夢のシネマパラダイス9番シアター:往年名作劇場8番館
美女ありき(1941年・イギリス・128分)NHK-BS
監督:アレクサンダー・コルダ
出演:ローレンス・オリヴィエ、ヴィヴィアン・リー
内容:18世紀末、ナポリ駐在のイギリス大使ハミルトン卿夫人エマは、イギリスから派遣されてきた提督ネルソンに情熱を捧げる。ネルソンが戦闘で片目片腕を失ってもこの不義の恋は続き、やがてイギリスに隠遁した2人に幸福の日々が訪れる。だが戦争の暗雲は再びネルソンに出征を迫り、トラファルガー海戦に勝利しつつ彼は戦死してしまうのだった・・・。トラファルガー海戦においてナポレオン艦隊を撃破しイギリスの危急を救ったネルソン提督と、その愛人エマの恋を描くメロドラマ大作。
評価★★★☆/70点
ヴィヴィアン・リーとオリヴィエ2人が画面におさまった時の荘厳さは筆舌に尽くしがたいものがある。
ああいう重みと美しさは今では出せないでしょ。ちょっと今の役者さんでは思い浮かばないな。。
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無法松の一生(1943年・大映・89分)NHK-BS
監督:稲垣浩
出演:阪東妻三郎、園井恵子、川村禾門、月形龍之介、長門裕之
内容:北九州・小倉の名物男、乱暴者だが侠気のある人力車夫である富島松五郎の生涯を描いた人情劇。病床の伊丹万作が脚本を手がけ、彼に代わって稲垣浩が監督、阪妻が名演を見せて大ヒット、三者の代表作となった。また、本作は戦時中に軍部の検閲により最大の被害を被った作品としても知られている。後に稲垣浩は1958年に三船敏郎主演で再映画化し、ヴェネチア国際映画祭で作品賞を受賞した。
評価★★★/65点
軍部の検閲によって映画がいくらズタズタにされようとも、阪妻だけは外圧を寄せつけないオーラを燦然と放っている。これこそフォースの力だ!
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カビリアの夜(1957年・イタリア・111分)NHK-BS
監督:フェデリコ・フェリーニ
出演:ジュリエッタ・マシーナ、フランソワ・ペリエ、アメディオ・ナザーリ
内容:フェリーニが名コンビのジュリエッタ・マシーナを起用して、人を疑うことを知らない純真無垢な心を持つ娼婦の姿を描いた物語。
評価★★★★/80点
オイラが保証する。カビリアならどんなことが起きても大丈夫さ!
と思いたい。いや、思おう。そう思わなければ。
なんかカビリアには女としての強さというよりも、母としての強さみたいな、母性のようなものを強く感じたな。マリア様では決してないけれど、厳しい現実世界における母としてのイコンはまさしくカビリアのような人じゃないかなと。
日本でいえば森光子みたいなかんじかな。。
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地下鉄のザジ(1960年・フランス・93分)NHK-BS
監督・脚本:ルイ・マル
出演:カトリーヌ・ドモンジョ、フィリップ・ノワレ、ヴィットリオ・カプリオーリ
内容:田舎からパリに遊びに来た10歳の少女ザジが一番楽しみにしていたのは、地下鉄に乗ることだった。ところが地下鉄はストライキの真っ最中で、ザジは伯父のガブリエルと一緒にパリの街めぐりをする。翌朝、ひとりで勝手に街に出たザジは、刑事と名乗る中年男と出会い・・・。ドタバタ喜劇の要素を取り入れ、子供の目がとらえたパリの街を斬新な映像で描き出すルイ・マルの監督第3作。
評価★★☆/45点
ザジのお遊びに90分付き合ってられるほど暇じゃないんだけどさ、仕方ないから付き合ってやったよとことん(笑)。正直、途中からウンザリしてきちゃったけどね。。
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日曜はダメよ(1960年・ギリシャ・92分)NHK-BS
監督・脚本:ジュールス・ダッシン
出演:メリナ・メルクーリ、ジュールス・ダッシン、ジョルジュ・ファウンダス
内容:アメリカから古代ギリシャ研究のためにピレウスの港町にやって来たホーマーは、陽気な売春婦イリヤに出会い、すっかり彼女に惚れこんでしまう。イリヤが毎週日曜日に商売を休んでギリシャ古典悲劇を見に行くのを知ったホーマーは、彼女に本式の教養を詰め込もうとするが・・・。
評価★★☆/45点
“風俗に行けば真実の探求ができる!”
もの凄い格言だw。。
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男性・女性(1966年・フランス・110分)NHK-BS
監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ジャン=ピエール・レオ、シャンタル・ゴヤ、ブリジット・バルドー
内容:雑誌社で働く青年ポールは、歌手志望の少女マドレーヌと知り合い付き合うようになる。2人は結婚も考えるが、生活に追われて仲たがいも絶えなかった。そんなある日、街に出かけた2人は、胸を見せてお金を稼ぐ少女の姿や、青年がナイフを突き立ててお金をゆする光景を目の当たりにする・・・。
評価★★★/60点
ただ一つ言えること。
間違いなく“121本”の映画たちの中でオンリーワンだ!残りの120本は知らないけど・・
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夜霧の恋人たち(1968年・フランス・101分)NHK-BS
監督・脚本:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン=ピエール・レオ、クロード・ジャド、デルフィーヌ・セイリグ
内容:「大人は判ってくれない」「二十歳の恋」のアントワーヌ・ドワネル少年を主人公に作ったトリュフォーの自伝的シリーズの第3作。兵役を終えたアントワーヌは夜警の仕事に就くが、ミスをしてクビになってしまう。知人の紹介で新たに私立探偵の職に就いた彼は、被害妄想に悩まされる靴店の主人タバールの調査にとりかかった。しかし、アントワーヌはタバールの奥さんに恋をしてしまう・・・。
評価★★★/60点
アントワーヌの迫り方が、、キモイ。。
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