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2008年12月31日 (水)

夢のシネマパラダイス588番シアター:椿三十郎

Moviei_1971_115795911 出演:三船敏郎、仲代達矢、加山雄三、入江たか子、伊藤雄之助、団令子、志村喬、田中邦衛

監督・脚本:黒澤明

(1962年・東宝・98分)NHK-BS

内容:山本周五郎の「日々平安」を原作に、『用心棒』の続編ともいえる主人公・椿三十郎の活躍を描いた時代劇の傑作。人目を避けて神社の社殿に集まっていた9人の若侍たちは、お家の大事とばかりに上役の汚職粛正の密議をこらしていた。そこにたまたま居合わせた浪人の三十郎は、お家騒動の黒幕を直ちに見抜き、おろおろするばかりの若侍たちを見かねて力を貸すことを約束する。敵方の室戸半兵衛は三十朗の実力を見抜き、様々な知恵比べ腕比べを仕掛けて挑戦してくるのだった・・・。ラストの三十郎と半兵衛の緊迫した対決シーンは、日本映画史に残る名場面。

評価★★★★★/100点

“映画は面白くないから見ない、ましてや昔の邦画なんてなおさらだという人にこの映画を見せた上で、それでもなお見たくないと言い張られたら、もはやこちらに打つ手はない。”

それくらい豪語しても間違いではない最強の切り札ともいうべき日本映画および時代劇の傑作でっスshine

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椿三十郎(2007年・東宝・119分)2007/12/19・盛岡フォーラム

 監督:森田芳光

 出演:織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏、佐々木蔵之介、風間杜夫、西岡徳馬、小林稔侍、中村玉緒、藤田まこと

 内容:黒澤映画不朽の名作を、オリジナルの脚本をそのままにリメイクした時代劇。

評価★★★/65点

オイラにとっての生涯ベスト10に入るどころか、日本映画ベスト3に間違いなく入る『椿三十郎』が45年ぶりにリメイク。

しかもオリジナルそのままのテキストということで、シェイクスピアなどの歴史的作家を数多くネタ元にした黒澤映画も遂にその次元に到達したかと思うと、オイラの映画人生のお師匠である黒澤映画ファンにとっては嬉しくなるのだけど、如何せんこのリメイクが負け戦になることは目に見えているわけで・・(笑)。

オリジナル作がシンプルかつ、微に入り細を穿つように気配りのされた完璧な作品だっただけに、新味の入り込む余地があるわけもなく、リメイクすればするほど変な雑菌が入ってしまう中で、どれだけ現代風の面白味を加えられるか。。

そこで参上したのが最強の切り札!織田裕二shine

果たしてどれだけ負け戦を挽回してくれるのか、と期待半分不安半分で観に行ったのだけど、その結果は、、、う~ん、可もなく不可もなく、、かなぁ。。

45年分のアクがすっかり取れ、芋焼酎が清涼飲料水になってしまったような感は否めず、、その中でオリジナル脚本の素晴らしさだけが際立ってしまったかんじ。。

織田裕二はかなり背伸びして頑張ってたけど、どこまでも織田裕二そのまんまだったし(笑)・・。中村玉緒と鈴木杏も、う~ん、、イマイチ。トヨエツと松山ケンイチはそこそこ健闘してたけど。

演出面でも、いちいちスローモーションを多用して説明してくるのは余計だったかなと。特にラストで使ってくるのはダメダメ××。。

でもまぁ、興ざめの3歩手前くらいで楽しめたからこれはこれで良かったのかな。ビミョー・・

45年後、、、楽しみにしてます・・。ってオイラ生きてるよな(笑)。。

夢のシネマパラダイス16番シアター:幸せのちから

幸せのちから

Ljmd8dyb 出演:ウィル・スミス、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス、タンディ・ニュートン

監督:ガブリエル・ムッチーノ

(2006年・アメリカ・117分)2007/02/10・盛岡フォーラム

評価★★★★/75点

内容:1981年のサンフランシスコ。妻リンダと5歳の息子クリストファーと暮らすクリスは精密医療機器のセールスマン。しかし不況でなかなか仕事は思うようにいかず、生活にも窮していく。ついには愛想をつかしたリンダに去られ、家賃滞納で家も追い出されてしまう。クリスはなんとか証券会社の研修生となったが、半年後に本採用となるのはたった一人だけ。最後のチャンスに賭けるクリスと息子の過酷な生活が始まった・・・。実話の映画化。ちなみに息子役はウィル・スミスの実子。

“決して幸せな映画ではないのだということを肝に銘じて見ないとダメ”

なんてったって当時オイラ自身が失業中でハローワーク通いしている最中に観ちゃったもんだから、もうこのクリス(ウィル・スミス)の這い上がり成功物語に完全に見入ってしまったじゃないか(笑)。

しかもこれ、成功物語といいつつも、映画の大半は路頭に迷った父子の身につまされるような厳しい境遇をイヤというほど追っていて、自分の先の見えない将来ともダブってとにかく見ていてツライものがあった。

ビルから出てくる人がみんな笑顔で幸せそうだったからという理由で証券会社の株式仲買人の道に飛び込んでいくクリス。

しかし、ビルから出てくる人の笑顔は6ヶ月間無給の研修期間を経て20人中採用1人というくらいの厳しい競争率の中で勝ち得た努力のたまものだったという事実。

そして、その裏にある採用に至らなかった19人の悲しい現実。

何をもって幸せとするのかは人それぞれだろうけど、やっぱこの映画が描くように幸せはただそこにあり与えられるものではなく、追求しないと得られないものなのかもしれないな。

そのための努力が報われるのかどうか、結果がついてくるのかは分からない先の見えない不安と怖さは厳然としてあるのだろうけど、努力しないとスタートラインにさえ立てないんだよな。

ハローワークに行って興味のある求人に応募すると、相談員がコンピューターをポンと叩いて、「今、15人応募してますね。応募でいいですか?」て言うんだけど、その時点でオイラの心はほぼ折れちゃってたからなぁ(笑)。ホンマに厳しかった現実。。

でも、ちょうど良いグッドタイミングでこの映画を見られたのは結果的には良かったのかも。

ただ、綺麗ごとが全く通用しない現実の中で、もがき苦しみ走りながら努力する姿を追う人間ドラマは一本スジが通っているのだけど、「クレイマー、クレイマー」のような父と子の描写に乏しく、半年一緒に頑張った残りの19人の描写が全く無いなど、映画としてどうなんだろうこれはと思う面も否めず。

息子にしてみれば母親と離ればなれで決して幸せといえる状況ではないわけだし。そういう意味では100%ハッピーエンドな映画ではない。

しかし、採用を勝ち取ったときのクリスの一筋縄では出てこないような涙に素直に心打たれたし、やっとで幸せを取り戻すスタートラインに立つことができたクリスに心底拍手を送りたくなった。

決して幸せな映画ではない。というより苦しい映画です。

そして、素晴らしい映画です。

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クレイマー・クレイマー

Mp103 出演:ダスティン・ホフマン、メリル・ストリ-プ、ジャスティン・ヘンリー

監督:ロバート・ベントン

(1979年・アメリカ・105分)DVD

評価★★★★/85点

内容:仕事人間テッドは、家庭を顧みず帰宅はいつも午前様。妻ジョアンナ、7歳の息子ビリーと会話を交わすことさえなくなっていた。そんなある日ビリーのために仕事を辞めて専業主婦になっていたジョアンナが、自分の生きる意味を取り戻すためという理由で荷物をまとめて一人家を出て行ってしまう。かくしてテッドとビリーの悪戦苦闘の日常生活が幕を開ける。

“結局1番かわいそうなのはいつも子供だ。”

一方的に夫の方から描いているこの映画。どうしたってジョアンナ(メリル・ストリ-プ)の方が悪者に見えてしまった。

非情な女、、、陰からこそこそと観察する。。。

感情移入できるわけがない。

それゆえ、ラストの涙語りもますますもって理解できん。あれだけ争っておきながら。

しかし、映画を観終わってふと思うと、ジョアンナの一連の行動もちょっとは分かる気がするのだ。

だって、あの夫テッドにも相当問題はある。

結婚生活7,8年もやっててフライパンがどこにあるのか分からないなんて末期患者なみの重症だ。

ホント仕事人間だったんだろう。よく言えば家族を養うためとも言えるけど。。

そのテッドが、ジョアンナがいなくなったことにより子供を第一に考え直していく。家族というものを見つめなおすという劇的な変化を遂げる。

一方ジョアンナも自分のために自立した生活を手に入れるが、やはり心の拠り所は自立した自分ではなく、自分の子供なのだ。

そのことに気づいた両者が争いながらも最後に和解ともとれる形で認め合ったのは救いだ。

2008年12月30日 (火)

夢のシネマパラダイス587番シアター:リング&呪怨&着信アリ

リング

1000548_m 出演:真田広之、松嶋菜々子、中谷美紀

監督:中田秀夫

(1998年・東宝・95分)もちろんVideoっしょ。。。

評価★★★/60点

内容:若者たちの間で広まっている呪いのビデオについて取材していたテレビディレクターの浅川玲子は、親類の娘・智子がビデオを見た1週間後に謎の心臓発作で死んだことから調査を始め、うわさのビデオの現物を見つける。自分も死の予告を受けた玲子は、前夫である大学講師の高山竜司に助けを求めるのだが・・・。

“原作を★5つとすると映画は★3つより上は付けられない。”

いまいちノレない原因はビデオの内容。まばたきが無い時点で★-1だし、原作の方が妙な息苦しさがある。

このビデオ見ると本当に1週間後に死ぬ、、、かもしれないと思わせる文章。

このビデオ見たからって1週間後には死なねぇだろうと思わせてしまう映画。

おいおい、映像が文章に負けるってのはどういうことだ。

唯一、映像が原作を上回っていたのは貞子の登場場面だけだなんて・・・。

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らせん(1998年・東宝・97分)Video

 監督:飯田譲治

 出演:佐藤浩市、中谷美紀、真田広之、鶴見辰吾、佐伯日菜子

 内容:息子を海の事故で亡くした医師・安藤は、突然死した男を病理解剖するが、胃の中から数字が羅列された紙切れを発見する。その男がかつての同級生だったことから、第一発見者の高野舞とともに、その謎に挑もうとするが・・・。

評価★★☆/50点

もともと原作からしてホラーの域を脱したSFサスペンス調だったので、これを映像化するというのはどうなんだろう、というのはあったんだけど、バカ正直に完全に理屈オンリーで作った駄作になっちった・・。

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リング0 バースデイ(2000年・東宝・99分)WOWOW

 監督:鶴田法男

 出演:仲間由起恵、田辺誠一、田中好子、麻生久美子

 内容:鈴木光司のベストセラーを映画化した人気ホラーシリーズの完結編。第1作「リング」から30年前に遡り、呪いのビデオテープを生み出した山村貞子の秘密を描く。

評価★★☆/50点

金属音のようなノイズと貞子の一瞬横ステップだけは認めてやるよ。

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ザ・リング(2002年・アメリカ・116分)2002/11/20・MOVIX仙台

 監督:ゴア・ヴァービンスキー

 出演:ナオミ・ワッツ、マーティン・ヘンダースン、ブライアン・コックス

 内容:中田秀夫の「リング」をドリームワークスがリメイク。新聞記者でシングルマザーのレイチェルは、見ると7日後に必ず死ぬというビデオテープのうわさを聞く。やがて彼女が発見したテープには、血の波紋、鏡に映る女性、馬の死体、井戸が・・・。

評価★★★/55点

“「ザ」が付くと付かないとでは、、、大して差はない。”

サマラがTVから出てきた時の目eyeがダメダメ。

あの目はエクソシストの目になっちゃってるもんなぁ。青白く光ってたし。

あのね、白目剥かないとダメなのよ。こんなふうに・・・ウxッ。。

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ザ・リング2(2005年・アメリカ・128分)DVD

 監督:中田秀夫

 出演:ナオミ・ワッツ、サイモン・ベイカー、デビッド・ドーフマン

 内容:ハリウッドオリジナル脚本による続編。引っ越しし新たな生活を始めたレイチェル親子だったが、町で起きた怪死事件をきっかけに、息子のエイダンに異変が起き始めた。サマラの呪い、ビデオテープの恐怖が再び2人に襲いかかる!

評価★★/40点

ジュラシックパークばりの鹿の方が断然恐い・・。

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呪怨

Juon_2_thumb 出演:奥菜恵、伊東美咲、上原美佐、市川由衣、津田寛治

監督:清水崇

(2002年・日本・92分)2003/02/06・テアトル新宿

内容:ある日、介護ボランティアをする女子大生の里桂は、寝たきりの老婆の様子を見るためその家を訪れるが・・・。死者の強い恨みや怒りの情が呪いとなって宿るとある一軒家を舞台に、そこに関わった人々と襲いかかる恐怖が描かれる。

評価★★★/55点

“15~20分の同じ内容のショートホラーフィルムを6回続けて観たオイラはその日、相当ヒマだったらしい・・・。”

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呪怨2(2003年・日本・92分)2003/09/03・テアトル新宿

 監督:清水崇

 出演:酒井法子、新山千春、堀江慶、市川由衣、葛山信吾

 内容:ホラー映画への出演が続く女優・原瀬京子は、関わった者たちの悲惨な死や行方不明が後を絶たない呪われた家をレポートするテレビ特番にゲスト出演した。そしてその夜、婚約者の将志の車に乗り家路につく途中、首都高でネコを轢いてしまい・・・。

評価★★★☆/70点

“ふ~ん、ちょっとは頭使うようになったんじゃん。”

これまでは“見せ方”のみに執心していた作り手がやっとで“語り方”にも頭使うようになったと。

例えば前作でいうと15分の同じ内容のショートホラーフィルムの単なる羅列にすぎないレベルだったと思うんだけども、今回はレベルが1段上がったかんじ。

やっぱり見せる怖さと語る怖さが、髪の毛がねじれるように絡み合ってこそ怖さの相乗効果も高まると思うから。最近の和製ホラーはアトラクション化しちゃってるからなぁ・・。

でもホント今回は怖さのツボにハマッちゃった。

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THE JUON/呪怨(2004年・アメリカ・92分)DVD

 監督:清水崇

 出演:サラ・ミシェル・ゲラー、ジェイソン・ベア、ウィリアム・メイポーザー、クレア・デュバル

 内容:東京の大学で福祉を学ぶ留学生カレンは、介護を手伝うため友人の家を訪れる。だが、家の中には人のいる気配がなかった・・・。「呪怨」のハリウッドリメイク版。全米興行成績第1位を獲得したことも話題になったが、日本では鳴かず飛ばずに・・。

評価★★☆/45点

このシリーズは、レンタル屋のカウンターでレンタル料金を払ったときが自分のテンションが1番高い。アドレナリンもこの時にしか出ない・・・。そんなシリーズに成り下がってしまいそう。。

ってそんなん初めから分かってた?

ハイ・・・。

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着信アリ

Chakushinari 出演:柴咲コウ、堤真一、吹石一恵、岸谷五朗、石橋蓮司

監督:三池崇史

(2004年・東宝・112分)DVD

評価★★☆/45点

内容:女子大生・由美が参加した合コンメンバーを次々に襲う怪奇。それは自分の携帯電話に自身の番号で着信がかかり、伝言メッセージには自分の悲鳴にも似た断末魔が録音されていて、しかも着信時刻は3日後。やがて3日後の着信時刻が来ると、不可解な死を遂げていく・・・。

“関心ナシ”

携帯という発想もどっかで見たことあれば、映像もどっかで見たことあるのばっかり。怖くもカユくもない。

最初の犠牲者が出るまでの描写と光の具合と雰囲気だけかな、ゾクゾクきたのは。

ていうか何が1番恐ろしかったって、、企画・原作の秋元康がDVDの特典映像のインタビューで、「男はつらいよ」シリーズみたいに50作目指して頑張りマッスルgood!って言ってたこと。戦慄・・shock。この人やりかねないで(笑)。

寅さん、どうぞ祟ってあげて下さい!

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着信アリ2(2005年・東宝・106分)WOWOW

 監督:塚本連平

 出演:ミムラ、吉沢悠、瀬戸朝香、ピーター・ホー、石橋蓮司

 内容:保育士の杏子の携帯にかかってくる不吉な死の着メロ。杏子を救うため、恋人のカメラマン、尚人は事件を追うルポライターの孝子とともに行動を開始する。そしてついに3人は、事件のカギが台湾にあることを突き止める・・・。

評価★★/35点

AMラジオに混線してくる台湾ラジオがウザイ、、てかんじ。。

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着信アリ Final(2006年・東宝・105分)WOWOW

 監督:麻生学

 出演:堀北真希、黒木メイサ、板尾創路、ジャン・グンソク

 内容:韓国に修学旅行で来た安城高校2年C組。が、その最中、女子生徒の一人が死の着メロを受け、予告通りに無残な死を遂げる。その後も鳴り続ける死の着メロ。そして、その死から逃れる唯一の方法は、送られてきた死の予告を誰かに転送することだった・・・。

評価★★★/60点

“自分だったら、、、どうする!?究極の選択ネタ”

まずは設定に、死の着メロを他人に転送すれば死なないという新味を持ち出してきたことには素直に拍手したい。転送という究極の選択ネタを取り入れることで、携帯でしか繋がれない今の若者の希薄な人間関係がいじめ問題と絡めてあらわになっていく様はテーマとしても見応えがある。

転送されまいと生徒たちが携帯を取り合う壮絶なシーンは、まんまリアルなバトルロワイアルものだったし。

さらに、幽霊を倒す方法が、メールを大量に送り込んでサーバーをフリーズさせるというのもなかなか笑えて面白かった、、って笑っちゃダメやん・・(笑)。

日韓の国境を越えてネットカフェにたむろする名もなき若者たちが一致団結して手助けする、しかも「ひとりじゃないよ!」という決めゼリフ付きときたもんにゃ、これは完全に「電車男」やろという・・・。

良くも悪くも不特定多数の人々が結びつくネットや携帯の功罪がテーマとしてあって、意外に最後まで飽きずに見れたかんじ。

ただ、映画を締める方向だけはバカ正直にいつもと同じで一気にトーンダウンしちゃったな。。

2008年12月29日 (月)

夢のシネマパラダイス586番シアター:ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

Gynnkzsmma 出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ヘレナ・ボナム=カーター、レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボン、ゲイリー・オールドマン、アラン・リックマン、マギー・スミス、エマ・トンプソン

監督:デヴィッド・イェーツ

(2007年・英/米・138分)2007/08/07・盛岡ピカデリー

評価★★★★/75点

内容:魔法学校の5年生になったハリー。休暇中のある日、ハリーは人間界で吸魂鬼(ディメンター)に襲われ、禁じられている魔法を使ってしまい、魔法省に告発されてしまう。ダンブルドア校長は、ヴォルデモートが復活したせいだと擁護するが、魔法省大臣は自分の地位をダンブルドアが貶めるためのまやかしだと言って信じない。ハリーはなんとか処罰を免れたものの、魔法省は闇の魔術に対する防衛術の新任女教師を監視役としてホグワーツに送り込む。一方、ヴォルデモートは仲間を集め、ハリーたちを陥れようと暗躍し始めるのだった・・・。

“ダークファンタジーへ急転回!?”

ハリポタの映画は劇場では見ないと宣言してから6年、その禁を破ってついに劇場鑑賞してしまいますた・・。

というのはさておき、ハリポタの原作が新しく出るたびに、今回の新作が今までで1番面白かった!という自分の中の履歴が更新されてきたわけで、5作目となった「不死鳥の騎士団」も2冊分一気に読みふけってしまうくらいにシリーズの中で1番のめり込んでしまった。

前作でヴォルデモートが復活し、それを見たハリーを誰も信じてくれないばかりか、魔法省から迫害に近いことまでされ、唯一の頼みの綱であるダンブルドアからも無視されつづけ、ハグリッドも不在、あげくの果てに心の拠り所としていた今は亡き父親が若かりし頃にスネイプをイジメまくっていたという事実まで明るみになり、完全孤立状態に陥ってしまうハリー。

その中でハリーを襲う魔の夢、魔法大臣コーネリウス・ファッジが送ってきた悪女ドローレス・アンブリッジの昼ドラばりの嫌がらせ(笑)。

情緒不安定になっていくハリーをなんとか支えようとするロン、ハーマイオニー。

チョウ・チャンとの淡い恋。

そして大団円でのシリウスの死と、今作に関しては、今まで周囲におだてられ助けられてきた感が強いお坊ちゃまハリーが独力で事態を切り拓いていかなければならない状況になり、その中で精神的に一段成長し強くなっていくという過程を描いている。

「自分かヴォルデモートどちらか一方は必ず死ななければならない。」という予言を受け入れたハリーの決意表明は今までで最も重いものであり、その点でもハリポタシリーズの核心に一気に近づいてきたゾという緊迫感をヒシヒシと感じながら読み進めていった。

しかし、それだけのめり込んでしまったためか、自分の頭の中で文章を映像化するのが最も難しいと感じたのもこの作品で、魔法省の神秘部だとか不思議系少女ルーナ・ラブグッドとかハグリッドが連れてきた巨人だとか、最強の敵ドローレス・アンブリッジの独特な声だとか、とにかく今回ほど見たいeye!聞きたいear!感じたいwine!と映像化を切望したことはなかった。

その観点からいうと、今回の映画は、自分の願いを見事にかなえてくれたといっていい。

もともと今回の原作自体、ハリー視点を中心にして進むストーリー展開だし、ヴォルデモートとの対決というハリポタシリーズの大団円に今までの作品の伏線やストーリーが一気に集約・収束されていく展開なだけに、要点をまとめやすく描けるという易しさはあったのだろうが、テンポよくまとめられていたと思う。

まぁ、2時間半に収めるために要点を点と点で足早に結んだという感も否めず、原作未読の人には消化不良かもとは思ったけど、それも毎度のことだからね。オイラ的にはギリギリ許容の範囲内だったな。

とにもかくにも守るべき価値のあるもののために闘うんだ!というハリーの大人への脱皮とともに、お子ちゃまファンタジーからダークファンタジーへと急激にかじを転回させていきそうな今後の展開が楽しみでなりません。

2008年12月28日 (日)

夢のシネマパラダイス114番シアター:沈黙のセガール

ハード・トゥ・キル(1990年・アメリカ・96分)Video

 監督:ブルース・マルムース

 出演:スティーブン・セガール、ケリー・ルブロック、ビル・サドラー

 内容:ギャングに妻を殺され、自らも植物人間となった刑事メイソンが7年後、奇跡的に目覚める。ただちに復讐戦を開始するために立ち上がるのだが・・・。

評価★★☆/50点

セガールの唯一の弱点はナニをしている最中だったのか、、、ていうか2回目のとき、もっと用心しろよオッサン。妻が惨殺された教訓を全然生かそうとしてないじゃん。

ま、しかし、7年間ご無沙汰だったわけだしな・・。でも7年間素っ裸で眠り続けるセガールって、ちょっと考えると怖いな(笑)。

何回のぞいたんだろ、あの看護婦。。

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沈黙の戦艦(1992年・アメリカ・103分)Video

 監督:アンドリュー・デイビス

 出演:スティーブン・セガール、トミー・リー・ジョーンズ、ゲイリー・ビジー

 内容:核兵器を盗み出そうとする極悪軍人一味が、戦艦ミズーリをシージャック。これに対し元秘密戦闘員の最強料理長ライバックが、ゲリラ作戦を展開して一味の計画を妨害する。

評価★★★/65点

ターミネーター2のT-1000型と素手で戦って勝てそうだもんな・・・。

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沈黙の要塞

Hkp13227 出演:スティーブン・セガール、マイケル・ケイン、ジョアン・チェン

監督:スティーブン・セガール

(1994年・アメリカ・102分)DVD

内容:同僚が殺された消火スペシャリストのタフトは、それが石油会社社長の陰謀をつかんだためと知り、彼の凶暴な手下どもと戦いを繰り広げる。

評価★★★/60点

環境問題を熱く語ろうというセガールの意気込みは買うけど、、でもねぇ、、アクション映画という切り口から環境問題を真正面で描くのはやはりちょっと無理があるな。

いくら石油のためだったらミサイルをもブチ込む国アメリカであっても、あそこまで露骨で重装備な企業はないやろ。

007のようなスタンスの映画ならば敵キャラとしては最高だけど、この映画のスタンスは真面目に環境問題をテーマにしようとしてるからなぁ。。

そういうマジなテーマやリアリティと、逆にリアリティのない穴だらけの設定にズレがあって、それがだんだん大きくなってきて、、、ラストの大爆発impact

どう考えたって石油流出しちゃってるでしょ・・(笑)。

もう、沈黙するしかないです・・・。

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暴走特急(1995年・アメリカ・100分)CS

 監督:ジェフ・マーフィー

 出演:スティーブン・セガール、エリック・ボゴシアン、キャサリン・ヘイグル

 内容:元海軍特殊部隊要員で、現在はレストランを経営しているライバック。姪ッコとの旅行の途中、豪華旅客列車がテロリスト軍団にトレインジャックされてしまい・・・。

評価★★★/55点

“姪ッコも、強かった・・・”

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沈黙の断崖(1997年・アメリカ・104分)WOWOW

 監督:フェリックス・エンリケ・アルカラ

 出演:スティーブン・セガール

 内容:ケンタッキーでアメリカ環境保護調査官が殺された。同僚のジャックは、事実の究明に乗り出す。

評価★★/40点

ずいぶんと小っちゃな風呂敷広げたところで話を進めてるよなぁ。。いったい何をやりたかったのかさっぱり。

無敵のセガールとどっかの辺鄙な村じゃ張り合いもないだろさ(笑)。

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DENGEKI 電撃(2001年・アメリカ・101分)WOWOW

 監督:アンジェイ・バートコウィアク

 出演:スティーブン・セガール、アイザイア・ワシントン、DMX、アンソニー・アンダーソン

 内容:大騒ぎを起こしたボイド刑事が左遷された先は、デトロイトで最も危険といわれる犯罪地帯。もちろん、勤務する警官たちも荒くれ者ばかり。今日も犯罪の匂いを嗅ぎつけ、ボイドは麻薬取引きの現場にひとり踏み込んだのだが・・・。

評価★★★/60点

感情克服セミナーに通いたくなるくらい今オイラは怒っているannoy

セガールはこの際どうでもええねん!

