お気に入り

最近のトラックバック

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月25日 (金)

夢のシネマパラダイス543番シアター:グエムル~漢江の怪物~

Guemuru3 出演:ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ぺ・ドゥナ、コ・アソン

監督:ポン・ジュノ

(2006年・韓国・120分)2006/09/20・盛岡フォーラム

評価★★★★/80点

内容:米軍基地から大量の薬物がソウルの中心を流れる河・漢江に垂れ流されてから幾年、、、突如、正体不明の巨大な怪物が出現。驚異的なスピードで動き回り、逃げ惑う行楽客を次々と喰い殺し始めた。河川敷で売店を営むカンドゥは、中学生の一人娘ヒョンソと逃げるが、あろうことかヒョンソが怪物に連れ去られてしまう。カンドゥは、父ヒボン、アーチェリーの名手である妹ナムジュ、弟ナミルとともにヒョンソを探し出そうとするのだった。が、政府は怪物が死のウイルスの宿主であると発表、怪物と接触した人々を隔離し始める・・・。

“最凶のたたり神グエムルvs怪物ポン・ジュノ!”

スパイダーマンの運動性能とプレデターの腐臭と醜さ、アナコンダばりの尻尾、もののけ姫に出てくる猪神・乙事主の遺伝子を有し、レリックそのまんまの形態を持った怪物グエムル。なんとまぁ凄んごいやっちゃ。

でも1番ピンときたのはブチ切れた時のカオナシなんだよね(笑)。千と千尋の・・。ドバドバ吐き出してるし。

また、巷では「WXⅢ機動警察パトレイバー」に出てくる“廃棄物13号”に酷似してるとか言われてるけど、、たしかに似てるかも。

でも、そんなことはグエムルの圧倒的存在感と予測不能の動きを眼前にすればどうでもいいことであり、今まで見てきたどのクリーチャーとも異なる唯一無二のオリジナリティあふれる怪物だったと思う。

そして、それは多分に映画のジャンルの壁を面白おかしく崩してしまうポン・ジュノ監督のなせる技によるところも大きい。

例えば、今まで都市を闊歩する怪物といえばゴジラやキングコングなど巨大怪獣が主であり、殺戮というよりはスケールの大きさと破壊神の象徴として描かれてきた一方、レリックやエイリアンなどのコンパクトサイズの怪物は地下や宇宙船内などの閉塞感極まれる逃げ場のない密閉空間で特定の人々を殺戮し、暴れ回ることによってその恐怖の真価を発揮してきた。

しかし、今回は体長10m程度と大きすぎず小さすぎずのコンパクトサイズの怪物が、しかもたった一匹、大都市ソウルを横滑りしながら疾走し、人間を丸呑みしてしまうという、今までありそうでなかった作り方をしているのだ。

それをグエムルにさらわれた娘をなんとか助け出そうとするパク一家に焦点を合わせることによって崩れたジャンルの壁をポン・ジュノ流錬金術で全く新しいものへと生まれ変わらせている。

さらに、暗がりの限られた密閉空間から真っ昼間のだだっ広い都市空間という180度異なる場へ放り出されたことによる恐怖感の減退、スケール感の無さといった不安要素も、グエムルのとにかく凄い動きと驚愕のリアリティでもって払拭するとともに、恐ろしいほどの開放感とユーモアセンスを織り込んでまたまたジャンルの壁を軽々と突き破ってしまっている・・・。

「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」でサンディエゴを我が物顔でのし歩くTレックスの肩透かし度とは天地の差だ。

特に圧倒的なリアリティに関しては唸るほかない。。

なによりも、この映画にまるでグエムルの尻尾に根こそぎ身体を持っていかれるかのごとく引きずり込まれたのは、グエムルの登場場面に尽きるのだが、ここで描き出されるリアル感というのは筆舌に尽くしがたい。

休日、のどかな昼下がりの河川敷という舞台設定にまずは驚かされるけど、真っ昼間てのがやっぱ特筆ものだね。そして、漢江に架かる橋げたにぶら下がって風に揺れなびいている“何か”に人々は気付くのだけど、この“何か”という感じがまた絶妙。

人々が指さしているのを見て観客のオイラも思わず目をこらして見ちゃったけど、えっ何?どこ?ん?何だあれ・・?みたいな。

ありふれた日常風景に混入している異物感というか、あるはずのない所から手首がニョキッと出ている心霊写真を見た時のような感覚で、あの橋からぶら下がっているグエムルの遠景ショットだけでオイラは背中を何か得体の知れない舌でザワリと舐められたような、そんな薄気味悪さを体感してしまった、、、と思ったが最後、オイラも河川敷を必死で爆走していた・・・。

凄い映画だ。

あと、電車の窓からフツーに異様な殺戮シーンが見えちゃうというのもまた絶品だし、アメリカがまき散らす情報操作にまんまと乗せられ右往左往する人々、そしてひと段落して事の真実がやっとで伝えられた時にはもうすでに人々の関心の俎上にも上っていないという顛末を痛烈なブラックユーモアで包んだかなり強烈なラストといい、このポン・ジュノという男、まさに怪物ですな。

