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2008年10月10日 (金)

夢のシネマパラダイス524番シアター:ハッと息のむ3秒前...

現金に体を張れ

1152287395 出演:スターリング・ヘイドン、コリーン・グレイ、ヴィンセント・エドワーズ

監督・脚本:スタンリー・キューブリック

(1956年・アメリカ・85分)NHK-BS

評価★★★★/80点

内容:5年の服役を終えて刑務所を出たジョニーは、さっそく競馬場の売上金強奪を企てた。彼は仕事仲間として5人の男を引き入れ、200万ドルの紙幣を奪うことに成功する。しかし、仲間の1人であるジョージの妻シェリーが情夫と組んで横取りを企んだため、ジョニーたちは殺し合いに巻き込まれる・・・。スタンリー・キューブリックがセミ・ドキュメンタリーの手法を使って、ライオネル・ホワイトの探偵小説「見事な結末」を映画化した犯罪劇。

“質素な精進料理のつくりで至高のグルメへと転化してしまうシネマの鉄人キューブリックの凄腕に舌鼓を打つ。”

欲に憑かれた人間たちを描きながら、当の若きキューブリックの欲のない(ように見えてしまう)スタイルが実に小気味よい。

しかしそれは実はパズルの一片一片の組み合わせまで計算しつくしたキューブリックの才の成せるワザであることは言うまでもない。

完璧に計算されながらラスト一瞬の狂いで破綻をきたした大強奪作戦。

しかし、キューブリックの計算には一寸の狂いも破綻もなかった。

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暗くなるまで待って(1967年・アメリカ・109分)NHK-BS

 監督:テレンス・ヤング

 出演:オードリー・ヘプバーン、アラン・アーキン、リチャード・クレンナ

 内容:夫のサムが飛行機の中で知り合った女から預かった人形には、密かに麻薬が縫い込まれてあった。そうとは知らない盲目の妻スージーは、麻薬を取り戻そうとする組織の男たちを、夫の留守中に家に入れてしまう。しかし、持ち前の勘の良さから疑念を抱いた彼女は、襲ってくる殺し屋と暗闇の中で対決する・・・。

評価★★★/65点

キャットウーマンの元祖はオードリーだった!!

おびえ震えるオードリーに萌え~~、、、のオイラはちょっとオカシイですよね、ハイ・・・。

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ファイヤーウォール

D111778492 出演:ハリソン・フォード、ポール・ベタニー、ヴァージニア・マドセン、メアリー・リン・ライスカブ

監督:リチャード・ロンクレイン

(2006年・アメリカ・106分)2006/04/13・盛岡フォーラム

評価★★★★/75点

内容:ランドロック・パシフィック銀行のセキュリティ部門の責任者ジャックは、銀行の合併問題から経営陣と対立していた。そんなジャックにビジネスマンを装った男ビルが近づいてくるが、やがてビルはジャックの妻子を人質にとり、銀行から1億ドルを指定口座に移し替えるように脅迫してくる・・・。

“ヒッチコックの典型的巻き込まれ型サスペンスが現代版として甦ったかんじ。”

といっても、斬新なオリジナリティがあるわけではなく、どこまでもオーソドックスな味付けなのだが、徹底的にシンプルかつテンポ良く描ききることでジェットコースター的なスリリングさを煽り立てていて、全く飽きることがないのが強みだろう。

そしてそれを可能にしているシナリオの無駄のなさも特筆もの。

ラストも後日談には目もくれないスパッと切っちゃう終わらせ方で、まさにこれもジェットコースター的でよろしい。

でも、主犯格のビル(ポール・ベタニー)の落ち着きと余裕を感じさせる人物像と悪役っぷりがあまりにも完璧だったので、どこからボロが出てくるのかと思ったら、、、やっぱ敵一味の内部崩壊からだったか。。そこらへんもあまりにもオーソドックスなんだけどね・・・。

ダイ・ハード2あたりから始まったのかなぁ、このての敵一味の身内争いから火がつくオチってのは。。

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恐怖の報酬

Image998 出演:イヴ・モンタン、シャルル・ヴァネル、ヴェラ・クルーゾー、フォルコ・ルッリ

監督・脚本:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー

(1952年・フランス・149分)NHK-BS

評価★★★★/80点

内容:中南米のラス・ピエドラスの町から500キロ離れた山上の油田で火災が発生した。石油会社はニトログリセリンの爆風で火を消すことを決め、山上までニトロを運ぶ2台のトラック運転手を賞金つきで募集する。選ばれた4人は、いずれも希望のない日々を送る男たちだった。2組に分かれて出発した彼らを次々に苛酷な試練が襲う・・・。カンヌ国際映画祭作品賞。

“CGなどの余計な化合物を一切含まない純度100%の原液サスペンススリラーは一滴一滴がとにかくタフで熱い!!これがホントの賭博黙示録だ!!”

どのシーンも一攫千金を夢見るギラギラとした男の熱さと、吹きだまりのような中南米のへき地に群がってくる食いつめ者たちの暑苦しさであふれている。

どん底生活から這い上がるために必要なのはとにかく金、金、金、、、金のためなら何だってする。金のためなら油まみれにだってなる。金のためなら非情なエゴイストにもなる。

ヒーロー?そんなもんよりも2000ドル手に入れて生きていければそれでいいんだという欲望むき出しの人間像。

そのためなら友情を轢き殺してしまうことも厭わない。

このアンチ・ヒーローともいうべきマリオ=イヴ・モンタンが強烈な印象を残す。

そして、わずか一滴落としただけで爆発してしまうニトログリセリンを大量におんぼろトラックに積んで不安定なデコボコ道をカタツムリのようなスピードでただひたすら運ぶ、そこにはCGなど入り込む余地のない“恐怖”の源泉が詰まっている。

そしてそこから湧き出してくる猛烈な恐怖が揺れるトラックの荷台にジリジリと迫り寄ってくるのだ。

しかし、この欲望と恐怖の狭間で悪戦苦闘する人間を天から見下ろしているようなある種驚くほどの冷たい目線で捉えていくクルーゾー監督の体感温度差も見所で、単なるサスペンスを超えた衝撃の不条理劇にたたみかける展開に十分な説得力をもたせている。

サスペンスの教科書です。

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