美人署長を、、なんで、、ヒドイ。。ジル・へネシーにメッロメロlovelyだったのに、途中から見る気失せたわ・・。

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奪還DAKKAN-アルカトラズ-(2002年・アメリカ・98分)WOWOW

 監督・脚本:ドン・マイケル・ポール

 出演:スティーブン・セガール、ジャ・ルール、モリス・チェスナット、ニア・ピープルズ

 内容:ハイテク刑務所として甦ったアルカトラズを武装集団が占拠。服役中のサーシャは、相棒ニックと囚人仲間を先導して武装集団に戦いを挑む!ラズベリー賞でめでたく主演男優賞を獲得!

評価★★★/55点

所長が敵に寝返ると思った人、手を挙げてー!ハーイ!

、、と思ったら、ただの職務に忠実なオッサンだったのね。

それにしてもセガールとお友達になればどんな犯罪を犯そうがいつでも減刑になれるのかい!おめでたいこった。

あと、「DENGEKI電撃」もそうだったけど、ラップミュージックがウザイannoy

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沈黙の聖戦(2003年・アメリカ・91分)WOWOW

 監督:チン・シウトン

 出演:スティーブン・セガール、バイロン・マン、モニカ・ロー、トム・ウー

 内容:元CIA捜査官ジェイクの最愛の娘ジェシカと上院議員の娘がタイのテロ組織に誘拐された。犯人側は、1週間以内に仲間の釈放を要求してきたが、ジェイクは自らの手で娘たちを救い出すことを決意、単身タイに乗り込むのだが・・・。

評価★★/40点

“セガールのベッドシーンなんて見たくねぇ(笑)!”

ハリウッドB級というよりも安っぽい香港映画見てるようなかんじ。

セガールも年なのか、演技もアクションもネタもストライクゾーンがどんどん狭まっていってる印象が・・・。

魔導士vsお坊さん軍団の祈祷合戦なんて、、セガールの映画じゃなくなってるよ(笑)。。

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沈黙の追撃(2005年・アメリカ・96分)WOWOW

 監督:アンソニー・ヒコックス

 出演:スティーブン・セガール、ヴィニー・ジョーンズ、ゲイリー・ダニエルズ

 内容:有能な兵士たちを洗脳し、殺人マシーンに変貌させるテロ組織を壊滅するため、7人の戦争エキスパートとともに元海軍エリートのセガールが壮絶バトルを繰り広げる。

評価★★★/55点

セガールに出くわしてしまった敵がボヤいた一言

「ついてねえなぁ、おい・・・」

この一言に尽きるだろ(笑)。

世の中の毒を制するセガールに敵はなし!

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沈黙の報復(2007年・アメリカ・92分)日曜洋画劇場

 監督:ドン・E・ファンルロイ

 出演:スティーブン・セガール、エディ・グリフィン、カーク・BR・ウォーラー

 内容:ある日、潜入捜査にあたっていた若い捜査官マックスが何者かに殺されてしまう。その報せを受けた父親サイモンは復讐を決意し・・・。

評価★★/40点

恐っろしいくらいに観たあと何にも残らない映画で、そういう意味では報復の空しさは伝わってくるんだけど(笑)、むしろこの映画のセガールは仇討ち御免!とばかり、復讐のための暴力を問答無用で正当化しながら敵をバッタバッタとなぎ倒していく。

しかし、仇討ちというのは、その殺害者を討ち取ることであって、それ以外の関係ない輩まで殺しちゃったらただの大量殺人犯でっせ。

そのくせ、ラストで息子を殺した実行犯以外興味はない!とラスボスのギャングのリーダーに捨てゼリフを吐いて去っていくかっこいいセガール親父。

それに対しリーダーが瞳をランランshineと輝かせながら一言、「アイツこそギャングだ!」、、、って、完全にコメディでっせこれ(爆)。。

時速30キロのカーチェイスも含めて、大いに笑わさせていただきますた、、もとい沈黙せざるを得ませんですた。。やれやれ・・。

2008年12月27日 (土)

夢のシネマパラダイス585番シアター:アタシ、体張ってます!?

マッハ!(2003年・タイ・108分)2004/08/09・シネマ東急

 監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ

 出演:トニー・ジャー、ペットターイ・ウォンカムラオ、プマワーリ・ヨートガモン

 内容:一、CGを使いません。二、ワイヤーを使いません。三、スタントマンを使いません。四、早回しを使いません。五、最強の格闘技ムエタイを使います。以上ですsweat01

評価★★★/65点

通信簿つけるとしたら“よくできました”ではなく、“よくがんばりましたgood”ってつけるな。

がんばりは認めるけど、それ以上のプラスアルファはないってことで・・。

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七人のマッハ!!!!!!!(2004年・タイ・95分)WOWOW

 監督:パンナー・リットグライ

 出演:ダン・チューポン、ゲーサリン・エータワッタクン、ピヤポン・ピウオン

 内容:テコンドーやサッカー、体操といった各種競技のチャンピオンが集う慰問団に加わった刑事デューは、タイ国境の村を訪れる。しかし、その村は麻薬王率いる武装ゲリラに占拠されていた。そこで慰問団の面々は、競技で培った肉体と技のみを武器に武装ゲリラに立ち向かっていく・・・。「マッハ!」のアクション監督が、さらなるアクションシーンの限界に挑んだタイ映画。

評価★★/40点

“子供に「とどめを刺して!」と言わせしめる映画というのは正直好きになれない。”

凄惨な村人バトルロワイアルという様相だったけど、しかもほとんどが銃殺バトルっつうのがいただけない。いたいけな少女を投げ落とすわ、おいおいってかんじ。

これ見たらジャッキー・チェンも泣くぞ・・。R12指定というのも頷けるレベルの低さですた。

しかもエンディングロールで流れるメイキング映像でのた打ち回っているスタントマンを見てさらに引いたわ(笑)。。

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YAMAKASI ヤマカシ(2001年・フランス・91分)DVD

 監督:アリエル・ゼトゥン

 出演:シャルル・ペリエール、チョウ・ベル・ディン、ウィリアムズ・ベル

 内容:華麗なスタントアクションを披露する7人のパフォーマンス集団“YAMAKASI”。「TAXi2」で忍者を演じた彼らを主人公に、リュック・ベッソンが脚本を書き下ろしたアクション。

評価★★★/60点

ちゃんとした映画としての体裁がしっかりとれちゃってるというのが、逆に面白さを半減させているというなんともな皮肉。

世界まる見え特捜部でやってた15分ばかりのドキュメンタリー映像の方が面白かった印象が・・・。

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G.I.ジェーン(1997年・アメリカ・125分)仙台セントラル劇場

 監督:リドリー・スコット

 出演:デミ・ムーア、ビゴ・モーテンセン、アン・バンクロフト、スコット・ウィルソン

 内容:アメリカ海軍のエリート特殊部隊SEALの訓練兵となったジョーダン・オニール大尉。希望にあふれる彼女を待ち受けていたのは、脱落者60%の地獄の軍事訓練だった。

評価★★☆/50点

“女スタローン参上!彼女はジャンヌ・ダルクになれるのか!?の巻”

世の女性陣はこれ観てどう思うんだろうか・・・。オイラにはただキショイとしか映らなかったけど。

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ロング・キス・グッドナイト(1996年・アメリカ・121分)WOWOW

 監督:レニー・ハーリン

 出演:ジーナ・デイビス、サミュエル・L・ジャクソン、クレイグ・ビアーコ

 内容:記憶喪失の女教師サマンサが正体不明の連中に命を狙われ、自分がCIAの暗殺工作員だったことを思い出す。そんな彼女が巨大組織に立ち向かう姿を描いたアクション。

評価★★★/60点

“サマンサの娘さんは正常に育つのだろうか・・・。”

体を張ってる女優ベスト3に間違いなくジーナ・デイビスは入ると思う。それくらい生々しくて痛々しい。ちょっと引いちゃう・・・。

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ミザリー(1990年・アメリカ・108分)NHK-BS

 監督:ロブ・ライナー

 出演:ジェームズ・カーン、キャシー・ベイツ

 内容:ロマンス小説を書くベストセラー作家のポールは、出版社に向かう途中、事故を起こし気を失ってしまう。それを助けたのは彼のナンバーワン愛読者を自称する中年オバさんのアニーだった。新作でポールは主人公のミザリーを死なせるが、原稿を読んだ熱狂的ファンのアニーは執拗に書き直しを迫っていき・・・。童女のような可愛らしさから一変、冷酷な狂女と化すアニーを演じたK・ベイツがアカデミー主演女優賞を受賞。

評価★★★★/80点

“最凶ヘルパーの最凶介護計画!”

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トワイライト・ゾーン-超次元の体験-(1983年・アメリカ・101分)NHK-BS

 監督:ジョン・ランディス、スティーブン・スピルバーグ、ジョー・ダンテ、ジョージ・ミラー

 出演:ダン・エイクロイド、アルバート・ブルックス、ヴィク・モロー、ジョン・リスゴー

 内容:人気TVシリーズ「ミステリー・ゾーン」の復刻映画版。ヴィク・モローが撮影中に事故死した作品としても有名。

評価★★★/60点

往年のTV版に敬意を表してB級な仕上がりになったのだと信じたい・・・。しかし、B級だと死人も出るのか・・coldsweats02

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ワイルドバンチ(1969年・アメリカ・137分)NHK-BS

 監督・脚本:サム・ペキンパー

 出演:ウィリアム・ホールデン、アーネスト・ボーグナイン、ロバート・ライアン、ウォーレン・オーツ、ベン・ジョンソン

 内容:20世紀初頭の動乱のメキシコを舞台に、西部のならず者たちの壮絶な生と死を描いたアクション西部劇。老年のガンマン、パイクをリーダーとする5人組の強盗団ワイルドバンチは、戦利品を抱えてメキシコに逃走する途中の小さな村で、マパッチ将軍の率いる野盗の掠奪を目撃する。マパッチは米軍輸送列車を襲撃してくれば1万ドルを提供するとパイクに持ちかけ、パイクたちは銃器や弾薬を強奪するが・・・。スローモーションを多用するペキンパーの独特のすさまじくも美しい暴力描写は後の映画に多大な影響を与えた。

評価★★★★/75点

“アウトロー軍団花の69年組!”

だって「明日に向って撃て!」「真夜中のカーボーイ」「イージー・ライダー」に、この「ワイルド・バンチ」っしょ。

いったいこの年に何があったんだ!?

2008年12月26日 (金)

夢のシネマパラダイス584番シアター:ドリームガールズ

ドリームガールズ

Dreamg 出演:ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、エディ・マーフィ、ジェニファー・ハドソン、ダニー・グローバー

監督:ビル・コンドン

(2006年・アメリカ・130分)2007/02/27・盛岡フォーラム

評価★★★★/80点

内容:1962年、デトロイト。エフィー(ジェニファー・ハドソン)、ディーナ(ビヨンセ)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)の3人は、音楽での成功を夢見てドリーメッツというグループを結成し、オーディションへの挑戦を繰り返していた。そんな彼女たちに目を留めたマネージャーのカーティス(J・フォックス)は、大スターのジェームズ・アーリー(エディ・マーフィ)のバックコーラスとして彼女たちをデビューさせる。さらにリードボーカルをエフィーからルックスの良いディーナに交代させる。すると、彼女らのステージは注目を集め、スター街道を歩み始めていくのだが・・・。

“悪魔的キャスティングの妙”

いまやアメリカの音楽シーンはブラック・ミュージック抜きでは語れないどころか、アフリカ系アメリカ人が牽引しているといってもいいほどの影響力を持つまでになっている。

その点でこの映画は、黒人音楽が白人向きのいわゆるポップスに組み込まれ変容・浸透していく歴史の源流を見られるという点でも興味深く見られるし、その中でソウルを捨ててポップスに衣替えするプロデューサーのカーティス(J・フォックス)と新しいリードボーカルの座にすわることになったディーナ(ビヨンセ)、そしてブラックミュージックの魂であるソウルを全身にまとい表現する体現者でありながら成功街道から放り出されるエフィー(J・ハドソン)の葛藤と対比も面白い。

華やかなショービズ界の裏にあるシビアな栄枯盛衰や容赦のない生々しい人間ドラマがソウルフルかつゴージャスな歌曲とともに見られる、非常に見応えのある音楽映画になっていると思う。

ダイアナ・ロスが在籍したシュープリームスをモデルにしたというゴージャスなショーパフォーマンスや、エフィーのソウルパワー全開の咆哮はもちろん、グループに亀裂が入り、他のメンバーやカーティスを相手に文字通りの四面楚歌になってしまったエフィーの壮絶な言い合いゲンカならぬ丁々発止の歌合戦にまで至ると、これはもはや日本映画なんかでは到底太刀打ちできない芸当であり、本来アメリカ映画の十八番であるミュージカル映画の本場の底力を如実に見せつけられる圧巻の作品だったと思う。

自分の思いや主張を伝えるための手段、そして生きる力をダイナミックに伝えるという、歌が本来持っている力をこれほどまで純粋に表現し感じられる映画もそうはないと思う。

また、キャスティングの妙もこの映画の見所のひとつ。

70年代を飾ったディーバがダイアナ・ロスだとすれば、80年代はマドンナ、90年代はマライア・キャリー、そして00年代がビヨンセと続くわけだが、カーティスの操り人形と化し、ソウルを捨て去るかわりに名声のかぎりをつくすに至るディーナにビヨンセをあてたという、これほど現実的かつ暗に皮肉めいた辛口のキャスティングというのもスゴイ。

同じことがアーリー役のエディ・マーフィにもいえると思うけど、ショービズ界の光と闇を描くには絶妙のキャスティングだったといえるだろう。

ジェニファー・ハドソンについては言わずもがな。いやはや、10年後にも語られるであろうもの凄いおデブさんだよ(笑)。

そして10年後にも語られるであろう映画ですた。

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今宵、フィッツジェラルド劇場で(2006年・アメリカ・105分)WOWOW

 監督:ロバート・アルトマン

 出演:メリル・ストリープ、リリー・トムリン、ギャリソン・キーラー、ケヴィン・クライン、リンジー・ローハン

 内容:ミネソタ州セントポールのフィッツジェラルド劇場。30年続いた公開ラジオショウが最後の放送の日を迎えた。下ネタいっぱいのカウボーイシンガーやカントリー・デュオなどの出演者たちは、そのことを知りつつも、名調子の司会者のもとでいつもと変わらずパフォーマンスを披露していく・・・。名匠アルトマンの遺作。

評価★★★/65点

“この映画に出てきた登場人物のような人生の達観にたどり着くにはオイラはまだ若すぎる・・・。”

30年続いたラジオショウの最後の公開生放送の様子を、舞台裏の楽屋で繰り広げられる人間模様と舞台上でよどみなく続けられるシンガーたちのパフォーマンスを紡いで織っていく。

しかも、この両者の垣根を取っ払った形で描いていくのがこの映画のキモとなっていて、楽屋に満ちた終焉=死の要素と、舞台上に満ち満ちている歌=生の要素が対になるのではなく地続きになっているというイメージが、例えば客席から舞台袖まで神出鬼没に歩き回る白いドレスのブロンド美女=死を導く天使というビジュアルで示されていて、ちゃんとした映画体験として見せていく手法はさすがアルトマンだなと思わせる。

そしてそれに則ったように映画に出てくるベテランシンガーたちも終焉=死をありのままに受け入れ、ありのままの生の中で歌い続ける。

そこに歌があるかぎりnotes。。

アルトマンの遺作にふさわしい作風の映画になっていると思う。

しかし、この人生に対する達観というのは、人生のベテランの域に達して初めて理解できることだと思うねんな。

まだ四半世紀かそこらしか生きてないオイラには正直いって半分分かっても残りの半分はまだ分からないんだわなぁ。

その点ではこの映画、全くと言っていいほど起伏がなくて、ちょっと飽きが襲ってきた感も否めず・・・。

唯一の若手であるリンジー・ローハンが最後に元気ハツラツぅに舞台を締めてくれたのが救いだったかな。

30年後にもう一回見るか。ウン。

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ビヨンドtheシー~夢見るように歌えば~(2004年・米/独/英・118分)NHK-BS

 監督・脚本:ケビン・スペイシー

 出演:ケビン・スペイシー、ケイト・ボスワース、ジョン・グッドマン、ボブ・ホスキンス、ブレンダ・ブレシン

 内容:37歳でこの世を去った実在のエンターテイナー、ボビー・ダーリンの生涯を映画化。幼い頃の病気が原因で「15歳まで生きられない」と宣告されたボビーは、やがてショービズ界で成功するが・・・。

評価★★★☆/70点

ケビン・スペイシーと音楽映画って全然結びつかない印象があって、これってどうなの、、とかなり身構えて見ちゃったんだけど、フタを開けてみたらあらビックリ、歌うっまーぃ!踊り軽っろやかー!と、ケビン・スペイシーのオールラウンダーぶりには思わず舌を巻いてしまった。

さらに、淡々と時系列に沿っていつも同じ展開で進む伝記映画があまり好きではないオイラにとっては、ボビー・ダーリンという人物よりも音楽そのものの方に傾倒したミュージカル調の構成になっていたので、リズム感があって無理なく見ることができた。

また、ボビー・ダーリンをほとんど知らない中で、まるでケビン・スペイシー自身を投影させて揶揄したようなオッサン像はかなり印象的で、ケビン・スペイシーの伝記でも見ているような気になってきてしまう。

ケビン・スペイシー、、やはり一筋縄ではいかない男だ。

2008年12月25日 (木)

夢のシネマパラダイス583番シアター:トランスフォーマー

トランスフォーマー

N_608pdsz112981rpl 出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、ジョン・ヴォイト、ジョン・タトゥーロ

監督:マイケル・ベイ

(2007年・アメリカ・144分)2007/08/22・盛岡フォーラム

評価★★/45点

内容:ある日、中東カタールの米軍基地で軍用ヘリが突然変形し、無差別に攻撃し始めたのを皮切りに、世界各地で様々な機械製品が巨人に変身し一斉に牙をむいた。なんとそれらは、地球侵攻を企てる地球外生命体“デストロン”だったのだ。一方そんな中、高校生のサムは、父親に買ってもらったボロ車がいきなりロボットへ変形したもんだからビックリ仰天。が、このロボットはデストロンに対抗する勢力“サイバトロン”の戦士で・・・。

“泣けるロボット映画「アイアン・ジャイアント」の実写化に一体貸してやれ!”

マイケル・ベイの映画はとにかく何も考えずにスクリーンに映し出される映像をその場その場で楽しめばいいんだよ、そういう娯楽なんだから変な御託やツッコミをかましても意味ないの、という強引なこじつけを自分の脳に痛いほど刻みつけてから見るようにしているのだが、今回ばかりは度を振り切ってしまった(笑)。

もう行くとこまで行ったかんじ。

オイラはトランスフォーマーの小芝居を見に行ったんじゃねぇよannoy。お庭でカクレンボって・・・。

ていうかどれが悪玉か善玉か見分けがつかないし。

焦らして見せないことで映画を盛り上げるスピルバーグと、見せまくることで映画を盛り上げるマイケル・ベイが変な風にドッキングしちゃったかんじで、もはや見てられなかったな。

え?映像ですか?

うーん、まぁスゴかったんじゃないスか。

でも、だから何?ってかんじ。。

マトリックスシリーズでそういう映像技術の上限は見ちゃってるわけで、毎度毎度、“驚異の次世代映像をあなたは目撃する!”って言われるたんびに飽きが来る。

実際、今回のロボットの映像ってそんなんスゴイだろうか?変形ばっかりに気を取られてるのか、カット割りも下手クソやし、なんというか論理的じゃないんだよね撮り方がさ。

それぞれの要素要素が1つの絵として繋がっていかないんだわ。「レッド・プラネット」(2000)に出てくる凶暴ロボの方がまだマシだよ。

やっぱパート2はスピルバーグ撮ってーな。

映像だけをメシに2時間半映画に付き合い続けなければならない苛酷さを今回ほど思い知らされたことはない・・・。

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スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー(2004年・米/英・107分)DVD

 監督・脚本:ケリー・コンラン

 出演:ジュード・ロウ、グィネス・パルトロウ、アンジェリーナ・ジョリー、ジョバンニ・リビジ

 内容:1939年のNY。科学者失踪事件を追っていたポリーの前に突然、巨大ロボット軍団が出現。彼女を救ったのは、元恋人で空軍のエースパイロット、ジョーだった・・・。世界征服の陰謀と闘う空軍パイロットの活躍を、CGのフル活用と多彩なキャストで、レトロ感たっぷりに描くSFアクション。

評価★★/40点

この映画から人物を全て取っ払ったCG全カットをオレにくれ(笑)!

イメージ先行型の映画だと思うけど、イメージにストーリーとキャラが埋没しちゃっている映画を見せられるのは、この上なくツマラナイし、不快で疲れる・・・wobbly

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ショートサーキット(1986年・アメリカ・98分)NHK-BS

 監督:ジョン・バダム

 出演:スティーブ・グッテンバーグ、アリー・シーディ、ブライアン・マクナマラ

 内容:軍事用に開発されたロボットが落雷によってショート、人間的な感情を持ち始める。ナンバーファイブと名付けられたそのロボットは基地から脱走。偶然そこで出会った女性との交流をからめたロボット版E.T.

評価★★★☆/70点

表情がないのがなんとも惜しい。せめて口を付けてほしかったな。

2008年12月24日 (水)

ウチに来たサンタクロースは一体誰だったのか?

コネタマ参加中: “サンタクロースの思い出”を聞かせて

サンタクロースの思い出ということで、実はオイラの中で今でも不思議に思ってることがあるんだけど。

オイラが小学校2年生の時の話。

クリスマスイブの夜birthday、夕食後だから20時くらいか。

ウチの親父が、「お前たちプレゼントは何が欲しい?サンタクロースに今から電話して頼むから。サンタさんがウチに持ってきてくれるんだぞ。」と言ったので、オイラはミニカーが欲しい!弟と妹もナニナニが欲しいと言ったら、親父が本当に電話し始めて、サンタクロースに頼んでるの(笑)。

そしたっけ、ものの10分も経たずに親父が、「ん?今、何か外で聞こえたぞ。トナカイの鈴の音がシャリンシャリンcarouselponyと鳴ったぞ。」と言いよる。

確かに聞こえた。え゛っ!?サンタさん!?と窓を開けるも外はシーンと静まり返っている。

と、親父が「アパートの1階の入口(その当時4階建ての県営アパートの4階に住んでいた)にサンタクロースがプレゼントを置いてったようだから、確かめに行って来い!」と言うので、一目散に階段降りていったら、なななんと、そこにあるではないか!ミニカーのプレゼントがpresent!弟、妹のプレゼントも!

ウウォーーーッ!サンタクロースはいるんだーーーっ!!!

、、っていう今から20数年前の思い出。

しかし、今ふと考えてみると、あのとき親父はどういうカラクリを使ってプレゼントを持ってきたのか、というか持って来させたのかってことなんだよね。一体全体、誰に電話していたのか?

弟、妹もその時の記憶は覚えていて、ほとんど覚えていることはみな合致する。

しかし、親父は覚えていないという・・。

たしかに、このサプライズは、オイラが小2のこの年だけだったので、覚えてないのかもしれないけど。

そういうサービスがあったのかなぁ??デパートか何かのオモチャの宅配サービス・・?そんなのあるのか?

