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2009年10月25日 (日)

夢のシネマパラダイス344番シアター:世界は女で回ってる

ボルベール<帰郷>

Volv 出演:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ブランカ・ポルティージョ

監督・脚本:ペドロ・アルモドバル

(2006年・スペイン・120分)CS

内容:失業中の夫と15歳の一人娘パウラを養うため、せわしなく働くライムンダ。そんなある日、夫がパウラに関係を迫るも抵抗したパウラに刺し殺されてしまう。愛娘を守りたい一心で夫の死体処理に奔走するライムンダ。その最中、今度は伯母の急死の報せが届き・・・。

評価★★★☆/70点

オンナのただでは転ばないたくましさと無尽蔵の生命力を、情熱の国スペインを象徴する赤の色彩美とライムンダ(ペネロペ・クルス)の豊満な胸の谷間に凝縮させてムンムンに感じさせてくれ、そのパワーに思わず圧倒されてしまうほどオトコの入り込む余地のない映画。

しかも、オトコが脇役どころか添え物にすらなっていないというトンでもなオンナ映画なのだけど、オトコの妄想にまみれた「トーク・トゥ・ハー」(2002)よりは断然マシ。

さらに、サスペンスや人情ドラマ、幽霊話のミステリーにコメディのスパイスまで効かせて、まるでスペイン名物のパエーリャのごとくより取り見取りのエピソードをふんだんに使ったつくりでありながら、味は見かけほど濃くなく、程よくさっぱりなのもイイ。

普通、これだけ風呂敷を広げるとエピソードを回収できなくて中途半端な印象を与えがちだけど、これは全てに答えを用意しないことで逆に観る側に彼女たちの人生の愛の深さ、苦しみや悲しみの深さ、つまりは年輪の深さというものを想像させるとともに、決して癒されない悲しみを抱えながら、しかしそれを力強くはね返してこれからも彼女たちの人生は続いていくのだという余韻を感じさせるものになっていて、巧いつくりになっていると思う。

二代にわたる近親相姦、親父の冷凍庫詰めなど、一見するとヘビーでエグイ映画になりそうなところをサラリと見せてしまうペドロ・アルモドバル。今回は当たりと出たみたい。

といっても毎回怖いものみたさで恐る恐る見ちゃう監督には違いないんだけど・・・。

しかし、ペネロペ・クルスはいつの間にこんなバリバリの存在感オーラを出す女優さんになっちゃったんだ?

小悪魔的なペネロペちゃんが貫禄たっぷりの姐さんになっちゃってて、ちょっとビックリしちゃったんだけど、これは二代目ソフィア・ローレン襲名の日も近い!?

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オール・アバウト・マイ・マザー(1998年・スペイン・101分)NHK-BS

 監督・脚本:ペドロ・アルモドバル

 出演:セシリア・ロス、マリサ・パレデス、ペネロペ・クルス、カンデラ・ぺニャ

 内容:事故で一人息子を失ったマヌエラは、行方知れずになった夫を探しに青春時代を過ごしたバルセロナに旅立つ。そこで彼女は、女装の男娼やレズの舞台女優たちと出会い、自分自身の生き方を見つめ直していく。。

評価★★★☆/70点

結婚していない、子供はもちろんいない、ましてやフツーのノーマルな男である自分が、この映画を本当に理解し、どうこう言うのは笑止千万かもしれないというのが見終わった後の率直な感想。。。

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グッドナイト・ムーン(1998年・アメリカ・125分)NHK-BS

 監督:クリス・コロンバス

 出演:ジュリア・ロバーツ、スーザン・サランドン、エド・ハリス、ジェナ・マローン

 内容:NYで活躍する気鋭の女性写真家イザベル(Jロバーツ)は弁護士のルーク(エド・ハリス)と恋に落ち、同棲を始めた。彼女は、ルークの前妻ジャッキー(Sサランドン)との間に生まれた2人の子供と打ち解けようとするがうまくいかず、完璧な母親ぶりを見せるジャッキーの存在もプレッシャーになっていく。が、そんなある日、ジャッキーに苛酷な運命が訪れ・・・。

評価★★★★☆/85点

相当広い屋敷中に響き渡るというイザベルの夜の営みの雄叫びを聞いてみたいと思わなくもない気がしないでもないというか、、スっんゴク聞いてみたい!

