夢のシネマパラダイス100番シアター:オーシャンズシリーズ
オーシャンズ11(2001年・アメリカ・117分)2002/02/20・MOVIX仙台
監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、アンディ・ガルシア
内容:出所した泥棒のオーシャンは、ホテルから1億6千万ドルの現金を盗むことを計画。彼のもとにスリの名人や爆弾の専門家ら11人のプロたちが集結する。フランク・シナトラ主演の「オーシャンと11人の仲間」のリメイク作。
評価★★★☆/70点
一陣の風が爽やかに吹き抜けていくと言えば聞こえはいいが、実際は右から左へ受け流してしまう軽さ、と言った方が的を射ていると思う。
まぁ、それでもソダーバーグの手慣れた演出と相まって非常に見やすく、ちょうど腹八分というかんじかな。
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オーシャンズ12
出演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴァンサン・カッセル
監督:スティーブン・ソダーバーグ
(2004年・アメリカ・125分)DVD
評価★★★/60点
内容:3年前、“オーシャンズ”に大金を奪われたカジノ王ベネディクトが復讐に乗り出す。オーシャンらは利息を含めた1億9千万ドルを返済するため、アムステルダムに向かい再び大きなヤマに挑む!
“ハリウッド版ルパン3世の配役オーディションに10数人の有名役者たちが参戦!2時間に渡る熾烈な戦いをとくとご覧あれ”
としか見れない・・・。
めまぐるしく絡まってもつれた糸を鮮やかな手さばきで解きほぐしてくれるソダーバーグも、この映画ではやっつけ仕事に徹してしまっているかんじ。
めまぐるしいまま終わってしまった。。
ちなみに、オーディションの中間審査によりますと、峰不二子はキャサリン・ゼタ、次元はブルース・ウィリス、銭形警部はジョージ・クルーニー、石川五右衛門はヴァンサン・カッセル、肝心のルパンはドン・チードルに絞られた模様です・・・。
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オーシャンズ13
出演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ドン・チードル、エレン・バーキン、アル・パチーノ、ヴァンサン・カッセル
監督:スティーブン・ソダーバーグ
(2007年・アメリカ・122分)2007/08/20・盛岡フォーラム
評価★★★☆/70点
内容:オーシャンズの古参メンバーであるルーベンは、バンク(アル・パチーノ)とラスベガスに建つ巨大ホテルの共同経営事業に乗り出すはずだったが、バンクに裏切られ、そのショックで心筋梗塞に倒れ危篤状態になってしまう。その報せを受けたオーシャンたちはバンクに復讐を誓う。彼らの戦略は、ホテルの最高格付け“5つダイヤ賞”獲得を狙うバンクのホテルの評判をズタズタにし、ホテルのカジノを大損させ破綻させることだった。。
“媚薬ギルロイ、オイラに下さい!!!”
熟しきったキャメロン・ディアス、、もといエレン・バーキンを一瞬で虜にしてしまったギルロイ、、、のどから手が出るほど欲しいです。。
、、という印象しか残らないんだけど、毎回言ってるけど、よくぞまぁこれだけのメンツを揃えておきながら、これだけ軽っりぃ映画を作れるもんだと逆に感心してしまう。のどごしスッキリどころの軽さじゃないもんな(笑)。
黒澤明がのたまうところの、カツ丼の上にエビ天乗せてハンバーグ乗せてカレーをぶっかけたような胸焼け起こしそうな映画の方が好きなオイラとしては物足りなさも感じてしまうのだけど、一方ではオーシャンズシリーズって“旨味”を提供するというよりは、“お上品な場”を提供する作品といえるのもたしかで、その点ではかなりセンスの良い上質な場の雰囲気を醸成できていたと思う。
導入部をわずか数分で終わらせ、何がなんだか分からないうちにミッションの真っ只中に突入している不親切さはかなり気になるところだし、豪壮ホテルのカジノを舞台にした復讐劇なのに全くもってハラハラドキドキするところがないのもイマイチだし、、、なのだけど、全体としてみればこの軽いノリと人が誰も死なない品の良さが嫌いになれないんだよね。
しかも、ハリウッドの4番バッターをズラリと並べた中で、怪気炎をあげるアル・パチーノを向こうにまわして、巨人打線のようなホームランをドッカンドッカン打ってくるのではなくて、セーフティバントや流し打ちといった小技をサラリとこなしてしまう巧さには見ているこちらも逆に気持ちが良くなってくる。
なんかパーティとかで誰も見てないんだけどBGMがわりにこの映画流すというのも有りみたいな、そんな映画なのかも。
アル・パチーノとアンディ・ガルシアのゴッドファーザーつながりも見られてよかったし。
なんか、、、14も見たくなってきたぞ。。
しかし、、一昔前はSONYだとか日本企業名が出てくるのが多かったけど、いまや韓国企業が会話の中に出てくるようになったのねぇ。サムスンってなにげにスゴイのか。
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(以下、個人的オーシャンズシリーズ公認作品ww)
地下室のメロディ(1963年・フランス・121分)NHK-BS
監督:アンリ・ヴェルヌイユ
出演:アラン・ドロン、ジャン・ギャバン、ヴィヴィアンヌ・ロマンス
内容:ジャン・ギャバンとアラン・ドロンの初顔合わせによるギャング映画。5年の刑期を終えて出所した老ギャングのシャルルは、恋女房のジネットが止めるのも聞かずに、刑務所で知り合った青年フランシスと組んでカジノの現金を奪うという新しい計画に着手した。2人は見事強奪に成功し、10億フランの札束を手にしたが、意外な成り行きから犯行が露呈してしまう・・・。
評価★★★★/80点
オーシャンズ2がここにあったどーー
というのはさておくとしても、この映画おもろかった。
このての映画でキーになるプロセスをまずは楽しめるのが高評価の前提。
さらに、ものの見事な破綻の妙によりそれまでのプロセスがパーになるのではなく、ますますもって活きてくるどころか、結果的に皮肉にもいっぱしのフィルム・ノワールにまで高めてしまっているのがなんとも心憎い一品。
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スコア(2001年・アメリカ・124分)WOWOW
監督:フランク・オズ
出演:ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、マーロン・ブランド、アンジェラ・バセット
内容:凄腕の泥棒ニックに、盗難ブローカーのマックスが不可能としか思えない盗み話を持ちかけてきた。引退を考えていたニックだったが、これが最後と思い引き受ける。若いジャックと協力し準備を進めるニックだったが・・・。
評価★★★/60点
オーシャンズ11,12,13ときて、、、オーシャンズ3もあったどー
しかし、、ハリウッドのキレたら凄い三羽がらすがスクリーン上で一同に会して繰り広げるナァナァ祭り。って、意味ねえじゃん!