とにかくこんなわけの分からない、しかしこんなに面白い怪物映画というのは今まで見たことがない。

ああ、ホント美味しかった~ゲップ、、ウィ~~

 ----------------------

クローバーフィールド/HAKAISHA

20080427_305407 出演:マイケル・スタール=デヴィッド、マイク・ヴォーゲル、オデット・ユーストマン、ジェシカ・ルーカス

監督:マット・リーヴス

(2008年・アメリカ・85分)2008/04/20・盛岡中劇

評価★★★/60点

内容:5月22日、NYマンハッタン。仕事で日本へ栄転となったロブを祝うため、アパートの一室で送別パーティーが開かれていた。ハッドは出席者のコメントを録るためビデオカメラを回していた。が、そんな最中、外で突然轟音が響き渡り・・・。

“怪獣映画、下からみるか?横からみるか?”

NY・セントラルパークで回収されたシロウトの撮ったビデオカメラを再生、そこに映っていた驚愕の映像とは!?

本編すべてが撮影者の主観視点で進む今までありそうでなかった、こんな映画一度は見てみたかったという、そんな願望を実現してくれたアイデアは秀逸。

なのだけど、フタを開けてみれば、、、ちと飽きた・・・(笑)。そして、ちと酔った・・・。

なまじ予備知識があっただけに、こんなもんかというかんじで。。

たしかに今までの怪獣映画なり、例えばウルトラマンなんかにしてもそうなんだけど、ほとんど全てが大局的視点で撮られていて、街中を暴れ回る怪獣の足下にいる一般市民は逃げ惑う記号としてしか描かれず、押しつぶされる建物や電車の中にいるはずの数多の人間は暗黙の了解のもとに黙殺されてきたわけで、その意味では怪獣映画というのは下から見上げるものではなく横から見るものだった。

そこに風穴をあけたのが金子修介の平成ガメラシリーズだったわけだけど、それをさらに極端にしたのが今回の作品といえばいいのだろうか。

ただ、例えばF1のTV中継で、時速300キロで駆け抜けるレーシングカーの車載カメラ映像はド迫力そのものだけど、それオンリーでレース中継が成り立たないのは自明の理で、今レースはどういう状況にあるのか、その中でこの車はどういう位置にいるのかという俯瞰視点はどうあっても必要になってくるわけで、それがなければ様々なドラマ、言い換えれば物語なんて生まれるはずもなく、、、それと同じことが今回の映画にもいえるのではないかなと思ってしまった。

つまり、カメラが1つ所に固定されることによる制約が物語を封殺してしまっている典型的な例だと思うんだけども、ことディザスタームービーに関しては、主観アングルというのは弱点というか失うものの方が大きいんだなということを実感してしまったような・・。

逆にそれが有効になるのは、限定されたシチュエーションや密閉空間に閉じ込められてしまった場合であり、最近では左目以外の自由を奪われてしまった男の視点で描かれる「潜水服は蝶の夢を見る」(2007)やテレビ局の取材クルーが出向いたアパートで起こる恐怖を描いた「RECレック」(2007)といった作品があるけど、これらの作品は主観アングルという制約が無理なく活かされた映画になっていると思う。

要は、主観アングルというのは、カメラの動きが制限されているのだから、観る側にとっては苦痛の方が大きいわけで、それを逆手にとるには基本的には何らかの自由を奪う設定にするしかないというのが自然な流れなのだ。

ところが今回は、プロデューサーのJ・J・エイブラムスの言葉を借りれば、“モンスターをあまり見せないように隠したかった”から主観アングルにしたというではないか。

ななんと、自由を奪われたのは他でもない怪獣だったというオチ・・・(笑)。

そう考えるとこれほど本末転倒な怪獣映画もなかろう。

思う存分暴れ回るために生み出された怪獣がカクレンボをしなければならないなんて・・・。

そして、この奪われた自由の枷を軽減し映画としてまがりなりにも成り立たせるために、主人公たちがむざむざ竜巻の中に突っ込んでいくかのようにパニックの渦の中心に歩を進めるように仕向け、あげくの果てに小型モンスターという反則技まで繰り出してくるシナリオは、かなり説得力に欠けるし、未知の何かがヌラリと視界の隅に入ったのにそれをカメラで追おうとしないところなどもどうしても気になってしまう。

この主観アングルに、裏で緻密に操る計算されつくした神の目を感じ取ってしまう不純なオイラは、もう途中から飽き飽きしちゃって・・・w。

手ブレのハンディカメラという点でも、スピルバーグの「プライベート・ライアン」(1998)や「宇宙戦争」(2005)といった先達があるし、なにより9.11同時多発テロという現実に勝るものはなかろう。

ま、こういうのは何も考えずに見ればいいんだけどさ。ブレブレのカメラに酔ってついつい考えさせられちゃったんだよ(笑)。。

しかし、あの怪獣、オイラがゴキブリに次いで大っ嫌いなカマドウマに肢体が似ていてイヤだ!!

