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2009年7月16日 (木)

夢のシネマパラダイス211番シアター:マトリックスより面白いかも!?なSF映画特集

13F

13f_sml 出演:クレイグ・ビアーコ、グレッチェン・モル、ヴィンセント・ドノフリオ、アーミン・ミューラー=スタール

監督・脚本:ジョセフ・ラスナック

(1999年・アメリカ・100分)DVD

内容:コンピュータ・ソフトの開発者ホールは、ヴァーチャル・リアリティの技術を使ってコンピュータ内に1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた。ところが上司が殺害される事件が起こり、ホールが容疑者となってしまった。しかも彼にはアリバイがないどころか、犯行時間の記憶さえ失っていた。やがて彼は、殺害された上司が研究の過程で、1937年の仮想世界と現実世界を行き来していたことを知る・・・。

評価★★★☆/70点

こういう隠れたB級SFを見つけるとすごく嬉しくなっちゃうけど、まさか仮想と仮想の二段オチで来るとは想定外で、うまくダマされてしまいますた・・・。

なんか、「マトリックス」よりは、鈴木光司の小説「ループ」(リング・らせんの続編)の方を思い浮かべたんだけど。

あと、地味ぃ~な映画にあって存在感を出してた女優さんも色気があってグー!

ただ、“地の果て”をバカ分かりやすく描いちゃうところなど、稚拙なところも見受けられるのが難点で、、、まぁ、B級と思って見ればフツーに楽しめる作品だからいいんだけどさ。。

すでに人の一生は天によって決められている運命、、実は高次の存在(=神)に操られているちっぽけな存在の現実世界。こういう妄想!?の映画化って実は大好き(笑)。

昔はよくそんなこと妄想してたけど、、今は現実を生き抜くので一杯いっぱいだわさ・・・。

でも、こういうヴァーチャル・アトラクションがあったら面白いだろうなぁ、、って考えてみれば面白い映画を観て、その世界の中に浸るってのもいっぱしのヴァーチャル・アトラクションなんだよね。

よし!これからもめくるめく映画体験を楽しむでー!

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ダーク・シティ(1998年・アメリカ・100分)CS

 監督・脚本:アレックス・プロヤス

 出演:ルーファス・シーウェル、キーファー・サザーランド、ジェニファー・コネリー、ウィリアム・ハート

 内容:ホテルの一室で目覚めた一人の男。傍らには見知らぬ女の死体があるが記憶が全くない。暗闇の街を彷徨う彼だったが、次々と出会う人物は謎めき、妻と名乗る女性の記憶すらない。そんな深夜12時。あらゆる時計が停止し、彼以外の人々は突然昏睡状態に陥ってしまった・・・。

評価★★★☆/70点

まるでゴキブリのごとく夜中にコソコソ出てきて人の心を喰う異星人、、ってあれだけ強力な超能力を使えるんだったらとっとと侵略しちゃえばいいのにという設定や、「マトリックス」の1年前の作品とは思えないハリボテ感覚もご愛嬌、SFものとしては意外に楽しめてしまう一品になっている。

SF畑の旗手になっていきそうな雰囲気のするアレックス・プロヤスの原点を知る上でも見て損はないだろう。

しかしこれ、押井守の「うる星やつら2」からかなりインスピレーションを得てると思うんだけどww。

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ニルヴァーナ(1996年・フランス・113分)NHK-BS

 監督:ガブリエル・サルヴァトレス

 出演:クリストファー・ランバート、ディエゴ・アバタントゥオーノ

 内容:2050年のクリスマス。ジミーは多国籍企業オコサマ・スター社のゲームクリエイター。彼が作り出したゲーム「ニルヴァーナ」は発売を3日後に控えていた。しかし、突然、ゲームのキャラクターであるソロがコンピューターウイルスに侵され、独自の感情“自我”を持ち始める。ソロは、何度も繰り返し殺される人生を送るのはイヤだと、自分自身のデータを消去し仮想世界から自分を自由にしてほしいと訴える・・・。

評価★★/40点

ジミーさん、そんなに頑張らなくたって大丈夫だって。あんなゲーム誰も買わないから(笑)。。

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アヴァロン(2000年・日本・106分)CS

 監督:押井守

 出演:マウゴジャータ・フォレムニャック、バディスワフ・コヴァルスキ、イエジ・グデイコ

 内容:失われた近未来。現実世界で生きる希望を失った若者たちは仮想戦闘ゲーム“アヴァロン”に熱中していた。それは時に脳を破壊し、現実に戻れない未帰還者をも生み出す危険な非合法ゲーム。そんなアヴァロンで注目を集める孤高の女戦士アッシュ。日増しにレベルを上げていくアッシュの前にある日、彼女のプレイを模倣し彼女を挑発する謎の戦士が現れる。アッシュはこの男の正体を探り始めるが・・・。押井守が実写とアニメをデジタル化しコンピュータで再現した革新的SFアクション。全編ポーランドロケを敢行し、戦争シーンではポーランド軍の全面協力を仰いでいる。

