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2009年4月27日 (月)

レアル・マドリー狂想曲第60番:ラウル!ハットトリック!!!

Photo カピタンラウル降臨

01-02シーズン以来勝ち星のない鬼門サンチェス・ピスファンでのセビージャ戦。前日に首位のバルサがバレンシアと引き分けたため、ここで勝てば勝ち点差が縮まるチャンス到来。

が、試合は前半からセビージャのイケイケドンドン状態・・・。

15分にレナトに頭でクロスを合わせられて先制されてしまい、その後もセビージャが6割近くのポゼッションを保ちつつレアルを凌駕していく。

が、ヘタフェ戦と同様、何も出来なかったレアルが前半終了間際にラウルのゴールで同点に追いつくのだから、レアルの勝負強さってのは恐ろしいものがあるな。まぁCLではすぐ負けちゃうからリーガに限ってのことだけどもw。。

後半は一転して盛り返したレアルが五分と五分に持っていき、後半17分にミゲル・トーレスの左からのクロスをラウルが左足ハーフボレーで決め逆転!

Photo_3 さらにその3分後にはイグアインの右からのクロスを相手GKバロップが弾いたところを見逃さずに押し込みラウルがハットトリックを決めてしまうのだから、もう最っ高ーー!!!

その後両者1点ずつ加えて4-2で逆転勝利を飾ったレアル。

これでバルサとは勝ち点差4。

さあ、次はいよいよクラシコ!ここで勝てば勝ち点1まで縮めることができるわけで、まさに雌雄を決する天王山。メイクミラクルの舞台は整ったぞ。

2009年4月24日 (金)

レアル・マドリー狂想曲第59番:ぺぺやっちまったなぁ・・

首位バルサとの勝ち点差6を保ったままなんとか食らいついているレアルの第32節、ヘタフェ戦。

Realmadridvsgetafe 今日の布陣は、、、                  

  ラウル     フンテラール

 ファンデルファールト                  イグアイン

            グティ       ガゴ

 マルセロ                          Sラモス

          カンナバーロ     ぺぺ

                 カシージャス

スナイデルは今季絶望、ロッベンは足の状態が思わしくなく、大事をとって控えに。

試合は、前半早々からヘタフェペースになってしまい、9分にはグラネロの右からのクロスをソルダードに決められて先制されてしまう。2人ともレアルのカンテラ出身なのでなんとも苦々しい失点・・。

しかし、それに奮起するわけでもなくジリ貧サッカーを繰り広げたレアルは前半何も出来ず・・・。

今世界一美しいサッカーを披露しているバルサや、先日のリバプール×アーセナルを見てもそうなんだけど、ハーフコートでフットサルかミニゲームでも見せられてるかのようなコンパクトなサッカーを展開してるんだけど、今のレアルはそういう視点で見るとかなりユルユルで、選手個々の距離感も間延びしちゃってるんだよね。だから1つ1つのプレーに無理が出てきて、個の力のみで打開せざるをえない窮屈なサッカーになっちゃってるんだわさ。

ロッベン頼みのサッカーから脱却できないのも今のレアルのサッカーを見ると致し方なしか。。ロッベンをスタメンから外した今日の試合の前半なんてその典型的な例になっちゃったしな。

そんなことをファンデラモスも感じたのだろう、前半終了間際にイグアインのゴールで同点としたものの、このままでは試合が動かないと業を煮やした監督は後半初めからロッベンをラフィに代えて投入。

すると途端にレアルのサッカーが好転しちゃうんだから、サッカーてのは面白いねぇ。と同時に様々なドラマが待ち受けていようとはこのとき誰も想像だにしなかった・・。

後半11分、その後に起きる大惨事の伏線となるぺぺに対するイエローカードが出され、14分にはカンナバーロを下げてハビガルシアを入れるという冒険に打って出たファンデラモス。これで、カンナのスペースにガゴが下がったものの、ぺぺの役割はより重大なものになった。

16分にはゴール前でアルビンに倒されたのに何もお咎めなしの判定に対し審判に抗議するぺぺ。さらにその1分後には、ロッベンがまさかの負傷退場で、ドレンテ投入。

そして、後半38分に、アルビンに豪快に決められて1-2となってしまったが、これは完全にカンナを下げたことによるカバーリングミスによる失点で、カンナがいれば防げた失点だった。

