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2008年7月18日 (金)

20世紀少年再読⑭

ハイ。14巻さっそく行ってみよー!

ヴァーチャルアトラクションに潜入するヨシツネと小泉響子。カンナはもしもの時のために待機。

1971年(昭和46年)8月31日・・・秘密基地があった空き地がボウリング場になっている。しかし、響子が前にヴァーチャルアトラクションに入った時はこんな建物はなかったという。

ちなみにこのボウリング場を建てたのは、神永球太郎こと神さま。

ヨシツネ「これは本当の1971年なのでは・・・。」

ヨシツネによると、1969年(小4)の夏、秘密基地はオッチョ、ケンヂ、マルオ、ケロヨン、ヨシツネたちで作られ、翌年1970年も基地に集まり、そして1971年、ボウリング場建設で原っぱを追い出され、なんとなく皆それぞれの道を歩み始めていた。

オッチョは私立中学の受験勉強で、マルオとケロヨンは家業の手伝いで、ケンヂはラジオで洋楽を聴きまくり、皆ほとんど遊ばなくなっていた・・・。

ボウリング場でモンちゃんに出くわすヨシツネ。モンちゃんは、理科室の水槽の掃除当番で学校に行った帰りに寄ったのだという。

そう、今日8月31日は、水槽の電源を入れ忘れて、夜にその電源を入れに理科室に戻る日、そしてドンキーが理科室で何かを見た日。

その頃、万丈目もアトラクションに侵入してくる。「1971年のあの日、俺の人生が変わった日、、、そして、この日、ともだちの人生も、、、そう、私はこの日起きることを知っている。だが、これは私が知ってはいけない話のはずでは?それを今夜見せつけてどうするつもりなんだ・・・?」

夜、、、モンちゃん、ケロヨン、ドンキー、コンチの4人が学校の理科室へ向かう。モンちゃんがドンキーの家に押しかけて強引に誘う時に、ケロヨンが「カツマタ君が化けて出てフナの解剖してるから夜の理科室は怖い。」と言っている。→この時点で理科室にカツマタ君が幽霊となって出るという噂がすでに根付いていることがうかがわれるが、よほどカツマタ君という人物は影が薄かったのか・・・よう分からん。

後からついて行くヨシツネと小泉響子。

ケロヨン「4組の西尾って知ってるか?あいつの友達が給食の割ぽう着を理科室に置いてきちゃって、放課後ひとりで取りに行ったら、その割ぽう着が濡れてたんだって。んでそれを持ち上げたらその下に解剖されたフナがあったんだってよ!!そいつ、怖くなって走ってって教室から出るとき、一瞬振り返ったら、そこに立ってたんだって、、カツマタ君が、、、。」

モンちゃん「カツマタってどんな奴だっけ?」

ケロヨン「2組だっけ?」

モンちゃん「5組だろ。」

<注>ちなみにケンヂは6年3組。一方、モンちゃん・ケロヨン・ドンキー・コンチはこの場面の同様な会話から3組ではないことがうかがわれる。ちなみに、カツマタ君は第2巻のチョーさんが卒業アルバムを見る場面と、21世紀少年上巻のチョーさんメモからケンヂと同じクラス、すなわち6年3組であると推測される。

ケロヨン「なんで死んだんだ?」

モンちゃん「それがよく分からないんだ・・・」

ケロヨン「とにかくフナの解剖やりたかったのに、その前の日に死んじゃって・・・」

コンチ「ん?今、誰か後ろにいたみたいな。」ギャアアアアアア!!!

小泉「ねえ、今わたしも人影がひとつ多く見えたんだけど。」

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<注>1巻、ドンキーの通夜の席、モンちゃんの回想シーンでは校門から学校に入っていくシーンで人影は5人になっている(校門から逃げていくシーンは4人)。しかし、今回の14巻で、ヨシツネと響子が彼らを後ろから尾けていくシーンでは、前記のモンちゃん、ケロヨン、ドンキー、コンチの4人しかいないことから、やはりもともとこれは4人で行ったことで、この5人目は単なるミスリードなのか!?

ただ人影が見えたというセリフをわざわざ出してくるのは単なる釣りではないはずで、やはり5人目がいたのではないか(1巻でモンちゃんも5人と記憶しているし)。

その可能性としては、ヨシツネの「ヴァーチャルアトラクションは“ともだち”の嘘で作られているはず」というセリフから分かるように、自分の存在をアトラクション内で消し去りたい人物=新ともだち=カツマタ君(前記4人の会話からするとこの可能性は低いとはいえ)の線が濃厚だと思う。

モンちゃんたちがこの5人目を思い出せないのは、そこには存在しないはずの人間だと認識しているから、すなわちそれは死んだことにされてしまったカツマタ君。

あるいは、ヨシツネと響子と同じようにカツマタ君がひっそりとモンちゃんたちの後を尾けていたのではないか・・?