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スタンドアップ

Img56f08f818tirkw 出演:シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、ショーン・ビーン、リチャード・ジェンキンズ、ウディ・ハレルソン、シシー・スペイセク

監督:ニキ・カーロ

(2005年・アメリカ・124分)NHK-BS

内容:1989年、暴力夫と別れ、2人の子供を連れて故郷の北ミネソタに戻ってきたジョージー。子供を養うため、旧友に誘われてジョージーが選んだ仕事は鉱山労働者だった。しかし、男女比30対1という男の職場に飛び込んだ彼女を待っていたのは、男性従業員たちからの悪質な嫌がらせだった・・・。

評価★★★★/80点

宮崎アニメではとかく強い女性たちだが、現実は文字通り糞まみれの悲惨な状況だったというトンでもなお話。

どんどんエスカレートしていくえげつないセクハラとイジメはまるで小中学生のクソガキそのもので、開いた口がふさがらないとはこのこと。

しかも、このイジメの大元に、さらにレイプ&妊娠という過去つながりが出てきて、男からしてもかなりヘコむ内容になっているのだけど、役者陣の素晴らしさに引き込まれて思わず見入ってしまう。

特に、法廷劇としての要素がかなり低く、裁判のプロセスがほぼ無いに等しい中で、母親としての強さ、娘としての強さ、そして働く女としての強さを体現し、映画を引っ張っていくシャーリーズ・セロンの演技は圧倒されてしまうほど見事。

また、脇役陣もフランシス・マクドーマンドをはじめ素晴らしく、特にショーン・ビーンやウディ・ハレルソン、そしてジョージーの父親役リチャード・ジェンキンズの控え目でありながらも鉱山町の風景にしっかり馴染んだ地に足の着いた演技が印象的だ。

時代と社会の常識に安寧することなく抗っていこうとする名もなき女性のパーソナルな部分に焦点を絞っていく今回の映画は、観る者が思わずうなってしまうほど力強い表現力を見せる役者たちに拠るところが大きい作品であるともいえよう。

学生時代、SIT DOWN!(座れゴラァっ!)と言われつづけ、群れの中にいるのが楽でイイと感じるオイラが、ジョージーのように戦うために立ち上がれる日は、、、やって来ないだろうなぁ・・・。そういうオチかよっ・・

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(2002年・東映・111分)DVD

 監督:篠原哲雄

 出演:江角マキコ、豊川悦司、筧利夫、麻生久美子、寺脇康文、樹木希林

 内容:1999年初夏、作家の柳美里は妻帯者の男性との間に子供を身ごもってしまう。出産を迷う彼女は、かつての恋人で劇団主宰者の東由多加を訪ねる。東は自殺未遂などを繰り返す美里の作家としての才能を引き出し育てた恩人でもあり、今でも特別な存在だった。だが再会もつかの間、東がガンに冒されていることが判明する・・・。原作者・柳美里本人の実体験を綴った私小説の映画化。

評価★★/35点

どこから湧き出してくるのか、この映画のネガティブパワー。「重い」映画ならば受け入れ可能だけど、「暗い」映画は副作用が強いのであまり摂取したくありません。。

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プレイス・イン・ザ・ハート(1984年・アメリカ・112分)NHK-BS

 監督・脚本:ロバート・ベントン

 出演:サリー・フィールド、リンゼイ・クローズ、エド・ハリス、ジョン・マルコヴィッチ

 内容:1935年の不況時代のテキサス、保安官の夫を拳銃暴発事故で失ったエドナは、2児を抱えて一家の働き手となり、心細さに加えて家のローン返済を要求されて途方に暮れていた。やがて窃盗容疑の黒人浮浪者をかばって雇い入れたエドナは、彼の協力を受けて自分の土地に綿花を作ることにする・・・。

評価★★★★/75点

いざとなると男はすぐ逃げるが、女は逃げない。男のオイラが言うのだから本当だ!?

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