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2008年10月26日 (日)

夢のシネマパラダイス416番シアター:そこに足を踏み入れてはいけない・・・

サイレントヒル

Silent_hill_ver6_2 出演:ラダ・ミッチェル、ショーン・ビーン、ローリー・ホールデン、デボラ・カーラ・アンガー

監督:クリストフ・ガンズ

(2006年・アメリカ・126分)盛岡フォーラム

評価★★★★/80点

内容:ローズとクリストファー夫妻には、9歳の養女シャロンがいるが、しばしば夢遊病で行方不明になることがあった。そして見つかると決まってシャロンは「サイレントヒル」とつぶやくのだった。彼女を救う手掛かりを探すローズは、やがてウエストヴァージニアにサイレントヒルという街が実在することを突き止める。そこは、30年前に大火災に見舞われ、今ではゴーストタウンと化している所だった。ローズはシャロンを車に乗せてその街を目指すが、途中で事故に遭い、ローズは気を失ってしまう。そして彼女が意識を取り戻したとき、そこにシャロンの姿はなかった。ローズはシャロンの後を追って、サイレントヒルへ彷徨い込んでいくが・・・。コナミの人気ゲームの映画化。

“ここは地獄の一丁目・・・”

TVゲームの方をやったことがないので、どれくらい忠実に再現しているのかは分からないが、それをぬきにしたってこの映画は一個の独立したホラー映画として十分すぎるほどの出色の出来栄えだと思う。

特に映像面が醸し出すゴーストタウン・サイレントヒルの雰囲気と世界観には脱帽するしかない。

暗がりの明暗分けがたい微妙な色味の肌ざわりというものを非常にリアルかつ生々しく映像で再現していて、暗部を光と闇でこれほど巧く映像化した作品というのも稀有な例だと思う。

そして、知らず知らずのうちに魅き込まれてしまう美しさと、その裏に潜む世にもおぞましい闇と腐臭の世界の慟哭のスパイラルに、まるで醒めない悪夢でも見ているような錯覚に陥ってしまった。

ロビン・ウィリアムズが主演した「奇蹟の輝き」(1998)で絵画的なヴィジュアルとして地獄の世界が再現されていたが、今回のサイレントヒルの耳につんざくサイレンとともに圧倒的な描写力で迫り来る決して抜け出すことのできない暗黒パラレルワールドにこそ、終わることのない底なしの世界である無間地獄を強くイメージさせられてしまった。

終盤になるにつれ、B級テイストが強くなっていくのはご愛嬌としても、重苦しくてやり切れない余韻をもって締めるラストのまとめ方には、思わず唸らされてしまったし、この映画が何か心に不気味に引っ掛かったまま終わったのもホラー映画としてうまいと思う。

超人ミラジョヴォがバッサバッサとゾンビをハッ倒していく「バイオハザード」よりも、非力で華奢な肉体改造などしていない普通の女性が逃げ惑うという今回の作品の方が断然面白いのもたしかだろう。

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悪魔の棲む家(2005年・アメリカ・90分)WOWOW

 監督:アンドリュー・ダグラス

 出演:ライアン・レイノルズ、メリッサ・ジョージ、ジェシー・ジェームズ、ジミー・ベネット

 内容:ロングアイランド・アミティビルのとある大邸宅を破格の値段で購入したジョージとキャシーのラッツ夫妻。実は1年前、ここに住んでいた一家がそこの長男によって惨殺される事件が起きていたのだが、ジョージは不安に思いつつも購入を決意したのだった。夢だった自分たちの家をようやく手にし、さっそく子供たちと共にこの家へと引っ越してくる一家。しかし、娘のチェルシーが姿の見えない何かと会話を始めたりと、一家は次々と不気味な現象に遭遇していく・・・。1979年製作版のリメイク。

評価★★☆/50点

“人間の棲む家”

お化けが天井に引っ付いてたり、湯船から手が何本も出てきたり、ドアが勝手に閉まったりといった霊現象や超常現象よりも、オヤジが薪割りの時に子供に薪を両手で支えさせて斧を振り下ろすシーンが1番ゾッとする。

昨今次から次へと世間を震え上がらせる凄惨な殺人事件や虐待事件を目の当たりにすると、魑魅魍魎が跋扈する世界というのは、そっくりそのまま人間が棲む世界と言いかえることができそうだ。

お化けさえも縮み上がるモンスター、人間。

そういう意味では、追いつめられていく家族の心理描写をじっくりと描いてもらいたかったが、それをこの手のアメリカン・ホラーに求めるのは酷なので、それならばオヤジにさっさと豹変してもらって母子を追っかけ回してほしかった気もする・・・。

音楽とホラー映像の派手さで恐がらせるのはいつもながらの常套手段だが、この手の映画では及第点はあげてもいいのでは。といっても50点だけどね(笑)。。

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ローズマリーの赤ちゃん(1968年・アメリカ・137分)NHK-BS

