20世紀少年再読:21世紀少年下巻
つ、ついに最終巻まできました。。映画公開日前に間に合ったどーー!!
ヴァーチャルアトラクション(VA)内、、、(1970年、夏)
大人のケンヂが道を歩いていると、ナショナルキッドの少年が同級生に踏みつけられいじめられている。
「やっぱ犯罪者は死刑だよな。」と、すでに駄菓子屋ジジババでバッヂを万引きしたということが広まっている(実際に万引きしたのはケンヂ)。
それを大人のケンヂが止めに入り退散させる。
ケンヂ「大丈夫か?おまえ、サダキヨか?それとももう一人の方の、、ともだちか?あのさ、、おまえ反陽子ばくだんって知ってるか?」
ナショナルキッドの少年「ククク、、、まだ早いよ。ここのルールが分かってない。やんなきゃいけないこと他にあるんじゃないの?ケーーンヂくーん。」
とお面をとった少年の顔は、のっぺらぼう・・・。「バハハーーイ」と走り去っていく。
「現実のようで現実じゃねえ、、、ここにはここのルールと辻褄があるってか、、どうすりゃいいんだ・・・」と途方にくれるケンヂ。
しかし、現実世界で、危篤状態のサダキヨの思念から反陽子ばくだんのリモコンの隠し場所が原っぱの秘密基地の中にあることを読み取ったカンナは、VA内のケンヂ少年の夢の中にテレパシーでそのことを伝えることに成功。
ケンヂ少年からそのことを聞いた大人のケンヂはさっそく秘密基地へ。
すると“反陽子ばくだんのリモコンはカンカラの中”と書かれたメモ用紙が。。しかし、秘密基地の中にはなくて、基地を出るケンヂ、、、と思いきや、なぜか1年後(1971年)、神様が建てたボウリング場(ガッツボウル)のレーンに出てしまうのだった・・・。
そこでケンヂ少年とモンちゃんと出くわした大人のケンヂは、ボウリング場建設前にカンカラ(タイムカプセルの缶)を埋めたことを思い出し(第1巻)、掘り返してみる。
するとカンカラの中には木製のリモコンが入っていて、“本物はテーマパークの秘密基地の中“とマジックで書かれている・・・。
それが、現実世界で“ともだち”が造ったケンヂたちの住んでいた昭和の町を復元したテーマパークであると分かったケンヂ。
オバケ万丈目が出てきて、その事実を現実世界のカンナに思念で伝え、万丈目はそのまま昇天し消えていく・・。
しかし、“反陽子ばくだんで世界は滅びるだろう”という文面のさらに先に、“巨大ロボットが秘密基地を踏みつぶしたとき、スイッチが押され、地球は大爆発”とあるのを見つけたケンヂ、、、「行っちゃだめだカンナ!!」
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ケンヂはヘッドディスプレイを無理やり取って血ヘドを吐きながら強制的にVA内から離脱。速攻でテーマパークへ向かう。
が、万丈目からメッセージを受け取ったカンナはユキジとともにその場所へ一足早く向かっていた。そして復元されている秘密基地の地面の下にどでかいスイッチが埋め込まれているのを見つける。
一方、その頃、常盤荘の前で停止したままだったロボットが突然動き出し(敷島教授の娘がリモコンで動かしている)、テーマパークの秘密基地の方へ・・・。
ケンヂはロボットに乗り込み、なんとかロボットを横転させることに成功する。
さらにユキジは敷島教授の娘からリモコンを奪い返すことに成功。
地球と人類は救われる!!!
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一件落着、、、かと思われたが、ケンヂはやり残したことを、やるべきことをやってくるために再びVA内に入る。「俺、まだやんなきゃいけないことがあるんだ。」
再びVA内、、、1970年、夏、、、
大人のケンヂはケンヂ少年を、サダキヨのところに連れて行く。引っ越していく間際のサダキヨ。。
ケンヂ少年「あれ?引っ越しちゃうのか?向こう着いたら手紙くれよな。サダキヨ。」
サダキヨ「あ、あのさ、、僕たち、友達・・・・・」
大人のケンヂ「サダキヨ、、、おまえ、もうお面とれよ。」
はにかみながらお面をとるサダキヨとケンヂは笑顔で別れる。
「じゃあな!手紙くれよ。」「うん、絶対!じゃあね、またね!!」
時を同じくして、現実世界で危篤状態に陥っていたサダキヨは穏やかな表情で息をひきとるのだった。。。
大人のケンヂ「さてと、おまえにはあともうふたつ、やんなきゃいけないことがある。とぼけたってダメだ。一生悔やむことになるぞ。」と言って、ケンヂ少年を駄菓子屋ジジババに連れて行き、バッヂを盗んだことを謝らせる。
さらに、ナショナルキッドの少年にも謝らせる。
ケンヂ少年「本当ごめん!万引きしたのは僕です!」
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同じくVA内。
21巻第11話の冒頭のつづきのシーン(21巻ではともだちの回想シーン)、、、中学生のケンヂが校内にT-REXの20センチュリーボーイ♪を響かせた日。
中学生のナショナルキッドの少年が屋上に上っていく、、、“今の世の中、、必要?必要じゃない?今の世の中は必要・・・?こんな世の中、、、いらない!!”
大人のケンヂが屋上に上がると、ナショナルキッドの少年が柵をよじ登って飛び降りしようとしている。
が、突然校内にT-REXの曲が鳴り響き、少年は飛び降りを思いとどまる・・。
と、そこに中学生のケンヂがやってきて、寝転がってラジオを聴きだす。すると、ナショナルキッドの少年が側にやってきて、「ねえねえ。今の曲聴いた!?」と声をかけてくる。
中学生ケンヂ「んー、ああ、、俺がかけたんだもんよ。」
少年「僕、、明日以降の予定が、、、ずっとずっと白紙だったんだ、、、ねぇ、僕と“ともだち”になってくれる?」
中学生ケンヂ「別にいいけどさ、、友達なんてなろうって言って、なるもんじゃないぜ。聴くか?ラジオでいい曲かかってるぜ。」と言うが、少年はスタスタと去っていく。。
そして屋上のドアの前に来たとき、大人のケンヂが声をかける。
「よお、おまえさ、、、カツマタ君だろ。」
少年はだまってちらっとケンヂを見て、ドアを閉めて出て行く・・・。
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地球と人類を未曾有の危機から救ったとしてヨシツネら(マルオ・ケロヨン・コンチ・ヤン坊マー坊)は国連に招かれ、ローマ法王から祝福を受ける。
一方、オッチョはタイに行き、カンナと蝶野はキリコに会いにアフリカへ行く。。
神様と小泉響子は来るべきボウリングブームに備えてガッツボウルでストライク連発!
そして、、ケンヂは、ベースのビリー、ドラムのチャーリー(春波夫)とともに世界ツアーに出かけるらしい。
あ、そうそう、あとユキジにプロポーズしたんだ。
チャンチャン♪長かったぁ~~ん。
完。
ひととおり20世紀少年再読してみたけど、結局全ての謎が解決されたわけじゃないんだよなぁ・・・。理科室お化け事件の謎とか。
また、例えば、フクベエ少年はそのままフクベエだけど、大人のフクベエは実はカツマタ君だったとか勝手に推理してみたんだけど、どうしてもどっかで矛盾が生じちゃうんだよねぇ。
まぁとにかくだ。また、何か気付いたらちょくちょく手直しして更新していきたいと思いますわ。
じゃあ、、、バハハーーイ!
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