォーマンスだったな。
そしてそして、試合を決めたのは最後に頼りになる男イグアイン。
ドラマティックなゴールを披露することにかけては右に出る者がいない男、窮地に陥ったチームを幾度も助けてきた男が今回もやってくれた!
後半8分、マルセロからのアーリー気味のクロスを受け左足一閃!
さらにその3分後、今度はベンゼマからのパスを受け、ドリブルから右足一閃!
その後もカシージャスの好セーブなどで零封し、2-0で勝利!!
なんか10人になってからの方が動きが格段に良くなったような気もしたけど(笑)、今日のように気持ちを入れて戦えば結果はついて来るっちゅうことだね。頑張りぃ。
しかし、ヘタフェって、ソルダードやミゲル・トーレス、パレホなどレアルの下部組織出身者が7人だかいるんだってね。こりゃ完全にレアルBチームだなww。
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