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2009年4月 5日 (日)

夢のシネマパラダイス83番シアター:第三の男

第三の男

844greene08 出演:ジョゼフ・コットン、アリダ・ヴァリ、オーソン・ウェルズ、トレヴァー・ハワード

監督:キャロル・リード

(1949年・イギリス・105分)NHK-BS

評価★★★☆/70点

内容:第二次世界大戦直後、アメリカ・フランス・イギリス・ソ連の4カ国に分割占領されたオーストリアの首都ウィーン。そこでアメリカ人の作家ホリーは、訪ねる予定だった親友ハリーの事故死を知らされ呆然とする。彼の突然の死を不審に思ったホリーは、恋人のアンナや知り合いたちにハリーについて聞きまわる。そして、ハリーの正体が闇市場の黒幕で、粗悪なペニシリンの売買によって多くの犠牲者を出している事実を知らされる・・・。イギリスの代表的作家グレアム・グリーン書き下ろしの原作、アカデミー撮影賞受賞の白黒映画、アントン・カラスの音楽など、あらゆる点で高く評価されているサスペンス映画。カンヌ国際映画祭で作品賞受賞。

“ラスト、キムタクだったら、、、”

ラスト、並木道に佇むホリーの前を、ハリーの恋人で想いを寄せるアンナが悠然と立ち去っていく場面。

ホリーがキムタクだったら、、、

「おい、チョッ待てよ。ていうか何シカトしてんだよ。」

とキレる。

中居正広だったら、、、

「チョチョチョチョチョなに通り過ぎてんのチョット。」

「なに通り過ぎてんのかって聞いてんの。おい、おいっ・・・!!何か言えよ。。。無視?はぁ?何これ・・?フザケンなよ。なにカッコつけてんだよ。ていうかオレがただバカなだけじゃんこれって。オレが悪いのかよ。ていうかめちゃくちゃカッコ悪いじゃんオレ、、、ブツブツブツブツブツ・・・。」

と一人文句をたれつづける。

稲垣吾郎だったら、、、

「やぁ、これからワインでもどう、、、ですか、、あれっ?あのー、あれっ、行っちゃうんですか。あのー、ちょっと・・・。何なんだよ。。。

「フッw、はぁ~そっか。フッww、そうか、そうだよな。」

と一人で無理やり納得しようとする。

草彅剛だったら、、、

「あ、どうも僕です。あっ、あの、ちょっと待って下さい。。ちょっと僕の話を聞いて下さい。お願いします。僕の話を聞いて下さい。」

「ちょっと待てって言ってるじゃん。なんで無視するんだよ。お願いだから待ってくれよ。なんで僕の話を聞いてくれないんだ。なんでなんだよーー。。」

とその場にへたり込む。

香取慎吾だったら、、、

「うわっ、通り過ぎてくぅ。うわっ、完全無視。ヤッベェ、これって完全にフラれた。ヤッベー。」

「ウワッハ(笑)。ヤベェーこれって空しいぞ今。うわーー(笑)、、スマステられた、、ヤベェ頭おかしくなってきたぞ。今すぐ草彅くんと話したい。」

と一人でやけにテンション上がって興奮する。

さて、あなたは??主人公ホリーみたいになれるかな?

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カサブランカ

Img64 出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン

監督:マイケル・カーティーズ

(1943年・アメリカ・103分)NHK-BS

評価★★★/65点

内容:1940年、カサブランカはアメリカ亡命を願うヨーロッパ人たちの寄港地だった。酒場を営むリックの店へある日、通行許可書を求め、反ナチス運動の大物ラズロ夫妻が訪れる。その妻イルザはリックの元カノだった。2人は昔の想いを甦らせるが、ドイツ軍将校に追われる夫妻の窮状を知ったリックは、彼らを逃がす手助けをする。。第二次世界大戦下の仏領モロッコを舞台に、男と女、正義と悪のドラマが展開するロマンス映画。アカデミー作品・監督・脚本賞を受賞し、日本でも終戦直後に公開されて大ヒットを記録した。

“表向きはスタンダード、しかし実体は平凡のボン。。”

見るのが60年遅かったという一言に尽きる。

ボガートはカッコいいし、バーグマンの瞳に乾杯!だし、いろんな要素が詰まっているテーマを併せ持った映画なのは確かで、意外にユーモアにあふれていたりするのには良い意味で驚いた。

しかし、いかんせん単調に過ぎ、奥ゆかしさが足りない。

当時としてはドンピシャのタイムリーな企画だったと思うのだけど、今見ると平凡にしか見えない。

これって脚本が撮影に間に合わずに即興のシナリオを現場で作りながら撮影していたともいうし、今風にシナリオ変えてリメイクしたらけっこう良い作品になるんじゃないかなぁと思ったりもするけど、、、というのは、ソダーバーグの「さらば、ベルリン」(2006)で見事に裏切られちゃったけど・・。