でも、当時住んでた盛岡でいうと、中三とか川徳っていう2つのデパートしか無い時代だからなぁ。しかもだよ、ものの10分くらいで置いてく距離でもないし。。なんとも不思議なわけで・・。

で、結局、兄妹3人で至った結論というのは、親父がクリスマスの何日か前に、何が欲しいのかを何気なくリサーチしていて、それを当日までに用意しといて、親父自身がプレゼントを置いたという、当たり前っちゃあ当たり前の話なんだけど。。

でも、それじゃあ夢がないよなぁ。

よし、オイラも同じ手を使おう!

2008年12月22日 (月)

夢のシネマパラダイス581番シアター:銀行強盗って、、簡単!?

インサイド・マン

20060628inside_man 出演:デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、ジョディ・フォスター、クリストファー・プラマー、ウィレム・デフォー

監督:スパイク・リー

(2006年・アメリカ・128分)2006/06/20・MOVIX仙台

評価★★★★/75点

内容:完全犯罪を目論むダルトン(クライヴ・オーウェン)率いる4人組の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲し人質をとって立てこもった。NY市警のフレイジャー(D・ワシントン)らが現場へと急行するが、50人以上の人質全員に同じ服装と覆面をさせるなど周到な犯人グループを前に、容易に身動きがとれない状態が続く。一方、事件に困惑する銀行の会長は、やり手の女性弁護士マデリーン(ジョディ・フォスター)を現場へと送り出すが・・・。

“心地よく無血開城!”

全く分からない手品の種明かしを見せられると、なんだそんな単純なことかとあっけにとられるとともにストンと胸に落ちてくるものだけど、この映画はまさにそんなかんじ。

ドンパチの少ないかなり地味で淡々とした作品なのだけど、銀行の人質立てこもり現場のみに焦点を当てたプロットといい、今までありそうでなかった銀行強盗のアイデアといい、読めそうで先の読めないストーリー展開といい、頭脳・情報戦に的を絞ったかなり玄人好みの作品に仕上がっていると思う。

ただ、惜しむらくはジョディ・フォスターを起用しているわりには、彼女の演じたキャラクターがイマイチ弾けなくて、ストーリー展開の中で印象が薄くなってしまっていることで、例えばいっそ悪役っぽく性格の悪い高飛車な鬼女として強調して描くとかすればもっと面白くなったと思うんだけど。

あと、フレイジャー(D・ワシントン)の14万ドルを横領した疑い、という最初のキャラ設定がなにかの伏線になるわけでもなく、もしかしてコイツが犯人の黒幕?というミスリードになっていくわけでもなく、なんか中途半端な印象を受けた。

でもまぁ、マイ・ライブラリーに並べておいても損はないキレ味するどい斬新な佳作だったと思う。

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突破口!(1973年・アメリカ・111分)NHK-BS

 監督:ドン・シーゲル

 出演:ウォルター・マッソー、アンディ・ロビンソン、ジョー・ドン・ベイカー

 内容:ニューメキシコのちっぽけな銀行で、白昼の襲撃に成功したチャーリー・バリックの一味は、盗んだ金の予想以上の多さにとまどっていた。実はその銀行はマフィアの隠し金庫で、さっそくマフィアのボスはすご腕の殺し屋を差し向ける。チャーリーはマフィアを相手に作戦を練り、対決を挑むが・・・。

評価★★★☆/70点

硬派なドン・シーゲルと軟派なウォルター・マッソーがはたしてどう結びつくのかと思っていたけど、フタを開けてみたらこれがどうして噛み合わせのガッチリ合った小気味良いアクション映画になっていてビックリ。

どこか足りなさそうなユーモア爺さんと見せかけといて、実は頭の回転は早く抜け目のない大ベテラン強盗という裏の顔をもつチャーリー・バリックと、ドン・シーゲルの職人的な演出が相乗効果を生んでいて実にイイ味出してるんです。

だって、冒頭の銀行強盗で主人公の若妻をさっさと消しちゃったり、いつもの情け容赦のない演出で始まったかと思いきや、その後にさっさと川に銃捨てちゃってるんだよ。ドン・シーゲルから銃を取ったら何が残るんだという(笑)。。

いやはや思わぬ見っけもんですた。

でも、1番印象に残ったのは、あれだな。チャーリーの偽造パスポート作りを請け負った女写真家エバレットの所に殺し屋モリー(ジョー・ドン・ベイカー)がやって来て、エバレットのフリフリの桃尻を見たモリーがニヤッとした後に強烈なビンタを食らわし、それを食らったエバレットがなぜかウフンheart01となって、ベッドルームに招き入れるというシーン(笑)。ドン・シーゲル節全開!

なんかこの映画に出てくる女ってみんないいケツしてんのね。チャーリーも老いぼれのくせして若い女と速攻ベッドインしちゃってるし。。ってお前は何を見とるんじゃ!

でも、最近このての硬派かつB級っぽさも残しつつの職人監督ってめっきりいなくなっちゃったなぁ・・・。三池崇史とかハリウッドで1本撮っておくれよ。ホンマ。

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俺たちに明日はない

3_1 出演:ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン、エステル・パーソンズ

監督:アーサー・ペン

(1967年・アメリカ・112分)NHK-BS

内容:1930年代、大恐慌の失業者があふれるアメリカで、感化院あがりの自動車泥棒クライドは、勝ち気な娘ボニーと知り合い、2人はコンビを組んで銀行強盗を繰り返す。犯行はことごとく成功していったが、クライドの兄夫婦が仲間に加わったことで事態は急変する・・・。アメリカ映画の流れを変えたアメリカン・ニュー・シネマの原点ともいえる問題作で、当初は、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手フランソワ・トリュフォーやゴダールが監督候補に挙がっていたという。

また、全身に銃弾を蜂の巣のように浴びるボニーとクライドをスローモーションで見せるクライマックスは、公開当初は保守的なアメリカの観客には受けが悪かったが、パリやロンドンでは大反響を呼び、それが逆輸入という形でアメリカに渡り再評価されるに至った。アカデミー賞9部門でノミネート、助演女優賞・撮影賞などを受賞した。

評価★★★★/75点

踊るくらいだから痛いを通り越してるんだろうな・・bearing

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スペーストラベラーズ(2000年・東映・125分)DVD

 監督:本広克行

 出演:金城武、深津絵里、安藤政信、池内博之、浜田雅功、渡辺謙

 内容:銀行強盗に押し入った3人組の若者たちと、彼らに人質にとられた行員や客たちの騒動をコメディタッチで描いた人気お笑い集団ジョビジョバの舞台劇の映画化。孤児院育ちの西山(金城武)ら3人組が閉店間際のコスモ銀行を襲撃。だが計画はあっけなく失敗し、警察に取り囲まれてしまう。困った西山たちは、銀行内にいた行員や客らを犯人に見立てるという奇抜なアイデアを思いつくが・・・。

評価★★★★/80点

“踊る大包囲網THE MOVIE!”

踊る大捜査線の群像劇と画面展開をベースに「狼たちの午後」(1975)やら「明日に向かって撃て!」(1969)といった映画の本歌取りを巧みに取り入れ織り交ぜるセンスは買いだし、観ていて面白い。また、キャラクター設定も期待を裏切らない上々のうまさを披露してくれた。

今後もエンタメ畑を突き進んでいってもらいたいもんだな、この監督さんには。

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ソードフィッシュ(2001年・アメリカ・99分)DVD

 監督:ドミニク・セナ

 出演:ジョン・トラボルタ、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、ドン・チードル

 内容:かつてCIAでハッカーを務めていたスタンリー。彼のハッカースキルを悪用しようと企む元モサドのエリートスパイ・ガブリエルによって、彼は政府の闇資産として20年前の麻薬取締局の極秘作戦“ソードフィッシュ”で生じた95億ドルもの大金が眠る銀行襲撃計画に巻き込まれていく・・・。600台ものカメラを駆使したマシンガン撮影によるVFX映像が炸裂!?

評価★★☆/45点

“確実に言えること。「狼たちの午後」の方がこの独りよがりな映画よりも数段上だということ。”

オープニングで、「ハリウッドの悪いところはどの映画もクズでクダラナイものばかり!」とこき下ろし、「狼たちの午後」は傑作だがアル・パチーノ扮する犯人は人質を殺すべきだった、と何やらズレまくった御託を堂々とひけらかしていて、もの凄い決意表明をブチ上げた映画やなぁと受けとめて見たのだけど、、、なあ~~んだ。今のハリウッドはクソみたいな映画ばかり作ってるってことを一生懸命頑張って証明してみせたかっただけなのね。。

下手でどうしようもない演技、独りよがりな演出、シャレたつもりで中身の無いセリフ、、、まんまこの映画じゃん(笑)。おいおい、これはギャグなのか!?

例えばC-4爆弾を腹にくくり付けるようなことをしてこの映画を観ないとリアリズムもヘッタクレもあったもんじゃないな。

冒頭でもの凄い御託を並べてるわりにはやってることが中坊なみ。。

いるんだよねぇ、言うことはスゴイくせしていざそいつにやらしてみるとどうってことない勘違い野郎。アータらだよannoy

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バンディッツ(2001年・アメリカ・101分)WOWOW

 監督:バリー・レビンソン

 出演:ブルース・ウィリス、ビリー・ボブ・ソーントン、ケイト・ブランシェット

 内容:ジョーとテリーは、刑務所を脱獄後、次々と銀行強盗を成功させた。大胆で誰も傷つけない手口で英雄扱いされる2人だが、主婦ケイトが仲間に加わったことで男たちの関係がぎくしゃくし始める・・・。

評価★★★/60点

ウィリスもソーントンもブランシェットも、、、らしくない。

しかし、らしくないからこそ、この点数を付けたのであって、いつもの3人だったら確実に評価下げてたな。

特にブランシェットのハジケっぷりには見てるこっちがあたふたしちゃったな。

2008年12月19日 (金)

レアル・マドリー狂想曲第53番:チャンピオンズリーグ抽選:レアル×リバプール!!

チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が日本時間夜8:00から行われ、我が愛しのレアル・マドリーの対戦相手は、イングランドの古豪リバプールに決定!

喜んでいいのか悲しむべきなのかビミョーなところだけど、欧州では一歩抜きん出ているプレミアビッグ4との対戦ということで、今のままではかなり厳しいかも・・。

はっきりいってパナシナイコスを狙ってたからね、レアル陣営は。ミヤトビッチも公言してたし。

リバプールかぁ・・・。まぁ頑張ろ!

さて、ここからは各対戦の予想布陣を勝手予想っちゅうことで。

まずは、レアル×リバプール!

レアル:4-4-2     カシージャス                

            ぺぺ      カンナバーロ

 Sラモス                            マルセロ

             ガゴ       グティ

   スナイデル                      ロッベン

            イグアイン     ラウル

 VS     VS     VS     VS     VS     VS

リバプール:4-2-3-1  トーレス

   リエラ           ジェラード         カイト

          マスチェラーノ    シャビ・アランソ

 ドッセーナ                         アルベロア

         ダニエル・アッゲル    キャラガー

                  レイナ  

 ------------------------- 

お次は屈指の好カード、チェルシー×ユーべ!            

チェルシー:4-1-4-1   チェフ

           カルバーリョ      テリー

 ボジングワ                     アシュリー・コール

                  ミケル

  Jコール    ランパード     バラック      デコ

                  ドログバ

 VS     VS     VS     VS     VS     VS

ユーべ:4-2-3-1     アマウリ

   カモラネージ       デルピエロ        ネドベド

            シッソコ      ポウルセン

  モリナーロ                         グリゲラ

            メルベリ     キエッリーニ

                  ブッフォン

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本当はレアルがやりたかったパナシナイコス×ビジャレアル    

ビジャレアル:4-4-2  ディエゴ・ロペス

        ゴンサロ・ロドリゲス     ゴディン

ハビ・ペンタ                          カプデビラ

           エグレン     マルコス・セナ

  カソルラ                         ピレス

            ニハト     ジュゼッペ・ロッシ

 VS     VS     VS     VS     VS     VS

パナシナイコス:4-4-2

         サルピンギディス    マンツィオス

                ジウベウト・シルバ

      カラグーニス                クレイトン

                   シモン

 スピロプーロス                  ルーカス・ヴィントラ

             グーマス    サリエギ

                  ガリノビッチ

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当たらなくてよかった、バイエルン×スポルティング

スポルティング:4-4-2 ルイ・パトリシオ              

            トネル     アンデルソン・ポウガ

  アベル                             カネイラ

                 モウチーニョ

     ロッケンバック              イズマイロフ

                ミゲル・ヴェローゾ

            ヤニック       デルレイ

 VS     VS     VS     VS     VS     VS

バイエルン:4-3-1-2

             クローゼ      ルカ・トニ 

                   リベリー

 シュバインシュタイガー                ボロウスキ

                 ファン・ボメル

  ラーム                             オッド

             ルシオ       デミチェリス

                  レンジング

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次は、アトレティコ×ポルト

アトレティコ:4-4-2    レオ・フランコ

            ハイティンガ     ウイファルシ

  ペレア                             ペルニア

                パウロ・アスンソン

      マキシ                      シモン

                  マニシェ

            アグエロ       フォルラン

 VS     VS     VS     VS     VS     VS

ポルト:4-3-1-2 

           リサンドロ・ロペス     フッキ

                  L・ゴンサレス

      メイレレス                    コスタ

                  フェルナンド

  P・エマヌエル                        フシーレ

          ブルーノ・アウベス     ロランド

                   エウトン

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レアルのダブル天敵リヨン×バルサ!

リヨン:4-2-3-1       ロリス

             クリス        ブームソン

  メンサー                           グロッソ

            トゥララン     ジャン・マクン

   ゴブー           ジュニーニョ        エデルソン

                   ベンゼマ

 VS     VS     VS     VS     VS     VS

バルサ:4-3-3

                    エトー

     アンリ                         メッシ

             ケイタ        シャビ

                  トゥレ・ヤヤ

  アビダル                          Dアウベス

              プジョル     マルケス

                   バルデス 

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次は、アーセナル×ローマ

アーセナル:4-4-2     アルムニア

             ギャラス        ジュルー

  サーニャ                           クリシー

             セスク         ソング

    デニウソン                      ナスリ

            ファンペルシー    アデバヨール

 VS     VS     VS     VS     VS     VS

ローマ:4-3-1-2 メネーズ       トッティ

                   バティスタ

         デロッシ                 アクイラーニ

                    タッデイ

    リーセ                          パヌッチ

              ファン        メクセス

                     ドニ

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次は最大の注目ゲーム、インテル×マンチェスター・ユナイテッド

インテル:4-3-3    ジュリオ・セーザル

            コルドバ       マテラッツィ

  マイコン                          ブルディッソ

                 カンビアッソ

        ザネッティ             ムンタリ

   マンシーニ                       カレスマ

                イブラヒモビッチ

 VS     VS     VS     VS     VS     VS

マンU:4-4-2  ベルバトフ      ルーニー

                  キャリック

    ロナウド                     パク・チソン

                 フレッチャー

  エブラ                            ダ・シウバ

            ヴィディッチ     ファーディナンド

                ファンデルサール

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まずはとにかく我が愛しのレアル・マドリーが勝ち進むことを祈っておりまっス。

アッラ・マドリー!!!           

2008年12月17日 (水)

夢のシネマパラダイス291番シアター:ヒッチコック特集!

レベッカ

Rebecca 出演:ローレンス・オリヴィエ、ジョーン・フォンテイン、ジョージ・サンダース、ジュディス・アンダーソン

監督:アルフレッド・ヒッチコック

(1940年・アメリカ・130分)NHK-BS

評価★★★★☆/85点

内容:先妻の呪縛に悩まされる夫妻の恐怖とその愛の心理を映し出したスリラー。イギリスから渡米したヒッチコック監督が手がけ、アカデミー作品賞を受賞、ニューロティック(異常心理)映画の流行のきっかけをつくった。イギリスの荘園主マキシム・ド・ウィンターの後妻となったキャロラインは、邸に残る先妻レベッカの面影に悩まされ、夫の愛情まで信じられなくなり、先妻の使用人ダンヴァース夫人の魔術のごとき言葉で自殺までしかけてしまう。そんな時、レベッカの死体が海から揚がり、マキシムが殺人罪に問われることになった。マキシムは罪を認めるが、ガンに侵されたレベッカが自殺を決意し夫に殺させたことが判明する・・・。

“シンデレラの恐るべき後日譚!”

王子様と晴れてご結婚、と思ったらそこからが本題だったというお話。

精神的に追いつめられていき、不安定な状態になっていくヒロインがはたしてどのような結末を迎えるのかが1番の見所だと思うが、なんといっても前ウィンター夫人レベッカの見えざる存在が秀逸。

もしかして死んでなどいないのではないかとさえ思えてくるくらいその存在が輪郭として浮かび上がってくる。

その圧倒的存在感。

結局レベッカは出てこないわけだけど、だからこそ映画の緊張感がいやが上にも持続しているといえる。

見えない存在におびえ追いつめられていくヒロインを演じたジョーン・フォンテイン。撮影中はヒッチコック監督から意図的な嫌がらせ(彼女の精神バランスを崩させるため)を受けていたという逸話もあるが、さすが美女いじめが趣味のヒッチコック。画面にその効果はしっかり出ています。

翌年だったかの同じくヒッチコックの「断崖」でアカデミー主演女優賞を獲れたのもこの時の経験が活きたのかな。。

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ロープ

Rope_1 出演:ファーリー・グレンジャー、ジョン・ドール、ジェームズ・スチュワート

監督:アルフレッド・ヒッチコック

(1948年・アメリカ・80分)NHK教育

評価★★★★/85点

内容:超人思想に駆られたフィリップとブランドンは、自分たちの優秀さを示すため同級生を絞殺し完全犯罪を成し遂げようとした。2人は現場の一室でパーティを開き、殺人に使ったロープを処分してしまう。だが、客のキャデル教授は彼らの挑戦に気付いていた!実話を基にした戯曲を映画化したもので、全体をワンカットで撮ったように見せ、現実の時間と映画内時間とが重なる実験的手法を施していることでも有名な作品。

“「シックス・センス」のごとく冒頭で映画を観るにあたっての注意事項くらい流してもよかったんじゃないの。”

映画をご覧になる際の皆様へのお願い、、、

この映画は1台のカメラだけで撮影され、カット割りなしの1カットのみの構成となっております。

その点を十分ご留意されてご覧になられることをおすすめいたします。

なお、この映画にはある“秘密(トリック)”が存在します。

通常(当時)映画を撮影する際に使うフィルム巻は1巻10分しかありません。

この映画の上映時間80分には到底足りません。

では、どうやって1カットで撮影したのでしょうか。

映画をご覧になっている際は、皆様にはどう見ても1カットで撮っているようにしか見えないでしょう。

なお、“秘密”は1個だけではありません。何個もあります。

それらの秘密が1つでもお分かりになった方は、お友達やご家族の方にお話になって大いに結構です。

なぜなら秘密を知れば知るほどこの映画の楽しみ方が増えるからです。

それでは本編が始まります。皆さまどうぞお楽しみ下さい。

てね。

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サイコ

A5b5a5a4a5b3a3f0 出演:アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ジョン・ギャヴィン、べラ・マイルズ

監督:アルフレッド・ヒッチコック

(1960年・アメリカ・109分)DVD

内容:会社の金を横領して恋人の所に逃走する途中、マリオンは嵐に遭う。そこで道から少し離れた所にあった宿、ベイツ・モーテルに泊まる。そこの経営者は親切で内気そうな青年だった。名前はノーマン・ベイツといい、母と2人で暮らしているという。彼の身の上を聞くうちに、金を返してやり直そうと心揺れるマリオン。しかし、その夜、シャワーを浴びている時に殺人者が現れる・・・。

この映画史に残る有名な刺殺シーンでは、ヒッチコックは、約60秒のシーンを70以上の短いショットに区切り、目まぐるしく変わる映像によって暴力的ショックを表現した。ちなみにこのシーンではナイフが刺さる直接描写は一切ない。

また、観客の途中入場を一切禁止したり、当時大スターだったジャネット・リー(マリオン役)が早々に殺されてしまうなど、当時としては前代未聞の映画だったようだ。

評価★★★★/78点

“サクッ、サクッ。生理的にこの映画の音がたまらなくイヤ。”

ナイフで人間を突くとあんな音がするのかよと、観るたびにウワッて思わず耳をふさいでしまう。

美しい音色のバイオリン、あの「耳をすませば」で軽快な響きを奏でるバイオリン、それがこの映画ではずっと悲鳴をあげているんだから。

イヤだねぇ。。でも巧いよなぁやっぱ。

最近の映画は暴力シーンはもちろん殺人シーンまでも直接画面に出しちゃってるから。

しかしこの「サイコ」しかり「ジョーズ」しかり間接的に表現するという怖さ。想像させる怖さというのが1番怖いかもね。

そこで1番重要な働きをするのが音だと思う。

そういう意味では、この映画の音の使い方は言うまでもないですよね。

だって、ほんっとイヤだもん(笑)。

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三十九夜(1935年・イギリス・88分)NHK-BS

 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 出演:ロバート・ドーナット、ルーシー・マンハイム、マデリン・キャロル

 内容:カナダからロンドンへ帰って間もないリチャードは、寄席で記憶術師“ミスター・メモリー”のショーを見た後、謎の女に救いを求められ、彼女をとりあえず自分のアパートへ連れて行く。ところが、ひと寝入りしたリチャードが目を覚ますと、彼女の背にはナイフが突き立てられており、やがて絶命。容疑者として追われる身になったリチャードは潔白を証明するため、わずかな手がかりを求めてスコットランドに向かう。

評価★★★★/80点

ヒッチコック映画とは何か?

オイラは何も言わないっス。これ観た方が早いから。

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間諜最後の日(1936年・イギリス・87分)NHK-BS

 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 出演:ジョン・ギールグッド、マデリン・キャロル

 内容:諜報活動に従事した経験を持つ文豪モームの短編集に基づき、イギリス諜報部員の活動を追うサスペンス映画。1916年、小説家の陸軍大尉アシェンデンは、偽名を与えられ、スイス在住のドイツスパイの正体を探る命令を受けた。彼はエルサや自称・将軍らの仲間とともに任務に取り掛かる。アシェンデンを愛し始めたエルサは、彼に非情なスパイを辞めるよう訴えるが、そんな矢先彼らはドイツスパイの正体を突き止める。

評価★★★☆/70点

「三十九夜」の番外編とか姉妹編というかんじ。

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バルカン超特急

Fixqcqgsf 出演:マーガレット・ロックウッド、マイケル・レッドグレイブ、ポール・ルーカス

監督:アルフレッド・ヒッチコック

(1938年・イギリス・98分)DVD

内容:バルカンの避暑地バンドリカからロンドンへ帰る列車に乗ったアイリスは、豪雪のために列車が立ち往生してしまい、仕方なくホテルに一泊することになった。そこでアイリスは何者かによって頭に怪我をさせられるが、犯人は見つからない。翌朝、ダイヤは復旧し、アイリスは貴婦人のフロイと同じコンパートメントに乗り合わせた。しかし、ひと眠りしたアイリスが目を覚ますとフロイの姿が消えていた。しかも、車掌や乗客たちはそんな人物はいないと取り合ってくれず・・・。

評価★★★★☆/85点

誰も知らない、、、、、って怖い。。

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断崖(1941年・アメリカ・99分)DVD

 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 出演:ケイリー・グラント、ジョーン・フォンテイン

 内容:詐欺常習者の夫に疑惑を抱いた精神分析好きの妻が、彼に財産目当てで殺されるという被害妄想に陥る心理スリラー。ヒッチコック監督の「レベッカ」(1940)で大スターとなったジョーン・フォンテインがアカデミー主演女優賞を受賞。

評価★★★☆/70点

最後の最後になるまでダメ夫を信じ続けるリナの良妻ぶりには頭が下がるが、ちょっと崖から突き落として目を覚まさせたい気分(笑)。。

この映画と似たプロットの「ガス燈」(1944)と比べちゃうと、さすがの本作も相当に見劣りしちゃうかも・・。

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逃走迷路(1942年・アメリカ・109分)NHK-BS

 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 出演:ロバート・カミングス、プリシラ・レーン、ノーマン・ロイド、オットー・クルーガー

 内容:戦時下のカリフォルニア。ある日、飛行機工場で爆発事故が起き、工員の一人バリーが犯人と疑われて追われることになってしまった。無実を証明するには、事故の時に工場から飛び出していった怪しい男を探し出すほかにない。男の影を追ううち、バリーはナチスの破壊組織に行き当たる・・・。第二次世界大戦中に「敵のスパイに警戒しろ」という警告の意味で作られた一種の国策映画だが、ヒッチコックお得意のサスペンス演出により娯楽映画として仕上げられているスパイもの。

評価★★★/65点

ヒッチコックサーカス団の演目が目まぐるしく繰り広げられ、まるで迷路のごとく先が読めないという点では面白味がある。しかし、その演出には間というものがなく少々粗い。

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疑惑の影(1943年・アメリカ・108分)NHK-BS

 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 出演:テレサ・ライト、ジョゼフ・コットン

 内容:カリフォルニアの小都市に住む少女チャーリーの家へ叔父が訪ねてくる。チャーリーは叔父を歓迎するが、続いて2人の捜査官がやって来て、叔父が連続殺人の容疑者だと言う。チャーリーは叔父を疑い始め、叔父もまた正体を知った彼女を殺そうと計画する・・・。

評価★★★/60点

ヒッチコックにしてはあまりにも手堅くまとまってしまった感があり、音楽だけが妙にウザったく聞こえてしまう。。

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ダイヤルMを廻せ!(1954年・アメリカ・105分)NHK-BS

 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 出演:レイ・ミランド、グレイス・ケリー、ロバート・カミングス、ジョン・ウィリアムズ

 内容:ロンドンのアパートに部屋を借りているトニーとマーゴの夫婦は、表面上はおしどり夫婦に見えたが、マーゴは不倫の恋に落ちており、それに対しトニーはひそかに友人に妻の殺害を依頼していた。ところが、マーゴを襲った男が彼女のとっさの抵抗を受けて逆に殺されてしまう。事件後、トニーはマーゴを罪に陥れ、彼女は死刑を宣告されてしまう・・・。

評価★★★★/80点

古畑任三郎のBGMを要所要所でかけたい気分。

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泥棒成金(1955年・アメリカ・106分)Video

 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 出演:ケイリー・グラント、グレイス・ケリー、シャルル・ヴァネル

 内容:高名な宝石泥棒ロビーは、今はリビエラで悠々自適の毎日を送っているが、最近、自分の名前を騙った怪盗が出没していることを知る。事件に巻き込まれ、警察に追われることとなったロビーは、友人たちの協力を得て逃げ延び、自ら怪盗の正体を暴こうと高価な宝石を所有しているアメリカ娘に近づくが・・・。ヒッチコックが軽妙洒脱な演出で描くコミカル・ラブ・サスペンス。

評価★★★★/75点

“本物のキャット・ウーマンはグレース・ケリーをおいて他にない!!”