が、個人的にはファンデラモスの采配を責める気にはなれない。ここまでのリスクを負わさせないとレアルのサッカーが動かなかったのは事実だったと思うわけで、勝ち点3をもぎ取らなければならなかった中で点を取りに行くためには、この監督の賭けは有りだっただろう。というかけっこうお堅い監督さんだと思ってたので、こういうある意味運否天賦的な面白い采配をするとは思わなかったな。

まぁマルセロをラテラルからハーフに上げたり、けっこう的確かつ面白い采配するんだよね。とはいえ契約は今シーズンまでで、今夏には会長選挙もあるしほぼクビになることは間違いないだろうけど。。

Photo さて、試合はその後劇的な展開を見せていく。

後半40分にグティが直接FKを決めてすかさず同点にするが、その2分後にぺぺの問題のシーンとなった。

ヘタフェのカウンターから抜け出したカスケロを、カバーリングに追いつけなかったぺぺがペナルティエリア内で押して倒してしまう。

Photo_2 が、我を忘れたぺぺはその直後、カスケロを2度に渡って蹴り上げてしまったのだ。

1回目の蹴りはボールを外に蹴り出そうとしたとも見れなくもなかったが、この2回目はそういう言い訳では済まないサッカー選手としてあるまじき行為。

ドイツW杯でのジダンの頭突き以来の、有り得ないプレーを見せられてしまったわな・・。

Photo_3 ←拡大・・・。痛そう・・(笑)。

って、笑い事じゃないんだけどさホンマ。

30億円かけてポルトから獲った昨シーズンは怪我がちで思うような働きができなかったぺぺだけど、今シーズンはまさにDFの中心として、特に後半戦は目覚しい活躍を披露していただけに、この結末は悲しい・・・。最低6試合出場停止ということだから、今季はもう出られないってことじゃん。ガ^^^^~~ン

Photo_4 ←だってこんなことまでしでかしてるんですよ。。ノックアウト・・。

相当に沸々とアドレナリンが出まくってたんだろうなぁ・・。この時のことはあまり覚えてないってアータ、、泥酔状態の草彅くんじゃないんだからさぁ(笑)。

まぁ、今日の報道では、蹴り入れたカスケロと、1発食らわせたアルビン両者に電話で謝罪したそうなんで、ぺぺも十分反省してると思うな。

Photo_5 さあ、これで今日の試合はジ・エンドかと思いきや、なななんと聖カシージャスが見事PKストップ!!

ヨッシャーーーーッ!!!

窮地に立たされたときのレアルの勝負強さは、06-07シーズンの人智を超えた奇跡の連続を思い起こさせるけど、ありえへん展開でっせ。

Photo_6 そして最後は歓喜の輪

後半ロスタイムにイグアインが左足で豪快に突き刺し3-2。

まさかまさかの残り10分の顛末ですた。

バルサはセビージャをものともせずに4-0で粉砕し勝ち点6差は縮まらず。

次節からはついにレアルもアングリル峠に突入するが、その第1戦はセビージャと敵地といういきなりの超難関。しかも、ロッベン、スナイデル、ぺぺ、イグアインがいないなんて、、もう無理か・・。

いや、信じるしかない!アッラ・マドリー!!

2009年4月16日 (木)

欧蹴球狂想曲第45番:08-09シーズンCL4強出揃う!

欧州サッカー最強の座をかけた08-09UEFAチャンピオンズ・リーグ(CL)もいよいよ佳境。欧州4強が出揃いますた。

5季連続でベスト16敗退を喫している我が愛しのレアル・マドリーは蚊帳の外に置かれている状況が続いているCLだけど、やっぱ4強に残るのはいずれも納得の強者ばかり。

Photo 準決勝は、バルサ×チェルシー、マンU×アーセナルということで、完全にバルサ対イングランド・プレミア勢包囲網という構図になっちゃってるけど、レアルが欧州で凋落の一途をたどっているのとは裏腹に結果を出し続けているライバルのバルサは、05-06シーズン以来のビッグイヤーも夢ではないほどの無頼の強さを誇っている。