評価★★★/60点

エセ実写というフィールドに転職していくにはまだ経験値が低いし、ゴールドもまだまだ足りないんじゃないスかとしか言いようがない出来・・。

旧態依然としたものへの反逆なのか、新しもの好きの実験なのかどうかは知らんが、そういうこと以前に映画の文法が旧石器時代的な拙さに覆われているのだから呆れ返って言葉も出ないわな。

それでも異国の不可思議なオーラ漂う映像と印象的なスコアによって最後まで見れる風にはなっているんだけど、後には何も残らないという・・。

押井さん、自分のフィールドにお戻りなさい。あーた下手すると未帰還者になっちゃいますよ。ご忠告。。

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リターナー(2002年・東宝・118分)DVD

 監督:山崎貴

 出演:金城武、鈴木杏、樹木希林、岸谷五朗

 内容:依頼者からの情報をもとに闇の取引現場に潜入し、ブラックマネーを奪還、寸分無く依頼者にその金を送り戻す“リターナー”ミヤモトは、少年時代に親友を殺した男・溝口を見つけ出したものの、激しい銃撃戦の末に取り逃がしてしまう。だが、その現場に居合わせ、自分は82年後の未来から時空を超えてやって来たという謎の少女ミリから、地球存亡に関わる重大なモノの奪還を依頼される・・・。

評価★/25点

アメリカで公開すればパロディ映画間違いなし。

香港で公開すればなにかの海賊版間違いなし。

韓国で公開すれば日本映画ショボっと思われること間違いなし。

万国共通の理解、、、、奥行き狭まっ。。

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サウンド・オブ・サンダー(2004年・アメリカ・102分)WOWOW

 監督:ピーター・ハイアムズ

 出演:エドワード・バーンズ、キャサリン・マコーマック、ベン・キングスレー

 内容:西暦2055年、人類はタイムトラベルを実現していた。そしてシカゴの旅行代理店は、6500万年前の白亜紀にタイムトラベルして恐竜狩りを楽しむというツアーを主催していた。が、ある時、ツアー客の一人が気付かぬうちにごく小さな何かを過去から持ち帰ってしまったため、タイムトラベルの三原則<変えない・残さない・持ち込まない>が破られ、地球上の進化が大きく狂ってしまう。そして6500万年分の進化の波が地球に押し寄せてくるのだった・・・。

評価★★/40点

せめて十数年前の「ジュマンジ」(1995)並みのCG技術は使ってほしかったな(笑)。まっさか中学校の文化祭レベルでやって来ようとは思いもよらなかった・・・。

進化の波が次々に襲ってくるプロットを扱っていながら映画技術は退化かよっ。。

絶対にビッグ・バジェットを狙えるネタなのに、おもいっきりB級だし、そもそも恐竜狩りツアーって・・・。なんかよく分からんわ、この製作陣の頭中。。

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JM(1995年・アメリカ・105分)CS

 監督:ロバート・ロンゴ

 出演:キアヌ・リーブス、北野武、ディナ・メイヤー、ドルフ・ラングレン

 内容:電子化が極限まで進んだ西暦2021年、人類は電子機器から発せられる電磁波により“NAS”という奇病に苛まれていた。特定の情報を脳に埋め込まれたチップに記憶させる情報の運び屋ジョニーは、北京である情報を記憶するが、それは全人類の命運を賭けるものだった・・・。

評価★★★/55点

半径200mの世界で何やらちょこまかやってるというかんじ。。

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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年・東宝・98分)ANIMAX

 監督・脚本:押井守

 声の出演:平野文、古川登志夫、藤岡琢也、神谷明、千葉繁

 内容:友引高校の学園祭を明日に控え、あたる達は泊り込みで準備に大忙しだった。ラムも飛び入りしてのドタバタ騒ぎが続く中、なぜかあたる達は翌日も学園祭の準備を繰り返している。同じ毎日が延々と続いているらしいと気付いた教師のサクラは、生徒たちを校内から追い出して謎の解明に乗り出した・・・。高橋留美子の原作漫画のキャラクターを借りながら、大胆なオリジナル・ストーリーを展開した押井守の作家性が高く評価された劇場版第2作。

評価★★★/65点

生まれて初めてうる星やつらを見た自分が、この映画についてとやかく言うのはやめといた方がよさそう・・。そもそもこのTVアニメって、いつやってたの?全く見た覚えがないんだけど・・。

小・中学でドラゴンボールを見て育ったまさにドラゴンボール黄金世代のオイラには、うる星やつらのうの字も出てこないわけで・・。

原作も読んだことないし、TVアニメも見たことないわけだから映画と比較するべくもないんだけど、ただ押井ワールドの原点を垣間見れたという点においてのみ有意義な時間を過ごせたかな、と。。

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