宝石を身につけていようといまいと彼女から視線をそらすことができない。

「例え宝石が偽者であったとしても私は本物よ。」と言う彼女のセリフに僕は瞬殺されました。。

でも、爆烈猛スピードで車を運転している時の彼女の爽やかな顔にはちょっと引いたな・・・。

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ハリーの災難(1955年・アメリカ・99分)NHK-BS

 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 出演:ジョン・フォーサイス、シャーリー・マクレーン、エドマンド・グウェン

 内容:ヒッチコックが「殺人は喜劇である。」という主張を実証してみせた、死体をめぐるスリラー喜劇。バーモントの森の中にハリーという男の死体が転がっていた。元船長の老人と、ある中年女性、そしてハリーの妻にはそれぞれに身に覚えがある。彼らと、ハリーの妻に想いを寄せる青年画家を加えた4人は、それぞれの立場からハリーの死体を埋めたり掘っくり返したりしていくのだった。。。

評価★★★/60点

真面目な話、相当ニオってると思うんだよね、、あの死体catface。。

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間違えられた男(1957年・アメリカ・105分)NHK-BS

 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 出演:ヘンリー・フォンダ、ヴェラ・マイルズ、アンソニー・クエイル

 内容:妻の歯の治療代を工面するため保険会社を訪れた貧乏楽士のマニーが、過去に起きた強盗の犯人に間違われ、警察へ連行される。無実の証明は困難を極め、妻は絶望のあまり精神が錯乱し、公判もマニーに不利に展開していく・・・。ニューヨークで実際に起こった事件に基づくノンフィクションを原作とし、強盗犯に間違われ追いつめられていく男の姿を描き、セミ・ドキュメンタリー的な内容となっているヒッチコック作品としては異色のサスペンス。

評価★★/40点

「ヒッチコック映画は事実より奇なり!」は真だが、事実はヒッチコック映画より奇なり、とはならなかったな。これ観るかぎり。

ほとんど予想の範疇で話は進むし、ラストのオチもさして驚くにあたらず。運が悪かったとしかいいようがない、、、で終わっちゃったらダメなんだよなぁヒッチコック映画は。

ヘンリー・フォンダもあまりの適役ド真ん中でかえってダレるし。

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北北西に進路をとれ(1959年・アメリカ・137分)DVD

 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 出演:ケイリー・グラント、エヴァ・マリー・セイント

 内容:キャプランという男と間違えられた広告代理業者のロジャーは、タウンゼントと称する男からある仕事に協力しろと脅迫され、国際スパイ事件に巻き込まれてしまう。そして殺人容疑までかけられてしまい・・・。

評価★★★★/80点

シンプルなプロットをテンポよくスリリングに、しかも無駄のない描き方で魅せる業師。

この血を受け継いだのはデ・パルマではない。スピルバーグだと確信した。

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Birds 出演:ロッド・テイラー、ティッピ・ヘドレン、スザンヌ・プレシェット、ジェシカ・タンディ

監督:アルフレッド・ヒッチコック

(1963年・アメリカ・120分)DVD

評価★★★/70点

内容:弁護士ブレナーを追ってサンフランシスコ郊外の漁村にやって来たメラニーは、ボートで彼の家に向かう途中、一羽のカモメに額をつつかれる。翌日、ブレナーの家の庭では妹の誕生パーティが開かれていたが、そこへカモメの大群が押し寄せ、子供たちに襲い掛かった。さらに次の日、カラスの大群が小学校に現れ、子供をかばった女教師が突き殺されてしまう・・・。

“基本的に鳥が人を襲うシーンは恐くはない。本当に恐いのは、人を襲う明確な理由がない鳥たちが群れをなして佇んでいるシーンただそれだけだ。”

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めまい

Mp297 出演:ジェームズ・スチュワート、キム・ノヴァク

監督:アルフレッド・ヒッチコック

(1958年・アメリカ・128分)NHK-BS

評価★★★★/80点

内容:元刑事で高所恐怖症のスコッティが、友人から妻マデリーンの行動を調べるよう頼まれる。尾行の過程でスコッティとマデリーンの間には愛が芽生えるが、謎めいた彼女はめまいに襲われたスコッティの目前で塔から投身自殺を遂げてしまう。数日後、スコッティはマデリーンとそっくりの女性ジュディと出会う・・・。主人公の高所恐怖症とヒロインの一人二役をトリックに利用した犯罪が、絶妙な語り口で描かれる。多彩なテクニックと視覚効果を駆使した、ヒッチコックの代表作。

“ガキの頃に妄想していた「人妻」という響きには妖しく美しくそして気だるい女という幻影が憑きまとっていた。そしてオイラはマデリーンを見たとき、不覚にもア~~lovelyとめまいを覚えてしまったのです・・・。”

ちょっと変態ッ気入ってるよね、この映画って、、、え?オレ?はい。。。

いや、ヒッチコックだよヒッチコック。彼は間違いなくその気がありますから。

でもありがとうヒッチコック、オイラの妄想をフィルムに焼き付けて現実化してくれて。

我ながら最低だな。。

2008年12月15日 (月)

夢のシネマパラダイス104番シアター:スパイダーマン

スパイダーマン

234686view002_1 出演:トビー・マグワイア、ウィレム・デフォー、キルスティン・ダンスト

監督:サム・ライミ

(2002年・アメリカ・121分)2002/06/29・日劇1

評価★★★★/75点

内容:ごくごく普通の高校3年生ピーターが、ある日、遺伝子を組み換えられた蜘蛛に咬まれ、特異な力“スパイダー・センス”を得てしまう。アメコミの代表作「スパイダーマン」生誕40周年を迎えた2002年に、残酷ホラーの決定版である「死霊のはらわた」で有名なあのサム・ライミ監督の手で映画化、、、ということでちょっと恐いもの見たさではあったのだけど。結果は良い意味で不安を払拭するエンタメ作品に仕上がっておりました。。

“あっ、鳥だ!あっ、飛行機だ!あっ、タケちゃんマンだ!

ふぁっふぁっふぁっ、うぇっうぇっ、、、パーーッ!!ブラックデビル参上!”

まんまじゃないですか、、この映画。

お金かけりゃこれくらい壮大なコントになっちゃうのねぇ(笑)。さっすがハリウッド、こういう金の使い方だったら喜んで拍手するよ。

あー、明石家さんまのグリーンゴブリン見てぇー。

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スパイダーマン2

319039view016 出演:トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、アルフレッド・モリナ、ジェームズ・フランコ

監督:サム・ライミ

(2004年・アメリカ・127分)2004/07/20・盛岡フォーラム

評価★★★★★/95点

内容:大学生となったピーターは、自分の全てが犠牲となるスパイダーマンとしての生き方を捨てようとする。しかし、怪人ドック・オクの出現により、再び立ち上がることに。。

“ウチでとってる新聞に、この場を借りてひとこと謝らせてください。”

ウチでとってる新聞の夕刊に1週間に1回シネマ通信簿というコラムが掲載される。

近々公開される1本の映画についての5段階評価の採点と寸評が載っていて、僕が映画を観に行くときにあてにしている良い手引きになっているのだが、今まで見てきたなかで5点満点付けられた作品は少なくともここ1~2年の間では1作品しか目にしていない。たしかヨーロッパ映画の相当な小品だったと記憶している。

そんな中で、突如220億かけた超メジャー作品「スパイダーマン2」に、5点満点が付けられていたのである。

これにはさすがに我が目を疑ってしまった。

そりゃそうだ、なかなか★5つを付けないこの新聞が、よりにもよって娯楽大作ともいうべきメジャー作品に★5つですかぁ?マジで?まさか配給元の東宝とつるんでるんじゃないだろうな、と思わず勘ぐってしまいたくもなったわけで。

そして続編はこう作れという見本のような娯楽大作だ、と豪語している一文を半信半疑で読んだのだが、この稀有な★5つに後押しされ映画を観に行くことに決めたのだった。

、、、、そして、結果は、ンビビビビビビビビンゴー!!

まぁいつも個人的な評価とこのシネマ通信簿の評価は大体似通っていたところがあったので当然の結果だったのかもしれないけど、疑ってゴメン(笑)。

しかも朝イチで観に行ったせいか、劇場1人貸し切り状態という初体験!!

いやあ、田舎はこれだからイイのよ。

スパイダーマン2をスクリーンを前に1人で観る愉悦。

おかげで周りを気にすることもなく泣くわ笑うわハラハラドキドキするわでとにかく大忙しだったわ。

でも周りに客がたくさんいるというのも気持ちを共有できてまた良いものなんだけどな。

ま、オイラあまり人前で泣けないからなぁ。。

・・・・翌々週、、また5点満点が付けられていた。

「シュレック2」。。。

マジですか?3週中2週★5つ・・・ありえない。万馬券なみの確率だぞ。

まさかUIPとつるんでるんじゃないだろうな(笑)。

(初記)2004/07/20

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スパイダーマン3

20070422_117300 出演:トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、トファー・グレイス

監督:サム・ライミ

(2007年・アメリカ・139分)2007/05/26・盛岡フォーラム

評価★★★★/75点

内容:NY市民に信頼されるヒーローとなり、恋人MJへのプロポーズも決意して公私共に順風満帆のスパイダーマン=ピーター・パーカー。ところが、最愛の伯父を殺害した真犯人“サンドマン”が脱獄し逃亡中であることを警察から聞かされ、さらにある日、謎の黒い生命体に取り憑かれた彼は次第に情緒不安定になっていき、MJともすれ違いを始めていく。そんなスパイダーマンを、父の復讐に燃え“ニュー・ゴブリン”へと変身したハリー、さらには黒い生命体に支配された同僚カメラマン“ヴェノム”がその座を追い落とそうと機会を伺っていた・・・。

“カツ丼の上にハンバーグとエビ天を乗せてその上からカレーをぶっかけたような映画。”

黒澤明が「七人の侍」を作るにあたってのコンセプトを言い表したものだそうだが、今回の映画にこそ当てはまるのではなかろうか。

シリーズものの3作目って、花火の締めくくりにやる線香花火みたいなもので、いかにうまく華を開かせて持続させるかがキーポイントなのだが、大体においてボタッと落ちて失敗に終わり尻つぼみになってしまったり、あるいは花火大会で趣向を変えた創作花火を打ち上げてみたらグダグダで興を削ぐものだったり、ようするにパッとしない作品が多いのだ。

、、、が、この「スパイダーマン3」は、それらとは打って変わって詰めに詰め込んだ10号大玉の大スターマインを2時間ブッ続けでドッカンドッカン打ち上げ続けているようなもので、まさにお祭り騒ぎ状態fuji

しかも、その火薬玉に星条旗をかぶせて“許し”というテーマを強引に付ける何でもありの作りに、映画を楽しんだという満腹感に浸れることは受けあいだ。

ただ、ボリューム感とスピード感にあふれるお祭りと見れば十分に満足できるのだが、1つの作品として見るならば、う~ん、、と唸らざるをえない出来だろう。

例えば、“許し”というテーマをもっと明確にするならば、サンドマンとハリーにエピソードを絞ってやった方が断然良かったはずで、ヴェノムまで詰め込んだせいでベクトルがあっちこっちに向かってしまい消化不良を起こしてしまっている。

はっきりいってヴェノムとブラックスパイダーマンに関しては4作目でもよかったのでは・・・。

これ一応今のところ3作で終了ということになってるけど、もし4作目作るとなると、どういう作りのスタイルにするのか非常に難しいところだな。それくらい今回の作品は詰め込めるだけ詰め込んでるので。。

ま、キルスティン・ダンストがキュートheart04だったので、良しとするか。。

2008年12月14日 (日)

夢のシネマパラダイス47番シアター:東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

Pho_tokyotower 出演:オダギリジョー、樹木希林、内田也哉子、松たか子、小林薫

監督:松岡錠司

(2007年・松竹・142分)2007/05/04・盛岡フォーラム

評価★★★/65点

内容:東京に弾き飛ばされ故郷・筑豊に戻っていったオトンと、同じようにやって来て帰るところを失ってしまったボクと、そして、一度もそんな幻想を抱いたこともなかったのに、東京に連れてこられて、戻ることも帰ることもできず、東京タワーの見下ろす病院の一室で眠りについた、ボクの母親の、小さなお話・・・。リリー・フランキーの同名自伝小説の映画化。

“やっぱ原作を読んで自分の頭ん中で映像化するのが1番、ということにたどり着いてしまう・・・。”

原作→スペシャルドラマ(大泉洋)→フジ系月9ドラマ(速水もこみち)ときて今度は映画版と、自分が読んだ原作小説の映像化作品をこれだけ短期間に3本も見る機会を得たのはもしかしてこれが初めてかもしれない。

それだけ、自分も思い入れがある原作である、、というか実際大泣きcryingまでしてしまったクチなので。。

ところが、連続ドラマの方は毎回コブクロの主題歌に合わせて泣かせようとするベタついた演出に途中からついて行けなくなり、、、速水もこみちも肌に合わず。。

スペシャルドラマも原作との匂いの違いにいまいちノレなかったし。。

なので、今回は3度目の正直ということでどうなるかと期待半分/不安半分だったのだけど、個人的なキーポイントとしては、泣かせようとするミエミエの演出、すなわち涙の商品化だけはしてほしくないということがまず一点。

そして、できれば山田洋次の寅さんシリーズみたいに人情と笑い、ユーモアとペーソスを織り込んだ中で時代の空気感や情感を出していくような演出をしてほしいということが一点。

しかし、その際「ALWAYS三丁目の夕日」のようなノスタルジー色を前面に出すようなやり方は浅すぎてやめてほしいし、、、と、どんどんハードルは高くなっていく(笑)。

また、2時間20分という尺の中で“ボク”の3歳から30代後半までを描いている原作の何を生かして何を捨てるかという取捨選択も必要になってくるわけで、それらが上手くハマッて初めて評価できるという、まぁ原作ものにはつきものの難しさではあるのだけど。

そんなこんなで観始めてみた結果は、、、可もなく不可もなく、、かな。。

いや、決して悪くはないんだよね。“ボク”の回想という形で過去と現在を行き来する時間軸の使い方は、原作のエピソードを満遍なく取り入れる編集の上手さもあいまって、つっかかることなく見やすかったのはたしかだし。

しかし、泣かせようとする演出を、まるでそれを毛嫌いするかのごとく避けていることには逆にこちらが面食らってしまうほどだったのだけど、それはいいとしても、各エピソードの描写が非常に断片的でその積み重ねが映画に起伏という流れを生み出してくれないのがどうにも痛い。

なんだろ、、、同じく原作が好きなハリポタシリーズの映画版と同じような匂いというか、総集編としてみればこれ以上ない最高の出来とはいえるかなと。

そう見れば、キャスティングおよび役者陣は文句の付けようがない出来栄えだし、時代の空気を確実に切り取ってみせた映像面も言うことなしなんだけど。

聞くところによると、松尾スズキのシナリオは初稿の時点では4時間半にもわたるボリュームだったというけど、それを2時間分そぎ落としたわけで、ん~~、、もったいないよなぁ・・。

といいつつ4時間半も付き合うなら原作読んで泣けっちゅう話やしなぁ。。

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Dear フランキー(2004年・イギリス・102分)NHK-BS

 監督:ショーナ・オーバック

 出演:エミリー・モーティマー、ジャック・マケルホーン、メアリー・リガンズ、ジェラルド・バトラー

 内容:夫の度重なるDVに耐えかね、祖母と幼い息子フランキーを連れて家を飛び出したリジー。以来、3人はスコットランド中を転々としながら暮らしていた。そうした事情を知らずに育ち9歳になったフランキーの楽しみは、アクラ号という貨物船で世界中を航海しているというまだ見ぬ父との手紙のやり取りだった。しかし、その手紙はリジーが書いているもので、しかも本当にアクラ号という船が彼らの港町に寄港することになり・・・。

評価★★★★/75点

監督デビュー作とは思えない落ち着き払った冷静な絵作りが小さな港町の美しい風景とあいまって、非常に安心して見ていられる佳品。

もう少し押しが強くてもよかったけど、監督はじめ製作陣が女性で占められているということを聞けばこの優しさも納得のいくところ。

しかし、それを抜きにしても、エミリー・モーティマーやジェラルド・バトラーの的確な演技と、イギリス映画特有の現実感覚が映画をしっかり引き締めていたし、ラストもアッと驚く嬉しいまとめ方でヨロシイ。

夢のシネマパラダイス157番シアター:間宮兄弟

Mo4255_f1 出演:佐々木蔵之介、塚地武雄、常盤貴子、沢尻エリカ、北川景子、戸田菜穂、中島みゆき

監督・脚本:森田芳光

(2006年・日本・119分)WOWOW

評価★★★☆/70点

内容:東京の下町のマンションで一緒に暮らしている間宮兄弟。兄・明信(佐々木蔵之介)はビール会社の商品開発研究員。弟・徹信(塚地武雄)は小学校の校務員。商店街を歩くときは必ずグリコじゃんけんをするような間柄の2人は、横浜ベイスターズの試合をスコアをつけながらテレビ観戦したり、ポップコーン片手にDVD観賞したり、紙飛行機を作って飛ばしたりといつも一緒に行動しては楽しく暮らしていた。で、2人に足りないものは恋人・・。そこで2人は、弟の働いている小学校の葛原先生(常盤貴子)と、兄の行きつけのレンタルビデオ屋のバイト店員・直美(沢尻エリカ)をカレーパーティに招くのだが・・・。

“中島みゆきのお腹の中から生まれてくるのは間違いなく間宮兄弟だ!”

パッと感想が思い浮かばないほどにつかみどころがなく、しかし今まで感じたことがないような魅力にあふれた、なんとも不思議な映画だった。

まるで移動図書館ばりに部屋の中をグルリと取り囲む本棚に整然と並べられたバラエティに富んだ本の数々から推測される趣味や興味の範囲の広さ、また、ちゃんとした定職に就きそこそこの社交性もあることから、この三十路の兄(佐々木蔵之介)と弟(塚地武雄)は電車男ばりの引きこもりアキバオタクというよりは雑学好きのインドア派ということができると思う。ただ、アフターファイブを兄弟2人っきりで過ごすというところが異様なだけで・・・。

しかも、その精神構造はまるで小学校5,6年生とでもいわんばかりの、性に目覚める前の少年といったかんじで、どこかほのぼのとした懐かしさを匂わせているところが、この映画の不思議な感触につながっているのだと思う。

例えば、兄弟があれこれクイズを出し合うところなんかは、まんま自分の小学生の頃を思い出したし。親父とよく登山に行ってたのだけど、下山するまで延々と親父にクイズを出し続けてたもん(笑)。

そして、その少年がそのまま大人になったらどうなるか、しかも兄弟で、、、というおとぎ話のような有り得なさを、有り得るぞこれはと思わせているのが中島みゆきflair

このキャスティング以外考えられない。

中島みゆきのお腹の中からだったらこの兄弟も生まれてくるだろという、いやこの兄弟以外生まれてこないだろ(笑)、うん。キャスティングの妙だね。

ストーリー展開としては女性にとってはイイ人どまりのモテない間宮兄弟の生態と失恋を描いていくのだけど、ネガティブではなく幸せな空気感に満ちた日常としてとらえていて、見る方としては妙な親近感がわいてしまう。

まぁ、オイラも似たようなもんだけど。。。

弟が自分で編集したMDを憧れの人妻に手渡そうとしたら、胸のファスナーを意味ありげに下げて「MDは聴かないの。」とi-podを見せながら冷たくあしらわれてしまうシーンはオイラにも痛かったなdespair。オイラもMD編集するの大好きだからさ。

でも、モテなくても楽しもうと思えば日常は楽しめるんだ、と三十路にさしかかろうとするオイラも生きる勇気をもらった、、、かな。。

2008年12月13日 (土)

夢のシネマパラダイス409番シアター:ディズニーアニメ倉庫

美女と野獣(1991年・アメリカ・84分)Video

 監督:ゲイリー・トルースデイル、カーク・ワイズ

 声の出演:ペイジ・オハラ、ロビー・ベンソン、リチャード・ホワイト

 内容:森の中にひっそりと建つ城には、若く精悍だがわがままな王子がいた。ある時、彼は魔女に心を試され、醜い野獣に姿を変えられてしまう。そんな彼の城に発明家のモーリスが迷い込んでしまい、娘のベルが捜しにやって来るのだが・・・。ギリシャ神話以来親しまれてきた美女と野獣のロマンティックなラブストーリーをもとにしたディズニーアニメ。アニメ作品として初めてアカデミー作品賞にノミネートされた。

評価★★★★/80点

気になる。どうでもいいことなんだけど気になる・・・。

野獣の猫背が。ホントどうでもいいことなんだけど。。

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アラジン(1992年・アメリカ・90分)Video

 監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ

 声の出演:スコット・ウェインガー、ロビン・ウィリアムス、リンダ・ラーキン

 内容:神秘と魅惑の都アグラバ、大いなる夢と希望を抱いた貧しい若者アラジンは、市場で出会った美しい娘ジャスミンに一目ぼれし、彼女が盗っ人として捕まっていたのを助け出した。ジャスミンは実はアグラバ王国の王サルタンの娘で、結局役人に捕まったアラジンは、城の石牢に閉じ込められてしまう・・・。アラビアンナイトの物語を下敷きに、不思議なランプを手にした若者の愛と冒険を描いたファンタジーアニメ。

評価★★★/60点

ピクサーアニメは吹き替えの方がより楽しめる印象が強いが、ディズニーアニメを吹き替えで見ると決まってモーレツな眠気に襲われてしまう。この映画はその中でも最たるもの。なんでだろ・・・。

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ターザン(1999年・アメリカ・88分)NHK-BS

 監督:ケヴィン・リマ、クリス・バック

 出演:トニー・ゴールドウィン、ミニー・ドライバー、グレン・クローズ、ロージー・オドネル

 内容:英国貴族の息子として生まれながら、嵐によってアフリカに漂着した一人の赤ん坊。両親を失った赤ん坊はメスのゴリラ、カーラに助けられ、ターザンと名付けられてたくましく育っていく。しかし、成長したターザンの前に文明人が現れたことから、ジャングルの平和が破られることになる・・・。幾度となく映画化されてきた「ターザン」のアニメ化。

評価★★★☆/70点

アニメにおける動物と人間の融和のコラボレーションは、胡散臭くて個人的には引いてしまうことが多いんだけど、これはギリでセーフだったかんじ。ラストはあまりにもな展開で失笑しちゃったけど、CGの使い方も程よい案配でフツーに楽しめた。

00年代に入ってから凡打続きのディズニーにあっては珍しい良品だと思う。

けど、これ以降、鳴かず飛ばずなのはいかがなものでしょう、ディズニーはん・・。

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ダイナソー(2000年・アメリカ・82分)DVD

 監督:エリック・レイトン、ラルフ・ゾンダグ

 声の出演:D・B・スウィーニー、ジュリアナ・マルグリーズ、ジョーン・プロウライト

 内容:6500万年前の白亜紀。突如、巨大隕石が地球に衝突し、大地は荒廃の一途をたどった。キツネザルに育てられたイグアノドンのアラダーは、なんとか一命をとりとめて方々をさまよううちに、クローン率いる草食獣の群れと遭遇する。彼らは命の大地と呼ばれる楽園を求めて移動を開始するが、後ろからは凶暴な肉食恐竜軍団が迫っていた・・・。