ペップことグアルディオラを監督に迎え、ロナウジーニョ、デコというライカールト政権を支えたメガクラックを惜しげもなく放出したバルサだったが、蓋を開けてみればライカールトの時よりも強く美しいといってもいいくらいの魅力的なサッカーを披露している。

今度のバロンドール最右翼であろうメッシの超絶技巧と新加入ダニエル・アウベスで組む世界最強右サイド、昨シーズン怪我で不調だったエトーの復調、2年目アンリの活躍、スペイン代表の中盤を支える世界最高MFシャビ&イニエスタの安定と、どのセクションも穴がなく、しかもそれらが連動してスペクタクルなポゼッションサッカーを実践している。

とにかく各個々の技術力が激ウマで、ミスが少ない!4-1-2-3というある意味非常にアブない攻撃的布陣をとっている中で、自分たちの持ち味を最大限に引き出し、相手を圧倒するバルサ。西の横綱にスペイン代表あれば東の横綱にバルサあり、今のバルサは現代サッカーのトレンドの最終進化形にあるといってもいいのではなかろうか。

Photo_2 、、が、バルサの次の対戦相手は、CLここ5シーズンで4度目の対戦となるチェルシー!

まさに因縁の対決がまたまた実現することになってしまった。

ロナウジーニョのワンステップシュート、テリーの豪快ヘッド、逆転につぐ逆転、メッシの覚醒、まさかのレッドカード、、、数多のドラマを生んできたバルサ×チェルシー。

今シーズンのチェルシーは、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督が就任し、今までの高速カウンターサッカーからパスサッカーへと転向を試み、新生ブルーズを掲げたものの、ドログバやエッシェンの離脱も響き、まさかの監督途中解任。

お堅いチェルシーにしては珍しいゴタゴタ劇となってしまったが、CLではいつも通りの勝負強さを発揮。しかも後任監督はカップ戦に強いヒディンク(ロシア代表監督も兼任)。

老獪な戦術家ヒディンクvs青年監督グアルディオラの監督対決も楽しみな一戦になりそうだけど、もう一方の対戦でマンUが上がってくる可能性を考えると2年連続でマンU×チェルシーの決勝になるのもなんか面白味がないので、やっぱ個人的にはスペイン贔屓でバルサを応援するかな。

ていうか、、なんでここにレアルがいないんだ・・

Photo_3 さて、バルサが本命とすれば、対抗馬は間違いなく5冠を狙うマンUだろう。

クラブW杯で日本にも来るなど超タイトな日程の中で、ポルトとの第1戦目なんて中1日、、ってありえねーよフツー(笑)。

しかし、その中でもアグレッシブさを失わずにハイテンポな強靭サッカーを展開するマンUのCL連覇は完全に射程圏内にある。

しかし、ロナウドのゴールは凄かったねぇ。あの距離で豪快にに決めちゃうんだから。瞬きするヒマもないわな。

Photo_4 マンU栄光の7番を来季はレアルがいただきーーッてことになっちゃうのかしら。移籍金は破格の7500万ユーロ!といわれてるけど、ファーガソンの目が黒いうちは難しいような気も・・。

あとレアル関連では、マンU相手に善戦したポルトのDFブルーノ・アウベスの名も獲得候補に挙がっているとか。

ってのはどうでもいいとして、そのマンUと準決勝対戦するのは、プレミアの覇権を争って数々の修羅場を演じてきたアーセナル。

Photo_5 フレブがバルサへ、フラミニがミランへ、ロシツキが故障で全く使えずと主力を失った中、新加入といえばナスリのみ。

戦力的には小粒になった印象だが、華麗なパスサッカーは今シーズンも留まるところを知らず。文字通り大黒柱として獅子奮迅の活躍を見せるセスクや、無限のポテンシャルを開花させているアデバヨール、超速ウォルコットをはじめとして、ヤングガンナーズは確実に成長している。