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お化けを信じないドンキーだけが学校の理科室にひとり向かっていく。後をつけるヨシツネ、響子と時を同じくして老いた万丈目もやって来る。

そして、ヴァーチャルアトラクションの構成を知りつくしていなければできない猛烈なスピードでもう一人、何者かが侵入してくる。

それを見たカンナもアトラクション内へ侵入。

理科室へ入ったドンキーは、水槽の電源が入っていることを確認するが、ふと誰かの気配を感じ、アルコールランプに火をともし奥をかざす、、、と、フクベエが首を吊っている・・・。

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<注>フクベエの少年時代の姿は第8巻・ヴァーチャルアトラクションでの首吊り坂の屋敷の幽霊事件で初めてちょこっと出てくるが、14巻のこのシーンでドンキーが、「フ、フクベエ・・」と言うセリフで初めてこの容姿の少年がフクベエだということが読者にも分かる。

また、ここで水槽の電源が入っているというのは、要は誰かがモンちゃんに電源入れ忘れの可能性を示唆した人物がいて、1回死んで生き返るという奇跡をモンちゃんたちに見せびらかしたかったのだろう。

それを示唆した人物はフクベエから命令されたカツマタ君なのではなかろうか。

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そして側にはサダキヨ(ナショナルキッドのお面をつけた少年)とヤマネがいる。

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<注>このナショナルキッドのお面を付けた少年を見たドンキーは、「サ、サダキヨ・・・!?」と言うが、ここでひとつの疑問が湧く。

それは、1970年、小5の1学期に転校(9巻byアトラクション内の子供時代のヨシツネの証言)してきて、同じく小5の1学期終了後、夏休みが終わる前(3巻byマルオの証言や10巻・11巻byサダキヨの証言)に転校していったはずのサダキヨがなぜ翌年の1971年、小6の時点でここの理科室にいるのか・・?

夏休みに遊びに来ていたのだろうか(10巻でサダキヨは“ともだち”フクベエの方か?のことを40年以上唯一の友達だと思っていたことから)。とはいえ次の日が始業式ということを考えると常識ではちょっと考えづらいのだが。

ということはこれはサダキヨではないのではないのか・・・。

つまり、この人物が先の5人目の人物=カツマタ君なのではなかろうか。

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首を吊っているフクベエを急いで助けようとするドンキー。

、、とその時、クワッと目を見開いたフクベエ。

ヤマネ「奇跡だよ。一回死んで生き返ったんだ。」

フクベエ「君(ドンキー)も証人になれよ。みんなに言いふらすんだ。奇跡を見たって。」

ドンキー「嘘だ。これはトリックだ。」

ナショナルキッドの少年「ぼ、僕もそう思ってた、、怖くて言えなかったけど。。」

フクベエ「いいのか、そんなこと言って。“絶交”だ!」

ドンキーに襲い掛かるヤマネとナショナルキッドの少年。ドンキーは一目散に2階の窓から飛び降りて逃げていく・・・。

ヨシツネ「こういうことだったのか。。」

フクベエ「そうだよ、こういうことだったんだよ。」

そこに万丈目とカンナも入って来る。

万丈目「で、どうなる、、、これからまだ続きがあるんだろ?これから起こることをオレに見せたいんだろ?それともこれは事実とは違うのか?私は知っているんだ、、この後何が起きるか、、、もういい、もう嘘をつくのはやめろ。本当に起こったことを見せろ。」

、、、と後ろからふいに、ともだちマークが記された覆面をかぶった“新ともだち”=カツマタが現れる。

フクベエ「そうだよ、、これでいいんだよ。」

が、その“新ともだち”=カツマタ君がフクベエの足を引っ張り、「お前はここで死ぬんだ。これが、、、真実だ。」と言う。

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<注>理科室でドンキーが見たものとは?そして“新ともだち”が言うところの真実とは?

まず、普通2階の窓から飛び降りるというのは、火事やよほどの事でもないかぎりあり得ないわけで、とするとやはり襲われそうになって逃げ場がなくなり飛び降りたというのは説得力がある。

ここまでは真実として、ドンキーが去った後の新ともだちの言う“真実”を真とみた場合、フクベエの「そうだよ、こういうことだったんだよ。」の方が嘘となる。

すなわち、フクベエの首吊り実験は結局失敗したorカツマタ君が実際にフクベエの足を引っ張って逆襲し殺そうとした。

そして、それを助けて蘇生させたかor脅迫したかなんかして、カツマタ君はフクベエとの間の力関係を逆転させた!?

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万丈目は強制的にヴァーチャルアトラクションから帰還される。そして、目の前には“ともだち”が・・。

ゆがみ出したヴァーチャルアトラクションからカンナらも脱出する。

このヴァーチャルアトラクションにカンナらが潜入していた同じ頃、オッチョやユキジ、そして高須らが死んだはずの“ともだち”を街で見かける・・・。

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