 ----------------------

ジェヴォーダンの獣(2001年・フランス・138分)MOVIX仙台

 監督:クリストフ・ガンズ

 出演:サミュエル・ル・ビアン、ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ、エミリエ・デュケンヌ

 内容:1764年、フランスのジェヴォーダン地方で、100人を超える人々が謎の魔獣に惨殺された。獣の正体を突き止めるべく、科学者フロンサックらが派遣されたが・・・。フランス史上最大の謎と語り継がれる連続殺人事件を映画化。

評価★★★/60点

“東京フレンドパーク風にいえば、4,5本ダーツを持っているにもかかわらず、全部的をハズしたか、たわしを当ててしまったかといったかんじ。”

ていうかダーツは1本でいいのよ。的を的確に射てくれればさ。

どうもこの映画は欲張りすぎて逆にドツボにハマッちゃってるかんじなんだよな。数打ちゃ当たるじゃダメダメだってことをこの映画はモロにやっちゃってる。

ま、好意的に名付ければ、フランス成人版もののけ姫といったところか。。海を渡ってやって来た鎮西の乙事主も、フランス版では鎮西ではなくアフリカになっちゃうのね。ふーん・・。

夢のシネマパラダイス446番シアター:隠し砦の三悪人

Poskakushi 出演:三船敏郎、千秋実、藤原釜足、上原美佐、藤田進

監督・共同脚本:黒澤明

(1958年・東宝・139分)

評価★★★★★/100点

内容:目的達成のために難関を潜り抜けていく男たちの脱出行を、スリルとサスペンスとユーモアたっぷりに描いた痛快娯楽アクション。戦国時代、隣国の山名家と戦って敗れた秋月家は、世継ぎの雪姫を擁して隠し砦にこもった。姫の護衛を務める秋月の侍大将・真壁六郎太は、近くの泉に隠しておいた軍資金200貫を取り出して、同盟国の早川領へ脱出を計る。六郎太は近くの沢で2人の貧しい農民、又七・太平と出会い、雪姫の身分を隠した上で、彼らを脱出に利用することを思いつくが・・・。ちなみに漫才コンビのような2人の農民(千秋実と藤原釜足)はあの「スター・ウォーズ」のC-3POとR2-D2のモデルになっているといわれている。

“「又七ぃ、仲良ぐすべぇなぁ。」「んだぁ。仲良ぐすべぇ」”

もう最っ高です。

最近「雨あがる」を観たのだけど、槍を振り回すお殿様と主人公(寺尾聰)のおちゃらけ腕試し試合などほんの一瞬で霞んでしまうくらい、もっのスゴイ六郎太と田所兵衛の一騎打ちをはじめとして見所は満載!

何が凄いって、この一騎打ちの場面に象徴されるように、命をかける荒い息遣いがヒシヒシと伝わってくるのが黒澤映画の凄いところだ。

そしてなによりあの一騎打ちの場面では、武士の作法に則らずに、負けた田所兵衛の首を討たないで「また会おう!」と言い残して颯爽と立ち去る六郎太の姿に自分の血は踊りまくるのである。

黒澤映画に出てくる人間は皆生きることに必死だ。一生懸命だ。それはこのような娯楽大作においても変わらない。

生きることに必死なその分かりやすい形として、果てることのない欲に捕われつづける又七と太平のコミカルな人物造型も出色の出来栄え。

雪姫はなんだかオーバーヒート気味のロボットを見てるみたいだったけど、それもまた良し。楠田枝里子の若かりし頃だったりして(笑)。。

何度でも言ったる。ホント最高っス!

 ---------------------------

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

488 出演:松本潤、長澤まさみ、椎名桔平、宮川大輔、甲本雅裕、高嶋政宏、阿部寛

監督:樋口真嗣

(2008年・東宝・118分)盛岡フォーラム

内容:時は戦国時代。とある地方に秋月、早川、山名という3つの国があった。ところが、秋月が山名に攻め入られ脆くも陥落。しかし、山名勢が秋月の城を血眼になって探しても秋月の莫大な軍資金である黄金百貫はもぬけの殻だった。そんな折、その軍資金探しの強制労働をさせられていた武蔵(松本潤)と新八(宮川大輔)は隙をみて逃走、すると偶然にも滝のほとりで黄金を見つける。が、そこに六郎太という男が現れ・・・。

評価★★☆/50点

黒澤明のオリジナル作はオイラの中の邦画ベスト5に必ず入ってくるほど大好きなので、そのリメイクとなるとどうしても辛口にならざるを得ないんだけど、そう思う間もない駄作だったというオチ・・・(笑)。