ただ、選手層の薄さはいかんともしがたく、03-04以来離れているプレミア優勝争いも今季は早々に離脱という中で、照準は完全にCLの方に向いている。

プレミア優勝争いでも気が抜けないマンUと比べると、アーセナルの方が調整はしやすいはず。下馬評はマンUだと思われるが、アーセナルにも勝機は十分あるとみる。

でもまぁ、バルサ×マンUの決勝を見たいなやっぱり。

いずれにしても見応えのある準決勝になりそうです。

2009年4月12日 (日)

夢のシネマパラダイス426番シアター:★ジェリー・ブラッカイマー印★

ザ・ロック

Rockposter 出演:ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー、エド・ハリス、マイケル・ビーン

監督:マイケル・ベイ

(1996年・アメリカ・137分)仙台日之出プラザ

評価★★★★/80点

内容:毒ガス兵器を所持する連中にアルカトラズ島が占拠され、国防総省に1億ドルの要求を突きつけてきた。FBIの化学兵器スペシャリストとアルカトラズ刑務所からの唯一の脱走者である元英国諜報員が潜入。自ら心臓に解毒剤を打つなど今回もN・ケイジはハイテンション全快!

“どう見ても緑色のでかいスーパーボールを20コ数珠つなぎにしたモノにしか見えない。”

それなのにあのボール地べたに落としても弾まないでやんの(笑)。。

それはそうとこの映画、設定が見事なことは言うまでもないし、ブラッカイマー組もその点についてはお手のものなのだが、その初期設定の転がし方が“らしくない”のだ。

ドッカンドッカン直滑降で突き進んでいくのが売りのブラッカイマー組らしからぬ理性的な転がし方とさじ加減で捌いていくことに良い意味で拍子抜けというか驚いた。

だって反乱の首領がラストに「バカなことをしてしまった。」と後悔するなんて(笑)。

ただこの展開の仕方については、殊にブラッカイマーだからこそ評価したいし、なんといってもショーン・コネリーの存在が大きい。

ショーン・コネリーの存在感が、ブラッカイマーのB級魂を食い破った、そんなところだろう。

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ナショナル・トレジャー(2004年・アメリカ・131分)2005/03/30・MOVIX仙台

 監督:ジョン・タートルトーブ

 出演:ニコラス・ケイジ、ハーベイ・カイテル、ジョン・ボイト、ダイアン・クルーガー

 内容:はるか彼方の昔より伝来し封印された秘宝を解くカギは、アメリカ独立宣言にあった!?伝説の秘宝を追う歴史学者にして冒険家のベン・ゲイツは、秘宝の謎を解く鍵を発見するのだが・・・。

評価★★★/65点

ファミ通今週号の豪華目玉付録は、ウォルト・ディズニーが提供するアドベンチャーゲーム「ナショナル・トレジャー」の最短攻略チャート完全収録DVD!!

なんとこのゲーム、最短攻略チャートに沿ってやれば2時間足らずでクリアーできます。

それをいちいち懇切丁寧に映像で収録してくれるのだから、これほどありがた迷惑なことはないのだ、、、いや、ありがたいことはないのだ。。

えっ?それをスクリーンで大々的にかけるって?い、いいんじゃないスか・・・ハハハ。

そんな映画です。

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ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記

Nt2 出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・ヴォイト、ハーヴェイ・カイテル、エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、ヘレン・ミレン

監督:ジョン・タートルトーブ

(2007年・アメリカ・124分)2008/01/10・盛岡フォーラム

内容:リンカーン大統領暗殺にまつわる講演をしていたベン・ゲイツ。と、そこにウィルキンソンと名乗る古美術商が乱入してきて、暗殺犯の一味の名前を記した失われた日記の一部を提示。なんとそこには、ベンの先祖の名が記されていた。大統領暗殺者の末裔という汚名を着せられてしまったベンは、先祖の無実を晴らすべく調査を開始するが・・・。

評価★★★★/75点

コースガイド付き攻略本に沿ってテンポよくサクサク進んでいくような展開は前作と同様だが、ファミリーものにしたことで、よりハリウッド王道路線を地で行く映画になった。

こういうのはもう何も考えないで見ないとダメやね。今回、オイラにはそれが吉と出たかんじ。。

特に、名だたる名優陣が宝探しに躍起になって滑って転げ回って水浸しになるドタバタ劇を見るのはかなりツボにハマりますた。だって、この1年前にエリザベス女王を演じてアカデミー賞獲ったヘレン・ミレンがでっせ(笑)。しかもその息子が女王の書斎に忍び込んじゃうんだから・・。ドツボっス。