評価★★★/55点

ハリウッド版GODZILLAのクローンが出てきよった。。。おもろない。

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アトランティス/失われた帝国(2001年・アメリカ・95分)NHK-BS

 監督:ゲイリー・トルースデール、カーク・ワイズ

 声の出演:マイケル・J・フォックス、クリー・サマー、ジェームズ・ガーナー、レナード・ニモイ

 内容:1914年。地図製作者にして言語学者の青年が、亡き祖父の意思を継ぎ、伝説の大陸アトランティスを求めて壮大な冒険の旅に出て、その隠された秘密に迫るアドベンチャー。

評価★★★/60点

宮崎アニメでこういう題材の映画をもう一度見てみたいと思いを馳せるのには打ってつけの作品。

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リロ&スティッチ(2002年・アメリカ・86分)WOWOW

 監督・脚本:クリス・サンダース、ディーン・デュボア

 声の出演:クリストファー・マイケル・サンダース、デイヴィー・チェイス

 内容:ハワイのカウアイ島。両親を早くに亡くした5歳の少女リロは、姉のナニと2人で暮らしている。いつも一人ぼっちのリロのために、ナニはペットを飼うことにするが、ペットショップでリロが見つけたのは犬には見えない“小犬”だった。リロはその小犬をスティッチと名付けて飼うことにする。ところがこのスティッチ、見た目とは裏腹に凶暴な性格で手に負えない問題児だった・・・。

評価★★/40点

それぞれのキャラが原石のまま放置されていて、1+1が1にしかなっていない。最近のディズニーはこういうお粗末感が多く見られる。体力の限界かな。

、、と、道理でピクサーとくっつかざるを得ないわけだ。。

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トレジャー・プラネット(2002年・アメリカ・96分)WOWOW

 監督:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー

 内容:15歳の少年ジムは惑星モントレッサで母親と2人暮らし。なにかと騒ぎを起こしては母を困らせている問題児のジムだったが、ある日、不時着した宇宙船にいた男からある箱を手渡されたことによって海賊から追われる身になってしまう。その箱の中には、莫大な財宝が眠るという伝説の“トレジャー・プラネット”への地図が入っていた・・・。スティーヴンソン原作による不朽の冒険小説「宝島」のアニメ映画化。

評価★★☆/50点

ディズニーという枠の中でやらざるを得ないためなのか、ハジけることができておらず、せっかくの好奇心をそそる格好の題材とキャラクターの魅力的な配置が全く活かされていない。ホント子供だましの映画そのものズバリというかんじ。

しかも飛翔感がない。致命的。。。宮崎アニメを見慣れているとどうしても気になるところやな。

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ライアンを探せ!(2006年・アメリカ・82分)WOWOW

 監督:スティーヴ・スパズ・ウィリアムズ

 声の出演:キーファー・サザーランド、ジェームズ・ベルーシ、エディ・イザード、ウィリアム・シャトナー

 内容:NY動物園の人気者、野生の王者ライオンのサムソン。しかし、サムソンの息子ライアンは子猫のような吠え方しかできず、みんなにバカにされていた。そんなある日の夜、いじけたライアンが乗り込んだコンテナを積んだトラックが出発してしまい、朝には出航する船へと運ばれてしまった。最愛の息子を救出するため、サムソンは仲間たちと動物園を脱出し、サムソンの行方を追うのだが・・・。

評価★★★/60点

“どうせなら題名をプライベート・ライアンSavingPrivateRyanにすればよかったのに(笑)。。”

中身は幼稚園児向けレベルだったけど、思ったよりは楽しめたかな。なにより、動物キャラの表情が豊かで面白いんだわ。

フルCGアニメに関しては、「レミーのおいしいレストラン」(2007)などのピクサーアニメを見てもそうだけど、ジャパニメーションよりもハリウッドの方が断然表現力では上をいっていると思う。デフォルメの仕方がおそろしく上手いと思うんだよねぇ。

日本の方はCGアニメというとなにかと正確性と精緻さによる写実性にこだわりがちだけども、それがかえって表現の幅を狭めちゃってるんじゃないかなと。しかも中身がないんだもん、これがまた、、、っていつの間にか最近のジャパニメーションに対する不平不満になってしまったな。。。

夢のシネマパラダイス580番シアター:ソニー・ピクチャーズアニメ倉庫

オープン・シーズン(2006年・アメリカ・86分)WOWOW

 監督:ロジャー・アラーズ、ジル・カルトン、アンソニー・スタッチ

 声の出演:マーティン・ローレンス、アシュトン・カッチャー、デブラ・メッシング、ジョン・ファヴロー

 内容:パークレンジャーのべスにペットとして育てられている甘えん坊のクマ、ブーグ。自由気ままでお気楽な毎日を送る彼はある日、ハンターに捕まったお調子者のシカ、エリオットと出会う。そして彼を助けたことから、ブーグはエリオットと一緒に森に放り出されてしまう。初めての自然界での暮らしに戸惑うことだらけのブーグ。しかもオープン・シーズン(狩猟解禁日)が到来し、ハンターが森の中へ大挙押し寄せてくる・・・。

評価★★★/60点

良質な子供向けアニメの枠を決して外さない安心して見られる作品で、動物キャラの造型の上手さはさすがハリウッドといったところ。ただ、それに比べると記号ばりの人間キャラのやる気のなさはちょっと気になったけど。

でも、フワフワな毛並みのバカデカイ熊におもいっきり抱きついてみたいなという妄想は大いに働いた(笑)。

いや、そうじゃなくてもオイラの田舎クマおもいっきり出るんだけど・・・coldsweats01

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モンスター・ハウス

T0005000 声の出演:ミッチェル・ムッソ、サム・ラーナー、スペンサー・ロック、スティーヴ・ブシェミ

監督:ギル・キーナン

(2006年・アメリカ・90分)2007/01/20・盛岡フォーラム

評価★★★☆/70点

内容:12歳の少年DJの家の向かいに建つ怪しげな古い家。そこにはネバークラッカーという老人が住んでいたが、ハロウィン前日に心臓発作で倒れ無人の家になってしまう。ここぞとばかりにDJは親友のチャウダーとその家に入ろうとするが、なんと家が大口を開けて襲い掛かってきた。彼らは警察に急行するが取り合ってくれず、自分たちだけでその家を退治しようとするが・・・。

“アニメの新たな未来”

中身は「ホーンテッド・マンション」のCGアニメ化といったかんじで、別に真新しいものではないのだけど、この映画で特筆すべきなのはそういうところではない。

この映画でなにより驚くのは、フルCGで形作られたキャラクターの造型や表情が妙に人間的な実感を伴なうものとして表現されていることだ。

例えば、和製CGアニメの「ファイナルファンタジー」(2001)や「アップルシード」(2004)はデジタル技術がどこまで生身の人間に近づけるかという点を忠実に追求していった感が強く、それは言いかえればアニメーションという非人間を描くことからの脱却、すなわち現実=実写への挑戦でもあった。

が、そこで描かれる人間の輪郭の描線はシャープかつ鋭角的で線対称、どこまでも硬質なキャラクターだった。体温が20度にも満たないのではないかと思われるくらい血の通っていないキャラクターがうごめく物語もまた当然のごとく寒々としたものだった。

皮肉なことに、そこに生み出されたのは血の通っていないアニメそのものだったのである。

一方、アニメにおけるCGをあくまでアニメという枠内で拡げていこうとしているのがピクサーをはじめとするハリウッド製アニメに見られる共通点だと思うのだが、そこで描かれてきたキャラクターは、ピクサーアニメを見ても分かる通りほとんどが人間以外のものを対象としてきた。

玩具の人形だったり魚だったり車だったりモンスターだったり。人間キャラはあくまで記号としての脇役としてしか描かれてこなかった。ピクサー以外のアニメもほとんどが動物キャラだろう。

そこには、手書きで描かれてきたセル画がCGデジタルという新たな媒体へとって変わったとき、情報量が均一・均質化し整理され、ますます記号としての運命から逃れられなくなった、すなわち人間を描こうとすればするほど深みのない安っぽいものしか生まれないことへの自覚と限界があったことは想像にかたくない。

が、ピクサーアニメ第一作目の「トイ・ストーリー」(1995)から10年後に製作された「Mr.インクレディブル」(2004)でついに人間主役の作品が作られた。

そこでは、ピクサーお得意のストーリーテリングとキャラ設定のノウハウを巧みに取り入れ、感情表現豊かな生き生きとしたキャラクターが生み出されていた。

そしてこの映画が導き出した1つの結論というのは、やはりアニメは実写にはなり得ないということだったのだと思う。実写に近づこうとするのではなく、実写にはできないことをやるのがアニメなのだというもともとの自覚に立ち返った。

それがピクサーの果たした大きな成果でもあると思うのだけど、日本のアニメはへたに世界最先端を自覚しているだけに、夢をどこまでも追いたいんだろうね。オイラはもうついて行けないけど(笑)。

さて、そんな中、ピクサー以外のスタジオから出てきた人間キャラ主役のCGアニメが本作「モンスター・ハウス」だ。

冒頭で言ったことに戻るが、ストーリーはどうってことない。ストーリーだけとれば凡作以外の何ものでもない。

この映画はとにかく映像sign01映像の魅力的なことに尽きる。

3Dアニメという点では「アップルシード」と見比べればその志向するベクトルの違いが如実に分かると思われるが、オイラは断然「モンスター・ハウス」の方が好きだ。

スピルバーグ&ゼメキスが関わっているためか、80年代映画を思い起こさせるレトロ感覚も自分好みだったのだけど、まるで「ウォレスとグルミット」のクレイアニメの質感を思わせるリアリティと表現力豊かなキャラ造型には正直驚いてしまった。

こんなこと言うのは言い過ぎかもしれないけど、アニメの持つ新たな将来性を見ちゃったかんじがしたね。

背景美術の質感も素晴らしいのだけど、何より人物の表情。

アニメならではのデフォルメ感は強いけど、顔の造型がすごくアナログで、まるでジャガイモのようにいびつなの。対称的にはなってないんだよね。それがいわば人間のもつ感情表現の豊かさや深みをリアルに見せることにつながっていると思ったな。

デジタル技術による情報量の均一・均質化によりキャラクターが平板になってしまうことからより立体的な質感へと転化するために、デジタルをどう使ってやるべきかってことを作り手がよく分かっていらっしゃる。いい仕事してます。

アニメってのは、やっぱ“手”で作るものなんだよ。

「ハッピーフィート」(2006)で描かれた踊るペンギンで、人間ではない生き物キャラはひとつの頂点には登りつめたと思うので、これからは人間キャラかな。

宮崎駿以外あまりパッとしない日本のアニメ映画、、、抜かれちゃってるよ~完全に・・・。フルCGアニメではかなりの差をつけられたと思うぞ。

夢のシネマパラダイス425番シアター:ワーナーアニメ倉庫

ハッピーフィート

20070408_216348 声の出演:イライジャ・ウッド、ブリタニー・マーフィ、ヒュー・ジャックマン、ニコール・キッドマン、ロビン・ウィリアムス

監督:ジョージ・ミラー

(2006年・豪/米・108分)2007/03/29・盛岡フォーラム

内容:南極。皇帝ペンギンの住むエンペラー帝国。彼らは自分だけの心の歌でハートを伝えて求愛し、最愛の相手と巡り会うことで世代を継承してきた。ところが、ある夫婦のもとに生まれたマンブルは筋金入りの音痴で、皆から仲間はずれにされてしまう。そんな彼には唯一ダンシング~notesという才能があったが・・・。

評価★★★/60点

テーマに一貫性がないだとか安易な言葉を使いたくはないんだけど、この映画の地すべり的なかじ取りには思わず冷めてしまった・・・。

大団円で描かれるペンギンと人間のダンスコラボなんてドン引き(笑)。

「ベイブ」シリーズの監督だけあって人間との絡みを絵にしたいというのは予想できないことではなかったけど、ここで違和感を感じるのは“踊るペンギン帝国”という非現実のペンギン視点で描かれてきた物語が、後半一気に現実的な人間視点に転換してしまうことなんだよね。

作りものの世界観という前提のアニメとしての一線を超えちゃってるんだ。

そこらへんは例えば「トイ・ストーリー」(1995)や「モンスターズ・インク」(2001)を見れば一目瞭然なんだけど、非現実としての視点は絶対にブレないんだよね。これがブレちゃうと一気に世界観が崩れちゃう。

ただ、その中でそういう視点のブレ―非現実(作りものの世界観)と現実の相違―に挑戦し融合させて成功したのが「ベイブ」(1995)だった。キャラクターの擬人化を実写の中で描ききってしまったわけで、その中でCGの果たした役割は大きかった。

まぁ、それに携わった監督がフルCGで描かれた世界観の中でもできるやろと考えたのは想像に難くない。いわば「ベイブ」とは逆のことに挑戦してみようと考えたわけだ。

しかし、結果としては違和感ありありのものになってしまった。。

フルCGアニメという媒体で描かれるペンギン帝国というファンタジー世界の中で人間をエイリアンに見立てるところまではペンギン視点で描かれているのでまだ良いとしても、マンブルが動物園に“軟禁”されてからは一転して人間視点になってしまう。そこでテーマが完全に変容してしまうわけだよね。

そこに違和感を感じるか感じないかで評価も分かれてくるのだろうけど。個人的には違和感ありありだったと。。

しかしこれ、アカデミー賞で「カーズ」をおさえて長編アニメ賞を受賞してるんだ・・・。同じCGアニメの出来としてはどうみても「カーズ」の方が上だろ。。

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ポーラー・エクスプレス(2004年・アメリカ・100分)DVD

 監督:ロバート・ゼメキス

 声の出演:トム・ハンクス、ノーナ・ゲイ、ピーター・スコラーリ

 内容:クリスマスイブの真夜中23時55分。サンタクロースの存在を疑う一人の少年の家の前に、轟音とともに巨大な蒸気機関車がやって来る。車掌は少年に「一緒にサンタクロースの国に行こう」と誘い、北極点へ一路向かうのだった・・・。

評価★★★/65点

80’sテイストのアナログなノリで走り抜けてほしかった気もするけど、あの時代がもはやノスタルジーとして語られるようになった今となっては、CGという黒魔法の極北に突き進んで満足する他ないのか、、と思うとちょっと哀しくなった。

でも、フォレスト・ガンプで羽毛を飛ばしたゼメキスが今回は切符を飛ばしてくれるとは乙なもんだね。

夢のシネマパラダイス375番シアター:20世紀FOX&その他もろもろアニメ倉庫

アイス・エイジ(2002年・米・82分)NHK-BS

 監督:クリス・ウェッジ

 声の出演:レイ・ロマーノ、ジョン・レグイザモ、デニス・リアリー、ジャック・ブラック

 内容:2万年前の氷河期。動物たちは寒さを逃れて南に移動したが、孤独を愛するマンモスのマニーだけは北へ向かう。マニーと合流したナマケモノのシドは、サーベルタイガーの群れに襲われた人間の赤ん坊を救出。人間のもとへ届けることにするが、後ろからは赤ん坊を狙うサーベルタイガーのディエゴがついて来て・・・。

評価★★★/60点

動物キャラを擬人化するうまさはお手のものだが、そこに赤ん坊とはいえ人間を助けるという自己犠牲精神を介在させてしまったがゆえ、イジワルな見方をしてしまうオイラはどうしても胡散臭さをぬぐい去ることができなかった。

ここの一線を超えたらアカンやろうと。

冒頭で狩猟して殺したサーベルタイガーの毛皮を着た人間たちをちゃんと描いてるのに、その人間のために自己犠牲精神を発揮する動物ってのはちょっとキモイよねっていう。。犬だったらともかく。

まぁ、幼児向けのアニメにこんなん言うても意味ないのかもしれないけど。個人的にはちょっとノリきれなかったな。

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アイス・エイジ2

Ice_age2_pack01 声の出演:ジョン・レグイザモ、デニス・リアリー、レイ・ロマノ、クイーン・ラティファ

監督:カルロス・サルダーニャ

(2006年・アメリカ・91分)WOWOW

内容:マニー、シド、ディエゴの3匹は長く続くポカポカ陽気を満喫していたが、温暖化のために氷河が溶け始め、住んでいた谷が水没の危機に瀕してしまうことを知る。そこで谷の動物たちは水の少ない谷の反対側へと大移動を始める。その途中でマニーたちは、2匹のフクロネズミ兄弟と、自分のことをフクロネズミと思い込んでいるマンモスのエリーと出会うのだが・・・。

評価★★★☆/70点

まずはドングリの実に人生をかけるスクラットのシーンが前作より大幅に増えているのが嬉しい。スクラットで1本映画作れそうだな(笑)。

肝心の本編の方は、話の内容はいたってシンプルなのだけど、前作より各キャラも立ってるかんじで、安心して見ていられる。特にフクロネズミ兄弟と、自分をフクロネズミだと勘違いしているマンモスのキャラが加わったことは大きく、太田光以外にも久本雅美&中島知子など日本語吹き替えで見ると余計に楽しめてしまう。

あと、前作でも感じたことだけど、水の描き方はハンパなく巧くできてて、これは感心したね。もちろんCGなんだろうけど、FFやアップルシードなど硬質な絵づくりをしてしまう日本製とはまたベクトルが違う柔らかさには好感が持てる。

ハリウッドアニメ全般にいえることだけど、CGの表現方法というか使い方は日本より断然うまいと思うな。日本のCGアニメはとかく堅苦しいんだよなぁ・・・。

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ザ・シンプソンズ MOVIE(2007年・アメリカ・87分)WOWOW

 監督:デヴィッド・シルヴァーマン

 声の出演:ダン・カステラネタ、ジュリー・カヴナー、ナンシー・カートライト

 内容:アメリカの田舎町、スプリングフィールド。シンプソン家のダメ親父ホーマーの無責任な行動が、地元の湖の環境破壊の最後の引き金になってしまい、これが原因でスプリングフィールドは政府によって完全隔離されてしまう。そして不満爆発の住人たちの怒りの矛先はホーマーへ。シンプソン一家はなんとか命からがら町を脱出するが・・・。

評価★★★/60点

“動物を傷つけてはいない映画を見るのは好きだ!?”

実はシンプソンズって見るの初めてなんだけど、クレヨンしんちゃんと天才バカボンを足して2で割ったようなアニメだったかな。

フツーに楽しめたけど、30分番組で十分なような・・・。

しかし、シュワちゃんが大統領になったらヤバイな(笑)。

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タイタンA.E.(2000年・アメリカ・96分)NHK-BS

 監督:ドン・ブルース

 声の出演:マット・デイモン、ビル・プルマン、ドリュー・バリモア

 内容:エイリアンの追っ手を逃れて、青年ケールは地球再生の鍵が隠されたアイス・プラネットへ向かうが・・・。全編の87%にも及ぶといわれる3DCGシーンは必見!??

評価★★/40点

なんつーか、、、オイラの大好きなTVゲーム「ラチェット&クランク」の絵柄の世界観に似ているってだけで、、そんなかんじ(笑)。。

ていうか、こんなのに製作費100億もつぎこむなよっ!トンだ見かけ倒し映画だったわ。。

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ファンタスティック・プラネット(1973年・仏/チェコ・73分)NHK-BS

 監督・脚本:ローラン・トポール、ルネ・ラルー

 内容:巨人ドラーグ族と、彼らに奴隷のように扱われている人間オム族の住む未開の惑星イガム。ドラーグ族の知事の娘ティヴァは、オム族の子供テールをペットとして飼い始める。しかし、テールは次第に知識を得ていき、ドラーグ族への反逆を企てるが・・・。フランスのSF作家ステファン・ウルの長編小説を、漫画化ローラン・トポールの絵でアニメ化した異色のファンタジー作品。

評価★★★/65点

“フランスにも楳図かずおっていたんだ・・・。ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ”

闘獣バトルはツボにハマッたけど、ビジュアルが生理的に気色悪い・・・。

岩明均の「寄生獣」とか宮崎駿のナウシカに通じるところもあるようなないような。

とにかく2回は見たくないね(笑)。そういう意味ではオンリー・ワンの映画だけど。

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キリクと魔女(1998年・仏・71分)NHK-BS

 監督・脚本:ミッシェル・オスロ

 声の出演(日本語版):浅野温子、神木隆之介

 内容:アフリカのとある村。ある日、母親の胎内から自力で生まれ出た男の子は自らキリクと名乗る。しかし、キリクの村は魔女カラバの脅威にさらされていた。キリクの父親や村の男たちをカラバに喰われ、村の泉は枯れ果て、黄金も奪われてしまった。キリクは「どうして魔女は意地悪なの?」という疑問を晴らすため、山の反対側に住む賢者に会いに行くことにする・・・。日本語版監修はジブリの高畑勲。

評価★★★/65点

アフリカ版まんが日本むかし話!

同じ匂いがしたので。でも、30分に収めろとまでは言わないが、もうちょい短くてもよかったかも。

夢のシネマパラダイス109番シアター:ドリームワークスアニメ倉庫

プリンス・オブ・エジプト(1998年・アメリカ・99分)DVD

 監督:ブレンダ・チャップマン、スティーヴ・ヒックナー、サイモン・ウェルズ

 声の出演:ヴァル・キルマー、ミシェル・ファイファー、レイフ・ファインズ、サンドラ・ブロック

 内容:ナイル川のほとりで奴隷の子として生まれた男の子モーセは、ひょんなことからエジプト王国の王子として育てられ、兄のラメセスと仲良く成長していく。しかし、やがて月日が流れ、自分が迫害されているヘブライ民族だったと知った彼は、奴隷の人々を引き連れて国を去る決意をするが・・・。旧約聖書が伝える出エジプト記の壮大な世界を描いたアニメ。

評価★★/40点

オールスター総動員に金かけるよりも、絵とシナリオ作りにその分の金と時間をかけろや!

