20世紀少年再読21
映画公開までに間に合いそうもない再読!?ささっと21巻。
北海道のラジオ局でケンヂの歌を流し続けるコンチことDJは、そのラジオ局をともだち一味に発見されてしまうが、菓子工場に3年間隠れていた“13番”こと田村マサオとともにヘリで逃亡する。
田村マサオはともだちに会いに行くという。「あの方は2015年に亡くなった、、今いるともだちの正体は、、たぶん、、」
東京を外界から隔てる壁の前で野営しているケンヂ、蝶野ら。
スペードの市が東京に入れる地下道を見つけてくる。いよいよ東京へ・・・。
時を同じくして、マルオ、ケロヨン、キリコも壁の中の東京へ向かう。
一方その頃、壁の中の東京では、各地に空飛ぶ円盤が現れ、赤いペンキを撒き散らしていた。ウイルスを撒き散らす本番の予行練習・・。
民衆は恐怖のあまり火星移住の手続きに火星移民局に押し寄せて暴動寸前の状態に。
カンナらは壁の中で唯一、円盤が飛んでこない所が万博会場であることを突き止める。
カンナ「避難場所が見つかったわ。都民全員を万博会場に」(ちなみに壁の中の人口は50~100万人)
そして、国連総会で新たな予言を発表する“ともだち”。
「地球に再び危機が訪れようとしています。今回は宇宙人の襲来です。宇宙人は史上最悪のウイルスを地球上にばらまくでしょう。我々人類が生き残る道はただ1つ。火星へ移住するのです。」
“ともだち”の記憶・・・
少年時代、、、フクベエの家で山根、ナショナルキッドの少年(ともだち)の3人でしんよげんの書を見ている。
ナショナルキッドの少年が、しんよげんの書に“世界大統領は火星移住計画を発表しました”と書き込んだことに対して、フクベエが「ダメだ。こんなの。」と言って、そのページを破り捨てる。
フクベエ「お前、何も分かってないよ。世界大統領は無敵になるんだ。」
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別な日、、、フクベエの家。山根がしんよげんの書を持ってきて、「これの最後見た?またアイツが書いたんだよ。」と見せる。
フクベエは最後のページを見て一瞬驚きの表情を浮かべるが、「こりゃないよ。」と言って一笑に付す。
フクベエの家の玄関前でジーッと立っているナショナルキッドの少年。と、その前をケンヂ、マルオ、ヨシツネが「ジジババにアイス食いに行こうぜ!」と走り過ぎていく。。
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1973年(中2)中学生時代、、、ケンヂが昼休み時間にT・レックスの「20センチュリーボーイ♪」のレコードを流そうと放送室に行こうとする(第1巻オープニング)が、教室前の廊下でヨシツネに止められている。そこを通りかかる“ともだち”。
“また同じような毎日だ、、今の世の中、、必要、、僕は必要、、?必要じゃない、、?今の世の中は、、必要、、?必要じゃない、、?こんな世の中、、、”ナショナルキッドのお面をつけて屋上へ上がっていく・・・
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現在。
しんよげんの書を見て、「最後のページ、、今日がその日だ。」
放送室にやって来る“ともだち”。
T・レックスの20センチュリーボーイをかける。
そして、、「やあ、みんな。2000年血の大みそか、、そして2015年、ウイルスで大勢の人が死んだね。全部僕の予言通りだったね。そして、今回は宇宙人が空飛ぶ円盤で襲来。全部僕の予言通りだったね。」
「世界はずっと僕の才能を認めなかった。僕は必要だけど、この世の中は必要じゃない。」
「予言なんてウソだよ。全部僕がやったことだ。神は1週間でこの世界を作られた。だから僕は1週間でこの世界を終わりにします。さようなら、みんな。」「ケーンヂくーん。あーそーびーまーしょ。」
空飛ぶ円盤が現れる・・・。
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