敵役エド・ハリスもなにげに人が良くて、前作のショーン・ビーンもそうだったし。なにかと憎めない映画でもあるんだよね。またまた続編に期待でッス。

でも、お次はアメリカ史じゃなくてもっと世界に飛び出していってもらいたいな。たかだか220年ちょいしか経っていないアメリカ史はやはり底が浅いし、ロマンも薄れ気味なので、やっぱインカとかエジプトとかさー。

あっ、日本でもええのよ。仁徳天皇陵でドンチャン騒ぎ、、って宮内庁が黙っとらんかw。。

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デジャヴ

Taqkmixzen 出演:デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン、ヴァル・キルマー、ジム・カヴィーゼル

監督:トニー・スコット

(2006年・アメリカ・127分)2007/03/25・盛岡フォーラム

評価★★★★☆/85点

内容:ハリケーン・カトリーナの傷跡が色濃く残るニューオーリンズ。ミシシッピー川で500人以上もの犠牲者を出した凄惨なフェリー爆破事件が発生する。捜査を開始したATF捜査官ダグ・カーリンは、川岸で発見された女性の焼死体の発見の通報が、フェリー爆破の前だったことを知り、この女性クレアが事件の鍵を握っていると確信する。そしてFBIへの協力を要請される中で、ダグは政府が極秘に開発した“白雪姫(タイム・ウィンドウ)”と呼ばれる映像装置を見せられる。それは、4日と6時間前の映像をリアルタイムで再生できる驚くべきシステムだったのだが・・・。

“ん?どっかで見たことのある顔だなぁ、、、ていうかこれってデジャヴ!?”

、、、ていうかヴァル・キルマーじゃん(笑)!!

ドッヒャーー、、L|゜0゜|7ぅそぉぉ...

ヴァル・キルマーの顔が1番のデジャヴだったというオチ・・・。

まぁそれはともかく映画自体も相当にエーッッ!!Σ(゜□゜)ノ系ってな映画だったもんで。

ジェリー・ブラッカイマー印といえばそれまでだけど、でも、どう考えてもそりゃオカシイだろというツッコミどころ満載な荒唐無稽映画を作れるのはハリウッドしかなく、しかもそういうツッコミを力づくでねじ伏せて、ブラックホールのような求心力で考えさせるヒマなく最後まで一気にグイグイ見させてしまう映画を作れてしまうのもハリウッドでしかなく、しかもそういう映画に出会えた時ほど映画の面白さを実感できることはない。

映画ってどこかで必ずウソをつくものだと思うし、そうじゃないと映画にはなりえないと思うんだけど、この映画のようなミエミエのウソをつきまくった中で、それを凌駕する発想でもってウソに説得力をもたせ、ハリウッド十八番のご都合主義で爽快にまとめ上げてしまう、こういう大ウソつき映画はっきりいって大っ好きなんです、ハイ(笑)。

まぁそれがタイムパラドックスものの醍醐味といえばそれまでなんだけど、経験したことがないことを以前に経験したことがあるように感じるというデジャヴを、タイムパラドックスにつなげてしまう語り口と発想の巧さというのはやはりスゴイな、と。

なにやら“ホイーラー境界”だとか“アインシュタイン=ローゼンの橋”、“分岐宇宙論”だとか右から左へ受け流したくなるようなわけの分からんご託にも妙に知識欲をくすぐられちゃったし、4日と6時間前の映像を壁を通り抜けるなどなんでもござれで見れてしまう監視システム“白雪姫”も面白い。

複数の衛星による三角測量で熱源を感知する云々というくだりなんてGPSそのものだと思うんだけど、いまや自分のパソコンのグーグルアースで自宅の物置がくっきりと映し出されているのを目の当たりにできちゃう時代だから、なんかこんなん将来作れそうなんて思えてくるし。でも、まさかそのものズバリのタイムマシンだったとは思いもよらなかったけど。。