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シュレック

3000135 声の出演:マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィ、ジョン・リスゴー

監督:アンドリュー・アダムソン、ヴィッキー・ジェンソン

(2001年・アメリカ・94分)2001/12/09・日劇プラザ

評価★★★☆/70点

内容:孤独ながら平穏に暮らしていた怪物・シュレックと、ロバのドンキー、美しく活発なお姫様のハラハラドッキドキの冒険ストーリー。第74回アカデミー賞で新設された長編アニメ映画賞を受賞した全編フルCGアニメ。ちなみに日本語吹き替え版ではダウンタウンの浜ちゃんがシュレックを担当。

“大人の観賞に堪えうると聞いて、どんなものかと観てみれば、なんやねん、屁こき&ゲップのベタ下ネタと今流行りのカンフーでつかみはOK牧場てなかんじやないけ。。”

ま、面白かったんですけどね。

どこぞのお国が意気揚々とつくった「ファイナル・ファンタジーでファイナルアンサー??」やらと比べたら天と地ほどの違いがあったわ。

こっちの方がちゃんと血が通うとるな、と。それもこれもエディ・マーフィ様サマだったな、と。

だってドンキーの顔がエディ・マーフィの顔に見えてきたくらいだもん。。

なんかめちゃくちゃ楽しそうに吹き込みしているエディ・マーフィの顔が浮かんできちゃった。それくらい生き生きしてたな、キャラクターが。

せめてエンドクレジットで声優の吹き込むシーンなんかを挿入してくれたら嬉しかったけど。

他のキャラは・・・まあまあってとこかな。

しかし、往年のおとぎキャラたちはいただけなかったな。血が通うておらんかったもん。その点が大きなマイナス要素です。表情の無いカカシが出てくるみたいなかんじで、個人的には相当無意味に思えました。

その点と、ラストで一生醜く暮らしましたとさ、というあれだけのブラックな毒舌で終わるのだったら、劇中もっとやらかしてくれてもよかったんじゃないのかマイク・マイヤーズさんと感じたのはオイラだけではないでしょう。

美女と野獣を逆手にとるのであれば、もっと暴れさせてもよいものを。

それこそボブ・サップなみに描いてくれればなぁ。大暴れ男を演じてはいるが、実は根は優しく美女には目がないというデレ男風に描いてくれれば感情移入もしやすかったのに。

この2点を差し引くと★4つにはならず、★3.5ってとこですかね。。

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シュレック2(2004年・アメリカ・93分)2004/07/31・MOVIX仙台

 監督:アンドリュー・アダムソン、ケリー・アズベリー、コンラッド・ヴァーノン

 声の出演:マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィ、キャメロン・ディアス、アントニオ・バンデラス、ジュリー・アンドリュース

 内容:前作でめでたく結ばれたシュレックとフィオナ姫のもとに、フィオナ姫の両親ハロルド国王とリリアン王妃から結婚を祝う舞踏会の招待状が届く。そして2人はドンキーを引き連れ両親の暮らす“遠い遠い国”へ赴くことに。しかし、ハンサムな王子の登場を期待していた国民はシュレックの容姿を見て愕然、国中に動揺が走る。さらに、フィオナ姫と結ばれるはずだったチャーミング王子と、その母ゴッドマザーが2人の仲を裂こうと画策し・・・。

評価★★★/65点

面白いっちゃあ面白いんだけども、後にまでは尾を引かない。

ピクサーアニメは50年後にも変わらず残っているだろうが、このアニメは悲しいかな時代を超えて生き続けるような代物ではない。

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マダガスカル(2005年・アメリカ・86分)WOWOW

 監督:エリック・ダーネル、トム・マクグラス

 声の出演:ベン・スティラー、クリス・ロック、デヴィッド・シュワイマー、ジェイダ・ピンケット・スミス

 内容:ニューヨークの動物園で快適な生活を謳歌しているライオンのアレックス、シマウマのマーティ、キリンのメルマン、カバのグロリアの仲良し4頭組。そんなある日、マーティがテロリストのペンギンたちと動物園を脱走。連れ戻そうと後を追ったアレックスたち共ども街中で捕らえられてしまい、船に乗せられてしまう。さらに、ひょんなことから4頭はマダガスカル島へと流れ着くのだが・・・。

評価★★★/60点

見せ場の連チャンがないと間がもたないかのようなせわしなさは、まるで狭い檻の中でグルグル回っているだけの動物を見ているかのよう。

アニマルキャラの擬人化は上手いと思うが、もうちょっと観る子供を信じて落ち着きをもって作ってもらいたいもんだ。。

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シュレック3(2007年・アメリカ・93分)WOWOW

 監督:クリス・ミラー

 声の出演:マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィ、アントニオ・バンデラス、ジュリー・アンドリュース

 内容:遠い遠い国で幸せな生活を送っていたシュレックとフィオナ。だがある日、フィオナの父ハロルド国王が病に倒れてしまい、シュレックが後継者に指名されてしまう。しかし王様なんてまっぴらごめんのシュレックは、もう一人の王位継承者アーサーを探しに悪友ドンキーと長ぐつをはいた猫を連れて旅立つことに。一方、王国では王位を狙っているチャーミング王子が、おとぎ話の悪役たちをけしかけて王座を狙おうとしていた・・・。

評価★★/45点

“おとぎの国にまで勝ち組と負け組を持ち込まれるといささか萎えちゃう。。”

いい加減シュレックをたらい回しにするのはやめれ、ドリームワークスさん(笑)。。

もう完全にネタ切れやろ・・・。新しいの創造せーや、、って4作目もいくんかいっ。

P.S...キューピーマヨネーズが腐りかけて変色したらシュレックの赤ん坊になりそう、、、オェッ。。

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カンフー・パンダ(2007年・アメリカ・92分)WOWOW

 監督:マーク・オズボーン、ジョン・スティーヴンソン

 声の出演:ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ルーシー・リュー、ジャッキー・チェン

 内容:平和の谷の村に住むカンフーおたくのメタボパンダ、ポー。ある日、悪のカンフー使いタイ・ランが脱獄し、翡翠城にある龍の巻物を狙って平和の谷を襲おうとする。危機に陥った村では、武術大会が開かれ、タイ・ランと戦う龍の戦士を選ぶことになったが、ひょんなことからポーが龍の戦士に選ばれてしまい・・・。

評価★★★☆/70点

“食べ物が美味そうな映画にハズレはない!”

龍の戦士デブパンダに、タイガー、モンキー、カマキリ、ヘビ、ツルの5匹のカンフーマスター、老師レッサーパンダ、復讐の鬼ユキヒョウ、導師ゾウガメ。。。

これらのキャラを駆使してTVゲームをしたいくらい世界観はよく出来ていて、ベタベタに見えつつもかなり細部まで凝っていて楽しめてしまった。

まぁ、基本フォーマットはどっからどう見ても「スター・ウォーズ」なんだけど(笑)。

シーフー老師とタイ・ランのバトルなんて、マスター・ヨーダとダークサイドに落ちていくアナキンのバトルそのものだし。じゃあ、主人公ポーは、、、ジャバ・ザ・ハット!?んなアホな。。

また、カンフーアクションも各キャラの特徴を巧く引き出しながらコミカルさも加えつつ見応えあるシーンになっていて、しかもコミカルカンフーのレジェンド、ジャッキー・チェンが声を当てているんだから、もう面白くならないはずがない!!

見る前はちょっとバカにしてたけど、「秘伝なんてものは存在しない!今ここにいる自分が全て!真の強さは自分の中にしかない!自分を信じろ!」という直球メッセージもちゃんと響いてきたし、なかなかの良作だったように思うな。

2008年12月10日 (水)

夢のシネマパラダイス579番シアター:ダイ・ハード

ダイ・ハード

4988142237422 出演:ブルース・ウィリス、レジナルド・ベルジョンソン、アラン・リックマン

監督:ジョン・マクティアナン

(1988年・アメリカ・131分)

評価★★★★★/100点

内容:ニューヨークの刑事ジョン・マックレーンは、家族でクリスマスを過ごすためロサンゼルスへとやって来る。ところが、イブの夜、妻が勤める34階建ての日系企業のハイテクビルが13人のテロリストによって占拠され、30階で開かれていたパーティーの出席者が人質にされた。パーティーに顔を出したマックレーンは、ビルを立ち去る間際にテロに気付き、妻を救うためたった1人で戦いを挑む!

“ヒーローだって死にたくない!あんなにしゃにむに死に物狂いなヒーローをこの映画以外にオイラは知らない。”

高さ、痛み、焦り、恐怖、それらが等身大で画面から直に伝わってくる。

下手すると死にそう、だけど死なない。その絶妙描写。

まさにアクション映画における奇跡体験アンビリバボーだ。

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ダイ・ハード2(1990年・アメリカ・124分)

 監督:レニー・ハーリン

 出演:ブルース・ウィリス、ウィリアム・サドラー、ボニー・ベデリア、ジョン・エイモス

 内容:愛妻ホリーを出迎えるためにダレス空港を訪れた刑事ジョン・マックレーンにまたもや災難が降りかかる。テロリスト集団が管制機能を制圧し、ラテンアメリカの麻薬王エスペランザ将軍の解放を要求してきたのだ。マックレーンの孤独な戦いが再び幕を開ける。

評価★★★☆/70点

この度はダイ・ハード2号にご搭乗いただき真にありがとうございます。

当機は燃料満タン!見所満載!燃料(ネタ)切れになるまでとにかくブッ飛び続けます。

、、、そういう映画です。

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ダイ・ハード3(1995年・アメリカ・129分)盛岡中劇

 監督:ジョン・マクティアナン

 出演:ブルース・ウィリス、ジェレミー・アイアンズ、サミュエル・L・ジャクソン

 内容:ニューヨーク中に爆弾を仕掛けたテロ集団のサイモンは、NY市警刑事ジョン・マクレーンを名指しで指名。爆弾発見をナゾナゾを出して指示し弄びながら、NY中をたらい回しにする。しかしサイモンの真の目的は実は違うところにあった・・・。

評価★★★/65点

“NYの多大な貢献度に見合った出来かというと甚だ疑問。。”

1作目はビルの中、2作目は空港、3作目ニューヨークと、舞台がスケールアップしているわけだけど、なんか敵の数もそれに比例して多くなってる気がするんだよなぁ。

しかも雑魚ばっかりでキャラの凄みも鋭さも画面に出る前に殺られたりアホで無意味な死に方ばっかりしょ。そんなの面白くもなんともないんだよね。敵の数と映画の面白さが反比例してるんだもん。

もうはっきりいってジェレミー・アイアンズ1人で十分だと思うんだけど。

NYをもっと贅沢に使ってもらいたかったな。

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ダイ・ハード4.0

113aaa0be79b34b10d38a017a8cf60aac6f 出演:ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント、クリフ・カーティス、マギー・Q

監督:レン・ワイズマン

(2007年・アメリカ・129分)2007/07/22・盛岡フォーラム

評価★★★★/80点

内容:別居中の大学生の娘に会いにニュージャージーに行ったジョン・マクレーン刑事だが、口やかましい親父には見向きもしてくれない娘に完全ノックアウト。さらに近くに住むオタクハッカーのマットをワシントンのFBI本部まで連行せよという指令まで受けてしまう。その頃、全米を大規模なサイバーテロが襲っていたのだ。しぶしぶマットのアパートへ向かったマクレーンだったが、そこで壮絶な銃撃戦に巻き込まれてしまう・・・。

“たった一つの命を抱えて 持って生まれた不死身の体 鉄の悪魔を叩いて砕く マクレーンがやらねば誰がやる!”

とにかくまぁハリウッド映画が今見せられるかぎりのアクションシーンの数々を贅を尽くして一本の映画にブチ込んだという、まるでアクションの見せ場の売りつくしセールといった様相を呈しているのだけど、それが単なるチープなアクション映画に成り下がっていないのがさすがダイ・ハードのブランド力といったところ。

サーバー障害でATMがダウンして使えなくなったり、羽田空港でダイヤが麻痺したり、首都圏の駅で自動改札機が作動しなくなったり、他にも東証や信金などをはじめとして大規模なシステム障害による混乱がここ数年日本でも頻繁に起こっていることからも分かるように、IT社会インフラの事故によって露わになる恐ろしいほどの脆弱性は現実のものとなっている。

その点からすると、この映画で描かれる都市機能を麻痺させるサイバーテロの脅威は妙にリアリティのある描写となっているし、その中でデジタル時代のハト時計たるアナログ男ジョン・マクレーン(B・ウィリス)が、テロ集団の無線機にこのボケェannoy!とツッコミながら生身で挑んでいくプロットには、フツーに引き込まれてしまう。

このプロットにド派手なアクションシーンがテンポ良く自然に引っ張られる形になっているので、食傷気味になることなく最後までテンションが下がることなく一気に見れてしまうのだ。そういう意味でも一級のエンタメ映画といえるだろう。

ただ、一歩退いてみると、戦闘機とのタイマン勝負をはじめとして、ジョン・マクレーンのアクションがありえないほど超人の域に達している感は強く、「なんでオレが・・」というセリフが「他にやる奴がいないから仕方なくオレがやるっきゃない」に取って変わられたもんにゃ、(見せかけの)凡人・普通人が仕方なく敵に立ち向かうというのがダイ・ハードシリーズのトレードマークだったとすれば、これはどうなんだろうと思わずにはいられない。

まぁけど、それもラストの肉を切らせて骨を断つブチ抜き作戦でうまく締められていて、終わり良ければ全て良しじゃないけど思わず納得しちゃうんだよね。

とにもかくにもマクレーンの元気な姿、もとい決して死なない姿を再び見れてうれしかったッス。娘っこも強いし(笑)。

レアル・マドリー狂想曲第52番:シュスター辞任!ファンデラモス就任!

B66cd42747418faaea6652057bd12d6e_ex ドッヒェーーーッッ!!!シュスター辞任!

さらに、、ファンデ・ラモス就任!

しかもクラシコ直前の今の時期に・・・(笑)。

こりゃバトン渡される方もたまったもんじゃないけど、よく引き受けたなぁ。

ファンデ・ラモス(54歳)の監督経験は1993シーズンからと早くから指導者の道を進んできたが、下部リーグでの下積み時代が続き、頭角を現すようになったのはベティス(01-02)、エスパニョール(02-03)、マラガ(03-04)などの1部中堅チームを率いてから。

そして05-06から2シーズン率いたセビージャで、UEFAカップ2連覇・国王杯優勝と手腕を発揮し、リーガでも優勝争いに加わるなどセビージャを一気に強豪に引き上げた。

そして監督としての実力を買われ、07-08シーズン開幕早々にトットナムに推定年俸10億円というありえない高額で引き抜かれ、イングランドに渡る。

が、カーリングカップ優勝で9年ぶりのタイトルをもたらした以外は目立ったインパクトは残せず、逆に今シーズンは開幕8試合を2分6敗という最悪のスタートを切り、結局10月下旬に解任された。

それから1ヵ月半後、レアルの監督に就任・・。吉と出るか、凶と出るか。

F796f9acc70e58e6d4ff0edd1f690a83_ex ←明日のゼニト戦に向けてさっそく練習。終始なごやかな雰囲気で、スペイン人監督ということもあって、溶けこみやすいというのもあるとは思うんだけど。

まずは顔合わせということで。

ただ、監督の特徴としては、かなり規律とソリッドな守備組織を重視するタイプで、中盤のプレスからの速攻を主体とする戦い方が主。システムは4-4-2オンリーといっても過言ではなく、そういう点では突破力のあるサイドアタッカーの出来が重要になってくる。

はたしてレアルに合うのかどうかは、怪我人の多さやサイドアタッカーの駒不足、オランダ化が進んだ現状などを鑑みても時間がかかりそうだが、意味もなく4-3-3に固執したシュスターの戦い方からは脱却できるかもしれない。

まずはお手並み拝見。。

2008年12月 9日 (火)

夢のシネマパラダイス578番シアター:驚異の新世界/ニュー・ワールド

ニュー・ワールド

Newwor 出演:コリン・ファレル、クオリアンカ・キルヒャー、クリストファー・プラマー、クリスチャン・ベイル、デヴィッド・シューリス

監督・脚本:テレンス・マリック

(2005年・アメリカ・135分)WOWOW

評価★★★/60点

内容:1607年、イギリスを旅立った船が北アメリカのヴァージニア近辺にたどり着いた。船長は、反乱罪に問われていたジョン・スミスを先住民との交渉役に抜擢し、開拓準備にとりかかる。しかし、スミスはたちまち先住民に捕らえられ、王の前で処刑される運びになってしまう。が、王の末娘ポカホンタスの懇願で命を救われたスミスは、彼女と深く愛し合うようになり・・・。

“手をのばせば触れられるような感覚を今回だけは感じることができなかった・・・。”

他のごく普通の映画とは異なる時間の流れを有し、“動”ではなく圧倒的な“静”の中に物語を重ね合わせていくという稀有な感性を持った映画空間を創り出してしまう生ける伝説テレンス・マリック。

他の映画に慣れていると、このテレンス・マリックの作品を流れるたゆたうような時の流れにはいささか面食らってしまい、あるいは退屈だと感じてしまう可能性は大いにある。

しかし、個人的には“静”・自然なるものに包容され愛撫されてしまう“動”・自然ではないもの(人間)の中に感覚が研ぎ澄まされていくような緊張感とともに、ある種の安らぎを感じて見入ってしまっていた。少なくとも今まで監督をつとめた3作品は。

ところが、だ。

今回はダメだった。

あろうことか時が経つにつれて、まさに退屈だと感じてしまったのだ。

それはなぜだったのか・・・。

最も手っ取り早い言い訳として思いつくのは、コリン・ファレルに人物の背景がにじみ出てくるほどの説得力が全く持てなかったということだろうか(笑)。

物語終盤に出てくるクリスチャン・ベイルとの差は如実だったし、そもそものところで、ジョン・スミスとポカホンタスが自然な流れの中で恋に落ちた理由を表現するのに、それを演じる役者に説得力がないというのは致命的だったと思う。

このことは、静と同調し、物語をことさらに追おうとしないテレンス・マリックの眼差しにもつながるのだが、その眼差しは詩的そのもので、それはいつもと同じ。しかし、その眼差しが向かうべき登場人物の心象風景がよく掴めないというか弱くて、柔らかで圧倒的な映像美は素晴らしかっただけに一応この点数にしたけど、映画としてはちょっとキビシイものがあるかな、、と。

アメリカ奥地に残された手つかずの大自然とイギリスの人工的な自然の造形美との対比など、ネイティブと文明への眼差しなんかは十分な見所となりそうなかんじだっただけに惜しい凡作だったといえよう。

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アポカリプト

Apo2_1 出演:ルディ・ヤングブラッド、ダリア・エルナンデス、ジョナサン・ブリューワー、ラオール・トゥルヒロ

監督・脚本:メル・ギブソン

(2006年・アメリカ・138分)2007/06/18・盛岡フォーラム

内容:マヤ文明崩壊前夜の中央アメリカ。ある日、青年ジャガー・パウが暮らしていた平和な村がマヤ帝国の傭兵に襲撃され、捕らえられたパウは妻子を村に置き去りにしたまま中心都市に連行されてしまう。そこで干ばつと疫病を鎮めるための儀式の生贄にされかけたパウの運命やいかに!?

評価★★★☆/70点

ジュラシック・パークの恐竜が出てくるようなジャングルから飛び出てきたのは、たくましい肉体を躍動させるフンドシ一枚姿の狩人だった!!

しかもこの狩人、何をするかと思いきや、泥を全身に塗りたくって黒いジャガーに変身。その名もジャガー・パウとして敵を一網打尽にするその様はまさにアメコミヒーローそのもの!

バットマンもびっくりsign03

、、、ってなんじゃそりゃ。いや、「コマンドー」の素っ裸編として見る方が正しいのかも。。

とにかく、戦争の恐ろしさどころではない人間が原初から持つ野蛮な本質を悪趣味きわまりないラリッた残虐描写で捉えていくのは、それはそれで見応えがある。

、、が、結局何を描きたかったんだ!?というのが正直なところでもあり・・・。

しかし、生贄の儀式って実際あんなんだったんだろうか・・。山積みになった死体の山はまるで「キリング・フィールド」(1984)の虐殺現場そのものだったし。

人間の本質は昔と何ら変わってないってことなのかねぇ。

よぉーし。お次は全編日本語の時代劇を撮っておくんなまし!首も斬り放題、血しぶき飛び散り放題でっせ(笑)。。おいおい・・

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紀元前1万年(2008年・アメリカ・109分)WOWOW

 監督・脚本:ローランド・エメリッヒ

 出演:スティーヴン・ストレイト、カミーラ・ベル、クリフ・カーティス

 内容:人類とマンモスとが共存する紀元前1万年の世界。ヤガル族の若者デレーは、一族の次期リーダーに選ばれ、想いを寄せていたエバレットもゲットし幸せ一杯。が、ある日、彼の村が正体不明の一味の急襲に遭い、エバレットもさらわれてしまう。そこでデレーは仲間たちと一味の跡を追うのだが・・・。

評価★★☆/50点

一言でいえば、同監督の「スターゲイト」(1994)に出てくる星を舞台にした「アポカリプト」(2006)なお話といえばいいだろうか。

どこぞで見たことのあるネタと画ばかりで何の新味もなし・・・。

ま、何事もトンチンカンなエメリッヒだと思えばフツーに許せる範囲だけど、誰しもが想像外の時代であることをいいことに、紀元前1万年という大仰な設定の中でやりたい放題やっちゃって、しかもその結果が最低最悪のご都合主義のオンパレードというのがなんとも哀しいところ。

その中で、ヒロインのカミーラ・ベルが往年の大女優、エリザベス・テーラーにどこか似ているのが見所といえば見所かなぁ・・・。

この壮大なロケーションとお金とCGをピーター・ジャクソンあたりに与えて一本撮らせたらスゴイ映画になると思うんだけどね(笑)。。

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ラスト・オブ・モヒカン(1992年・アメリカ・112分)DVD

 監督:マイケル・マン

 出演:ダニエル・デイ・ルイス、マデリン・ストウ、ジョディ・メイ

 内容:18世紀、独立前夜のアメリカ東部、イギリス軍を率いるマンロー大佐の娘コーラは妹とともに、父に会うため植民地戦争の最前線へと向かっていた。ところが途中で、大佐の軍に妻子を殺されたマグア率いるヒューロン族に襲われ、コーラは命の危機に陥る。それを救ったのは、モヒカン族酋長の2人の息子ウンカスとホークアイだった・・・。サイレント期から何度も映画化されている作品「モヒカン族の最後」のリメイク。

評価★★★★/75点

あの長ったらしいスカート短く切ったらどうなんだい。水分も吸っちゃってますます歩きづらいだろうに・・。

そこが気になった(笑)。。。

2008年12月 7日 (日)

夢のシネマパラダイス34番シアター:王様はつらいよ!

マリー・アントワネット

A5dea5eaa1bca1a6a5a2a5f3a5c8a5efa5c 出演:キルスティン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツマン、リップ・トーン、ジュディ・デイヴィス

監督・脚本:ソフィア・コッポラ

(2006年・アメリカ・123分)WOWOW

評価★★★/65点

内容:1769年、フランスとの同盟関係を確固とするために、オーストリア大公マリア・テレジアは14歳の皇女マリー・アントワネットを15歳のフランス王太子ルイのもとへ嫁がせる。フランスへ渡ったマリーは、ベルサイユ宮殿での結婚生活に胸をふくらませるが、夫はまるで彼女に関心がなく、世継ぎを求める声がプレッシャーとなってのしかかってくる始末。そんな孤独を紛らわそうと、贅沢三昧な宮廷生活に明け暮れるのだったが・・・。

“現代女子高生のマリー・アントワネットなりきり体験ツアー!”

まるでモー娘メンバーがマリー・アントワネットになりきって、アタシ、オーストリア高校からベルサイユ高校に新しく転校してきたマリー・アントワネットといいますshine!よろしくネwink

、、、みたいなポップといえば聞こえはいいが、軽いノリのアイドル学園映画といった方がしっくりくるような出来に、大仰なコスチュームプレイにお固く退屈なイメージを抱いてしまっているオイラは、やや面食らってしまった。

だって歴史ものとしての体をほとんど成してないもんこれ(笑)。

もちろんベルサイユ宮殿をはじめとして、衣装、調度品、美術、装飾などは圧倒的なホンモノ感を漂わせてはいる。しかし、その中で繰り広げられるべき人間模様は非常に浅く、歴史的背景もベルサイユから外に出ることはない。

また、マリー・アントワネットの人物像ひとつとっても、苦悩や葛藤などの内面はほとんど描かれることなく、あるとすればどうすれば夫とSEXできるのかということだけ・・・。

権謀術数うず巻くフランス版大奥ともいうべき歴史の裏側には全く目もくれずに、浮世離れしたベルサイユのしきたりの中で底抜けに明るいマリー・アントワネットが体験する宮廷生活のみにフォーカスした描き方は物足りなさを感じてしまい、観終わってイの1番に出てくる感想は、、で、何を描きたかったの?ということだけなんだけど、逆にこれだけ贅沢な映画のつくりもないだろうと思わせてしまう。この内容で(笑)。。

そういう意味でも、世間知らずのティーンエージャーがマリー・アントワネット体験ツアーに参加してみましたといった軽っぽさ感をこの映画から拭い去ることはできない。

が、オイラみたいな隠れキルスティン・ダンストFAN(これをオイラは隠れキリシタンと呼ぶw)にとっては、120分間延々と彼女を堪能できてしまうのだから、これほど嬉しいことはない。

そう考えるとやっぱ贅沢だわ、この映画。

でも、、、それでいいのか?ソフィア・コッポラさん・・・。

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ラストエンペラー

P0001913 出演:ジョン・ローン、ジョアン・チェン、ピーター・オトゥール、坂本龍一

監督・脚本:ベルナルド・ベルトリッチ

(1987年・伊/英/中・163分)NHK-BS

評価★★★★☆/85点

内容:わずか3歳の時に西太后によって北京・紫禁城に迎えられた溥儀は、間もなく清朝の皇帝に任命された。6歳の時に辛亥革命が起きて彼は皇帝を退位するが、紫禁城からは出られず、その後起きたクーデターによって城を追われると、日本軍の甘粕大尉によって天津へと逃亡する。やがて溥儀は甘粕らの計らいで満州国の皇帝となるが、ただの操り人形にすぎないことを知るのだった・・・。清朝最後の皇帝・溥儀の半生を描き、アカデミー作品賞・監督賞をはじめ9部門を獲得した歴史ドラマ。

“これほどまでに映像が物語を創造していく映画をオイラは知らない。”

極彩色にゆらめく豊潤な映像美に誘われた時間旅行に映画を見たぞー!という満足感と恍惚感に浸ることができる。

映画に酔いしれるというのは、こういうことを言うのかもしれない。

しかしまぁ、きな臭い悪魔のような激流に翻弄されていた時代の中国を、東洋ロマンあふれる悠久の大河のごとき筆致で描ききることができたのは、西欧人ならではの視点じゃないと作れないだろうなとは思った。

いずれにしても息をのむようなビジュアルにただただ圧倒されてしまうのだが、その中で紡がれる物語に関しても、門と堀に囲まれた紫禁城から一歩も出られない皇帝と、同じく門と塀に囲まれた収容所から一歩も出られない囚人を同義的に語る視点は面白かったし、戦前・戦中は取り残されたあるいは祭り上げられた権力の象徴を、そして戦後は悪の象徴を担わされた人間・溥儀の絶対的孤独が観る側に対峙して深々と迫ってきて見応えは十分だった。

そういう意味では、現在日本の象徴天皇が置かれている現状にも通じるかんじがして、興味深かった。

静かだけど劇的な映画だったな。

溥儀を演じたジョン・ローンの憂いを含んだまなざしと、ラストの夢幻のような幕の下ろし方が脳裏に焼きついて離れない。

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王の男(2006年・韓国・122分)WOWOW

 監督:イ・ジュニク

 出演:カム・ウソン、イ・ジュンギ、チョン・ジニョン、カン・ソンヨン

 内容:16世紀初頭。旅芸人のチャンセンと女形のコンギルは、国一番の芸人になろうと漢陽の都にやって来る。そこで時の王・燕山君(ヨンサングン)の悪評を耳にした2人は、宮廷を皮肉る芝居をやって一儲けたくらむのだが、あえなく王の重臣に捕まってしまう。しかしチャンセンは、その芝居を人前で笑ったことがない王の前で披露し、王を笑わせてみせると豪語。もちろん笑わなければ死刑。はてさて2人の運命やいかに・・・。韓国史上最悪の暴君といわれる燕山君をモチーフに描く宮廷劇。

評価★★★☆/70点

“芸人は、今も昔も命張ってます!”