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ホット・ロック(1972年・アメリカ・105分)NHK-BS
監督:ピーター・イエーツ
出演:ロバート・レッドフォード、ジョージ・シーガル、ゼロ・モステル、モーゼス・ガン
内容:盗みで暮らしを立ててきたジョンは、刑期を終えて出所した途端、妹の夫で金庫破りを生業とするケルプから、博物館に展示される巨大ダイヤを盗み出す仕事を持ちかけられる。ジョンは仲間を集め、博物館にまんまと忍び込み、ダイヤを盗み出すことに成功するのだが・・・。宝石泥棒の男たちの姿をユーモアを交えて描いたサスペンス・アクション。
評価★★★★/75点
“ムショや警察署から脱走する話は五万とあるが、その逆はそうはお目にかかれないトンだシロモノ。”
ほーら、、オーシャンズ4を獲ったどー
よーし、こうなったらオーシャンズ1~10まで見つけてやる(笑)。まず4は確保。
でも、お金かけなくても、こういう粋な映画が作れた時代なんだね、70年代って。クインシー・ジョーンズの音楽もグッジョブですた。
それにしても、1番印象的だったのは、ヘリでNYを飛び回るシーンで在りし日の世界貿易センタービルを下からなめるように空撮したシーン。あんなに接近して撮られた映像は初めて見た気がする。
9.11であんなスペクタクルな超高層ビルが一気に倒壊しちゃったと考えると、ホント背筋が凍りついちゃうな・・・。
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スニーカーズ(1992年・アメリカ・126分)CS
監督・脚本:フィル・アルデン・ロビンソン
出演:ロバート・レッドフォード、ダン・エイクロイド、リバー・フェニックス、シドニー・ポワチエ
内容:ビルの警備システムを調査するハイテク集団“スニーカーズ”。彼らは政府の依頼で暗号解読器“ブラック・ボックス”を盗み出すが、何者かに奪われてしまい・・・。
評価★★★/65点
オーシャンズ5を見っけたどーーッ
この映画ってストーリー展開の筋立てよりもキャラクターで見せていく映画だと思うんだけど、レッドフォードに合わせたスマートさに終始しちゃっていまいちハジけない。ダンディーでかっこ良すぎなんだよね(笑)。
ルパン3世のようなおノロケキャラの方が、とオイラなんかは思っちゃうんだけど。そうだなぁ、あの当時だと例えばビリー・クリスタルとかかなぁ。
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黄金を抱いて翔べ
出演:妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン、青木崇高、中村ゆり、田口トモロヲ、鶴見辰吾、西田敏行
監督:井筒和幸
(2012年・松竹・129分)WOWOW
内容:過激派や犯罪者相手に調達屋をしている幸田は、一攫千金を狙うトラック運転手の北川から大阪の大手銀行本店地下にある240億円の金塊強奪計画を持ちかけられ、メンバー集めを始める。そして、北朝鮮の元工作員、銀行担当のシステムエンジニア、エレベーター会社の整備技師、そしてギャンブル依存症の北川の弟と、総勢6名のチームが結成され、いよいよ計画が実行に移されるが・・・。
評価★★☆/50点
ついにオーシャンズ6獲ったどーー♪♪
が、、浪速のエンタメキング・井筒監督に魅力的な豪華キャスト陣にロマンティシズムあふれる題名にと、そこそこ期待して見たら全然翔べなかったというオチw
原作は読んだことないのでよく分からないけど、ウンザリするほど陰気かつ辛気臭い映画だとは思いもよらなかった・・。
そもそも骨太でビターなノワールは井筒監督の領分ではないだろっていう・・
しかも、犯罪計画の下ごしらえに時間かけるのはいいとしても、北朝鮮やら左翼やら暴力団やら何やら五色だんご状態で肝心の銀行強盗がおざなりになってしまった感が否めず。
こんなに爽快感のない大雑把な銀行強盗映画見たのは初めてかも・・
やっぱこれって井筒流じゃなくて、阪本順治向きってかんじなんだよねぇ。。
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