そういえばトニー・スコットの兄貴であるリドリー・スコットの「ブレード・ランナー」で、一枚の写真を立体的な3次元映像にしてその中を奥行きなど無関係に自由自在に見れるという装置があったけど、今回のはその改良型なのかななんて。

そしてそしてなんといってもゴーグルという陳腐な小道具の使い方ね(笑)。

カーチェイスを撮りたいがためだけにあつらえられたようなものだけど、しかし「マトリックス・リローデッド」でこれ以上のカーチェイスはもうないだろと思っていただけに、まさか時空を超えた追跡劇を見せられるとは思わなかった。度肝を抜かれやんした。

ジェリー・ブラッカイマー&トニー・スコット黄金コンビでは1番面白かったかも。

ていうか「エネミー・オブ・アメリカ」もこのコンビだったような・・・。

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魔法使いの弟子(2010年・アメリカ・110分)WOWOW

 監督:ジョン・タートルトーブ

 出演:ニコラス・ケイジ、ジェイ・バルシェル、アルフレッド・モリーナ、テリーサ・パーマー、モニカ・ベルッチ

 内容:はるか昔。善なる魔法使いマーリンは3人の弟子とともに悪の魔女モルガナと戦っていたが、弟子の1人ホルヴァートの裏切りにより道半ばで倒されてしまう。しかし弟子のヴェロニカの犠牲もあり、もう1人の弟子バルサザールがなんとかモルガナを封印することに成功する。それから時は流れた現代NY。バルサザールは、戦いを終わらせることができるマーリンの後継者を探していた。ところがついに見つけた“選ばれし者”は、気弱なオタク大学生デイヴだった・・・。

評価★★★/60点

可愛いさわやか少年が主人公かと思いきや、物理オタクのダサ男(少年の10年後)が主人公になってたのは笑えたし、さらに一見するとミスキャストかと思える魔法使いニコラス・ケイジも、キレる=魔法弾発射が絵になっていて意外にハマっていたと思う。

、、のだけど、ジェリー・ブラッカイマー印+ただでさえ濃いニコラス・ケイジの脇にモニカ・ベルッチ、アルフレッド・モリーナと情熱系を並べたわりにはかなりの薄味で映画としては印象に残らないかなぁ・・。

ま、ヒロイン役の女のコが美人だったのが唯一の収穫か。。

2009年4月 5日 (日)

夢のシネマパラダイス83番シアター:第三の男

第三の男

844greene08 出演:ジョゼフ・コットン、アリダ・ヴァリ、オーソン・ウェルズ、トレヴァー・ハワード

監督:キャロル・リード

(1949年・イギリス・105分)NHK-BS

評価★★★☆/70点

内容:第二次世界大戦直後、アメリカ・フランス・イギリス・ソ連の4カ国に分割占領されたオーストリアの首都ウィーン。そこでアメリカ人の作家ホリーは、訪ねる予定だった親友ハリーの事故死を知らされ呆然とする。彼の突然の死を不審に思ったホリーは、恋人のアンナや知り合いたちにハリーについて聞きまわる。そして、ハリーの正体が闇市場の黒幕で、粗悪なペニシリンの売買によって多くの犠牲者を出している事実を知らされる・・・。イギリスの代表的作家グレアム・グリーン書き下ろしの原作、アカデミー撮影賞受賞の白黒映画、アントン・カラスの音楽など、あらゆる点で高く評価されているサスペンス映画。カンヌ国際映画祭で作品賞受賞。

“ラスト、キムタクだったら、、、”

ラスト、並木道に佇むホリーの前を、ハリーの恋人で想いを寄せるアンナが悠然と立ち去っていく場面。

ホリーがキムタクだったら、、、

「おい、チョッ待てよ。ていうか何シカトしてんだよ。」

とキレる。

中居正広だったら、、、

「チョチョチョチョチョなに通り過ぎてんのチョット。」

「なに通り過ぎてんのかって聞いてんの。おい、おいっ・・・!!何か言えよ。。。無視?はぁ?何これ・・?フザケンなよ。なにカッコつけてんだよ。ていうかオレがただバカなだけじゃんこれって。オレが悪いのかよ。ていうかめちゃくちゃカッコ悪いじゃんオレ、、、ブツブツブツブツブツ・・・。」