滅亡の危機にある秋月家の姫君御一行が、お家再興を目指して軍資金を持って敵領内を通って同盟国に脱出するという設定は面白くならないはずがないので、このリメイクのキモは映像面、特に監督がCG特撮畑の樋口真嗣だけに、どんだけスケール感たっぷりのスペクタクル映像を見せてくれるのかと期待していたのだけど。

が、、フタを開けてみたら、満足度はかろうじて50%に届くか届かないかといったところ・・・。と同時に、いかに黒澤オリジナル作が素晴らしくスゴイ映画なのかということを実感できたという点では意義のある今回のリメイク作だったのかもしれない。。

まずは肝心の映像面だけど、例えば冒頭、武蔵(松本潤)と新八(宮川大輔)が雪姫(長澤まさみ)を追って岩山を駆け上がると眼下に隠し砦があるというシーン。

オリジナル作では、かなり傾斜のキツく見える瓦礫の小山を農民の又七(藤原釜足)と太平(千秋実)がヒィヒィ言いながら、時おり足をとられて滑り落ちたりして、そしてなんとかてっぺんまで登ると思わずのけぞってしまうほどの眼下に隠し砦が小さく見えるという、とにかくこのシーンひとつとっても、CGなどない時代でも創意工夫によってスケール感とダイナミックさが出せることを如実に示していて、そこは例えば「天国と地獄」(1963)なんかでも顕著なんだけど、望遠レンズの使い方や俯瞰ショットの構図など奥行きや広がりを意識した空間の切り取り方と見せ方がハンパなく上手いんだよね。

ところがだ、今回の映画ではちょちょいのチョイで岩山を登っちゃうんだ、、、そこで観てるこっちとしてはあれっ?と思っちゃうわけ。。

んで、この映画はそういうあれっ?て思うシーンのオンパレードなのよ(笑)。

オリジナル作でも見せ場だった、六郎太の凄みがあらわになる疾駆する馬上での殺陣シーンも作りもの感が否めず、大団円に出てきたドでかい第二の隠し砦でのあくせくしたアクションも含めて、生の息遣いが聞こえてこないただのアトラクションにしかなってないのには正直ガックリきた。

さらにだ、面白くならないはずがないストーリー設定を面白くなくしてしまう芸当にもただただア然・・・。

オリジナル作ではコメディリリーフ役を担っていた又七・太平のうち片方を若い主人公にすることで、視点を変えてきたのは悪くはないのだけども、ストーリーを転がしていってくれるコメディリリーフ役不在の補填となるべき物語の強度は脆弱そのもので、まさか高嶋政宏のホモ代官に笑いの要素を全部詰め込んだわけでもなかろうにww。

まぁ、この監督さんが人間ドラマを描けないのは以前から分かってたことだけど、主人公を代えたことで主となるはずの雪姫と武蔵のラブストーリーになんのカタルシスも生み出せないのだからもうどうしようもないわな。

“裏切り御免”ならぬ“斬り捨て御免!”だな。。

2009年9月22日 (火)

夢のシネマパラダイス17番シアター:人は泣き、笑い、叫び、そして歌う

エディット・ピアフ~愛の讃歌~

Lavieenrose_2_1a 出演:マリオン・コティヤール、シルヴィー・テステュー、パスカル・グレゴリー、エマニュエル・セニエ

監督・脚本:オリヴィエ・ダアン

(2007年・仏/英/チェコ・140分)WOWOW

内容:1915年、フランス・パリ。第一次大戦に出兵中の父、路上で歌を歌い日銭を稼ぐ母のもとに生まれた少女は、その後祖母が経営する娼館に預けられた。やがて兵役から戻った父に引き取られると、路上で大道芸をする父の手伝いをする中で、自らも人前で歌うことを覚える。そして1935年、彼女はパリ市内の名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレにスカウトされ舞台に立ったことで大きな転機を迎えることになる・・・。伝説のシャンソン歌手エディット・ピアフ、彼女の47年間の激動の生涯を綴った伝記映画。アカデミー主演女優賞を受賞。

評価★★★☆/70点

晩年のエディット・ピアフと若かりし頃のエディット・ピアフをランダムにクロスオーバーさせた構成はあまりにも拙く、伝記映画としては下手な部類に入ると思うのだけど、マリオン・コティヤールの圧巻の演技が全てをわしづかみにしていったかんじで、終わってみれば映画の中に引きずりこまれっぱなしの140分だった。

とにもかくにもマリオン・コティヤールのバケモノ演技は必見で、エディット・ピアフはどういう人物でどういう人生を送ったのか、それすら途中からどうでもよくなってくるほどだ。

普段の下卑た声と話し方から一転、歌いだすと天性の歌姫に変貌する様は、自分の世代からいうと美空ひばりよりは浜崎あゆみと通じるものがあるように思うのだが、歌うことをやめたら自分を信じられなくなる鬼気迫る姿を全身で表現し、身を震わせて歌うという言葉を文字通り体現したエディット・ピアフ=マリオン・コティヤールに圧倒され、思わず涙してしまった。

