夢のシネマパラダイス509番シアター:球技はオレにまかせろ!?
メジャーリーグ
出演:トム・べレンジャー、チャーリー・シーン、レネ・ルッソ、ウェズリー・スナイプス
監督・脚本:デビッド・S・ワード
(1989年・アメリカ・106分)Video
内容:35年間優勝とは無縁のインディアンズに新しく女性オーナーが就任するが、彼女はチームを売却しようと目論んでいた。そのためノーコンピッチャーやストレートしか打てないバッター、ベースボールよりもお祈りが最優先の選手など2流3流選手ばかりスカウトしてくる。しかし、選手たちはその目論見を知り、一致団結して優勝を目指して頑張るのだがままならず・・・。
評価★★★★/75点
“ボールとバットとグラブに乗せて描かれるダメ人間集団の逆襲が、当時9番ライトの野球少年だった自分にとって胸がすく爽快さを味わわせてくれた。”
え゛っ、監督・脚本って「スティング」(1973)の脚本やってる人だったの?
そっかぁ、道理で納得できたぞ。テイラーのホームラン予告後のバント奇襲作戦。。
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メジャーリーグ2(1994年・アメリカ・105分)NHK-BS
監督:デビッド・S・ワード
出演:チャーリー・シーン、トム・べレンジャー、デニス・ヘイズバート、石橋貴明
内容:奇跡の優勝を遂げたインディアンズ。が、リッキーやセラノはいい気になりすぎて再び落ちこぼれに戻ったため、日本から助っ人タナカを呼ぶことになるのだが・・・。
評価★★★/60点
続編というよりはリプレイを延々見せられてるかんじでダレるが、タカさんに免じて+1点。
試合中のベンチにタカさんを見つけようとするんだけど、いっつもいないのね(笑)。。
あと、ピッチャーにうまく返球できないキャッチャーというのはツボにハマって面白かったな。
あ、そういえばホームでのクロスプレーでキャッチャーを飛び越えるプレーを実際にやってみようとしたことがあるんだけど、あれね、手ひねるからやめた方がいいよ・・(笑)。
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エニイ・ギブン・サンデー(1999年・アメリカ・151分)DVD
監督・脚本:オリバー・ストーン
出演:アル・パチーノ、キャメロン・ディアス、デニス・クエイド
内容:亡き父の後を継ぎ、アメフトチーム、マイアミ・シャークスのオーナーになったクリスティーナ。スポーツをビジネスとしか考えない彼女の最大の敵は、チームのヘッドコーチ、トニーだった。しかし、かつての名門も今は連戦連敗で・・・。
評価★★★☆/70点
アメフトというスポーツでベン・ハーの戦車競争のごとき文字通りのスペクタクルを、あくまでもオリバー・ストーンの文法で表現できたことには一定の評価をしたい。
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リプレイスメント(2000年・アメリカ・118分)WOWOW
監督:ハワード・ドイッチ
出演:キアヌ・リーブス、ジーン・ハックマン、ブルック・ラングドン
内容:プレッシャーに弱い元アメフト選手、走ることだけが取り柄の短距離ランナー、元力士やサッカー選手らの落ちこぼれ軍団が、代理選手=リプレイスメントとしてアメフトのフィールドを走り回る!