と一人文句をたれつづける。

稲垣吾郎だったら、、、

「やぁ、これからワインでもどう、、、ですか、、あれっ?あのー、あれっ、行っちゃうんですか。あのー、ちょっと・・・。何なんだよ。。。

「フッw、はぁ~そっか。フッww、そうか、そうだよな。」

と一人で無理やり納得しようとする。

草彅剛だったら、、、

「あ、どうも僕です。あっ、あの、ちょっと待って下さい。。ちょっと僕の話を聞いて下さい。お願いします。僕の話を聞いて下さい。」

「ちょっと待てって言ってるじゃん。なんで無視するんだよ。お願いだから待ってくれよ。なんで僕の話を聞いてくれないんだ。なんでなんだよーー。。」

とその場にへたり込む。

香取慎吾だったら、、、

「うわっ、通り過ぎてくぅ。うわっ、完全無視。ヤッベェ、これって完全にフラれた。ヤッベー。」

「ウワッハ(笑)。ヤベェーこれって空しいぞ今。うわーー(笑)、、スマステられた、、ヤベェ頭おかしくなってきたぞ。今すぐ草彅くんと話したい。」

と一人でやけにテンション上がって興奮する。

さて、あなたは??主人公ホリーみたいになれるかな?

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カサブランカ

Img64 出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン

監督:マイケル・カーティーズ

(1943年・アメリカ・103分)NHK-BS

評価★★★/65点

内容:1940年、カサブランカはアメリカ亡命を願うヨーロッパ人たちの寄港地だった。酒場を営むリックの店へある日、通行許可書を求め、反ナチス運動の大物ラズロ夫妻が訪れる。その妻イルザはリックの元カノだった。2人は昔の想いを甦らせるが、ドイツ軍将校に追われる夫妻の窮状を知ったリックは、彼らを逃がす手助けをする。。第二次世界大戦下の仏領モロッコを舞台に、男と女、正義と悪のドラマが展開するロマンス映画。アカデミー作品・監督・脚本賞を受賞し、日本でも終戦直後に公開されて大ヒットを記録した。

“表向きはスタンダード、しかし実体は平凡のボン。。”

見るのが60年遅かったという一言に尽きる。

ボガートはカッコいいし、バーグマンの瞳に乾杯!だし、いろんな要素が詰まっているテーマを併せ持った映画なのは確かで、意外にユーモアにあふれていたりするのには良い意味で驚いた。

しかし、いかんせん単調に過ぎ、奥ゆかしさが足りない。

当時としてはドンピシャのタイムリーな企画だったと思うのだけど、今見ると平凡にしか見えない。

これって脚本が撮影に間に合わずに即興のシナリオを現場で作りながら撮影していたともいうし、今風にシナリオ変えてリメイクしたらけっこう良い作品になるんじゃないかなぁと思ったりもするけど、、、というのは、ソダーバーグの「さらば、ベルリン」(2006)で見事に裏切られちゃったけど・・。

それはそうと絶対リックとイルザは酒場の2階でメイクラブしちゃってるよねw。当時はそこらへんの表現規制も強かったんだろうけど。

リメイクはそこの部分をクローズアップして、、ってお前は何を見たいんじゃ・・・。

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さらば、ベルリン

20060921_126770 出演:ジョージ・クルーニー、ケイト・ブランシェット、トビー・マグワイア、ボー・ブリッジス

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

(2006年・アメリカ・108分)WOWOW

内容:1945年、ベルリン。ポツダム会談の取材のためベルリンにやって来たアメリカ従軍記者ジェイク。彼は専属運転手となったタリーが非合法に出国させようとしていた娼婦レーナと顔を合わせて驚愕する。戦前、ベルリン駐在記者時代にジェイクは、人妻のレーナと不倫の関係にあったのだ。その彼女の変貌ぶりに戸惑いを隠せないジェイクだったが、その矢先、タリーが謎の死を遂げる・・・。