特に、彼女の初コンサートシーンで、あえて歌声を流さず、ステージ上での彼女の一挙手一投足のパフォーマンスのみを静謐に捉えた演出は白眉で、ただただスゴイの一言。

どうやら歌のシーンはほとんどがピアフ本人の本物の歌声を吹き替えしてるそうだけど、それにしたってマリオン・コティヤールの演技は絶賛されてしかるべきで、アカデミー賞獲ったのも納得できる。

音楽映画では、ビョークの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000)以来の衝撃を味わわせてもらった。

それにしても「TAXi」シリーズで、ことあるごとにエッチをすっぽらかされるコメディエンヌぶりとエロ可愛さが印象的だったマリオン・コティヤールが、こんな怪演を見せるなんて思いもしなかったなぁ・・・。

女優って、凄い。。

 -----------------------

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年・独/仏/米/キューバ・105分)早稲田松竹

 監督:ヴィム・ヴェンダース

 出演:ライ・クーダー、伝説のキューバ・ミュージシャンたち

 内容:ライ・クーダーがキューバ音楽の古老たちと創り上げたアルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」は世界中で100万枚以上のセールスを記録。1997年のグラミー賞を受賞した。そんなキューバ音楽に魅せられたヴェンダースとライ・クーダーが綴る情緒豊かな街並み、アムステルダムでのコンサート、NYカーネギーホールでの歴史的ステージ、そして人生の哀歓をキューバ音楽とともにフィルムに収めた音楽ドキュメンタリー。

評価★★★☆/70点

とにかく地味。とにかく無欲。とにかく生きる。とにかく歌う。とにかく現役。とにかく刻む。

彼らの魂を、伝説を、ロマンスを、、人生を

 -----------------------

サラフィナ(1992年・南ア/英/独・97分)NHK-BS

 監督:ダレル・ジェームス・ルート

 出演:ウーピー・ゴールドバーグ、レレティ・クマロ、ミリアム・マケバ

 内容:1968年、アパルトヘイト政策下の南アフリカ。ソウェトの黒人居住区に住むサラフィナはスターになることを夢見る高校生。担任でもあり、アフリカの真実の歴史を教え込む良き歴史教師のメリー先生のもとで楽しい学校生活を送っていた。そんな学校生活で1番の目玉は学園祭。そしてその学園祭でサラフィナたち生徒はメリー先生の指導のもと、出し物にネルソン・マンデラを主人公にした創作ミュージカルをやろうとするのだが、、、そんなある日、子供たちに危険思想を植え付けたとしてメリー先生が警察に連行されてしまう。。。学生によるアパルトヘイト抵抗運動「ソウェト蜂起」をテーマにした同名ブロードウェイミュージカルの映画化。

評価★★★☆/70点

“人は泣き、笑い、叫び、そして歌う”

単なるメッセージ映画としか言いようがない出来なのが惜しいが、この映画にみなぎるパッションとエネルギーにはもの凄いものがある。

それゆえミュージカル仕立てにした真意も空回りしてしまっているのだが。。

しかし、対話の中で歌ほど人の心に届きやすいものはないわけで。ただの言葉よりも。

絶望と希望の狭間でうごめく人々、その人間性の最後の拠り所として歌ほど大きい力はないのはたしかなのだ。

2009年9月21日 (月)

夢のシネマパラダイス183番シアター:相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン

B03000002197 出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、高樹沙耶、岸辺一徳、平幹二朗、西田敏行

監督:和泉聖治

(2008年・東映・117分)WOWOW

評価★★★/65点

内容:山中の電波塔で起きた不可解な惨殺事件。一方、特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が警護した代議士(木村佳乃)を狙って発生した爆弾テロ。現場に残されたナゾの記号から同一犯による事件であることを突き止めた2人は、犯人の次なるターゲットを割り出すことに成功する。しかしその標的となったのは、出場者3万人、観衆15万人の東京ビッグシティマラソンだった・・・。

“チェスじゃなくて将棋やろ・・・”

阿部寛&仲間由紀恵のトリックシリーズ以外ほとんどテレ朝系ドラマを見たことがないオイラは、相棒シリーズも全く見たことがなく・・・。

しかし、水谷豊が紅白に出るまでに再ブレイクさせたこのドラマは気になってはいて、今回の劇場版で相棒デビュー!