下ネタ満載の痛烈な風刺劇はフツーに見ていて面白いのだが、それ以上に大仰なまでの人格破綻者ぶりをひけらかす王ヨンサングンの方が個人的には見応えがあった。

「達磨よ、遊ぼう!」(2001)、「達磨よ、ソウルに行こう!」(2004)でのコメディ演技ぶりが印象的だったチョン・ジニョンが演じているというところも大きかったのだと思う。

韓国史上最悪の暴君といわれているらしいヨンサングン(燕山君)だが、その歴史的背景やその時代を韓国人のように知識として分かっていればもっとこの映画を楽しめたのかもしれない。

日本だと織田信長とかになるんだろうか。。

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クンドゥン(1997年・アメリカ・135分)NHK-BS

 監督:マーティン・スコセッシ

 出演:テンジン・トゥタブ・ツァロン、ギュルメ・テトン、テンチョー・ギャルポ

 内容:1937年、チベットのある寒村を僧侶たちが訪れた。彼らは4年前に逝去したダライ・ラマ13世の生まれ変わりを探す旅を続けていたが、この寒村でついにダライ・ラマ14世になるべき幼子に出会う・・・。名匠マーティン・スコセッシがダライ・ラマ14世の半生を描いた野心作。

評価★★★/65点

チベットとダライ・ラマについてのさわりをササッとなぞっただけという感は否めない。

しかし、心を洗うような流麗な映像と音楽の力によって武器などビタ一文付け入るすきのないチベットの荘厳な風景が印象的だったし、国是とする非暴力主義に十分すぎるほどの説得力をもたせていたとは思う。

暴力を徹底して描いてきたスコセッシが、非暴力をこれだけ貫いて描くというのもある意味では見所かもね。

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王様と私

Mulybuia 出演:デボラ・カー、ユル・ブリナー、リタ・モレノ、マーティン・ベンソン

監督:ウォルター・ラング

(1956年・アメリカ・133分)DVD

内容:1862年、イギリス人の未亡人アンナは、シャム君主モンクートの子供たちの家庭教師としてバンコクにやって来た。が、赴任早々アンナは、ビルマ大公からの貢ぎ物の姫タプティムを寵愛し、さらに十指に余る王妃に囲まれている王の前時代的な暮らしぶりを見て愕然。しかし、王にはどこか憎めない一面もあり、アンナは彼の目を世界に向けさせようと努力する・・・。絢爛豪華なシャム王家の宮殿を舞台にしたミュージカル映画で、アカデミー主演男優賞などを受賞。

評価★★★☆/70点

死の床に伏せた王様がアンナに感謝の気持ちを伝えて王位を息子に譲るというラストに現実味がない・・・。

どっからどう見たって死にそうな男に見えないもん(笑)。だってモーゼはアホや!と豪語するねんで。

それくらいユル・ブリナーのバイタリティあふれる粗野な王様っぷりは強烈で魅力的なものだった。

ミュージカルナンバーも“シャル・ウィ・ダンスnotes”をはじめとして、どれも忘れがたい魅力にあふれていて、東洋と西洋の出会い、伝統と近代化というやや押しつけがましいテーマを難なく表現することができており、非常に印象的。

でも、やっぱり最後、行きつくところはユル・ブリナーだな。なんか一瞬、渡辺謙に見えなくもなかったけど。

しかし、1951年の初演から4600回以上上演されたブロードウェイの舞台版でも主演を務めていたブリナーは、1985年の最終公演でガンに侵されていることを告白、病を押してステージを務め上げたという。

やっぱスゴイ役者さんだったんだなぁ。

エキサイティングな映画でございました、、エトセトラ~エトセトラ~note

2008年12月 6日 (土)

夢のシネマパラダイス343番シアター:ファイナル・デスティネーション

ファイナル・デスティネーション(2000年・アメリカ・98分)DVD

 監督・脚本:ジェームズ・ウォン

 出演:デボン・サワ、アリ・ラーター、ショーン・ウィリアム・スコット

 内容:高校生のアレックスは、修学旅行に出発する飛行機が墜落する悪夢を見て騒ぎを起こし、離陸直前に数名の級友らとともに飛行機を降ろされた。ところが飛び立った飛行機は爆発炎上、悪夢が現実となってしまう。そして、生き残った7人にも次々と死が訪れる・・・。

評価★★★★/75点

“次は誰?なに?えっ、、オレっ!?

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デッドコースター

Eikmgwaal 出演:アリ・ラーター、A・J・クック、マイケル・ランデス、トニー・トッド

監督:デヴィッド・エリス

(2003年・アメリカ・91分)MOVIX仙台

評価★★★/60点

内容:あの忌まわしい交通事故から1年。友人とドライブに出かけたキンバリーは、今度は大勢の人間がハイウェイの衝突事故で死ぬことを予知する。8人が生き残るが、彼らには想像を絶する“死”が迫ってくる・・・。

“最凶のおせっかい!”

死神が殺しているというよりは、予知してる彼女たちが死に追いやってません?危険を知らせようとすればするほど墓穴を掘ってるし(笑)。

鳩よ鳩ーーッsweat01、鉤ツメの男よ鉤ツメの男ーーッbombって大騒ぎすればするほど墓穴掘っとるやん。

死にざま博覧会に特化してるという点で前作より★マイナス1っつ。

それにしても圧死って初めて見た気がする。グシャって。あんなんなるねんなぁ・・・。

ブシャッ!

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ファイナル・デッドコースター(2006年・アメリカ・93分)WOWOW

 監督:ジェームズ・ウォン

 出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ライアン・メリマン、クリスタル・ロウ

 内容:ハイスクールの卒業記念で遊園地にやって来たウェンディは、ジェットコースターに乗った瞬間、凄絶な事故の予知夢を見て大騒ぎ。係員によって他の仲間たちと降ろされてしまうが、その直後、本当に大事故が起こってしまう。九死に一生を得たウェンディたちだったが・・・。

評価★★★/65点

ホラーというよりはスプラッタコメディという表現がすっかり板についたこのシリーズだけど、偶然の連鎖が必然の死へとドミノ倒しのごとく誘う死にざまフェスティバルは見ていて楽しいし笑える。

けど、今回はちょっと血の量が多すぎた気も。バツンッ!グサッ!ブシャッ!は、ほどほどでいいから、この映画のキモであるピタゴラ装置的な死への道程で、おお!そうきたかぁ!ともっと唸らせてほしかったかな。

ま、そんなこといっても4作目が出たら絶対見ちゃうけど・・。

夢のシネマパラダイス577番シアター:木更津キャッツアイ

木更津キャッツアイ 日本シリーズ

Img296_20050911_kisarazucatseye 出演:岡田准一、櫻井翔、酒井若菜、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史

監督:金子文紀

(2003年・日本・123分)2003/11/08・シネマサンシャイン

評価★★★/65点

内容:21歳の若さにして余命半年と宣告されたぶっさん。一度はあの世に片足を突っ込むも、驚異的な生命力で甦った時から半年後の夏。ぶっさんは今でも草野球とビールに明け暮れ、“木更津キャッツアイ”のメンバーであるバンビ、マスター、アニ、うっちーたちいつもの5人で相も変わらずつるんでいた。そんなある日、氣志團が計画していた地元・木更津での大規模なロックフェスでキャッツたちが前座をつとめることになる。。。クドカン脚本の人気ドラマ「木更津キャッツアイ」の映画版。

“お前ら暴走しすぎだぜっ!!”

無人島のあたりから半歩ついていけなくなった・・。

ていうか木更津から出たらダメっしょやっぱり。TVドラマでは最終回に東京とか1番遠くは名古屋まで行くんだけど。新宿アルタ前で円陣組んで「木更ぁぁぁぁ津キャッツッッ!ニャーーー!」、、、ってみんな恥ずかしがってやらなかったし(笑)。

結局やっぱり木更津が奴らのHOMEなんだよな。

スケールでかくしたら面白味もなくなるってわけよ個人的には。ローカル限定じゃないと。でも、それだと映画にする必要もないってか・・・。

いや、そもそも視聴率1ケタ台のドラマを映画化するということ自体がめちゃくちゃなことなんだけど(笑)。

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木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006年・日本・131分)WOWOW

 監督:金子文紀

 出演:岡田准一、櫻井翔、酒井若菜、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史、阿部サダヲ、栗山千明、古田新太、森下愛子、小日向文世、薬師丸ひろ子

 内容:ぶっさんが死んで3年、残されたキャッツの4人はバラバラになり連絡も取り合っていなかった。そんな中、ただひとり木更津にとどまり市役所に就職したバンビは、ある時、空から不思議な声を聞く。「If you build it,he will come(それを作れば彼がやって来る)」と、なぜに英語なんじゃ!?、、と、その声をぶっさんのメッセージと確信したバンビは、他の3人を木更津に呼び戻そうとするが・・・。

評価★★★★/75点

“バイバイ、みんな。”

TVドラマシリーズ、映画版日本シリーズと極端にいえば9回表を永遠につづけて繰り返してきたといっても過言ではない木更津キャッツアイは、例えば箱庭の楽園で半永久的に反復される終わりのない物語を描いた押井守の『うる星やつら2:ビューティフル・ドリーマー』(1984)を想起させる。

しかしその反復は、ガンで余命半年というぶっさんがしぶとく生き永らえているという必要条件の中で成立していたものだった。

すなわち、今回ぶっさんの死から3年という時期を経た物語を描くことは、箱庭を突き破り、反復からの脱却を果たすもの、つまり終わりのない物語の終焉へと導くものである。

とともに箱庭を突き破った先にあるものは登場人物の成長だ。

文字通り止まっていた時が動き出し、キャッツのメンバーたちはそれぞれの人生へと旅立っていく。

そういう意味で、今回の映画は正真正銘9回裏へと歩を進めた作品なのだ。

そしてクドカンは、見事抑え投手としての役割をまっとうし、9回裏をクドカンワールドに染め上げて“バイバイ”した。

オイラの大好きな『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)のパクリ方も最高だったし、久々にクドカン節を堪能できた。

                ・

                ・

                ・

「呼んでおいてなんだけど、ぶっさん、もう帰ってくれないか!」

心に染み入る名セリフだったよ、アニぃ。

バイバイ、みんなbleah

2008年12月 5日 (金)

夢のシネマパラダイス576番シアター:それでもボクはやってない

274ac 出演:加瀬亮、役所広司、瀬戸朝香、山本耕史、もたいまさこ、田中哲司、光石研、清水美砂、竹中直人、小日向文世

監督・脚本:周防正行

(2007年・東宝・143分)2007/02/07・盛岡フォーラム

内容:フリーターの金子徹平(加瀬亮)は、会社面接に行くために乗った満員電車で、女子中学生に痴漢したとして現行犯逮捕される。徹平は警察・検察の自白強要にも屈せず、一貫して何もやってないと訴え続けるが、起訴されて裁判に持ち込まれることに。そこでベテラン弁護士・荒川(役所広司)と新米の須藤(瀬戸朝香)が弁護することになるのだが、有罪率99.9%の刑事裁判の中で徹平は果たして無罪を勝ち取れるのか・・・!?

評価★★★★/80点

周防正行監督が11年ぶりにメガホンをとった待望の作品のテーマは“裁判”。

周防監督といえば、禅寺のお坊さん、学生相撲、社交ダンスとマイナーな世界を綿密なリサーチをもとに軽妙洒脱なコメディタッチで描き、作品世界と我々観客との間に異文化コミュニケーションともいうべき身近な空間を創出してしまう稀有な才能の持ち主だ。

その映画を一言で言い表すならば、お笑いエンターテインメントといえると思うが、そこに通底する笑いを生み出しているのは登場人物の真摯で一生懸命な姿が一般人から見れば逆に滑稽に映ってしまうというギャップであり、周防映画の色は作品のテーマ選びによるところが大きいといっても過言ではない。

そんな周防監督が満を持して次に選んだのが“裁判”だった。

09年までに新たな裁判員制度が始まろうとしている中では実にタイムリーなテーマだが、これをどう料理し、どのようなギャップを目の前に映し出して笑わせてくれるのか。

と、例えば三谷幸喜の「12人の優しい日本人」のような密室コメディを思い浮かべてしまうのだが、しかし、フタを開けてみたら、、、全然笑うことができないではないか・・・。

笑えない。。。

密室コメディならぬ密室ドキュメンタリーといった方がしっくりくる出来。

しかし一見地味な作品にあって周防監督の作劇術や映画のつくりといった構成は今までの作品とほとんど変わっていないことが分かる。

要はその生み出されたギャップが笑いではなく、シリアスな驚きとして転化、認識されてしまうという違いだけで、たしかにコメディタッチを抑えているとはいってもユーモアな作風が一変してしまうような映画のつくりではなく、あくまでも今までの周防映画の色や特色(竹中直人などの周防映画の常連俳優がこぞって出演しているというようなことだけではなく)が随所に散りばめられた作品になっている。

つまり、この映画を受け取る側が、例えば普段ワイドショーやTVドラマなどから受け取る“裁判”とこの映画で描かれる“裁判”とのイメージギャップの差を、笑いではなくシリアスな驚きとして受け取ってしまわざるをえない現実こそが大問題なのであり、それがこの映画の狙いでもあるのだろう。

そういう意味でこの身近な社会に横たわる笑えない現実を真摯な視点で描き出した周防監督の狙いは見事にハマッたといってよく、10年のブランクなど全く感じさせない映画になっている。

でも、ホント目が点になりっぱなしの140分だったけど、これ見て1番問題だなと思ったのは、警察のあまりにもずさんな初動捜査ではなかろうか。

ここがしっかりしてないから、こういう冤罪が起きちゃうのではないかと思ってしまうくらいにヒドイ扱い。

この前、新聞を読んでたら、痴漢被害にあった女子生徒が相手を取り押さえて警察に届け出たときの署での対応ぶりに信じられない思いにとらわれたという都立高女性教諭のコラム記事があった。

警察署で捜査員から「大企業に勤めているので、クビになるかもしれないけど、犯人だと断言できる?」「裁判になると嫌な目に遭うよ」などと言われ、被害届を出さないまま帰されてしまった生徒の話や、「お前のスカートも短いからなぁ、1回目に黙っていたからまた触っていいと思ったんだろうな」などと生徒に非があるかのような言葉を投げつけられた話、セクハラまがいの行為を受けた話など、被害者が二重に傷つくというあまりにも理不尽な対応にこれまた驚愕してしまったが、これが容疑者への聴取となったら、、、映画での描写のように容易に想像がつくというものだ。。

最近では被害者の聴取に女性警官をあてるなどの配慮をする署も増えているというが、そんなの当たり前じゃないのか。。それが今までなされてこなかったということにまたビックリ。

てかへたしたら年間数千件、いや万単位で起こってるかもしれない痴漢のバカ多さに警察も面倒くさくなってしまうのかもしれないが、、、いや、それじゃ済まされない話やなホンマ。

満員電車に乗るときは背中から乗る!しかと覚えておこう。

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(おまけ)

シコふんじゃった(1991年・東宝・103分)DVD

 監督・脚本:周防正行

 出演:本木雅弘、清水美砂、柄本明、竹中直人、田口浩正

 内容:何でも要領よくすり抜けてきた大学4年生の秋平は、卒業するのに必要な単位をもらうために、教授が監督を務める相撲部に入部しなければならなくなってしまう。しかし、肝心の相撲部は、部員が大学8年生!!の青木ただ1人という有り様だった・・・。

評価★★★★★/100点

こちらの隙をうかがって思わぬところから笑いのツボをおさえた攻撃をしかけてくる。

まさに立ち合いからバランスを崩されまくりで心地よく押し切られますた。

レアル・マドリー狂想曲第51番:フンテラール獲得するも火の車・・

B_confiado_b_huntelaar_dio 我が愛しのレアル・マドリーは、オランダ代表でアヤックス所属のクラース・ヤン・フンテラール(25)を獲得した。

移籍金は2000万ユーロ+出来高700万ユーロ・年俸380万ユーロで、怪我で今シーズン絶望のファンニステルローイの後釜に座ることが想定されているが、当の本人も足首に怪我を負っており、レアルに合流できる1月に万全のコンディションで臨めるかは不安が残る。

しかし、フンテラールのポテンシャルは一級品。

デビューした02-03シーズンから191試合133得点。05-06シーズンから在籍したアヤックスでも123試合102得点という量産ぶりで、2度の得点王とまさにニステルの後継者と呼ぶのは何ら遜色はない。

とはいうものの、これらは全てオランダリーグでの数字であり、欧州3大リーグ初挑戦でどこまで真価を発揮するのかは未知数なところはある。

まぁでも、今夏4000万ユーロのオファーが蹴られた中で、このお値段で獲れたのはレアルとしては良い買い物になったのでは、と願いたい。なにより、今のレアルは怪我人のオンパレードで大変な状況なのだから、のどから手が出るほど欲しいタレントだったし、逆にフンテラールにとってもこの状況はポジション確保の絶好のチャンスなわけだから、気合い入れて頑張ってもらいたいな。

Strong_garantia_goles_strong_huntel しかし、これでオランダ人がニステル・ロッベン・スナイデル・ファンデルファールト・ドレンテ・フンテラールの6人になっちゃった。

ここまでオレンジ化するとは・・。ひと昔前のバルセロナやな(笑)。しかも監督はオランダとは犬猿の仲ともいえるドイツ人なわけだし。奇遇やね。

でも、ホントこの怪我人の多さはなんとかならないものか・・・。

ぺぺ(全治3週間)、エインセ(全治3週間)、ミゲル・トーレス(全治3週間)、メッツェルダー(練習中に自爆)、ディアッラ(全治2,3ヶ月)、デラレッド(10/30の国王杯の試合中に倒れ、まだ精密検査中で安静)、スナイデル(全治2週間)、ニステル(今季絶望)と火の車状態・・。

入れ代わるようにカンナバーロ、ロッベン、イグアインが怪我から復帰したが、セビージャ・CLゼニト・クラシコ・バレンシアと続く悪魔の12月を乗り切るのは容易ではない。

また、ここにきて、カンテラ総責任者のミチェルが突然の辞任と、内紛劇も起きている事態に・・。

なんとかここを乗り切って、良いクリスマスを迎えたいもんだけど。とにかく頑張れ!

アッラ・マドリー!!

2008年12月 4日 (木)

夢のシネマパラダイス421番シアター:戦争と人間

戦争と人間 第1部・運命の序曲

N_619dvn126ps 出演:滝沢修、芦田伸介、高橋悦史、浅丘ルリ子、中村勘九郎、三國連太郎、石原裕次郎、加藤剛、岸田今日子、山本学、地井武男、栗原小巻、丹波哲郎

監督:山本薩夫

(1970年・日活・194分)WOWOW

評価★★★★/80点

内容:新興財閥伍代家の当主・由介(滝沢修)は、大陸進出による膨大な利権獲得を目論み、実弟・喬介(芦田伸介)を満州に送り込むとともに、長男・英介(高橋悦史)を渡米させる。そして、喬介は関東軍の強硬派と通じ張作霖爆殺事件に関与するのだった。しかし、そんな伍代家のやり方に次男の俊介(中村勘九郎)は、周囲の知識人たちの影響で批判的になっていく。一方、長女・由紀子(浅丘ルリ子)は、青年将校柘植(高橋英樹)と恋に落ちるのだった。そして、昭和6年9月の満州事変の始まりとともに、伍代財閥は一気に飛躍の時を迎えるのだが・・・。五味川純平の大河小説を、オールスターキャストで映画化した壮大なドラマ。

“岸田今日子の裸体・・・。”

しかも妙にグラマラス。。。

栗原小巻まで服ひっぺがされちゃって、あげくの果てに芦田伸介のお決まり文句が「どうだ、ひと汗かかないかsweat01」ときたもんだ、、ってワレはいったい何を見とるんじゃ。ヾ(*´д`*)ノ″彡☆パシッ

しかし、雑念を取り払って見れば、この壮大なドラマは、「戦争と平和」(1956)や「ドクトル・ジバゴ」(1965)を思わせる、いやそれ以上にスケールの大きい大河ドラマに超のつくオールスターキャストと見応えは十二分の映画だったと思う。

石原完爾や板垣征四郎といった関東軍や陸軍の参謀を実名で登場させ、昭和3年の張作霖爆殺事件から満州事変、2・26事件、日中戦争、ノモンハン事件と日本が軍国主義・大陸進出に突き進んでいく暗黒の歴史を、動乱の闇の中の最前線に立ち、そこで流される血を糧にのし上がっていこうとする伍代財閥一家を狂言回しに時系列を追って描いていく。

朝日新聞がはるか遠くに霞むほど丸出しの左翼思想を抜きにしても、物語として、そして歴史の裏舞台を知る上でも非常に骨太かつ壮大な作品に仕上がっている。

たしかにどっからどう見てもバリバリの左翼イズムの反戦映画には違いないだろう。しかし、この映画の凄さは、戦争の被害者としての反戦をただ単純に語るのではなく、戦争の加害者側にどっぷりと浸かった視点で反戦を描くという複雑さ、そしてそれを最後まで見せ切ってしまう語り口のうまさにあるといっていいだろう。

そしてなんといっても、この一筋縄ではいかない大河群像ドラマの間口を広げているのが、当時の名だたる役者を総動員したキャスト!

複雑に入り組んでいる登場人物の多さも、名の知れた名優や大女優がわんさか出てきて演じ分けているので、さほどの苦労もなくのみ込めてしまうのだ。これほどの贅沢な日本映画が他にあるだろうかと思うくらいにスゴイ。今、こういう映画を作るというのは難しいだろうなぁ。

ある特定の思想のもとで作られた作品であるとはいえ、当時の日本社会において、戦争の記憶がたしかな感触のあるものとしてまだしっかりと受け継がれていた時代だったからこそ作ることができた、描くことができた映画なのだと思うし。

戦争の記憶がすっかり風化しつつあり、復古主義が臆面もなく叫ばれる21世紀の現在では到底作りえないシロモノだろう。いや、今はキワモノと呼ばれちゃうのかな・・・。

実は、うちの父方の祖父ちゃんは一兵卒としてノモンハン事件を経験しているので、けっこう興味を持ってこの映画を見たんだよね。

じいちゃんは旭川の連隊に入隊し、そこから満州へ派遣されるもノモンハン事件で脇腹などを撃たれるわ、指を吹き飛ばされるわで瀕死の重傷を負い、負傷兵として故郷岩手の盛岡に帰還。

しかし、9人兄弟の末っ子だったため、食い扶持の頭数としての居場所がなく、結局志願して兵隊になることしか生きる道はなかったのだという。が、ノモンハンで負った傷のため動けるような身体ではなかったため、通信兵として配属。故郷でウチのばあちゃんと結婚した後に再び満州へ渡り、ロシア語を学び主に対ソ連の諜報などに携わったという。

が、昭和20年の敗戦とともに、じいちゃんは雪崩のように押し寄せてきたソ連軍によってシベリアに抑留され、一方ばあちゃんは生後3ヶ月の赤ん坊(ウチの親父の姉で今も健在)を抱えて中国東北部や朝鮮半島を1年半転々としてなんとか日本へ帰国を果たすことができたという。

もしもその赤ん坊を現地の人に引き取ってもらっていたら、いわゆる中国残留孤児になっていた可能性は大きかったと、ばあちゃんは涙ながらに話していたことがある。しかし、混乱の中を1年半も乳飲み子を抱えてどうやって生きながらえていたのか、、想像を絶するものがあっただろう。

そのばあちゃんも今ではすっかり寝たきりになってしまった。

5年の抑留生活を経て日本に戻ることができたじいちゃんも75歳で交通事故であっけなく逝ってしまった。

過酷な状況の中で懸命に生き抜いた2人がいなければ今ここにいる自分もないわけで・・。

自分の次の世代にこの物語を語り継いでいこう。この映画を観てふとそんなことを思ってしまいました。

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戦争と人間 第2部・愛と悲しみの山河(1971年・日活・179分)WOWOW

 監督:山本薩夫

 出演:滝沢修、芦田伸介、北大路欣也、吉永小百合、高橋悦史、浅丘ルリ子、高橋英樹、山本圭、三國連太郎、高橋幸治、加藤剛、山本学、地井武男、岸田今日子、佐久間良子、西村晃

 内容:昭和6年の満州事変から2・26事件、西安事件、昭和12年の日中戦争勃発を背景に、満州へ進出した伍代財閥は謀略的なやり方で着々と足固めを行っていた。一方、伍代家の次男・俊介(北大路欣也)は人妻の温子(佐久間良子)と激しい恋に落ちるとともに、激しい弾圧の目が光る中、民主主義運動にのめり込んでいく。また、末娘の順子(吉永小百合)も反戦活動家で俊介の親友でもある標耕平(山本圭)と愛を育んでいたが、特高警察によって無残に引き裂かれてしまうのだった・・・。

評価★★★★/80点

“人妻・佐久間良子の妖艶!”

