ドドンと開幕!北京オリンピック
ここ何年も仕事の関係でまともに開会式なんて見る暇もなかったけど、今回は最初から最後まで見ることができました。
なんてったって、演出監督がマイ・ベスト映画監督といってもいいチャン・イーモウ(「秋菊の物語」「活きる」「初恋のきた道」「HERO」「LOVERS」「単騎、千里を走る」など)だったので、これは見なければと。
「HERO」での原色を華麗にスクリーンに彩った映像センスや、ワイヤーアクションを美しいまでの芸術に昇華した手腕、また「活きる」「初恋のきた道」での素朴な人間模様を切り取る巧さなど、映画が持つ芸術性と娯楽性を最大限に広げる美的融合センスは当代随一といっても過言ではない。
ちなみに「単騎、千里を走る」では高倉健を主演に据えて映画を撮っている親日家。
人権、格差など様々な矛盾や厳しい現実を抱える中で、始まった“平和の祭典”。
なにか“鳥の巣”が他から隔絶された理想郷かはたまた酒池肉林か!?というようなかんじに見えて仕方なかったけど、、、しかしそういう穿った見方も開会式が幕を開ければ雲散霧消してしまった。
なんと絢爛豪華で壮麗なこと。
いやはや中国4千年の意地を見せられた感じ。
ぶっちゃけ中国ならではの人海戦術に頼った人数任せのかんじもあったけど、さすがはチャン・イーモウ。
いちいち美しい!素晴らしかった!
あくまでもチャン・イーモウが凄いんだよ、これは(笑)。おいおい。。
なんか1つの映画作品を見せられているようなかんじだったなぁ。
衣装とかもったいないから、次の監督作品で使ってほしいな。
でも、鳥の巣って9万人収容なんだけど、昨日のテレビ映像で見るとやっぱかなり凄いんだなぁ9万人収容って。
いや、だって我が愛しのレアル・マドリーの本拠地サンチャゴ・ベルナベウは約8万人収容なんだけど、バルセロナのカンプノウなんて9万8千だからねアータ。それが毎週末満員になっちゃうんだから、ホントに凄いんだなと思った。レアルとバルサがね(笑)。今、北京五輪の話してるんですけど・・・
でも、テレビ画面で見るにはもったいないな、あれは。隅田川花火大会をテレビで見るくらいのもったいなさだなホンマ。
←これなんて、映画に出てくるチャン・ツィイーそのものじゃん(笑)。
だけど、これかなり中国は株を上げたというか、観光客増やす宣伝にはもってこいだろうなぁ。
石原都知事はこれをどう見たんだろう。支那の野郎、、と歯ぎしりでもしてたかな(笑)。東京オリンピック招致は、9割方無理ポだと思うけど、冥土の土産に持っていきたいんだろうな。でも、この開会式見ちゃうと、日本でも見たいなと思っちゃうね。
これはけっこう記憶に残る聖火点灯だと思うな。さっすがチャン・イーモウ。
とにかく、深夜1時まで4時間長かったけど、見てよかった。
心に残る開会式ですた。日本代表頑張ってください!
« 20世紀少年再読21 | トップページ | 夢のシネマパラダイス480番シアター:パッチギ! »
コメント