ということで見たんだけど、静の杉下右京と動の亀山薫の好対照なキャラクターはバディムービーとしてはかなり魅力的なものになっていて、相棒シリーズの人気の理由が分かった気がした。

普通、バディムービーといえば、2人とも足で稼ぐ行動派がほとんどなのだけど、これは片方を冷静沈着かつ頭脳明晰な知性キャラにすることで、本格的推理力という要素が加わり、今までありそうでなかった新機軸のバディ(相棒)ムービーになっていたと思う。

題名にそのものズバリの相棒と名付けただけのことはある。

また、肝心の中身の方も、映画だからデラックス化されてるのかもしれないけど、謎の暗号が導く連続殺人とその行き着く先にある無差別テロ、そして事件の裏に秘められた復讐の背景と事件後のエピローグ、、、と、なかなかテンコ盛りの内容になっており、飽きずに最後まで見ることができる。

が、しかし、、「踊る大捜査線」のようにキャラクターに深い思い入れが別段あるわけでもないオイラからすると、どうしても引っかかってしまうところが出てきて。。

特に、前半、パズルをはめ込むような理詰めで攻めてきた猟奇殺人犯が、後半、一転して情はさみまくりの犯人像になってしまうギャップの大きさと、どこまでも西田敏行でしかない西田敏行がこんな大罪を犯せるわけがない(笑)という根本的なディテールからして引っかかってしまうし・・。

西田敏行がチェス??どっからどう見たって将棋やろというw

その中で、イラク戦争で拉致された日本人ボランティアとその家族に対する自己責任バッシングという日本人なら身に覚えのあるであろう現実性と、非現実的な犯人像が乖離したまま大団円の東京マラソンを迎えるので、自分もランナー(=一般大衆)という対象者にされてしかるべきところもただの傍観者でいざるを得ず、突き刺さってくるべきメッセージがイマイチ伝わってこないのはイタかった。

まぁ、TV企画の娯楽映画という枠からすれば、このレベルがいっぱいいっぱいなのかもしれないけどね。。

2009年9月14日 (月)

夢のシネマパラダイス52番シアター:我が最大のヒーロー!インディ・ジョーンズ!

レイダース失われた聖櫃《アーク》

Raiders0出演:ハリソン・フォード、カレン・アレン、ウォルフ・カーラー

監督:スティーブン・スピルバーグ

(1981年・アメリカ・115分)

内容:1936年、考古学者インディアナ・ジョーンズ博士は、軍情報部の依頼で、モーゼの十戒を収めた伝説の秘宝、聖櫃探しの旅に出る。ヒマラヤで恩師の娘マリオンと会い、埋蔵地の手掛かりを得るが、ナチスのスパイに邪魔をされてしまう。カイロへと飛んだジョーンズは、遂に埋蔵地をつきとめるのだが・・・。

評価★★★★★/100点

10歳の頃のBEST1は間違いなくインディシリーズだった。初見は懐かしの水野晴郎の饒舌ぷりが懐かしい金曜ロードショーだったと思うが、まさにバイブルだった。

どれほど夢と楽しさを与えてくれたか計り知れない。

あれから長い月日を経た今でもそれは変わらないし、聖櫃のように封印されることなく今後もこの気持ちは変わることはないだろう。

 ----------------------

インディ・ジョーンズ魔宮の伝説

Plx052235_1 出演:ハリソン・フォード、ケート・キャプショー

監督:スティーブン・スピルバーグ

(1984年・アメリカ・119分)

評価★★★★★/100点

内容:前作レイダースの1年前にあたる1935年。上海からインドの奥地にやって来たインディは、村人から聖なる石の奪回を頼まれる。そしてインディは、ジャングルの奥地にある魔の宮殿に向かう。

“古き良き時代の映画を全く恥じることなく踏襲しているからこそ、広く観客の支持を集めた映画。そして観る側にも作る側にもそれを許す土壌があった最後の時代・・・その時代に出てきたまさに伝説たりうる映画。”

インディ・ジョーンズシリーズで古典ものの影響をこれ見よがしにさらけ出してみせたのはこの映画が1番だろう。のっけから往年のミュージカルを思わせるレビューショーから始まるのだから。

特に踊り子たちを真上から撮るショットなんて「四十二番街」でのいわゆるバークリー・ショットといわれる有名な手法。

さらにインドの邪教集団が出てくる活劇は「ガンガ・ディン」そのもの。その他にもいろいろ影響を受けてる映画はあると思うけど、大体がインディシリーズの舞台となった1930年代に公開されてる映画だ。

まさに古典、クラシック。

この映画のスゴイところは、往年の古典的な要素をベースとしてツボを押さえたSFXを随所に散りばめて展開させている点で、まず最初に特撮ありきという映画ではないということが長く人気を保っている所以なのだと思う。

そういう点では同年に公開された「ゴーストバスターズ」と比べれば一目瞭然。当時のSFXをふんだんに駆使した「ゴーストバスターズ」はただ新しいだけの映画であり、20年経った今ではただ古いだけの映画・・。では、インディ・ジョーンズはどう形容できるかといえば、“古くて新しい”といえるのではないかなと。

“古くて新しい”という一見水と油ともいえる要素をくっつけることだけでもスゴイことなのに、この映画ではうまく調和させてるんだからホント脱帽もの。

具体的なシーンを挙げれば、セスナ機からゴムボートをパラシュート代わりに使って飛び降りるという合理的に考えればこんなんあり得ないだろというシーン。

このシーンは時代は下ってしまうけど、おそらく007から来ていると思うのだけど、007映画もスパイ映画という1ジャンルを確立したいわば古典(ただ、スパイ映画の本流をたどれば間違いなくヒッチコックに行き着くが)。007なんか今でも平気でああいうシーン出すけど、007だから許される手法だと思うわけで。今の映画ではまずあり得ないシーンでしょ。