この佐久間良子だったら不倫してもいい。。

、、、ってワレはいったい何を見とるんじゃ。((( ̄□ ̄;ノ)ノサササ

しかし、西村晃のエロジジイっぷりは堂に入ってたな(笑)。

それはともかく、雑念を取り払ってみれば、日中全面戦争のるつぼへ突き進んでいく日本と、その中で暗躍し私腹をブクブクと肥やしていく“死の商人”伍代財閥、その闇の中で突き進む愛とロマンス。

そのどす黒い暗黒と燃え上がる光明の鬼気迫る対峙がすこぶる見応えのある1作に仕上がっている。

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戦争と人間 第3部・完結篇(1973年・日活・184分)WOWOW

 監督:山本薩夫

 出演:滝沢修、高橋悦史、浅丘ルリ子、北大路欣也、吉永小百合、芦田伸介、夏純子、山本圭、高橋英樹、加藤嘉

 内容:昭和12年、日中戦争の火蓋が切って落とされる中、伍代家の長女・由紀子(浅丘ルリ子)は柘植中尉(高橋英樹)への想いを胸に秘めながら、当主・由介(滝沢修)によって決められた相手と政略結婚に身を沈めた。一方、末ッ子の順子(吉永小百合)は勘当されながらも標耕平(山本圭)との愛を貫いていたが、耕平は中国戦線に送られてしまう。そこで耕平は日本軍の蛮行を目の当たりにしながらも敵を殺すことを拒み続けるのだった。またその頃、次男・俊介(北大路欣也)も伍代財閥の命で満州へ派遣されたが、昭和14年、ノモンハンでソ連の圧倒的な兵力の前に蹂躙されるのだった・・・。

評価★★★★/80点

“俺は敵と戦ったんじゃない。戦争と闘ったんだ!”

しかしこれほど日本軍の目にあまる蛮行を描き出した日本映画を見たことがなかったのでやや面食らってしまったが、なんたってオープニングがいきなり南京大虐殺だからな。。

でもそのオープニングで、捕虜を撃ち殺したりして次から次へと揚子江に死体を投げ捨てる遠景シーンが映し出されるのだけど、そのシーンを見て田原総一郎でおなじみの朝生で、元帝国軍人が戦争体験を語るというのを見たことを思い出した。

そのときに、当時19歳で南京攻略戦に参加した兵士が、朝一番にする任務は揚子江に山のように積み上げられた死体を投げ捨てることで、夕方になると浮かんだ死体で一面ビッシリになったと発言していたことがオープニングシーンと重なって、最初から非常に印象深く見入ってしまった。

また、ノモンハンの大草原を疾駆するソ連の大戦車軍団との攻防戦など、日本映画でこれほどスペクタクルな戦争映画もまた見たことがなく、戦場の実態を描くという点ではどうしても避けられない加害者としての自覚と、本格的な戦闘シーンをド迫力映像でつぶさに捉えていくこの大作映画は、やはり日本の戦争映画として見るべきものがあると思う。

そして、その中で「俺は敵と戦ったんじゃない。戦争と闘ったんだ!」と一人日本の侵略戦争に抗おうと孤軍奮闘し、あげくの果てに中国側に投降してしまう耕平(山本圭)や、毅然と天皇批判までしてしまう俊介(北大路欣也)の姿は非常にインパクトがある。

あまりにも左翼じみている作品であることはたしかだし、完結篇というわりに伍代家の顛末や登場人物の行く末など全てにおいて尻切れトンボになってしまっていることも否めず残念なのだが、それでも映画としては見応え十分、超のつく一級品といっていい映画だと思う。

2008年12月 2日 (火)

夢のシネマパラダイス147番シアター:愛すべきアラフォー、、以上の恋。。

グッバイガール

Goodbye20girl 出演:リチャード・ドレイファス、マーシャ・メイソン、クイン・カミングス

監督:ハーバート・ロス

(1977年・アメリカ・110分)NHK-BS

評価★★★★☆/85点

内容:いつも男性からグッバイされてばかりいる中年女ポーラ(マーシャ・メイソン)は、俳優のトニーと同棲していたが、彼はハリウッド映画への出演をきっかけにポーラを残し去ってしまった。。10歳になる娘のルーシーはまたかぁという顔。そんな時、トニーの知人のエリオット(リチャード・ドレイファス)がトニーから部屋を借りたと言って訪ねてくる。話し合いの末、ポーラは部屋を分けてエリオットと同居することにするのだが、、、。リチャード・ドレイファスがアカデミー主演男優賞受賞。

“「アカデミー受賞を願ってるわ!」、、、ってホントに獲っちゃったんかい。。”

映画に出演できることになったエリオットにポーラが言う言葉。

と思ったら実際にアカデミー主演男優賞獲っちゃいました。。

紫の服とピンクの爪のリチャード3世を演じてこき下ろされた売れない役者の彼が・・・。まさにドラマティックですな。

でもこの映画自体はというと別段ドラマティックであるわけでもなく。

いくら恋愛映画とはいえ肝心の男女は美男美女とはかけ離れたオッサンオバさん、しかもませた女の子付きだし、恋愛のプロットも至極古典的なものだし。

しかもこのエリオットという男のキャラってどちらかといえば女性に嫌われるタイプのキャラでしょ。

ひげ面にさえないメガネ、部屋では全裸、早朝には延々とお経読み、物言いもなんか高みから見下したような口調とくればもう言わずもがなのキャラクターじゃん。

こんなん恋愛できんの?と思っちゃう。

ところが、シナリオが良っく出来てるんだよねこれが。

見知らぬ男女の奇妙な同居生活という設定のユニークさと、中年にさしかかる男女というのを逆手にとった笑いのエスプリに富んだ丁々発止の会話劇によってグングン映画の中に引き寄せられていく。

ポーラの娘ルーシーがいることによって擬似家族の様相を呈していく過程が全くあざとくなく自然な流れとしてうまく描かれているし、ポーラもどんどんチャーミングに見えてくるし。

うむむむ。上手いですね。いい仕事してますねぇと感心しちゃいました。

夢をあきらめないで追い続ける。そして幸せをつかむ!

人生讃歌としても見れるところが良いね。

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いつか読書する日

Middle_1135954408 出演:田中裕子、岸辺一徳、仁科亜希子、渡辺美佐子、香川照之

監督:緒方明

(2004年・日本・127分)NHK-BS

評価★★★★/75点

内容:50歳の独身女性、大場美奈子(田中裕子)は、朝は牛乳配達、昼はスーパーのレジ打ちをして生まれ育った町で暮らしていた。そんな彼女が高校時代から30年以上想いを寄せてきた男、高梨槐多(岸辺一徳)。彼は末期ガンの妻・容子(仁科亜希子)を自宅で看病する日々を送っていて、美奈子は槐多の家にも毎朝牛乳を届けていた。が、そんなある日、容子は牛乳を飲まない夫が配達を頼んでいる理由を知ってしまう・・・。

“恋愛映画を観て怖いと思ったのは、これが初めてかもしれない。”

「50から85までって長いですか。」「長っげぇよ・・・。」

50歳の高梨槐多(岸辺一徳)が職場である市役所で85歳のジイさまに尋ねると、そのジイさまがうんざりするようにボヤいたのが妙に印象に残った。

でも、50まであと20数年あるオイラにとっては、あまり実感が湧くことではなく、ましてや30年以上同じ人に秘めた想いを寄せて生きているなんて想像の範疇を超えていることであり・・。

この映画を観ることは、まるで行間と行間のあいだを想像力をたくましくして読み取らなければならない読書に似ている。

しかし、この“読書”が普通じゃないのは、トレンディドラマではまずお目にかかれないであろうやけに既視感漂う町の風景(特に美奈子が勤める地方の中小スーパーなんて自分んちの近所によくある)と、やけに現実感漂う生活風景が確かな感触のあるものとして伝わってくることであり、その生々しい現実感覚の中で紡がれるまさに現実離れした中年の恋愛奇譚は、時に妙に末恐ろしく目に写ってしまう。

特に、大場美奈子(田中裕子)は別世界の住人のように見えることもあり、あのラストの微笑もある種の戦慄さえ覚えてしまった。

それは、自分がこの女性の生きざまを理解できているようで全く分かっていないことの表れでもあるのかもしれないが。。

まるで大友克洋の「MEMORIES」(1995)の第1話“彼女の想いで”に出てくる、宇宙空間を漂うある女性の想いと怨念によって作り上げられたバラの形をした浮遊物体のごとく、大場美奈子も30数年の時をたゆたってきたのだろう。

そして積年の想いと怨念に高梨槐多はかすめ取られてしまうのだ・・・。

「今まで思ってきたこと、したい。」

「全部して!!」

ゾワゾワゾワゾワ・・・coldsweats02

いや、こういう見方をしてしまうオイラの方が断然オカシイのだろうけど(笑)。50歳になったらもう1回観てみよう、ウン。

でもさ、、、すでに家庭を持っている好きな人の家に毎朝牛乳配達に行くっていうのは、自分だったら耐えられないだろうな。ある種のバツゲームやろ。

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恋愛小説家

Mbhtcvmhu 出演:ジャック・ニコルソン、ヘレン・ハント、グレッグ・キニア

監督・脚本:ジェームズ・L・ブルックス

(1997年・アメリカ・138分)仙台セントラル劇場

評価★★★★★/100点

内容:マンハッタンに住む病的なまでの潔癖症で毒舌&人間嫌いの人気恋愛小説家のメルヴィンは、ある日、隣人のゲイの画家サイモンの愛犬を預かることになったが、自室に他人さえ入れたことがないメルヴィンにとっては命に関わる大事態。そんな彼は、行きつけのレストランのウェイトレスであるシングルマザーのキャロルと話を交わす時だけはなぜか素直になれてしまうのだった・・・。アカデミー賞では主演男女優賞をダブル受賞。

“言うことをきかないタチの悪いクソガキがちゃんとしつけをしてくれる家政婦に出会ったというお話・・・”

、、、ではあまりにもありきたりなので、クソガキをクソジジイに変えてみたら、もの凄いもんが出来上がっちゃったで、、というお話。

末恐ろしいほどのメルヴィンの生態が次第に愛おしくなっていくのだから、別な意味で末恐ろしい。

おかげで終始顔の筋肉は緩みっぱなし。どんな恋愛小説を読んだときよりも幸せな気分で満たされましたとさ。

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恋愛適齢期(2003年・アメリカ・129分)WOWOW

 監督・脚本:ナンシー・マイヤーズ

 出演:ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーブス、フランシス・マクドーマンド

 内容:63歳の富豪ハリーは、若い恋人の別荘で倒れ、恋人の母親エリカの世話になることに。二人は次第に惹かれあっていくが、ある日、ハリーの担当医となったジュリアンが、20歳も年上のエリカに一目ぼれしてしまい・・・。

評価★★★☆/70点

共演してそうで共演してなかった2頭の怪物。ハッスルしまくるのも当然か(笑)。

「ゴッドファーザーPARTⅡ」(1974)で悪魔の子を堕胎したダイアン・キートンと、「シャイニング」(1980)で斧を振り回しながら子供を追っかけまわしたジャック・ニコルソン。

昔だったらホラーにもなり得たはずが、2,30年経つとこうなっちゃうんだ。

ま、でも老人の愛は慈愛が定番ということからすると、この映画は全くかけ離れていて、そういうキワドイ描写がいとも簡単に表現できるというのは、さすがニコルソンとキートンのタッグコンビといったところ。

しかし、ベッドでハサミを持ち出したり、「避妊はどうすりゃいい?」「あたし更年期だから大っ丈夫なのよ~んsign01」といったかなり引いてしまう会話の数々は昔の遺伝子の名残りですかな。

2008年12月 1日 (月)

夢のシネマパラダイス21番シアター:ハリウッド十八番のバディムービー

マイアミ・バイス

Txvlzyockn 出演:コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス、コン・リー、ナオミ・ハリス、エリザベス・ロドリゲス

監督・脚本:マイケル・マン

(2006年・アメリカ・132分)DVD

評価★★★/65点

内容:マイアミ警察の特捜課で働く刑事コンビ、ソニーとリカルド。彼らは今日も潜入捜査官として犯罪組織の中に潜り込む任務にあたっていた。そんなある日、麻薬密売組織の極秘捜査情報が敵方に漏洩してしまい、捜査に関わる関係者の命が危険にさらされる事態が発生。そこで、まだ顔が割れていないソニーとリカルドに潜入捜査の指令が下り、2人は麻薬の運び屋に扮して南米の危険地帯に潜入するが・・・。

“終わってみれば、やけにシャワーシーンが心に残ってたりする・・・。”

冒頭、おとり捜査中のFBI捜査官たちがボッコンボッコン穴のあくような銃で車ごと蜂の巣にされ、息つくヒマもなく情報屋の男が絶望からトラックに飛び込み轢死するシーンがつづく。

一瞬の気の迷いと猜疑心とミスが死へと誘う、やるかやられるかという結果だけの世界が、フルデジタル/HDカメラの克明な映像のもと残酷かつ鮮明にときにはスリリングに切り取られていく。

そこにはエディ・マーフィが口やかましくしゃべくりまくったり、セガールが殺人拳をふるうのとはわけがちがうリアリティがある。

そういう点では娯楽ポリスアクションやバディムービーというよりは、「トラフィック」(2000)やマイケル・マンの「インサイダー」(1999)に近い印象を受けるリアリティ志向の強い映画だ。

リコ(ジェイミー・フォックス)とソニー(コリン・ファレル)に均等に割りふられたシャワーシーンにまで妙なリアリティを持ち込むのはどうかと思ったけど(笑)。

が、惜しいというべきなのか、この映画、ソニーとイザベラ(コン・リー)の色恋沙汰が始まってから途端に緊迫感が雲散霧消していく・・・。

そもそもなぜに“秋菊”コン・リーがイザベラっちゅう南米系の名前になるんだ!?というのも引っかかるが、まぁそれはそれで役名にすぎないのでいいとしても、それにしたってワイルド系のゴキブリ男とやけに艶っぽいアジア人、コン・リーとではあまりにも合わなさすぎる・・。

うーん、、ラブロマンス入れるよりは男、男、男一直線のアツいバトルを見たかったんだけどなぁ。。

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リーサル・ウェポン3(1992年・アメリカ・118分)NHK-BS

 監督:リチャード・ドナー

 出演:メル・ギブソン、ダニー・グローバー、ジョー・ペシ、レネ・ルッソ

 内容:リッグスの相棒マータフが残りあと1週間で引退という時、警察の武器が流出するという事件が発生し、2人は内部捜査の女刑事と捜査を開始する。

評価★★★☆/70点

“破壊と混乱から笑いが生まれる稀なアクション映画”

・・・・傷の見せ合いっこしてみてーーlovely

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シカゴ・コネクション夢見て走れ(1986年・アメリカ・107分)NHK-BS

 監督:ピーター・ハイアムズ

 出演:グレゴリー・ハインズ、ビリー・クリスタル、スティーブン・バウアー

 内容:シカゴ警察の殺人課のおとぼけ名コンビ、ヒューズとダニーの活躍を描くアクション映画。

評価★★/35点

いったい何を捜査してたんだか途中で分からなくなっちゃったゾ。。

題名通りオイラ夢の中、起きたら車が追いかけっこしてますた・・・。

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グリマーマン(1996年・アメリカ・91分)CS

 監督:ジョン・グレイ

 出演:スティーブン・セガール、キーネン・アイボリー・ウェイアンズ

 内容:ロスで連続猟奇殺人事件が発生。NY市警からやって来た刑事コール(セガール)とコンビを組むことになったジム(ウェイアンズ)だったが、彼に疑惑を持ち始め・・・。

評価★★★/55点

この頃に流行っていた猟奇殺人ものにセガールも便乗したわけだ。

ありがちな聖書からの引用を織り込むだけかと思いきや、仏教にマフィアにテロリストにCIAに上院議員に、とまあ詰め込めるだけ詰め込みやがって・・・。

あっ、よくまとめたんじゃないスか。どうでもいいけど(笑)。

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ボーン・コレクター(1999年・アメリカ・117分)2000/04/30・丸の内ルーブル

 監督:フィリップ・ノイス

 出演:デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー、クイーン・ラティファ

 内容:鑑識能力に長けたNY市警の刑事ライムは、落盤事故により全身麻痺となる。そんな彼の手足となって、悪質な猟奇殺人事件に挑む女性パトロール警官アメリアの活躍を描くサスペンス・スリラー。

評価★★★★/80点

ヒッチコックの「裏窓」のエッセンスと「セブン」のエッセンスが見事に融合している秀作。

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ダブルチーム(1997年・アメリカ・92分)WOWOW

 監督:ツイ・ハーク

 出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、デニス・ロッドマン、ミッキー・ローク

 内容:元CIAの凄腕捜査官と武器商人が、国際テロリストと対決するハード・アクション。

評価★★/40点

あ~~、女子供が容赦なく殺されていく、、、あ~~、貴重な建築物が容赦なく壊されていく・・・。NBAよりもマジなロッドマンが逆に哀れなVシネ。

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ダウンタウン(1989年・アメリカ・96分)NHK-BS

 監督:リチャード・ベンジャミン

 出演:アンソニー・エドワーズ、フォレスト・ウィッテカー、ペネロープ・アン・ミラー

 内容:フィラデルフィアのダウンタウンにある分署に配属されてやって来た白人刑事と、黒人刑事が反目し合いながらもやがてかけがえのない相棒になっていくというバディ・ムービー。

評価★★★/55点

セコムしてますかぁ?

、、、いや、してないみたいですよ、あそこの警察署。っておい!

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ラッシュアワー(1998年・アメリカ・97分)DVD

 監督:ブレット・ラトナー

 出演:ジャッキー・チェン、クリス・タッカー、エリザベス・ペーニャ

 内容:ロス在住の中国領事の娘が誘拐される。市警のはみ出し刑事カーターと、香港からやって来た捜査官リーのコンビが真相に迫っていくが、次々と危険が襲い掛かり・・・。

評価★★★/60点

クリス・タッカーの目、、、

マジで飛び出てねえか!?

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X-ファイル ザ・ムービー(1998年・アメリカ・123分)仙台第1東宝

 監督:ロブ・ボーマン

 出演:デビッド・ドゥカブニー、ジリアン・アンダーソン、ミッチ・ビレッジ

 内容:テキサス州北部の小さな町で起きた変死事件と、ダラスで起きたビル爆破事件を追ううちに、モルダーとスカリーは政府の隠された秘密を知ることになる。’93年にスタートした人気テレビシリーズの劇場版。

評価★★★★/75点

“X-ファイルFANとしてはどうしても許せないことが1つ。テレビドラマとほとんど質が変わっていないことは予測範囲。しかし、だからといってやってはいけないことをしでかしてしまった。”

じらされ続けて20分、ついにお馴染みのオープニングテーマが流れることはなかった。

テレビドラマとの違いを出すためだったかのかは分からんが、あのオープニングが流れないとXファイルだとは認めたくない。

Xファイルの商標を自ら切り捨てるとは・・・。あれじゃただのSFサスペンスだ。

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48時間(1982年・アメリカ・96分)日テレ金曜ロードショー

 監督:ウォルター・ヒル

 出演:ニック・ノルティ、エディ・マーフィ、アネット・オトゥール

 内容:サンフランシスコの刑事ジャックは、脱獄囚のガーンツたちに自分の拳銃を奪われ、まんまと逃げられてしまう。捜査記録からガーンツには黒人のレジーという服役中の仲間がいることを知ったジャックは、強引にレジーを48時間だけ仮釈放させ、彼に捜査の協力をさせるのだが、、、2人のいがみ合いはどうにも止まらない♪

評価★★★/65点

現実では絶対にありえない設定ゆえに面白いわけだが、、にしたってエディ・マーフィ自由に動きすぎ。さらにろくな女出て来なさすぎ。。

だって乳出し女と遊び好き女しか出て来ないじゃん、これって(笑)。

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トレーニング デイ(2001年・アメリカ・122分)WOWOW

 監督:アントニー・フュークワー

 出演:デンゼル・ワシントン、イーサン・ホーク、スコット・グレン、トム・べレンジャー

 内容:麻薬摘発のため潜入捜査を行うことになったベテラン刑事ハリスと、理想に燃える新米刑事ホイト。2人の刑事は、犯罪都市ロサンゼルスの現実に次々と直面していく。衝撃の24時間(トレーニング・デイ)とはいったい!?D・ワシントンが初の悪役挑戦でアカデミー主演男優賞受賞。

評価★★★☆/70点

“アメリカには住みたくねぇ!!!” 

夢のシネマパラダイス575番シアター:ジャーヘッド

Dvd_070104_01 出演:ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、ルーカス・ブラック、クリス・クーパー、ジェイミー・フォックス

監督:サム・メンデス

(2005年・アメリカ・123分)DVD

評価★★★☆/70点

内容:祖父の代から3世代続けて米軍海兵隊員となった18歳のスウォフォードは、過酷な訓練を経て、わずか8名の斥候狙撃兵に選ばれる。そして、クウェートにイラクが侵攻したことにより、スウォフォードはサウジアラビアに派遣される。ところが、灼熱の砂漠には敵兵どころか人っ子一人いない状況で、ひたすら指令を待つ日々が続く・・・。実際に湾岸戦争に従軍したアメリカ人青年が記したベストセラー・ノンフィクションの映画化。ちなみにジャーヘッドとは、米軍海兵隊員の丸刈り頭を揶揄した呼び名。

“先生の言うことをきかない超ワル生徒ばかりの男子校180日間強制林間学校!”

行く先は、、、果てしない砂漠です・・・。

テント設営は塹壕掘りに、飯ごう炊きは“焼き印”押しに、ハイキングは砂漠の行軍に、海水浴は油の黒い雨に、バーベキューは人間の丸焼きに、キャンプファイヤーは燃え上がる油田に、オリエンテーリングは肥溜め掃除に、肝だめしはアラブ人と地雷との遭遇に、枕投げは手榴弾投げに、花火はマシンガンの乱射に・・・。

“待つ”ということを知らない今の若者たち、その持てあますエナジーとアドレナリンと射精を封印し抑え込むのに最適のプログラムをご用意させていただきました!

その名も「砂漠の嵐」プロジェクト!

これで恋人や奥さんも安心して他の男とヤリまくれます、、、っておいおい。。

いや、そういうシュールな青春映画なんだなこれは(笑)。。

自分の怒りや悲しみといった感情と思いの持って行き場のない孤独感や焦燥感、苦悩と葛藤。そういうのが、おバカばかりやってる彼ら=ジャーヘッドの姿を通して痛々しく描き出されていく。

しかもそれをダラダラとした日常ではなく、ダラダラとした戦場を舞台として描いたのがなんとも秀逸で、なにかとドラマティックさとショッキングさを求めがちな戦争映画にあって、今まで見たこともないような作品に仕上がっていたと思う。

ジェイク・ギレンホールもいつの間にやら脱皮して良い役者さんになりつつあるし。なかなかの映画だったな。

しかし、「ディア・ハンター」(1978)をああいうふうに使っちゃうとはね・・・(笑)。

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スリー・キングス(1999年・アメリカ・115分)WOWOW

 監督・脚本:デイビッド・O・ラッセル

 出演:ジョージ・クルーニー、マーク・ウォルバーグ、アイス・キューブ、スパイク・ジョーンズ

 内容:特殊部隊少佐のアーチー・ゲイツら3人は、イラク軍がクウェートから奪った金塊の隠し場所を記した地図を手に入れる。彼らは、金塊を詰めても決して破れないルイ・ヴィトンのバッグを手に、イラク領内に侵入するのだが・・・。戦争映画の常識を覆すノリノリの良さがとにかくスゴイ1本!?

評価★★☆/50点

こんなお気楽に戦争を描ける国はもはやアメリカしかない!

そしてこんなお気楽に戦争批判できる国もアメリカしかない!!

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