評価★★★★/75点
他人の言うことなど断固として聞かない無骨でサディスティックかつ猜疑心の塊という印象が強かったJ・ハックマンが、いいかんじで円くなって人情味あふれる姿を見せてくれただけでこの点数あげたい気分。
我が愛しのレアル・マドリーの監督でいえば、ビセンテ・デルボスケ(現スペイン代表監督)に似てるかも。あと、温かく力強い無骨さという意味では、“メキシコ魂”ハビエル・アギーレ(現アトレティコ・マドリー監督)とかね。
名監督ジミー・マクギンティー。
厳しいけど大らかで、実はユーモア心にもあふれるその性格。しかし本人は、脚光を浴びることを嫌い、目立たないところで努力を続け、見定めた目標に向かってマイペースに小石を積み上げていくタイプの監督だとお見受けした。名監督たる所以ですな。
まさかキアヌ・リーブスじゃなくてJ・ハックマンの方が印象に残ってしまうとは、、、自分でもビツクリ。。
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ドッジボール(2004年・アメリカ・93分)DVD
監督・脚本:ローソン・マーシャル・サーバー
出演:ヴィンス・ヴォーン、クリスティーン・テイラー、リップ・トーン
内容:零細スポーツジムの経営者ピーターは、5万ドルの支払い期限を目前に控え大ピンチ。一発逆転を狙って、ジムの仲間たちとドッジボールチームを結成。優勝賞金目当てに大会に出るのだが・・・。
評価★★★★/75点
ドッジボールをナメているとしか思えないが、映画自体が最初っからナメきっているのでそれは大した問題ではない。。
久々に恥も外聞もかなぐり捨ててバカに徹しまくったバカ度100%映画を見たので逆にこの点数になってしまったというオチっス・・。
いやぁ笑った笑った。こういう意味のない笑いも時には必要なのかもね。
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コーチ・カーター
出演:サミュエル・L・ジャクソン、ロブ・ブラウン、ロバート・リチャード、アシャンティ
監督:トーマス・カーター
(2005年・アメリカ・136分)2005/08/14・盛岡フォーラム
評価★★★★/80点
内容:リッチモンド高の弱小バスケチームに赴任してきたコーチのカーター。彼は、規律を順守し選手たちを厳しく指導、やがてチームに奇跡が起きる・・・。T・カーター監督が、実話を映画化した感動のスポーツドラマ。
“熱血教育コーチってナンだ!?”
今が人生で1番のハイライトではないし、今が人生で1番のピークなのではない。本当の人生はこれから始まるんだ!というカーターの言葉がこの作品をただの熱血スポ根体育会系映画の枠に収まらない、いっぱしの教育映画に昇華させている。
暴力と麻薬にまみれた澱んだ街の現実と、麻薬の売人になるか刑務所に行くかという若者たちの閉ざされた未来、、、あるいは「華氏911」で描かれていたように、戦場に派遣されて命を落としていく若者の供給源というのは行き場のない彼らのような人々なのかもしれない。
しかし、凄絶な格差社会と貧困という錆び付いて開きそうもない扉から、かすかではあっても希望という一条の光はいついかなる時でも射し込んでいるのだ。特に学生の若者には。
その扉のすき間に身をよじらせてあちら側の世界へ抜け出せるだけの可能性と選択肢を作るために今なすべき本当のこととは。そして本当の努力とは何なのか、、、カーターの熱い言葉は何の変哲もない日常に流されて生きているようなオイラにもズシリと重く響いた。
妊娠したケニヨンの彼女が最終的に堕胎したり、ラストの試合がリッチモンド高の劇的逆転負けで終わるなど、ありふれた軽快なヒップホップ系映画とは違う現実感覚にあふれた映画だったと思う。
まぁこの現実感覚が、日本人の自分には想像もできないような凄まじいものだったけど。。だって、悪フザケで銃を向けるなんて・・・。凄すぎる世界だわ。。
でも、オイラもカーターみたいな人に教わりたかったなぁ。
一応高校は進学校と呼ばれてたところに通ってたけど、どの教師も自校の大学進学率アップしか頭になかったし、大学をブランドのようにしか見てなくて選択肢にない行きたくもない大学を無理やり勧めてきたり・・。大学へ進学した後の人生について教えてくれたりする教師なんて一人もいなかった。それもツライものがあるよな・・・。
でも、毎年お正月にある全国高校サッカー選手権大会のハイライト番組で、「涙のロッカールーム」という負けたチームのロッカールームの様子を映すのがあるんだけど、もうねあれ見ると、監督という監督がみんなコーチ・カーターそのものなんだよね。言ってることもさ。
世の中には居るねんなぁ。自分が出会わなかっただけで。。
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アフリカン・ダンク(1994年・アメリカ・108分)NHK-BS
監督:ポール・マイケル・グレイザー
出演:ケビン・ベーコン、ヨランダ・バスケス、チャールズ・ギトンガ・マイーナ
内容:大学バスケのスカウトマン、ジミーは有能な選手を発掘すべくアフリカへ。そこで驚くほどのテクニックを持つサレと出会い、彼をチームへ誘うのだが・・・。
評価★★★☆/70点
この映画を一言で言い表すならば、、、ナフタランジャー!!
これしかない。ウン。
ケビン・ベーコンの映画の中で1番好きかも。。
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