それはそうと絶対リックとイルザは酒場の2階でメイクラブしちゃってるよねw。当時はそこらへんの表現規制も強かったんだろうけど。

リメイクはそこの部分をクローズアップして、、ってお前は何を見たいんじゃ・・・。

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さらば、ベルリン

20060921_126770 出演:ジョージ・クルーニー、ケイト・ブランシェット、トビー・マグワイア、ボー・ブリッジス

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

(2006年・アメリカ・108分)WOWOW

内容:1945年、ベルリン。ポツダム会談の取材のためベルリンにやって来たアメリカ従軍記者ジェイク。彼は専属運転手となったタリーが非合法に出国させようとしていた娼婦レーナと顔を合わせて驚愕する。戦前、ベルリン駐在記者時代にジェイクは、人妻のレーナと不倫の関係にあったのだ。その彼女の変貌ぶりに戸惑いを隠せないジェイクだったが、その矢先、タリーが謎の死を遂げる・・・。

評価★★☆/50点

グレタ・ガルボはたまたマレーネ・ディートリッヒを彷彿とさせるレーナ(ケイト・ブランシェット)の独壇場といった作品で、ラストのシーンなんかも「カサブランカ」を相当に意識したかんじになっているし、全体的にも「第三の男」なんかを連想させてそれなりに見応えはある。

しかし、観終わってみると、結局この監督は何をやりたかったんじゃ!?というのがよく分からんわというのが正直なところ。。

外側のパッケージだけカッコ良く見繕っても、オレはこれが撮りたいんだ!というメッセージが伝わってこないスカスカの中身だったら何の意味もない。

もし、オレはこれを言いたいんだ!というところが、昔の映画をオレは作れちゃうんだぜ!ということなのであれば、それは単なるエゴ以外の何ものでもない。

3DCGで塗りたくられたスカスカのアニメ映画と同じ範疇の映画を作ろうとしたわけではなかろうに・・・。

明快なコンセプトによるデザインのオールドファッションを着こなすファッションショー、、、しかし服は繕えてもそれを着こなすファッションモデルを作り上げることはできなかったようだ。。

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ダーク・ブルー(2001年・チェコ/英・112分)DVD

 監督:ヤン・スヴェラーク

 出演:オンドジェイ・ヴェトヒー、クリシュトフ・ハーディック、タラ・フィッツジェラルド

 内容:1939年、第二次大戦下のチェコ。チェコ空軍教官のフランタとその部下で親友のカレル、英国人女性のスーザン。3人をめぐる友情と恋を軸に、戦争や全体主義体制の不条理さをも浮き彫りにした戦争ドラマ。宮崎駿も絶賛した(そのためジブリcinemaライブラリーの1本となっている)、「コーリャ愛のプラハ」のヤン・スヴェラーク監督作。

評価★★★/55点

へぇ~、、宮崎駿って少女が表に出てこない映画も好きなんだぁ・・・(笑)。。

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シャーロット・グレイ(2001年・イギリス・121分)WOWOW

 監督:ジリアン・アームストロング

 出演:ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ、マイケル・ガンボン、ジェームズ・フリート

 内容:第二次大戦中、看護婦のシャーロットは、列車で知り合った役人リチャードとあるパーティへ出向き、そこで出会ったパイロットのピーターと恋に落ちる。しかし、彼は戦地へ赴き、フランスで行方不明になってしまう。彼の身を案じるあまり彼女は、諜報員になることを決意。堪能なフランス語を活かしてフランスへ潜入するが・・・。

評価★★★/65点

顔のアップが映し出されると、どっからどう見たってLOTRのガラドリエルなのだ!

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ラブ・アンド・ウォー(1996年・アメリカ・114分)Video

 監督:リチャード・アッテンボロー

 出演:サンドラ・ブロック、クリス・オドネル、マッケンジー・アスティン

 内容:第一次大戦末期の北イタリアで、傷病兵運搬の運転手をしていた米国人新聞記者アーネストが、爆撃を受けて赤十字病院に担ぎ込まれ入院。そしてそこの看護婦アグネスと恋に落ちる。。文豪ヘミングウェイの若き日の恋を、彼の残した手記や友人達の証言などをもとに映画化。

評価★★/40点

戦争と恋愛。ドラマティックかつ映画的に結びつきやすいテーマ。

、、が、まったくの時代遅れな描き方にほとほと閉口してしまう。

まぁ、この監督さんの特徴というか、初期の頃から良くも悪くもほとんど進化してないんだよね。また、それに輪をかけたようにキャスティングも最悪なんだわ・・ww。

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コンフィデンス 信頼(1979年・ハンガリー・106分)NHK-BS

 監督:イシュトバン・サボー

 出演:イルディコ・バンシャーギ、ペーター・アンドライ

 内容:第二次世界大戦末期、ナチス統治下のハンガリーのブダペストを舞台に、夫がレジスタンスとして地下に潜ったために独り身になった妻と、偽装のために彼女にあてがわれた仮の夫との微妙な心の動きを描く。。

評価★★★/60点

ああいう極限状況だと燃えるんだなぁ、、、究極の不倫!

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