 監督・脚本:ロマン・ポランスキー

 出演:ミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス、モーリス・エヴァンス、ルース・ゴードン

 内容:悪魔主義者の儀式によって、知らないうちに悪魔の子を宿してしまった若妻の恐怖を描き、オカルト映画ブームのはしりとなった作品。売れない俳優のガイと妻のローズマリーは、マンハッタンの古いアパートに引っ越してきた。ある日、隣人のおせっかいな老夫婦の養女が、アパートの窓から飛び降り自殺した。翌日、老夫婦は娘が身に着けていたペンダントをローズマリーにプレゼントする。やがて妊娠した彼女は、喜びもつかの間、夜ごと悪夢を見るようになった・・・。

評価★★★☆/70点

悪魔そのものではなく、あくまでも日常を描く中でその中に潜む悪魔「のようなもの」として描いたところが現実感を醸し出していて、怖さが切迫感をもって迫ってくる。

男の自分には分からない、どちらかといえば女性にしか分からない怖さというのがふんだんに盛り込まれていると思うのだけど、それを抜きにしてもやはりこの得体の知れない怖さは生理的にかなりイヤだ。

ちなみにジョン・レノンが住んでいたNYのダコタハウスで撮影されてるんだねぇ、やっぱ呪いなのか・・!?

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箪笥―たんす―(2003年・韓国・115分)WOWOW

 監督・脚本:キム・ジウン

 出演:イム・スジョン、ムン・グニョン、ヨム・ジョンア、キム・ガブス

 内容:長期入院から自宅に戻ってきた姉妹。二人は、怪しげな継母、悪夢、そして怪現象に神経をすり減らす。やがて、すべての原因は妹の部屋の箪笥にあることが判明するのだが・・・。

評価★★☆/50点

“サツキとメイ、継母に襲われる!?の巻”

やっぱサツキとメイのオカンは病気で亡くなっていたのね!あな恐ろしやぁ~(笑)。。

しかしこの箪笥、映画としての引き出しをやたらめったら開け閉めしちゃって、もっとちゃんと整理してください!いや、だからそっちの生理じゃなくてさ・・w

んもぉ~結局、真っ黒クロスケも出るタイミングを逃がしてしまったじゃんかよっ。おいおい。。

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アナコンダ(1997年・アメリカ・89分)WOWOW

 監督:ルイス・ロッサ

 出演:ジョン・ボイト、ジェニファー・ロペス、アイス・キューブ、エリック・ストルツ

 内容:アマゾンへやって来た撮影隊が、体長14mの巨大ヘビ、アナコンダを生け捕ろうとする男の罠にはまるが、肝心のその男もヘビの罠にハマってしまうというトンだ一品・・。

評価★★★/60点

ジョン・ボイトの強烈でイヤらしい目つきの方が、アナコンダの毒牙より勝る!やっぱトンだ一品。。

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シャイニング

E382b7e383a3e382a4e3838be383b3e382b 出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバル、ダニー・ロイド

監督・脚本:スタンリー・キューブリック

(1980年・イギリス・119分)NHK-BS

 

内容:コロラド・ロッキーの大ホテル。小説家のジャックは冬季の留守管理を請け負い、妻と息子ダニーを連れてやって来る。しかし、そのホテルではかつて管理人が家族を惨殺し、自分も自殺するという事件が起こっていた。最初は気にも留めていなかったジャックだったが、やがて不気味な出来事が起こり始め、彼自身が殺人鬼と化していく・・・。スティーブン・キングの同名小説を、鬼才キューブリックが映像化したホラー。

評価★★★☆/70点

“6畳一間の部屋に住んでいる自分が、あんなだだっ広いホテルでいきなり暮らしたら、、気が狂う自信が大いにあります!”

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ホーンテッド・マンション(2003年・アメリカ・98分)WOWOW

 監督:ロブ・ミンコフ

 出演:エディ・マーフィ、ジェニファー・ティリー、テレンス・スタンプ、ナサニエル・パーカー

 内容:人里離れた高級住宅街にある呪われた幽霊屋敷に足を踏み入れてしまった一家に襲いかかる999匹のゴースト!といってもディズニーランドの人気アトラクションを映画化しただけあって、半分以上コメディです・・・。

評価★★/40点

やっぱ体験しないとダメよこれは。

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ホーンティング(1999年・アメリカ・107分)WOWOW

 監督:ヤン・デ・ボン

 出演:リーアム・ニーソン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、オーウェン・ウィルソン、リリ・テイラー

 内容:人間の恐怖を研究するマロー教授は、何も知らされていない被験者3人をいわくつきの幽霊屋敷に連れて来るが・・・。

評価★★/40点

“キャサリン・ゼタ・ジョーンズが痩せているのが1番のホラーだ。。。”

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