ともかくそういう古典的要素を踏襲しながら新しい要素を付け加える。このシーンでいえば、ゴムボートが着地した後、さらに谷底に落ちていくという息もつかせぬ二段落ちを見せる。ここで特撮を使ってて、まさに古くて新しいという典型だと思うわけで。

だから全く嫌味にならずに楽しく見れるのだと思う。さらに同じ手法をとっているシーンが随所に見られるわけで、“完璧なご都合主義”とでも形容すればいいだろうか。

さて、この映画が公開された1980年代というのはSFXが映画自体に占める割合が格段に大きくなるまさに初期段階。

もちろん火付け役となったのは1970年代の終わりにつくられた「スター・ウォーズ」と「エイリアン」だけど、ちょうど魔宮の伝説が公開された84年には「ターミネーター」と「ゴーストバスターズ」が公開され、画期的ともいえるSFXがクローズアップされた年。

そしてだんだんと映画自体そのものよりもSFXという技術に目がいくようになり、しまいには映画自体がSFXに食われてしまうという悲惨な映画も次々に生まれてきたりして・・。

つまり、古典的な要素と新しい要素の均衡が取れなくなっていくわけで、まさに1984年あたりの時代はそういうアンバランスが現出してくるちょうど境目にあたる時代だといえる。

要するにこの魔宮の伝説というのは、古い要素と新しい要素のバランスが取れていた時代の最後の作品なのではないかな、と。。

85年には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でしょ。まさに境目に位置する伝説たりうる映画だよね、この2作は。

そしておそらく「ターミネーター2」の1991年あたりでバランスは完全に崩壊した。前年の1990年に「BTF3」、1989年に「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」だからね。

となると、当然インディ・ジョーンズ4作目の製作が進まなかったという理由も分かる気がするんだよね。古典的要素と新しい要素のバランスがとれなくなった90年代そして2000年代。

例えば「ハムナプトラ」なんかを見てもインディ・ジョーンズ4作目は作らない方がいいのではないかなと思わざるをえない。

「ハムナプトラ」はあれはあれで面白いのだけど、古典的要素と新しい要素のバランスはとれないんだ!と最初から開き直ってるからね。インディ・ジョーンズがああなったら困るなぁ。不安。。

 ----------------------

インディ・ジョーンズ最後の聖戦

Indiana6 出演:ハリソン・フォード、カレン・アレン、ケート・キャプショー、ショーン・コネリー、リバー・フェニックス

監督:スティーブン・スピルバーグ

(1989年・アメリカ・127分)

評価★★★★★/100点

内容:ナチス・ドイツが猛威を奮っていた1938年。インディは行方不明の父親と、キリストが最後の晩餐で使ったという“聖杯”を探しにベニスへ飛ぶ。

“インディ・ジョーンズを子供の頃に観て、考古学者になる夢を抱き、実際に考古学の道に進んだくらいだから、もう言葉では言い表せません。ちなみに実際の考古学はあそこまで命がけではありません。あしからず。”

今見返してみると、香港映画にも負けず劣らずのご都合主義のオンパレードなんだけどね(笑)。そのことについては魔宮の伝説で述べた通りです。

ま、逆にそれを見るのがうれしくて楽しいんだよねw

 ----------------------

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

20080712_180743 出演:ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、レイ・ウィンストン、カレン・アレン、ケイト・ブランシェット

監督:スティーブン・スピルバーグ

(2008年・アメリカ・124分)盛岡フォーラム

評価★★★★/75点

内容:1957年、米ソ冷戦の真っ只中。女諜報員スパルコ率いるソ連秘密部隊は、インディを捕らえ、宇宙の神秘を解き明かす力を秘めているというクリスタル・スカルの探索を強要する。スキをみて脱出したインディだったが、今度は母親を誘拐されたという青年マットと出会い、南米に向かうことに・・・。

“X-ファイル・ザ・ムービー/ファイナル・ディシジョン!?”

X-ファイルのモルダーとスカリーが出てくる映画かと見紛うばかりのオチには少し引いてしまったところもあったけど、まずは自分にとっての最大のヒーローの復活を素直に喜びたい。

冒頭のシルエットと後ろ姿の登場シーンには我が身が打ち震えちゃったもん。

とともに、ハリソン・フォードあってのインディ・ジョーンズなのだということも痛感。おなじみの服とムチを身に付けたハリソンの出で立ちは19年前よりもよりいっそうしっくりきているかんじで、ラストにシャイア・ラブーフからトレードマークの帽子をひったくるシーンに象徴されるように、まだまだ現役バリバリのインディの姿を見れたことはファンにとっては嬉しいかぎり。