評価★★☆/50点

グレタ・ガルボはたまたマレーネ・ディートリッヒを彷彿とさせるレーナ(ケイト・ブランシェット)の独壇場といった作品で、ラストのシーンなんかも「カサブランカ」を相当に意識したかんじになっているし、全体的にも「第三の男」なんかを連想させてそれなりに見応えはある。

しかし、観終わってみると、結局この監督は何をやりたかったんじゃ!?というのがよく分からんわというのが正直なところ。。

外側のパッケージだけカッコ良く見繕っても、オレはこれが撮りたいんだ!というメッセージが伝わってこないスカスカの中身だったら何の意味もない。

もし、オレはこれを言いたいんだ!というところが、昔の映画をオレは作れちゃうんだぜ!ということなのであれば、それは単なるエゴ以外の何ものでもない。

3DCGで塗りたくられたスカスカのアニメ映画と同じ範疇の映画を作ろうとしたわけではなかろうに・・・。

明快なコンセプトによるデザインのオールドファッションを着こなすファッションショー、、、しかし服は繕えてもそれを着こなすファッションモデルを作り上げることはできなかったようだ。。

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ダーク・ブルー(2001年・チェコ/英・112分)DVD

 監督:ヤン・スヴェラーク

 出演:オンドジェイ・ヴェトヒー、クリシュトフ・ハーディック、タラ・フィッツジェラルド

 内容:1939年、第二次大戦下のチェコ。チェコ空軍教官のフランタとその部下で親友のカレル、英国人女性のスーザン。3人をめぐる友情と恋を軸に、戦争や全体主義体制の不条理さをも浮き彫りにした戦争ドラマ。宮崎駿も絶賛した(そのためジブリcinemaライブラリーの1本となっている)、「コーリャ愛のプラハ」のヤン・スヴェラーク監督作。

評価★★★/55点

へぇ~、、宮崎駿って少女が表に出てこない映画も好きなんだぁ・・・(笑)。。

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シャーロット・グレイ(2001年・イギリス・121分)WOWOW

 監督:ジリアン・アームストロング

 出演:ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ、マイケル・ガンボン、ジェームズ・フリート

 内容:第二次大戦中、看護婦のシャーロットは、列車で知り合った役人リチャードとあるパーティへ出向き、そこで出会ったパイロットのピーターと恋に落ちる。しかし、彼は戦地へ赴き、フランスで行方不明になってしまう。彼の身を案じるあまり彼女は、諜報員になることを決意。堪能なフランス語を活かしてフランスへ潜入するが・・・。

評価★★★/65点

顔のアップが映し出されると、どっからどう見たってLOTRのガラドリエルなのだ!

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ラブ・アンド・ウォー(1996年・アメリカ・114分)Video

 監督:リチャード・アッテンボロー

 出演:サンドラ・ブロック、クリス・オドネル、マッケンジー・アスティン

 内容:第一次大戦末期の北イタリアで、傷病兵運搬の運転手をしていた米国人新聞記者アーネストが、爆撃を受けて赤十字病院に担ぎ込まれ入院。そしてそこの看護婦アグネスと恋に落ちる。。文豪ヘミングウェイの若き日の恋を、彼の残した手記や友人達の証言などをもとに映画化。

評価★★/40点

戦争と恋愛。ドラマティックかつ映画的に結びつきやすいテーマ。

、、が、まったくの時代遅れな描き方にほとほと閉口してしまう。

まぁ、この監督さんの特徴というか、初期の頃から良くも悪くもほとんど進化してないんだよね。また、それに輪をかけたようにキャスティングも最悪なんだわ・・ww。

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コンフィデンス 信頼(1979年・ハンガリー・106分)NHK-BS

 監督:イシュトバン・サボー

 出演:イルディコ・バンシャーギ、ペーター・アンドライ

 内容:第二次世界大戦末期、ナチス統治下のハンガリーのブダペストを舞台に、夫がレジスタンスとして地下に潜ったために独り身になった妻と、偽装のために彼女にあてがわれた仮の夫との微妙な心の動きを描く。。

評価★★★/60点

ああいう極限状況だと燃えるんだなぁ、、、究極の不倫!

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