また、VFX技術最盛の今にあって、30年代冒険活劇映画を意識した程よいローテク感と、“スピード感のない”マンガ的なアクションをオリジナルからしっかりと継承し、インディ・ジョーンズの世界観を壊さなかったのもファンとしてはひと安心。

ジェイソン・ボーンやダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドのようなリアルな肉弾アクションはインディ・ジョーンズには必要ないわけで、そこらへんは変に欲を出さずに演出してくれて良かった。

ヤヌス・カミンスキーの映像にどうしても硬さが出てしまうのはちょっと気になったけども。。

さて、どうしても触れないわけにはいかない“グレイ”なオチの内容だけど、旧約聖書に登場する神秘のアーク、インドの邪教集団の黒魔法、キリストの聖杯という今までのネタからみても、オカルト超常現象+トレジャーハンター+アドベンチャーという要素を満遍なく取り入れた本シリーズが、いわゆる超古代文明のオーパーツと切っても切り離せない宇宙人来訪説ネタに行き着くのは今までのシリーズから脱線してるわけでは全然ないんだけども、、、真正面からおなじみのグレイの姿をバン!と出す必要があったかどうかは疑問ww。

まぁ、インディも年を食って50年代を舞台に設定せざるを得なかったことで、50年代B級SF映画の要素を取り入れるには格好の題材であることには違いなく、巨大アリの襲撃とか空飛ぶ円盤なんてその象徴のようなものだしね。

ただ、B級のつくりでバリバリのA級であることがインディシリーズの強みであったとすれば、今回はあのオチでホンマもんのB級になっちゃった感が強く、伝説であり続けた30年代のインディがエルビス・プレスリーのロックとともに幕を開ける50年代で生きるのはギリギリ限界なのかなとも思ってしまった・・・。

ネバダの核実験に遭遇し、冷蔵庫に隠れて難を逃れるシーンなんてだいぶムリがあるし(笑)。。ここはB級に描くところじゃないやろと・・・。

しかし、その中で、敵役スパルコ大佐に扮したケイト・ブランシェットが、往年の大女優マレーネ・ディートリッヒを彷彿とさせる雰囲気を出していて、映画のバランスを保っていたのはさすが。

まぁ、とにもかくにも作られることはないだろうと思っていた4作目が作られたってだけでもありがたいこった。手ぐしを手放せないリーゼント頭のマット(シャイア・ラブーフ)へとバトンが受け継がれていくのかも気になるところだけどね。

ところで、インディがCIAの前身であるOSSに所属していたというのは意外。ようするにスパイ活動もしていたことがあるってことでしょ。

その頃を舞台にしたスピンオフ作品も見てみたいものだけど、ハリソンの年齢を考えるとやっぱムリか・・。

とにもかくにも「インディ・ジョーンズ~墓泥棒と冒険家と、時々、教授~」は永遠に自分の心の中に残り続けていくことだろう。

また、いつかその扉のカギを開く時がやってくることを願いつつ・・・。

 ----------------------

(おまけ)

トゥームレイダー(2001年・アメリカ・100分)日劇

 監督:サイモン・ウエスト

 出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・ボイト、ダニエル・クレイグ、ノア・テイラー

 内容:英国貴族の令嬢ララ・クロフトは、失踪した父の部屋で不思議な時計を見つけた。それは太陽系の惑星が直列に並んだときに生み出される無限のエネルギーを手に入れるための鍵で、世界を変える力を持つには十分すぎるほどのシロモノだった。その時計を執拗に狙う秘密結社から守るため、トレジャーハンター・ララが世界中を股にかけて飛び回る!

評価★★/45点

“水の中から上がったら透けスケじゃないとせっかくのタンクトップ着てる意味がないじゃん!”

ガキの頃見た「ポリスアカデミー」で女教官がプールから上がったときのシーンが思い出されたりとかなんとか、、、ワレは何を見とるんじゃ。。

 -------------------------

トゥームレイダー2(2003年・アメリカ・117分)ヴァージンシネマ六本木

 監督:ヤン・デ・ボン

 出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジェラルド・バトラー、シアラン・ハインズ、クリス・バリー

 内容:大地震の影響で、海底に沈んでいたアレキサンダー大王の神殿「ルナ神殿」が2300年ぶりに姿を現した。人類に災いをもたらす“パンドラの箱”の所在を示した黄金に輝く珠をめぐり、英国女王から依頼を受けたララと悪の一味の闘いが繰り広げられる。

評価★★★/60点

“ますます盛り上がる!

しかし兵馬俑は破壊しまくるわ、万里の長城をバイクで疾走するわ、わたくし考古学畑を歩いてきた者といたしましては遺憾千万!断じて許すことはできない

文化遺産に傷をつけるなんてトレジャーハンターとしての資格すらない最低女だ!

こりゃお仕置きしないとダメだな(笑)。

でもなぁ、サメに素パンチで勝っちゃう女だもんなぁ・・・。勝ち目はないか。

いやはやララさん、いよいよ盛り上がっちゃって。オイオイ・・

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2024年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